JPH1182566A - ディスクブレーキのエア抜き装置 - Google Patents

ディスクブレーキのエア抜き装置

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JPH1182566A
JPH1182566A JP26095497A JP26095497A JPH1182566A JP H1182566 A JPH1182566 A JP H1182566A JP 26095497 A JP26095497 A JP 26095497A JP 26095497 A JP26095497 A JP 26095497A JP H1182566 A JPH1182566 A JP H1182566A
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JP
Japan
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cylinder
lid
air bleeding
disc brake
caliper
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JP26095497A
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English (en)
Inventor
Satoshi Nagahara
佐登志 永原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蓋体の取付位置の変更だけで対応した場合に伴
う従来のエア抜きに関する支障を解消し、ディスクブレ
ーキを構成するキャリパの取付角に対する自由度を更に
改良する。 【解決手段】ディスクブレーキを構成するキャリパに形
成したシリンダ10の端部を閉塞する蓋体12を別体に
構成し、その蓋体12にシリンダ10の内周面の最上部
より上方に形成したエア抜き用の開孔部18を頂点とし
て下方に向けて広がりシリンダの端面部に連通可能に形
成された広口の開口部19に至る略山形のエア抜き用の
通路20を形成するとともに、同蓋体12にシリンダ側
に対する固定具13の挿通孔を正多角形の頂点に対応す
る2箇所以上に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などのブレー
キ機構として使用されるディスクブレーキのエア抜き装
置に関する。特に、ディスクブレーキを構成するキャリ
パの取付角に対する自由度を拡大して、キャリパをその
ままより広範囲に共用し得るように改良したディスクブ
レーキのエア抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクブレーキの取付位置は、例えば
車種などによって異なる場合も多い。そのような場合に
キャリパをそのまま共用しようとすれば、車種によって
はエア抜き用の開孔部がエア抜きのしにくい位置に来て
しまい、エア抜き作業に時間がかかるばかりでなく完全
なエア抜きが困難な場合も生じる。なお、真空引きによ
る場合においても、キャリパ内にエアが残る可能性があ
るから、以上のエア抜き用の開孔部の位置に関する問題
はやはり重要である。このようなことから、キャリパに
形成したシリンダの端部を閉塞するための蓋体を別体に
構成して、その蓋体にエア抜き用の開孔部を設けること
により、キャリパに対する蓋体の取付位置を変更するこ
とによって、キャリパ自体の取付角の変化に対応できる
ように構成したものが開示されている(実開平3−11
141号公報)。
【0003】ところで、前記従来技術は、シリンダの端
部を閉塞するための蓋体を別体に構成するという簡単な
構成により、前記キャリパの取付角に対する自由度を拡
大したという点では優れているが、前記蓋体自体の取付
位置の変更に伴ってエア抜き用の開孔部が常に真上にく
るとは限らず、場合によっては蓋体自体に傾斜が残りエ
ア抜き作業に支障を来す場合も生じる場合があった。す
なわち、前記蓋体自体の取付位置の変更だけでは十分な
対応ができない場合もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来の技術的事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、前記蓋体の取付位置の変更だけで対応
した場合に伴う従来のエア抜きに関する支障を解消し、
ディスクブレーキを構成する前記キャリパの取付角に対
する自由度を更に改良する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、キャリパに形成された前記シリンダの端部
を閉塞するための蓋体を別体に構成し、その蓋体に前記
シリンダの内周面の最上部より上方に形成したエア抜き
用の開孔部を頂点として下方に向けて広がり前記シリン
ダの端面部に連通可能に形成された広口の開口部に至る
略山形のエア抜き用の通路を形成するとともに、同蓋体
に前記シリンダ側に対する締付孔を正多角形の頂点に対
応した2箇所以上に配設するという技術手段を採用し
た。これにより、蓋体の取付位置の変更と、その蓋体に
形成した略山形のエア抜き用通路によるエアに対する誘
導作用との協働作用により、常にエア抜き作業に支障の
伴わない形でより広範囲にキャリパの取付角の変更に対
応することが可能になる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、各種のディスクブレー
キに適用することができる。また、ブレーキ液の注入方
法如何や、エア抜き用のブリードスクリュウの構造如何
に関わらず、広く対応が可能である。要は、蓋体の取付
位置の変更と、その蓋体に形成した略山形のエア抜き用
の通路によるエアに対する誘導作用との協働作用によ
り、常にエア抜き作業に支障を伴わない形でキャリパの
取付角の変更に対応できるように改良したものであれば
よい。なお、前記蓋体に形成されるエア抜き用通路は、
機械加工で形成したものでも、鋳ぬきにより形成したも
のでもよい。
【0007】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図1及び図2は本発明の一実施例におけるそ
れぞれ異なる取付状態を示した概略構成図、図3は同実
施例のエア抜き装置部分を示した縦断面図、図4は蓋体
を取付面側からみた部品構成図である。図中、1はディ
スクブレーキ、2は該ディスクブレーキ1の主要部を構
成するキャリパ、3は該キャリパ2の取付用のマウンテ
ィングプレート、4はアクスルハウジング、5はディス
クを示したものである。図示のように、キャリパ2は、
マウンティングプレート3を介してアクスルハウジング
4に対して固着される。図1に示した取付状態において
は、キャリパ2はマウンティングプレート3の上側の取
付孔6,7を介して上側の傾斜位置に取付けられてい
る。また、図2に示した取付状態においては、キャリパ
2はマウンティングプレート3の下側の取付孔8,9を
介して下側の傾斜位置に取付けられている。すなわち、
本実施例においては、キャリパ2が車種等によって上下
の取付位置からなる2つの異なる取付角に共用可能な場
合を例示したものである。
【0008】図3に示したように、前記キャリパ2に形
成されたシリンダ10の端部には、適宜のシール材11
を介して別体に構成された蓋体12がボルトなどの固定
具13を用いて締付固定されている。シリンダ10の内
方にはピストン14が摺動自在に嵌装されており、周知
のように前記ピストン14をブレーキ液の液圧により作
動して裏金15を介してパッド16を前記ディスク5の
表面に押付けることにより制動作用を行うように構成さ
れている。
【0009】次に、本発明の特徴部分に関して説明す
る。前記蓋体12には、図4に示したように、本実施例
では、前記シリンダ10側に対する固定具13の挿通孔
からなる締付孔17が正六角形状に配置された状態に形
成されている。したがって、その正多角形の特性から蓋
体12を相対的に回転することにより、その取付位置を
変更することが可能である。なお、本実施例では、蓋体
12の外形も正六角形に形成しているが、取付位置の変
更に関わるのは前記締付孔17の部位であって、その外
形自体は直接関係しないから他の形状の選択が可能であ
る。また、図3及び図4に示したように、蓋体12に
は、前記シリンダ10の内周面より上方にエア抜き用の
開孔部18が形成され、その開孔部18を頂点として下
方に向けて広がり前記シリンダ10の端面部に連通可能
に形成された広口の開口部19に至る略山形のエア抜き
用通路20が形成されている。すなわち、蓋体12の取
付面の反対側には、略山形のエア抜き用の通路20が、
図3に示したように傾斜した状態で、しかも図4に示し
たように広口の開口部19から上方の開孔部18へ向け
て狭まるように形成されている。したがって、図2に示
した取付状態のように蓋体12自体の取付状態が傾斜し
た場合でも、エアは広口の開口部19を介して略山形の
エア抜き用通路20に流入し前記開孔部18へ確実に誘
導されることから、従来のようにエア抜き作業に支障が
生じることは解消される。なお、図中、21は、前記開
孔部18を開閉可能に構成されたエア抜き用のブリード
スクリュウである。
【0010】なお、本発明は、以上の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、前
記蓋体12の締付孔17の数とシリンダ10側の雌ねじ
の数とは必ずしも一致しなくともよい。すなわち、シリ
ンダ10側の雌ねじを正六角形状に配設し、蓋体12の
締付孔を正三角形状に配設することができる。また、逆
に、シリンダ10に正三角形状に雌ねじを配設し、蓋体
12側に正六角形状に締付孔17を配設することもでき
る。さらに、蓋体12の締付孔17を正多角形状に配設
し、シリンダ10側にその正多角形の頂点に対応する2
箇所以上に雌ねじを設置すれば、前記実施例と同じ効果
が得られる。また、逆にシリンダ10側に雌ねじを多角
形状に配設し、蓋体12の締付孔17をその多角形の頂
点に対応する2箇所以上、配設してもよい。すなわち、
蓋体12の締付孔12あるいはシリンダ10側の雌ねじ
のいずれか一方を正多角形状に配設し、他方はその正多
角形の頂点に対応する2箇所以上に配設し、合致する部
分を使用して締付け固定することも可能である。
【0011】以上のように、本発明においては、前記シ
リンダ10の端部を閉塞するための蓋体12を別体に構
成し、その固定用の締付孔17を正多角形の頂点に対応
した2箇所以上に配設するとともに、同蓋体12に略山
形のエア抜き用通路20を形成したので、それらの協働
作用によって、より広範な前記キャリパ2の取付角に対
して良好なエア抜き作業が可能になる。すなわち、前記
締付孔17を介して蓋体12の取付位置を変更すること
によってキャリパ2の取付角に対応できるとともに、そ
の蓋体12の取付位置の変更だけでは対応できず、図2
に示したように蓋体12自体に傾斜が残ってしまう場合
には、略山形のエア抜き用通路20による前述のエア誘
導作用によって補完されることから、より広範な前記キ
ャリパ2の取付角に対して良好なエア抜きが確保される
ことになる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、前述のように、キャリ
パ側に形成したシリンダの端部を閉塞するための蓋体を
別体に構成し、その固定用の締付孔を正多角形の頂点に
対応した2箇所以上に配設するとともに、同蓋体に略山
形のエア抜き用通路を形成したので、それらの協働作用
によって、良好なエア抜きの可能なキャリパの取付角に
対する自由度が大幅に拡大され、その取付角に関する制
約は殆ど解消される。したがって、簡単な構成によっ
て、車種等により取付位置の異なるディスクブレーキに
対してキャリパをそのまま共用し得る適用範囲を大幅に
拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例におけるキャリパの取付状態
を示した概略構成図である。
【図2】 同実施例におけるキャリパの他の取付状態を
示した概略構成図である。
【図3】 同実施例のエア抜き装置部分を示した縦断面
図である。
【図4】 同実施例における蓋体を取付面側からみた部
品構成図である。
【符号の説明】
1…ディスクブレーキ、2…キャリパ、3…マウンティ
ングプレート、4…アクスルハウジング、5…ディス
ク、6,7…上側の取付孔、8,9…下側の取付孔、1
0…シリンダ、11…シール材、12…蓋体、13…固
定具、14…ピストン、15…裏金、16…パッド、1
7…締付孔、18…エア抜き用の開孔部、19…広口の
開口部、20…略山形のエア抜き用通路、21…ブリー
ドスクリュウ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリパに形成したシリンダ内にピスト
    ンを摺動自在に嵌装し、液圧により前記ピストンを作動
    してパッドをディスクに押付けて制動作用を行うように
    構成したディスクブレーキにおいて、前記シリンダの端
    部を閉塞するための蓋体を別体に構成し、その蓋体に前
    記シリンダの内周面の最上部より上方に形成したエア抜
    き用の開孔部を頂点として下方に向けて広がり前記シリ
    ンダの端面部に連通可能に形成された広口の開口部に至
    る略山形のエア抜き用の通路を形成するとともに、同蓋
    体に前記シリンダ側に対する締付孔を正多角形の頂点に
    対応した2箇所以上に配設したことを特徴とするディス
    クブレーキのエア抜き装置。
JP26095497A 1997-09-09 1997-09-09 ディスクブレーキのエア抜き装置 Pending JPH1182566A (ja)

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