JPH1183866A - 検体処理システム及びこのシステムに用いる検体ラック - Google Patents

検体処理システム及びこのシステムに用いる検体ラック

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JPH1183866A
JPH1183866A JP24374197A JP24374197A JPH1183866A JP H1183866 A JPH1183866 A JP H1183866A JP 24374197 A JP24374197 A JP 24374197A JP 24374197 A JP24374197 A JP 24374197A JP H1183866 A JPH1183866 A JP H1183866A
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JP
Japan
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sample
sample rack
rack
transport
processing unit
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JP24374197A
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English (en)
Inventor
Norio Sato
典夫 佐藤
Toshiyuki Ikeda
俊幸 池田
Hitoshi Tokieda
仁 時枝
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、緊急検体の処理を容易に行え
る検体処理システムを提供することにある。 【解決手段】検体処理システムは、検体容器90を載置
した検体ラック80を搬送する搬送ライン100,11
0,120,130と、この搬送ラインによって搬送さ
れた検体ラックに載置された検体容器中の検体の処理を
行う処理ユニット20,30,40,50と、搬送ライ
ン及び処理ユニットを制御する制御部25,35,4
5,55,70とを有している。検体ラック80には、
搬送先の処理ユニットを示す搬送先情報をバーコード8
4として保持しており、制御部は、検体ラックから読み
取られた搬送先情報に基づいて、検体ラックの搬送先に
検体ラックを搬送するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、臨床検査分野の検
体検査を自動化するための検体処理システム及びこのシ
ステムに用いる検体ラックに係り、特に、検体処理ユニ
ットを搬送ラインに接続した構成を有するシステムに適
用するに好適な検体処理システム及びこのシステムに用
いる検体ラックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の検体処理システムとしては、例え
ば、特開平7−239333号公報や特開平9−432
49号公報に記載されているように、搬送ラインに沿っ
て複数の処理ユニットが配置され、この搬送ライン上を
検体容器を保持した検体ラックを搬送するようにしてい
る。検体ラックは、処理の必要な処理ユニットに搬入さ
れ、処理が終了すると、搬送ラインに搬出され、搬送さ
れる。なお、処理ユニットとしては、特開平7−239
333号公報や特開平9−43249号公報に記載され
ているような検体である血液や尿の分析を行う分析装置
や、分析のための前処理を行う遠心分離器や開栓機や分
注機のような処理装置がある。
【0003】搬送ライン上を搬送される検体ラックを所
定の処理装置に搬出する方法としては、例えば、特開平
7−239333号公報に記載のように、検体容器に検
体情報と分析項目を表す情報を記録したバーコードラベ
ルを貼付し、検体容器に記録された分析項目に応じて検
体容器から検体を分注して処理装置である分析装置に供
給し、分析処理終了後、検体容器を搬送ラインに戻すよ
うにしている。
【0004】また、特開平9−43249号公報に記載
されているように、搬送ライン上の検体ラックを選択的
に取り込み、また搬送ラインに搬出すべき検体ラックが
含む検体について既に得られた分析結果に基づき検体ラ
ックの搬出方向をバッファがホストと相互に通信する事
により制御を行う方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシステムにおいては、緊急検体の処理に手間が
掛かるという問題があった。例えば、特開平7−239
333号公報に記載の方法においては、検体ラックを搬
送する場合、検査項目から分析装置を決定するしている
ため、検査項目からだけでは検体が緊急検体であるか通
常の検体であるかの識別が不可能であるため、予め、シ
ステムに接続された入力装置から所定の検体情報(検体
ID)を持つものが緊急検体であることを入力しておく
必要がある。
【0006】また、特開平9−43249号公報に記載
では、検体ラックの搬送方法をホストと通信し問い合わ
せることによって決定するようにしているので、ホスト
に予め、緊急検体であることを入力しておく必要があ
る。
【0007】本発明の目的は、緊急検体の処理を容易に
行える検体処理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、検体容器
を載置した検体ラックを搬送する搬送ラインと、この搬
送ラインによって搬送された上記検体ラックに載置され
た検体容器中の検体の処理を行う処理ユニットと、上記
搬送ライン及び上記処理ユニットを制御する制御部とを
有する検体処理システムにおいて、上記検体ラックは、
搬送先の処理ユニットを示す搬送先情報を保持してお
り、上記制御部は、上記検体ラックから読み取られた上
記搬送先情報に基づいて、上記検体ラックの搬送先に検
体ラックを搬送するよう制御するようにしたものであ
る。かかる構成により、緊急検体に対しても、緊急検体
用の搬送先情報が貼付された検体ラックに検体容器をセ
ットするだけで、自動的に所定の処理ユニットに搬送さ
れるため、緊急検体の処理を容易に行い得るものとな
る。
【0009】(2)上記(1)において、好ましくは、
上記搬送先情報は、上記検体ラックに貼付されたバーコ
ードに保持するようにしたものである。かかる構成によ
り、バーコードリーダ等の読み取り機を用いて容易に搬
送先情報を読み取り可能となる。
【0010】(3)上記目的を達成するために、本発明
は、検体処理システムを構成する搬送ラインによって処
理ユニットに搬送されるとともに、検体容器を載置する
検体ラックにおいて、上記検体ラックは、搬送先の処理
ユニットを示す搬送先情報を保持するようにしたもので
ある。かかる構成により、検体の種類に応じた検体ラッ
クを用いることで検体の処理を容易に行い得るものとな
る。
【0011】(4)上記(3)において、好ましくは、
上記搬送先情報は、上記検体ラックに貼付されたバーコ
ードに保持するようにしたものである。かかる構成によ
り、バーコードリーダ等の読み取り機を用いて容易に搬
送先情報を読み取り可能となる。
【0012】(5)上記(3)において、好ましくは、
さらに、上記搬送先情報は、視覚的情報として上記検体
ラックに保持するようにしたものである。かかる構成に
より、操作者による検体ラックの取扱いが容易となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を用いて、本発
明の一実施形態による検体処理システムの構成及び動作
について説明する。最初に、図1を用いて、本発明の一
実施形態による検体処理システムの全体構成について説
明する。図1は本発明の一実施形態による検体処理シス
テムの全体構成を示すブロック図である。
【0014】検体ラック投入部10には、複数の検体容
器をのせた検体ラックを複数個置くことができる。検体
ラック投入部10に置かれた検体ラックは、第1処理ユ
ニット20,第2処理部30,第3処理ユニット40,
第4処理ユニット50などからなる各処理ユニットでの
処理がすすむにつれ、置かれた順に検体ラックをラック
搬送ライン100,110,120,130に供給す
る。ラック搬送ライン100,110,120,130
は、検体ラックをある場所から別のある場所に搬送する
ものであり、それぞれ、第1処理ユニット20,第2処
理ユニット30,第3処理ユニット40,第4処理ユニ
ット50の検体ラック入出力の場でもある。
【0015】第1処理ユニット20,第2処理ユニット
30,第3処理ユニット40,第4処理ユニット50
は、それぞれ、遠心分離,開栓,分注,閉栓,分類,分
析などの様々の処理機能を有している。また、第1処理
ユニット20,第2処理ユニット30,第3処理ユニッ
ト40,第4処理ユニット50の寸法も種々存在する処
理ユニットである。各処理ユニットは、ラック搬送ライ
ン100,110,120,130から搬送されてきた
検体ラックを自装置内に取り込み、処理後再びラック搬
送ライン100,110,120,130に検体ラック
を送りだす。第1処理ユニット20,第2処理ユニット
30,第3処理ユニット40,第4処理ユニット50
は、それぞれ、第1制御部25,第2制御部35,第3
制御部45,第4制御部55によって処理動作を制御さ
れている。
【0016】また、検体ラック収納部60は、検査依頼
に基づく処理を完了した検体ラックを収納するものであ
り、システムの使用者は処理済みの検体ラックをラック
収納部58から取出すことができる。
【0017】検体ラック投入部10,ラック搬送ライン
100,110,120,130および検体ラック収納
部60,処理ユニット20,30,40,50及び制御
部25,35,45,55は、中央制御部70と通信回
線Lによって接続され、中央制御部80によって制御さ
れている。
【0018】検査依頼項目入力器72は、どのような検
査をするかの検査項目依頼を入力するものであり、検体
毎に検査項目,検体を識別するための検体ID,検体属
性情報(性別、年齢、検体種別など)を入力する。検査
結果出力器74は、検査結果を出力するものであり、検
査依頼項目入力器72から入力された検査依頼に対し
て、第1処理ユニット20,第2処理ユニット30,第
3処理ユニット40,第4処理ユニット50が行った処
理のうち、必要な結果が出力される。
【0019】パラメータ入力器76は、システムを構成
する各種処理ユニットの種類や並びなどのシステム構
成、各処理ユニット20,30,40,50がラック搬
送ライン100,110,120,130と検体ラック
の受け渡しを行うラックアクセス位置、システムで使用
される検体ラックの種別、各処理ユニットがラック搬送
ライン100,110,120,130を通して他の処
理ユニットあるいは検体ラック収納部60に検体ラック
を転送するタイミング、各処理ユニットがラック搬送ラ
イン100,110,120,130を通して他の処理
ユニットあるいは検体ラック収納部60に転送する検体
ラックの種別(例えば、処理ユニットが分注装置であっ
た場合、転送される検体ラックは分注元となった親ラッ
ク、サンプルカップに分注された子ラック、試験管に分
注された子ラックの3種類)をパラメータとして入力す
るものである。
【0020】中央制御部70は、検査依頼項目入力器7
2によって入力された検査依頼内容に基づき検体ラック
を、検体ラック投入部10からラック搬送ライン10
0,10,120,130に搬送し、またラック搬送ラ
イン100,110,120,130から各処理ユニッ
トまたは検体ラック収納部60に送り、検体ラック収納
部60は各処理ユニットである第1処理ユニット20,
第2処理ユニット30,第3処理ユニット40,第4処
理ユニット50からラック搬送ライン100,110,
120,130を通って送られてくる検体ラックを収納
する。
【0021】次に、検体ラックの搬送処理の流れについ
て説明する。検体ラック投入部10から投入される検体
ラックには、検体ラックの搬送先の処理ユニットの情報
が保持されている。保持されている搬送先情報として
は、例えば、搬送先の処理ユニットを記録したバーコー
ドラベルにバーコードとして保持されている場合があ
る。バーコードラベルは、検体ラックの予め定められた
位置に貼付されている。検体ラックには、搬送先の処理
ユニット情報に記された処理ユニットで処理されるべき
検体を乗せられた後、検体ラック投入部10へ投入され
る。
【0022】検体検体ラック投入部10は、検体ラック
が投入されると第1搬送ライン100が検体ラックを受
け取れる状態であることを確認し、第1搬送ライン10
0が検体を受け取れる状態の場合には1つの検体ラック
を第1搬送ライン100へ搬送する。第1搬送ライン1
00が検体ラックを受け取れる状態に無い場合には、第
1搬送ライン100が検体ラックを受け取れる状態にな
るまで待機する。
【0023】検体ラック投入部10より検体ラックを受
け取った第1搬送ライン100は、検体ラックが持つ搬
送先処理ユニット情報を読みとる。第1搬送ライン10
0は、予め第1搬送ライン100に接続されている処理
ユニットの情報を保有し、第1処理ユニット20が第1
搬送ライン100に接続されている処理ユニットであ
る。
【0024】ここで、検体ラックより読み出した搬送先
処理ユニット情報に第1搬送ライン100に接続されて
いる処理ユニットである第1処理ユニット20が含まれ
ている場合は、第1処理ユニット20が検体ラックを受
け取れる状態であることを確認し、第1処理ユニット2
0が検体ラックを受け取れる状態にある場合には検体ラ
ックを第1処理ユニット20へ搬送する。
【0025】ここで、第1処理ユニット20が検体ラッ
クを受け取れない状態の場合は第1処理ユニット20が
検体ラックを受け取れる状態になるまで待ち、第1処理
ユニット20が検体を受け取れるようになった後、検体
ラックを第1処理ユニット20へ搬送する。第1処理ユ
ニット20へ搬送された検体ラックが保有する検体は第
1処理ユニット20により定められた処理が行われた
後、第1搬送ライン100が検体ラックを受け取れる状
態であることを確認し、第1搬送ライン100が検体ラ
ックを受け取れる状態である場合には、検体ラックを第
1搬送ライン100へ搬送する。第1搬送ライン100
は、第1処理ユニット20より受け取った検体ラックを
第2搬送ライン110へ搬送する。
【0026】検体ラックより読み出した搬送先処理ユニ
ット情報に第1処理ユニット20が含まれていない場合
には、第1搬送ライン100は第1処理ユニット20へ
の検体ラックの搬送を行わない。第1搬送ライン100
は、第2搬送ライン110が検体ラックを受け取れる状
態であることを確認し、第2搬送ライン110が検体を
受け取れる状態である場合には第2搬送ライン110へ
検体ラックを搬送する。
【0027】第2搬送ライン110が検体を受け取れる
状態に無い場合には、第2搬送ライン110が検体ラッ
クを受け取れる状態になるまで待ち、第2搬送ライン1
10が検体を受け取れる状態になったとき、第1搬送ラ
イン100は、検体ラックを第2搬送ライン110へ搬
送する。
【0028】以下、第1搬送ライン100が検体ラック
投入部10より検体ラックを受け取り、第2搬送ライン
110へ検体ラックを搬送するときと同じ処理を行うこ
とにより、第2搬送ライン110・第3搬送ライン12
0・第4搬送ライン130・検体ラック収納部60へと
ラックを搬送しつつ、検体ラックが持つ搬送先処理ユニ
ット情報に記された処理ユニットで各々の処理が行われ
る。検体ラック収納部60まで搬送された検体ラック
は、操作者によって取り出される。
【0029】また、各処理ユニット20,30,40,
50に接続された制御部25,35,45,55は、中
央制御部80との間で検体ラックの受け渡しが行われる
ときには、各制御部が検体ラックを送り出せるという要
求(以下「搬出可能要求」と称す)および検体ラックを
受け取れるという要求(以下「搬入可能要求」と称す)
を通信回線Lにて中央制御部80に報告し、中央制御部
80はそれらの要求の中から選択し、搬送ライン10
0,110,120,130の制御を行うと同時に、通
信回線Lを通して各制御部に指示を出し、協調して検体
ラックのやり取りを行う。
【0030】次に、図2を用いて、本実施形態による検
体処理システムの各部の詳細な構成について説明する。
図2は、本発明の一実施形態による検体処理システムの
各部の詳細な構成を示すブロック図である。
【0031】処理ユニット20,30,40,50は、
図1に示した第1処理ユニット20,第2処理ユニット
30,第3処理ユニット40,第4処理ユニット50に
相当するものであり、4台の異なる寸法・機能を有して
いる。例えば、処理ユニット20は遠心分離機であり、
処理ユニット30は開栓機であり、処理ユニット40は
分注機であり、処理ユニット50は閉栓機である。遠心
分離機である処理ユニット20には、同時に最大8個の
検体ラックに載置された検体の遠心分を処理することが
できるマルチ処理ユニットである。開栓機である処理ユ
ニット30は、同時に1個の検体ラックに載置された検
体容器の開栓処理を行うことができるシングル処理ユニ
ットである。分注機である処理ユニット40は、同時に
1個の検体ラックに載置された検体容器の開栓処理を行
うことができるシングル処理ユニットである。閉栓機で
ある処理ユニット50は、同時に1個の検体ラックに載
置された検体容器の閉栓処理を行うことができるシング
ル処理ユニットである。
【0032】各処理ユニット20,30,40,50
は、それぞれ、搬送ライン100,110,120,1
30上の検体ラックを自ユニット内に取り込むラック搬
送機構部と自ユニット内の検体ラックを搬送ライン10
0,110,120,130上に送りだすラック搬送機
構部を有している。処理ユニット20が有しているラッ
ク搬送機構部22は、搬送ライン100からの検体ラッ
クの取り込みと、搬送ライン100への検体ラックの送
り出しを共に行う共用ラック搬送機構である。従って、
搬送ライン100上の検体ラックの取り込み口と、検体
ラックの送り出し口であるラックアクセス位置は、搬入
出口102としてを共用化されている。
【0033】処理ユニット30が有しているラック搬送
機構部32も、搬送ライン110からの検体ラックの取
り込みと、搬送ライン110への検体ラックの送り出し
を共に行う共用ラック搬送機構である。従って、搬送ラ
イン110上の検体ラックの取り込み口と、検体ラック
の送り出し口であるラックアクセス位置は、搬入出口1
12としてを共用化されている。
【0034】処理ユニット40は、ラック搬送機構部4
2とラック搬送機構部44とを有しており、ラック搬送
機構42は、搬送ライン120からの検体ラックの取り
込みを行い、ラック搬送機構部44は、搬送ライン12
0への検体ラックの送り出しを行う。従って、搬送ライ
ン120上には、検体ラックの取り込み口である搬入口
122と、検体ラックの送り出し口である搬出口124
を有しており、検体ラックアクセス位置が2カ所設けら
れている。
【0035】処理ユニット50が有しているラック搬送
機構部52も、搬送ライン130からの検体ラックの取
り込みと、搬送ライン130への検体ラックの送り出し
を共に行う共用ラック搬送機構である。従って、搬送ラ
イン130上の検体ラックの取り込み口と、検体ラック
の送り出し口であるラックアクセス位置は、搬入出口1
32としてを共用化されている。
【0036】ここで、図3を用いて、本実施形態に用い
るラック搬送機構部の構成について説明する。図3は、
本発明の一実施形態による検体処理システムに用いるラ
ック搬送機構部の側面図である。なお、図3において
は、ラック搬送機構部22を例にとって説明するが、他
のラック搬送機構部32,42,44,52の構成も同
様である。
【0037】ラック搬送機構部22は、検体移載機構2
2Aと、検体把持機構22Bから構成されている。検体
移載機構22Aは、モータの駆動軸22A1と、プーリ
22A2の間に巻回されたベルト22A3とを有してい
る。検体移載機構22Aは、搬送ライン100の搬入出
口102と、処理ユニット20のラック受取口20Aと
の間の上方に配置されている。検体把持機構22Bは、
ベルト22A3に取り付けられており、開閉可能な一対
のフィンガーなる把持部材22B1,22B2を有して
いる。図3(A)に示すように、把持部材22B1,2
2B2は、通常は開いており、搬送ライン100の搬入
出口102の上で検体容器90が載置された検体ラック
80が到着するのを待機している。検体ラック80は、
搬送ライン100上を、紙面に垂直な図示の手前方向か
ら搬送されてくる。検体ラック80が到着すると、把持
部材22B1,22B2が閉じて、検体ラックを把持す
る。次に、図3(B)に示すように、検体把持機構22
Bによって把持された検体ラック80は、搬入出口10
2からラック受取口20A方向に、接続通路20B上を
移送される。
【0038】ここで、接続通路20Bについて説明す
る。搬送ライン100と処理ユニット20は、別々の筺
体によって独立した構成となっており、必要に応じて、
複数の搬送ラインと複数の処理ユニットが組み合わされ
ることにより、ユーザーの仕様にあった種々の処理シス
テムを構築することが可能となっている。従って、搬送
ライン100と処理ユニット20は、独立した装置であ
るため、両者を近接して配置してもその間に隙間が生じ
る。この隙間の部分に検体ラックが引掛かったりする事
態を未然に防止するため、搬送ライン100から処理ユ
ニット20に渡された橋状の部材が接続通路20Bであ
る。検体ラック80は、接続通路20B上を移送され
る。
【0039】そして、図3(C)に示すように、ラック
受取口20Aの位置まで運ばれて、その位置で把持部材
22B1,22B2から解放される。ラック受取口20
Aから搬入出口102に検体ラック80が搬送される動
作は、上述したのと逆の動作が行われる。
【0040】次に、図4を用いて、本実施形態に用いる
検体ラックの構成について説明する。図4は、本発明の
一実施形態による検体処理システムに用いる検体ラック
の構成を示す斜視図である。
【0041】検体ラック80は、複数の装填孔を有して
おり、その中に、例えば、図示するように、5本の検体
容器90を保持することができる。検体容器90の中に
は、血清,血漿、あるいは尿などの分析ユニットで分析
処理されるべき検体が収容されている。検体ラック80
の側面には、検体容器90の保持位置に合わせて、切り
欠き82が形成されている。検体容器90の外壁には、
それぞれ、検体識別情報媒体92として、磁気記録媒体
やバーコードラベルが付されている。検体識別情報体9
2には、個々の検体の検体IDが保持されている。この
検体識別情報は、検体ラック80に形成された切り欠き
82を通して、バーコードリーダーのような周知の読み
取り装置によって読み取られる。
【0042】検体ラック80には、バーコードが印刷さ
れたバーコードラベル84が設けられている。バーコー
ドラベル84には、搬送先情報が記載されている。例え
ば、検体が血液の場合には、遠心分離,開栓,分注,閉
栓の各処理が必要であるため、搬送先情報として、遠心
分離機である処理ユニット20,開栓機である処理ユニ
ット30,分注機である処理ユニット40,閉栓機であ
る処理ユニット50が記載されている。また、検体が尿
の場合には、開栓,分注,閉栓の各処理が必要であるた
め、搬送先情報として、開栓機である処理ユニット3
0,分注機である処理ユニット40,閉栓機である処理
ユニット50が記載されている。さらに、血液の緊急検
体であって、遠心分離,開栓だけは自動的に行い、分注
処理は、手作業で行う場合には、検体ラックのバーコー
ドラベル84には、搬送先情報として、遠心分離機であ
る処理ユニット20,開栓機である処理ユニット30が
記載されているものを用いる。即ち、本実施形態におい
ては、バーコードラベル84に搬送先情報が保持されて
おり、後述するように、搬送ライン100,110,1
20,130を搬送される途中で、バーコードラベル8
4に保持された搬送先情報を読み取ることにより、検体
ラック80の搬送先が決定されるようにしている。バー
コードラベル84に保持された搬送先情報は、バーコー
ドリーダーのような周知の読み取り装置によって読み取
られる。
【0043】さらに、検体ラック80には、個々のラッ
ク番号を表すコード情報としての複数の穴96A,96
B,96C,96Dが形成されている。穴96Aは、4
個の穴で構成されており、4個の穴は、検体ラック80
を貫通する穴と、貫通していないめくら穴で構成され
る。4個の穴の貫通穴とめくら穴の関係により、穴92
Aは、4ビットのデータとして扱うことができ、「0」
〜「9」までの数値情報を保持している。穴96B,9
6C,96Dも、穴96Aと同様にして、それぞれ、4
個の穴で構成されており、「0」〜「9」までの数値情
報を保持している。従って、穴96A,96B,96
C,96Dによって、検体ラック80に、「0000」
〜「9999」までのラック番号を与えることができ
る。そして、例えば、ラック番号「0000」〜「39
99」は、通常検体の中の血液用として用い、ラック番
号「4000」〜「7999」は、通常検体の中の尿用
として用い、ラック番号「8000」〜「8999」
は、緊急検体用として用い、ラック番号「9000」〜
「9999」は、キャリブレーション用として用いるよ
うに取り決められている。穴96A,96B,96C,
96Dによって表されるラック番号は、検体ラック80
を挟んで搬送ライン上に配置される4対のフォトカプラ
等を用いて、光学的に読み取ることができる。ラック番
号自体も、上述したように、区別しておくことにより、
搬送先情報として用いることができる。
【0044】また、ラック番号を特定に処理ユニットに
対応づけるようにすることも可能であり、例えば、「9
000」〜「9099」の搬送先は、遠心分離器のみ、
「9100」〜「9199」の搬送先は、開栓機のみと
いうように搬送先をラック番号で指定することも可能で
ある。
【0045】また、ラック番号「0000」〜「399
9」は「灰色」、ラック番号「4000」〜「799
9」は「クリーム色」、「8000」〜「8999」は
「ピンク」、ラック番号「9000」〜「9999」
は、「白色」というように、それぞれの検体ラックの種
類毎に色分けされており、検体ラックの操作者がラック
番号を見なくても一目で検体ラックの種類を識別できる
ようになっている。また、検体ラックの色分けは、検体
ラックの視覚的な搬送先情報として用いることもできる
ため、操作者は、検体の種類に応じて検体ラックの色を
選択するだけで、但し搬送先を自動的に選ぶことが可能
となる。
【0046】さらに、操作者の便宜のため、検体ラック
80の側壁には、ラック番号が数値情報としてラベリン
グされている。
【0047】なお、図4に示した例では、5本の検体容
器を保持しているが、検体容器数はこれに限られず1本
以上又は10本を保持する検体ラックであってもよい。
【0048】さらに、図2に戻って、検体ラック投入部
10の構成について説明する。図1に示した検体ラック
投入部10は、主として、投入トレイ11,12と、投
入搬送ライン13と、緊急検体投入口14とによって構
成されている。一般の検体を保持した検体ラック80
は、投入トレイ11,12の上に置かれる。投入トレイ
11,12の上の検体ラック80は、移動アーム15,
16によって、投入搬送ライン13に運ばれる。さら
に、ラック移動機構17のフック18によって搬送ライ
ン100の直前まで運ばれる。また、検体ラックが緊急
検体投入口18に置かれたときは、投入トレイ11,1
2の検体(一般検体)に優先して、ラック移動機構17
のフック18により投入搬送ライン13上を搬送ライン
100の直前まで搬送される。
【0049】第1搬送ライン100は、検体ラック投入
部10より送られてきた検体ラックを第2搬送ライン1
10へ送るための搬送ラインを構成している。さらに、
第1搬送ライン100は、検体ラック投入部10より検
体ラックが送られてきたことを検出する検出器104
と、検体ラックに貼付された検体ラック搬送先情報を読
み込むための読み込み機106を備えている。搬送ライ
ン100は、第1処理ユニット20と接続していて、検
体ラックの第1処理ユニット20との入出力も行う。
【0050】第2搬送ライン110は、第1搬送ライン
100より送られてきた検体ラックを第3搬送ライン1
20へ送るための搬送ラインを構成している。さらに、
第2搬送ライン110は、第1搬送ライン100より検
体ラックが送られてきたことを検出する検出器114
と、検体ラックに貼付された検体ラック搬送先情報を読
み込むための読み込み機116を備えている。搬送ライ
ン110は、第2処理ユニット30と接続していて、検
体ラックの第2処理ユニット30との入出力も行う。
【0051】第3搬送ライン120は、第2搬送ライン
110より送られてきた検体ラックを第4搬送ライン1
30へ送るための搬送ラインを構成している。さらに、
第3搬送ライン120は、第2搬送ライン110より検
体ラックが送られてきたことを検出する検出器124
と、検体ラックに貼付された検体ラック搬送先情報を読
み込むための読み込み機126を備えている。搬送ライ
ン120は、第3処理ユニット40と接続していて、検
体ラックの第3処理ユニット40との入出力も行う。
【0052】第4搬送ライン130は、第3搬送ライン
120より送られてきた検体ラックを検体ラック収納部
60へ送るための搬送ラインを構成している。さらに、
第4搬送ライン130は、第3搬送ライン120より検
体ラックが送られてきたことを検出する検出器134
と、検体ラックに貼付された検体ラック搬送先情報を読
み込むための読み込み機136を備えている。搬送ライ
ン130は、第4処理ユニット50と接続していて、検
体ラックの第4処理ユニット50との入出力も行う。
【0053】検体ラック収納部60は、主として、収納
搬送ライン61と、収納トレイ62,63とによって構
成されている。検体ラック80が搬送ライン130から
搬送されてくると、検出器68は、検体ラックが送られ
てきたことを検出し、ラック移動機構64のフック65
によって、収納搬送ライン51上を運ばれる。さらに、
ラック送り出し機構66,67によって、収納トレイ6
2,63に送り出される。
【0054】次に、図1及び図2を用いて、本実施形態
による検体処理システムの全体的な動作について説明す
る。なお、ここで、検体ラックには、搬送先情報として
遠心分離器である第1処理ユニットのみが保持されてい
るものとし、第1処理ユニットによって処理された検体
ラックは、検体ラック収納部へ収納されるものとして、
その一連の処理について説明する。
【0055】検体容器は、搬送先処理ユニット情報とし
て遠心分離器である第1処理ユニット20が記録された
バーコードラベルが貼付された検体ラック80に保持さ
れ、トレイ11へ置かれる。アーム15によって検体ラ
ック80は、投入搬送ライン14へ押し出される。投入
搬送ライン14へ押し出された検体ラック80は、ラッ
ク移動機構17により第1搬送ライン100へ押し出さ
れる。第1搬送ライン100へ押し出された検体ラック
80は、検出器104によって検体ラック投入部10よ
り搬送されてきたことが検出される。
【0056】第1搬送ライン100は、検出器104に
よって検体ラックが送られてきたことを検出すると、読
みとり機106によって検体ラックに貼付されている検
体ラックの搬送先情報を読みとる。検体ラックの搬送先
情報には、遠心分離器である第1処理ユニット20が記
録されているので、検体ラック80をアーム22によっ
て第1処理ユニット20へ移動する。第1処理ユニット
20である遠心分離器は、検体ラック80に充填された
検体を遠心分離し、アーム22によって第1搬送ライン
100へ移動する。第1搬送ライン100は、第1処理
ユニット20より受け取った検体ラックを、搬送ライン
100により第2搬送ライン110へ移動する。
【0057】第2搬送ライン110は、検出器114に
よって検体ラックが送られてきたことを検出すると、読
みとり機116によって検体ラックに貼付されている検
体ラックの搬送先情報を読みとる。検体ラックの搬送先
情報には、第2搬送ライン110に接続された開栓機で
ある第2処理ユニット30は記録されていないため、第
2処理ユニット30への検体ラックの移動は行わず、搬
送ライン110によって検体ラック80を第3搬送ライ
ン120へ搬送する。
【0058】第3搬送ライン120は、検出器124に
よって検体ラックが送られてきたことを検出すると、読
みとり機126によって検体ラックに貼付されている検
体ラックの搬送先情報を読みとる。検体ラックの搬送先
情報には、第3搬送ライン120に接続された第3処理
ユニット40である分注機は記録されていないため、第
3処理ユニット40への検体ラックの移動は行わず、搬
送ライン120によって検体ラックを第4搬送ライン1
30へ搬送する。
【0059】第4搬送ライン130は、検出器134に
よって検体ラックが送られてきたことを検出すると、読
みとり機136によって検体ラックに貼付されている検
体ラックの搬送先情報を読みとる。検体ラックの搬送先
情報には、第4搬送ライン130に接続された第4処理
ユニット50である閉栓機は記録されていないため、第
4処理ユニット50への検体ラックの移動は行わず、搬
送ライン130によって検体ラックを検体ラック収納部
60へ搬送する。
【0060】検体ラック収納部60は、検出器68によ
って第4搬送ライン130より検体ラックが送られてき
たことを検出すると、ラック移動機64によって検体ラ
ックを押付機66,67の位置まで移動する。押付機6
6は、検体ラックを搬送ライン161より押し出し、ト
レイ62へ移動する。
【0061】以上説明した処理によって、遠心分離器を
記録した検体ラックの搬送先情報を貼付した検体ラック
を使って、検体ラックが検体ラック投入部10より投入
され遠心分離機である第1処理ユニット20に搬送さ
れ、遠心処理されたあと検体ラック収納部60へ収納さ
れるまでの搬送が可能である。
【0062】次に、図5を用いて、本実施形態における
検体ラック投入部10が検体ラックを第1搬送ライン1
00へ搬送する処理について説明する。図5は、本発明
の一実施形態による検体処理システムにおける検体ラッ
ク投入部から第1搬送ラインまでの検体ラックの搬送処
理を示すフローチャートである。
【0063】ステップ510において、中央制御部70
は、検体ラック供給部10から送られてくる信号に基づ
いて、検体ラックが検体ラック供給部10にあるか否か
を判断する。検体ラック供給部10には、図2に示した
以外にも各種のセンサが備えられており、投入トレイ1
1,12や緊急検体投入口14に検体ラックが置かれる
と、その存在を検知して中央制御部70に通知する。検
体ラック投入部10は、検体ラックがトレイに置かれる
まで、ステップ510の判定処理を繰り返しながら待ち
続ける。
【0064】次に、検体ラックが、検体ラック供給部1
0に置かれると、ステップ20に進み、中央制御部70
は、第1搬送ライン100が検体ラックの受け取りが可
能であるか否かを判断する。第1搬送ライン100が検
体ラックを既に持っていたり、第1搬送ライン100と
第1処理ユニット20との間で検体ラックの入出力を行
っている場合には、第1搬送ライン100は検体ラック
が受け取り不能となる。第1搬送ラインが検体ラックを
受け取り不能である間、ステップ520の判定処理を繰
り返し、第1搬送ライン100が検体ラックを受け取り
可能になるまで待ち続ける。
【0065】第1搬送ライン100が検体ラック受け取
り可能となると、ステップ530に進み、中央制御部7
0は、検体ラックを第1搬送ライン100へ搬送するよ
う指示し、投入搬送ライン14へ押し出された検体ラッ
ク80は、ラック移動機構17により第1搬送ライン1
00へ押し出される。第1搬送ライン100へ押し出さ
れた検体ラック80は、検出器104によって検体ラッ
ク投入部10より搬送されてきたことが検出される。
【0066】次に、図6を用いて、本実施形態における
搬送ライン100,110,120,130が、別の搬
送ラインまたは検体ラック投入部10より検体ラックを
受け取り、検体ラックを次搬送ラインまたは搬送ライン
に接続された処理ユニット20,30,40,50へ搬
送する処理について説明する。図6は、本発明の一実施
形態による検体処理システムにおける搬送ラインから次
搬送ライン若しくは処理部に検体ラックを搬送する処理
を示すフローチャートである。
【0067】ステップ610において、中央制御部70
は、検体ラック80が搬送ライン100,110,12
0,130に到着したか否かを判断する。到着の確認
は、搬送ライン100,110,120,130の入り
口に設置されている検出器104,114,124,1
34によって行なわれる。検体ラック80が到着してい
ない場合は、ステップ610の判定処理を繰り返して、
検体ラックの到着を待つ。検体ラック80が搬送ライン
100,110,120,130に到着すると、検体ラ
ックの到着が検出器104,114,124,134に
よって検出され、ステップ620に進む。
【0068】ステップ620において、各搬送ライン1
00,110,120,130に備えられている読みと
り機106,116,126,136は、検体ラック8
0に貼付されているバーコード84に保持されている検
体ラックの搬送先情報を読み込む。読み出された搬送先
情報は、中央制御部70に通知される。
【0069】次に、ステップ630において、中央制御
部70は、検体ラック80から読み出した検体ラックの
搬送先情報により、搬送ライン100,110,12
0,130に接続された処理ユニット20,30,4
0,50へ検体ラックを搬送するか、次の搬送ラインへ
検体ラックを搬送するのか、つまり、通過させるかを判
断する。検体ラック80から読み出した検体ラックの搬
送先情報に搬送ライン100,110,120,130
に接続されている処理ユニット20,30,40,50
が記録されていれば、通過判定はNoとなり、ステップ
660に進み、検体ラック80から読み出した検体ラッ
クの搬送先情報に搬送ライン100,110,120,
130に接続されている処理ユニット20,30,4
0,50が記録されていなければ、通過判定はYesと
なり、ステップ640に進む。
【0070】通過判定がYesの場合、ステップ640
において、中央制御部70は、次搬送ラインが検体ラッ
クの受け取りが可能であるか否かを判断する。次の搬送
ラインが検体ラックを既に持っていたり、搬送ライン1
00,110,120,130と搬送ライン100,1
10,120,130に接続された処理ユニット20,
30,40,50との間で検体ラックの入出力を行って
いる場合には、搬送ライン100,110,120,1
30は検体ラックが受け取り不能となる。搬送ライン1
00,110,120,130が検体ラックを受け取り
不能である間、ステップ640の判定処理を繰り返し、
次の搬送ラインが検体ラックを受け取り可能になるまで
待ち続ける。次搬送ラインが検体ラックを受け取り可能
となると、ステップ650に進む。
【0071】ステップ650において、中央制御部70
は、検体ラック80を次搬送ラインへ搬送する。そし
て、検体ラックの搬送が終了すると、ステップ610に
戻って、処理を繰り返す。
【0072】ステップ630における通過判定がNoの
場合、ステップ660において、中央制御部70は、搬
送ライン100,110,120,130に接続されて
いる処理ユニット20,30,40,50がラック受け
取り可能であるか否かを判断する。処理ユニット20,
30,40,50が検体ラックを受け取り不能である
間、ステップ660の判定処理を繰り返し、処理ユニッ
ト20,30,40,50が検体ラックを受け取り可能
になるまで待ち続ける。処理ユニット20,30,4
0,50が検体ラックを受け取り可能となると、ステッ
プ670に進む。
【0073】ステップ670において、中央制御部70
は、検体ラック80を処理ユニット20,30,40,
50へ搬送する。検体ラックの搬送が終了すると、ステ
ップ610に戻って、処理を繰り返す。
【0074】次に、図7を用いて、本実施形態における
処理ユニット20,30,40,50における処理の終
了した検体をもつ検体ラックを搬送ラインへ送る処理に
ついて説明する。図7は、本発明の一実施形態による検
体処理システムにおける処理ユニットから搬送ラインに
検体ラックを搬送する処理を示すフローチャートであ
る。
【0075】ステップ710において、中央制御部70
は、搬出する検体ラック80が処理ユニット20,3
0,40,50にあるか否かを判断する。処理ユニット
20,30,40,50に搬入された検体ラック80
は、各制御部25,35,45,55によって検体処理
を制御されており、処理が終了すると、中央制御部70
に通知されることにより、搬出する検体ラックの有無が
中央制御部70によって判断される。処理ユニット2
0,30,40,50に搬出する検体ラックが無い場合
には、処理ユニット20,30,40,50に搬出を待
つ検体ラックができるまでステップ710における判定
処理を繰り返して待ち続ける。処理ユニット20,3
0,40,50に搬出する検体ラックができると、ステ
ップ720に進む。
【0076】ステップ720において、中央制御部70
は、処理ユニット20,30,40,50に接続された
自搬送ラインおよび次搬送ラインの両方がラック受け取
り可能であるか否かを判断する。自搬送ラインおよび次
搬送ラインのいずれか一方でも検体ラックの受け取りが
不能なときは、ステップ720における判定処理を繰り
返し、自搬送ラインおよび次搬送ラインの両方がラック
受け取り可能になるまで待つ。自搬送ラインおよび次搬
送ラインの両方がラック受け取り可能になると、ステッ
プ730に進む。
【0077】ステップ730において、中央制御部70
は、処理ユニット20,30,40,50にある検体ラ
ックを、一旦、自搬送ラインへ搬出した後、次搬送ライ
ンへ搬送する。検体ラックの搬送が終了すると、ステッ
プ710に戻って、判定処理を繰り返す。
【0078】以上説明したように、図5,図6,図7に
示したフローチャートの処理を行うことにより、搬送先
情報を持つ検体ラックの搬送が行われる。
【0079】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、検体ラックの搬送先は、検体ラックに貼付されてい
るバーコードより直接読み出すことができるので、検体
の検査項目からの変換やホストへの問い合わせという煩
雑な手段を用いる必要が無くなる。また、検体ラックに
よって搬送先が一意に決まるのでシステムを運用する上
で検体ラックの動きが明快になり、処理も単純化され
る。また、検体ラック自体に搬送先の情報が貼付されて
いるので検体ラックの取り違えを防止する作用がある。
【0080】さらに、検体ラックによって搬送先の処理
ユニットが決まるので、特定の処理、例えば、遠心分離
のみを行う場合には、ホストに登録することなく検体ラ
ックを選択するだけで処理を行うことができるようにな
るため、迅速に緊急を要する検体を処理することができ
る。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、緊急検体の処理に際し
ても、ホストに登録することなく、ラックを選ぶことで
容易に必要な処理を行えるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による検体処理システムの
全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による検体処理システムの
各部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態による検体処理システムに
用いるラック搬送機構部の側面図である。
【図4】本発明の一実施形態による検体処理システムに
用いる検体ラックの構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態による検体処理システムに
おける検体ラック投入部から第1搬送ラインまでの検体
ラックの搬送処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態による検体処理システムに
おける搬送ラインから次搬送ライン若しくは処理部に検
体ラックを搬送する処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態による検体処理システムに
おける処理ユニットから搬送ラインに検体ラックを搬送
する処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…検体ラック投入部 11,12…投入トレイ 13…投入搬送ライン 14…緊急検体投入口 15,16…移動アーム 17,64…ラック移動機構 18,65…フック 19…バーコードリーダー 20…第1処理ユニット 22,32,42,44…ラック搬送機構 30…第2処理ユニット 40…第3処理ユニット 60…検体ラック収納部 61…収納搬送ライン 62,63…収納トレイ 66,67…ラック送り出し機構 68…検出器 70…中央制御部 72…検査依頼項目入力器 74…検査結果出力器 76…パラメータ入力器 80…検体ラック 84,92…バーコード 90…検体容器 100,110,120,130…ラック搬送ライン 102,112,132…搬入出口 104,114,124,134…検出器 106,116,126,136…読みとり器 122…搬入口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検体容器を載置した検体ラックを搬送する
    搬送ラインと、 この搬送ラインによって搬送された上記検体ラックに載
    置された検体容器中の検体の処理を行う処理ユニット
    と、 上記搬送ライン及び上記処理ユニットを制御する制御部
    とを有する検体処理システムにおいて、 上記検体ラックは、搬送先の処理ユニットを示す搬送先
    情報を保持しており、 上記制御部は、上記検体ラックから読み取られた上記搬
    送先情報に基づいて、上記検体ラックの搬送先に検体ラ
    ックを搬送するよう制御することを特徴とする検体処理
    システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の検体処理システムにおい
    て、 上記搬送先情報は、上記検体ラックに貼付されたバーコ
    ードに保持されていることを特徴とする検体処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】検体処理システムを構成する搬送ラインに
    よって処理ユニットに搬送されるとともに、検体容器を
    載置する検体ラックにおいて、 上記検体ラックは、搬送先の処理ユニットを示す搬送先
    情報を保持していることを特徴とする検体ラック。
  4. 【請求項4】請求項3記載の検体ラックにおいて、 上記搬送先情報は、上記検体ラックに貼付されたバーコ
    ードに保持されていることを特徴とする検体ラック。
  5. 【請求項5】請求項3記載の検体ラックにおいて、さら
    に、 上記搬送先情報は、視覚的情報として上記検体ラックに
    保持されていることを特徴とする検体ラック。
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