JPH1185379A - 座標入力装置および該座標入力装置に使用するプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

座標入力装置および該座標入力装置に使用するプログラムを記録した記録媒体

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JPH1185379A
JPH1185379A JP16391598A JP16391598A JPH1185379A JP H1185379 A JPH1185379 A JP H1185379A JP 16391598 A JP16391598 A JP 16391598A JP 16391598 A JP16391598 A JP 16391598A JP H1185379 A JPH1185379 A JP H1185379A
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axis
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JP16391598A
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Takashi Yano
隆志 矢野
Makoto Tanaka
田中  誠
Kunikazu Tsuda
邦和 津田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、画像表示装置に組み合せられる座
標入力装置に関し、複数の検出位置から書込点を特定可
能にすることにより、複数のユーザによる書込を許容し
て、利用性の向上を図ることを目的とする。 【解決手段】 発信用トランスデューサ2、4が発信す
る表面弾性波を反射アレイ6、7がその一部づつを反射
して受信用トランスデューサ3、5が受信し、制御部16
がその受信信号に基づいてX軸及びY軸方向の検出位置
を合成した検出点を基板1上の書込点として特定する座
標入力装置において、制御部16はX軸及びY軸の検出位
置が各々複数検出されている場合には、検出タイミング
の最も近接する、又は直前の書込点に最も近接するX軸
及びY軸の検出位置により書込点の座標を特定し、また
最後の書込点が1つのときにはその書込点に最も近接す
ると共にその対角となるX軸及びY軸の検出位置により
書込点の座標を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書込面上に書き込
まれた書込画を画像表示装置に受け渡す座標入力装置に
関し、書込面上の複数の書込点を特定することのできる
座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像をディスプレイなどの表
示手段に表示する画像表示装置に接続され、例えば、そ
のディスプレイの画面上に重ねられたタッチパネルなど
の書込面に書き込まれた書込点を特定してその画像表示
装置に送出する座標入力装置が知られており、その書込
面に書き込まれた書込画を画像表示装置による画像と重
ねて表示させることが行なわれている。
【0003】この種の座標入力装置としては、例えば、
特開平8−305481号公報に記載されており、この
座標入力装置は、表面弾性波方式により書込点を検出す
るようになっている。この座標入力装置は、図12に示す
ように、ディスプレイの画面に重ねられるガラスなどの
透明ガラス基板1を備え、その透明ガラス基板1の一側
辺の上下に表面弾性波の発信および受信用の1組みのト
ランスデューサ2、3が取り付けられる一方、その一側
辺と直交する一水平辺の左右にも同様に1組みのトラン
スデューサ4、5が取り付けられており、その透明ガラ
ス基板1の4辺には発信トランスデューサ2、4が発信
する表面弾性波の一部を内方に反射するとともに反射さ
れてきた表面弾性波を受信トランスデューサ3、5方向
に反射する反射部の反射アレイ6、7が形成されてい
る。この座標入力装置は、一定周期で繰り返し透明ガラ
ス基板1内を掃引するように伝播される表面弾性波が、
入力ペン8のゴムなどの先端(指先でもよい)によりガ
ラス基板1が押えられたときに遮断または減衰されるこ
とによって書込画を入力することができる。
【0004】詳細には、透明ガラス基板1内を伝播され
る表面弾性波は、トランスデューサ2〜5を取り付けら
れた各辺(基準点)から反射アレイ6、7の反射部の各
々までの距離に対応して発信から受信までに掛かる時間
が異なるので、表面弾性波の受信信号を正規化して距離
を時間軸に表すことができる(図15参照)。したがっ
て、座標入力装置は、そのトランスデューサ2、3が検
出した表面弾性波の伝播を遮断または減衰された基準点
からの距離(位置)をX軸、トランスデューサ4、5が
検出した距離をY軸として、透明ガラス基板1内の書込
点を特定することができる。
【0005】なお、このような座標入力装置としては、
他に、電磁誘導方式により書込点を特定するものもあ
る。また、座標入力装置として、例えば、特開平9−9
1094号公報に記載されているようなものもある。こ
の座標入力装置は、図13に示すように、X軸方向とY軸
方向の位置を別個に検出するのではなく、透明ガラス基
板1の書込面と平行な光束を出射しつつ回転するととも
に帰ってきた反射光を受光するスキャナライト21、22を
その書込面の2つの隅に配置し、書込面の上辺および両
側辺にスキャナライト21、22からの光束を折り返して出
射元に反射する反射アレイ23〜25を配置する。この座標
入力装置は、スキャナライト21、22が書込面上を走査す
る光束を書込により遮光されてその反射光を受光するこ
とができなかったときに、そのスキャナライト21、22の
回転角(底辺26からの挟角)α1、β1から書込点の座
標を算出特定するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな前者の座標入力装置にあっては、X軸およびY軸に
おける検出位置を組み合せて書込点(X,Y)を特定す
るため、特に、大きな書込面を有する電子黒板等のよう
に複数のユーザが同時(検出位置を組み合せる対象期間
中に)に書込画を書き込んだときには、図14および図15
に示すように、X軸およびY軸の各々に組合対象となる
2つの検出位置(x1,x2)、(y1,y2)が検出され
る場合がある。このため、図14中に○印で示す位置も書
込点の候補となってしまい書込点(X1,Y1)、(X
2,Y2)を特定することができないという問題がある。
【0007】また、後者の座標入力装置にあっても、図
16に示すように、同様に書込点(X1,Y1)、(X2,
Y2)を特定することができない。
【0008】そこで、本発明は、X軸およびY軸におけ
る検出位置が複数検出されても実際に書き込まれた書込
点を特定できるようにすることにより、複数のユーザに
よる書込を許容できるようにして、利用性の向上を図る
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に記載の発明は、書込面上に書き込まれた書込点
の基準点からのX軸方向およびY軸方向の位置を各々が
独立して任意の周期で検出するX軸検出手段およびY軸
検出手段と、該X軸およびY軸の検出位置を合成した検
出点を書込面上の書込点として特定する書込座標特定手
段と、を備えた座標入力装置において、書込座標特定手
段は、X軸検出手段またはY軸検出手段の一方による書
込点の検出位置に対して他方による書込点の検出位置が
複数検出されている場合には、該一方による検出位置の
検出タイミングに最も近接する検出タイミングで他方が
検出した検出位置を選択して検出点を合成し書込点の座
標を特定するように構成したことを特徴とするものであ
る。ここで、前記の独立した任意の周期には、共通の周
期も含まれ、以下で説明する発明も同様である。しか
し、本発明の基の従来技術は位置を時間に変換して検出
する方式なので共通の周期を用いてもX軸とY軸の同じ
周期で検出されるとは限らない。従って、各々が独立し
た最適の周期で検出する方が検出精度が高い。
【0010】請求項2に記載の発明は、書込面上に書き
込まれた書込点の基準点からのX軸方向およびY軸方向
の位置を各々が独立して任意の周期で検出するX軸検出
手段およびY軸検出手段と、該X軸およびY軸の検出位
置を合成した検出点を書込面上の書込点として特定する
書込座標特定手段と、を備える座標入力装置において、
該書込座標特定手段を構成して書込面上の書込点を特定
する処理を行う中央処理装置が使用するプログラムを記
録した記録媒体であって、X軸検出手段またはY軸検出
手段の一方による書込点の検出位置に対して他方による
書込点の検出位置が複数検出される同時書込を検知する
処理と、該同時書込の検知時には当該一方による検出位
置の検出タイミングに最も近接する検出タイミングで当
該他方が検出した検出位置を選択して検出点を合成し書
込点の座標を特定する処理と、を実行するためのプログ
ラムを中央処理装置が読み出し可能に記録されているこ
とを特徴とするものである。
【0011】請求項3に記載の発明は、書込面上に書き
込まれた書込点の基準点からのX軸方向およびY軸方向
の位置を各々が独立して任意の周期で検出するX軸検出
手段およびY軸検出手段と、該X軸およびY軸の検出位
置を合成した検出点を書込面上の書込点として特定する
書込座標特定手段と、を備えた座標入力装置において、
書込座標特定手段は、X軸検出手段またはY軸検出手段
の一方による書込点の検出位置に対して他方による書込
点の検出位置が複数検出されている場合には、直前に座
標を特定した書込点に最も近接する検出点を合成する該
他方が検出した検出位置を選択して次の書込点の座標を
特定するように構成したことを特徴とするものである。
【0012】請求項4に記載の発明は、書込面上に書き
込まれた書込点の基準点からのX軸方向およびY軸方向
の位置を各々が独立して任意の周期で検出するX軸検出
手段およびY軸検出手段と、該X軸およびY軸の検出位
置を合成した検出点を書込面上の書込点として特定する
書込座標特定手段と、を備える座標入力装置において、
該書込座標特定手段を構成して書込面上の書込点を特定
する処理を行う中央処理装置が使用するプログラムを記
録した記録媒体であって、X軸検出手段またはY軸検出
手段の一方による書込点の検出位置に対して他方による
書込点の検出位置が複数検出される同時書込を検知する
処理と、該同時書込の検知時には直前に座標を特定した
書込点に最も近接する検出点を合成する当該他方が検出
した検出位置を選択して次の書込点の座標を特定する処
理と、を実行するためのプログラムを中央処理装置が読
み出し可能に記録されていることを特徴とするものであ
る。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の発明の構成に加え、前記書込座標特定手段は、X軸検
出手段およびY軸検出手段の各々が2つの検出位置を検
出している場合には、最後に座標を特定した書込点に最
も近接する検出点を合成する各々が検出した検出位置を
選択するとともに、該検出点の対角に位置する検出点を
合成する他の検出位置を選択して、次の書込点の座標を
特定するように構成したことを特徴とするものである。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
の発明の構成に加え、前記X軸検出手段およびY軸検出
手段の各々に2つの検出位置を検出される同時書込を検
知する処理と、該同時書込の検知時には最後に座標を特
定した書込点に最も近接する検出点を合成する各々が検
出した検出位置を選択するとともに、該検出点の対角に
位置する検出点を合成する他の検出位置を選択して、次
の書込点の座標を特定する処理と、を実行するためのプ
ログラムを中央処理装置が読み出し可能に記録されてい
ることを特徴とするものである。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項1、3、
または5のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記書
込面を構成する表面弾性波を伝播可能な板材よりなる書
込部材と、書込部材の書込面外方の4辺に配設され該書
込部材のX軸方向またはY軸方向に伝播する表面弾性波
の一部を直交方向に反射する反射部を並設した反射アレ
イと、反射アレイの反射部の並列方向に進行する表面弾
性波を発信して書込部材に伝播させる発信手段と、反射
アレイにより反射されて書込部材を伝播されてくる表面
弾性波を受信する受信手段と、を備え、発信手段および
受信手段の1組みを書込部材のX軸方向およびY軸方向
の一側辺両端側の各々に配設して、該発信手段および受
信手段と反射アレイによりX軸検出手段およびY軸検出
手段を構成し、前記書込座標特定手段は、受信手段から
の受信信号を受け取って書込部材の書込面に書き込まれ
た書込点の書込部材の一側辺からの位置を検出して該書
込点の座標を特定することを特徴とするものである。
【0016】請求項8に記載の発明は、書込面上に書き
込まれた書込点と基準点との間の挟角を異なる2箇所の
配置場所から各々が独立して任意の周期で検出する1組
みの挟角検出手段と、検出された2つの挟角を合成した
検出点を書込面上の書込点として特定する書込座標特定
手段と、を備えた座標入力装置において、書込座標特定
手段は、一方の挟角検出手段による書込点の検出位置に
対して他方の挟角検出手段による書込点の検出位置が複
数検出されている場合には、該一方による検出位置の検
出タイミングに最も近接する検出タイミングで他方が検
出した検出位置を選択して検出点を合成し書込点の座標
を特定するように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0017】請求項9に記載の発明は、書込面上に書き
込まれた書込点と基準点との間の挟角を異なる2箇所の
配置場所から各々が独立して任意の周期で検出する1組
みの挟角検出手段と、検出された2つの挟角を合成した
検出点を書込面上の書込点として特定する書込座標特定
手段と、を備える座標入力装置において、該書込座標特
定手段を構成して書込面上の書込点を特定する処理を行
う中央処理装置が使用するプログラムを記録した記録媒
体であって、一方の挟角検出手段による書込点の検出位
置に対して他方の挟角検出手段による書込点の検出位置
が複数検出される同時書込を検知する処理と、該同時書
込の検知時には当該一方による検出位置の検出タイミン
グに最も近接する検出タイミングで当該他方が検出した
検出位置を選択して検出点を合成し書込点の座標を特定
する処理と、を実行するためのプログラムを中央処理装
置が読み出し可能に記録されていることを特徴とするも
のである。
【0018】請求項10に記載の発明は、書込面上に書
き込まれた書込点と基準点との間の挟角を異なる2箇所
の配置場所から各々が独立して任意の周期で検出する1
組みの挟角検出手段と、検出された2つの挟角を合成し
た検出点を書込面上の書込点として特定する書込座標特
定手段と、を備えた座標入力装置において、書込座標特
定手段は、一方の挟角検出手段による書込点の検出位置
に対して他方の挟角検出手段による書込点の検出位置が
複数検出されている場合には、直前に座標を特定した書
込点に最も近接する検出点を合成する該他方が検出した
検出位置を選択して次の書込点の座標を特定するように
構成したことを特徴とするものである。
【0019】請求項11に記載の発明は、書込面上に書
き込まれた書込点と基準点との間の挟角を異なる2箇所
の配置場所から各々が独立して任意の周期で検出する1
組みの挟角検出手段と、検出された2つの挟角を合成し
た検出点を書込面上の書込点として特定する書込座標特
定手段と、を備える座標入力装置において、該書込座標
特定手段を構成して書込面上の書込点を特定する処理を
行う中央処理装置が使用するプログラムを記録した記録
媒体であって、一方の挟角検出手段による書込点の検出
位置に対して他方の挟角検出手段による書込点の検出位
置が複数検出される同時書込を検知する処理と、該同時
書込の検知時には直前に座標を特定した書込点に最も近
接する検出点を合成する当該他方が検出した検出位置を
選択して次の書込点の座標を特定する処理と、を実行す
るためのプログラムを中央処理装置が読み出し可能に記
録されていることを特徴とするものである。
【0020】請求項12に記載の発明は、請求項10に
記載の発明の構成に加え、前記書込座標特定手段は、挟
角検出手段の各々が2つの検出位置を検出している場合
には、最後に座標を特定した書込点に最も近接する検出
点を合成する各々が検出した検出位置を選択するととも
に、該検出点の対角に位置する検出点を合成する他の検
出位置を選択して、次の書込点の座標を特定するように
構成したことを特徴とするものである。
【0021】請求項13に記載の発明は、請求項11に
記載の発明の構成に加え、前記挟角検出手段の各々に2
つの検出位置を検出される同時書込を検知する処理と、
該同時書込の検知時には最後に座標を特定した書込点に
最も近接する検出点を合成する各々が検出した検出位置
を選択するとともに、該検出点の対角に位置する検出点
を合成する他の検出位置を選択して、次の書込点の座標
を特定する処理と、を実行するためのプログラムを中央
処理装置が読み出し可能に記録されていることを特徴と
するものである。
【0022】請求項14に記載の発明は、請求項8、1
0、または12のいずれかに記載の発明の構成に加え、
前記書込面外方に配設され該書込面上を進行してきた光
を該進行方向と逆方向に反射する反射部を並設した反射
アレイと、反射アレイの反射部に向けて光を出射して書
込面上を走査する発光手段と、反射アレイにより反射さ
れて書込面上を戻ってくる反射光を受光する受光手段
と、を備え、発光手段および受光手段の1組みを各々異
なる2箇所に配設して、該発光手段および受光手段と反
射アレイにより挟角検出手段を構成し、前記書込座標特
定手段は、受光手段からの受光信号を受け取って書込面
に書き込まれた書込点の基準点との間の挟角を検出して
該書込点の座標を特定することを特徴とするものであ
る。
【0023】上記請求項1、2、8、9に記載の発明で
は、組合対象となる検出位置が複数検出された場合に
は、検出タイミングが最も近接する検出位置の組み合せ
が選択されて検出点が合成され、その検出点が書込点と
して特定される。したがって、複数のユーザが書込をほ
ぼ同時に開始することは希であることから、ユーザ毎の
書込を開始したタイミングにより書込点を特定すること
ができる。
【0024】上記請求項3、4、10、11に記載の発
明では、組合対象となる検出位置が複数検出された場合
には、直前の書込点の各々に最も近接する検出位置の組
み合せが選択されて検出点が合成され、その検出点が書
込点として特定される。したがって、複数のユーザが書
込点の連続する線分を書き込みしている際にもユーザ毎
の書込による書込点を特定することができる。
【0025】上記請求項5、6、12、13に記載の発
明では、組合対象となる検出位置が2つ検出されたが、
ユーザの1人の方が先に書込を中断した場合のように直
前の書込点が1つである場合には、その1つの書込点に
最も近接するX軸およびY軸における検出位置の組み合
せが選択されて1つの検出点が合成されるとともに、そ
の検出点の対角に位置する他の検出点を合成する検出位
置の組み合せが選択されて、2つの検出点が書込点とし
て特定される。したがって、2人のユーザが書込点の断
続する線分を書き込みしている際にもユーザ毎の書込に
よる書込点を特定することができる。
【0026】ここで、上記請求項7に記載の発明により
書込面上の書込点の座標を特定する場合には、発信手段
から発信されX軸方向およびY軸方向に伝播する表面弾
性波は、反射アレイの反射部により一部づつがY軸方向
およびX軸方向に反射されて書込面内を伝播しX軸方向
およびY軸方向に掃引した後に、その書込面を挟んで平
行に形成された反射アレイの反射部により再度X軸方向
およびY軸方向の逆方向に反射されて受信手段に順次受
信される。したがって、書込面への書込により表面弾性
波の伝播が妨げられたときにその伝播の経路長に応じた
発信から受信までに掛かるはずの時間によりX軸方向お
よびY軸方向の位置が検出されて書込点の検出位置が特
定され、複数箇所への同時書込があったときにはX軸方
向の1つまたは複数箇所の検出位置とY軸方向の1つま
たは複数箇所の検出位置が組み合せ対象となる。
【0027】また、上記請求項14に記載の発明により
書込面上の書込点の座標を特定する場合には、発光手段
から出射された光は、書込面上を進行して走査(掃引)
した後に、反射アレイの反射部によりその進行方向と逆
方向に反射されて受光手段に順次受光される。したがっ
て、書込面への書込により光の進行が妨げられたときに
そのときの走査開始からの時間(開始後の発光した光の
反射光の受信がないときまでの時間)により基準点との
間の挟角が2箇所で検出されて書込点の検出位置が特定
され、複数箇所への同時書込があったときには配置箇所
毎の複数の挟角による複数箇所の検出位置が組み合せ対
象となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図6は本発明に係る座標入力装置の第1
実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、図12
により説明した前者の従来技術と同様な構成には同一の
符号を付して簡単に説明する。
【0029】図1および図2において、10は画像表示シ
ステムであり、画像表示システム10は、画像表示装置に
座標入力装置を搭載する形式により構築されており、ユ
ーザが設定する各種条件などの入力操作をする操作部11
と、画像を表示するディスプレイ部12と、ディスプレイ
部12に表示する画データを記憶する画像メモリ(RA
M)13と、ユーザがディスプレイ部12に表示させる画像
(書込画)を書き込む入力部14と、画像表示システムと
して動作する上で必要な基本プログラムと共に本発明を
実行する上で必要な制御プログラムを格納されているR
OM(記録媒体)15と、ROM15内のプログラムに従っ
て各部を統括制御する制御部(CPU:中央処理装置)
16と、により構築されている。なお、制御部16が使用す
る制御プログラムは、ROM15内に予め読み出し可能に
書込記録しておくものに限らず、例えば、CD−ROM
や磁気ディスクなどの記録媒体に書込記録したものを直
接読み出して使用したり、インストールして使用するよ
うにしてもよい。
【0030】操作部11は、ユーザが操作する不図示のキ
ーボードやマウスと共に、磁気ディスクなどを装着して
画データを読出可能な画像読出部を備えており、キーボ
ードなどからディスプレイ部12に表示させる画像を指定
したり加工したりすることができる。なお、スキャナな
どを接続してディスプレイ部12に表示させる画像として
原稿から画データを読み取るようにしてもよい。
【0031】ディスプレイ部12は、制御部16から送られ
てきた画像メモリ13内の画データなどを表示する大画面
のPDP(Plasma Display Panel)を備えており、その
PDP上には、その表示画面と略同一形状の透明ガラス
基板(書込部材)1上に書き込まれた書込画(書込点)
の座標を検出して制御部16に送出する入力部14が取り付
けられている。
【0032】画像メモリ13は、操作部11を操作して磁気
ディスクなどから読み出したディスプレイ部12に表示す
る画データを一時記憶するようになっており、入力部14
で書き込まれた書込画の画データを原画像とは別個に、
または原画像と合成した画データを一時記憶するように
なっている。入力部14は、図3に示すように、ディスプ
レイ部12のPDP画面に重ねられ表示画像を透過する透
明ガラス基板1に、発信および受信用のトランスデュー
サ(発信手段、受信手段)2〜5が取り付けられるとと
もに、透明ガラス基板1の4辺の縁部には表面を伝播し
てきた表面弾性波を反射する反射アレイ6a、6b、7
a、7bが形成されており、その反射アレイ6a、6
b、7a、7bは、PDP画面を透過する透過面(書込
面)1aを介して対面するように45゜に傾斜されて表
面弾性波を一部づつ反射する反射部がトランスデューサ
2〜5の発信および受信方向に並列されてている。この
構成により、入力部14は、発信用トランスデューサ2、
4が発信して透明ガラス基板1の表面を伝播させる表面
弾性波を反射アレイ6a、7aが反射部の各々で一部づ
つ透過面1aに向けて直角に反射し、その透過面1aを
伝播してきた表面弾性波を反射アレイ6b、7bが同様
に再度直角に反射することにより受信用トランスデュー
サ3、5に発信用トランスデューサ2、4が発信した表
面弾性波を受信させるようになっている。
【0033】このとき、発信用トランスデューサ2によ
り発信された表面弾性波は、X軸方向に並列された反射
アレイ6aの反射部により順次反射された後にそれぞれ
透明ガラス基板1の透過面1aを伝播して対面する反射
アレイ6bにより再度反射されるので、透明ガラス基板
1の透過面1a内を順次掃引した後に受信用トランスデ
ューサ3により受信される。また、発信用トランスデュ
ーサ3により発信された表面弾性波も同様に、Y軸方向
に並列された反射アレイ7a、7bの反射部により順次
反射されて透明ガラス基板1の透過面1a内を掃引した
後に受信用トランスデューサ5により受信される。した
がって、入力部14は、発信用トランスデューサ2、4が
発信した表面弾性波を受信用トランスデューサ5が受信
するまでを一周期として、表面弾性波の発信及び受信を
繰り返すことにより、透明ガラス基板1の透過面1a内
を表面弾性波により繰り返し掃引することができる。
【0034】このため、入力部14は、透明ガラス基板1
の透過面1a内を入力ペン8のゴムなどの先端により押
えられたときには、繰り返し発信用トランスデューサ
2、4が発信して透過面1a内を掃引する表面弾性波の
一部の伝播が遮断または減衰されるので、その表面弾性
波を受信した受信用トランスデューサ3、5の受信信号
は時間軸に対応させることができる。
【0035】そして、制御部16は、この受信用トランス
デューサ3、5からの受信信号を受け取ったとき、RO
M15内の制御プログラムに従う各種処理を行って、受信
信号レベルが他よりも低下した掃引開始時(基準点)か
らの位置を入力ペン8により押えられた位置として検出
し、X軸及びY軸の検出位置により入力ペン8による書
込点の座標を特定する。すなわち、発信および受信用ト
ランスデューサ2、3、反射アレイ6がX軸検出手段
を、発信および受信用トランスデューサ4、5、反射ア
レイ7がY軸検出手段を構成し、制御部16が書込座標特
定手段を構成している。なお、反射アレイ6a、6b、
7a、7bは、図中には反射部を大きめに図示して視認
できるようにしているが、実際にはその1つが書込点を
検出する1画素となるので、入力部14が検出可能な書込
画の画素密度に対応するように形成されている。
【0036】このとき、制御部16は、図3に示すよう
に、透明ガラス基板1の透過面1a内の図中に太い実線
で示す2箇所(書込点(X1,Y1)、(X2,Y2))に
ユーザによる書込が行なわれたことを示す受信信号を受
信用トランスデューサ3、5から受け取った場合には、
図3中に細い実線で示す位置も書込点の候補としてしま
う。このため、制御部16は、図4(a)に示すように、
Y軸発信用トランスデューサ4による表面弾性波の発信
周期(検出周期)TをX軸発信用トランスデューサ2に
よる表面弾性波の発信周期Tに合わせて発信するように
制御して、検出周期Tnを基準に受信用トランスデュー
サ3、5による書込点の検出タイミングが互いに最も近
接する検出位置を組み合せてその書込点を特定する。
【0037】例えば、書込点(X1,Y1)、(X2,Y
2)を特定する際に図4(b)に示すようにX軸受信用
トランスデューサ3が検出位置x1、x2を検出する一
方、Y軸受信用トランスデューサ5が検出位置y1、y2
を検出したときには、書込点(X1,Y1)、(X2,Y
2)は同一のX軸およびY軸の検出位置を選択すること
はないことから、検出位置(x1,y1)、(x2,y2)
と、検出位置(x1,y2)、(x2,y1)との組み合せ
における検出位置(xi,yi)の検出時間差Δtを合算
した値が最も小さくなる組み合せを選択し、互いに近接
する検出位置(x1,y1)、(x2,y2)を組み合せて
書込点(X1,Y1)、(X2,Y2)を特定する。
【0038】したがって、X軸では検出位置x1〜xnが
検出され、Y軸では検出位置y1〜ynが検出された場合
でも各々の組み合せて書込点(X1,Y1)〜(Xn,Y
n)を特定することができ、例えば、複数のユーザが書
込を同時に開始することは希であることから、ユーザ毎
の書込を開始した書込点を精度よく特定することができ
る。なお、図4(b)中の検出位置(x2,y2)は、隣
接する周期T4、T5において各々検出されているが、こ
れはX軸よりもY軸の掃引が短く、X軸では最終近くの
掃引時に検出される書込点がY軸では次の周期の初めに
検出された場合を示すものである。
【0039】また、制御部16は、ユーザが連続する線分
を書き込む際には、例えば、図3に太い実線で示す書込
点(X1,Y1)、(X2,Y2)は同時に書き込まれて図
5の各々の上段に示すようにX軸の検出位置x1、x2お
よびY軸の検出位置y1、y2を同一の検出周期Tn内で
検出し、その検出タイミングではX軸およびY軸検出位
置を組み合せて書込点を特定することができない。この
ため、制御部16は、直前の検出周期Tn-1において特定
した書込点の検出位置に最も近接する検出位置を組み合
せて書込点を特定するようになっており、先の処理と同
様に、検出位置(x1,y1)、(x2,y2)と、検出位
置(x1,y2)、(x2,y1)との組み合せの検出位置
(xi,yi)から図3に太い破線で示す先の書込点の検
出位置(xj,yj)を減算した絶対値が最も小さくなる
組み合せを選択し、X軸で検出した検出位置xp1とY軸
で検出した検出位置yp2とを組み合せて書込点(X1,
Y1)を特定するとともに、同様にX軸の検出位置xp2
とY軸の検出位置yp1とを組み合せ書込点(X2,Y2)
を特定する。したがって、線分を書き込まれたために、
図3に太い破線で示す直前の書込点に隣接して連続する
書込点(X1,Y1)、(X2,Y2)を特定することがで
き、同一の検出周期Tn内でX軸およびY軸における複
数の検出位置を検出した場合であっても、連続する書込
点となるようにX軸およびY軸の検出位置が組み合わさ
れ、書き込まれたユーザ毎の線分を精度よく再現するこ
とができる。
【0040】さらに、制御部16は、ディスプレイ部12の
PDP画面の大きさから多くても2人のユーザが書込を
行なうことがほとんどであり、そのユーザは同時に書込
を行なうわけではなく、また文字などを書き込む際には
断続する線分や点がユーザ毎に書き込まれるため、連続
する線分等を同時に書き込んでいる以外では書込点(X
1,Y1)、(X2,Y2)の直前に各々に対応する書込点
が存在するとは限らないので、先の処理と同様に、検出
位置(x1,y1)、(x2,y2)、(x1,y2)、(x
2,y1)の検出位置(xi,yi)から図6に太い破線で
示す先の書込点の検出位置(xj,yj)を減算した絶対
値が最も小さくなる組み合せを選択して、例えば、図6
に示すように最後に1つの書込点(Xe1,Ye1)を特定
した場合には、これに最も近接する検出位置を組み合せ
て書込点(X1,Y1)を特定した後に、これの対角とな
る検出位置を組み合せて他のユーザによる最後の書込点
(Xe2,Ye2)に続く書込点(X2,Y2)を特定する。
【0041】したがって、2人のユーザがバラバラに書
込を行なって、たまたま書込を再開した書込点の検出タ
イミングがほぼ同時であった場合にも、先に書込を行な
った線分などに対応する位置にその書込点をユーザ毎に
特定することができる。
【0042】このように本実施形態においては、X軸お
よびY軸の検出位置が複数検出された場合でも、その検
出タイミングが最も近接する検出位置を組み合せて書込
点を特定するので、複数のユーザが書込を開始したとき
でも各々の書込点をユーザ毎に特定することができ、書
き込んでいない書込点を特定して書込画が異なるものと
なってしまうことがない。
【0043】また、同一の検出周期内にX軸およびY軸
の検出位置が複数検出された場合でも、直前の周期内に
特定した書込点の各々に最も近接する検出位置を組み合
せて書込点を特定するので、複数のユーザが同時に線分
を書き込んでいる場合にも各々の書込点を特定すること
ができ、書き込んでいない書込点を特定して線分以外の
書込画となってしまうことがない。
【0044】さらに、同一の検出周期内にX軸およびY
軸の検出位置が2つ検出されたときに最後の書込点が1
つである場合でも、その1つの書込点に最も近接する検
出位置を組み合せて1つの書込点を特定すると共に、そ
の対角の検出位置を組み合せて他の書込点を特定するの
で、2人のユーザがバラバラに断続する線分や点により
文字などを書き込んでいる場合にも各々の書込点を特定
することができ、書き込んでいない書込点を特定して意
図していない文字など以外の書込画となってしまうこと
がない。
【0045】したがって、複数のユーザによる書込を許
容することができ、利用性を向上させることができる。
次に、図7は本発明に係る座標入力装置の第2実施形態
を示す図である。なお、本実施形態では、上述実施形態
と略同様に構成されているので、図1および図2を流用
して、特徴部分のみを説明する。
【0046】図1および図2において、制御部16は、図
7に示すように、X軸およびY軸の発信用トランスデュ
ーサ2、4による表面弾性波の発信周期(検出周期)T
を共通にしないで、各々が個々にX軸およびY軸を掃引
するのに必要な周期で表面弾性波を発信するように制御
して、書込点(Xi,Yi)を検出したときのY軸受信用
トランスデューサ5の受信信号に対するX軸受信用トラ
ンスデューサ3による受信信号の遅延時間を演算して補
正する処理を行った後に、その受信用トランスデューサ
3、5による書込点の検出タイミングが互いに最も近接
する検出位置を組み合せてその書込点を特定する処理を
行うようになっている。
【0047】本実施形態では、Y軸発信用トランスデュ
ーサ4もX軸発信用トランスデューサ2と同様に表面弾
性波を透明ガラス基板1に連続して伝播させるもので、
図4に示すような検出周期T内に書込点を検出できない
ブランクとなってしまう時間をなくすことができ、より
確実にユーザによる書込を検出してその書込点の座標を
特定することができる。なお、X軸およびY軸が同一寸
法の四角の基板においては、上述第1実施形態において
も同様となる。
【0048】なお、上述第1、2実施形態では、透明ガ
ラス基板を一例として説明しているが、表面弾性波を伝
播できる材質であれば本発明を適用できることは云うま
でもなく、例えば、大きな書込面を有する所謂、電子黒
板に好適に適用することができる。次に、図8〜図11は
本発明に係る座標入力装置の第3実施形態を示す図であ
る。なお、本実施形態も上述実施形態と同様に、図13に
より説明した後者の従来技術と同様な構成には同一の符
号を付して簡単に説明するとともに、上述実施形態と略
同様な構成には同一の符号をして特徴部分を説明する図
8において、画像表示システム10は、上述実施形態にお
ける入力部14に代えて、光学式に透明ガラス基板1上に
書き込まれた書込画(書込点)の座標を検出して制御部
16に送出する入力部30が取り付けられており、入力部30
は透明ガラス基板1の底辺26の両側の2隅に配置された
スキャナライト21、22と、その透過面1aの上辺および
両側辺に配置された反射アレイ23〜25と、により構成さ
れている。
【0049】ライトスキャナ21、22は、図9に示すよう
に、レンズなどによりビーム状に絞られて透過面1aと
平行な光束の出射光R1を出射する発光器(発光手段)
31と、その反射光R2を受光する受光器(受光手段)32
と、発光器31および受光器32を内装するカバー33の下方
に位置して連続回転させるモータ34と、その回転角を検
出するロータリーエンコーダ35とを備えている。このラ
イトスキャナ21、22は、モータ34により回転軸34aを中
心に回転する状態で発光器31が出射した出射光R1の反
射光R2を受光器32が受光すると、Highレベルの受
光信号を、受光しないときにはLowレベルの受光信号
を制御部16に送出する。このとき、ロータリーエンコー
ダ35は、モータ34の駆動軸(不図示)の回転に伴って検
出するパルス信号を制御部16に送出するようになってい
る。
【0050】反射アレイ23〜25は、図10に示すように、
円錐形状に形成されてその内面36aが反射面となってい
る反射キューブ36をその延在方向に並列されており、反
射キューブ36は、その頂点36bの頂角(断面の内面36a
による挟角)を90度に形成されるとともに、透明ガラ
ス基板1の透過面1aが長方形の場合(出射光R1と反
射アレイ23〜25の並列方向との間の挟角が45度未満に
なる条件の場合)には発光器31からの出射光R1を反射
アレイ23〜25の対角側で入射されるときでも頂点36bの
手前側から入射されるのを妨げないように開口縁36cを
傾斜させて並列されている。
【0051】したがって、ライトスキャナ21、22の発光
器31から出射される出射光R1は、ライトスキャナ21、
22の回転方向および回転量に応じて透明ガラス基板1の
透過面1a上を走査(掃引)しつつ例えば、反射アレイ
24から反射アレイ23の反射キューブ36へと、また反射ア
レイ25から反射アレイ23の反射キューブ36へと入射され
る。このとき、出射光R1は、反射キューブ36の頂点36
bの手前側で反射された後にその対面側で再度反射され
ることにより入射した方向に折り返され(反射され)、
その反射光R2はライトスキャナ21、22の受光器32に受
光される。
【0052】このため、入力部34は、透明ガラス基板1
の透過面1a内を入力ペン8のゴムなどの先端により押
えられたときには、その位置でライトスキャナ21、22の
発光器31から出射される出射光R1が遮光されることか
ら、受光器32はその出射光R1の反射光R2を受光する
ことができずにLowレベルの受光信号を制御部16に送
出する。
【0053】そして、制御部16は、この受光器32からの
受信信号を受け取ったとき、ROM15内の制御プログラ
ムに従う各種処理を行って、透過面1aの底辺26(基準
点)より計数するロータリーエンコーダ35からのパルス
信号数からその底辺26に対する書込点の仰角(挟角)を
算出した後に、その書込点の座標を次の演算により検出
し特定する。すなわち、ライトスキャナ21、22、反射ア
レイ23〜25が挟角検出手段を構成している。
【0054】例えば、図13に示す書込点(X1,Y1)
は、透過面1aの底辺26の長さをLとすると、ライトス
キャナ21、22による透過面1a上の出射光R1の光路は
各々次式、で表されることから、透過面1a内で入
力ペン8により遮光された書込点の位置座標は次式、
により表される。 Y(21)=tan(α1)・x ・・・・ Y(22)=−tan(β1)・(x−L) ・・・・ x1=[tan(β1)/{tan(α1)+tan(β1)}]・L ・・・・ Y2=[{tan(α1)・tan(β1)}/{tan(α1)+tan(β1)}]・L ・・・・ そして、制御部16は、図11に示すように、透明ガラス基
板1の透過面1a内の図中に太い実線で示す2箇所(書
込点(X1,Y1)、(X2,Y2))にユーザによる書込
が行なわれたことを示す受光信号をライトスキャナ21、
22から受け取った場合には、図11中に細い実線で示す位
置も書込点の候補としてしまうなどの状況も想定される
が、上述実施形態と同様に処理する。例えば、透過面1
a上を底辺26を基準に検出周期を同期させつつ同時に走
査するように、ライトスキャナ21がモータ34により反時
計廻りに回転する一方、ライトスキャナ22がモータ24に
より時計廻りに回転して、ライトスキャナ21が反射アレ
イ24から反射アレイ23の反射キューブ36への、またライ
トスキャナ22が反射アレイ25から反射アレイ23の反射キ
ューブ36への発光器31および受光器32による出射および
受光を繰り返すことにより、ライトスキャナ21、22によ
る書込点の検出タイミングが互いに最も近接する検出位
置を組み合せて、また、直前の検出周期において特定し
た書込点の検出位置に最も近接する検出位置を組み合せ
たり、先の書込点の検出位置を減算した絶対値が最も小
さくなる組み合せを選択して、その書込点を特定するこ
とができる。
【0055】なお、このとき、本実施形態では、書込点
(X1,Y1)、(X2,Y2)を特定する前に、ライトス
キャナ21は回転角α1、α2を検出する一方、ライトス
キャナ22は回転角β1、β2を検出することから、検出
した回転角(α1,β1)、(α2,β2)または回転
角(α1,β2)、(α2,β1)の組み合せを選択し
てから書込点(X1,Y1)、(X2,Y2)を特定するよ
うにしてもよい。例えば、検出回転角(α1,β1)、
(α2,β2)と、検出回転角(α1,β2)、(α
2,β1)との組み合せにおける検出回転角(αi,β
i)の検出時間差Δtを合算した値が最も小さくなる組
み合せを選択し、その組み合せから書込点(X1,Y
1)、(X2,Y2)を演算特定するようにしてもよい。
【0056】このように本実施形態においても、上述実
施形態と同様な作用効果を得ることができるとともに、
光学式に透明ガラス基板1上に書き込まれた書込点を特
定することができるので、その透過面1a上を短い周期
で走査することができる。なお、本実施形態では、反射
アレイ23〜25に並列させる反射キューブ36を円錐形状に
形成しているが、これに限るものではなく、例えば、頂
角を90度にした四角錐形状にしてもよいことはいうま
でもない。また、ライトスキャナ21、22は、モータ34が
同一方向に連続駆動して回転するが、透過面1a上を往
復走査するように正逆回転するようにしてもよく、ま
た、ライトスキャナ21、22自体を回転するのではなく、
ポリゴンミラーなどにより偏向走査するようにしてもよ
い。
【0057】また、本実施形態では、回転角α1、α
2、β1、β2を検出することから、透過面1a上への
書込点をそのまま角座標により特定するようにしてもよ
い。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、組合対象となる検出位
置が複数検出された場合に、検出タイミングが最も近接
する検出位置を組み合せた検出点を書込点として特定す
ることにより、複数のユーザ毎により書込が開始された
各々の書込点を特定することができ、書き込んでいない
書込点を特定して書込画が異なるものとなってしまうこ
とがない。したがって、複数のユーザによる書込を許容
することができ、利用性を向上させることができる。
【0059】また、組合対象となる検出位置が複数検出
された場合に、直前の書込点の各々に最も近接する検出
位置を組み合せた検出点を書込点として特定することに
より、複数のユーザにより線分が書き込まれている場合
にもユーザ毎の書込点を特定することができ、書き込ん
でいない書込点を特定して線分以外の書込画となってし
まうことがない。したがって、複数のユーザによる書込
を許容することができ、利用性を向上させることができ
る。
【0060】さらに、組合対象となる検出位置を2つ検
出したときに先の書込点の最後が1つである場合に、そ
の1つの書込点に最も近接する検出位置を組み合せた検
出点を1つの書込点として特定すると共に、その検出点
の対角の検出位置を組み合せた検出点を他の書込点とし
て特定することにより、2人のユーザにより書込点が断
続する線分、例えば文字などを書き込んでいる場合にも
ユーザ毎の書込点を特定することができ、書き込んでい
ない書込点を特定して文字など以外の書込画となってし
まうことがない。したがって、2人のユーザによる書込
を許容することができ、利用性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る座標入力装置の第1実施形態を画
像表示装置とともに画像表示システムに適用した一例を
示す図であり、その概略全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】その表示手段を示す斜視図である。
【図3】その書込面を示す平面図である。
【図4】その書込点の特定を示す図であり、(a)はそ
の書込点の検出周期を説明するグラフであり、(b)は
2つの書込点の特定を説明するグラフである。
【図5】その図4と異なる書込点の特定を説明するグラ
フである。
【図6】その図4、図5と異なる書込点の特定を説明す
る図であり、その書込面を示す平面図である。
【図7】本発明に係る座標入力装置の第2実施形態を画
像表示装置とともに画像表示システムに適用した一例を
示す図であり、その書込点の特定を説明するグラフであ
る。
【図8】本発明に係る座標入力装置の第3実施形態を画
像表示装置とともに画像表示システムに適用した一例を
示す図であり、その書込面を示す斜視図である。
【図9】その要部を示す斜視図である。
【図10】その図9と異なる要部を示す図であり、(a)
はその斜視図、(b)はその断面図である。
【図11】その書込面を示す平面図である。
【図12】その従来例を示す平面図である。
【図13】その図12と異なる従来例を示す平面図である。
【図14】その図12に示す従来例の課題を説明する図であ
り、その書込面を示す平面図である。
【図15】その従来例の課題を説明する図であり、その書
込点の特定を説明するグラフである。
【図16】その図13に示す従来例の課題を説明する図であ
り、その書込面を示す平面図である。
【符号の説明】
1 透明ガラス基板(書込部材) 1a 透過面(書込面) 2 発信用トランスデューサ(発信手段、X軸検出手
段) 3 受信用トランスデューサ(受信手段、X軸検出手
段) 4 発信用トランスデューサ(発信手段、Y軸検出手
段) 5 受信用トランスデューサ(受信手段、Y軸検出手
段) 6 反射アレイ(X軸検出手段) 7 反射アレイ(Y軸検出手段) 8 入力ペン 10 画像表示システム 11 操作部 12 ディスプレイ部(表示手段) 13 画像メモリ 14、30 入力部 15 ROM 16 制御部(書込座標特定手段) 21、22 スキャナライト(挟角検出手段) 23〜25 反射アレイ(挟角検出手段) 31 発光器(発光手段) 32 受光器(受光手段) 34 モータ 35 ロータリーエンコーダ 36 反射キューブ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】書込面上に書き込まれた書込点の基準点か
    らのX軸方向およびY軸方向の位置を各々が独立して任
    意の周期で検出するX軸検出手段およびY軸検出手段
    と、該X軸およびY軸の検出位置を合成した検出点を書
    込面上の書込点として特定する書込座標特定手段と、を
    備えた座標入力装置において、 書込座標特定手段は、X軸検出手段またはY軸検出手段
    の一方による書込点の検出位置に対して他方による書込
    点の検出位置が複数検出されている場合には、該一方に
    よる検出位置の検出タイミングに最も近接する検出タイ
    ミングで他方が検出した検出位置を選択して検出点を合
    成し書込点の座標を特定するように構成したことを特徴
    とする座標入力装置。
  2. 【請求項2】書込面上に書き込まれた書込点の基準点か
    らのX軸方向およびY軸方向の位置を各々が独立して任
    意の周期で検出するX軸検出手段およびY軸検出手段
    と、該X軸およびY軸の検出位置を合成した検出点を書
    込面上の書込点として特定する書込座標特定手段と、を
    備える座標入力装置において、該書込座標特定手段を構
    成して書込面上の書込点を特定する処理を行う中央処理
    装置が使用するプログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 X軸検出手段またはY軸検出手段の一方による書込点の
    検出位置に対して他方による書込点の検出位置が複数検
    出される同時書込を検知する処理と、 該同時書込の検知時には当該一方による検出位置の検出
    タイミングに最も近接する検出タイミングで当該他方が
    検出した検出位置を選択して検出点を合成し書込点の座
    標を特定する処理と、を実行するためのプログラムを中
    央処理装置が読み出し可能に記録されていることを特徴
    とする記録媒体。
  3. 【請求項3】書込面上に書き込まれた書込点の基準点か
    らのX軸方向およびY軸方向の位置を各々が独立して任
    意の周期で検出するX軸検出手段およびY軸検出手段
    と、該X軸およびY軸の検出位置を合成した検出点を書
    込面上の書込点として特定する書込座標特定手段と、を
    備えた座標入力装置において、 書込座標特定手段は、X軸検出手段またはY軸検出手段
    の一方による書込点の検出位置に対して他方による書込
    点の検出位置が複数検出されている場合には、直前に座
    標を特定した書込点に最も近接する検出点を合成する該
    他方が検出した検出位置を選択して次の書込点の座標を
    特定するように構成したことを特徴とする座標入力装
    置。
  4. 【請求項4】書込面上に書き込まれた書込点の基準点か
    らのX軸方向およびY軸方向の位置を各々が独立して任
    意の周期で検出するX軸検出手段およびY軸検出手段
    と、該X軸およびY軸の検出位置を合成した検出点を書
    込面上の書込点として特定する書込座標特定手段と、を
    備える座標入力装置において、該書込座標特定手段を構
    成して書込面上の書込点を特定する処理を行う中央処理
    装置が使用するプログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 X軸検出手段またはY軸検出手段の一方による書込点の
    検出位置に対して他方による書込点の検出位置が複数検
    出される同時書込を検知する処理と、 該同時書込の検知時には直前に座標を特定した書込点に
    最も近接する検出点を合成する当該他方が検出した検出
    位置を選択して次の書込点の座標を特定する処理と、を
    実行するためのプログラムを中央処理装置が読み出し可
    能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
  5. 【請求項5】前記書込座標特定手段は、X軸検出手段お
    よびY軸検出手段の各々が2つの検出位置を検出してい
    る場合には、最後に座標を特定した書込点に最も近接す
    る検出点を合成する各々が検出した検出位置を選択する
    とともに、該検出点の対角に位置する検出点を合成する
    他の検出位置を選択して、次の書込点の座標を特定する
    ように構成したことを特徴とする請求項3に記載の座標
    入力装置。
  6. 【請求項6】前記X軸検出手段およびY軸検出手段の各
    々に2つの検出位置を検出される同時書込を検知する処
    理と、 該同時書込の検知時には最後に座標を特定した書込点に
    最も近接する検出点を合成する各々が検出した検出位置
    を選択するとともに、該検出点の対角に位置する検出点
    を合成する他の検出位置を選択して、次の書込点の座標
    を特定する処理と、を実行するためのプログラムを中央
    処理装置が読み出し可能に記録されていることを特徴と
    する請求項4に記載の記録媒体。
  7. 【請求項7】前記書込面を構成する表面弾性波を伝播可
    能な板材よりなる書込部材と、書込部材の書込面外方の
    4辺に配設され該書込部材のX軸方向またはY軸方向に
    伝播する表面弾性波の一部を直交方向に反射する反射部
    を並設した反射アレイと、反射アレイの反射部の並列方
    向に進行する表面弾性波を発信して書込部材に伝播させ
    る発信手段と、反射アレイにより反射されて書込部材を
    伝播されてくる表面弾性波を受信する受信手段と、を備
    え、 発信手段および受信手段の1組みを書込部材のX軸方向
    およびY軸方向の一側辺両端側の各々に配設して、該発
    信手段および受信手段と反射アレイによりX軸検出手段
    およびY軸検出手段を構成し、 前記書込座標特定手段は、受信手段からの受信信号を受
    け取って書込部材の書込面に書き込まれた書込点の書込
    部材の一側辺からの位置を検出して該書込点の座標を特
    定することを特徴とする請求項1、3、または5のいず
    れかに記載の座標入力装置。
  8. 【請求項8】書込面上に書き込まれた書込点と基準点と
    の間の挟角を異なる2箇所の配置場所から各々が独立し
    て任意の周期で検出する1組みの挟角検出手段と、検出
    された2つの挟角を合成した検出点を書込面上の書込点
    として特定する書込座標特定手段と、を備えた座標入力
    装置において、 書込座標特定手段は、一方の挟角検出手段による書込点
    の検出位置に対して他方の挟角検出手段による書込点の
    検出位置が複数検出されている場合には、該一方による
    検出位置の検出タイミングに最も近接する検出タイミン
    グで他方が検出した検出位置を選択して検出点を合成し
    書込点の座標を特定するように構成したことを特徴とす
    る座標入力装置。
  9. 【請求項9】書込面上に書き込まれた書込点と基準点と
    の間の挟角を異なる2箇所の配置場所から各々が独立し
    て任意の周期で検出する1組みの挟角検出手段と、検出
    された2つの挟角を合成した検出点を書込面上の書込点
    として特定する書込座標特定手段と、を備える座標入力
    装置において、該書込座標特定手段を構成して書込面上
    の書込点を特定する処理を行う中央処理装置が使用する
    プログラムを記録した記録媒体であって、 一方の挟角検出手段による書込点の検出位置に対して他
    方の挟角検出手段による書込点の検出位置が複数検出さ
    れる同時書込を検知する処理と、 該同時書込の検知時には当該一方による検出位置の検出
    タイミングに最も近接する検出タイミングで当該他方が
    検出した検出位置を選択して検出点を合成し書込点の座
    標を特定する処理と、を実行するためのプログラムを中
    央処理装置が読み出し可能に記録されていることを特徴
    とする記録媒体。
  10. 【請求項10】書込面上に書き込まれた書込点と基準点
    との間の挟角を異なる2箇所の配置場所から各々が独立
    して任意の周期で検出する1組みの挟角検出手段と、検
    出された2つの挟角を合成した検出点を書込面上の書込
    点として特定する書込座標特定手段と、を備えた座標入
    力装置において、 書込座標特定手段は、一方の挟角検出手段による書込点
    の検出位置に対して他方の挟角検出手段による書込点の
    検出位置が複数検出されている場合には、直前に座標を
    特定した書込点に最も近接する検出点を合成する該他方
    が検出した検出位置を選択して次の書込点の座標を特定
    するように構成したことを特徴とする座標入力装置。
  11. 【請求項11】書込面上に書き込まれた書込点と基準点
    との間の挟角を異なる2箇所の配置場所から各々が独立
    して任意の周期で検出する1組みの挟角検出手段と、検
    出された2つの挟角を合成した検出点を書込面上の書込
    点として特定する書込座標特定手段と、を備える座標入
    力装置において、該書込座標特定手段を構成して書込面
    上の書込点を特定する処理を行う中央処理装置が使用す
    るプログラムを記録した記録媒体であって、 一方の挟角検出手段による書込点の検出位置に対して他
    方の挟角検出手段による書込点の検出位置が複数検出さ
    れる同時書込を検知する処理と、 該同時書込の検知時には直前に座標を特定した書込点に
    最も近接する検出点を合成する当該他方が検出した検出
    位置を選択して次の書込点の座標を特定する処理と、を
    実行するためのプログラムを中央処理装置が読み出し可
    能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】前記書込座標特定手段は、挟角検出手段
    の各々が2つの検出位置を検出している場合には、最後
    に座標を特定した書込点に最も近接する検出点を合成す
    る各々が検出した検出位置を選択するとともに、該検出
    点の対角に位置する検出点を合成する他の検出位置を選
    択して、次の書込点の座標を特定するように構成したこ
    とを特徴とする請求項10に記載の座標入力装置。
  13. 【請求項13】前記挟角検出手段の各々に2つの検出位
    置を検出される同時書込を検知する処理と、 該同時書込の検知時には最後に座標を特定した書込点に
    最も近接する検出点を合成する各々が検出した検出位置
    を選択するとともに、該検出点の対角に位置する検出点
    を合成する他の検出位置を選択して、次の書込点の座標
    を特定する処理と、を実行するためのプログラムを中央
    処理装置が読み出し可能に記録されていることを特徴と
    する請求項11に記載の記録媒体。
  14. 【請求項14】前記書込面外方に配設され該書込面上を
    進行してきた光を該進行方向と逆方向に反射する反射部
    を並設した反射アレイと、反射アレイの反射部に向けて
    光を出射して書込面上を走査する発光手段と、反射アレ
    イにより反射されて書込面上を戻ってくる反射光を受光
    する受光手段と、を備え、 発光手段および受光手段の1組みを各々異なる2箇所に
    配設して、該発光手段および受光手段と反射アレイによ
    り挟角検出手段を構成し、 前記書込座標特定手段は、受光手段からの受光信号を受
    け取って書込面に書き込まれた書込点の基準点との間の
    挟角を検出して該書込点の座標を特定することを特徴と
    する請求項8、10、または12のいずれかに記載の座
    標入力装置。
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