JPH1189073A - ディジタルリレーの整定変更方式 - Google Patents

ディジタルリレーの整定変更方式

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JPH1189073A
JPH1189073A JP9237567A JP23756797A JPH1189073A JP H1189073 A JPH1189073 A JP H1189073A JP 9237567 A JP9237567 A JP 9237567A JP 23756797 A JP23756797 A JP 23756797A JP H1189073 A JPH1189073 A JP H1189073A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般回線を用いたディジタル(保護)リレー
の整定変更において第3者の介入の余地をなくす。 【解決手段】 ディジタルリレーと遠隔保守用コンピュ
ータを一般回線で接続し、コンピュータからディジタル
リレーに設定情報を伝達してディジタルリレーの整定
値,設定値等を変更するものにおいて、ディジタルリレ
ー側にコールバック機能(103〜106)を設け、一
般回線から設定情報を受けた場合(101,102)、
一旦接続を切って(103)ディジタルリレーからコー
ルバックにより予め設定された特定遠隔保守用コンピュ
ータと接続して整定変更の通信処理(107)を行う。
ディジタルリレーは整定変更の通信処理をコールバック
により行うので、一般回線から第3者が設定を改ざんし
ようとしても整定変更はできない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力系統を保護
するディジタル保護継電装置(ディジタルリレー)の保
守・運用のための整定値情報,設定情報等の変更を一般
通信回線を用いて遠隔地から安全に操作するディジタル
リレーの整定値変更方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】変電所等によるディジタルリレー(ディ
ジタル保護継電装置)の持っている多量の情報を、遠隔
地の制御所等で監視・運用保守する場合、情報回線とし
て、高速で通信費の安い公衆電話回線、ISDN回線、
構内LAN回線など、通信手段として一般的に使用され
ている情報回線を使用することが考えられる。(以下、
これらの制御運用者とディジタルリレーの2者以外に、
第3者からの接続することのできる通信回線を一般回
線、第3者の接続があり得ない通信回線を専用回線とい
う。)この場合、図1に示すように、ディジタルリレー
1が検出している状態、動作状況、異常状態等の情報を
制御所等におかれた遠隔保守用コンピュータ2で情報収
集し、一般回線3を介して保守運用をすることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在の通信回線におけ
る情報の保護について、パスワード処理、情報の暗号化
等、種々な方法があるが、制御所の保守運用者とディジ
タルリレーの2者以外に、第3者にも接続されている一
般回線においては、ディジタルリレーにアクセスされる
可能性がある。
【0004】この場合、現在のディジタルリレーが検出
している状態、動作状況、異常状態等の情報が第3者に
漏れることは、好ましくないが、それ以上にディジタル
リレーの整定値情報、設定情報等、保護性能に関する情
報の変更はディジタルリレーの保護性能を著しく低下さ
せかねない。
【0005】ところが、現在の一般回線で、第3者から
の接続があり得る回線においては、ディジタルリレーへ
の回線の接続は次のように容易であると言わざるを得な
い。
【0006】モデムなどを使用した公衆電話回線、IS
DN回線等の場合は、電話番号が分かれば、モデムを介
してディジタルリレーにアクセス可能である。構内LA
N等は、使用しているプロトコル、例えば、TCP/I
Pの場合は、IPアドレスが分かれば、ディジタルリレ
ーに接続可能である。
【0007】その結果、制御所とディジタルリレーとの
通信がモニターされ、アプリケーションレベルの情報交
換手順が解読できれば、ディジタルリレーの情報を得る
こと、または、あたかも第3者が制御所からのアクセス
のようにディジタルリレーの整定変更等を行うことが可
能である。
【0008】この発明は、上記一般回線を使用した場合
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、第3者が絶対に整定変更などの改ざん作業をでき
なくすると共に、仮に改ざんされた場合それを容易に検
出し、即時に訂正することのできるディジタルリレーの
整定値変更方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、ディジタル
リレーと遠隔保守用コンピュータを一般回線で接続し、
遠隔保守用コンピュータからディジタルリレーに設定情
報を伝達してディジタルリレーの整定値,設定値等を変
更するディジタルリレーの整定変更方式において、ディ
ジタルリレー側にコールバック機能を設け、一般回線か
ら設定情報を受けた場合、一旦接続を切ってディジタル
リレーから予め設定された特定遠隔保守用コンピュータ
にのみ通信接続処理を行い、整定変更に第3者の介入の
あり得ないようにした。
【0010】または、ディジタルリレーと遠隔保守用コ
ンピュータとの間に専用回線を設け、遠隔保守用コンピ
ュータから専用回線を介して運用開始指令をディジタル
リレーに伝達し、整定変更に第3者の介入のあり得ない
ようにした。
【0011】また、ディジタルリレーと遠隔保守用コン
ピュータとの間に、専用回線を設け、ディジタルリレー
は一般回線から設定情報を受けた場合、整定変更処理を
行い、遠隔保守用コンピュータ側に専用回線を介して遠
隔運用アクセスが有ったことを伝達し、第3者による設
定情報の改ざんを検出可能とした。
【0012】そして、遠隔保守用コンピュータに遠隔運
用アクセスが有ったことが伝達されると、遠隔保守用コ
ンピュータは一般回線を介してディジタルリレーに接続
し、ディジタルリレーの整定値と遠隔保守用コンピュー
タの整定情報とを比較し、不一致の場合、ディジタルリ
レーの整定変更処理を行うようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1(一般回線を使用してモデムのコールバッ
ク機能を使用する方式) 一般回線の公衆電話回線や、ISDN回線のモデムやタ
ーミナルアダプタを使用する場合、これらの回線端末機
能にコールバック機能、または、ディジタルリレーにコ
ールバック機能を設けることによって、通信処理をディ
ジタルリレーからあらかじめディジタルリレーに設定し
ておいた制御所の電話番号、または、IPアドレスへの
通信によって2者間の通信を確保する。
【0014】因みにコールバックとは、不特定多数から
の通信接続を受け入れないで、外部からの通信接続依頼
によって、ディジタルリレー自身にあらかじめ設定した
特定接続先にのみ通信接続処理を行う方法である。
【0015】実施の形態1は、図1に示すディジタルリ
レーと制御所の遠隔保守用コンピュータ2をモデム4,
5等に介して一般回線3で接線したディジタルリレーの
情報通信システムにおいて、ディジタルリレーの処理の
みで安全にディジタルリレーの整定を行う。
【0016】この場合のディジタルリレー1の処理内容
を図2のフローを用いて説明する。ディジタルリレーが
一般回線3から着呼を受信(101)した後、正常な通
信アクセスか否か判断し(102)、正常なアクセスで
あれば一旦その回線を切断して(103)、再び予め設
定された制御所の遠隔保守用コンピュータ2へ発呼処理
を行う(104)。
【0017】そして、コンピュータ2との接続確認をし
(106)、話し中、BUSY等の条件で回線接続がで
きなかった場合、一定時間待って再び発呼を試みる(1
06,104)。以上のようにして接続されれば、通常
の通信処理(107)に従ってコンピュータ2とディジ
タルリレー1で情報交換、整定変更などを行う。
【0018】実施の形態1によれば、着呼を受信した場
合、正常アクセスを確認し、ディジタルリレー1からコ
ンピュータ2を呼んで通信処理を行うので、一般回線3
を使用していても第3者により整定変更などの改ざんが
なされることはない。
【0019】実施の形態2(一般回線と専用回線を使用
する方式) 実施の形態2は、図1のように、変電所等に設けられた
ディジタルリレー1と制御所の遠隔保守用コンピュータ
2の間を一般回線3を介して情報通信を行うシステムに
おいて、その一般回線の他に、第3者の入らないテレコ
ン回線のような専用回線を用いて整定変更操作の完了を
示す「運用開始」の最終指令を行う方式である。
【0020】実施の形態2のディジタルリレーの保守運
用システム構成を図3に示す。同図において、1〜5は
図1と同じく構成された一般回線を用いたディジタルリ
レーの情報通信システム、6はテレコン用専用回線、7
は専用回線6のディジタルリレー1側に接続されたテレ
コン、8はコンピュータ2と専用回線の間に接線された
テレコン、9はテレコン7からディジタルリレー1への
接点回路で、コンピュータ2からテレコン8,専用回線
6,テレコン7で通信した整定変更処理の完了を指示す
る「運用開始指令」のみを1ポジション制御信号として
伝達し、ディジタルリレー1のDIでテレコン経由の
「運用開始」指令を入力することによって運用開始処理
を行ったものである。10はディジタルリレー1の「運
用開始」装置前面スイッチを示す。ディジタルリレー1
は図4のフローで動作させる。
【0021】ディジタルリレー1の処理を図4を用いて
説明する。ディジタルリレー1は一般回線3から整定変
更指令があり(201Y)整定変更処理(202)に入
るとタイマのタイムアウトを監視し(203)、タイム
アウトするまでの一定時間以内にコンピュータ2からテ
レコン(6〜8)経由の運用開始指令又は装置前面にあ
る運用開始スイッチ10のDI入力があった場合(20
4Y)のみ運用開始処理(205)を行う。
【0022】実施の形態2によれば、一般回線から整定
変更指令等があっても、一定時間以内に運用開始指令を
DIに入力できない場合は、整定変更処理がキャンセル
されるので、運用開始処理がなされることはない。した
がって、第3者により整定変更などの改ざんがなされる
ことはない。
【0023】実施の形態3(遠隔運用アクセス権常時監
視方式) ディジタルリレーで遠隔運用アクセスがあったことを、
本来遠隔運用アクセスを行うべき遠隔地の制御所にテレ
コンなどを介して常時監視する方式で、ディジタルリレ
ーの通信は、一般回線だけを使用し、通信接続処理や、
重要な情報の更新処理にも特別な手法を取らずに監視す
る。
【0024】実施の形態3のディジタルリレーの保守運
用システム構成を図5に示す。同図において、1〜5は
図1と同様に構成された一般回線を用いたディジタルリ
レーの情報通信システム、6はテレコン用専用回路、
7,8はテレコン、11はディジタルリレー1からの
「遠隔からの整定変更有り」接点信号11−1をテレコ
ンに出力する接点回路、12はテレコン8からの「遠隔
からの整定変更有り)信号、13はテレコン8からの信
号12をコンピュータ2に入力する接点回路である。
【0025】ディジタルリレー1の処理内容を図6のフ
ローを用いて説明する。ディジタルリレー1は、一般回
線3の着呼(301)によって、各種の通信処理を行う
が、整定変更か否かを判断し(302)、整定変更の場
合、整定変更処理(303)、運用開始指令の有無を判
断する(304)。
【0026】運用開始指令があれば運用開始処理(30
5)がなされた条件で、警報処理(306)を行い、デ
ィジタルリレー1が接点回路11を介してテレコン用専
用回線6で制御所のコンピュータ2の運用方に、整定変
更処理が行われたことを通知する。この際、ディジタル
リレー1は着呼から一般回線3によって整定変更が完了
したという条件で接点回路11から専用回線6を介して
コンピュータ2に警報出力する。
【0027】なお、接点回路11にはディジタルリレー
1が従来有する警報接点回路を使用することができる。
【0028】実施の形態3によれば、一般回線からの第
3者のアクセス状態を監視することによって重要情報の
改ざんの検出が可能である。
【0029】実施の形態4(重要な情報の更新(整定
値,設定値)を比較監視する方式) 実施の形態4は、制御所等の遠隔保守用コンピュータで
重要な情報、例えば、整定値,設定値等を管理し、実施
の形態3のように遠隔運用アクセスを検出した時、遠隔
保守用コンピュータから、ディジタル保護継電装置に、
確認用に再び通信接続を行い、遠隔保守用コンピュータ
で管理している本来あるべき整定値、設定値であること
を比較チェックすることにより監視し、不一致があれ
ば、それを修正するものである。
【0030】ディジタルリレーの保守運用システム構成
としては上記図5のものを使用し、制御所の遠隔保守用
コンピュータの処理で実現する。
【0031】遠隔保守用コンピュータの処理を図7の動
作フローを用いて説明する。実施の形態3による整定変
更警報が遠隔保守用コンピュータ4に入ると(40
1)、コンピュータ4が行った整定変更処理に基づくも
のか否かを判断し(402)、判断結果がNならばその
警報出力を解除し(403)、判断結果がYならば、デ
ィジタルリレー1に一般回線を用いて発呼し(40
4)、接続し、整定値の読み出し処理を行う(40
5)、読み出し結果が、遠隔保守用コンピュータ1で格
納してある、本来あるべき整定情報であるか整定値の不
一致の有無を判断し(406)、不一致であれば、即座
に整定変更処理をし(407)、本来の整定値に戻す手
段を用意する。最終的に本来の整定値で再度、運用を開
始し、一般回線を切断する(408)。
【0032】実施の形態4によれば、改ざんを検出して
訂正ができる。
【0033】
【発明の効果】
(1)請求項1のものは、コールバック機能を有するこ
とによりディジタルリレーに予め設定した制御所等の遠
隔保守用コンピュータとしか接続があり得ない方式とな
っているので、高速で安い一般回線を用いて第3者の介
入のあり得ない信頼性のあるディジタルリレーの整定変
更が可能となる。
【0034】(2)請求項1のものは、一般回路を介し
てディジタルリレーの多量の情報通信をする他に、整定
変更操作の完了を示す運用開始の最終指令を第3者の入
らない専用回線を用いて遠隔保守用コンピュータからデ
ィジタルリレーに伝達するので、第3者の介在があり得
なくなり、信頼性が向上する。
【0035】(3)請求項3のものは、一般回線からの
第3者のアクセス状態を監視することによって重要情報
の改ざんを検出することが可能である。
【0036】(4)請求項4のものは、改ざんを検出
し、その後、遠隔保守用コンピュータがディジタルリレ
ーに確認用に再び通信接続を行い比較チェックし、不一
致があれば訂正するので、改ざんの訂正が容易にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかるディジタルリレーの情報
通信システム構成図。
【図2】ディジタルリレーのコールバック通信接続処理
フロー図。
【図3】実施の形態2にかかるディジタルリレーの保守
運用システム構成図。
【図4】ディジタルリレーの整定変更時における処理フ
ロー図。
【図5】実施の形態3にかかるのディジタルリレーの保
守運用システム構成図。
【図6】ディジタルリレーの整定変更時における処理フ
ロー図。
【図7】実施の形態4にかかる遠隔保守コンピュータの
警報受信時における処理フロー図。
【符号の説明】
1…ディジタルリレー(ディジタル保護継電装置) 2…遠隔保守用コンピュータ 3…一般回線(公衆電話回線、ISDN回線、構内LA
N、WAN等) 4,5…モデム(又はターミナルアダプタ、LANアダ
プタ等) 6…テレコン用専用回線 7,8…テレコン(遠方型視制御装置) 9…接点回路 9−1…「運用開始」テレコン経由接点信号 10…「運用開始」装置前面スイッチ 11…接点回路 11−1…「遠隔からの整定変更有り」接点信号 12…テレコン経由の「遠隔からの整定変更有り」信号 13…接点回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルリレーと遠隔保守用コンピュ
    ータを一般回線で接続し、遠隔保守用コンピュータから
    ディジタルリレーに設定情報を伝達してディジタルリレ
    ーの整定値,設定値等を変更するディジタルリレーの整
    定変更方式において、 ディジタルリレー側にコールバック機能を設け、一般回
    線から設定情報を受けた場合、一旦接続を切ってディジ
    タルリレーから予め設定された特定遠隔保守用コンピュ
    ータにのみ通信接続処理を行い、整定変更に第3者の介
    入のあり得ないようにしたことを特徴とするディジタル
    リレーの整定変更方式。
  2. 【請求項2】 ディジタルリレーと遠隔保守用コンピュ
    ータを一般回線で接続し、遠隔保守用コンピュータから
    ディジタルリレーに設定情報を伝達してディジタルリレ
    ーの整定値,設定値等を変更するディジタルリレーの整
    定変更方式において、 ディジタルリレーと遠隔保守用コンピュータとの間に専
    用回線を設け、遠隔保守用コンピュータから専用回線を
    介して運用開始指令をディジタルリレーに伝達し、整定
    変更に第3者の介入のあり得ないようにしたことを特徴
    とするディジタルリレーの整定変更方式。
  3. 【請求項3】 ディジタルリレーと遠隔保守用コンピュ
    ータを一般回線で接続し、遠隔保守用コンピュータから
    ディジタルリレーに設定情報を伝達してディジタルリレ
    ーの整定値,設定値等を変更するディジタルリレーの整
    定変更方式において、 ディジタルリレーと遠隔保守用コンピュータとの間に、
    専用回線を設け、ディジタルリレーは一般回線から設定
    情報を受けた場合、整定変更処理を行い、遠隔保守用コ
    ンピュータ側に専用回線を介して遠隔運用アクセスが有
    ったことを伝達し、第3者による設定情報の改ざんを検
    出可能としたことを特徴とするディジタルリレーの整定
    変更方式。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 遠隔保守用コンピュータに遠隔運用アクセスが有ったこ
    とが伝達されると、遠隔保守用コンピュータは一般回線
    を介してディジタルリレーに接続し、ディジタルリレー
    の整定値と遠隔保守用コンピュータの整定情報とを比較
    し、不一致の場合、ディジタルリレーの整定変更処理を
    行うことを特徴とするディジタルリレーの整定変更方
    式。
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