JPH1189346A - 四輪駆動型の水田作業車 - Google Patents

四輪駆動型の水田作業車

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JPH1189346A
JPH1189346A JP25666797A JP25666797A JPH1189346A JP H1189346 A JPH1189346 A JP H1189346A JP 25666797 A JP25666797 A JP 25666797A JP 25666797 A JP25666797 A JP 25666797A JP H1189346 A JPH1189346 A JP H1189346A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回時に前輪変速装置が自動的に増速状態に
切換操作され、旋回中心側の後輪のサイドブレーキが自
動的に制動側に操作されるように構成した四輪駆動型の
水田作業車において、旋回時の田面の荒れを抑える。 【解決手段】 前輪1の直進位置Aからの操向角度が大
きくなるほど、旋回中心側のサイドブレーキ35の制動
力が強側に変更操作され、前輪1の直進位置Aからの操
向角度が小さくなるほど、旋回中心側のサイドブレーキ
35の制動力が弱側に変更操作されるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用型田植機や乗
用型直播機等の四輪駆動型の水田作業車における走行系
の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】四輪駆動型の水田作業車の一例である乗
用型田植機においては、前輪と後輪とが略同じ速度で駆
動される標準状態、及び前輪が後輪よりも高速で駆動さ
れる増速状態に切換操作自在な前輪変速装置を備えるこ
とが提案されている。これにより、一回の植付行程が終
了して機体が畦際に達した際、旋回の開始に伴って、前
輪変速装置が増速状態に自動的に切換操作され、右及び
左の後輪を各々独立に制動可能なサイドブレーキのう
ち、旋回中心側のサイドブレーキが自動的に制動側に操
作されるように構成して、畦際で小回り旋回が行えるよ
うに構成することが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】四輪駆動型の水田作業
車において、前述のように前輪変速装置を増速状態に切
換操作し、旋回中心側のサイドブレーキを制動側に操作
して旋回を行うと、小回り旋回が行えるのに対して、逆
に田面を荒らしてしまうことが多い。このように畦際の
田面を荒らしてしまうと、例えば乗用型田植機において
畦際を走行して苗の植付走行を行う際に、畦際を事前に
充分に整地しておかないと、苗の植付走行が困難になる
ことがある。本発明は、旋回時に前輪変速装置が増速状
態に自動的に切換操作され、旋回中心側のサイドブレー
キが自動的に制動側に操作されるように構成された四輪
駆動型の水田作業車において、できるだけ田面を荒らさ
ないようにして旋回が行えるように構成することを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔I〕水田作業車において、前輪及び後輪のうち旋回中
心側の後輪が機体の旋回中心に最も近いものであり、旋
回中心側の後輪の旋回半径が最も小さなものとなってい
るので、前輪変速装置を増速状態に切換操作し、旋回中
心側のサイドブレーキを制動側に操作しての旋回時に、
旋回中心側の後輪が移動せずにその場で横に向きを変え
ると言うような状態となって、旋回中心側の後輪が田面
を最も荒らす状態となっている。
【0005】請求項1の特徴によると、旋回時に前輪変
速装置が増速状態に切換操作され、右及び左の後輪を各
々独立に制動可能なサイドブレーキのうち、旋回中心側
のサイドブレーキが制動側に操作されるのであり、前輪
の直進位置からの操向角度が大きくなるほど、旋回中心
側のサイドブレーキの制動力が強側に変更操作され、逆
に前輪の直進位置からの操向角度が小さくなるほど、旋
回中心側のサイドブレーキの制動力が弱側に変更操作さ
れる。
【0006】請求項1の特徴のように前輪の直進位置か
らの操向角度が小さくなるほど、旋回中心側のサイドブ
レーキの制動力が弱側に変更操作されるように構成する
と、特に小さな旋回半径で小回り旋回する必要の無い場
合に、旋回中心側の後輪がある程度回転して移動するよ
うな状態となって、旋回中心側の後輪が移動せずにその
場で横に向きを変えると言うような状態を避けることが
できる。逆に、前輪の直進位置からの操向角度が大きく
なると言うように、小さな旋回半径で小回り旋回する必
要がある場合には、旋回時に前輪変速装置が増速状態に
切換操作され、旋回中心側のサイドブレーキの制動力が
強側に変更操作されるので、小さな旋回半径での小回り
旋回が支障なく行える。
【0007】〔II〕請求項2の特徴によると、請求項
1の場合と同様に前項〔I〕に記載の「作用」を備えて
おり、これに加えて以下のような「作用」を備えてい
る。請求項2の特徴によると、旋回時に旋回中心側のサ
イドブレーキが制動側及び制動解除側に繰り返して操作
されるのであり、制動解除側の操作時間に対する制動側
の操作時間の比が大側に変更操作されることで、旋回中
心側のサイドブレーキの制動力が強側に変更操作された
ことになるように構成している。このように旋回中心側
のサイドブレーキが制動側及び制動解除側に繰り返して
操作されると、旋回時において旋回中心側の後輪が、停
止(又は少し回転)及び回転しての移動を繰り返す状態
となって、旋回中心側の後輪が移動せずにその場で横に
向きを変えると言うような状態を、さらに避けることが
できる。
【0008】〔III〕請求項3の特徴によると、請求
項1又は2の場合と同様に前項〔I〕〔II〕に記載の
「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作
用」を備えている。請求項3の特徴によると、前輪の直
進位置からの操向角度が大きくなる際、旋回中心側のサ
イドブレーキの制動力が強側に変更操作される度合いが
一定ではなく、前輪の直進位置からの操向角度が大きく
なる際、旋回中心側のサイドブレーキの制動力が強側に
あまり変更操作されなかったり、逆に強側に大きく変更
操作されたりと言うように、旋回中心側のサイドブレー
キの制動力が強側に変更操作される度合いを変更するこ
とができる。これにより、水田の状態(田面の泥の硬さ
や耕盤の深さ等)や作業形態等に応じて、旋回中心側の
サイドブレーキの制動力が強側に変更操作される度合い
を、適切なものに設定及び変更することができる。
【0009】〔IV〕請求項4の特徴によると、請求項
3の場合と同様に前項〔I〕〔II〕〔III〕に記載
の「作用」を備えており、これに加えて以下のような
「作用」を備えている。田面の泥が軟らかい場合、田面
に多くの水が存在していると言うことなので、泥が軟ら
かい状態で田面が荒らされたとしても、田面の荒れが自
然に消えることが多い。逆に田面の泥が硬い場合、田面
に水があまり存在していないと言うことなので、泥が硬
い状態で田面が荒らされると、田面の荒れが消えないと
言うことがある。
【0010】これにより請求項4の特徴のように、田面
の泥が軟らかいほど旋回中心側のサイドブレーキの制動
力が強側に変更操作される度合いが大きくなり、田面の
泥が硬いほど旋回中心側のサイドブレーキの制動力が強
側に変更操作される度合いが小さくなるように構成すれ
ば、特に田面の泥が硬い場合において、旋回中心側の後
輪が移動せずにその場で横に向きを変えると言うような
状態を、さらに避けることができる。逆に田面の泥が軟
らかい場合には、田面の荒れを避けながら小さな旋回半
径での小回り旋回が支障なく行える。
【0011】〔V〕請求項5の特徴によると、請求項3
の場合と同様に前項〔I〕〔II〕〔III〕に記載の
「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作
用」を備えている。水田作業車では前輪及び後輪が田面
から沈み込んで、田面よりも下方の耕盤に前輪及び後輪
が接地して走行すると言う状態となっているので、耕盤
の深さが深いほど、機体に掛かる抵抗が大きなものとな
る。これにより、請求項5の特徴のように耕盤の深さが
深いほど旋回中心側のサイドブレーキの制動力が強側に
変更操作される度合いが大きくなるように構成すると、
前輪変速装置が増速状態に切換操作されるのに加えて、
旋回中心側のサイドブレーキが制動側に強く操作される
ことによって、前輪の直進位置からの操向角度が大きい
のに、機体に掛かる抵抗により旋回半径が大きくなると
言う事態を避けることができる。
【0012】〔VI〕請求項6の特徴によると、請求項
3の場合と同様に前項〔I〕〔II〕〔III〕に記載
の「作用」を備えており、これに加えて以下のような
「作用」を備えている。一般に機体の走行速度が速いほ
ど、旋回時の遠心力により旋回半径が大きくなると言う
傾向になっている。これにより、請求項6の特徴のよう
に機体の走行速度が速いほど、旋回中心側のサイドブレ
ーキの制動力が強側に変更操作される度合いが大きくな
るように構成すると、前輪変速装置が増速状態に切換操
作されるのに加えて、旋回中心側のサイドブレーキが制
動側に強く操作されることによって、前輪の直進位置か
らの操向角度が大きいのに、旋回時の遠心力により旋回
半径が大きくなると言う事態を避けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示すように、操向操作自在
な左右一対の前輪1及び左右一対の後輪2で支持された
機体の後部に、苗植付装置3がリンク機構4及び油圧シ
リンダ5により昇降操作自在に連結されて、四輪駆動型
の水田作業車の一例である乗用型田植機が構成されてい
る。
【0014】次に、乗用型田植機の走行伝動系について
説明する。図2に示すように、機体の前部に配置された
エンジン6の動力が、主クラッチ7及び伝動軸8を介し
て、機体の後部のミッションケース9に伝達されてい
る。ミッションケース9に伝達された動力は、前進側及
び後進側に無段階に変速操作自在な静油圧式無段変速装
置10、及び高低2段に変速操作自在な副変速装置11
及び後輪デフ装置12を介して右及び左の後輪2に伝達
されている。後輪デフ装置12の直前から分岐した動力
が、油圧操作型式の前輪変速装置13、伝動軸14及び
前輪デフ装置15を介して右及び左の前輪1に伝達され
ている。
【0015】次に、前輪変速装置13について説明す
る。図2に示すように、伝動軸14に接続される支持軸
16に標準ギヤ17及び増速ギヤ18が相対回転自在に
外嵌されており、後輪デフ装置12の直前から分岐した
動力が伝動軸21を介して、標準ギヤ17及び増速ギヤ
18に伝達されている。支持軸16と標準ギヤ17との
間に摩擦多板型式で油圧操作型式の標準クラッチ19が
設けられ、支持軸16と増速ギヤ18との間に摩擦多板
型式で油圧操作型式の増速クラッチ20が設けられてい
る。これにより、標準クラッチ19を伝動側に操作する
と、前輪1と後輪2とが略同じ速度で駆動される標準状
態で、前輪デフ装置15に動力が伝達されるのであり、
増速クラッチ20を伝動側に操作すると、前輪1が後輪
2よりも高速で駆動される増速状態で、前輪デフ装置1
5に動力が伝達される。
【0016】図2に示すように、右及び左の後輪2を各
々独立に制動可能な左右一対のサイドブレーキ35、及
びサイドブレーキ35を各々独立に制動側に操作自在な
左右一対のサイドブレーキペダル36が備えられてい
る。右及び左のサイドブレーキ35を制動側に操作自在
な単動型の操作シリンダ33R,33Lが備えられてお
り、操作シリンダ33R,33Lに作動油を供給するこ
とにより、操作シリンダ33R,33Lが伸長してサイ
ドブレーキ35が制動側に操作されるのであり、操作シ
リンダ33R,33Lの作動油を排出することにより、
操作シリンダ33R,33Lが収縮してサイドブレーキ
35が制動解除側に操作される。
【0017】次に、前輪変速装置13及び右及び左の操
作シリンダ33R,33Lの油圧回路の構造について説
明する。図3に示すように、ポンプ24からの作動油が
電磁切換弁27及び油路26,29を介して、前輪変速
装置13に供給されている。電磁切換弁27において、
標準クラッチ19に作動油を供給して標準クラッチ19
を伝動側に操作する標準位置27A、及び増速クラッチ
20に作動油を供給して増速クラッチ20を伝動側に操
作する増速位置27Bが備えられており、バネによって
電磁切換弁27が標準位置27Aに付勢されている。
【0018】電磁切換弁27と増速クラッチ20とを接
続する油路29から油路30が分岐しており、油路30
が電磁操作弁31及び電磁切換弁32を介して、右及び
左の操作シリンダ33R,33Lに接続されている。電
磁操作弁31において右及び左の操作シリンダ33R,
33Lに作動油を供給する制動位置31A、右及び左の
操作シリンダ33R,33Lの作動油を排出する制動解
除位置31Bが備えられており、バネによって電磁操作
弁31が制動解除位置31Bに付勢されている。
【0019】電磁切換弁32において右の操作シリンダ
33Rに作動油を供給し左の操作シリンダ33Lの作動
油を排出する右制動位置32R、右の操作シリンダ33
Rの作動油を排出し左の操作シリンダ33Lに作動油を
供給する左制動位置32L、右及び左の操作シリンダ3
3R,33Lの作動油を排出する制動解除位置32Nが
備えられており、バネによって電磁切換弁32が制動解
除位置32Nに付勢されている。
【0020】次に、植付走行時における苗植付装置3の
昇降制御について説明する。図3及び図1に示すよう
に、苗植付装置3の左右中央下部に備えられたセンサー
フロート34の後部が、横軸芯P1周りに上下揺動自在
に支持され、苗植付装置3に備えられたポテンショメー
タ37の検出アーム37aと、センサーフロート34の
前部とが連係ロッド38により連結されている。バネ3
9により検出アーム37a及び連係ロッド38を介し
て、センサーフロート34の前部が下方側に付勢されて
いる。センサーフロート34のポテンショメータ37の
検出値が制御装置42に入力されており、ポテンショメ
ータ37の検出値は、センサーフロート34の前部と苗
植付装置3(ポテンショメータ37)との上下間隔を示
している。
【0021】従って、機体の進行に伴いセンサーフロー
ト34が田面に接地追従するのに対して苗植付装置3が
上下動すると、横軸芯P1周りにセンサーフロート34
の前部が上下動するので、ポテンショメータ37の検出
値が設定値Cとなるように(ポテンショメータ37の検
出アーム37aが設定値Cの姿勢となるように)、制御
装置42により制御弁28が操作され油圧シリンダ5が
伸縮操作されて、苗植付装置3が自動的に昇降操作され
る。これにより、苗植付装置3が田面から設定高さに維
持されて、苗植付装置3による苗の植付深さが設定値に
維持される。
【0022】次に、前述の昇降制御における制御感度の
変更について説明する。図3に示すように、人為的に操
作可能な感度設定ダイヤル41が機体の操縦部に備えら
れており、感度設定ダイヤル41の設定値が制御装置4
2に入力されている。この場合、運転者が田面の泥が硬
いと判断すれば、感度設定ダイヤル41を鈍感側に操作
すればよく、運転者が田面の泥が軟らかいと判断すれ
ば、感度設定ダイヤル41を敏感側に操作すればよい。
【0023】これにより、感度設定ダイヤル41が鈍感
側に操作されると、図3に示す設定値Cが上向き側の鈍
感側に自動的に変更されて、ポテンショメータ37の検
出値が上向きの設定値Cとなるように(ポテンショメー
タ37の検出アーム37aが上向きの設定値Cの姿勢と
なるように)、苗植付装置3が自動的に昇降操作され
る。この上向きの設定値Cにおいて、センサーフロート
34の姿勢が前上がり側になるので、センサーフロート
34の田面への接地面積が減少し、バネ39が圧縮され
てバネ39の付勢力が強められ、センサーフロート34
の田面への接地追従感度(昇降制御の制御感度)が鈍感
側に変更されることになる。
【0024】逆に感度設定ダイヤル41が敏感側に操作
されると、図3に示す設定値Cが下向き側の敏感側に自
動的に変更されて、ポテンショメータ37の検出値が下
向きの設定値Cとなるように(ポテンショメータ37の
検出アーム37aが下向きの設定値Cの姿勢となるよう
に)、苗植付装置3が自動的に昇降操作される。この下
向きの設定値Cにおいて、センサーフロート34の姿勢
が前下がり側になるので、センサーフロート34の田面
への接地面積が増加し、バネ39が伸長してバネ39の
付勢力が弱められ、センサーフロート34の田面への接
地追従感度(昇降制御の制御感度)が敏感側に変更され
ることになる。
【0025】次に、畦際での旋回の状態について説明す
る。図2及び図3に示すように、前輪1を操向操作する
ピットマンアーム22が備えられ、直進位置Aからのピ
ットマンアーム22の右及び左の操向角度を検出するポ
テンショメータ23が備えられており、ポテンショメー
タ23の検出値が制御装置42に入力されている。これ
により、一回の植付行程が終了して機体が畦際に達する
と、運転者は苗植付装置3を大きく上昇操作して、図1
に示す操縦ハンドル40により前輪1(ピットマンアー
ム22)を、直進位置Aから右又は左に操向操作し始め
て旋回を開始する。この状態では、前輪変速装置13は
まだ標準状態であり、右及び左のサイドブレーキ35は
制動側に操作されていない。
【0026】この場合、ピットマンアーム22が直進位
置Aから例えば右に操向操作されて右の第1設定角度A
1に達すると、図3に示すように制御装置42により電
磁切換弁27が標準位置27Aから増速位置27Bに操
作されて、前輪変速装置13が標準状態から増速状態に
切換操作される。右及び左の第1設定角度A1におい
て、右及び左のサイドブレーキ35はまだ制動側に操作
されていない。
【0027】次に、ピットマンアーム22が右の第1設
定角度A1からさらに右に操向操作され始めると、図3
に示すように制御装置42により電磁切換弁32が制動
解除位置32Nから右制動位置32Rに操作されて、電
磁操作弁31が制動位置31A及び制動解除位置31B
に亘って繰り返して交互に操作される。この場合、図5
に示すように電磁操作弁31が制動位置31A及び制動
解除位置31Bに操作される一つの周期Tが比較的長い
ものに設定されており、電磁操作弁31が制動位置31
A及び制動解除位置31Bに比較的低速で交互に繰り返
して操作される状態となっている。
【0028】従って、電磁操作弁31が制動位置31A
に操作されていると、旋回中心側である右の操作シリン
ダ33Rに作動油が供給されて、右のサイドブレーキ3
5が制動側に操作され、電磁操作弁31が制動解除位置
31Bに操作されていると、旋回中心側である右の操作
シリンダ33Rの作動油が排出されて、右のサイドブレ
ーキ35が制動解除側に操作される。これにより旋回中
において、旋回中心側の後輪2が停止(又は少し回転)
(旋回中心側のサイドブレーキ35が制動側に操作され
た状態)、及び回転しての移動(旋回中心側のサイドブ
レーキ35が制動解除側に操作された状態)を、繰り返
すような状態となる。
【0029】図5に示すように電磁操作弁31の周期T
において、電磁操作弁31が制動位置31Aに操作され
ている第1操作時間T1、及び制動解除位置31Bに操
作されている第2操作時間T2が変更自在に構成されて
おり、周期Tに対する第1操作時間T1の比(制動比
(T1/T)が変更自在に構成されている。これによっ
て、図4の実線の制動特性B1に示すように、ピットマ
ンアーム22が右の第1設定角度A1からさらに右に操
向操作され始めた場合、ピットマンアーム22の操向角
度が右の第1設定角度A1から大きくなるほど、これに
比例して制動比(T1/T)が大きなものに変更操作さ
れていき(第1操作時間T1が長くなり、第2操作時間
T2が短くなる)、ピットマンアーム22の操向角度が
右の第2設定角度A2に達すると、制動比(T1/T)
が設定値Dに保持される。
【0030】この設定値Dは「1.0」ではなく、制動
比(T1/T)が設定値Dになっても、図5に示す第2
操作時間T2は「0」にはならない。従って、ピットマ
ンアーム22が右又は左の第2設定角度A2を越えて、
大きく右又は左に操向操作されて旋回が行われても、こ
の旋回中において旋回中心側の後輪2は、停止(又は少
し回転)(旋回中心側のサイドブレーキ35が制動側に
操作された状態)、及び回転しての移動(旋回中心側の
サイドブレーキ35が制動解除側に操作された状態)を
繰り返す。
【0031】図3に示すように、感度設定ダイヤル41
の設定値が制御装置42に入力されており、前述のよう
に運転者が田面の泥が硬いと判断すれば、運転者によっ
て感度設定ダイヤル41が鈍感側に操作され、運転者が
田面の泥が軟らかいと判断すれば、運転者によって感度
設定ダイヤル41が敏感側に操作される。これにより、
感度設定ダイヤル41が鈍感側(田面の泥が硬い側)に
操作されるほど、図4に示すように実線の制動特性B1
が、一点鎖線の制動特性B2に示すように、傾きの小さ
なものに変更操作されるのであり(強側に変更操作され
る度合いが小さい)、これに伴って右及び左の第2設定
角度A2も大側に変更操作される。
【0032】逆に感度設定ダイヤル41が敏感側(田面
の泥が軟らかい側)に操作されるほど、図4に示すよう
に実線の制動特性B1が、二点鎖線の制動特性B3に示
すように、傾きの大きなものに変更操作されるのであり
(強側に変更操作される度合いが大きい)、これに伴っ
て右及び左の第2設定角度A2も小側に変更操作され
る。この場合、感度設定ダイヤル41と制動特性B1,
B2,B3との関係を断って、感度設定ダイヤル41の
操作位置とは関係なく、図4に示す制動特性B1,B
2,B3の傾きを、人為的に任意に変更可能な変更スイ
ッチ(図示せず)も備えられている。
【0033】〔発明の実施の第1別形態〕図1及び図3
に示すように、機体に対するリンク機構4の上下角度を
検出するポテンショメータ43をリンク機構4の基部に
備えて、前述のように苗植付装置3が田面から設定高さ
に維持されるように自動的に昇降操作されている際に、
ポテンショメータ43の検出値によって耕盤の深さ(田
面から前輪1及び後輪2が沈み込んで接地する耕盤まで
の深さ)を検出することができる。
【0034】これにより耕盤の深さが浅いほど、図4に
示すように実線の制動特性B1が、一点鎖線の制動特性
B2に示すように傾きの小さなものに変更操作されて
(強側に変更操作される度合いが小さい)、右及び左の
第2設定角度A2が大側に変更操作され、耕盤の深さが
深いほど、図4に示すように実線の制動特性B1が、二
点鎖線の制動特性B3に示すように傾きの大きなものに
変更操作されて(強側に変更操作される度合いが大き
い)、右及び左の第2設定角度A2が小側に変更操作さ
れるように構成してもよい。
【0035】〔発明の実施の第2別形態〕図3に示すよ
うに、後輪2の回転数から機体の走行速度を検出する速
度センサー44を備えて、機体の走行速度が遅いほど、
図4に示すように実線の制動特性B1が、一点鎖線の制
動特性B2に示すように傾きの小さなものに変更操作さ
れて(強側に変更操作される度合いが小さい)、右及び
左の第2設定角度A2が大側に変更操作され、機体の走
行速度が速いほど、図4に示すように実線の制動特性B
1が、二点鎖線の制動特性B3に示すように傾きの大き
なものに変更操作されて(強側に変更操作される度合い
が大きい)、右及び左の第2設定角度A2が小側に変更
操作されるように構成してもよい。
【0036】図2及び図4に示す構成において、ピット
マンアーム22が直進位置Aから、右及び左の第1設定
角度A1よりも直進位置A側の右及び左の第3設定角度
(図示せず)に達すると、旋回中心側のサイドブレーキ
35が制動側に操作され始めて、次にピットマンアーム
22が第1設定角度A1に達すると、前輪変速装置13
が標準状態から増速状態に切換操作されるように構成
し、前述の右及び左の第3設定角度から制動特性B1,
B2,B3に基づいて、制動比(T1/T)が大きなも
のに変更操作されていくように構成してもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、旋回時に前輪
変速装置が増速状態に自動的に切換操作され、旋回中心
側のサイドブレーキが自動的に制動側に操作されるよう
に構成された四輪駆動型の水田作業車において、前輪の
直進位置からの操向角度が小さくなるほど、旋回中心側
のサイドブレーキの制動力が弱側に変更操作されるよう
に構成することにより、特に前輪の直進位置からの操向
角度が小さい場合に、旋回中心側の後輪による田面の荒
れを抑えることができるようになって、四輪駆動型の水
田作業車の走行性能を向上させることができた。この場
合、小さな旋回半径で小回り旋回する必要がある場合に
は、旋回時に前輪変速装置が増速状態に切換操作され、
旋回中心側のサイドブレーキの制動力が強側に変更操作
されて、小さな旋回半径での小回り旋回が支障なく行え
るので、この面での走行性能の低下を伴うものではな
い。
【0038】請求項2の特徴によると、請求項1の場合
と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えてお
り、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の
効果」を備えている。請求項2の特徴のように、旋回時
に旋回中心側のサイドブレーキを制動側及び制動解除側
に繰り返して操作し、旋回中心側の後輪が停止(又は少
し回転)及び回転しての移動を繰り返すように構成する
ことにより、旋回中心側の後輪が移動せずにその場で横
に向きを変えることによる田面の荒れを、さらに避ける
ことができるようになって、四輪駆動型の水田作業車の
走行性能をさらに向上させることができた。
【0039】請求項3の特徴によると、請求項1又は2
の場合と同様に前述の請求項1又は2の「発明の効果」
を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のよう
な「発明の効果」を備えている。請求項3の特徴による
と、水田の状態(田面の泥の硬さや耕盤の深さ等)や作
業形態等に応じて、旋回中心側のサイドブレーキの制動
力が強側に変更操作される度合いを、適切なものに設定
及び変更することができるので、田面の荒れを抑えなが
ら適切に旋回が行えるようになって、四輪駆動型の水田
作業車の走行性能をさらに向上させることができた。
【0040】請求項4の特徴によると、請求項3の場合
と同様に前述の請求項3の「発明の効果」を備えてお
り、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の
効果」を備えている。請求項4の特徴によると、田面の
泥の硬さによる荒れの特性に応じて、旋回中心側のサイ
ドブレーキの制動力が強側に変更操作される度合いが変
更されるように構成することにより、旋回中心側の後輪
による田面の荒れをさらに抑えることができるようにな
って、四輪駆動型の水田作業車の走行性能をさらに向上
させることができた。この場合、田面の泥が軟らかい状
態では、田面の荒れを避けながら小さな旋回半径での小
回り旋回が支障なく行えるので、この面での走行性能の
低下を伴うものではない。
【0041】請求項5の特徴によると、請求項3の場合
と同様に前述の請求項3の「発明の効果」を備えてお
り、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の
効果」を備えている。請求項5の特徴によると、耕盤の
深さに応じて旋回中心側のサイドブレーキの制動力が強
側に変更操作される度合いが変更されるように構成する
ことにより、耕盤の深さに関係なく、機体に掛かる抵抗
により旋回半径が大きくなると言う事態を避けて、適切
に旋回が行えるようになるので、四輪駆動型の水田作業
車の走行性能をさらに向上させることができた。
【0042】請求項6の特徴によると、請求項3の場合
と同様に前述の請求項3の「発明の効果」を備えてお
り、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の
効果」を備えている。請求項6の特徴によると、機体の
走行速度に応じて旋回中心側のサイドブレーキの制動力
が強側に変更操作される度合いが変更されるように構成
することにより、機体の走行速度に関係なく、旋回時の
遠心力により旋回半径が大きくなると言う事態を避け
て、適切に旋回が行えるようになるので、四輪駆動型の
水田作業車の走行性能をさらに向上させることができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】走行伝動系を示す概略図
【図3】前輪変速装置及びサイドブレーキの油圧回路を
示す図
【図4】ピットマンアームの直進位置からの操向角度
と、旋回中心側のサイドブレーキの制動比との関係を示
す図
【図5】サイドブレーキの電磁操作弁の操作状態を示す
【符号の説明】
1 前輪 2 後輪 13 前輪変速装置 23 操向角度検出手段 35 サイドブレーキ A 直進位置 T1 制動側の操作時間 T2 制動解除側の操作時間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪と後輪とが略同じ速度で駆動される
    標準状態及び前輪が後輪よりも高速で駆動される増速状
    態に切換操作自在な前輪変速装置と、右及び左の後輪を
    各々独立に制動可能なサイドブレーキと、直進位置から
    の前輪の操向角度を検出する操向角度検出手段とを備
    え、 前輪が直進位置から操向操作されると、前記前輪変速装
    置を標準状態から増速状態に切換操作し、且つ、旋回中
    心側の前記サイドブレーキを制動側に操作する第1制御
    手段と、 前輪の直進位置からの操向角度が大きくなるほど、旋回
    中心側の前記サイドブレーキの制動力を強側に変更操作
    し、前輪の直進位置からの操向角度が小さくなるほど、
    旋回中心側の前記サイドブレーキの制動力を弱側に変更
    操作する第2制御手段とを備えてある四輪駆動型の水田
    作業車。
  2. 【請求項2】 前記第2制御手段を、旋回中心側の前記
    サイドブレーキを制動側及び制動解除側に繰り返して操
    作して、前輪の直進位置からの操向角度が大きくなるほ
    ど、制動解除側の操作時間に対する制動側の操作時間の
    比を大側に変更操作して制動力を強側に変更操作し、前
    輪の直進位置からの操向角度が小さくなるほど、制動解
    除側の操作時間に対する制動側の操作時間の比を小側に
    変更操作して制動力を弱側に変更操作するように構成し
    てある請求項1記載の四輪駆動型の水田作業車。
  3. 【請求項3】 前記第2制御手段により前輪の直進位置
    からの操向角度が大きくなるほど、旋回中心側のサイド
    ブレーキの制動力が強側に変更操作される際、旋回中心
    側のサイドブレーキの制動力が強側に変更操作される度
    合いを大小に変更可能な変更手段を備えてある請求項1
    又は2記載の四輪駆動型の水田作業車。
  4. 【請求項4】 前記変更手段を、田面の泥が軟らかいほ
    ど、旋回中心側のサイドブレーキの制動力が強側に変更
    操作される度合いが大きくなり、田面の泥が硬いほど、
    旋回中心側のサイドブレーキの制動力が強側に変更操作
    される度合いが小さくなるように構成してある請求項3
    記載の四輪駆動型の水田作業車。
  5. 【請求項5】 前記変更手段を、耕盤の深さが深いほ
    ど、旋回中心側のサイドブレーキの制動力が強側に変更
    操作される度合いが大きくなり、耕盤の深さが浅いほ
    ど、旋回中心側のサイドブレーキの制動力が強側に変更
    操作される度合いが小さくなるように構成してある請求
    項3記載の四輪駆動型の水田作業車。
  6. 【請求項6】 前記変更手段を、機体の走行速度が速い
    ほど、旋回中心側のサイドブレーキの制動力が強側に変
    更操作される度合いが大きくなり、機体の走行速度が遅
    いほど、旋回中心側のサイドブレーキの制動力が強側に
    変更操作される度合いが小さくなるように構成してある
    請求項3記載の四輪駆動型の水田作業車。
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