JPH1044752A - 車両用補助熱源装置 - Google Patents

車両用補助熱源装置

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JPH1044752A
JPH1044752A JP20362296A JP20362296A JPH1044752A JP H1044752 A JPH1044752 A JP H1044752A JP 20362296 A JP20362296 A JP 20362296A JP 20362296 A JP20362296 A JP 20362296A JP H1044752 A JPH1044752 A JP H1044752A
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JP
Japan
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engine
cooling water
heat
cooling
vehicle
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JP20362296A
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Inventor
Yuji Wakayama
祐治 若山
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Denso Corp
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Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビスカスヒータ9の搭載位置を最適化するこ
とにより、ビスカスヒータ9のハウジングの表面からの
放熱を最小限にして性能を向上し、且つ暖房用補助熱源
としての信頼性を向上することのできる剪断発熱装置4
を提供する。また、部品点数の増加によるコストの上昇
を防止し、且つ新たに取付スペースが不要な剪断発熱装
置4を提供する。 【解決手段】 車両の走行風を受け易い場所に設置され
るラジエータ15に冷却風を送風する冷却ファン16の
外周囲を覆うファンシュラウド17の裏側に位置するよ
うに、すなわち、既存のファンシュラウド17に遮られ
てファンシュラウド17よりエンジン2側に吹き出す冷
却風が比較的に当たらない位置にビスカスヒータ9を搭
載するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンを冷却
した冷却水を昇温させる剪断発熱器を暖房用補助熱源と
して利用することにより車室内の暖房能力を向上した車
両用補助熱源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用暖房装置としては、水
冷式のエンジンを冷却した冷却水をダクト内のヒータコ
アに供給し、このヒータコアを通過することにより加熱
された空気を車室内に送り込んで、車室内の暖房を行う
ようにした車両用温水式暖房装置が一般的である。
【0003】近年、車両に搭載されるエンジンは、エン
ジン効率の向上の要望が強いが、エンジン効率が向上す
ると熱損失が減少するので、エンジンを冷却する冷却水
を充分に加熱することができない。また、ディーゼルエ
ンジン車やリーンバーンエンジン車の場合にも、エンジ
ンの発熱量が少なくてエンジンを冷却する冷却水を充分
に加熱することができない。以上のようなエンジンの発
熱量が少ない車両の場合には、ヒータコアに供給される
冷却水の温度を所定冷却水温(例えば80℃)に維持す
ることができないので、車室内の暖房能力が不足すると
いう不具合があった。
【0004】上記のような不具合を解消する目的で、従
来より、特開平2−246823号公報において、エン
ジンからヒータコアに供給される冷却水を加熱する剪断
発熱器を冷却水回路中に設けるようにした車両用暖房装
置が提案されている。ここで、剪断発熱器は、エンジン
の回転動力をベルト伝動機構および電磁クラッチを介し
てシャフトに伝達し、ハウジング内に発熱室を設けて、
その発熱室の外周に冷却水路を形成し、更に発熱室内に
シャフトと一体的に回転するロータを配置すると共に、
ロータの回転によりその発熱室内に封入された高粘性シ
リコンオイル等の粘性流体に剪断力を作用させて熱を発
生させ、その発生熱により冷却水路内を還流する冷却水
を加熱するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、剪断発熱器
は、エンジンの出力軸にベルト伝動機構および電磁クラ
ッチを介して駆動連結されているので、エンジンの近傍
に搭載されている。なお、車両においては、車両走行風
を受け易い場所にラジエータが配置されており、エンジ
ンの出力軸には、そのラジエータに冷却風を送風するた
めの冷却ファンが取り付けられている。
【0006】したがって、ラジエータと冷却ファンとの
間をダクト化するファンシュラウドによって形成される
空気通路内に位置するように剪断発熱器が搭載されてい
ると、ラジエータを通過した冷却風が剪断発熱器のハウ
ジングに当る。このため、そのハウジングの表面からの
放熱により、剪断発熱器による冷却水の加熱性能(暖房
能力)が低下して、暖房用補助熱源としての信頼性が低
下するという問題が生じる。
【0007】上記のようなハウジングの表面からの放熱
を防止するために、ハウジングの周囲に断熱材を巻いた
り、冷却風の通過する通風路と剪断発熱器の搭載位置と
の間に遮熱板を介在させて剪断発熱器を通風路より隔離
したりすることが考えられるが、部品点数の増加により
コストが上昇するという不具合が生じる。また、剪断発
熱器のハウジングの周囲に断熱材を巻くと剪断発熱器の
体格(サイズ)が大きくなる。さらに、非常に制約の大
きいエンジンルーム内に、断熱材や遮熱板を設けるため
の取付スペースが必要となり、他のエンジン補機と干渉
する等の不具合が生じる。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、剪断発熱器の搭載位置
を最適化することにより、剪断発熱器の表面からの放熱
を最小限にして性能を向上し、且つ暖房用補助熱源とし
ての信頼性を向上することのできる車両用補助熱源装置
を提供することにある。また、部品点数の増加によるコ
ストの上昇を防止でき、且つ新たに取付スペースが必要
とならない車両用補助熱源装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、空冷式熱交換器に冷却風を送風する冷却ファン
の外周囲を覆うファンシュラウドの裏側に位置するよう
に、すなわち、空冷式熱交換器と冷却ファンとの間をダ
クト化するファンシュラウドによって形成される空気流
路内に位置しないように剪断発熱器を搭載することによ
り、冷却風が少しでも遮られるので、剪断発熱器の表面
からの放熱量を抑えることができる。それによって、剪
断発熱器の性能の低下を抑えることができ、且つ暖房用
補助熱源としての信頼性の低下を抑えることができる。
また、部品点数を増加することなく、剪断発熱器の表面
からの放熱量を抑えることができるので、コストの上昇
を抑えることができ、且つ大きな取付スペースが必要と
ならない。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、空冷式熱
交換器に冷却風を送風する冷却ファンの外周囲を覆うフ
ァンシュラウドの裏側に位置するように、発熱器取付手
段によりエンジンの側面に剪断発熱器を取り付けること
により、冷却風が少しでも遮られるので、剪断発熱器の
表面からの放熱量を抑えることができる。それによっ
て、請求項1と同一の効果が得られる。請求項3に記載
の発明によれば、剪断発熱器のロータと冷却ファンとを
内燃機関の出力軸により回転駆動することにより、部品
点数を低減できるので、コストを低下することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態の構成〕図1ないし図6は本発明の第1
実施形態を示したもので、図1および図2はビスカスヒ
ータの搭載状態を示した図で、図3はエンジンとベルト
伝動機構を示した図である。
【0012】車両用空気調和装置1は、水冷式のディー
ゼルエンジン(以下エンジンと略す)2、このエンジン
2を冷却するエンジン冷却装置の冷却水回路3、エンジ
ン2を冷却する冷却水を加熱する剪断発熱装置4、この
剪断発熱装置4の剪断発熱器9をエンジン2のボディ側
壁面に取り付けるための発熱器取付装置10等を備えて
いる。
【0013】エンジン2は、車両のエンジンルームに設
置された内燃機関であって、剪断発熱装置4を回転駆動
する駆動源を兼ねている。このエンジン2のクランク軸
(出力軸)11には、後記するVベルト6に連結するク
ランクプーリ12が取り付けられている。そして、エン
ジン2は、シリンダブロックとシリンダヘッドの回りに
ウォータジャケット13を設けている。そのウォータジ
ャケット13は、エンジン2を冷却する冷却水を循環さ
せる冷却水回路3中に設けられている。
【0014】冷却水回路3には、冷却水を強制循環させ
るウォータポンプ14、冷却水と空気とを熱交換して冷
却水を空冷するラジエータ15、冷却水温の自動調整弁
であるサーモスタット18、冷却水と空気とを熱交換し
て空気を加熱するヒータコア20、およびこのヒータコ
ア20への冷却水の供給および遮断を司るウォータバル
ブ21等が取り付けられている。ウォータポンプ14
は、エンジン2のウォータジャケット13よりも上流側
に設置され、エンジン2のクランク軸11により回転駆
動される。
【0015】ラジエータ15は、本発明の空冷式熱交換
器であって、車両のエンジンルーム内の走行風を受け易
い場所に設置されており、車両の走行風および冷却ファ
ン16の送風によりチューブ間を通過する空気とチュー
ブ内を流れる冷却水とを熱交換させて冷却水を冷却す
る。なお、ラジエータ15は、複数列設されたチューブ
およびフィン(いずれも図示せず)、これらのチューブ
の入口側端部に接続されたアッパタンク15a、および
複数のチューブの出口側端部に接続されたロアタンク1
5b等により構成されている。
【0016】冷却ファン16は、車両のフロントグリル
22より吸い込んだ冷却風をラジエータ15を通過させ
た後に、その冷却風をエンジン2に送風する押し込み型
の軸流式送風装置であって、エンジン2のクランク軸1
1により回転駆動される。なお、冷却ファン16の外周
囲には、ラジエータ15を流出した冷却風をエンジン2
に誘導するファンシュラウド17が設置されている。
【0017】ファンシュラウド17は、ラジエータ15
と冷却ファン16との間をダクト化することにより、冷
却ファン16の性能を補助して冷却ファン16の送風量
を増加させる部品で、冷却ファン16の外端の回転軌跡
に対向するように冷却ファン16の外周を覆う円筒状の
シュラウド部17a、およびこのシュラウド部17aの
ラジエータ側端部(車両の前方側端部)よりラジエータ
15のコア部の面方向に延長された略平板状の面方向部
17b等を、樹脂(例えばポリプロピレン樹脂)により
一体成形している。なお、場合によっては金属製でも良
い。
【0018】サーモスタット18は、冷却水温が所定冷
却水温(例えば82℃)より低下しているとき、全閉し
て冷却水をラジエータ15から迂回させるバイパス流路
19を通してエンジン2を早く適温に近づける働きをす
る。また、サーモスタット18は、冷却水温が所定冷却
水温(例えば82℃)以上に上昇したときにラジエータ
15側の流路を開き始め、冷却水温が所定冷却水温(例
えば95℃)以上に上昇したときにその流路を全開す
る。
【0019】ヒータコア20は、車室内の前側に設けら
れたダクト内に搭載され、且つ冷却水回路3において剪
断発熱装置4よりも冷却水の流れ方向の下流側に接続さ
れている。なお、ヒータコア20の風上側には、エアミ
ックスダンパ(図示せず)が回動自在に取り付けられて
いる。ウォータバルブ21は、ヒータコア20へ冷却水
を供給する冷却水配管(冷却水流路)の開口度合(開
度)を調整する温水弁である。
【0020】次に、剪断発熱装置4を図1ないし図5に
基づいて簡単に説明する。ここで、図4および図5は剪
断発熱装置4を示した図である。
【0021】剪断発熱装置4は、本発明の車両用補助熱
源装置であって、エンジン2のクランク軸11に駆動連
結されたベルト伝動機構5、およびこのベルト伝動機構
5を介してエンジン2の回転動力が与えられるシャフト
8を有する剪断発熱器(以下ビスカスヒータと呼ぶ)9
とからなる。
【0022】ベルト伝動機構5は、図1ないし図3に示
したように、エンジン2のクランク軸11に取り付けら
れたクランクプーリ12に掛け渡された多段式のVベル
ト6、およびこのVベルト6を介してクランク軸11
(クランクプーリ12)に駆動連結された電磁クラッチ
(以下ビスカスクラッチと呼ぶ)7を有する動力伝達機
構である。
【0023】Vベルト6は、ビスカスクラッチ7を介し
てエンジン2の回転動力(駆動力)をビスカスヒータ9
のシャフト8に伝えるベルト伝動手段である。また、V
ベルト6には、エンジン2の補機(例えばエンジン2の
潤滑油を汲み上げる油圧ポンプ)23のVプーリ24が
共掛けされている。なお、Vベルト6にウォータポンプ
14のプーリを共掛けしても良い。
【0024】ビスカスクラッチ7は、エンジン2のクラ
ンク軸11からビスカスヒータ9のシャフト8への回転
動力の伝達を断続するクラッチ手段である。そして、ビ
スカスクラッチ7は、図4に示したように、通電される
と起磁力を発生する電磁コイル41、エンジン2によっ
て回転駆動されるロータ42、電磁コイル41の起磁力
によってロータ42に吸着するアーマチャ43、このア
ーマチャ43に板ばね44を介して連結され、ビスカス
ヒータ9のシャフト8に回転動力を与えるインナーハブ
45等から構成されている。
【0025】電磁コイル41は、絶縁皮膜を施した導電
線を巻回したもので、鉄等の磁性材料で形成されたステ
ータ46内に収容され、エポキシ系樹脂によってステー
タ46内にモールド固定されている。なお、ステータ4
6は、ビスカスヒータ9のハウジング49の前面に固定
されている。
【0026】ロータ42は、外周にVベルト6(図3参
照)が掛け渡されるVプーリ47が溶接等の接合手段に
より接合され、Vベルト6を介して伝達されたエンジン
2の回転動力によって常時回転する回転体(ビスカスク
ラッチ7の入力部)である。また、ロータ42は、鉄等
の磁性材料により断面コの字形状に形成された第1摩擦
部材であって、内周側に設けたベアリング48を介して
ビスカスヒータ9のハウジング10の外周に回転自在に
支持されている。
【0027】アーマチャ43は、ロータ42の円環板形
状の摩擦面に軸方向のエアギャップ(例えば0.5mm
の隙間)を隔てて対向する円環板形状の摩擦面を有し、
鉄等の磁性材料で円環板形状に形成された第2摩擦部材
である。なお、アーマチャ43は、電磁コイル41の起
磁力によりロータ42の摩擦面に吸着(係合)されると
ロータ42からエンジン2の回転動力が伝達される。
【0028】板ばね44は、外周側がアーマチャ43に
リベット等の固定手段により固定され、内周側がインナ
ーハブ45にリベット等の固定手段により固定されてい
る。この板ばね44は、電磁コイル41の通電停止時に
アーマチャ43をロータ42の摩擦面から離脱(解放)
させる方向(図示左方向)へ変位させて初期位置に戻す
弾性部材である。インナーハブ45は、入力側が板ばね
44を介してアーマチャ43に駆動連結し、出力側がビ
スカスヒータ9のシャフト8にスプライン嵌合により駆
動連結したビスカスクラッチ7の出力部である。
【0029】ビスカスヒータ9は、暖房用熱源であるエ
ンジン2に対して暖房用補助熱源を構成するもので、V
ベルト6およびビスカスクラッチ7を介してエンジン2
の回転動力が与えられるシャフト8、このシャフト8を
回転自在に支持するハウジング49、このハウジング4
9の内部空間を発熱室50と冷却水路51とに2分割す
るセパレータ52、およびハウジング49内に回転可能
に配されたロータ53等から構成されている。
【0030】そして、本実施形態のビスカスヒータ9
は、図1および図2に示したように、冷却ファン16の
ファンシュラウド17の裏側に位置するように、エンジ
ン2のボディ側壁面に取り付けられている。すなわち、
ビスカスヒータ9は、ファンシュラウド17のシュラウ
ド部17aの風下側端部(エンジン側端部)を、冷却フ
ァン16のクランク軸11の略軸方向に延長した円錐台
形状の延長線(冷却風の空気通路)よりも外側に位置す
るように搭載されているので、冷却ファン16の回転に
より発生する冷却風および車両の走行風が当り難い。な
お、ビスカスヒータ9はエンジン2のボディ側壁に一体
的に設けられていても良い。
【0031】シャフト8は、ビスカスクラッチ7のイン
ナーハブ45にボルト等の締結部材54により締め付け
固定され、アーマチャ43と一体的に回転する入力軸で
ある。このシャフト8は、ベアリング55およびシール
材56を介してハウジング49の内周に回転自在に支持
されている。なお、シール材56には粘性流体の漏れを
防ぐオイルシールが利用されている。
【0032】ハウジング49は、アルミニウム合金等の
金属部材よりなり、後端部に円環板形状のカバー57を
ボルトやナット等の締結部材58により締め付け固定し
ている。なお、ハウジング49とカバー57との接合面
には、セパレータ52およびシール材59が装着されて
いる。そのシール材59には冷却水の漏れを防ぐOリン
グが利用されている。
【0033】セパレータ52は、アルミニウム合金等の
熱伝導性に優れた金属部材よりなり、外周部がハウジン
グ49の円筒状部とカバー57の円筒状部とに挟み込ま
れた仕切り部材である。セパレータ52の前端面とハウ
ジング49の後端面との間には、剪断力が作用すると発
熱する粘性流体(例えばシリコンオイル等)が封入され
た発熱室50が形成されている。
【0034】そして、セパレータ52の後端面とカバー
57の内部には、外部と液密的に区画され、エンジン2
を冷却する冷却水が還流する冷却水路51が形成されて
いる。さらに、セパレータ52の下方側の後端面には、
粘性流体の熱を冷却水に効率良く伝達するための略円弧
形状のフィン部52aが多数一体成形されている。
【0035】なお、フィン部52aの代わりにセパレー
タ52の後端面を凸凹にしたり、コルゲートフィンや微
細ピンフィン等の熱伝達促進部材をカバー57の外壁面
に設けたりしても良い。また、セパレータ52とロータ
53との間でラビリンスシールを形成して、そのラビリ
ンスシールを発熱室50としても良い。
【0036】セパレータ52の後端面からは、冷却水路
51を上流側水路51aと下流側水路51bとに区画す
るように仕切り壁52bが膨出形成されている。そし
て、カバー57の仕切り壁52b付近の外壁部には、冷
却水路51内に冷却水を流入させる入口側冷却水配管5
7a、および冷却水路51より冷却水を流出させる出口
側冷却水配管57bが接続されている。
【0037】ロータ53は、発熱室50内に回転可能に
配され、シャフト8の後端部の外周に固定されている。
このロータ53の外周面または両側壁面には、複数の溝
部(図示せず)が形成され、隣設する溝部間に突起部が
形成されている。そして、ロータ53は、シャフト8に
エンジン2の回転動力が与えられるとシャフト8と一体
的に回転して発熱室50内に封入されている粘性流体に
剪断力を作用させる。
【0038】次に、発熱器取付装置10を図4ないし図
6に基づいて簡単に説明する。ここで、図6はエンジン
側アジャストバーおよびエンジン側ブラケットを示した
図である。
【0039】発熱器取付装置10は、本発明の発熱器取
付手段であって、ビスカスヒータ9の上部側を支持する
エンジン側アジャストバー61、ビスカスヒータ9の下
部側を支持するエンジン側ブラケット62、63、ビス
カスヒータ9に一体成形されたアジャストバー側ステー
71およびブラケット側ステー72、73等から構成さ
れている。
【0040】エンジン側アジャストバー61は、エンジ
ン2のボディ側壁面に複数個のボルトやナット等の締結
具64により締め付け固定されたベース部分65よりボ
ディ側壁面に沿って下方に延長された部分で、ビスカス
ヒータ9をエンジン2のボディ側壁面に支持固定するた
めの第1支持手段である。そして、エンジン側アジャス
トバー61の下方側には、ビスカスヒータ9にエンジン
2の回転動力を伝達するためのVベルト6のテンション
(張力)等を調整するため、ビスカスヒータ9をブラケ
ット側ボルト66を中心に回動させることが可能な円弧
状の長穴61aが形成されている。この長穴61aは、
締結具としてのアジャストバー側ボルト67が挿通可能
である。
【0041】エンジン側ブラケット62は、エンジン2
のボディ側壁面に複数個のボルトやナット等の締結具6
8により締め付け固定されたベース部分69よりボディ
側壁面に沿って上方に延長された部分で、ビスカスヒー
タ9をエンジン2のボディ側壁面に支持固定するための
第2支持手段である。そして、エンジン側ブラケット6
2の上方側には、ブラケット側ボルト66が挿通する円
形状の挿通穴62aが形成されている。また、挿通穴6
2a内には、隙間調整のための円筒状のスライドブッシ
ュ70が嵌め合わされている。
【0042】エンジン側ブラケット63は、ベース部分
69よりボディ側壁面に沿って上方に延長され、エンジ
ン側ブラケット62に対向するように設けられた部分
で、ビスカスヒータ9をエンジン2のボディ側壁面に支
持固定するための第3支持手段である。そして、エンジ
ン側ブラケット63の上方側には、ブラケット側ボルト
66が螺合する円形状の締結穴63aが形成されてい
る。
【0043】なお、エンジン側アジャストバー61およ
びエンジン側ブラケット62、63は、本実施形態では
締結具64、68によりエンジン2のボディ側壁面に締
め付け固定されているが、エンジン2のボディ側壁面に
一体成形されていたり、ろう付け等の溶接手段による接
合などによって連結されていても良い。
【0044】アジャストバー側ステー71は、ハウジン
グ49の上端側外周面より上方に延長された部分で、エ
ンジン側アジャストバー61の取付面にアジャストバー
側ボルト67により締め付け固定される第1被支持手段
である。なお、アジャストバー側ステー71の先端側に
は、アジャストバー側ボルト67が螺合する円形状の締
結穴71aが形成されている。また、アジャストバー側
ステー71には、強度を向上するために補強用リブ74
が形成されている。
【0045】ブラケット側ステー72、73は、ハウジ
ング49およびカバー57の下端側外周面より下方に延
長された部分で、エンジン側ブラケット62、63の取
付面にブラケット側ボルト66により締め付け固定され
る第2、第3被支持手段である。なお、ブラケット側ス
テー72、73の先端側には、ブラケット側ボルト66
が螺合する円形状の締結穴72a、73aが形成されて
いる。また、ブラケット側ステー72、73には、強度
を向上するために補強用リブ75が形成されている。
【0046】なお、アジャストバー側ステー71やブラ
ケット側ステー72、73は、本実施形態ではハウジン
グ49やカバー57に一体成形されているが、ボルト等
の締結具による締め付け固定、あるいはろう付け等の溶
接手段による接合などによって連結されていても良い。
【0047】〔第1実施形態の作用〕次に、本実施形態
の車両用空気調和装置1の作動を図1ないし図6に基づ
いて簡単に説明する。
【0048】エンジン2が始動することによりクランク
軸11およびウォータポンプ14が回転する。そして、
クランクプーリ12、Vベルト6およびVプーリ47を
介してロータ42にエンジン2の回転動力が伝達され
る。そして、ビスカスクラッチ7の電磁コイル41がオ
ンされると、電磁コイル41の起磁力によってアーマチ
ャ43がロータ42の摩擦面に吸着し、エンジン2の回
転動力がインナーハブ45およびシャフト8に伝達され
る。これにより、シャフト8と一体的にロータ53が回
転するので、発熱室50内の粘性流体に剪断力が作用す
ることにより、粘性流体が発熱する。
【0049】したがって、エンジン2のウォータジャケ
ット13内で加熱された冷却水は、ビスカスヒータ9の
冷却水路51を通過する際に、セパレータ52に一体成
形された多数のフィン部52aを介して粘性流体の発生
熱を吸熱することにより加熱される。そして、このビス
カスヒータ9で加熱された冷却水がヒータコア20に供
給されることにより、大きい暖房能力で車室内の暖房が
行われる。
【0050】このとき、クランク軸11の回転により冷
却ファン16も回転することにより車両の前方よりフロ
ントグリル22およびラジエータ15の複数のチューブ
間を通ってファンシュラウド17の面方向部17b内に
流入した冷却風は、ファンシュラウド17のシュラウド
部17aのエンジン側端部より流出してエンジン2に当
たりエンジン2を冷却する。
【0051】なお、ビスカスヒータ9は、ファンシュラ
ウド17の裏側に位置するように、すなわち、ファンシ
ュラウド17のシュラウド部17aを略軸方向に延長し
た円錐台形状の延長線内に位置しないように搭載されて
いる。したがって、ファンシュラウド17のシュラウド
部17aによって形成される空気流路内にビスカスヒー
タ9が位置しないように搭載されているので、空気流路
内を積極的に流れる冷却風や車両の走行風が当り難くな
り、ビスカスヒータ9のハウジング49やカバー57か
らの放熱量が少なくなる。
【0052】〔第1実施形態の効果〕以上のように、本
実施形態では、仮に冷却ファン16により冷却風がエン
ジン2に吹き付けられていても、冷却風が少しでもファ
ンシュラウド17により遮られるので、ビスカスヒータ
9のハウジング49やカバー57からの放熱量を最小限
にすることにより、ビスカスヒータ9の冷却水路51を
還流する冷却水の温度が低下することを抑制できるの
で、大きな暖房能力の冷却水がヒータコア20に供給さ
れることになる。
【0053】それによって、ヒータコア20内に流入す
る冷却水温が上昇することにより、冷却水回路3内の冷
却水温を所定冷却水温(例えば80℃)程度に維持でき
るようになる。したがって、ヒータコア20の放熱量が
多くなることにより、ヒータコア20を通過する際に充
分加熱された空気が車室内に吹き出されるので、車室内
の暖房能力の低下を防止することができる。
【0054】また、ビスカスヒータ9のハウジング49
やカバー57の周囲に断熱材を巻いたり、冷却風の通過
する通風路とビスカスヒータ9の搭載位置との間に遮熱
板を介在させてビスカスヒータ9を隔離したりすること
なく、既存のファンシュラウド17によりハウジング4
9やカバー57からの放熱量を抑えることができるの
で、部品点数の増加によるコストの上昇を防止できる。
さらに、ビスカスヒータ9の体格が現状のものより大き
くなることを防止できるので、非常に制約の大きいエン
ジンルーム内であって、大きな取付スペースが不要とな
り、他のエンジン補機との干渉を防止できる。
【0055】〔他の実施形態〕上記実施形態では、エン
ジン2のクランク軸11にベルト伝動機構5およびビス
カスクラッチ7を駆動連結してビスカスヒータ9のシャ
フト8を駆動したが、エンジン2のクランク軸11にビ
スカスクラッチ7を直接連結してビスカスヒータ9のシ
ャフト8を駆動しても良い。
【0056】また、エンジン2のクランク軸11とビス
カスクラッチ7との間、あるいはビスカスクラッチ7と
ビスカスヒータ9のシャフト8との間に一段以上の歯車
変速機やVベルト式無段変速機等の伝動機構(動力伝達
手段)を連結しても良い。なお、クラッチ手段として、
油圧多板式クラッチ等の他のクラッチ手段を用いても良
い。
【0057】上記実施形態では、エンジンとして水冷式
のディーゼルエンジンを用いたが、エンジンとしてガソ
リンエンジン等の他の水冷式エンジン(水冷式エンジ
ン)を用いても良い。また、エンジンとして暖房用熱源
として利用しない水冷式のエンジンや空冷式のエンジン
などによりビスカスヒータ9のロータ53を回転駆動し
ても良い。
【0058】上記実施形態では、空冷式熱交換器として
ラジエータ15のみを設けたが、空冷式熱交換器として
ラジエータ15と冷凍サイクルのコンデンサ(冷媒凝縮
器)を設けても良い。さらに、空冷式熱交換器として冷
凍サイクルのコンデンサのみを設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビスカスヒータの搭載状態を示した概略図であ
る(第1実施形態)。
【図2】ビスカスヒータの搭載状態を示した概略図であ
る(第1実施形態)。
【図3】エンジンとベルト伝動機構を示した概略図であ
る(第1実施形態)。
【図4】ビスカスクラッチとビスカスヒータを示した断
面図である(第1実施形態)。
【図5】ビスカスヒータを示した断面図である(第1実
施形態)。
【図6】エンジン側アジャストバーおよびエンジン側ブ
ラケットを示した側面図である(第1実施形態)。
【符号の説明】
1 車両用空気調和装置 2 エンジン 3 冷却水回路 4 剪断発熱装置(車両用補助熱源装置) 5 ベルト伝動機構(動力伝達手段) 6 Vベルト(ベルト伝動手段) 7 ビスカスクラッチ(クラッチ手段) 9 ビスカスヒータ(剪断発熱器) 10 発熱器取付装置(発熱器取付手段) 11 クランク軸(出力軸) 15 ラジエータ(空冷式熱交換器) 16 冷却ファン 17 ファンシュラウド 20 ヒータコア 50 発熱室 51 冷却水路 53 ロータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)エンジンの回転動力が加わると回転
    するロータ、このロータに回転動力が加わると剪断力が
    作用されて熱を発生する粘性流体を内部に収納した発熱
    室、および前記エンジンを冷却した冷却水が還流する冷
    却水路を有し、 前記発熱室内の粘性流体の発生熱により前記冷却水路内
    を還流する冷却水を加熱する剪断発熱器と、 (b)前記エンジンの回転動力を前記ロータに伝達する
    動力伝達手段とを備えた車両用補助熱源装置であって、 前記剪断発熱器は、空冷式熱交換器に空気を送る冷却フ
    ァンの外周囲を覆うファンシュラウドの裏側に位置する
    ように搭載したことを特徴とする車両用補助熱源装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用補助熱源装置にお
    いて、 前記エンジンは、前記剪断発熱器を前記エンジンの側面
    に取り付ける発熱器取付手段を有することを特徴とする
    車両用補助熱源装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の車両用補
    助熱源装置において、 前記剪断発熱器は、前記冷却ファンと共に、前記エンジ
    ンの出力軸に駆動連結されていることを特徴とする車両
    用補助熱源装置。
JP20362296A 1996-08-01 1996-08-01 車両用補助熱源装置 Pending JPH1044752A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004124714A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Aisin Seiki Co Ltd ウォーターポンプ
JP2014070657A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Ntn Corp ウォータポンププーリユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004124714A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Aisin Seiki Co Ltd ウォーターポンプ
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