JPH1191776A - イージーオープン缶蓋およびその製造方法 - Google Patents
イージーオープン缶蓋およびその製造方法Info
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- JPH1191776A JPH1191776A JP24667497A JP24667497A JPH1191776A JP H1191776 A JPH1191776 A JP H1191776A JP 24667497 A JP24667497 A JP 24667497A JP 24667497 A JP24667497 A JP 24667497A JP H1191776 A JPH1191776 A JP H1191776A
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- Japan
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- opening
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- opening groove
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 開缶力が安定して低減し、子供や老人でも容
易に開缶することができる開缶性に優れたイージーオー
プン缶蓋を製造する。 【解決手段】 缶蓋1の表面または裏面に形成された開
口用溝2の底断面形状を半径0.01〜1.0mm の曲面とし、
また、缶蓋1の表面および裏面に形成された開口用溝2
の底断面形状を半径 0.025超〜1.0mm の曲面とし、何れ
もその最薄部の厚さを0.025 〜0.080 mmとする。
易に開缶することができる開缶性に優れたイージーオー
プン缶蓋を製造する。 【解決手段】 缶蓋1の表面または裏面に形成された開
口用溝2の底断面形状を半径0.01〜1.0mm の曲面とし、
また、缶蓋1の表面および裏面に形成された開口用溝2
の底断面形状を半径 0.025超〜1.0mm の曲面とし、何れ
もその最薄部の厚さを0.025 〜0.080 mmとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、缶体の缶蓋に形
成された開口部を破断して開缶する、飲料用缶や食缶の
缶蓋に使用されるイージーオープン缶蓋およびその製造
方法に関するものである。
成された開口部を破断して開缶する、飲料用缶や食缶の
缶蓋に使用されるイージーオープン缶蓋およびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビール、ジュース、コーヒー等の各種飲
料を収容する缶の缶蓋として、缶蓋に形成された開口部
を指で破断し開缶するイージーオープン缶蓋が広く使用
されている。イージーオープン缶蓋は、主として飲料缶
に使用されるパーシャルオープンタイプの缶蓋と、主と
して食缶に使用されるフルオープンタイプの缶蓋とに大
別される。
料を収容する缶の缶蓋として、缶蓋に形成された開口部
を指で破断し開缶するイージーオープン缶蓋が広く使用
されている。イージーオープン缶蓋は、主として飲料缶
に使用されるパーシャルオープンタイプの缶蓋と、主と
して食缶に使用されるフルオープンタイプの缶蓋とに大
別される。
【0003】パーシャルオープンタイプの缶蓋は、プル
トップ・タブ・タイプの缶蓋と、ステイオン・タブ・タ
イプの缶蓋とに大別される。図8は、プルトップ・タブ
・タイプ缶蓋の一例を示す概略平面図である。図8に示
すプルトップ・タブ・タイプの缶蓋の開口は、次のよう
にして行われる。即ち、鋼、アルミニウム等の金属板か
らなる缶蓋1の中央パネル部8の中心にリベット機構9
により固定されているタブ3を引き上げることによっ
て、中央パネル部8に開口用溝2が刻設されている破断
開口部10を、てこの作用により、タブ3の作用端が押
し下げる。その結果、開口用溝2は破断し、更にタブ3
を引張ることによって、破断した開口片は缶蓋1から完
全に切り離される。
トップ・タブ・タイプの缶蓋と、ステイオン・タブ・タ
イプの缶蓋とに大別される。図8は、プルトップ・タブ
・タイプ缶蓋の一例を示す概略平面図である。図8に示
すプルトップ・タブ・タイプの缶蓋の開口は、次のよう
にして行われる。即ち、鋼、アルミニウム等の金属板か
らなる缶蓋1の中央パネル部8の中心にリベット機構9
により固定されているタブ3を引き上げることによっ
て、中央パネル部8に開口用溝2が刻設されている破断
開口部10を、てこの作用により、タブ3の作用端が押
し下げる。その結果、開口用溝2は破断し、更にタブ3
を引張ることによって、破断した開口片は缶蓋1から完
全に切り離される。
【0004】図9は、ステイオン・タブ・タイプの缶蓋
の一例を示す概略平面図である。図9に示すステイオン
・タブ・タイプ缶蓋の開口は、次のようにして行われ
る。即ち、缶蓋1の中央パネル部8の中心にリベット機
構9により固定されているタブ3を引き上げることによ
って、中央パネル部8に開口用溝2が刻設されている破
断開口部10を、てこの作用により、タブ3の作用端が
押し下げる。その結果、開口用溝2は破断し、更に、タ
ブ3の引起こし端を引き上げることによって破断を進行
させ、その際に生じた破断開口片の一部を缶蓋1に連結
させたまま缶内に押し込む。
の一例を示す概略平面図である。図9に示すステイオン
・タブ・タイプ缶蓋の開口は、次のようにして行われ
る。即ち、缶蓋1の中央パネル部8の中心にリベット機
構9により固定されているタブ3を引き上げることによ
って、中央パネル部8に開口用溝2が刻設されている破
断開口部10を、てこの作用により、タブ3の作用端が
押し下げる。その結果、開口用溝2は破断し、更に、タ
ブ3の引起こし端を引き上げることによって破断を進行
させ、その際に生じた破断開口片の一部を缶蓋1に連結
させたまま缶内に押し込む。
【0005】また、フルオープンタイプの缶蓋は、缶蓋
の外周縁に沿って開口用溝が刻設されており、缶蓋外周
縁近くのパネル部に固定されたタブを引き上げることに
よって、プルトップタイプの場合と同様に、開口片を缶
蓋から切り離すようになっている。
の外周縁に沿って開口用溝が刻設されており、缶蓋外周
縁近くのパネル部に固定されたタブを引き上げることに
よって、プルトップタイプの場合と同様に、開口片を缶
蓋から切り離すようになっている。
【0006】このようなイージーオープン缶蓋における
開口用溝の形成は、従来図10に示すように、所定の開
口部輪郭が形成された刃先状突起を有する加工工具12
を使用し、缶蓋の表面側より蓋板13の厚さの1/2以
上の深さの開口用溝が形成されるような高い荷重でプレ
スにより押圧成形することによって行われており、これ
によって断面V字状の溝11が形成されていた。
開口用溝の形成は、従来図10に示すように、所定の開
口部輪郭が形成された刃先状突起を有する加工工具12
を使用し、缶蓋の表面側より蓋板13の厚さの1/2以
上の深さの開口用溝が形成されるような高い荷重でプレ
スにより押圧成形することによって行われており、これ
によって断面V字状の溝11が形成されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のイージ
ーオープン缶蓋の開缶のためのタブの引き上げには相当
の力を必要とし、子供や老人にとって開缶は容易ではな
い。
ーオープン缶蓋の開缶のためのタブの引き上げには相当
の力を必要とし、子供や老人にとって開缶は容易ではな
い。
【0008】刃先状突起を有する加工工具を押圧するこ
とにより開口用溝を形成する際における上述した問題の
対策として、例えば、特公昭55−10454号公報、
特公平3−71500号公報、特公平3−71501号
公報等が提案されているが、上記何れの提案もタブ引き
上げ力を十分に低減するまでには至っていない。
とにより開口用溝を形成する際における上述した問題の
対策として、例えば、特公昭55−10454号公報、
特公平3−71500号公報、特公平3−71501号
公報等が提案されているが、上記何れの提案もタブ引き
上げ力を十分に低減するまでには至っていない。
【0009】更に、特公平3−5890号公報、特開昭
62−235053号公報、特開平2−179329号
公報等には、減厚加工や缶蓋内面側からの加工を組み合
わせることによって、タブ引き上げ力を低減させる方法
も提案されているが、上述した方法においても、タブ引
上げ力を十分に低減するまでには至っていない。
62−235053号公報、特開平2−179329号
公報等には、減厚加工や缶蓋内面側からの加工を組み合
わせることによって、タブ引き上げ力を低減させる方法
も提案されているが、上述した方法においても、タブ引
上げ力を十分に低減するまでには至っていない。
【0010】実公昭63−40439号公報には、指の
挿入および指掛け挟持部の挟持を容易にするために、缶
蓋の中央パネル部とダブの指掛け挟持部との間隙を広め
る目的で、指挿入用凹部をダブの指掛け挟持部の下方の
中央パネル部に形成することが提案されており、また、
実開平5−40133号公報には、ダブの中心軸が破断
開口部の中心軸からずれた開口不可位置から、ダブの中
心軸と破断開口部の中心軸とが一致する開口可能位置に
回転移動可能な程度にタブをリベット留めし、タブが開
口不可位置から開口可能位置に移動する間に、リベット
とダブの指掛け挟持部の間に位置する中央パネル部に設
けたテーパー状の突起によってタブの指掛け挟持部を浮
き上がらせることにより、缶蓋の中央パネル部とタブの
指掛け挟持部との間隙への指の挿入および指掛け挟持部
への指掛かりを容易にすることが提案されている。
挿入および指掛け挟持部の挟持を容易にするために、缶
蓋の中央パネル部とダブの指掛け挟持部との間隙を広め
る目的で、指挿入用凹部をダブの指掛け挟持部の下方の
中央パネル部に形成することが提案されており、また、
実開平5−40133号公報には、ダブの中心軸が破断
開口部の中心軸からずれた開口不可位置から、ダブの中
心軸と破断開口部の中心軸とが一致する開口可能位置に
回転移動可能な程度にタブをリベット留めし、タブが開
口不可位置から開口可能位置に移動する間に、リベット
とダブの指掛け挟持部の間に位置する中央パネル部に設
けたテーパー状の突起によってタブの指掛け挟持部を浮
き上がらせることにより、缶蓋の中央パネル部とタブの
指掛け挟持部との間隙への指の挿入および指掛け挟持部
への指掛かりを容易にすることが提案されている。
【0011】上記缶蓋によれば、指挿入用凹部またはテ
ーパー状の突起が形成されていることにより、それらが
形成されていないものと比較して、缶蓋の中央パネル部
とタブの指掛け挟持部との間隙への指の挿入、および、
指掛け挟持部への指掛かりは容易になるが、開缶時の引
き上げ力は変わらないために、開缶力の低減までには至
っていない。
ーパー状の突起が形成されていることにより、それらが
形成されていないものと比較して、缶蓋の中央パネル部
とタブの指掛け挟持部との間隙への指の挿入、および、
指掛け挟持部への指掛かりは容易になるが、開缶時の引
き上げ力は変わらないために、開缶力の低減までには至
っていない。
【0012】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、開缶力を安定して低減化し、子供や老人でも
容易に開缶することができる、開缶性の優れたイージー
オープン缶蓋およびその製造方法を提供することにあ
る。
を解決し、開缶力を安定して低減化し、子供や老人でも
容易に開缶することができる、開缶性の優れたイージー
オープン缶蓋およびその製造方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述した
問題を解決し、開缶性に優れしかも衝撃破壊の生ずるこ
とがないイージーオープン缶蓋を開発すべく鋭意研究を
重ねた。
問題を解決し、開缶性に優れしかも衝撃破壊の生ずるこ
とがないイージーオープン缶蓋を開発すべく鋭意研究を
重ねた。
【0014】従来、開缶時における開口用溝の破断は、
せん断変形によって生ずると考えられており、そのよう
な考えに基づいて開口用溝の形状を設計していた。しか
しながら、本発明者等による研究の結果、開口用溝の破
断は、せん断変形によって生ずるのではなく、主として
引張り変形によって生ずることが明らかになり、従っ
て、開缶力を低下させるためには、開口用溝の最薄部の
厚さの絶対値を小さくすることが最も効果的であること
がわかった。
せん断変形によって生ずると考えられており、そのよう
な考えに基づいて開口用溝の形状を設計していた。しか
しながら、本発明者等による研究の結果、開口用溝の破
断は、せん断変形によって生ずるのではなく、主として
引張り変形によって生ずることが明らかになり、従っ
て、開缶力を低下させるためには、開口用溝の最薄部の
厚さの絶対値を小さくすることが最も効果的であること
がわかった。
【0015】この発明は、上記知見に基づいてなされた
ものであって、請求項1に記載の発明は、缶蓋の表面ま
たは裏面に開口用溝が形成され、前記開口用溝を破断し
て開缶するイージーオープン缶蓋において、前記缶蓋の
表面または裏面に形成された開口用溝の底断面形状が、
半径0.01〜1.0mmの曲面であり且つその最薄部の
厚さが0.025〜0.080mmの範囲内のであること
に特徴を有するものである。
ものであって、請求項1に記載の発明は、缶蓋の表面ま
たは裏面に開口用溝が形成され、前記開口用溝を破断し
て開缶するイージーオープン缶蓋において、前記缶蓋の
表面または裏面に形成された開口用溝の底断面形状が、
半径0.01〜1.0mmの曲面であり且つその最薄部の
厚さが0.025〜0.080mmの範囲内のであること
に特徴を有するものである。
【0016】請求項2に記載の発明は、前記缶蓋の両面
の各々に形成された開口用溝の底断面形状が、半径0.
025mm超〜1.0mmの曲面で且つその最薄部の厚さが
0.025〜0.080mmの範囲内であることに特徴を
有するものである。
の各々に形成された開口用溝の底断面形状が、半径0.
025mm超〜1.0mmの曲面で且つその最薄部の厚さが
0.025〜0.080mmの範囲内であることに特徴を
有するものである。
【0017】請求項3に記載の発明は、缶蓋パネルに対
し、上下何れか一方の金型が先端半径0.01〜1.0
mmの曲面型で、他方の金型が平型からなる1対の金型を
使用し、最薄部の厚さが0.025〜0.080mmの範
囲となるように押圧成形を施すことにより、請求項1記
載の缶蓋を製造することに特徴を有するものである。
し、上下何れか一方の金型が先端半径0.01〜1.0
mmの曲面型で、他方の金型が平型からなる1対の金型を
使用し、最薄部の厚さが0.025〜0.080mmの範
囲となるように押圧成形を施すことにより、請求項1記
載の缶蓋を製造することに特徴を有するものである。
【0018】請求項4に記載の発明は、缶蓋パネルの開
口部に対し、上下の金型が何れも先端半径0.025mm
超〜1.0mmの曲面型からなる1対の金型を使用し、最
薄部の厚さが0.025〜0.080mmの範囲となるよ
うに押圧成形を施すことにより、請求項2記載の缶蓋を
製造することに特徴を有するものである。
口部に対し、上下の金型が何れも先端半径0.025mm
超〜1.0mmの曲面型からなる1対の金型を使用し、最
薄部の厚さが0.025〜0.080mmの範囲となるよ
うに押圧成形を施すことにより、請求項2記載の缶蓋を
製造することに特徴を有するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、この発明のイージーオープ
ン缶蓋およびその製造方法を、図面を参照しながら説明
する。
ン缶蓋およびその製造方法を、図面を参照しながら説明
する。
【0020】図1は、請求項1および3に記載の、この
発明のイージーオープン缶蓋の第1実施態様を示す、缶
蓋に形成された開口用溝部分の断面図である。この実施
態様においては、図1に示すように、厚さt0 の缶蓋1
の表面1aに、半径(R)が0.01〜1.0mmであっ
て、その最薄部2aの厚さ(ts )が0.025〜0.
080mmの範囲内の、底断面が曲面形状の開口用溝2が
形成されている。
発明のイージーオープン缶蓋の第1実施態様を示す、缶
蓋に形成された開口用溝部分の断面図である。この実施
態様においては、図1に示すように、厚さt0 の缶蓋1
の表面1aに、半径(R)が0.01〜1.0mmであっ
て、その最薄部2aの厚さ(ts )が0.025〜0.
080mmの範囲内の、底断面が曲面形状の開口用溝2が
形成されている。
【0021】図2は、請求項2および4に記載の、この
発明のイージーオープン缶蓋の第2実施態様を示す、缶
蓋に形成された開口用溝部分の断面図である。この実施
態様においては、図2に示すように、厚さt0 の缶蓋1
の表面1aおよび裏面1bに、各々半径(R)が0.0
25mm超〜1.0mmであって、その最薄部2aの厚さ
(ts )が0.025〜0.080mmの範囲内の、底断
面が曲面形状の開口用溝2,2が形成されている。
発明のイージーオープン缶蓋の第2実施態様を示す、缶
蓋に形成された開口用溝部分の断面図である。この実施
態様においては、図2に示すように、厚さt0 の缶蓋1
の表面1aおよび裏面1bに、各々半径(R)が0.0
25mm超〜1.0mmであって、その最薄部2aの厚さ
(ts )が0.025〜0.080mmの範囲内の、底断
面が曲面形状の開口用溝2,2が形成されている。
【0022】缶蓋1の表面1aまたは表面1aおよび裏
面1bに、上述した半径(R)の、曲面形状の開口用溝
2が形成されていることによって、子供や老人でも容易
に開缶することができる程度にまで開缶力が安定して低
減化し、しかも、衝撃破壊の発生が防止される。
面1bに、上述した半径(R)の、曲面形状の開口用溝
2が形成されていることによって、子供や老人でも容易
に開缶することができる程度にまで開缶力が安定して低
減化し、しかも、衝撃破壊の発生が防止される。
【0023】缶蓋1の表面1aにのみ開口用溝2が形成
されている場合の、開口用溝2の底断面半径(R)が
0.01mm未満、また、缶蓋1の表面1aおよび裏面1
bに開口用溝2が形成されている場合の、開口用溝2の
各々の底断面半径(R)が0.01mm以下では、缶蓋パ
ネルに上記開口用溝2を形成するための成形用金型の加
工精度が低下し、且つ、成形作業によって生ずる成形用
金型の摩耗が早くなるために、連続成形時に金型形状の
保持が困難になる問題が生ずる。
されている場合の、開口用溝2の底断面半径(R)が
0.01mm未満、また、缶蓋1の表面1aおよび裏面1
bに開口用溝2が形成されている場合の、開口用溝2の
各々の底断面半径(R)が0.01mm以下では、缶蓋パ
ネルに上記開口用溝2を形成するための成形用金型の加
工精度が低下し、且つ、成形作業によって生ずる成形用
金型の摩耗が早くなるために、連続成形時に金型形状の
保持が困難になる問題が生ずる。
【0024】一方、上記開口用溝2の底断面半径(R)
が1.0mmを超えると、缶蓋1における薄肉部の面積が
多くなるために、開口部の破断位置が不安定になって開
口形状が悪化する上、破断部の一部が垂れ下がる「だ
れ」が大きくなる問題が生じ、また、限られたスペース
の缶蓋パネル上に1.0mmを超える幅の開口用溝2を形
成することは実用上困難である。
が1.0mmを超えると、缶蓋1における薄肉部の面積が
多くなるために、開口部の破断位置が不安定になって開
口形状が悪化する上、破断部の一部が垂れ下がる「だ
れ」が大きくなる問題が生じ、また、限られたスペース
の缶蓋パネル上に1.0mmを超える幅の開口用溝2を形
成することは実用上困難である。
【0025】また、開口用溝2の最薄部2aの厚さが
0.025mm未満では、成形加工時に缶蓋パネルが破断
するおそれがあり、また、このような缶蓋が取付けられ
た缶体を落としたり、缶体が外部から衝撃等を受けたと
きに、その開口部が破断する危険性がある。一方、開口
用溝2の最薄部2aの厚さが0.080mmを超えると、
大きな開缶力が必要になる問題が生ずる。
0.025mm未満では、成形加工時に缶蓋パネルが破断
するおそれがあり、また、このような缶蓋が取付けられ
た缶体を落としたり、缶体が外部から衝撃等を受けたと
きに、その開口部が破断する危険性がある。一方、開口
用溝2の最薄部2aの厚さが0.080mmを超えると、
大きな開缶力が必要になる問題が生ずる。
【0026】従って、缶蓋の表面または裏面に形成され
た開口用溝の底断面形状は、半径0.01〜1.0mmの
曲面で且つその最薄部の厚さが0.025〜0.080
mmの範囲内であり、缶蓋の両面の各々に形成された開口
用溝の底断面形状は、半径0.025mm超〜1.0mmの
曲面で且つその最薄部の厚さが0.025〜0.080
mmの範囲内であることが必要である。なお、形状保持の
観点からは、開口用溝の曲面半径は0.05mm以上であ
ることが好ましい。
た開口用溝の底断面形状は、半径0.01〜1.0mmの
曲面で且つその最薄部の厚さが0.025〜0.080
mmの範囲内であり、缶蓋の両面の各々に形成された開口
用溝の底断面形状は、半径0.025mm超〜1.0mmの
曲面で且つその最薄部の厚さが0.025〜0.080
mmの範囲内であることが必要である。なお、形状保持の
観点からは、開口用溝の曲面半径は0.05mm以上であ
ることが好ましい。
【0027】請求項1に記載の缶蓋は、上下何れか一方
の金型が先端半径0.01〜1.0mmの曲面型で、他方
が平型からなる1対の金型を使用し、最薄部の厚さが
0.025〜0.080mmの範囲内になるよう、缶蓋パ
ネルにプレス加工を施すことによって形成することがで
き、また、請求項2に記載の缶蓋は、上下の金型が何れ
も先端半径0.025mm超〜1.0mmの曲面型からなる
1対の金型を使用し、最薄部の厚さが0.025〜0.
080mmの範囲内になるよう、缶蓋パネルにプレス加工
を施すことによって形成することができる。曲面型金型
を上記寸法形状としたのは、缶蓋に前記寸法形状の開口
用溝を形成するためであって、開口用溝の寸法形状の限
定理由は、前述した通りである。
の金型が先端半径0.01〜1.0mmの曲面型で、他方
が平型からなる1対の金型を使用し、最薄部の厚さが
0.025〜0.080mmの範囲内になるよう、缶蓋パ
ネルにプレス加工を施すことによって形成することがで
き、また、請求項2に記載の缶蓋は、上下の金型が何れ
も先端半径0.025mm超〜1.0mmの曲面型からなる
1対の金型を使用し、最薄部の厚さが0.025〜0.
080mmの範囲内になるよう、缶蓋パネルにプレス加工
を施すことによって形成することができる。曲面型金型
を上記寸法形状としたのは、缶蓋に前記寸法形状の開口
用溝を形成するためであって、開口用溝の寸法形状の限
定理由は、前述した通りである。
【0028】上述した断面曲面形状の開口用溝を有する
この発明の缶蓋は、図8に示すプルトップ・タブ・タイ
プ缶蓋または図9に示すステイオン・タブ・タイプの缶
蓋の何れにも適用することができる。
この発明の缶蓋は、図8に示すプルトップ・タブ・タイ
プ缶蓋または図9に示すステイオン・タブ・タイプの缶
蓋の何れにも適用することができる。
【0029】また、図3(a) に示すように、タブ3を缶
蓋1にタブ留め4を中心として回転可能に、タブ留め4
の位置を缶蓋1の中心から開口部5の反対側に所定長さ
ずらして取付け、且つ、タブ3のタブ留め4から先端ま
での長さを従来よりも長くすることにより作用点におけ
る発生力を大となし、図3(b) に示すように、タブ3を
開口可能位置に回転させたときに、タブ3の引き起こし
側端部を、缶蓋外周よりも外側に位置させるようにした
缶蓋に、この発明の底断面が曲面形状の開口用溝を形成
すれば、開缶力を一段と低下させることができる。
蓋1にタブ留め4を中心として回転可能に、タブ留め4
の位置を缶蓋1の中心から開口部5の反対側に所定長さ
ずらして取付け、且つ、タブ3のタブ留め4から先端ま
での長さを従来よりも長くすることにより作用点におけ
る発生力を大となし、図3(b) に示すように、タブ3を
開口可能位置に回転させたときに、タブ3の引き起こし
側端部を、缶蓋外周よりも外側に位置させるようにした
缶蓋に、この発明の底断面が曲面形状の開口用溝を形成
すれば、開缶力を一段と低下させることができる。
【0030】缶蓋の材質としては、一般に、0.15〜
0.30mmの板厚のアルミニウム板や、表面に金属めっ
きが施された表面処理鋼板等が使用される。
0.30mmの板厚のアルミニウム板や、表面に金属めっ
きが施された表面処理鋼板等が使用される。
【0031】
【実施例】次に、この発明を実施例により比較例と対比
しながら更に説明する。 〔実施例1〕板厚0.25mmで、引張り強さが440MP
a の薄鋼板の表面に、クロメート処理によって120mg
/m2 の量の金属クロム層と、その上層の金属クロム換算
で15mg/m2 の量のクロム水和酸化物層とからなるクロ
メート被膜が形成されたティンフリースチール鋼板に対
し、本発明の方法により、一方の金型が先端半径0.1
〜1.0mmの曲面型で、他方が平型からなる1対の金型
を使用し、最薄部の厚さが0.025〜0.080mmの
範囲内になるように、缶蓋パネルにプレス加工を施して
開口用溝を形成し、表1に示す、本発明の範囲内のステ
ィオンタブタイプのイージーオープン缶蓋の供試体(以
下、本発明供試体という)No. 1から11を調製した。
しながら更に説明する。 〔実施例1〕板厚0.25mmで、引張り強さが440MP
a の薄鋼板の表面に、クロメート処理によって120mg
/m2 の量の金属クロム層と、その上層の金属クロム換算
で15mg/m2 の量のクロム水和酸化物層とからなるクロ
メート被膜が形成されたティンフリースチール鋼板に対
し、本発明の方法により、一方の金型が先端半径0.1
〜1.0mmの曲面型で、他方が平型からなる1対の金型
を使用し、最薄部の厚さが0.025〜0.080mmの
範囲内になるように、缶蓋パネルにプレス加工を施して
開口用溝を形成し、表1に示す、本発明の範囲内のステ
ィオンタブタイプのイージーオープン缶蓋の供試体(以
下、本発明供試体という)No. 1から11を調製した。
【0032】比較のために、上記ティンフリースチール
鋼板に対し、曲面型金型の開口用溝の半径および/また
は最薄部の厚さが本発明の範囲外であり、他方が平型か
らなる1対の金型を使用し、缶蓋パネルにプレス加工を
施して開口用溝を形成し、表1に併せて示す、スティオ
ンタブタイプのイージーオープン缶蓋の供試体(以下、
比較用供試体という)No. 1から16を調製した。
鋼板に対し、曲面型金型の開口用溝の半径および/また
は最薄部の厚さが本発明の範囲外であり、他方が平型か
らなる1対の金型を使用し、缶蓋パネルにプレス加工を
施して開口用溝を形成し、表1に併せて示す、スティオ
ンタブタイプのイージーオープン缶蓋の供試体(以下、
比較用供試体という)No. 1から16を調製した。
【0033】
【表1】
【0034】上述した本発明供試体および比較用供試体
の缶蓋を、缶胴内に市販の炭酸水が注入された350mm
l 缶に取付けて密閉した。このような炭酸水が注入され
た缶6のポップ値(Kg・cm)、即ち缶蓋のタブを一定の
力で引張ったときに缶蓋開口部が開き始める最初の力、
および、図4に示すように、高さ1mの位置からコンク
リート床面上に、缶蓋1を下方に向けた斜めの姿勢で落
下させ、缶蓋1に図5に矢印で示す方向に衝撃力が付加
されたときの衝撃破壊の有無を調べ、その結果を表1に
併せて示した。
の缶蓋を、缶胴内に市販の炭酸水が注入された350mm
l 缶に取付けて密閉した。このような炭酸水が注入され
た缶6のポップ値(Kg・cm)、即ち缶蓋のタブを一定の
力で引張ったときに缶蓋開口部が開き始める最初の力、
および、図4に示すように、高さ1mの位置からコンク
リート床面上に、缶蓋1を下方に向けた斜めの姿勢で落
下させ、缶蓋1に図5に矢印で示す方向に衝撃力が付加
されたときの衝撃破壊の有無を調べ、その結果を表1に
併せて示した。
【0035】表1から明らかなように、断面が曲面形状
の開口用溝の最薄部の厚さが本発明の範囲を外れて小さ
い比較用供試体No. 1、3、5〜8、10は、衝撃破壊
が発生した。開口用溝の最薄部の厚さが本発明の範囲を
外れて大きい比較用供試体No. 2、4、9、11は、ポ
ップ値が2.8 〜3.0 Kg・cmで高く開缶性が悪かった。
の開口用溝の最薄部の厚さが本発明の範囲を外れて小さ
い比較用供試体No. 1、3、5〜8、10は、衝撃破壊
が発生した。開口用溝の最薄部の厚さが本発明の範囲を
外れて大きい比較用供試体No. 2、4、9、11は、ポ
ップ値が2.8 〜3.0 Kg・cmで高く開缶性が悪かった。
【0036】開口用溝の半径(R)が本発明の範囲を超
えて大きい比較用供試体No. 14、16は、ポップ値が
低く且つ衝撃破壊も発生しなかったが、開口形状が悪か
った。そして、開口用溝の半径(R)が本発明の範囲を
超えて大きく且つ最薄部の厚さが本発明の範囲を外れて
小さい比較用供試体No. 12、13、15は、衝撃破壊
が発生し且つ開口形状が悪かった。
えて大きい比較用供試体No. 14、16は、ポップ値が
低く且つ衝撃破壊も発生しなかったが、開口形状が悪か
った。そして、開口用溝の半径(R)が本発明の範囲を
超えて大きく且つ最薄部の厚さが本発明の範囲を外れて
小さい比較用供試体No. 12、13、15は、衝撃破壊
が発生し且つ開口形状が悪かった。
【0037】これに対し、本発明供試体は、何れもポッ
プ値が2.6以下で低く且つ衝撃破壊は発生せず、開口
形状も良好であった。 〔実施例2〕板厚が0.25mmで、引張り強さが290
MPa および440MPa の薄鋼板の表面に、クロメート処
理によって、120mg/m2 の量の金属クロム層と、その
上層に金属クロム換算で15mg/m2 の量のクロム水和酸
化物層とからなるクロメート被膜が形成されたティンフ
リースチール鋼板に対し、本発明の方法により、一方の
金型が先端半径0.01〜1.0mmの曲面型で、他方の
金型が平型からなる1対の金型を使用し、最薄部の厚さ
を変えて、図6に示すような開口用溝2を有する引張り
試験片7を調製し、試験片7の最薄部の厚さと引張り強
度との関係を調べ、その結果を図7に示した。図7にお
いて、○印は引張り強さが290MPa の試験片であり、
□印は引張り強さが440MPa の試験片である。
プ値が2.6以下で低く且つ衝撃破壊は発生せず、開口
形状も良好であった。 〔実施例2〕板厚が0.25mmで、引張り強さが290
MPa および440MPa の薄鋼板の表面に、クロメート処
理によって、120mg/m2 の量の金属クロム層と、その
上層に金属クロム換算で15mg/m2 の量のクロム水和酸
化物層とからなるクロメート被膜が形成されたティンフ
リースチール鋼板に対し、本発明の方法により、一方の
金型が先端半径0.01〜1.0mmの曲面型で、他方の
金型が平型からなる1対の金型を使用し、最薄部の厚さ
を変えて、図6に示すような開口用溝2を有する引張り
試験片7を調製し、試験片7の最薄部の厚さと引張り強
度との関係を調べ、その結果を図7に示した。図7にお
いて、○印は引張り強さが290MPa の試験片であり、
□印は引張り強さが440MPa の試験片である。
【0038】比較のために、従来の開口用溝が形成され
た表2に示す市販のイージーオープン缶蓋No. 1〜8の
試験片について、その最薄部の厚さと引張り強度との関
係を調べ、その結果を図7に併せて示した。
た表2に示す市販のイージーオープン缶蓋No. 1〜8の
試験片について、その最薄部の厚さと引張り強度との関
係を調べ、その結果を図7に併せて示した。
【0039】
【表2】
【0040】図7から明らかなように、市販缶の試験片
の引張り強度は4〜6Kgf/mmであるのに対し、本発明試
験片の引張り強度は、最薄部の厚さが0.025〜0.
080mmの場合に約2〜5Kgf/mmであり、市販缶に比較
して引張り強度が低く、開缶力に優れていた。
の引張り強度は4〜6Kgf/mmであるのに対し、本発明試
験片の引張り強度は、最薄部の厚さが0.025〜0.
080mmの場合に約2〜5Kgf/mmであり、市販缶に比較
して引張り強度が低く、開缶力に優れていた。
【0041】〔実施例3〕板厚0.25mmで、引張り強
さが440MPa の薄鋼板の表面に、クロメート処理によ
って120mg/m2 の量の金属クロム層と、その上層の金
属クロム換算で15mg/m2 の量のクロム水和酸化物層と
からなるクロメート被膜が形成されたティンフリースチ
ール鋼板に対し、本発明の方法により、上下の金型が共
に先端半径0.025mm超〜1.0mmの曲面を有する1
対の金型を使用し、最薄部の厚さが0.025〜0.0
80mmの範囲内になるように、缶蓋パネルにプレス加工
を施して開口用溝を形成し、表3に示す本発明供試体N
o. 12から16を調製した。
さが440MPa の薄鋼板の表面に、クロメート処理によ
って120mg/m2 の量の金属クロム層と、その上層の金
属クロム換算で15mg/m2 の量のクロム水和酸化物層と
からなるクロメート被膜が形成されたティンフリースチ
ール鋼板に対し、本発明の方法により、上下の金型が共
に先端半径0.025mm超〜1.0mmの曲面を有する1
対の金型を使用し、最薄部の厚さが0.025〜0.0
80mmの範囲内になるように、缶蓋パネルにプレス加工
を施して開口用溝を形成し、表3に示す本発明供試体N
o. 12から16を調製した。
【0042】比較のために、上記ティンフリースチール
鋼板に対し、共に曲面を有する上下1対の金型の少なく
とも一方の曲面型開口用溝の半径および/または最薄部
の厚さが本発明の範囲外であり、他方が平型からなる1
対の金型を使用し、缶蓋パネルにプレス加工を施して開
口用溝を形成し、表3に併せて示す比較用供試体No.1
7から22を調製した。このような本発明供試体および
比較用供試体のポップ値および衝撃破壊の有無を調べ、
その結果を表3に併せて示した。
鋼板に対し、共に曲面を有する上下1対の金型の少なく
とも一方の曲面型開口用溝の半径および/または最薄部
の厚さが本発明の範囲外であり、他方が平型からなる1
対の金型を使用し、缶蓋パネルにプレス加工を施して開
口用溝を形成し、表3に併せて示す比較用供試体No.1
7から22を調製した。このような本発明供試体および
比較用供試体のポップ値および衝撃破壊の有無を調べ、
その結果を表3に併せて示した。
【0043】
【表3】
【0044】表3から明らかなように、表面側開口用溝
および裏面側開口用溝曲面半径は本発明の範囲内である
が、最薄部厚さが本発明から外れて小さい比較用供試体
No17、18は、衝撃破壊を起こした。
および裏面側開口用溝曲面半径は本発明の範囲内である
が、最薄部厚さが本発明から外れて小さい比較用供試体
No17、18は、衝撃破壊を起こした。
【0045】表面側開口用溝および裏面側開口用溝の曲
面半径は本発明の範囲内であるが、最薄部厚さが本発明
から外れて大きい比較用供試体No. 19、20は、2.
8Kg・cm以上の高いポップ値を示し開缶性が悪かった。
面半径は本発明の範囲内であるが、最薄部厚さが本発明
から外れて大きい比較用供試体No. 19、20は、2.
8Kg・cm以上の高いポップ値を示し開缶性が悪かった。
【0046】開口用溝の最薄部厚さは本発明の範囲内で
あるが、表面側開口用溝および裏面側開口用溝の曲面半
径が、本発明の範囲を外れて大きい比較用供試体No. 2
1、22は、開口部形状が悪かった。
あるが、表面側開口用溝および裏面側開口用溝の曲面半
径が、本発明の範囲を外れて大きい比較用供試体No. 2
1、22は、開口部形状が悪かった。
【0047】これに対し、本発明供試体は、何れもポッ
プ値が低く且つ衝撃破壊は発生せず、開口形状も良好で
あった。
プ値が低く且つ衝撃破壊は発生せず、開口形状も良好で
あった。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
開缶力を安定して低減化し、子供や老人でも容易に開缶
することができる、開缶性の優れたイージーオープン缶
蓋が得られる、工業上有用な効果がもたらされる。
開缶力を安定して低減化し、子供や老人でも容易に開缶
することができる、開缶性の優れたイージーオープン缶
蓋が得られる、工業上有用な効果がもたらされる。
【図1】本発明の缶蓋の第1実施態様を示す、缶蓋に形
成された開口用溝部分の断面図である。
成された開口用溝部分の断面図である。
【図2】本発明の缶蓋の第2実施態様を示す、缶蓋に形
成された開口用溝部分の断面図である。
成された開口用溝部分の断面図である。
【図3】本発明の開口用溝を有するイージーオープン缶
蓋の一例を示す平面図である。
蓋の一例を示す平面図である。
【図4】衝撃試験方法を示す説明図である。
【図5】缶蓋に対する衝撃力の付加位置を示す説明図で
ある。
ある。
【図6】引張り試験片の平面図である。
【図7】試験片の最薄部の厚さと引張り強度との関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図8】プルトップ・タブ・タイプの缶蓋の一例を示す
概略平面図である。
概略平面図である。
【図9】ステイオン・タブ・タイプの缶蓋の一例を示す
概略平面図である。
概略平面図である。
【図10】イージーオープン缶蓋における開口用溝の従
来の形成方法を示す説明図である。
来の形成方法を示す説明図である。
1 缶蓋 2 開口用溝 3 タブ 4 タブ留め 5 開口部 6 缶 7 引張り試験片 8 中央パネル部 9 リベット機構 10 破断開口部 11 V字状溝 12 加工工具 13 蓋板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 缶蓋1の表面1aにのみ開口用溝2が形
成されている場合の、開口用溝2の底断面半径(R)が
0.01mm未満、また、缶蓋1の表面1aおよび裏面1
bに開口用溝2が形成されている場合の、開口用溝2の
各々の底断面半径(R)が0.025mm以下では、缶蓋
パネルに上記開口用溝2を形成するための成形用金型の
加工精度が低下し、且つ、成形作業によって生ずる成形
用金型の摩耗が早くなるために、連続成形時に金型形状
の保持が困難になる問題が生ずる。
成されている場合の、開口用溝2の底断面半径(R)が
0.01mm未満、また、缶蓋1の表面1aおよび裏面1
bに開口用溝2が形成されている場合の、開口用溝2の
各々の底断面半径(R)が0.025mm以下では、缶蓋
パネルに上記開口用溝2を形成するための成形用金型の
加工精度が低下し、且つ、成形作業によって生ずる成形
用金型の摩耗が早くなるために、連続成形時に金型形状
の保持が困難になる問題が生ずる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】
【実施例】 次に、この発明を実施例により比較例と対
比しながら更に説明する。 〔実施例1〕板厚0.25mmで、引張り強さが440MP
a の薄鋼板の表面に、クロメート処理によって120mg
/m2 の量の金属クロム層と、その上層の金属クロム換算
で15mg/m2 の量のクロム水和酸化物層とからなるクロ
メート被膜が形成されたティンフリースチール鋼板に対
し、本発明の方法により、一方の金型が先端半径0.0
1〜1.0mmの曲面型で、他方が平型からなる1対の金
型を使用し、最薄部の厚さが0.025〜0.080mm
の範囲内になるように、缶蓋パネルにプレス加工を施し
て開口用溝を形成し、表1に示す、本発明の範囲内のス
ティオンタブタイプのイージーオープン缶蓋の供試体
(以下、本発明供試体という)No. 1から11を調製し
た。
比しながら更に説明する。 〔実施例1〕板厚0.25mmで、引張り強さが440MP
a の薄鋼板の表面に、クロメート処理によって120mg
/m2 の量の金属クロム層と、その上層の金属クロム換算
で15mg/m2 の量のクロム水和酸化物層とからなるクロ
メート被膜が形成されたティンフリースチール鋼板に対
し、本発明の方法により、一方の金型が先端半径0.0
1〜1.0mmの曲面型で、他方が平型からなる1対の金
型を使用し、最薄部の厚さが0.025〜0.080mm
の範囲内になるように、缶蓋パネルにプレス加工を施し
て開口用溝を形成し、表1に示す、本発明の範囲内のス
ティオンタブタイプのイージーオープン缶蓋の供試体
(以下、本発明供試体という)No. 1から11を調製し
た。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】
【表1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】 上述した本発明供試体および比較用供試
体の缶蓋を、缶胴内に市販の炭酸水が注入された350
mml 缶に取付けて密閉した。このような炭酸水が注入さ
れた缶6のポップ値(Kg)、即ち缶蓋のタブを一定の力
で引張ったときに缶蓋開口部が開き始める最初の力、お
よび、図4に示すように、高さ1mの位置からコンクリ
ート床面上に、缶蓋1を下方に向けた斜めの姿勢で落下
させ、缶蓋1に図5に矢印で示す方向に衝撃力が付加さ
れたときの衝撃破壊の有無を調べ、その結果を表1に併
せて示した。
体の缶蓋を、缶胴内に市販の炭酸水が注入された350
mml 缶に取付けて密閉した。このような炭酸水が注入さ
れた缶6のポップ値(Kg)、即ち缶蓋のタブを一定の力
で引張ったときに缶蓋開口部が開き始める最初の力、お
よび、図4に示すように、高さ1mの位置からコンクリ
ート床面上に、缶蓋1を下方に向けた斜めの姿勢で落下
させ、缶蓋1に図5に矢印で示す方向に衝撃力が付加さ
れたときの衝撃破壊の有無を調べ、その結果を表1に併
せて示した。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】 表1から明らかなように、断面が曲面形
状の開口用溝の最薄部の厚さが本発明の範囲を外れて小
さい比較用供試体No. 1、3、5〜8、10は、衝撃破
壊が発生した。開口用溝の最薄部の厚さが本発明の範囲
を外れて大きい比較用供試体No. 2、4、9、11は、
ポップ値が2.8 〜3.0 Kgで高く開缶性が悪かった。
状の開口用溝の最薄部の厚さが本発明の範囲を外れて小
さい比較用供試体No. 1、3、5〜8、10は、衝撃破
壊が発生した。開口用溝の最薄部の厚さが本発明の範囲
を外れて大きい比較用供試体No. 2、4、9、11は、
ポップ値が2.8 〜3.0 Kgで高く開缶性が悪かった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】
【表2】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】〔実施例3〕 板厚0.25mmで、引張り
強さが440MPa の薄鋼板の表面に、クロメート処理に
よって120mg/m2 の量の金属クロム層と、その上層の
金属クロム換算で15mg/m2 の量のクロム水和酸化物層
とからなるクロメート被膜が形成されたティンフリース
チール鋼板に対し、本発明の方法により、上下の金型が
共に先端半径0.025mm超〜1.0mmの曲面を有する
1対の金型を使用し、最薄部の厚さが0.025〜0.
080mmの範囲内になるように、缶蓋パネルにプレス加
工を施して開口用溝を形成し、表3に示す本発明供試体
No. 12から17を調製した。
強さが440MPa の薄鋼板の表面に、クロメート処理に
よって120mg/m2 の量の金属クロム層と、その上層の
金属クロム換算で15mg/m2 の量のクロム水和酸化物層
とからなるクロメート被膜が形成されたティンフリース
チール鋼板に対し、本発明の方法により、上下の金型が
共に先端半径0.025mm超〜1.0mmの曲面を有する
1対の金型を使用し、最薄部の厚さが0.025〜0.
080mmの範囲内になるように、缶蓋パネルにプレス加
工を施して開口用溝を形成し、表3に示す本発明供試体
No. 12から17を調製した。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】 比較のために、上記ティンフリースチー
ル鋼板に対し、共に曲面を有する上下1対の金型の少な
くとも一方の曲面型開口用溝の半径および/または最薄
部の厚さが本発明の範囲外である開口用溝を形成し、表
3に併せて示す比較用供試体No. 17から22を調製し
た。このような本発明供試体および比較用供試体のポッ
プ値および衝撃破壊の有無を調べ、その結果を表3に併
せて示した。
ル鋼板に対し、共に曲面を有する上下1対の金型の少な
くとも一方の曲面型開口用溝の半径および/または最薄
部の厚さが本発明の範囲外である開口用溝を形成し、表
3に併せて示す比較用供試体No. 17から22を調製し
た。このような本発明供試体および比較用供試体のポッ
プ値および衝撃破壊の有無を調べ、その結果を表3に併
せて示した。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 余村 吉則 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 杉原 玲子 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 三原 豊 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 缶蓋の表面または裏面に開口用溝が形成
され、前記開口用溝を破断して開缶するイージーオープ
ン缶蓋において、 前記缶蓋の表面または裏面に形成された開口用溝の底断
面形状が、半径0.01〜1.0mmの曲面であり、且
つ、その最薄部の厚さが0.025〜0.080mmの範
囲内であることを特徴とするイージーオープン缶蓋。 - 【請求項2】 缶蓋の両面の各々に開口用溝が形成さ
れ、前記開口用溝を破断して開缶するイージーオープン
缶蓋において、 前記缶蓋の両面の各々に形成された開口用溝の底断面形
状が、半径0.025mm超〜1.0mmの曲面であり、且
つ、その最薄部の厚さが0.025〜0.080mmの範
囲内であることを特徴とするイージーオープン缶蓋。 - 【請求項3】 缶蓋パネルに対し、上下何れか一方の金
型が先端半径0.01〜1.0mmの曲面型で、他方の金
型が平型からなる1対の金型を使用し、最薄部の厚さが
0.025〜0.080mmの範囲となるように押圧成形
を施すことにより、請求項1記載の缶蓋を製造すること
を特徴とするイージーオープン缶蓋の製造方法。 - 【請求項4】 缶蓋パネルに対し、上下の金型が何れも
先端半径0.025mm超〜1.0mmの曲面型からなる1
対の金型を使用し、最薄部の厚さが0.025〜0.0
80mmの範囲となるように押圧成形を施すことにより、
請求項2記載の缶蓋を製造することを特徴とするイージ
ーオープン缶蓋の製造方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24667497A JPH1191776A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | イージーオープン缶蓋およびその製造方法 |
| US09/132,624 US20020005408A1 (en) | 1997-08-12 | 1998-08-11 | Easy-opening can end |
| DE69833820T DE69833820T2 (de) | 1997-08-12 | 1998-08-12 | Leicht zu öffnendes Dosenende |
| EP98115165A EP0896929B1 (en) | 1997-08-12 | 1998-08-12 | Easy-opening can end |
| US10/103,217 US6837093B2 (en) | 1997-08-12 | 2002-03-20 | Methods for making an easy-opening can end |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24667497A JPH1191776A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | イージーオープン缶蓋およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1191776A true JPH1191776A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17151937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24667497A Pending JPH1191776A (ja) | 1997-08-12 | 1997-09-11 | イージーオープン缶蓋およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1191776A (ja) |
-
1997
- 1997-09-11 JP JP24667497A patent/JPH1191776A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040309 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041221 |