JPH1196465A - 盗難防止端末機 - Google Patents

盗難防止端末機

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Publication number
JPH1196465A
JPH1196465A JP25824697A JP25824697A JPH1196465A JP H1196465 A JPH1196465 A JP H1196465A JP 25824697 A JP25824697 A JP 25824697A JP 25824697 A JP25824697 A JP 25824697A JP H1196465 A JPH1196465 A JP H1196465A
Authority
JP
Japan
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signal
position data
data
sensor
gps
Prior art date
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Pending
Application number
JP25824697A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Shimizu
俊彦 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takahashi Works Co Ltd
Original Assignee
Takahashi Works Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takahashi Works Co Ltd filed Critical Takahashi Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人を介さずに正確な位置データを必要に応じ
て伝達して物の所在を特定すると共に、異常事態を速や
かに察知して自動でエラー情報を伝送出力して物の盗難
を防止する。 【解決手段】 無線電話回線Lを利用する携帯電話6
と、GPS衛星信号を受信するGPS受信アンテナ3a
と、衛星信号eから自己の位置を算出するGPS受信機
3bと、異常状態を検出するセンサ入力手段4aと、G
PS受信機3bから位置データX,Yを読み込み、位置
データの値から異常状態を判定すると共にデータの入出
力を制御するデータ制御手段4と、位置データX,Yを
所定の信号に変換する信号変換手段5とを有し、少なく
とも通話呼出に応じて自動で回線接続をおこなうか、ま
たはセンサ信号の状態や位置データの値の判定により、
自動で回線接続をおこない、無線電話回線Lを介して位
置データの伝送出力をおこなう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線電話回線を利
用してGPS受信機で得た位置データを伝送出力する端
末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、GPS衛星からの信号を受信
するGPS受信アンテナと、衛星信号を位置データに変
換するGPS受信機とを備えて、自己の位置を地図と共
に表示装置に表示するカーナビ装置が知られている。
【0003】図7に示すカーナビ装置30は、GPS受
信アンテナ34とGPS受信機35と制御装置36と液
晶ディスプレイ37とを備えて、車39に設置されてい
る。
【0004】ここでGPS衛星38からの衛星信号31
はGPS受信アンテナ34で受信されて、GPS受信機
35で位置データ33に変換される。この位置データ3
3は制御装置36で地図情報32に加工されて液晶ディ
スプレイ37に出力されるものである。
【0005】このような車に登載されるカーナビ装置
は、走行中の車の現在位置(緯度、経度)をGPS衛星
からの衛星信号を受信することで得て、ディスプレイに
描かれた地図上の位置から目的地に移動する道筋を知る
ものである。
【0006】しかしながら、このようなカーナビ装置に
あっては他の場所にいる人に即座に自己の位置を知らせ
ることはできない構造である。
【0007】一方、情報化の進歩に伴い、携帯電話やP
HS或いは、自動車電話、携帯端末装置など携帯式の電
話機が普及し始めている。これら携帯電話などは、人が
手軽に遠方から口頭で所在を知らせることができるもの
である。
【0008】そこで、この携帯電話を利用して、カーナ
ビ装置の情報を口頭で、他の場所にいる人に伝えること
が考えられる。
【0009】また近年、GPSの原理を活用するカーナ
ビなどの出力信号を利用して、走行道筋を時間と共に記
録していく記録装置が知られている。
【0010】このような装置は例えば、上記走行道筋
(場所)を時間と共に記録することで、管理の届かない
外回りの仕事に従事する者、すなわち営業車や運搬車な
どを運転する作業者の行動を携帯電話などの口頭連絡の
みならず、帰社後事務所に提出される記録装置のデータ
を解析して、実行動を正確に把握して管理に役立てよう
とするこころみがなされている。
【0011】なお上記従来の位置情報の伝達技術におい
ては、GPS受信機で得られる位置データをモニタなど
の表示装置やICメモリなどの記録装置に出力するか、
または人が携帯式の電話機から口頭で所在を知らせるも
のであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のGPS機能
を利用した構成においては、GPS機能で得られるデー
タを表示装置や記録装置に出力するもので、人を介さず
に位置情報の伝達をおこなうことができないという問題
点を有するものであった。
【0013】すなわち、従来の携帯電話を利用した構成
においては、人が介入して携帯式の電話機から口頭で所
在を知らせるもので、故意に所在を偽り報告することが
できるため、所在の信頼性に問題を有するものであっ
た。
【0014】一方、人を介さずには正確な位置情報を素
早く伝達することができないものにあっては、全く不明
となってしまった物の所在を特定することができないと
いう問題があった。
【0015】すなわち、夜間作業現場などに放置される
ショベルカなど建設機械や、高級な自動車など、高価な
物などが盗難や紛失の被害に遭った際は、探す方法は目
撃者に頼るほかなかった。
【0016】なお、電子キーやブザー音などで盗難防止
をおこなう装置も考えられるが、リフト装置で丸まる釣
り上げられて盗まれることで、その場で盗難防止装置が
動作しない場合や、装置そのものを取り外されたりした
際に、自動でその異常事態を察知して位置情報やエラー
出力をその場で速やかに伝送することができないという
問題がある。
【0017】そこで、このような盗難防止装置は、その
所在を人を介さずに、必要な時に必要に応じて位置デー
タやエラー情報を自動で速やかに伝達するものが望まれ
ていた。
【0018】本発明は、人を介さずに正確な位置データ
を必要に応じて伝達して物の所在を特定すると共に、異
常事態を速やかに察知して自動でエラー情報を伝送出力
して物の盗難を防止する端末機を提供することを目的と
する。
【0019】また、用途に合わせて好適な組み合わせで
エラー情報を伝送出力すると共に、位置データの値から
も異常状態を認識して盗難の防止をおこなう端末機を提
供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の盗難防止端末機
は、上記従来例の問題点を解決するため、無線電話回線
を利用する携帯式の電話機と、複数のGPS衛星からの
信号を受信するGPS受信アンテナと、GPS受信アン
テナで受信した衛星信号から自己の位置を算出して位置
データに変換するGPS受信機と、異常状態を検出する
センサからのセンサ信号を入力するセンサ入力手段と、
上記GPS受信機から少なくとも自己の位置を示す位置
データを読み込み、位置データの値から異常状態か否か
を判定すると共にデータの入出力を制御するデータ制御
手段と、データ制御手段から入力した位置データを携帯
式の電話機を介して伝送出力可能な所定のフォーマット
の信号に変換する信号変換手段とを有し、少なくとも通
話呼出に応じて自動で回線接続をおこなうか、またはセ
ンサ入力手段から得られるセンサ信号の状態や位置デー
タの値の判定により、予め設定される電話回線へ自動で
回線接続をおこない、無線電話回線を介して位置データ
の伝送出力をおこなうものであることを特徴とする。
【0021】また、伝送出力可能な所定のフォーマット
の信号に変換する信号変換手段が、移動体通信モデム機
能を介して携帯式の電話機からFAXデータのフォーマ
ットで伝送出力するか、音声合成手段を介して携帯式の
電話機からアナログ音声信号のフォーマットで伝送出力
するかの何れのモードを選択するかのモード選択手段を
備えることが好適である。
【0022】さらに、センサ入力手段から得られるセン
サ信号が、本機を設置する機体と本機本体との設置状態
を検出する信号か、本機に供給される電力を検出する信
号か、GPS受信アンテナに供給する電力を検出する信
号か、GPS受信アンテナとGPS受信機に供給する電
力を検出する信号かの、何れの信号を検出するかを選択
するセンサ選択手段を備えることが好適である。
【0023】そして、GPS受信機から得られる位置デ
ータが、全くデータが得られない状態をもって異常状態
と判定するか、または単位時間あたりの移動距離の大き
さが予め設定された値より大きい状態であるとき異常状
態と判定するか、または予め設定された範囲を越えた状
態であるとき異常状態と判定するかのいずれかを備える
ことが上記目的を達成するものとなる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
〜図6を参照して簡単に説明する。実施例の盗難防止端
末機1は、無線電話回線Lを利用する携帯電話6と、複
数のGPS衛星20からの信号を受信するGPS受信ア
ンテナ3aと、GPS受信アンテナ3aで受信した衛星
信号eから自己の位置を算出して位置データ(緯度X,
経度Y)に変換するGPS受信機3bと、異常状態を検
出するセンサ2からのセンサ信号を入力するセンサ入力
手段4aと、GPS受信機3bから少なくとも自己の位
置を示す位置データX,Yを読み込み、位置データの値
から異常状態か否かを判定すると共にデータの入出力を
制御するデータ制御手段4(コントローラ)と、データ
制御手段4から入力した位置データX,Yを携帯電話6
を介して伝送出力可能な所定のフォーマットの信号に変
換する信号変換手段5とを有し、少なくとも通話呼出に
応じて自動で回線接続をおこなうか、またはセンサ入力
手段4aから得られるセンサ信号の状態や位置データの
値の判定により、予めスイッチ4bで設定される電話回
線へ自動で回線接続をおこない、無線電話回線Lを介し
て位置データの伝送出力をおこなうものである。
【0025】そして、伝送出力可能な所定のフォーマッ
トの信号に変換する信号変換手段5が、移動体通信モデ
ム5cを介して携帯電話6からFAXデータのフォーマ
ットで伝送出力するか、音声合成手段5a、5bを介し
て携帯電話6からアナログ音声信号のフォーマットで伝
送出力するかの何れのモードを選択するかのモード選択
手段4cを備えている。
【0026】また、センサ入力手段4aから得られるセ
ンサ信号が、本機1を設置する機体と本機本体1aとの
設置状態を検出する信号か、本機1に供給される電力を
検出する信号か、GPS受信アンテナ3aに供給する電
力を検出する信号か、GPS受信アンテナ3aとGPS
受信機3bに供給する電力を検出する信号かの、何れの
信号を検出するかを選択するセンサ選択手段4dを備え
ている。
【0027】さらに、GPS受信機3bから得られる位
置データが、全くデータが得られない状態か、単位時間
あたりの移動距離の大きさが予め設定された値より大き
い状態か、予め設定された範囲を越えた状態かの何れか
であるときにも異常状態と判定している。
【0028】(作用)本発明は上記構成によって、次の
ような作用を営むことができる。すなわち、上記GPS
受信アンテナ3aを備えたGPS受信機3bは、複数の
人工衛星20から衛星信号(C/Aコードなど)eを受
信するものである。そして、GPS受信機3bは衛星信
号eを少なくとも緯度(北緯)、経度(東経)などを含
む位置データX,Yに変換している。
【0029】そして、少なくとも通話呼出に応じて自動
で回線接続をおこなうか、またはセンサ入力手段4aか
ら得られるセンサ信号の状態や位置データの値の判定で
回線接続をおこない、無線電話回線Lを介してデータの
伝送出力をおこなうものである。
【0030】したがって、例え全く所在不明となってし
まったものであっても、通話呼出に応じて自動で回線接
続をおこなうことで、例えばコールされて接続された無
線電話回線へ、自身の所在位置を直ちに自動で信号変換
手段5を介して伝送することができる。
【0031】さらに、選択されたセンサからセンサ入力
の異常を検出した場合、すなわち異常事態が生じた際
に、センサ入力手段4aから得られるセンサ信号の状態
により予めスイッチ4bなどで設定される電話回線へ回
線接続をおこなうことで、自身の所在位置及びエラー番
号を直ちに自動で伝送出力することができる。
【0032】したがって、このエラー番号を受信した受
信者は、「どこで」、「なにがおこったか」が認識で
き、速やかに盗難防止の対処行動をおこすことができ、
盗難防止を計ることができる。
【0033】また、伝送出力可能な所定のフォーマット
の信号に変換する信号変換手段5は、音声合成手段(音
声合成用メモリ(ROM5a)や音声合成IC5b)を
介して携帯電話6からアナログ音声信号のフォーマット
で伝送出力するモードが選ばれれば、人を介さずに自身
の位置を人が容易に認識できる音声で伝えることができ
る。
【0034】さらに、伝送出力可能な所定のフォーマッ
トの信号に変換する信号変換手段5が、移動体通信モデ
ム5cを介して携帯電話6からFAXデータのフォーマ
ットで伝送出力するモードが選ばれれば、上記音声によ
るものと同様に、人を介さず人が容易に判断できる文字
によるデータで伝達することができる。
【0035】このように、信頼性に欠く口頭伝達でなく
人が加工できない音声合成によるデータ伝送か、または
FAXデータによる伝送の何れかのモードが選択できれ
ば、信頼性ある位置データX,Yを端末仕様に合わせて
人が容易に理解できるデータとして伝達することができ
る。
【0036】一方、上記センサ入力手段4aから得られ
るセンサ信号が、本機1を設置する機体50と本機本体
1aとの設置状態を検出するセンサ(ホールセンサS
1)か、本機1に供給される電力を検出するセンサ(バ
ッテリセンサS2)か、GPS受信アンテナ3aとGP
S受信機3bに供給する電力を検出するセンサ(電力セ
ンサS3)かの何れか、または全ての信号が用途に合わ
せて選択されえば、必要なセンサを必要なだけ自在に設
置することができる。
【0037】そして、例え泥棒が本機1に気付き本機1
の取り外しを計った際も、ホールセンサS1は本機1の
取り外しを検出することができる。また、バッテリセン
サS2は本機1への電力供給の遮断を検出することがで
きる。さらに、GPS受信アンテナ3aまたはGPS受
信機3bの電力消費が減少すれば、電力センサS3はG
PS受信アンテナ3aまたはGPS受信機3bの何れか
が遮断されたことを検出できて、例えば最終サンプリン
グ済みの位置データとエラー番号とをバッテリ電池7で
動作可能な本機1から伝送出力することができる。
【0038】さらに、GPSセンサ3から得られる位置
データX,Yが、全くデータが得られない状態か、単位
時間あたりの移動距離の大きさが予め設定された値より
大きい状態か、予め設定された範囲を越えた状態かであ
るときにも異常状態と判定するものであれば、GPS受
信アンテナ3aが壊された場合や、レッカー車などで持
ち運ばれた場合や、無人の工事現場から移動された場合
などに、位置データの値からだけでも自動で盗難状態に
あると判定することができる。
【0039】このような本発明の追跡端末装置1は、人
を介さずに正確な位置データを必要に応じて伝達して物
の所在を特定すると共に、異常事態を速やかに察知して
自動でエラー情報を伝送出力して物の盗難を防止する効
果を奏する。
【0040】また、用途に合わせて好適な組み合わせで
エラー情報を伝送出力すると共に、位置データの値から
も異常状態を認識して盗難の防止を実現するものであ
る。
【0041】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1〜図6は本発明の実施例を
示すもので、本機1を建設機械(ショベルカー)の盗難
防止に適用したものである。図1の1は、センサ2、G
PS受信アンテナ3a、GPS受信機3b、センサ入力
手段4aとモード選択スイッチ4cとセンサ選択スイッ
チ(とディジタルスイッチ4b)を備えたコントローラ
(データ制御手段)4、音声合成用メモリ(ROM)5
aと音声合成IC5bと移動体通信モデム5cを備えた
信号変換手段5、携帯電話6、バッテリ電池7を備えた
盗難防止端末機である。この盗難防止端末機1の本体部
1aは図面の都合上省略したが、目立たぬように建機
(ショベルカー)のキャビン内に固定設置されている。
【0042】そして、センサ入力手段4aには、本機1
の外部に設けられた信号の状態をセンシングするセンサ
機構が設けられている。
【0043】図2は外部に設けられたセンサ2の構成を
示すもので、本体1aのセンサ入力手段4aには、ホー
ルセンサS1とバッテリセンサS2と電力センサS3が
設けられていて、各々ターゲットとする永久磁石S1a
と車両用バッテリBVとGPS受信機3の信号をセンシ
ングしている。
【0044】図3に示すホールセンサS1は、センサ内
部にホール素子S1bを備えて、図2に示すキャビン機
体50に埋設された永久磁石S1aの有無を検出してい
る。このホール素子S1bのセンサ信号はアンプ(AM
P)でL(ロー信号)レベルに引かれていて、コントロ
ーラ4に割り込み信号A1として入力されている。
【0045】したがって、ここで永久磁石S1aがセン
サS1から強制的に離された場合、センサ信号が遮断さ
れることになり、AMPの出力がオープンとなる。そこ
で、この永久磁石S1aの取り外し遮断をもって、今ま
さに本機1を登載した車両(機器)は盗難の危険がせま
りつつあると判断できる。
【0046】ここで、図3の4dで示すジャンパーJA
1のセンサ選択スイッチは、図のS側でジャンパーされ
ていて、A1にはセンサ信号出力が現れている。一方C
側でジャンパーされた場合はセンサS1が無効となるよ
う構成されている。
【0047】また、図4(a)のS2で示すバッテリセ
ンサは、ショベルカーに備えられているバッテリBVの
バッテリ電圧をヒューズF1を介して、割り込み信号A
2として入力している。
【0048】通常バッテリ電圧はダイオードD1、抵抗
R、ヒューズF2を経由してバッテリ電池8に入力され
ると共に、ダイオードD1を介して本機1の動作電源V
として供給されている。
【0049】ここで、図のQ2で示す位置でバッテリ線
が遮断された場合、A2はオープンとなり割り込みが発
生すると共に、電源の供給がストップする。そこでバッ
テリ電池8に蓄積されていた電力は、ヒューズF2、ダ
イオードD2を通り本機1のバックアップ電力として供
給される。
【0050】そして、上記同様この電力供給の遮断をも
って、今まさに本機1を登載した車両(機器)は盗難の
危険がせまりつつあると判断している。
【0051】ここで、図4(a)の4dで示すジャンパ
ーJA2のセンサ選択スイッチは、図のS側でジャンパ
ーされていて、A2にはセンサ信号出力が現れている。
一方C側でジャンパーされた場合はセンサS2が無効と
なるよう構成されている。
【0052】さらに、図4(b)のS3で示す電力セン
サは、GPS受信アンテナ3aとGPS受信機3bに供
給する電力を検出するセンサである。
【0053】ここで、電源Vが抵抗Rを介してGPS受
信機3bに供給されていて、負荷(GPS受信アンテナ
3a+GPS受信機3b)電流iが流れることで、通常
トランジスタTRがONとなっている。したがって、通
常トランジスタTRの出力A3は電源Vに引かれてい
る。
【0054】一方、GPS受信アンテナ3aまたはGP
S受信機3bの何れか一方または両方の電力消費が減少
すれば(例えば図のQ3で示す位置で遮断されると)、
負荷電流iが減少してトランジスタTRのベース−エミ
ッタ間の電位が低下してトランジスタTRがOFFす
る。
【0055】そこで、電力センサS3はGPS受信アン
テナ3aまたはGPS受信機3bの何れかが遮断された
ことを検出して、図のA3で示す割り込み信号がオープ
ンとなり割り込みが発生する。なお、このエラーはGP
S機能が失われたことを意味するため、既にサンプリン
グ済みの最終サンプリングデータから位置データやエラ
ー番号などを伝送出力する必要がある。
【0056】ここで、図4(b)の4dで示すジャンパ
ーJA3のセンサ選択スイッチは、図のS側でジャンパ
ーされていて、A3にはセンサ信号出力が現れている。
一方C側でジャンパーされた場合はセンサS3が無効と
なるよう構成されている。
【0057】以上のように、異常事態をセンサ信号で検
出することで、例え泥棒が本機1の存在を知り本機1の
取り外しをおこなった際に、通常の所在追跡が困難とな
ることから、このタイミングをもって異常事態発生とし
ている。
【0058】なお、GPS受信アンテナ3aは地球上約
2万kmの円軌道を一周約12時間で回る複数のGPS
人工衛星20から発信されている衛星信号(スペクトル
拡散変調されたC/Aコードと呼ばれる信号)を受信し
ている。この受信信号eはGPS受信機3bに入力され
て、GPS受信機3bの出力するデータをコントローラ
4で位置データX,Yなどに変換している。
【0059】このGPS受信機の原理については、例え
ば特開平5−281330号公報や特開平5−7231
6号公報または、GPS導入ガイド:日刊工業新聞社な
どで紹介されているため、本願においては書面の都合上
詳細な説明は省略する。
【0060】このコントローラ4は、外部からの通話呼
出に応じて自動で回線接続をおこなうか、または上記示
す方法でセンサ入力手段4aから得られるセンサ信号の
状態や位置データの値の判定により、予めスイッチ4b
で設定される電話回線へ自動で回線接続をおこなうか
の、何れかで回線接続をおこなうコントロール指令を携
帯電話6のコントロール端子5dに出力している。
【0061】なお、図1の斜線で示すスイッチ4bは、
納入時に一度セットされてEEPROMなどに、そのデ
ータ(電話番号D1や端末番号N1、範囲データX1,
Y1、移動距離Z1など)が保存されるもので、それ以
降はデータ変更がない限り取り外されてもかまわない。
また、コントローラ4は図1では省略したが、CPU、
ROM、RAM、EEPROM、I/Oなどを備えて、
自動で回線接続の制御やデータ伝送制御をおこなってい
る。そこで、単位時間あたりの移動距離を示すZ1など
のデータは予めROMなどに設定しておいてもよい。
【0062】以下ジャンパースイッチ4cで音声データ
を出力するモード選択がおこなわれている場合について
説明する。
【0063】音声データを出力するモード選択がおこな
われている場合は、図1の5で示す信号変換手段は5
a、5bを介して音声データが出力されるものである。
【0064】位置データX,Yなどの出力は、携帯電話
6のイヤホーンジャック5cから伝送出力可能な所定の
フォーマットの信号(音声)に変換する信号変換手段5
で一端加工されてから出力されている。
【0065】そこで、上記示す異常状態が発生した場
合、まずコントローラ4はGPS受信機3bから定期的
に読み込まれているデータ(位置データX,Yなど)を
参照して、予め定められたデータ(端末番号、時間、東
経、北緯、高度、エラー番号)を求めると共に、予め設
定済みの電話番号データD1を移動体通信モデム5cを
介して、携帯電話6のコントロール端子5dに出力し
て、自動で回線接続(呼出)をおこなう。
【0066】電話回線がつながると、各出力するデータ
から音声合成用メモリ(ROM5a)の音声データに合
致するアドレスマップを算出して、音声合成IC5bを
アクセスして順次ROM5aのアドレスを設定すること
で、ROM5aは指定されたデータを順次出力する。こ
のデータは音声合成IC5bに読み込まれて、アナログ
信号に復元されるものである。
【0067】例えば50.0の数値データであればコン
トローラ4は、まず「ご」の音声データが格納されてい
るアドレスを求めて、次に「じゅう」,「てん」,「ぜ
ろ」と順次数値データに相当する音声データのアドレス
を音声合成ICに出力する。このアドレスに格納されて
いるROM5aのデータが順次音声合成IC5bで読み
出されて、アナログ信号(音声信号)に変換された後、
携帯電話6のモジュールジャュク5cへ出力されてい
る。
【0068】この携帯電話6のアンテナ6aから無線電
話回線Lを介してアナログ音声信号のフォーマットで伝
送出力されたデータ(データ伝送の形式は携帯電話6の
タイプ(アナログ伝送タイプ,ディジタル伝送タイプ)
に依存する。)は、予め設定された電話番号D1の図5
の40で示す電話機の受話器40aから音声として出力
される。
【0069】呼出された電話機40では、受話器40a
から「こちら(端末番号N1)・・・」、「時間・・
・」、「北緯・・・」、「東経・・・」、「高度・・
・」、「エラー・・・です」と音声で直接聞くことがで
きる。
【0070】以上のように、自動で異常を検出して自動
で所在位置及びエラー番号を直ちに伝送出力することが
できる。そこで、エラー番号を受信した受信者は、「ど
こで」、「なにがおこったか」が認識でき、速やかに盗
難防止の対処行動をおこすことができ、盗難防止を図る
ことができる。
【0071】一方、外部からの通話呼出に応じて自動で
回線接続をおこなう機能は、全く不明となってしまった
本機1の追跡に有効な手段を司るものである。
【0072】例えば、異常状態が発生せずに本機1を登
載したショベルカーがレッカー車などで盗まれた際、そ
のショベルカーを所有するオーナは、まず一般加入電話
から携帯電話6を呼出す(電話をかける)。
【0073】そこでコントローラ4は、携帯電話6のコ
ントロール端子5dから移動体通信モデム5cを介して
コール信号を検出して自動で回線接続をおこなってい
る。
【0074】そして GPS受信機3bから定期的に読
み込まれているデータ(位置データX,Yなど)を参照
して、予め定められたデータ(端末番号、時間、東経、
北緯、高度、エラー番号)を求めると共に、各出力する
データから音声合成用メモリ(ROM5a)の音声デー
タに合致するアドレスマップを算出して、音声合成IC
5bをアクセスして、回線接続中の電話機に上記同様音
声データを出力している。なお、この場合はエラー番号
は「0」または、省略される。
【0075】このように、例え全く所在不明となってし
まったものであっても、不明となった本機1をコールし
て、無線電話回線を介して本機1自身の所在位置を自動
で直ちに伝送出力させることができる。
【0076】なお、書面の都合上詳細な説明は省略する
が、回線接続中の電話機から送られてくるコマンドを解
析して、コマンドに従って動作するような構成であって
もかまわない。
【0077】一方、GPS受信機3b(GPSセンサ
3)から得られる位置データX,Yなどが、全く得られ
ないデータ読み込み不能状態であることをコントローラ
4が検出した場合は、GPS受信アンテナ3aが壊され
たものと判断して異常状態と判定する。したがって上記
センサ信号の異常処理同様に、予めスイッチ4bで設定
される電話回線(電話番号D1)へ自動で回線接続をお
こなっている。
【0078】また、位置データX,Yの変化量を算出し
て、単位時間あたりの移動距離Zの大きさが予め設定さ
れた値Z1より大きい状態である場合も、レッカー車な
どで持ち運ばれている状態と判断して、上記同様に異常
処理をおこなっている。
【0079】さらに、位置データX,Yが予め設定され
た範囲X1,Y1を越えた状態であるときにも、無人の
工事現場からレッカー車などで持ち運ばれたものと判断
して、上記同様に異常処理をおこなっている。
【0080】このように、GPSセンサ(GPS受信ア
ンテナ3a+GPS受信機3b)3で読み込んだ位置デ
ータX,Yからも、盗難状態にあることを検出して異常
状態と判定して、予めスイッチ4bで設定される電話回
線(電話番号D1)へ自動で回線接続をおこなってい
る。
【0081】次にジャンパースイッチ4cでFAXデー
タを出力するモード選択がおこなわれている場合につい
て簡単に説明する。
【0082】FAXデータを出力するモード選択がおこ
なわれている場合は、図1の5で示す信号変換手段は5
cを介してFAXデータが出力されるものである。
【0083】そして、無線電話回線Lを介してFAX機
能を備えた装置に文字データとして位置データなどを伝
送出力するものである。
【0084】この場合盗難防止端末機1は、移動体通信
モデム5cがおこなう経度や緯度などの位置データの伝
送出力がFAXデータでおこなわれている。
【0085】したがって、コントローラ4はGPS受信
機3bから定期的に読み込まれているデータ(位置デー
タX,Yなど)を参照して、予め定められたデータ(端
末番号、時間、東経、北緯、高度、エラー番号)を求め
ると共に、各出力するデータからFAXデータに合致す
るアドレスマップを算出して、そのメモリアドレスのデ
ータをヘイズATコマンドなどで移動体通信モデム5c
に出力している。
【0086】移動体通信モデム5cは予め設定済みのF
AX番号D1に自動で回線接続をおこなうと共に、エラ
ー訂正やデータ圧縮を施して回線接続中のFAXにFA
Xデータを出力している。
【0087】図6に示す41は伝送先の回線番号(電話
番号D1)に設けられているFAX装置である。
【0088】FAX用紙41aには、N(端末番号N
1)=・・・」、「T(時間)=・・・」、「X(北
緯)=・・・」、「Y(東経)=・・・」、「H(高
度)=・・・」、「E(エラー)=・・・」の文字が順
次打ち出されている。
【0089】以上のように本モードにおいては、信頼性
に欠く口頭伝達でなく人が加工できないFAXデータで
信頼性ある位置データX,Yを任意の相手に容易に伝達
することができる。
【0090】なお、本実施例においては、N(端末番
号)、T(時間)、X(北緯)、Y(東経)、H(高
度)、E(エラー)を伝送出力する例を示したが、すく
なくともX(北緯)、Y(東経)などの緯度や経度を示
す位置データが含まれれば、移動方向などのデータを追
加しても良いし、いずれの組み合わせのフォーマットで
あってもかまわない。また、図1及び図6の点線部3で
示すGPSアンテナ3aとGPS受信機3bは分離タイ
プであっても、一体タイプであってもかまわない。さら
に、電力センサS3はGPS受信機3bの負荷電力(電
流)をセンシングする例を示したが、GPSアンテナ3
aのみの電力(電流または電圧でも同様)をセンシング
するものであってもよい。また、移動体通信モデム5c
や音声合成機能5a、5bなど信号変換手段5は、コン
トローラ4内やGPS受信機3b内にその機能が設けら
れるような構成であってもかまわない。すなわち本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨
に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範
囲から排除するものではない。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、人を介さずに正確な位
置データを必要に応じて伝達して物の所在を特定すると
共に、異常事態を速やかに察知して自動でエラー情報を
伝送出力して物の盗難を防止する端末機を提供すること
ができる。
【0092】また、用途に合わせて好適な組み合わせで
エラー情報を伝送出力すると共に、位置データの値から
も異常状態を認識して盗難の防止を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図。
【図2】外部センサを示す構成図。
【図3】ホールセンサを示すブロック図。
【図4】その他のセンサであって、(a)バッテリセン
サ回路図、(b)電力センサ回路図を各々示す。
【図5】音声出力例を示す概念図。
【図6】FAX出力例を示す概念図。
【図7】従来例を示す構成図。
【符号の説明】
1 盗難防止端末機 2 センサ S1 ホールセンサ S2 バッテリセンサ S3 電力センサ 3 GPSセンサ 3a GPS受信アンテナ 3b GPS受信機 4 データ制御手段(コントローラ) 4a センサ入力手段 4b ディジタルスイッチ 4c モード選択手段(ジャンパスイッチ) 4d センサ選択手段(ジャンパスイッチ) 5 信号変換手段 5a 音声合成用メモリ(ROM) 5b 音声合成IC 5c 移動体通信モデム 6 携帯電話 7 バッテリ電池 20 GPS衛星 e 衛星信号 X,Y 位置データ(緯度X,経度Y) L 無線電話回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 7/26 109T

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線電話回線を利用する携帯式の電話機
    と、 複数のGPS衛星からの信号を受信するGPS受信アン
    テナと、 GPS受信アンテナで受信した衛星信号から自己の位置
    を算出して位置データに変換するGPS受信機と、 異常状態を検出するセンサからのセンサ信号を入力する
    センサ入力手段と、 上記GPS受信機から少なくとも自己の位置を示す位置
    データを読み込み、位置データの値から異常状態か否か
    を判定すると共にデータの入出力を制御するデータ制御
    手段と、 データ制御手段から入力した位置データを携帯式の電話
    機を介して伝送出力可能な所定のフォーマットの信号に
    変換する信号変換手段とを有し、 少なくとも通話呼出に応じて自動で回線接続をおこなう
    か、またはセンサ入力手段から得られるセンサ信号の状
    態や位置データの値の判定により、予め設定される電話
    回線へ自動で回線接続をおこない、無線電話回線を介し
    て位置データの伝送出力をおこなうものであることを特
    徴とする盗難防止端末機。
  2. 【請求項2】 伝送出力可能な所定のフォーマットの信
    号に変換する信号変換手段が、移動体通信モデム機能を
    介して携帯式の電話機からFAXデータのフォーマット
    で伝送出力するか、音声合成手段を介して携帯式の電話
    機からアナログ音声信号のフォーマットで伝送出力する
    かの何れのモードを選択するかのモード選択手段を備え
    た請求項1記載の盗難防止端末機。
  3. 【請求項3】 センサ入力手段から得られるセンサ信号
    が、本機を設置する機体と本機本体との設置状態を検出
    する信号か、本機に供給される電力を検出する信号か、
    GPS受信アンテナに供給する電力を検出する信号か、
    GPS受信アンテナとGPS受信機に供給する電力を検
    出する信号かの、何れの信号を検出するかを選択するセ
    ンサ選択手段を備えた請求項1または2記載の盗難防止
    端末機。
  4. 【請求項4】 GPS受信機から得られる位置データ
    が、全くデータが得られない状態をもって異常状態と判
    定する請求項1、2または3記載の盗難防止端末機。
  5. 【請求項5】 GPS受信機から得られる位置データ
    が、単位時間あたりの移動距離の大きさが予め設定され
    た値より大きい状態であるとき異常状態と判定する請求
    項1、2、3または4記載の盗難防止端末機。
  6. 【請求項6】 GPS受信機から得られる位置データ
    が、予め設定された範囲を越えた状態であるとき異常状
    態と判定する請求項1、2、3、4または5記載の盗難
    防止端末機。
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