JPS5815468B2 - 油中水型エマルシヨン爆薬組成物 - Google Patents

油中水型エマルシヨン爆薬組成物

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JPS5815468B2
JPS5815468B2 JP15503779A JP15503779A JPS5815468B2 JP S5815468 B2 JPS5815468 B2 JP S5815468B2 JP 15503779 A JP15503779 A JP 15503779A JP 15503779 A JP15503779 A JP 15503779A JP S5815468 B2 JPS5815468 B2 JP S5815468B2
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【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な鋭感剤として水溶性のグリシノニトリ
ル硝酸塩を含有することにより、低温起爆性、安全性の
優れた油中水型エマルション爆薬組成物に関するもので
ある。
一般に、油中水型(以下W2O型と略記する)エマルシ
ョン爆薬組成物は、燃料油・ワックス類の連続相と、水
、無機酸化酸塩、必要に応じて可燃物等を溶解した水溶
液の分散相と乳化剤とからなるW10型エマルション組
成物に、仮比重調整剤として微小中空球体等を含有して
なるものであり、更に高い爆発反応性や雷管起爆性を要
求される場合には鋭感剤が用いられる。
前記のような目的で用いられる鋭感剤として、従来より
用いられているものには、種々のものがあり、例えば、
ニトログリセリン(N/G)、TNT、トリメチレント
リニトラミン(RDX)等の鋭感性の高い鋭感剤、アル
ミニウム微粉末等の固体鋭感剤、モノメチルアミンモノ
ナイトレート(MMAN)、エチレングリコールモノナ
イトレート等の水溶性鋭感剤、ニトロパラフィン等の水
難溶性鋭感剤等があった。
これら従来の鋭感剤のうち、N/G、TNT、RDX等
は火薬類であり、製造および取り扱いの際の安全性の面
で非常に問題があり、また高価であるため経済性の面で
も問題があった。
また鋭感剤として用いられるアルミニウム微粉末は、非
常に高価でありしかも製造上での取り扱いに特に注意が
必要であった。
ニトロパラフィン系では、ニトロメタンが主として用い
られているが、これは高価でありかつ水難溶性であるた
めに含水爆薬組成物中に均一に混合するには、例えばニ
トロメタンのゲル化剤を用いてゲル状にする等の製造上
の工夫が必要であった。
モノメチルアミンモノナイトレート等の水溶性鋭感剤は
、比較的安価であり、しかも水に溶解させて用いるので
安全性も高く、製造方法も簡単であるが、含水爆薬組成
物中の配合量が多いこと(一般に20%前後)と、低温
起爆性が劣ることとが問題であった。
本発明は、上記のような従来の鋭感剤の欠点を解消する
ために鋭意研究した結果、鋭感剤として新規な水溶性の
グリシノニトリル硝酸塩を用いることにより、比較的少
量の配合で、しかも低温起爆性に優れた雷管起爆性を有
するW10型エマルション爆薬組成物を得ることができ
た。
すなわち、本発明のW10型エマルション爆薬組成物は
、硝酸アンモニウムまたは硝酸アンモニウムおよび他の
無機酸化酸塩と水とを含有してなる分散相、燃料油・ワ
ックス類の連続相、乳化剤および仮比重調整剤を含有し
てなるW10型エマルション爆薬組成物において、前記
分散相に新規な鋭感剤としてグリシノニトリル硝酸塩を
含有することを特徴とするものである。
本発明で用いられるグリシノニトリル硝酸塩(以下GN
Nと略記する)は、グリシノニトリルに硝酸を反応させ
るか、またはグリシノニトリル硫酸塩を水酸化す)リウ
ムで中和し、その後、分離・抽出したグリシノニトリル
に硝酸を反応させることにより容易に製造できる。
このGNNは、水溶性の結晶であり、それ自体は非爆発
性で取り扱いが容易であって安全性に優れている。
W10型エマルション爆薬組成物におけるGNNの配合
量は目的とするW10型エマルション爆薬組成物の性能
に応じて任意に決められるが、通常は1〜40%(重量
基準、以下も同様)、好ましくは5〜20%であるが、
5%未満でも雷管起爆性および低温起爆性を有する。
本発明のW10型エマルション爆薬組成物のGNN以外
の成分は、従来、一般に用いられている配合成分であり
具体的には、次のようなもので、ある。
すなわち、硝酸アンモニウムまたは硝酸アンモニウムと
他の無機酸化酸塩は通常40〜90%用いられる。
硝酸アンモニウムと共に用いられる他の無機酸化酸塩と
しては、例えば、硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム等の
硝酸塩、塩素酸ナトリウム等の塩素酸塩、過塩素酸ナト
リウム等の過塩素酸等がある。
水は通常5〜25%であるが、好ましくは8〜15%用
いられる。
燃料油・ワックス類のうち、燃料油は例えばパラフィン
系炭化水素、オレフィン系、ナフテン系または芳香族系
の飽和もしくは不飽和の炭化水素、石油、精製鉱油、流
動パラフィン等のような炭化水素および例えばニトロ炭
化水素等のような炭化水素誘導体などである。
また、ワックス類としては、例えば石油から誘導される
マイクロクリスタリンワックス。
パラフィンワックス等、更に鉱物性ワックスとしてのモ
ンタンワックス、オシケライト等、動物性ワックスとし
ての鯨ロウ等および昆虫ワックスとして蜜ロウ等がある
。
これら燃料油、ワックス類の配合量は通常、1〜10%
用いられる。
乳化剤は、特に限定するものではなく、従来から知られ
ているW10型エマルション組成物を形成するすべての
乳化剤を包含する。
例えば、(1)ソルビタン脂肪酸エステル類、すなわち
ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノオレエート
、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステア
レートンルビタンセスキオレエート、ソルビタンジオレ
エート、ソルビタントリオレエート等、(2)脂肪酸Q
モノグリセライドまたはジグリセライド、すなわちステ
アリン酸モノグリセライド等、(3)ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル、すなわちポリオキシエチ
レンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソ
ルビタ、ンモノステアレート等、(4)オキサゾリン誘
導体、(5)イミダシリン誘導体、(6)リン酸エステ
ル、(7)脂肪酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類
金属塩、(8)1級、2級もしくは3級アミンまたは1
級、2級もしくは3級アミン硝酸塩または酢酸塩等であ
り、これらは通常、0.1〜5%用いられる。
仮比重調整剤は、微小中空球体、化学発泡剤、界面活性
剤等々が用いられる。
微小中空球体は、ガラス、シリカ、フェノール樹脂等が
あり、これらは通常、1〜7%用いられる、化学発泡剤
は、亜硝酸ナトリウムとチオ尿素とを組み合わせて用い
るもの、N−N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミ
ン等の有機物等があり、これらは通常0.01〜3%用
いられる。
なお、配合組成上で酸素バランス等を調整する必要のあ
る場合には、可燃物としてエチレングリコール、ホルム
アミド、糖類、ガム類、尿素、アルミニウム粉末、石炭
粉末、硫黄粉末等があり、これらは通常1〜20%用い
られる。
本発明のW10型エマルジョン爆薬組成物は、例えば次
に示すような製造方法によって得られる。
すなわち、硝酸アンモニウム等の有機酸化酸塩の全部ま
たは一部およびグリシノニ)リル硝酸塩を50〜90℃
で水に溶解させた水溶液と、乳化剤および燃料油・ワッ
クス類を50〜90℃で混合した混融物とを混合攪拌す
ることによってW10型エマルション組成物とし、更に
そのW10型エマルション組成物に、仮比重調整剤とし
て微小中空球体を混合することによってW10型エマル
ション爆薬組成物を得る。
微小中空球体を用いず化学発泡剤を混合する場合には、
W10型エマルション組成物の形成前または形成後に加
えて発泡させ、W10型エマルション爆薬組成物を得る
。
このようにして得られる本発明のW10型エマルション
爆薬組成物はGNNの鋭感効果により小口径および開放
状態で十分な雷管起爆性を有し、特に低温での起爆性が
著しく優れているものである。
次に参考例によってGNNの製造方法を具体的に説明し
、また、比較例および実施例によって本発明のW10型
エマルション爆薬組成物の性能効果を具体的に説明する
。
なお、各例中の部数および%はすべて重量基準である。
また、各側で得られたW10型エマルション爆薬組成物
の性能評価は低温起爆性試験と爆速測定とからなる性能
試験によって判定した。
この性能試験に用いたW10型エマルション爆薬組成物
の試料は、直径25mmのホリエチレンチューブにW1
0型エマルション爆薬組成物200グを充填した薬包と
して用いた。
低温起爆性試験は爆速測定用プローブを挿入した試料を
恒温槽にて所定温度に調温した後、6号雷管により砂上
で開放状態で起爆させ、同時にデジタルカウンターによ
り爆速を測定するという方法で行なわれ起爆可能な最低
温度と、その温度での爆速とを求めた。
また前記の爆速測定法によって20℃における爆速を求
めた。
参考例 〔GNNの製造〕 市販のグリシノニトリル硫酸塩210部を水210部に
溶解し攪拌しながら、40%水酸化ナトリウム200部
を徐々に滴下して反応させた。
反応終了後減圧r過等により副生物の硫酸ナトリウム結
晶を分離除去し約70%グリシノニトリル水溶液160
部夛得た。
得られたグリシノニ)リル水溶液のうち80部を70%
硝酸90部と反応させた。
得られた生成物を蒸発乾固して、無色のGNNの結晶物
を得た。
比較例 1 第1表に示したような配合組成の油中水型エマルション
爆薬組成物を次のような方法で製造した。
すなわち、硝酸アンモニウム394部を水55.5部に
溶解してなる約85℃の水溶液と、ソルビタンセスキオ
レエート8部およびマイクロクリスタリンワックス16
.5部を相溶させてなる約85℃の混合物とを攪拌機に
より混合攪拌することによりW10型エマルション組成
物を得た。
更に、仮比重調整剤としてガラス微小中空球体26部を
前記のW10型エマルション組成物に混合することによ
りW10型エマルション爆薬組成物を得た。
得られたW10型エマルション爆薬組成物の性能試験結
果は第1表に示すとおりであった。
比較例 2 第1表に示したような配合組成のW10型エマルション
爆薬組成物を比較例1の製造方法に準じて製造した。
得られたW10型エマルション爆薬組成物の性能試験結
果は第1表に示すとおりであった。
比較例 3 第1表に示したような配合組成のW10型エマルション
爆薬組成物を次のような方法で製造した。
すなわち、硝酸アンモニウム317.5部、硝酸ナトリ
ウム56.5部およびモノメチルアミンモノナイトレー
ト25部を水50部に溶解してなる約85℃の水溶液と
、ソルビタンセスキオレエート9部およびマイクロクリ
スタリンワックス17部を相溶させてなる約85℃の混
融物とを攪拌機により混合攪拌することによりW10型
エマルション組成物を得た。
次に得られたW10型エマルション組成物に仮比重調整
剤としてガラス微小中空球体25部を混合することによ
りW10型エマルション爆薬組成物を得た。
得られたW10型エマルション爆薬組成物の性能試験結
果は第1表に示すとおりであった。
比較例 4 第1表に示したような配合組成のW10型エマルション
爆薬組成物を比較例3の製造方法に準じて製造した。
得られたW10型エマルション爆薬組成物の性能試験結
果は第1表に示すとおりであった。
実施例 1 参考例で得られたGNNを用ぃて、第1表に示したよう
な配合組成で本発明のW10型エマルション爆薬組成物
を次のようにして製造した。
すなわち、硝酸アンモニウム3785部およびGNN2
5部を水50部に溶解してなる約85℃の水溶液と、ソ
ルビタンセスキオレエート6.5部およびマイクロクリ
スタリンワックス15部を相溶させてなる約85℃の混
融物とを攪拌機により混合攪拌することによりW10型
エマルション組成物を得た。
次にW10型エマルション組成物に、仮比重調整剤とし
てガラス微小中空球体25部を混合することによりW1
0型エマルション爆薬組成物を得た。
得られたW10型エマルション爆薬組成物の性能試験結
果は第1表に示すとおりであった。
実施例 2〜16 第1表に示した配合組成で本発明のW10型エマルショ
ン爆薬組成物を実施例1の製造方法に準じて製造した。
得られたW10型エマルション爆薬組成物の性能試験結
果は第1表に示すとおりであった。
上記で示したように、比較例1および2に示す鋭感剤を
含有しないW10型エマルション爆薬組成物は0℃まで
温度を下げても雷管起爆するが、更に低温では起爆しな
かった。
このW10型エマルジョイ爆薬組成物に鋭感剤としてG
NNを5%配合すると、実施例1および2に示したよう
に、−20℃まで温度を下げても起爆し、更に実施例3
〜16に示したように、GNNの配合量を増加するにつ
れて低温での起爆感度が向上した。
また、比較例3および4に示したように、鋭感剤として
従来公知のモノメチルアミンモノナイトレートを用いた
W10型エマルション爆薬組成物は、モノメチルアミン
モノナイトレートを5%配合したときは一10℃まで温
度を下げても起爆し、10%配合したときは一20℃ま
で温度を下げても起爆した。
ところが、実施例1〜13に示したようにGNNを用C
たW10型エマルション爆薬組成物は、GNNを5%配
合したときは一20℃まで温度を下げても起爆し、10
%配合したときは一30℃まで温度を下げても起爆した
。
したがって、モノメチルアミンモノナイトレートとGN
Nとを同配合量で比較して、GNNの方が低温起爆性が
優れていることがわかった。
また、乳化剤および燃料油・ワックス類の種類を変更し
ても、特に性能に影響を与えなかった。
以上のように、本発明のW10型エマルション爆薬組成
物は十分な雷管起爆性を示し、特に低温起爆性が優れた
ものであることが示された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 硝酸アンモニウムまたは硝酸アンモニウムおよび他
    の無機酸化酸塩と水とを含有してなる分散相、燃料油・
    ワックス類の連続相、乳化剤および仮比重調整剤を含有
    してなる油中水型エマルション爆薬組成物において、前
    記の分散相に鋭感剤としてグリシノニトリル硝酸塩を含
    有させてなることを特徴とする油中水型エマルション爆
    薬組成物。
JP15503779A 1979-11-30 1979-11-30 油中水型エマルシヨン爆薬組成物 Expired JPS5815468B2 (ja)

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JPH0633212B2 (ja) * 1983-09-01 1994-05-02 日本油脂株式会社 油中水型エマルション爆薬組成物
CN102180753B (zh) * 2011-02-25 2012-07-25 清远市灵捷制造化工有限公司 一种装药车制乳化炸药的复合油相
US10065899B1 (en) * 2017-09-21 2018-09-04 Exsa S.A. Packaged granulated explosive emulsion

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