JPS5817196B2 - 1 カドウサクカゴウブツ ノ セイホウ - Google Patents

1 カドウサクカゴウブツ ノ セイホウ

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JPS5817196B2
JPS5817196B2 JP48071450A JP7145073A JPS5817196B2 JP S5817196 B2 JPS5817196 B2 JP S5817196B2 JP 48071450 A JP48071450 A JP 48071450A JP 7145073 A JP7145073 A JP 7145073A JP S5817196 B2 JPS5817196 B2 JP S5817196B2
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ethylene
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小倉哲也
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 銅化合物は通常−価又は二価の状態で存在し、これらは
化学反応における触媒又は触媒成分としであるいは有機
化合物との錯化合物め製造に使用されることは周知であ
る。
しかしながら、二価の銅化合物に比して一価の銅化合物
は、例えば塩化第一銅や臭化第一銅のような難溶性の塩
を除き、一般に製造が困難であると同時に、化学的に不
安定で一価の状態で保存が困難といわれている。
例えばO,G、Parker及びJ、H,Espens
on、Ino −rganjc Chemistry8
、185 (1969) 。
によれば、一価の過塩素酸銀は、水溶液中でバナジウム
イオンにより二価の銅塩を還元することにより得られる
が、これは不安定で数時間以内に金属銅と二価の銅塩に
不均化することが述べられている。
このような事情に鑑み、本発明者らは一価の銅錯化合物
を純粋かつ容易に製造する方法について;研究を重ね、
既にアリルアルコール類の存在下で二価の過塩素酸銀を
金属銅により還元してアリルアルコール類が配位した安
定な一価の過塩素酸銅錯化合物を合成し得ることを提案
した。
この種の反応は当初アリルアルコール類のみの特異の反
応・と考えられていたがその後鋭意研究の結果驚くべき
ことに、特定の配位子を使用することにより種種の二価
銅化合物を金属銅により還元して一価の銅錯化合物が容
易かつ純粋に製造できることを見出し本発明に到達した
ン 即ち、本発明は、不飽和炭化水素、不飽和エーテル
、不飽和カルボン酸、不飽和エステル、不飽和アミド、
不飽和イミド、不飽和ケトン、不飽和アルデヒド、不飽
和アミン及び不飽和ニトリルからなる炭素−炭素二重結
合を有する化合物並びに1一酸化炭素からなる群から選
ばれた配位子の存在下に、二価の銅化合物(ハロゲン化
物を除く)をイオンの状態で金属銅により還元すること
を特徴とする一価銅錯化合物の製法である。
本発明方法で使用される配位子は、上記した不飽和アミ
ドであるが、具体的にはエチレン、プロピレン、ブテン
、オクテン、シクロヘキセン、ブタジェン、イソプレン
、シクロオクタジエン、シクロドデカトリエン、アレン
等の如き不飽和炭化水素類;ビニルメチルエーテル、ビ
ニルメチルエ−テル、ビニルイソプロピルエーテル等の
如キネ飽和エーテル類;アクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、ケイ皮酸イソプロピル、醋酸ビニル、マレイ
ン酸ジビニル、プロピオン酸アリル等の不飽和カルボン
酸エステル類;アクリルアミド、メタクリルアミド、マ
レイミドの如き不飽和アミド、イミド類;エチルビニル
ケトン、イソプロピルビニルケトン、ブチルビニルケト
ン、フェニルビニ、ルケトン、エチルアリルケトンの如
き不飽和ケトン;アクロレイン、クロトンアルデヒド、
ケイ皮アルデヒドの如き不飽和アルデヒド;ビニルアミ
ン、了りルアミン、クロチルアミンの如き不飽和アミン
;アクリロニトリル、クロトン酸ニトリル、ケイ皮酸ニ
トリルの如き不飽和ニトリル類を挙げることができる。
また、一酸化炭素も本発明方法における配位子として使
用することができる。
これらの配位子は二価鋼化合物羨金属銅との反応に必須
であって、該配位子が存在しないと該反応は進行しない
一方、二価の銅化合物としては過塩素酸銀、硝酸銅、硫
酸銅、リン酸銀、フッ化ホウ素酸銀、スルホン酸銀、ト
ルエンスルホン酸銀、トリクロル醋酸銅などの強酸の塩
が好ましいが、酢酸銅、安息香酸銀、アセチルアセトン
銅なども用いることができる。
しかしながら、塩化銅、臭化銅の如きハロゲン化鋼につ
いては、上記銅化合物とは性質を異にし、一価の銅化合
物がハロゲンブリッジにより安定化され、上記の如き配
位子の不存在においても安定に存在し、これら一価ハロ
ゲン化鋼と配位子との直接の反応により目的とする一価
錯化合物を製造することができるので、本発明方法を採
用する利点が認められない。
上記した二価の銅化合物と金属銅との反応に際しては、
前記配位子の存在が必須であると共に、該銅化合物が反
応系において銅イオンの状態(Cu”)で存在しなけれ
ばならない。
二価の銅化合物をイオンの状態とするには該銅化合物を
溶解又は解離せしめ得る極性溶媒例えば水;メタノール
、エタノール、エチレンクリコール、クリセリン等のア
ルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン
類;エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類;醋酸エチル、プロピレンカーボネート
、γ−ブチロラクトン等のエステル類;ジメチルスルホ
キシド、ジメチルホルムアミド等が使用される。
また配位子として使用される不飽和化合物が二価銅化合
物のイオン解離作用を有する場合は上記極性溶媒を必ず
しも使用する必要はない。
本発明の反応は室温で容易に進行するが、反応系の種類
により一50°から350°までの適当な温度を選ぶこ
とができる。
反応雰囲気は厳密には酸素による酸化を避けるため脱気
した系又は不活性ガス存在下で行なうのが好ましいが、
実際には若干の空気の存在は反応に決定的な妨害とはな
らない。
金属銅は粉状、粒状、片状のものいずれも使用し得るが
表面積の広い微粉状の表面が酸化されていないものが好
ましい。
本発明の反応を実施する際の配位子、二価銅化合物及び
金属銅の割合は、当モル量でよいが、一般的には配位子
又は金属銅を若干過剰に使用するのが好ましい。
本発明方法の特徴の一つは、純粋な一価銅錯化合物が容
易に得られることである。
既知の方法、例えば二価銅化合物をバナジウムイオンで
還元し、次いで配位子を直接反応させることにより一価
銅錯化合物を得ることができるが、バナジウムイオンの
分離除去がかなり困難である欠点を有する。
しかしながら本発明によれば銀星外の金属を使用しない
ので異種金属の分離操作は不必要であり、特定の不飽和
化合物に対してはほぼ定量的に反応が進行する利点があ
る。
例えば、過塩素酸第二銅水溶液にエチレン又は一酸化炭
素を加れ金属銅粉末で還元した場合−画調錯化合物の生
成平衡定数は 10gKc2H4−2,203/T−4,86310g
KQQ =2.995−T−4,807であることが
判明し、室温付近でほぼ定量的に進行する。
本発明の第二の特徴は、一般に反応速度が犬であり室温
付近でも迅速に進行する点である。
例えばメタノールに過塩素酸銀と金属銅を加え室温でエ
チレンを加えた場合、最初はエチレン吸収が律速となる
程迅速に反応が進行し一時間以内に反応が完結する。
本発明反応の第三の特徴は、例えば配位子としてエチレ
ンの如ゆガス状不断l(ヒ合物を使用した場合、次式で
示すように反応が可逆的であることである。
Cu(CIO4+Cu+2C2H4 溶媒 ;:2Cu(C2H4)C104 即ち常圧又は加圧状態では一価銅錯化合物の生成反応が
進行し、エチレンが該化合物に吸収(配位)されるが、
これを減圧状態にすれば該錯化合物からエチレンが放出
される。
このような現象を利用してガス状不飽和化合物の可逆吸
蔵あるいは分離操作を行なうことができることは興味深
いことである。
また本発明方法で得られた一価銅錯化合物は更に他の配
位子と置換することにより容易に別種の一価銅錯化合物
に変えることができる。
例えばメタクリル酸メチルの一価銅錯体を製造する場合
、同時に二価の銅錯体の生成反応も起り両錯体の生成反
応速度に大きな差がないので目的とする一価銅錯体のみ
を純粋に得ることがやや困難である。
このような場合、反応の容易なエチレン錯体を製造し、
次いでエチレンをメタクリル酸メチルに置換すれば純粋
なメタクリル酸メチル錯体を得ることができる。
実施例 (1)過塩素酸ナトリウムによりイオン強度を1.0に
調整した過塩素酸鋼(II)水溶液に、やや過剰の金属
銅を加え真空ライン中でエチレンの平衡吸収量を測定し
た。
平衡状態では二価銅塩溶液の青色が消え無色となり、次
の反応が進行していることがわかる。
Cu2+(aq)+Cu+2C2H4(aq)=2Cu
、C2H4+(aq)(Cu、C2H4±(aq))
2 に=□ (Cu2+(aq) ’:l (C2H+(aq) )
2= 3.35 X 102(l/mol ) 25°
C温度を変えて平衡値を測定し、次の熱力学的諸量を得
た。
ΔH=−10.I K ail/ mo 1ΔS =
−22,2cab/ mol degΔG= −3,4
5Km/mo1 25°C(2)実施例(1)と同
じ条件でエチレンを一酸化炭素にかえた所、全く同じ結
果が得られ、次の諸量を得た。
K(Co)=1.73X105(l/mol) 25
°CΔH=−1.3.7Kcat/mol ΔS =−22,0m/mol deg ΔG= −7、14Km/ mol 2
58C(3)真空ライン中に過塩素酸鋼(■)6水塩0
.1及び過剰量の金属銅粉(0,:l)を加え、エチレ
ン雰囲気に置換後、メタノール2mlを加え室温で激し
く攪拌した。
急速なエチレン吸収が見られ1時間以内に二価銅イオン
の青色は消失し無色となった。
この溶液を濾過後エチレン気流中で乾燥すると融点30
’Cの無色の結晶が得られた。
元素分析の結果、この錯化合物の組成はCu(C2H4
)(H20)2C104であることが確認された。
(4)上記(3)と全く同じ条件でエチレンをアレンに
かえて反応を試みた所、白色の粉末を得た。
元素分析の結果Cu2(C3H4,)(H20)3(C
104)2であることがわかった。
(5)上記(3)と全く同じ条件でエチレンをブタジェ
ンにかえて反応を試みた所、融点74℃の錯化合物が単
離されCu2(C,H,)(H20)、(C104)2
であるiとがわかった。
(6)上記(3)と全く同じ条件でエチレンを一酸化炭
素にかえて反応を試みた所、融点のはつきりしない白色
粉末が単離されCu 2 (CO)2 (H20)3(
C104)2なる組成を持つことが確認された。
(7) 200 ml四つロフラスコに硝酸銅(■)
3水塩3.8 g(15,7mmol )及び金属銅粉
1g(15,7mmo l)を入れ、窒素雰囲気中でメ
タノール50m1及びアクリロニI−IJル5mlを加
え室温で攪拌反応させた。
3時間後、金属銅粉は、はぼ完全に消失し、最初青色だ
った溶液は緑色に変色して、一価の銅錯化合物が得られ
た。
(8)上記(7)と同様な条件でアクリロニl−IIル
のかわりにアリルアミン20m1、メタノールのかわり
にエタノールF50rnl!を加え還流加熱しながら3
時間反応させた所、金属銅粉はほぼ完全に消失しそのか
わりに一価の銅錯化合物がゲル状沈殿として得られた。
(9)上記(7)と同様の条件にてアクリロニI= I
Iルのかわりに無水マレイン酸10gをメタノール50
m1と共に加え還流加熱しながら2時間反応させた。
溶液の色は青色から無水マレイン酸添加直後緑色に変じ
、還流加熱後もそのままであ・ つた。
銅粉も一見変化ないようであったが、雰囲気をエチレン
にかえてその吸収量を測定した所、メタノールへの溶解
量を除き、約330m1(STP)のエチレンを吸収さ
せてエチレンの供給を停止した。
金属銅粉は完全に消失し液は緑色のままであった。
吸収エチレン量は全銅化合物の約46モル係に相当する
ので約半分の銅化合物はエチレン導入以前に無水マレイ
ン酸ないしはそれが溶媒メタノールと反応して生じたマ
レイン酸ジメチルの配位した一価銅化合物であると結論
された。
(10) 上記(7)と同様な条件で硝酸銅のかわり
に硫酸銅5水塩3.9 g (15,7mmol )
、アクリロニトリルのかわりにメタクリル酸メチル20
m1を金属銅粉1g、メタノール50m1と共に加え室
温で攪拌反応させた所、10〜20分後に自沈を生じ、
2時間でほぼ定常状態に達した。
但し銅粉を完全に消失しなかった。
そこで金属銅を加えず二価の銅塩のみで同じ反応を試み
た所、青色の沈殿がほぼ同様に得られた。
しかしこの二価の青色沈殿は単離抜水中に投じると一部
分解してメタクリル酸メチルと青色溶液となり、一部は
溶解せず、青色のまま沈殿として残った。
一方、金属銅を加えた系で得られた白色沈殿は、単離抜
水中に投すると、はじめほぼ無色の均一溶液となった後
数十分後に金属銅粉の析出をみたので、少なくとも一部
はメタクリル酸メチルが配位することにより安定化され
た一価の銅錯化合物であることが判明した。
αυ 上記(7)と同様な条件でアクリロニトリルをビ
ニルイソプロピルエーテル20m1!にかえ還流下5時
間反応させた所、緑褐色の一価銅錯化合物[が得られた
(12)上記(7)と同様な条件でアクリロニトリルを
アクリルアミド11にかえ、還流下5時間反応させた所
、緑褐色の一価銅錯化合物が得られた。
(13)上記(7)と同様な条件でアクリロニl−IJ
ルをビニルエチルケトン20m1にかえ、還流下6時間
反応させた所、一価銅錯化合物が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 不飽和炭化水素、不飽和エーテル、不飽和カルボン
    酸、不飽和エステル、不飽和アミド、不飽和イミド、不
    飽和ケトン、不飽和アルデヒド、不飽和アミン及び不飽
    和ニドIJルからなる炭素−炭素二重結合を有する化合
    物並びに一酸化炭素からなる群から選ばれた配位子の存
    在下に、二価の銅化合物(但しハロゲン化物を除く)を
    イオンの状態で金属銅により還元することを特徴とする
    一価銅錯化合物の製法。
JP48071450A 1973-06-25 1973-06-25 1 カドウサクカゴウブツ ノ セイホウ Expired JPS5817196B2 (ja)

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