JPS5819673B2 - パンテチンの製造方法 - Google Patents

パンテチンの製造方法

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JPS5819673B2
JPS5819673B2 JP10110976A JP10110976A JPS5819673B2 JP S5819673 B2 JPS5819673 B2 JP S5819673B2 JP 10110976 A JP10110976 A JP 10110976A JP 10110976 A JP10110976 A JP 10110976A JP S5819673 B2 JPS5819673 B2 JP S5819673B2
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JP
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pantethine
water
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cystamine
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JP10110976A
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伊藤道郎
黒木正孝
内空閑三郎
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Sogo Pharmaceutical Co Ltd
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Sogo Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパンテチンを高収率に製造する方法に関するも
のである。
更に詳細には、10〜60%の水を含有する有機溶媒を
用いてパンテチンを高収率に合成する方法に関するもの
である。
パンテチン又はパンテティンは生体内におけるエネルギ
ー代謝、脂質代謝、アセチル化作用に重要な役割を有す
るコエンザイムAの前駆物質として有用な化合物である
従来パンテチン又はパンテティンの合成法としては、(
イ)パントテン酸を一旦エステル、アジド、混合無水物
等の形に活性化した後、シスタミン又はシステアミンと
縮合せしめる方法(時分3〇−77,33−467、U
、S、P、2625565)、仲)パントテン酸のエチ
レンイミド化合物を硫化水素等で開環後酸化する方法(
時分43−23934、時分43−24649)、0→
アレチン誘導体とバントラクトンを縮合させる方法(時
分3l−4672)、に)パントニトリルとシステアミ
ンを反応させチアゾリン環を形成せしめ、これを開環酸
化せしめる方法(時分40−10149、時分40−1
3848、時分40−28929)、(ホ)パントテン
酸とシスタミンをカルボジイミドの存在下で縮合させる
方法(特公昭4]−2896)、(へ)パントテン酸と
シスタミンをクロルスルホン酸誘導体の存在下で縮合さ
せる方法(特公昭47−26490)、(ト)パントテ
ン酸をN−N′−カルボニルジイミダゾール類と反応さ
せた後、シスタミンと反応させてパンテチンを合成する
方法、(カハントテン酸もしくはパントテン酸の塩を第
三級ホスフィンとジスルフィド化合物の存在下にシステ
アミンまたはシスタミンと反応させてパンテチンを合成
する方法(特開昭48−76816)などが知られてい
る。
これら(イ)〜に)及び(ト)の方法は出発原料から製
品に至るまで数段の反応を要し、各段階及び製品に於る
精製が極めて困難であり、従って各反応に於る副反応物
が製品に混入することはさけられず高純度のパンテチン
及びパンテティンを得ることは出来ない。
また、(ホ)、(へ)及び(カの脱水剤を用いて直接反
応させてパンテチンを製造する方法は、工程が簡単であ
るためにきわめて有利な方法であるが、収率の低いこと
及び副反応生成物が混在してくることなどの大きな欠点
を有しているのである。
本発明者らは、このように直接反応する方法において、
収率を高め、不純物の生成をなくせば、すぐれたパンテ
チンの製法が確立できるのと想定のもとに研究を進めた
ところ、意外にも有機溶媒中に水を10〜60%(V/
V)存在させることによってきわめて高収率に、高純度
でパンテチンを製造することに成功したのである。
パンテチンを直接合成するには脱水剤が用いられるため
、反応溶媒中に水を存在させることなど思いもよらない
ことであって、水を10〜60%存在させることによっ
て収率が20〜40%も上昇することは著しるしく意外
なことであった。
本発明の出発物質として、パントテン酸もしくはその塩
としては、遊離のパントテン酸、パントテン酸のアルカ
リ金属塩、アルカリ土類塩、アンモニウム塩等が一般的
であるが、入手の容易性、純度の高さ、といった工業的
な点からしてカルシウム塩を使用するのが最も良い。
シスタミン、システアミンもしくはそれらの塩としては
遊離のシスタミン、システアミン、これらの塩酸塩、硫
酸塩などが用いられる。
反応においては縮合剤としてカルボジイミドを使用する
カルボジイミドにも各種あるが、入手の容易さ、安定性
、副生ずる尿素誘導体の分離の容易さからしてジシクロ
へキシルカルボジイミドを使用するのが最適である。
本発明においては縮合剤だけでもよいが、更に促進剤の
添加がより収率を高めるのに好都合である。
促進剤としてはN−ヒドロキシ化合物を使用する。
これも入手の容易さ、安定性、分離の容易さ、反応促進
性の点からして1−ヒドロキシベンツトリアゾール、N
−ヒドロキシスフシイミドを採用するのが好適である。
反応に使用される溶媒としては普通の縮合、脱水反応に
使用される溶剤が使用できるが、アミド系及びピリジン
系溶剤、例えばジメチルホルムアミド、ピリジン等が好
適である。
その他、これらの溶剤と水及び炭化水素系等の混合溶剤
でもよい3本発明においては、これら反応有機溶媒に1
0〜60%(V/V)の水が混合される。
最も好ましい水の混合は15〜50%である。
この水の10〜60%の存在によっても脱水剤は何らの
影響も受けず、逆にパンテチンの合成がきわめて高収率
に達成できることになるのである5反応は、水を10〜
60%(V/V)含有する有機溶媒中で行われる。
反応温度は100℃以下好ましくは室温ないしそれ以下
で行うのがよい。
反応に要する時間は通常数時間である。
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物より
分離精製する。
例えば反応終了後、反応溶剤を減圧で留去し、残渣に水
を加え析出する不溶物を1去し、更に冷却析出する沈で
ん物をP別、P液をクロロホルム、エーテル等で数回洗
滌し、水層をイオン交換カラムに通液し、流出液を濃縮
すればパンテチン又はパンテティンを分離精製する事が
できる。
尚、一般にパンテチンは粉末化されないとされてきたが
、本発明により分離精製したものは高純度のため、凍結
乾燥することにより、容易に粉末化させることが可能で
ある。
パンテティンが得られる場合は、必要に応じてこれを酸
化処理して容易にパンテチンとすることができる。
パンテティン溶液は過酸化水素、酸素等の酸化性物を加
えることによって直ちに酸化され、パンテチンとなる。
また、パンテティンをそのまま放置しても空気中の酸素
によっても接触酸化されてパンテチンを得ることができ
る。
得られたパンテチンはそのまま上述の如く精製手段に付
して精製パンテチンを得る。
次に本発明の試験例を示す。
試験例 1 遊離のパントテン酸10.95P、遊離のシスタミン5
.50fをピリジン50rnl、水(変量:8.5.3
260.112.5m1)の水混合溶剤に溶解させた後
、ジシクロへキシルカルボジイミド10.5fのピリジ
ン(25rILl)溶液を一度に加え、10℃以下で1
時間、次に室温で5時間反応させる。
次に溶媒を減圧にて留去し、その残渣に水50m1を加
え析出結晶を1去する。
濾過母液に残存するピリジンを水との共沸により完全に
留去する。
その残渣に水50m1を入れ冷却後、析出結晶を1去し
、クロロホルム20I711で2回洗滌する。
水層を強酸性カチオン交換樹脂(IR−120B)CH
+型〕78d、強塩基性カチオン交換樹脂(IRA−4
10)(OH−型)150mlのモノベットカラムに通
液し、流出液を減圧濃縮し凍結乾燥すると、粉末結晶の
パンテチンを得る。
ここで、溶媒中の水の変量に応じたパンテチンの収量を
みた。
その結果は次の表1に示されるが、溶媒の含水量約30
%でパンテチンの収率がきわめて高いことが明らかであ
る。
試験例 2 試験例1における遊離のパントテン酸をパントテン酸カ
ルシウムにかえ、遊離のシスタミンをシスタミン硫酸塩
にかえて、その他は試験例1と同様に行った。
その結果は次の表2に示されるが、溶媒の含水量約30
%でパンテチンの収率がきわめて高いことが明らかであ
る。
試験例 3 パントテン酸カルシウム11.92f、シスタミン塩酸
塩5.6:l’、■−ヒドロキシベンツトリアゾール’
167?をジメチルホルムアミド(変量:125.50
.22.5rul)及び水(変量:20.20.47.
5d)に溶解し、水冷下ジシクロへキシルカルボジイミ
ド10.48S’のジメチルホルムアミド25 ml溶
液を一度に注入する。
攪拌下1時間ついで室温で5時間反応したのち、減圧に
てジメチルホルムアミドを留去する残渣に水5Qmlを
入れ析出する結晶を1去しクロロホルム20rui!で
2回洗滌後、強酸性カチオン交換樹脂(IR−120B
)CH型〕751rLl、強塩基性アニオン交換樹脂(
IRA−140) [[H型]150m1のモノペッ
トカラムに通液し、水で溶出を行なう。
流出液中の目的化合物の存在を屈折計で追跡する。
流出液を減圧濃縮すると目的化合物であるパンテチンの
無色透明粘稠液が得られる。
真空乾燥機で一夜乾燥し、乾燥品を定量した。
その結果は次の表3に示される。
実施例 l 遊離のパントテン酸1102、遊離のシスタ店ン5.5
2をピリジン50m1、水32m1!に溶解させたのち
、ジシクロへキシルカルボジイミド(D、C,C) 1
0.5 ?のピリジン(25mA)溶液を一度に加え1
0℃以下で1時間、次に室温で5時間攪拌反応後、室温
で19時間静置させる。
次に溶媒を減圧にて留出し、その残渣に水50rILl
を加え析出結晶を1去する。
1過母液に残存するピリジンを水との共沸により完全に
留去する。
その残渣に水5omlを入れ、クロロホルム20m1で
2回洗浄後水層を減圧にて残存クロロホルムを留去する
クロロホルム留去後の処理液を、強酸性カチオン交換樹
脂(ダイヤイオン5K−I B)CH” )型50mA
’、強塩基性アニオン交換樹脂(ダイヤイオン5A−1
OA)[OH’)型50m1(1)混床式カラムにS、
■、−2,5で通液し、水で溶出を行なう。
流出液中の目的化合物の存在を屈折計で追跡する。
流出液を減圧にて濃縮し乾燥すると、無色透明のパンテ
チン10.5:l(収率75.76%)を得た。
薄層クロマトグラフィーで標準品と一致しtQ紫外吸収
スペクトル:λH20245mμaX 実施例 2 実施例1に於いて、遊離のパントテン酸、シスタミンを
パントテン酸カルシウム11.’l、シスタミン硫酸塩
6.31と換える以外は全て実施例1と同様に行ない、
無色透明のパンテチン9.20?(収率66.19%)
を得た。
薄層クロマトグラフィーで標準品と一致した。
紫外吸収スペクトル:λH2O245mμaX 実施例 3 パントテン酸カルシウム11.9P、シスタミン塩酸塩
637.1−ヒドロキシベンツトリアゾール(i −H
oBt )7.79をジメチルホルムアミド(D、M、
F、 ) 50ml、水20m1に溶解さセタノち、
D、C,C,10,syのり、M、F、(25ml)溶
液を一度に加え10℃以下で1時間、次に室温で5時間
攪拌反応させる。
次に溶媒を減圧にて留出し、その残渣に水50m1k加
え析出結晶を1去する。
:濾過母液をクロロホルム20m1で2回洗浄後水層を
減圧にて残存クロロホルムを留去する。
クロロホルム留去後の処理液を、強酸性カチオン交換樹
脂(ダイヤイオン5K−1,B)CH”]型50m1、
強塩基性アニオン交換樹脂(ダイヤイオンsA〜1oA
)(OH)型501711(7)混床式カラムにS、V
、= 2.5で通液し、水で溶出を行なう。
流出液中の目的化合物の存在を屈折計で追跡する。
流出液を減圧にて濃縮し乾燥すると、無色透明のパンテ
チン13.70 ? (D、M、F、17.0%含有)
(DMF含有収率98.90%、純パンテチンとして収
率81.80%)を得た。
薄層クロマトグラフィーで標準品と一致した。
紫外吸収スペクトル:λH20245mμaX 参考例 1 実施例1において水を全く添加しないで、実施例Iと同
様に反応させ、精製し、パンテチン4.48%(収率3
2.23%)が得られるだけであった。
参考例 2 実施例2において水を全く添加しないで、実施例2と同
様に反応させ、精製したところ、ノ(ンテチンは得られ
なかった。
参考例 3 実施例3において水を全く添加しないで、実施例3と同
様に反応させ、精製し、・々ンテチン7.03P(D、
M−Fl 7.0%含有)(純・々ンテチンとして収率
43.24%)を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 パントテン酸もしくはその塩と、シスタミンシステ
    アミンもしくはそれらの塩を反応せしめるに際し、反応
    媒質として10〜60%(V/V)の水を含有する有機
    溶媒を用いることを特徴とするパンテチンの製造方法。
JP10110976A 1976-08-26 1976-08-26 パンテチンの製造方法 Expired JPS5819673B2 (ja)

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