JPS5819702B2 - 熱硬化性塗料とその塗膜の形成方法 - Google Patents

熱硬化性塗料とその塗膜の形成方法

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JPS5819702B2
JPS5819702B2 JP55186539A JP18653980A JPS5819702B2 JP S5819702 B2 JPS5819702 B2 JP S5819702B2 JP 55186539 A JP55186539 A JP 55186539A JP 18653980 A JP18653980 A JP 18653980A JP S5819702 B2 JPS5819702 B2 JP S5819702B2
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JP
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resin
thermosetting
coating film
methylpyrrolidone
coating
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幸禧 砂田
重智 高野
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NITSUKEN TOSO KOGYO KK
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NITSUKEN TOSO KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は熱硬化性塗料とその塗膜の形成方法に関する
。
この発明に使用するポリエーテルスルフォン樹脂は熱可
塑性で次の一般式で示され、その末端に水酸基を有する
耐熱性、難燃性に優れた樹脂と(〜で知られている。
(nは正の整数を示す) しかしてこの樹脂を金属、カーボン、セラミック、石綿
等の表面に該樹脂の塗膜を形成するには、予め前記金属
、カーボン、セラミック、石綿(以下被塗工物体という
)の表面を常法により脱脂後ブラスト加工等して該面に
、前記一般式で示される末端に水酸基を有するポリエー
テルスルフォン樹脂r以下ポリエーテルスルフォン樹脂
という)の粉末またはペレット等をN−メチルピロリド
ンに溶解した樹脂溶液を常法により塗布後380℃で1
5分間焼成することにより満足される。
なおこの場合の溶媒として前記N−メチルピロリドンの
ほか公知のトルエン、ジメチルフォルムアミド、メチル
エチルケトンまたはそれらの混合溶液等を用いてもよい
ことは勿論である。
上記において塗膜の被塗工物体表面への付着の優劣を判
定するには公知のクロスカット法に基くセロテープの剥
離試験を行えばよいが、被塗工物体表面を粗面化するこ
となく、単に脱脂処理のみを施した平滑面に塗布、焼成
を行った場合と、粗面化処理後の被塗工物体面に前記塗
液を塗布した場合とでは、クロスカットによるセロテー
プ剥離試験において当然後者が付着性ですぐれた結果を
示すことはいうまでもないことであるが、粗面化しない
金属の表面にも前記樹脂塗膜は優れた付着性を示す。
すなわちこのことはポリエーテルスルフォン樹脂塗膜が
平滑なステンレス表面に形成された場合、該塗膜の付着
性はクロスカット後のセロテープ剥離試験において99
/100(1o。
個のマスのうち1個の剥離)という優れた結果を示して
いることからも判る。
また濃度のうすいポリエーテルスルフォン樹脂溶液を平
滑な金属板表面に塗布後加熱するときは、2〜3μmの
塗膜でもピンホール皆無のものが得られるという性質を
有しており、しかもこの塗膜はイーグル・ターコイス鉛
筆による硬度で3Hを示す。
このように非粗面化金属面への樹脂塗膜の付着性および
膜硬度はよいが、N−メチルピロリドンを主成分とする
有機溶媒例えばN−メチルピロリドフッ0重量訊トルエ
ン30重量部の混合液中に24時間常温で浸漬すると、
塗膜は軟化して前述の鉛筆硬度で2B以下となり、爪で
塗面を引力・くと塗膜が金属板から剥離するという欠陥
を有する。
そこで本発明者等は、上記の欠陥を解消すべくポリエー
テルスルフォン樹脂のN−メチルピロリドン溶液に架橋
剤としてジクミルパーオキサイドを、ポリエーテルスル
フォン樹脂粉末100重量部に対し5重量部添加し加熱
架橋させて成膜したところ、初期の硬度および付着性は
ジクミルパーオキサイドの添加前の塗膜に比べて同等の
結果は得られだが、この塗膜を24時間常温下でN−メ
チルピロリドンを主成分とする前記溶媒(N−メチルピ
ロリドン:トルエン=70:30)中に浸漬したところ
、この塗膜は架橋剤未添加のものと同様軟化し、鉛筆硬
度のみが2BからFへとやX向上したに過ぎなかった。
このようなことからポリエーテルスルフォン樹脂は前記
した点で優れた樹脂ではあるが、特殊の溶媒によって軟
化するという欠陥を有し、しかもこの欠陥は架橋剤を添
加しても改質され難いという性質を保有していることが
知られた。
こ\において本発明者等は、か\る欠陥を解決するため
さらに研究を重ねた結果、ポリエーテルスルフォン樹脂
粉末100重量部に熱硬化性イミド樹脂プレポリマー(
以下イミド樹脂プレポリマーという)粉末75重量部を
添加混合し、これをN−メチルピロリドンに完全に溶解
せしめて塗液を調成し、該塗液を予め脱脂したステンレ
ス304平板の表面に塗布後350℃で30分間加熱し
て成膜せしめることにより、前記の欠陥を一挙に解決す
ることに成功した。
とべにいう熱硬化性イミド樹脂プレポリマーまだは後記
熱硬化性アミノビスマレイミド樹脂プレポリマーとは、
当該樹脂が部分的に重合したもので、極く低分子量のモ
ノマーと極く高分子量のポリマーとの中間段階にある分
子量のものをいう。
前記塗膜のステンレス平滑面に対する付着の強さは、ク
ロスカット法によるセロテープ剥離試験の結果として1
00/100を示し、鉛筆(イーグル・ターコイス)硬
度ば5Hである。
次いでこの塗板をN−メチルピロリドンを主成分とする
前記溶媒中に常温で24時間浸漬後その膜を前記同様の
試験に供した結果は塗膜の軟化が少なく、その鉛筆硬度
は3Hを示して爪による引かき剥離も全く見られなかっ
た。
このことは本発明者等の実験によれば、末端に水酸基を
有するポリエーテルスルフォン樹脂の基本骨格に、イミ
ド樹脂プレポリマー(後述熱硬化性アミノビスマレイミ
ド樹脂プレポリマーの場合を含む)が加熱により化学的
に反応結合して熱硬化塗膜としての高硬度特性が付与さ
れ、このためN−メチルピロリドンヲ主成分とする前記
有機溶媒によっても軟化の少ない硬化塗膜に変質したこ
とによるものである。
本発明者等はさきに熱硬化性イミド樹脂、イミドアミド
樹脂等はこれと反応し易い芳香族アセチレン化合物と混
合、加熱する場合、熱硬化した高硬度塗膜の得られるこ
とを見出した(特公昭53−34133号公報参照)の
であるが、本発明は前記の如くポリエーテルスルフォン
樹脂の水酸基がイミド樹脂プレポリマーや熱硬化性アミ
ノビスマレイミド樹脂プレポリマー(以下アミノビスマ
レイミド樹脂プレポリマーという)等と加熱反応して良
好な高硬度特性の得られることを新に見出すと\もに、
この点を基調とした本発明品の塗膜が耐熱高硬度で付着
性、耐薬品性等に優れた特性を兼備したものであること
を同時に確認することができたものである。
この発明はこの点に第1の特徴があり、かつふっ素樹脂
(後記)を併用するところに第2の特徴があるもので、
前記特性を兼備した塗膜で被覆された製品と塗膜の形成
方法とを提供する点に本発明の目的がある。
以下試験の結果の一部を次表に示す。
1、試験片は脱脂したSUS 304の平滑表面板を用
いた。
2、 クロスカットはカット後セロテープによる剥離を
3回繰返した平均値を示す。
3、鉛筆硬度試験にはイーグル・ターコイスヲ用いた。
4、ポリエーテルスルフォン樹脂は英国ICI社製のも
のを使用した。
h、イミド樹脂プレポリマーは三井石油化学社製、商品
名キネルケルイミドすなわちアミノビスマレイミド樹脂
(次式で示される)を用いた。
さらにまだポリエーテルスルフォン樹脂100重量部と
イミド樹脂プレポリマー75重量部の混合物を700重
量部のN−メチルピロリドンに溶解した溶液にふっ素樹
脂粉末(例えば三井フロロ社製、商品名TLP−10)
を40重量部添加撹拌して塗液を調成しこれを、形成塗
膜に比較的ピンホールを生起しやすい素材としてアルミ
ニウム合金鋳物板を選択してその脱脂表面に前記塗液を
塗布、加熱して厚さ約25μmの塗膜を得だ。
次いで該塗膜の耐油性および耐食性を判断するため前記
塗膜を形成したアルミニウム合金板から複数の供試片を
得、これを次の試験に供した。
(イ) 170℃に加熱したサラダ油中に上記試供片を
入れ、180時間保持した。
(ロ)非加熱サラダ油中に別の供試片を入れ、常温下に
180時間保持した。
その結果として、供試前の供試片塗膜の鉛筆硬度が5H
であったのに対し、(イ)による170℃、180時間
加熱処理したものは、鉛筆硬度5Hを確実に保持して全
く変化がなく まだ(ロ)による常温、180時間浸漬
した場合も硬度5Hを示し同等変化が認められなかった
。
まだクロスカットによるセロテープ剥離試験結果は(イ
)、(ロ)ともに100/100であった。
次に5%の食塩水中に別の供試片を入れ、2時間煮沸後
22時間大気中に放置する。
これを1サイクルとして15回行つだが、鉛筆硬度に変
化はなく 食塩水による腐蝕痕もみられなかった。
さらに付着強さもクロスカットによるセロテープの剥離
試験の結果ば100/100と極めて優れたものであっ
た。
またふっ素樹脂を添加したものは、非粘着性を有し、か
つ滑り性を有しているものであった。
以下この発明を実施例によってさらに具体的に説明する
。
実施例 1− ポリエーテルスルフォン樹脂(英国ICI社製二以下同
じ)100部(以下部は全て重量部を示す)にアミノビ
スマレイミド樹脂プレポリマー(三井石油化学社製、商
品名キネルケルイミド:以下同じ)を100部混合し、
これを撹拌機および逆流コンデンサー付フラスコ中に投
入後これに完全に脱水したN−メチルピロリドンの80
0部を加えて40°Cに加温し、3時間撹拌して完全に
透明な液体を得る。
次いでこの溶液を湿気防止器付のガラス瓶に入れ、冷蔵
庫中に約5℃の下で保存する。
しかる後この溶液を予め脱脂処理した複数のSUS 3
04の平板(5crILX 10crnx 0.8mm
)にスプレーガンを介して常法により塗布し350℃で
30分間加熱して厚さ25μmの塗膜を得だ。
このものの鉛筆硬度(イーグル・ターコイス)は6Hで
あり、次いで塗膜面にクロスカット(1インチに11本
)を行ないセロテープを付着させてその上を爪でこすり
完全に付着させだ後急激に剥離を行なうこと3回に及ん
だが、剥離は全く認められなかった。
次にまだ別の上記供試片をN−メチルピロリドンを主成
分とする有機溶媒(N−メチルピロリドン70部とトル
エン30部との混合溶液)中に浸漬し、24時間常温下
に放置後該試供片を取出し塗膜の変化の状態を調べだが
塗膜の軟化は全くなく、イーグル・ターコイス鉛筆によ
る硬度ば4Hであった。
さらにまだ生物用ナイフで斜十字に塗膜にキズを入れ、
そのキズ線に爪を立てて該キズ線と直角を示す方向に力
を入れて引いたが塗膜の剥離は全く与られなかった。
なお上記に関連して対象供試片をSUS 304板に代
えカーボン板、セラミック板および石綿シートのそれぞ
れに上記同様の処理を施したものを、前記同様の試験に
供しだが、いずれもその結果は塗膜の剥離が全くないば
かりか、溶媒浸漬による軟化もなく硬1fi4Hを示し
、しかも生物用ナイフ試験によっても塗膜の剥離は全く
みられなかった。
実施例 2 実施例1と同様の装置を用いてポリエーテルスルフォン
樹脂100部にイミド樹脂プレポリマー(三菱化成工業
社製)100部を混合し、これにN−メチルピロリドン
(脱水)800部を加えて40℃に加温し、2時間撹拌
して透明な液体を得る以外は実施例1と同様に処理して
複数の5US304の平板に厚さ25μmの塗膜を形成
した試供片を得た。
次いでとのもの\塗膜硬度(鉛筆)および剥離試験を実
施例1と同様に行った。
その結果は前者で6Hを示し、後者による塗膜剥離は全
く認められなかった。
また別の上記供試片について実施例1同様の対溶媒試験
を行ったが塗膜の軟化は全くなく、その硬度(鉛筆)は
4Hを示ししかも生物用ナイフ試験結果によっても塗膜
の剥離はみられなかった。
なお上記に関連してカーボン板、セラミック板および石
綿シートを実施例1と同様に処理して得た各供試片につ
いて、その硬度、および剥離試験並に対溶媒試験および
その時の硬度を測定しだがいずれも上記同様満足すべき
ものであった。
実施例 3 実施例1と同様の装置を用いて同様の方法により、ポリ
エーテルスルフォン樹脂100部にアミノビスマレイミ
ド樹脂プレポリマー100部、N−メチルピロリドン8
00部を添加撹拌して透明な液体を得る。
次いでこれに40部のふっ素樹脂(PTFE)粉末(三
井フロロケミカル社製、商品名TLP−10:以下同じ
)を添加撹拌してPTFE粉末の均一な分散液を常法に
より脱脂した複数のアルミニウム合金(3S)板(lo
ommX 100mrrt×2mm)の表面に塗布して
350℃で30分間加熱し、厚さ25μmの塗膜を得だ
。
とのものX鉛筆硬度ば6Hでクロスカットセロテープ剥
離試験を3回行つだ結果ば100/100で極めて満足
すべきものであった。
また非粘着性測定の手段としてノルマルヘキサデカンの
1滴をその表面に滴下し、表面を傾けたがこのノルマル
ヘキサデカンは球状を呈したま5表面上を滑り落ち、通
過したところには全くしみ跡を残さなかった(ての試験
法はビードトラッキングテストと称し、非粘着性の程度
を判定するために用いられるものである)。
このように塗膜表面は滑かですべりやすいものであった
。
さらにまた上記に関連して対象供試片をアルミニウム合
金(3S)板に代えカーボン板、セラミック板および石
綿シートのそれぞれに前記同様の処理を施しだものを、
前記同様の試験に供した結果は硬度6Hで、塗膜の剥離
が全くなく、シかもビードトラッキングテスト結果は極
めて満足すべきものであった。
実施例 4 実施例1と同様の装置を用いて同様の方法により、ポリ
エーテルスルフォン樹脂100部にイミド樹脂プレポリ
マー100部、N−メチルピロリドン800部を添加撹
拌して透明液体を得る以外は、実施例3と同様にして前
記透明液体にPTFE粉末40部を均一に分散せしめた
液を複数のアルミニウム合金(3S)板(寸法前例に同
じ)の表面に塗布して厚さ25μmの塗膜を得た。
このものについて実施例3と同様の試験を行ったところ
、硬度6H1塗膜剥離は全くなく、しかもビードトラッ
キング試験結果は前例同様極めて良好であった。
まだカーボン板、セラミック板、石綿シート等に前記同
様の処理をそれぞれ施し、このものについて前記同様の
試験を行ったが、いずれも前記の結果の通りで満足すべ
きものであった。
以上詳説したように、この発明によれば、従来知られた
末端に水酸基を有するポリエーテルスルフォン樹脂と、
前記熱硬化性樹脂プレポリマーとの溶媒溶液が加熱され
る時に前記スルフォン樹脂の水酸基と前記樹脂プレポリ
マーとが化学的に反応結合して強固な熱硬化塗膜を形成
するものであるから、得られる塗膜は前記の如く高硬度
で付着性、坩薬品性および耐熱、非粘着性に優れた特性
を兼備するという特異の効果を奏するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 末端に水酸基を有するポリエーテルスルフォン樹脂
    と反応性を有する熱硬化性アミノビスマレイミド樹脂プ
    レポリマーまだは熱硬化性イミド樹脂プレポリマーの混
    合物を、N−メチルピロリドンに溶解してなる熱硬化性
    塗料。 2 末端に水酸基を有するポリエーテルスルフォン樹脂
    と反応性を有する熱硬化性アミノビスマレイミド樹脂プ
    レポリマーまたは熱硬化性イミド樹脂プレポリマーおよ
    びN−メチルピロリドンの混合溶液にふっ素樹脂を添加
    分散してなる熱硬化性塗料。 3 末端に水酸基を有するポリエーテルスルフォン樹脂
    に、該樹脂の水酸基と加熱により反応性を有する熱硬化
    性アミノビスマレイミド樹脂プレポリマーまだは熱硬化
    性イミド樹脂プレポリマーを添加混合してN−メチルピ
    ロリドンに溶解した後、金属、カーボン、セラミック、
    石綿等の表面に塗布、加熱することを特徴とする熱硬化
    性塗膜の形成方法。
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