JPS5834487B2 - 粒状共重合物の製造方法 - Google Patents

粒状共重合物の製造方法

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JPS5834487B2
JPS5834487B2 JP48095018A JP9501873A JPS5834487B2 JP S5834487 B2 JPS5834487 B2 JP S5834487B2 JP 48095018 A JP48095018 A JP 48095018A JP 9501873 A JP9501873 A JP 9501873A JP S5834487 B2 JPS5834487 B2 JP S5834487B2
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【発明の詳細な説明】 本発明におけるN−(アルコキシメチル)アクリルアミ
ドとは、N−(π−ブトキシメチル)アクリルアミド、
N−(イソブトキシメチル)アクリルアミド、N−(ヘ
キソキシメチル)アクリルアミド、N−(オクチルオキ
シメチル)アクリルアミド、N−(ラウリルオキシメチ
ル)アクリルアミド等のN−(アルコキシメチル)アク
リルアミド類を意味する。
本発明は、N−(アルコキシメチル)アクリルアミドと
、アクリル系単量体又はビニール系単量体とを、粒状共
重合せしめて成る共重合物の製造方法に関するもので、
その目的とするところは、N−(アルコキシメチル)ア
クリルアミドとアクリル系単量体又はビニール系単量体
とを粒状共重合せしめて成る共重合物が、有機溶剤に可
溶であって、この粒状共重合物を有機溶剤に溶解したも
のの貯蔵安定性がよく、しかもこれを縮合触媒又は架橋
剤等の後添加なしに、200℃以下60秒以内の加熱処
理をすることによって共重合物の縮合架橋反応を急速に
進行させて、耐溶剤性、耐熱溶融性の縮合樹脂とするこ
とができ、且つその縮合密度を加減することによって、
縮合樹脂に柔軟性と硬度とを選択付与することができ、
柔軟性、これに基づく耐洗濯性を要求される繊維製品の
エバープリーツ加工、防水加工の原料、不織布の結合剤
等、硬度を要求される塗料の原料等の、被覆剤とするこ
とができる粒状共重合物を提供することを目的とするも
のである。
従来のN−(アルコキシメチル)アクリルアミドのビニ
ール系単量体又はアクリル系単量体との共重合せしめて
成る被覆用合成樹脂には、溶液重合の例として、特許公
報昭和37年第15610号、昭和46年第12908
号、昭和46年第10090等があるが、これ等は共重
合反応をさせるために、連鎖移動常数の犬なる溶剤が用
いられ、その共重合物は勿論有機溶剤に可溶ではあるが
、粒状共重合方式でないため、未反応物質が残存し、毒
性が残存する危険があった。
又、乳化重合の例として、特許公報昭和37年第556
5号、同昭和45年第6429号、同昭和45年第85
53号、同昭和46年第4327号等があるが、これ等
は共重合温度60℃以下の低温重合を行い得るリドツク
ス触媒を用いる例が多く、その生成物は、有機溶剤に可
溶性のものもあるが、これに縮合触媒、架橋剤等の後添
加剤を加えて始めて加熱処理によって縮合架橋反応が進
行し、耐溶剤性、耐熱溶融性の性質を有する縮合樹脂と
することができるもので、後添加剤の添加を要するもの
であると共に、後添加剤添加後の組成物は縮合架橋反応
が進行して、貯蔵性がないこと及び加熱処理後の縮合樹
脂が硬くなり、被覆処理後の繊維或は塗装面の風合を悪
くする欠点があった。
又他の共重合変性単量体であるテトラヒドロフランモノ
メタクリレート、グリシシールメタクリレート、グリセ
リンモノメククリレート等の共重合を試みたが、有機溶
剤に可溶で、200℃以下秒単位の熱処理によって、縮
合架橋反応が急速に進行し、縮合樹脂に、耐熱溶融性、
耐溶剤性を生せしめるような粒状共重合物を得ることが
できなかった。
本発明は、N−(アルコキシメチル)アクリルアミドと
、アクリル系単量体又はビニール系単量体の種々な共重
合実験を行った結果、共重合条件を選定することによっ
て、本発明の目的とする性質を有する粒状共重合物を製
造する方法を発見した。
本発明はこれに基づくものである。本発明は、N−(ア
ルコキシメチル)アクリルアミドと、アクリル系単量体
又はビニール系単量体とを懸濁剤、第2リン酸ソーダ等
の緩衝性無機塩類、重合調節剤、アゾビスブチニトリル
等の重合触媒の存在のもとに、粒状共重合せしめて成る
、有機溶剤に可溶性の共重合物であって、これを縮合触
媒又は架橋剤等の後添加なしに2oo℃以下の温度で6
0秒以内の加熱処理をすることによって、共重合物が急
速に縮合架橋反応をして耐溶剤性、耐熱溶融性の縮合樹
脂となり、その加熱処理温度時間を調節することによっ
て縮合密度を加減し、縮合樹脂に柔軟性と硬度とを選択
付与することができる性質を有する粒状共重合物の製造
方法である。
次に実施例を説明する。
実施例の1 懸濁剤として、ポリアクリル酸ソーダ0.4g、分子量
10.OOO〜1oo、oooのポリオキシエチレンク
リコール0.1g、緩衝剤として第2リン酸ソーダ3g
とを、塩化ナトリウム2gと共に、水450gに溶解し
、懸濁液を作り、この懸濁液を撹拌機及び冷却器付の反
応フラスコに入れ、加温しつ\撹拌、懸濁液の液温か6
5℃になった後第1単量体 N−(アルコキシメチル) アクリルアミド 4g チルアクリレート 144g 第2単量体 チルアクリレ−) 35gクリル
ニトリル 25g 重合触媒 アゾビスイソ ブチロニトリル 0.759 重合重合剤 ターシャルブチル メルカプタン 0.069 の混合物を、反応フラスコ中の懸濁液に加え、組成物の
液温を700〜71℃にして撹拌機の回転数を360P
、P、M、で2時間反応させ、更に72°〜73℃で3
時間熱成反応を行なわせる。
すると直径0.5〜17ftTILの無色透明な粒状共
重合物が得られた。
この共重合物は、トルエン、酢酸エチル等の有機溶剤に
可溶である。
この粒状共重合物を固形分16重量%でトルエン溶液に
溶解したものの、B形粘度計でロータ涜。
4、トルク6R,P、M、で測定すると、200cで4
.000C,P、S、(7)値となツタ。
この粒状共重合物の、上記粘度測定時の溶液、即ち縮合
触媒又は架橋剤等の後添加をしない溶液をナイロンタフ
タ−に塗着し、常温乾燥した後、これに、160℃の熱
風吹付、吹付時間50秒の加熱処理をして、被覆層の共
重合物に縮合架橋反応をさせ、縮合樹脂の被覆層を形成
させた。
この被覆層は、パークレンに30分間浸漬しても、被覆
層の溶解分は見かけ「零」で、そのJIS−に−630
1−1962(7)基準ニョル膨潤率は「小」であった
。
この加熱処理の被覆層は、パークレンに溶解しないから
、縮合した樹脂の被覆層の耐溶剤性は完全に近いことを
示している。
これは又加熱処理によって、共重合物に縮合反応を行な
わせたものであるから、その縮合樹脂は、熱溶融性がな
いことをも示しているものである。
共重合物の被覆層の加熱処理が160’C30秒のもの
は、パークレンに30分間浸漬した場合、溶解分が見か
け「零」で膨潤度は45%であった。
この加熱処理でも被覆層の縮合架橋反応は一定の程度進
行して結了し、耐溶剤性は充分と考えられ、膨潤度のあ
ることは、縮合反応後の被覆層に柔軟性があることを示
すものである。
共重合物の被覆層の加熱処理が200℃20秒のものは
、上記と同様な溶解試験で不溶で、上記膨潤度試験で3
0%であった。
前記の製造方法で得た粒状共重合物が上記の性質を有す
ることは、この粒状共重合物を縮合架橋反応をさせる加
熱処理方法を、その温度と時間とを選択することにより
、縮合架橋密度の高低を調節し、温度を高く時間を長く
し、膨潤度のない縮合密度の高いものとすると、縮合樹
脂は堅牢となり、堅牢な被覆層を形成させることができ
るので、粒状共重合物の透明性と相持って、堅牢な塗料
原料とすることができるものであることを示すものであ
る一方、加熱処理の温度を比較的低くし、時間を短くし
膨潤度のある縮合密度の低いものとすると縮合樹脂は柔
軟となって、柔軟な被覆層を形成させることができ、粒
状共重合物の透明性と相持って、柔軟性、これに基づく
耐洗濯性を要求される繊維のエバープリーツ加工剤、防
水加工剤、不織布製造に使用する結合剤として用いるこ
とのできることを示すものである。
実施例の2 緩衝剤を入れた懸濁液の組成、第1、第2の単量体の種
別量、重合触媒の量は第1の実施例と同一であり、その
反応方法も同一にして行った。
ただ重合調節剤の量のみを0.04gとした。
これによって得た無色透明な粒状共重合物の収率は第1
の実施例より1%程増加した。
この共重合物の粘度は、第1の実施例と同一の粘度測定
方法で、6.000C,P、S、となった。
この粒状共重合物を第1の実施例と同様有機溶剤に溶解
したものを縮合触媒、架橋剤等の後添加なしに被覆剤と
して使用し、第1の実施例と同様な加熱処理をすると、
その被覆層は第1の実施例と略同様の性質のものが得ら
れた。
即ち160℃50秒間の加熱処理では、第1の実施例と
同様なパークレンによる溶解試験で溶解度「零」第1の
実施例と同様な膨潤度試験で「小」であり、160’C
30秒間の熱処理のものは、パークレンの溶解試験で不
溶、膨潤度試験で35%であった。
200’C20秒のものはパークレンの溶解試験で不溶
、膨潤度試験で30%であった。
実施例の3 緩衝剤を入れた懸濁液の組成は第1の実施例と同一であ
るが、第1単量体を2g、第2単量体のブチルアクリレ
ート136g、エチルアクリレート35g、アクリルニ
トリルを25gとし、新たに第2単量体に2−ヒドロオ
キシエチルメタクリレート2gを加えた外、重合調節剤
の量を0.035gとし、粒状共重合反応のさせ方は、
第1の実施例と同様にして行った。
この反応によって得た無色透明な粒状共重合物は、第1
の実施例と同様有機溶剤に可溶であり、その粘度試験で
は50.OOC,P、S、であった。
この粒状共重合物をトルエンの溶剤に溶解し、縮合触媒
、架橋剤等の後添加なしに第1の実施例と同様に被覆処
理したものを熱処理した。
この場合熱処理が160℃50秒のものはパークレンの
溶解試験で不溶であり、膨潤度試験で膨潤度「小」であ
った。
160’C30秒のものは、パークレンの溶解試験で一
部溶解した。
このことは、この程度の熱処理では耐溶剤性が充分でな
いことを示している。
200’C20秒の熱処理のものは、パークレンの溶解
試験で不溶で膨潤度試験で13%であった。
実施例の4 緩衝剤を入れた懸濁液の組成は第1の実施例と同一であ
るが第1単量体1.5g、第2単量体のブチルアクリレ
ート137g、エチルアクリレート40g、アクリルニ
トリル20g、2−ヒドロオキシエチルメタクリレート
2g、重合調節剤の量を0.02gとし、粒状共重合反
応のさせ方は、第1の実施例と同様にして行って無色透
明な粒状共重合物を得た。
この粒状共重合物は有機溶剤に対し、第1の実施例と同
様に可溶であり、前記実施例と同様な粘度測定法による
粘度は、8.0OOC,P、S、であった。
この粒状共重合物を第1の実施例と同様に有機溶剤に溶
解し、これを縮合触媒架橋剤等の後添加なしに、第1の
実施例と同様な熱処理をして形成した被覆層は、第1の
実施例と同様な溶解試験及び膨潤度において、160℃
50秒の熱処理のものは溶解度「零」、膨潤度「小」で
あり、i60℃30秒の熱処理のものは溶解試験で溶解
(この程度の熱処理では耐溶剤性は不充分)し、2oo
℃20秒のものは、溶解度「零」で膨潤度25%であっ
た。
以上の実施例の外様々の実験を行った結果次のことが判
った。
(1)第1単量体のN−(アルコキシメチル)アクリル
アミドと共重合する第2単量体は、アクリル酸、メタア
クリル酸等の酸性単量体は共重合することはできず、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、ラウリール等のアク
リレート又はメタクリレート、アクリルニトリル等のア
クリル系単量体、スチレン、酢酸ビニール等のビニール
系単量体の一種又は二種以上を共重合に用いる。
亦2−ヒドロオキシエチル、2−ヒドロオキシプロピル
、3−クロロ2−ヒドロオシプロピル等の水酸基を有す
るアルキル基のモノアクリレート又は、モノメタクリレ
ートを少量併用してもよい。
又、第1単量体の量が少ないと製造された粒状共重合組
成物の一定の加熱処理による縮合架橋密度が小となり、
膨潤性が生じ、第1単量体の量が犬であると一定の加熱
処理による縮合架橋密度が犬となる。
(2)懸濁剤は、ポリアクリル酸ソーダ、ポリメタクリ
ル酸ソーダ、ポパール、カゼイン、ポリエチレングリコ
ール類、等を一種又は二種以上を、粒状重合する水に対
し0.2重量%前後を用いる。
(補助的にラウリールスルホン酸ソーダ、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ソーダ等の界面活性剤を粒状重合する水
に対し、0.01重量%使用してもよい。
)(3)緩衝剤は、第2リン酸ソーダ等の緩衝性無機塩
類を用いると良い。
(4)重合調節剤としては、アクリル系単量体、及びビ
ニール系単量体に対し、連鎖移動常数の大なる化合物、
即ちメルカプタン類、4塩化炭素、イソプロパツール等
の重合調節剤の一種又は二種以上を併用した方がよい。
(5)重合触媒は、アゾビスブチロニトリル等のアゾ系
重合触媒及び、分解して酸性化合物になる過酸化物以外
の油溶性で、約65℃以下の分解性を有する過酸化物類
がよい。
以上のように本発明の粒状共重合物は、有機溶剤に可溶
であって、これを縮合触媒又は架橋剤等の後添加がなし
に200℃以下60秒以内の加熱処理をすることによっ
て、共重合物の縮合架橋反応を急速に進行させて耐溶剤
性、耐熱溶融性の縮合樹脂とすることができ、且つその
加熱処理の温度と時間の調節によって、縮合密度を高低
調節し、縮合樹脂に適宜硬度と柔軟性を選択付与するこ
とができるものである。
従って本発明の方法によって製造された粒状共重合物は
、硬度と堅牢性を要求される塗料原料、柔軟性これに基
づく耐洗濯性が要求される繊維製品のエバープリーツ加
工剤、防水加工剤、不織布製造用の結合剤等の被覆剤と
して適し、床机な用途を有するものである。
又粒状共重合反応によって製造されるものであるので、
製品の純度が高く、溶液共重合の場合のように未反応物
質が溶剤中に残存し、毒性が製品に残留するような危険
性のないものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少くとも重量比で0.5乃至2%のN−(アルコキ
    シメチル)アクリルアミドと、98乃至99.5%のア
    クリル系単量体又は、ビニール系単量体とを、懸濁剤、
    第2リン酸ソーダ等の緩衝性無機塩類、重合調節剤、ア
    ゾビスブチロニトリル等の重合触媒の存在のもとに、縮
    合触媒、又は架橋剤等の後添加なしに200℃以下の温
    度で60秒以内の加熱処理を施すことによって粒状共重
    合せしめることを特徴とする粒状共重合物の製造方法。
JP48095018A 1973-08-24 1973-08-24 粒状共重合物の製造方法 Expired JPS5834487B2 (ja)

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