JPS5835501B2 - ハイドロオキシアルキル−アルキレンジアミノ酢酸およびその塩の石炭酸誘導体の合成方法 - Google Patents

ハイドロオキシアルキル−アルキレンジアミノ酢酸およびその塩の石炭酸誘導体の合成方法

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JPS5835501B2
JPS5835501B2 JP7494376A JP7494376A JPS5835501B2 JP S5835501 B2 JPS5835501 B2 JP S5835501B2 JP 7494376 A JP7494376 A JP 7494376A JP 7494376 A JP7494376 A JP 7494376A JP S5835501 B2 JPS5835501 B2 JP S5835501B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はハイドロオキシアルキル−アルキレンジアミノ
酢酸およびその塩の石炭酸誘導体の合成に関するもので
ある。
この石炭酸誘導体は、ハイドロオキシアミノ酢酸銀が少
なくとも1つの石炭酸基からなる芳香族化合物とその石
炭酸基に関しオルトの位置で結合しているものであり、
次の一般式で示される化合物である。
ここで記号R1、R2は−COOMまたはCH20Hで
、両方共−CH20Hであってもよいが、−COOM
であってはいけない。
また、記号X1、X2、X3、X4はHまたは低級アル
キル基である。
さらに記号MはH、アルカリ金属またはアルカリ土類金
属である。
上記の一般式で表わされる化合物は、金属キレートを形
成する傾向が強く、特に3価の鉄イオン(Fe+3)と
のキレートを形威した場合には、アルカリ性のPH域で
非常に安定である。
この鉄キレートの強い安定性は、その構造中に、石炭酸
性およびアルコール性の2つの−OHと、2つのアミン
のNおよび2つのカルボキシル基カ存在し、これが6配
位の配位子として働らくためである。
上記化合物のこのような挙動は農業においである種の利
益をもたらす。
すなわち、上記化合物は石灰質の土壌中でも鉄や他の安
定な金属と溶解性のキレート化合物を形威し得るので、
植物栽培において少数元素の欠乏を改善するのに役立つ
本発明によれば、上記化合物の合成は、水とアルコール
の混合溶媒中にて、ハイドロオキシエチルーアルキレン
ジアミノジ酢酸またはジハイドロオキシエチルーアルキ
レンジアミノ酢酸のナトリウム塩から誘導したメチルオ
ールと石炭酸系化合物とを反応させることによりなされ
る。
この石炭酸系化合物としては、石炭酸の水酸基に対して
パラの位置にて可能な他の化合物の生成を避けるために
、そのパラの位置が−CH3で置換されているものが望
ましい。
なお、ここに述べた反応は、次のように表わされる。
このとき、反応温度は60℃〜100℃に保たれ、PH
は8〜11に調整されている。
この場合、好ましくは反応温度を70℃〜80℃にする
とともにPHをlO〜11にし、またこの場合必要があ
ればアルカリを加える。
この反応の所要時間は、使用する石炭酸系化合物により
異なるが、例えば石炭酸系化合物としてパラクレゾール
を使用した場合には、メチルアルコールと水の混合溶媒
中でその沸点である約80℃にて反応させれば、上記反
応は3時間で完結する。
なお、この場合、沸点の高い他のアルコールを使用すれ
ば、反応温度は最低60℃〜最高ioo℃の温度範囲に
調整される。
また、ここで使用されるハイドロオキシエチルアルキレ
ンジアミノ酢酸のナトリウム塩の代わりに、その他のア
ルカリ金属、アルカリ土類金属の塩も使用できるが、や
はりナトリウム塩の使用が好ましい。
その理由は、ナトリウム塩の最終生成物がとりわけ水−
アルコール溶媒に溶は難く、この生成物の分離が容易だ
からである。
また、上記の反応進行中には反応した生成物が結晶とし
て沈澱するので、反応温度を調整するのに幾分困難があ
る。
このため、反応中は十分な攪拌が必要である。
反応終了後に、生成物は、濾別され、石炭酸系化合物や
反応中に生成した副産物が残留しなくなるまでメチルア
ルコールまたはインプロピルアルコールにより洗浄され
、さらに最終的に乾燥を容易にするため、アセトンまた
はエーテルにより洗浄される。
上述のようにして得られた最終生成物の収率は、この種
の凝縮体では普通の値であり、使用したハイドロオキシ
アミノ酢酸に対して65〜70%の範囲である。
最終生成物は白色の結晶であり、水には僅かに濁った状
態で溶解するが、アルコールや極性のない溶媒には殆ん
ど解けない。
また、最終生成物は明瞭な融点を示さない。
この化合物は3価の鉄塩と化合すると酸性溶媒中では青
紫色を呈し、中性溶媒中では赤紫色を、アルカリ溶媒中
ではオレンヂ色を呈する。
また、この化合物は如何なる場合においても鉄の沈澱を
生ずることはなく、PH14においてすら安定である。
このようなアルカリ性のPH域においてもこの生成物が
安定であるのは、分子内に存在する2つの−OH1すな
わち石炭酸性の−OHおよびアミンのNに隣接したエチ
ルアルコール性の−OHの働らきによる。
酸の形の生成物は、ナトリウム塩の水溶液に理論的な量
の鉱酸を加え、その酸のPHを3.4に調整することに
よって得られる。
この生成物を酸の形で単離することが必要ならば、上述
したPH3,4の液を乾固し、さらに好ましくは減圧下
で脱水した後、温かいエチルアルコールで抽出してから
冷却することによって乳酸型の結晶が得られる。
この発明に使用するハイドロオキシエチル−アルキレン
ジアミノ酢酸を得るためには、アミンのカルボキシル化
の一般的な方法がとられる。
すなわち、モノあるいはジ−ハイドロオキシエチルアル
キレンジアミンに青酸およびボルムアルデヒドを加えて
反応させることにより対応するモノあるいはジ−ニトリ
ルを生成させ、その後にアルカリあるいは酸で加水分解
することにより得られる。
また、このアミノ酢酸を得るもう−っの方法は、アミノ
酢酸に相当するアミンをアルカリ溶媒中で1〜2モルの
ハロゲン化された有機酸で処理することによって得られ
る。
しかし、この方法の場合には、目的としているアミノ酢
酸の他にアミノ酸との混合物がハイドロオキシエチル−
アルキレンジアミンに存在するアミンのNの数に応じて
得られると共に、ハロゲン化された有機酸に対応するナ
トリウム塩も混在する。
なお、純粋な生成物を得るためには、始めに述べた方法
、すなわち目的とするアミンに相当するニトリルを出発
物質としてこれを加水分解してナトリウム塩や酸にする
方法がとられる。
この場合、ハイドロオキシエチル−アルキレンジアミノ
酢酸のナトリウム塩は、水にも溶解し、メチルアルコー
ルと水の混合溶媒中にても結晶化することなく高濃度の
溶液が得られる。
このことは、未反応のハイドロオキシエチル−アルキレ
ンジアミノ酢酸のナトリウム塩や未反応の石炭酸を極め
て少量の水に溶解させ、目的とする石炭酸誘導体を簡単
に分離させることができることを意味している。
実施例 1 1500部のメチルアルコールと35%のホルムアルデ
ヒド175部をハイドロオキシエチルエチレンジアミノ
ジ酢酸のニナトリウム塩の30%溶液1000部に加え
、その混合物を室温で2〜3時間放置する。
次に、工業的に純粋なパラクレゾール100部を激しく
攪拌しながら加える。
その後に、この溶液のPHを50%の水酸化ナトリウム
で10.5に調整し、全体を約80℃に保って4〜5時
間還流する。
このときの反応は白色の結晶沈澱を形成しながら速やか
に起こる。
4〜5時間の後、全体を冷却してから固形物を濾過し、
その残渣を完全に白色になるまでイソプロピルアルコー
ルで繰り返し洗浄する。
最後に、乾燥器により80〜90℃の温度で乾燥する。
得られた生成物は(2ハイドロオキシ−5メチルベンジ
ル)−エチレンジアミン、N、ハイドロオキシエチルN
′、ジ酢酸、あるいは(2ハイドロオキシ−5メチルベ
ンジル) N/ 、ハイドロオキシエチル、エチレンジ
アミン、N −N’ジ酢酸のナトリウム塩である。
この生成物の収率は282部程度である。
この場合、どんな種類の化合物が形成されるかは使用す
るハイドロオキシアミノ酸の異性体の形によって定まる
なお、酢酸中での過塩素酸による生成物の純度は95%
程度であることがわかった。
また、生成物は、硫酸でPHを3,4以上の酸性にして
その乾燥残渣を温かいエチルアルコールで抽出し、この
抽出したものを冷却することにより、相当する乳酸形の
酸の形で得られる。
この生成物の純度は、酢酸溶液中での過塩素酸による2
つのNの滴定により、98.5%と推定され、またこの
生成物の元素分析の結果、窒素含有量は8.59%であ
り、これは理論値の8.70%とよく一致する。
実施例 2 互いに2つの異性体のあるハイドロオキシエチル−エチ
レンジアミノジ酢酸のニカリウム塩を使用し、実施例1
で述べた場合と同様な方法で反応させた。
この場合、反応進行中に沈澱の形成は無く、反応終了後
に冷却しても沈澱は形成されなかった。
また、反応生成物を分離するためには当量のイングロビ
ルアルコールの添加が必要である。
これは、ニカリウム塩はナトリウム塩よりもメチルアル
コールと水の混合溶媒によく溶けるためである。
使用したハイドロオキシアミノ酸の構造に従って、いず
れかの異性体の形で(2ハイドロオキシ5メチルベンジ
ル)−ハイドロオキシエチルエチレンジアミノジ酢酸の
ニカリウム塩が得られる。
得られた生成物の純度は、酢酸溶液中での過塩素酸によ
る2つの窒素の滴定から97.2%であり、またこの生
成物の元素分析の結果窒素含有量は6.53%であって
、これは理論値の6.72%とよく一致する。
実施例 3 2−4ジメチルフエノール(非対称なメタキジロール)
を使用して、実施例1と同じ方法で反応させる。
反応生成物は実施例1と同様に形成され、使用したハイ
ドロオキシアミノ酸の構造に従って、(2ハイドロオキ
シ、3−5ジメチルベンジル)ハイドロオキシエチルー
エチレンジアミノジ酢酸のニナ) IJウム塩が2つの
異性体のいずれかの形で形成された。
得られた生成物の純度は、酢酸溶液中での過塩素酸によ
る2つの窒素の滴定から96.3%であり、またこの生
成物の元素分析の結果窒素含有量は6.77%であって
、これは理論値の7.03%とよく一致する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルコールと水の混合溶媒中にて、 一般式 で示されるハイドロオキシエチル−アルキレンジアミノ
    酢酸のアルカリ塩1モルを1モルのホルムアルデヒドと
    反応させ、 その反応生成物であるメチルオールを 一般式 で示される石炭酸系化合物1モルと温度範囲60℃〜1
    00℃、PH範囲8〜11にて反応させることを特徴と
    する一般式が であるハイドロオキシアルキル−アルキレンジアミノ酢
    酸およびその塩の石炭酸誘導体の合成方法。 (ただし、上記各式中の記号R1、R2は−COOMま
    たは−CH20Hで、両方共−CH20Hであってもよ
    いが−COOM であってはいげない。 Xl、X2、X3、X4はHまたは低級アルキル基であ
    る。 MはH、アルカリ金属またはアルカリ土類金属である。 )2 前記石炭酸系化合物として、石炭酸OHの位置に
    関してパラの位置が−CH3によって置換された石炭酸
    を使用することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の合成方法。 3 前記アルカリ塩として、ハイドロオキシエチルーエ
    チレンジアミノジ酢酸のナトリウム塩を使用することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    合成方法。 4 前記アルカリ塩として、ジハイドロオキシエチルー
    エチレンジアミノ酢酸のナトリウム塩を使用することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    合成方法。 5 前記反応温度を70℃〜80℃の間に維持すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項、第3項ま
    たは第4項に記載の合成方法。 6 前記メチルオールと石炭酸系化合物の反応を※※1
    0〜11のPH範囲にて行なわせることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項または第
    5項に記載の合成方法。
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