JPS5837983B2 - 半導体基板の処理方法 - Google Patents
半導体基板の処理方法Info
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- JPS5837983B2 JPS5837983B2 JP5405977A JP5405977A JPS5837983B2 JP S5837983 B2 JPS5837983 B2 JP S5837983B2 JP 5405977 A JP5405977 A JP 5405977A JP 5405977 A JP5405977 A JP 5405977A JP S5837983 B2 JPS5837983 B2 JP S5837983B2
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- JP
- Japan
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- wafer
- laser beam
- dislocations
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- crystal
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- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は半導体基板の処理方法に関し、特に、シリコン
半導体ウエハの表面近傍に発生する結晶欠陥の発生核や
不純物を除去するための処理方法に関するものである。
半導体ウエハの表面近傍に発生する結晶欠陥の発生核や
不純物を除去するための処理方法に関するものである。
半導体装置を製造する過程において、シリコン半導体ウ
エハの表面近傍には転位、積層欠陥又は微小欠陥等の結
晶欠陥が発生しがちであるが、こうした結晶欠陥は、異
常拡散、不純物拡散の不均一化による電界集中を引起す
原因となる。
エハの表面近傍には転位、積層欠陥又は微小欠陥等の結
晶欠陥が発生しがちであるが、こうした結晶欠陥は、異
常拡散、不純物拡散の不均一化による電界集中を引起す
原因となる。
このために、ウエハの裏面近傍に敢えて結晶欠陥を高密
度に発生させ、この高密度の欠陥によって、製造工程中
にウエハ表面近傍の結晶欠陥の発生核を吸収除去するこ
とが、従来から一般に行なわれている。
度に発生させ、この高密度の欠陥によって、製造工程中
にウエハ表面近傍の結晶欠陥の発生核を吸収除去するこ
とが、従来から一般に行なわれている。
例えば、ウエハの裏面をラソピングやサンドブラストに
より粗面化して格子損傷を導入し、次の熱処理(熱酸化
、不純物拡散等)において、その格子損傷による多数の
転位を結晶欠陥の吸収又は分解に用いるようにした方法
がある。
より粗面化して格子損傷を導入し、次の熱処理(熱酸化
、不純物拡散等)において、その格子損傷による多数の
転位を結晶欠陥の吸収又は分解に用いるようにした方法
がある。
しかしながら、この方法では、砥粒等による残留汚染が
多く、加工速度も遅いという欠点がある。
多く、加工速度も遅いという欠点がある。
また他の方法として、砥粒を用いたブラシによって格子
損傷を導入する方法等もあるが、格子損傷が不均一とな
り、熱処理時に熱応力が局部的に集中して、ウエハ裏面
近傍にのみ発生すべき転位がウエハ表面にまで達してし
まうので望ましくない。
損傷を導入する方法等もあるが、格子損傷が不均一とな
り、熱処理時に熱応力が局部的に集中して、ウエハ裏面
近傍にのみ発生すべき転位がウエハ表面にまで達してし
まうので望ましくない。
更に別の方法としては、特開昭50−28753号に概
略的に開示されているように、ウエハの裏面にレーザー
ビームを黒射して、けがき傷を形成することも考えられ
る。
略的に開示されているように、ウエハの裏面にレーザー
ビームを黒射して、けがき傷を形成することも考えられ
る。
即ち、第1図に示すように、ウエハ1の表面2側にトラ
ンジスタ3等の素子を拡散形成する際に、裏面4に対し
高エネルギーのレーザービームを間欠的に照射してけが
き傷5を形成しておく。
ンジスタ3等の素子を拡散形成する際に、裏面4に対し
高エネルギーのレーザービームを間欠的に照射してけが
き傷5を形成しておく。
けがき傷5は、第2図に拡大図示するように、レーザー
ビームの熱エネルギーにより照射位置の温度をシリコン
結晶の融解温度よりも十分に高くし、照射位置のシリコ
ンを局部的に飛ばすことによって形成され、融解急冷に
よって生じた無定形物質(非品質)からなる表面層6で
覆われている。
ビームの熱エネルギーにより照射位置の温度をシリコン
結晶の融解温度よりも十分に高くし、照射位置のシリコ
ンを局部的に飛ばすことによって形成され、融解急冷に
よって生じた無定形物質(非品質)からなる表面層6で
覆われている。
そしてこの層の内側には、急激な温度勾配によって大き
な熱応力が加わる中間層7が存在している。
な熱応力が加わる中間層7が存在している。
けがき傷5部分では、融解、蒸発、凝固等の相変化が連
続して起こっているために、熱伝導に起因する中間層7
と結晶1との境界領域Aでの歪、結晶1又は中間層7と
表面層6との境界領域Bでの相間に生じる歪、シリコン
の蒸発によって生じる不均一な形状領域Cに起因する歪
が複雑にからみ合ったものとなる。
続して起こっているために、熱伝導に起因する中間層7
と結晶1との境界領域Aでの歪、結晶1又は中間層7と
表面層6との境界領域Bでの相間に生じる歪、シリコン
の蒸発によって生じる不均一な形状領域Cに起因する歪
が複雑にからみ合ったものとなる。
ところが、けがき傷5によるウエハ1へのダメージが強
すぎ、特に領域Cにおいて応力が集中し易いために、次
の熱処理時に各けがき傷5から新たに発生する線状の転
位8がウエハ1の表面2にまで達してしまうという致命
的な欠陥がある。
すぎ、特に領域Cにおいて応力が集中し易いために、次
の熱処理時に各けがき傷5から新たに発生する線状の転
位8がウエハ1の表面2にまで達してしまうという致命
的な欠陥がある。
本発明は上述の如き欠陥を是正すべく発明されたもので
あって、半導体基板の一方の主表面(例えば裏面)に対
してビームによるエネルギーを作用させ、このエネルギ
ーによって前記半導体基板の結晶に歪を発生させるよう
にした半導体基板の処理方法において、前記主表面が比
較的平坦な状態に維持される範囲内で、前記主表面に対
してビームによるエネルギーを作用させるようにしたこ
とを特徴とする半導体基板の処理方法に係るものである
。
あって、半導体基板の一方の主表面(例えば裏面)に対
してビームによるエネルギーを作用させ、このエネルギ
ーによって前記半導体基板の結晶に歪を発生させるよう
にした半導体基板の処理方法において、前記主表面が比
較的平坦な状態に維持される範囲内で、前記主表面に対
してビームによるエネルギーを作用させるようにしたこ
とを特徴とする半導体基板の処理方法に係るものである
。
この方法によって、汚染を生じることなく、取扱いが簡
便で、加工速度も向上すると共に、結晶欠陥のない特性
の良い基板を提供できる。
便で、加工速度も向上すると共に、結晶欠陥のない特性
の良い基板を提供できる。
次に本発明をシリコン半導体ウエハに適用した実施例を
第4図〜第10図に付き述べる。
第4図〜第10図に付き述べる。
第4図及び第5図は本発明の第1の実施例を示すもので
ある。
ある。
本実施例では、抵抗率3〜5Ωm、厚さ300μで転位
のないP型の(111)シリコン半導体ウエハ11を使
用する。
のないP型の(111)シリコン半導体ウエハ11を使
用する。
モしてウエハ11を送りながら、このウエハの裏面14
に対し、従来公知のレーザー(図示せず)により30μ
径のレーザービーム10を30μのピッチで順次照射す
る。
に対し、従来公知のレーザー(図示せず)により30μ
径のレーザービーム10を30μのピッチで順次照射す
る。
従って、レーザ゛−ビーム10はこの径と同一のピッチ
で照射されることから、ウエハ11の裏面14全体に亘
ってほゾ一様にレーザービーム10によるエネルギーが
作用することになる。
で照射されることから、ウエハ11の裏面14全体に亘
ってほゾ一様にレーザービーム10によるエネルギーが
作用することになる。
この場合、レーザーの使用条件は、下記の通りである。
レーザー出力エネルギー: 4 KW( 0. 6 m
J )/パルス パルス繰返し周波数: 1 0 KHz パルス幅: 1.5X 1 0 ”−7secこの条件
では、レーザービーム10の照射位置の温度はシリコン
の融点(1410℃)よりもはるかに高くなるから、第
4図に示すように、レーザービーム10の照射に従って
ウエハ11の裏面14に存在するシリコンは順次蒸発(
飛散)して欠除部19が形成され、ついには第5図に示
すように、レーザービーム10によって一様に裏面部分
が除去され、新たな裏面24が露出することになる。
J )/パルス パルス繰返し周波数: 1 0 KHz パルス幅: 1.5X 1 0 ”−7secこの条件
では、レーザービーム10の照射位置の温度はシリコン
の融点(1410℃)よりもはるかに高くなるから、第
4図に示すように、レーザービーム10の照射に従って
ウエハ11の裏面14に存在するシリコンは順次蒸発(
飛散)して欠除部19が形成され、ついには第5図に示
すように、レーザービーム10によって一様に裏面部分
が除去され、新たな裏面24が露出することになる。
レーザービーム10はシリコンを蒸発せしめる程に強力
なエネルギーで照射されるが、ウエハ11の裏面14に
対して一様に照射されるために、第2図に示したような
状態が連続的に生じていると考えられる。
なエネルギーで照射されるが、ウエハ11の裏面14に
対して一様に照射されるために、第2図に示したような
状態が連続的に生じていると考えられる。
従って新たな裏面24には、薄い非品質からなる表面層
及びこの内側の中間層が場所的にほぼ一様な厚さでかつ
凹凸のない状態、即ちほぼ平担な状態で形成される。
及びこの内側の中間層が場所的にほぼ一様な厚さでかつ
凹凸のない状態、即ちほぼ平担な状態で形成される。
そしてレーザービーム10の照射領域においては、レー
ザービーム10により与えられた熱エネルギーによる熱
応力でシリコンに歪又は転位18かほマ一様かつ高密度
に発生する。
ザービーム10により与えられた熱エネルギーによる熱
応力でシリコンに歪又は転位18かほマ一様かつ高密度
に発生する。
即ち、レーザービーム10の照射領域とシリコンとの間
(即ち、ウエハ11の深さ方向)には、急激な温度勾配
が形成され、これが原因となって照射後の冷却時に図示
のように転位18が裏面24とほゾ平行に形成される。
(即ち、ウエハ11の深さ方向)には、急激な温度勾配
が形成され、これが原因となって照射後の冷却時に図示
のように転位18が裏面24とほゾ平行に形成される。
なおレーザービーム10のエネルギーは、シリコン結晶
内部へ拡散するよりも、大部分は裏面で外部に拡散する
ので、熱伝導に起因する歪でさえ、加工表面の極めて薄
い層にのみ局在化させることができる。
内部へ拡散するよりも、大部分は裏面で外部に拡散する
ので、熱伝導に起因する歪でさえ、加工表面の極めて薄
い層にのみ局在化させることができる。
次に、上述の転位18を導入したウエハ11を1200
℃にて乾燥02中で、1時間熱酸化(第1酸化)する。
℃にて乾燥02中で、1時間熱酸化(第1酸化)する。
しかる後に、表面に成長したSiO2膜を除去してから
、従来公知のジルトルエッチング液によって1分間エッ
チングし、酸化によって発生した欠陥を表面に露出させ
る。
、従来公知のジルトルエッチング液によって1分間エッ
チングし、酸化によって発生した欠陥を表面に露出させ
る。
そして、ウエハ11の表面12を光学顕微鏡で観察した
ところ、結晶欠陥は全く観察されなかった。
ところ、結晶欠陥は全く観察されなかった。
他方、上述のようにレーザービームで転位を導入しなか
ったウエハについて、同様に第1酸化,エッチングして
表面を観察したところ、表面には多くの微小欠陥が約3
×105/crrL2の割合で観察された。
ったウエハについて、同様に第1酸化,エッチングして
表面を観察したところ、表面には多くの微小欠陥が約3
×105/crrL2の割合で観察された。
更にまた、第1酸化処理されたウエハ11を引続いて1
150℃にて乾燥02中で1時間酸化(第2酸化)する
。
150℃にて乾燥02中で1時間酸化(第2酸化)する
。
そしてジルトルエッチング液によって1分間エッチング
し、光学顕微鏡で観察したところ、表面12には結晶欠
陥は全く観察されなかった。
し、光学顕微鏡で観察したところ、表面12には結晶欠
陥は全く観察されなかった。
ところが、上述のようにレーザービームで転位を導入し
なかったウエハの表面には、第2酸化によって、第1酸
化後の微小欠陥が成長して形成される積層欠陥が約l
X l 05crn3の割合で観察された。
なかったウエハの表面には、第2酸化によって、第1酸
化後の微小欠陥が成長して形成される積層欠陥が約l
X l 05crn3の割合で観察された。
以上のように、本実施例の方法によって、熱酸化後にウ
エハ内の結晶欠陥の発生又は成長を効果的に防止できる
ことが分るが、次にこのメカニズムを説明する。
エハ内の結晶欠陥の発生又は成長を効果的に防止できる
ことが分るが、次にこのメカニズムを説明する。
熱酸化時には、転位18はウエハ11内を運動し、また
新たな転位が多数発生する。
新たな転位が多数発生する。
一般に、転・位はその周辺に応力場をもっており、この
応力場は結晶内にある溶質原子と相互作用を有し、転位
の芯の付近に不純物原子を集める働きをする。
応力場は結晶内にある溶質原子と相互作用を有し、転位
の芯の付近に不純物原子を集める働きをする。
また運動している転位は空孔を放出するために、割込み
原子を吸収する働きをする。
原子を吸収する働きをする。
従って、ウエハ11の裏面24近傍に多数の転位18が
存在している場合には、結晶内の不純物原子又は割込み
原子は、熱酸化処理中に、ウエハ11の表面12近傍か
ら転位18によって除去又はゲツタリングされることに
なる。
存在している場合には、結晶内の不純物原子又は割込み
原子は、熱酸化処理中に、ウエハ11の表面12近傍か
ら転位18によって除去又はゲツタリングされることに
なる。
この場合、上述のウエハ11の熱酸化によって、Si
Sin2 界面には通常多くの微小欠陥や積層欠陥が
発生し、これらの欠陥は結晶表面にある残留加工歪や結
晶成長時に導入された空孔一酸素クラスター等を核とし
、酸化時において不純物原子や割込み原子が集まって成
長すると考えられる。
Sin2 界面には通常多くの微小欠陥や積層欠陥が
発生し、これらの欠陥は結晶表面にある残留加工歪や結
晶成長時に導入された空孔一酸素クラスター等を核とし
、酸化時において不純物原子や割込み原子が集まって成
長すると考えられる。
しかしながら、上述のように裏面24近傍に転位18を
形成した状態で熱酸化することにより、不純物原子や割
込み原子を表面近傍から除去できるから、核は存在して
いても微小欠陥又は積層欠陥は成長せず、また核となる
加工歪やクラスターもアニーリングによって追出された
り、分解消滅するものと考えられる。
形成した状態で熱酸化することにより、不純物原子や割
込み原子を表面近傍から除去できるから、核は存在して
いても微小欠陥又は積層欠陥は成長せず、また核となる
加工歪やクラスターもアニーリングによって追出された
り、分解消滅するものと考えられる。
本実施例による方法の重要な点は、レーザービーム10
を従来のように間欠的又は断続的に照射して裏面に傷を
つけるのではなく、裏面14に一様に照射して、シリコ
ンを一様に蒸発させて除去し、第5図に示すように平坦
な裏面24を得、転位18をほゾ一様に発生させること
にある。
を従来のように間欠的又は断続的に照射して裏面に傷を
つけるのではなく、裏面14に一様に照射して、シリコ
ンを一様に蒸発させて除去し、第5図に示すように平坦
な裏面24を得、転位18をほゾ一様に発生させること
にある。
従って、裏面24は不均一又は不連続な形状ではないか
ら、次の熱処理(熱酸化)においても従来のように応力
が集中することはなく、発生する転位がウエハ11の表
面12にまで達してしまうような事態が生じないのであ
る。
ら、次の熱処理(熱酸化)においても従来のように応力
が集中することはなく、発生する転位がウエハ11の表
面12にまで達してしまうような事態が生じないのであ
る。
このため、本実施例による方法は、結晶欠陥の発生を防
止できると共に、裏面に発生させた転位に起因する欠陥
自体による影響をなくし、特性の良いウエハを提供でき
る。
止できると共に、裏面に発生させた転位に起因する欠陥
自体による影響をなくし、特性の良いウエハを提供でき
る。
また、レーザービーム10を使用するのみでよいから、
従来のようにウエハの表面を汚染することはなく、加工
速度も速くなり、然も加工を乾燥系で行なえるために取
扱いが簡便となる。
従来のようにウエハの表面を汚染することはなく、加工
速度も速くなり、然も加工を乾燥系で行なえるために取
扱いが簡便となる。
次に本発明の第2の実施例を第6図及び第7図に付き述
べる。
べる。
本実施例においては、使用するレーザービームのエネル
ギーを前記第1の実施例のものより小さくすると共にそ
の照射時間を長くし、シリコンは蒸発(飛散)しないが
その融点近傍の温度にウエハの裏面を加熱する。
ギーを前記第1の実施例のものより小さくすると共にそ
の照射時間を長くし、シリコンは蒸発(飛散)しないが
その融点近傍の温度にウエハの裏面を加熱する。
即ち、使用するレーザービーム20は比較的小さなパワ
ーで、パルス幅もより短かいものである。
ーで、パルス幅もより短かいものである。
このレーザービームを(111)ウエハ21の裏面14
に前記第1の実施例と同様にほゾ一様に照射し、その表
面温度をシリコンの融点近傍に加熱する。
に前記第1の実施例と同様にほゾ一様に照射し、その表
面温度をシリコンの融点近傍に加熱する。
この結果、ウエハ21の裏面14近傍の領域はレーザー
ビーム20の熱エネルギーによって融解し、冷却固化す
ることにより、第7図に示すようにほゾ均一な厚みで平
担な非晶質層26が形成される。
ビーム20の熱エネルギーによって融解し、冷却固化す
ることにより、第7図に示すようにほゾ均一な厚みで平
担な非晶質層26が形成される。
そしてレーザービーム20の熱エネルギーによる熱応力
で、非品質層26下には歪又は転位28がほゾ一様に発
生する。
で、非品質層26下には歪又は転位28がほゾ一様に発
生する。
この転位は、前記第1の実施例で述べたと同様の熱酸化
工程により、ウエハ21内を運動し、表面12近傍の結
晶欠陥を吸収除去するゲソターとして働く。
工程により、ウエハ21内を運動し、表面12近傍の結
晶欠陥を吸収除去するゲソターとして働く。
本実施例によれば、レーザービーム20のエネルギーを
下げてシリコンが蒸発しないが融解するような条件で、
ビームによるエネルギーを裏面14全体に付与している
から、非品質層26が一様に形成され、従って熱処理時
にやはり応力が集中することがなく、裏面14側の転位
が表面12側へ達することがない。
下げてシリコンが蒸発しないが融解するような条件で、
ビームによるエネルギーを裏面14全体に付与している
から、非品質層26が一様に形成され、従って熱処理時
にやはり応力が集中することがなく、裏面14側の転位
が表面12側へ達することがない。
前記第1の実施例と比べて、レーザービーム20の照射
によってシリコンが蒸発しないが、照射領域とシリコン
との間にはは急激な温度勾配が形成され、従ってそれに
基いて転位28を効果的に発生させることができる。
によってシリコンが蒸発しないが、照射領域とシリコン
との間にはは急激な温度勾配が形成され、従ってそれに
基いて転位28を効果的に発生させることができる。
然もシリコンが蒸発しないから、非晶質層26の面11
は比較的平坦若しくは滑らかである。
は比較的平坦若しくは滑らかである。
次に本発明の第3の実施例を第8図〜第10図に付き述
べる。
べる。
本実施例では、レーザービームのエネルギーを前記第2
の実施例と同程度にし、第8図に示すように、レーザー
ビーム30をウエハ31の裏面14に対して、所定のピ
ッチで間欠的に照射する。
の実施例と同程度にし、第8図に示すように、レーザー
ビーム30をウエハ31の裏面14に対して、所定のピ
ッチで間欠的に照射する。
この結果、裏面14側には非品質層36が所定パターン
、例えばストライプ状に形成され、この非晶質層36の
周囲には、第9図に拡大図示するように、レーザービー
ム30の熱エネルギーによりストレスが加わる中間層3
7が形成される。
、例えばストライプ状に形成され、この非晶質層36の
周囲には、第9図に拡大図示するように、レーザービー
ム30の熱エネルギーによりストレスが加わる中間層3
7が形成される。
そして第8図では図示省略した中間層37部分において
、非品質層36の周囲に温度勾配に基ずく歪又は転位3
8が発生する。
、非品質層36の周囲に温度勾配に基ずく歪又は転位3
8が発生する。
この転位38は、前記実施例と同様に、熱処理時にウエ
ハ31の表面12近傍の結晶欠陥のゲツターとして働く
。
ハ31の表面12近傍の結晶欠陥のゲツターとして働く
。
またレーザービーム30の照射後の裏面14はやはりほ
ゾ平坦であるために、熱処理時の応力集中を防止でき、
転位が表面12側へ到達することはない。
ゾ平坦であるために、熱処理時の応力集中を防止でき、
転位が表面12側へ到達することはない。
なおこの熱処理によって、転位38及び新たに生じた転
位は、第3図で示したように、非品質層36間では運動
して横方向へ延びる。
位は、第3図で示したように、非品質層36間では運動
して横方向へ延びる。
なお、本実施例による非品質層36は間欠的に形成され
ているが、この間隔には一定の望ましい範囲がある。
ているが、この間隔には一定の望ましい範囲がある。
即ち、第10図に示すように、今仮に、非晶質層36の
位置をP1及びP2とし、これらの間隔をl1 ウエハ
31の厚みをtとすれば、結晶欠陥が発生しない領域は
P1及びP2点からウエハ31の表面12側へ角度θ(
ほゾ45度)に引いた2つのライン内の領域Aであるこ
とが確かめられている。
位置をP1及びP2とし、これらの間隔をl1 ウエハ
31の厚みをtとすれば、結晶欠陥が発生しない領域は
P1及びP2点からウエハ31の表面12側へ角度θ(
ほゾ45度)に引いた2つのライン内の領域Aであるこ
とが確かめられている。
逆に言えば、結晶欠陥の発生する領域は斜線で示した領
域Bである。
域Bである。
結晶欠陥の発生を抑制する目的から、領域Bが表面12
に達しないことが上述の理由により重要であるので、P
1点とP2点との間隔lはウエハ31の厚みtの2倍未
満であること、即ち7<2tの条件が必要である。
に達しないことが上述の理由により重要であるので、P
1点とP2点との間隔lはウエハ31の厚みtの2倍未
満であること、即ち7<2tの条件が必要である。
即ち、lがあまり太きすぎて2t以上になると、第10
図に示したことから結晶欠陥が表面12へ出て、結晶欠
陥が発生しない(吸収される)?域Aが必要な部分に形
成されないことになる。
図に示したことから結晶欠陥が表面12へ出て、結晶欠
陥が発生しない(吸収される)?域Aが必要な部分に形
成されないことになる。
但し、これは、表面12の全面に亘って欠陥除去の効果
を出したい場合に必要なことであるので、部分的に効果
を出したい場合にはl≧2tでも差支えない。
を出したい場合に必要なことであるので、部分的に効果
を出したい場合にはl≧2tでも差支えない。
次に本発明の第4の実施例を述べる。
本実施例では、前記第2又は第3の実施例と同様に、レ
ーザービームをほソ一様に又は間欠的に照射してよいが
、レーザービームのエネルギーを更に下げるようにして
いる。
ーザービームをほソ一様に又は間欠的に照射してよいが
、レーザービームのエネルギーを更に下げるようにして
いる。
即ち、レーザービームのパワーを落とし、ビーム径をミ
クロンオーダ、パルス幅を10−7secとし、例えば
(001)シリコン半導体ウエハの表面温度が、シリコ
ンの融点以下で800℃以上(例えば1200℃)とな
るように、レーザービームを照射する。
クロンオーダ、パルス幅を10−7secとし、例えば
(001)シリコン半導体ウエハの表面温度が、シリコ
ンの融点以下で800℃以上(例えば1200℃)とな
るように、レーザービームを照射する。
この結果、レーザービームの照射領域がシリコン結晶の
融解温度よりも低くても、結晶内の急激な温度勾配に起
因して熱応力を生じ、この熱応力によって格子歪又は転
位がやはり発生する。
融解温度よりも低くても、結晶内の急激な温度勾配に起
因して熱応力を生じ、この熱応力によって格子歪又は転
位がやはり発生する。
この場合、照射領域の表面温度の下限を800℃とした
のは、照射物質の初期温度が800℃以上であれば熱応
力による転位の発生が理論的に確かめられたからである
。
のは、照射物質の初期温度が800℃以上であれば熱応
力による転位の発生が理論的に確かめられたからである
。
また上述のレーザービームの照射によって、このように
転位が容易に発生すると共に、転位密度は数μの深さの
ところで最犬105CIrL′トなり、転位の総数は1
05−1のオーダーとなることが確かめられた。
転位が容易に発生すると共に、転位密度は数μの深さの
ところで最犬105CIrL′トなり、転位の総数は1
05−1のオーダーとなることが確かめられた。
不純物原子や微小欠陥のゲソタリングは、102曙1程
度の転位密度で十分可能であるから、本実施例における
上述の転位密度は結晶欠陥の制御には十分な値である。
度の転位密度で十分可能であるから、本実施例における
上述の転位密度は結晶欠陥の制御には十分な値である。
本実施例においても、レーザービームの黒射後のウエハ
裏面はほゾ平坦で滑らかであるから、上述の実施例と同
様の効果を得ることができる。
裏面はほゾ平坦で滑らかであるから、上述の実施例と同
様の効果を得ることができる。
以上本発明を実施例に基いて説明したが、本発明はその
技術的思想に基いて更に変形が可能であることが理解さ
れよう。
技術的思想に基いて更に変形が可能であることが理解さ
れよう。
例えば、前記第1及び第2の実施例において、レーザー
ビームの径を太きくし、ピッチを狭くすることによって
も、ビームを全体にほゾ一様に照射することができる。
ビームの径を太きくし、ピッチを狭くすることによって
も、ビームを全体にほゾ一様に照射することができる。
例えばレーザービーム10としてマルチモードのビーム
を使用する。
を使用する。
即ち、マルチモードビームの場合、第4図の段階で浅く
て幅の広いU字状の溝を連続的に形成でき、その下部に
生じる転位18がウエハ表面にまで延びることがなく、
特性の良いデバイスとなる。
て幅の広いU字状の溝を連続的に形成でき、その下部に
生じる転位18がウエハ表面にまで延びることがなく、
特性の良いデバイスとなる。
なおその溝が深くても、上記と同様に転位がウエハ表面
へ延びないことも分っている。
へ延びないことも分っている。
このようなマルチモードビームは、レーザー発生装置の
励起用クリプトンアークランプの出力を増大させること
により容易に得られる。
励起用クリプトンアークランプの出力を増大させること
により容易に得られる。
その出力がより太きいとビームスポット数の大きいマル
チモードが得られるが、スポット数が増える程ビーム径
が大きくて十分に集束できないから、上記のような幅広
で浅い溝を形成し易い。
チモードが得られるが、スポット数が増える程ビーム径
が大きくて十分に集束できないから、上記のような幅広
で浅い溝を形成し易い。
これに対して第2図の従来例では、使用するレーザービ
ームはシングルモードであるから、形成される溝はV字
状のけかき傷となってしまい、望ましくない。
ームはシングルモードであるから、形成される溝はV字
状のけかき傷となってしまい、望ましくない。
また熱処理工程は熱酸化に限らず、他の工程(例えば不
純物拡散)であってもよい。
純物拡散)であってもよい。
またレーザービームは最も効果的であるが、これに代え
て、電子ビーム、イオンビーム、赤外光等を熱源として
使用してもよい。
て、電子ビーム、イオンビーム、赤外光等を熱源として
使用してもよい。
このうち、電子ビームは軽粒子であるから、進路を曲げ
たりし易く、従って任意の箇所に任意に歪を与えるのに
好都合である。
たりし易く、従って任意の箇所に任意に歪を与えるのに
好都合である。
なお半導体ウエハの種類、導電型等も勿論変更可能であ
る。
る。
本発明は上述の如く、ビームによるエネルギーによって
半導体基板の結晶に歪を発生させるようにしたから、基
板の面が汚染されることがなく、また乾燥系で処理し得
て取扱いが簡便であるにも拘らず、歪を効果的に発生さ
せて基板内の結晶欠陥を十分にゲソタリングすることが
できる。
半導体基板の結晶に歪を発生させるようにしたから、基
板の面が汚染されることがなく、また乾燥系で処理し得
て取扱いが簡便であるにも拘らず、歪を効果的に発生さ
せて基板内の結晶欠陥を十分にゲソタリングすることが
できる。
然もビームによってエネルギーを作用させるようにして
いるから、加工速度も速くなるという利点がある。
いるから、加工速度も速くなるという利点がある。
更に重要なことには、基板の一生表面が比較的平坦な状
態に維持される範囲内で、ビームによるエネルギーを作
用させるようにしているから、熱処理時に応力が局部的
に集中することを防止でき、結晶欠陥除去のために発生
させた歪に起因する欠陥が基板の他方の主表面側に達す
ることがなく、従って欠陥のない特性の良い半導体基板
を提供できる。
態に維持される範囲内で、ビームによるエネルギーを作
用させるようにしているから、熱処理時に応力が局部的
に集中することを防止でき、結晶欠陥除去のために発生
させた歪に起因する欠陥が基板の他方の主表面側に達す
ることがなく、従って欠陥のない特性の良い半導体基板
を提供できる。
第1図〜第3図は従来例を示すものであって、第1図は
ウエハ裏面にけがき傷を形成して不純物拡散したときの
断面図、第2図は第1図に示すけがき傷部分の拡大断面
図、第3図は熱処理によって転位がウエハ表面にまで達
する状態を示す断面図である。 第4図〜第10図は本発明の実施例を示すものであって
、第4図は第1図の実施例によるウエハの処理時の断面
図、第5図は第4図に示す処理によって裏面側全体に転
位をほゾ一様に発生させた状態の断面図、第6図は第2
の実施例によるウエハの処理時の断面図、第7図は第6
図に示す処理によって裏面側全体に形成された非晶質層
下に転位がほマ一様に発生している状態の断面図、第8
図は第3の実施例によるウ−[−/切処理時の断面図、
第9図は第8図に示す処理によって裏面側に間欠的に形
成された非品質層の1つを拡大して示す断面図、第10
図は第8図に示す処理に際して各非品質層間の間隔とウ
エハの厚みとの関係を説明するための概略図である。 なお図面に用いられている符号において、10,20
.30はレーザービーム、11,21,31は半導体ウ
エハ、18,28,38は転位、26,36は非晶質層
である。
ウエハ裏面にけがき傷を形成して不純物拡散したときの
断面図、第2図は第1図に示すけがき傷部分の拡大断面
図、第3図は熱処理によって転位がウエハ表面にまで達
する状態を示す断面図である。 第4図〜第10図は本発明の実施例を示すものであって
、第4図は第1図の実施例によるウエハの処理時の断面
図、第5図は第4図に示す処理によって裏面側全体に転
位をほゾ一様に発生させた状態の断面図、第6図は第2
の実施例によるウエハの処理時の断面図、第7図は第6
図に示す処理によって裏面側全体に形成された非晶質層
下に転位がほマ一様に発生している状態の断面図、第8
図は第3の実施例によるウ−[−/切処理時の断面図、
第9図は第8図に示す処理によって裏面側に間欠的に形
成された非品質層の1つを拡大して示す断面図、第10
図は第8図に示す処理に際して各非品質層間の間隔とウ
エハの厚みとの関係を説明するための概略図である。 なお図面に用いられている符号において、10,20
.30はレーザービーム、11,21,31は半導体ウ
エハ、18,28,38は転位、26,36は非晶質層
である。
Claims (1)
- 1 半導体基板の一方の主表面に対してビームによるエ
ネルギーを作用させ、このエネルギーによって前記半導
体基板の結晶に歪を発生させるようにした半導体基板の
処理方法において、前記主表面が比較的平坦な状態に維
持される範囲内で、前記主表面に対してビームによるエ
ネルギーを作用させるようにしたことを特徴とする半導
体基板の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5405977A JPS5837983B2 (ja) | 1977-05-11 | 1977-05-11 | 半導体基板の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5405977A JPS5837983B2 (ja) | 1977-05-11 | 1977-05-11 | 半導体基板の処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53139466A JPS53139466A (en) | 1978-12-05 |
| JPS5837983B2 true JPS5837983B2 (ja) | 1983-08-19 |
Family
ID=12960033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5405977A Expired JPS5837983B2 (ja) | 1977-05-11 | 1977-05-11 | 半導体基板の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5837983B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5793532A (en) * | 1980-12-03 | 1982-06-10 | Toshiba Corp | Treating method for semiconductor wafer |
-
1977
- 1977-05-11 JP JP5405977A patent/JPS5837983B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53139466A (en) | 1978-12-05 |
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