JPS586473B2 - 3−メトキシトロポロンの製造法 - Google Patents
3−メトキシトロポロンの製造法Info
- Publication number
- JPS586473B2 JPS586473B2 JP52048518A JP4851877A JPS586473B2 JP S586473 B2 JPS586473 B2 JP S586473B2 JP 52048518 A JP52048518 A JP 52048518A JP 4851877 A JP4851877 A JP 4851877A JP S586473 B2 JPS586473 B2 JP S586473B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- methoxytropolone
- strain
- culture
- color
- medium
- Prior art date
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は発酵法による3−メトキシトロポロンの製造法
に関する。
に関する。
さらに詳しくはストレブトバーティシリウム属に属する
3−メトキシトロポロン生産菌を栄養培地に培養し、培
養物中に3−メトキシトロポロンを蓄積せしめ、該培養
物から3−メトキシトロポロンを採取することを特徴と
する発酵法による3−メトキシトロポロンの製造法に関
する。
3−メトキシトロポロン生産菌を栄養培地に培養し、培
養物中に3−メトキシトロポロンを蓄積せしめ、該培養
物から3−メトキシトロポロンを採取することを特徴と
する発酵法による3−メトキシトロポロンの製造法に関
する。
3−メトキシトロポロンは抗生物質として有用な物質で
ある。
ある。
3−メトキシトロポロン即ち2−ハイドロキシ−3−メ
トキシー2,4.6−シクロヘキサトリエノンは下記の
構造式を有し従来有機化学的合成法により製造できるこ
とが知られている(Y.Kitah一ara,Sci,
Repts.Tohoku Univ.Firstse
r.39,265〜274(1956),Chemic
alAbstract 51,128746(1957
))。
トキシー2,4.6−シクロヘキサトリエノンは下記の
構造式を有し従来有機化学的合成法により製造できるこ
とが知られている(Y.Kitah一ara,Sci,
Repts.Tohoku Univ.Firstse
r.39,265〜274(1956),Chemic
alAbstract 51,128746(1957
))。
3−メトキシトロポロンの構造式。
しかしながら、3−メトキシトロポロンが発酵法により
得られたという知見はない。
得られたという知見はない。
本発明者らは、天然界より数多くの微生物を入手して3
−メトキシトロポロンの生産性について研究した。
−メトキシトロポロンの生産性について研究した。
その結果、神奈川県奏野市効外の畑の土壌から分離した
菌株(MK−100株と称する)を培地に培養すると、
培養物中に3−メトキシトロポロンが生産する事実を見
出した。
菌株(MK−100株と称する)を培地に培養すると、
培養物中に3−メトキシトロポロンが生産する事実を見
出した。
以下3−メトキシトロポロンの製法について詳述する。
本発明において使用される好適な菌株はMK−100で
あり、その菌学的性質は次の通りである。
あり、その菌学的性質は次の通りである。
■ 形態的特徴
本菌株は、スターチ無機塩寒天培地、オートミール寒天
培地およびイースト麦芽寒天培地上で良好な生育を示し
、その基生菌糸の色は、薄茶色ないし濃茶色を呈する。
培地およびイースト麦芽寒天培地上で良好な生育を示し
、その基生菌糸の色は、薄茶色ないし濃茶色を呈する。
一方、気中菌糸の着生は全般に良好ではないが、白色な
いし灰白色を呈する。
いし灰白色を呈する。
気中菌糸を光学顕微鏡により観察すると、車軸分枝をな
しており、その先端に多くの場合10個以上の胞子を着
生し、胞子柄の形態は、直状ないし曲状である。
しており、その先端に多くの場合10個以上の胞子を着
生し、胞子柄の形態は、直状ないし曲状である。
胞子の形態は円筒状でその大きさは0.5×1μであり
、電子顕微鏡観察による胞子の表面はスムーズであり、
鞭毛を有さない。
、電子顕微鏡観察による胞子の表面はスムーズであり、
鞭毛を有さない。
また胞子嚢の形態も認められない。
■ 各種培地上での生育状態
1.ツアペック寒天培地
生 育:不良
基生菌糸の色:ブリツクレッド(6ng)〜ディープブ
ラウンマホガニー (6pl) 気中菌糸二着生不良、ホワイト(a) 可溶性色素:な し 2.グルコース・アスパラギン寒天培地 生 育:普通 基生菌子の色:マスタード(21e)〜キャメル(3i
e) 気中菌糸二着生不良 可溶性色素:薄紫色 3.グリセロール・アスパラギン寒天培地生 育:
普通 基生菌糸の色:ゴールド(21c)〜アンバー(31c
) 気中菌糸二着生不良、ホワイト(a)〜エッグシエル(
2ca) 可溶性色素:な し 4.スターチ無機塩寒天培地 生 育:良好 基生菌糸の色:マスタードゴールド(2ne)〜アンバ
ー(3nc) 気中菌糸二着生普通、ホワイト(a)〜ライトグレー(
c) 可溶性色素:薄紫色 5.チロシン寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:マスタード(21e)〜アンバ−(3n
c) 気中菌糸二着生不良 可溶性色素:な し 6.栄養寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:マスタード(21e)〜ダルゴールド(
2ng) 気中菌糸:着生不能 可溶性色素:な し 7.イースト麦芽寒天培地 生 育:良好 基生菌糸の色:バンブー(2gc)〜シナモン(31e
) 気中菌糸:着生不良、ホワイト(a) 可溶性色素:な し 8.オートミール寒天培地 生 育:良好 基生菌糸の色:ライトウイート(2ea)〜キャメル(
3ie) 気中菌糸:着生不良、ホワイト(a)〜オイスターホワ
イト(b) 可溶性色素:薄紫茶色 9.ベネット寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:マスタードゴールド(2ne)気中菌素
二着生不良、ホワイト(a) 可溶性色素:薄茶色 10.エマーソン寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:無色〜ブライトゴールド (2nc) 気中菌糸二着生不能 可溶性色素:薄茶色 11.ペブトン・イースト鉄寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:セピアブラウン(3pn)〜チョコレー
トブラウン(4pn) 気中菌糸:着生不能 可溶性色素:濃茶紫色 以上は、30℃、2週間後の観察結果である。
ラウンマホガニー (6pl) 気中菌糸二着生不良、ホワイト(a) 可溶性色素:な し 2.グルコース・アスパラギン寒天培地 生 育:普通 基生菌子の色:マスタード(21e)〜キャメル(3i
e) 気中菌糸二着生不良 可溶性色素:薄紫色 3.グリセロール・アスパラギン寒天培地生 育:
普通 基生菌糸の色:ゴールド(21c)〜アンバー(31c
) 気中菌糸二着生不良、ホワイト(a)〜エッグシエル(
2ca) 可溶性色素:な し 4.スターチ無機塩寒天培地 生 育:良好 基生菌糸の色:マスタードゴールド(2ne)〜アンバ
ー(3nc) 気中菌糸二着生普通、ホワイト(a)〜ライトグレー(
c) 可溶性色素:薄紫色 5.チロシン寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:マスタード(21e)〜アンバ−(3n
c) 気中菌糸二着生不良 可溶性色素:な し 6.栄養寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:マスタード(21e)〜ダルゴールド(
2ng) 気中菌糸:着生不能 可溶性色素:な し 7.イースト麦芽寒天培地 生 育:良好 基生菌糸の色:バンブー(2gc)〜シナモン(31e
) 気中菌糸:着生不良、ホワイト(a) 可溶性色素:な し 8.オートミール寒天培地 生 育:良好 基生菌糸の色:ライトウイート(2ea)〜キャメル(
3ie) 気中菌糸:着生不良、ホワイト(a)〜オイスターホワ
イト(b) 可溶性色素:薄紫茶色 9.ベネット寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:マスタードゴールド(2ne)気中菌素
二着生不良、ホワイト(a) 可溶性色素:薄茶色 10.エマーソン寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:無色〜ブライトゴールド (2nc) 気中菌糸二着生不能 可溶性色素:薄茶色 11.ペブトン・イースト鉄寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:セピアブラウン(3pn)〜チョコレー
トブラウン(4pn) 気中菌糸:着生不能 可溶性色素:濃茶紫色 以上は、30℃、2週間後の観察結果である。
又、色の表示は、Color Harmony Man
ual(Container Corporation
of America)による色の分類に従ったもの
である。
ual(Container Corporation
of America)による色の分類に従ったもの
である。
■ 生理的諸性質
1.炭素源の資化性
D−グルコースおよびi−イノシトールを資化する。
D−ラフイノース、D−アラピノース、D−マンニトー
ル、L−ラムノース、D−キシロースを資化しない。
ル、L−ラムノース、D−キシロースを資化しない。
また、D−フラクトースおよびサツカロースを、非常に
貧弱にしか資化しない。
貧弱にしか資化しない。
2.ゲラチンの液化作用 :あり
3.スターチの加水分解作用:あ り
4.脱脂乳のペブトン化 :非常に弱い。
5.脱脂乳の凝固 :あ り
6.メラニン様色素の生成 :あり(チロシン寒天培地
および ペブトン・イー スト鉄寒天培地) 7.至適生育温度 :27℃〜37℃以上は、
30℃、2週間後の観察結果である。
および ペブトン・イー スト鉄寒天培地) 7.至適生育温度 :27℃〜37℃以上は、
30℃、2週間後の観察結果である。
但し、7の至適生育温度は5日後、4および5の脱脂乳
に対する作用については3週間後の結果である。
に対する作用については3週間後の結果である。
■ 同定
以上みたごとく、本菌株MK−100は、寒天培地上で
真性気中菌糸を形成し、その分枝法は車軸分枝をなす典
型的なストレブトバーティシリウム属に属する菌株であ
る。
真性気中菌糸を形成し、その分枝法は車軸分枝をなす典
型的なストレブトバーティシリウム属に属する菌株であ
る。
かくして、本MK−100菌株をストレプトバーティシ
リウム・sp・MK−100と称することにした。
リウム・sp・MK−100と称することにした。
ストレプトバーティシリウム属の分類については、R.
LocciらのTHE GENUS STREP−
TOVERTICILLIUM(Giorn.Micr
obiol.17(1969))および、Bergy’
s Manual ofDeterminative
Bacteriology 8th Ed. p.82
9〜があるが、後者の分類に従うと、基生菌糸および気
中菌糸の色から近縁な菌株として、ストレブトバーティ
シリウムビバーティシレイタム、ストレプトバーティシ
リウムサルモニスおよびストレブトバーティシリウム
リラシナム シリーズの菌株が挙げられる。
LocciらのTHE GENUS STREP−
TOVERTICILLIUM(Giorn.Micr
obiol.17(1969))および、Bergy’
s Manual ofDeterminative
Bacteriology 8th Ed. p.82
9〜があるが、後者の分類に従うと、基生菌糸および気
中菌糸の色から近縁な菌株として、ストレブトバーティ
シリウムビバーティシレイタム、ストレプトバーティシ
リウムサルモニスおよびストレブトバーティシリウム
リラシナム シリーズの菌株が挙げられる。
しかしこれらの菌株とMK−100株とを同時に培養し
て比較してみると次のことがわかる。
て比較してみると次のことがわかる。
ストレブトバーティシリウム(以下Stv.と略す。
)ビバーティシレイタム シリーズの菌株として6株知
られているが、Stv.ビバーティシレイタムは、グル
コース・アスパラギン寒天培地およびチロシン寒天培地
での基生菌糸の色がそれぞれバーンレツド(6pg)、
ローズワイン(8nc )を呈することから、MK−1
00株とは異なり、Stv.アウレオバーサレスおよび
Stv.ペンタテイウムは、スターチ無機塩寒天培地お
よびグルコース・アスパラギン寒天培地上で基生菌糸は
赤色系の色を呈する点でMK−100株と異なる。
られているが、Stv.ビバーティシレイタムは、グル
コース・アスパラギン寒天培地およびチロシン寒天培地
での基生菌糸の色がそれぞれバーンレツド(6pg)、
ローズワイン(8nc )を呈することから、MK−1
00株とは異なり、Stv.アウレオバーサレスおよび
Stv.ペンタテイウムは、スターチ無機塩寒天培地お
よびグルコース・アスパラギン寒天培地上で基生菌糸は
赤色系の色を呈する点でMK−100株と異なる。
またStv.ロゼオバーティシレイタムもStv.ビバ
ーティシレイタムの場合と同様の理由の他に1−イノシ
トールを資化せず、シュークロースを資化する点でもM
K−100株とは異なる菌株である。
ーティシレイタムの場合と同様の理由の他に1−イノシ
トールを資化せず、シュークロースを資化する点でもM
K−100株とは異なる菌株である。
更に、Stv.ロゼオバーティシレイタム、サブスペシ
ーズアルボスボラムは、グリセロール・アスパラギン寒
天培地およびスターチ無機塩寒天培地で、赤色から赤紫
色の基生菌糸を生成する点で、またStv.ルブロバー
ティシレイタムは、栄養寒天培地上で可溶性色素を生産
する点でMK−100株と異なるし、かつペプトン・イ
ースト鉄寒天培地上で無色からベージュ(3ge)の基
生菌糸を生成する点もMK−100株と異なる点である
。
ーズアルボスボラムは、グリセロール・アスパラギン寒
天培地およびスターチ無機塩寒天培地で、赤色から赤紫
色の基生菌糸を生成する点で、またStv.ルブロバー
ティシレイタムは、栄養寒天培地上で可溶性色素を生産
する点でMK−100株と異なるし、かつペプトン・イ
ースト鉄寒天培地上で無色からベージュ(3ge)の基
生菌糸を生成する点もMK−100株と異なる点である
。
次に、Stv.サルモニスシリーズの菌株としては、S
tv.サルモニシダの1菌株があるが、イースト麦芽寒
天培地上での基生菌糸の色はプリツクレツド(6ng)
でありかつ、栄養寒天培地上で可溶性色素の生成が認め
られる点でMK−100株とは異なる。
tv.サルモニシダの1菌株があるが、イースト麦芽寒
天培地上での基生菌糸の色はプリツクレツド(6ng)
でありかつ、栄養寒天培地上で可溶性色素の生成が認め
られる点でMK−100株とは異なる。
また、Stv.リラシナム シリーズの菌株としては、
Stv.リラシナムとStv.カシュミレンスの2株が
あるが、Stv.リラシナムはグリセロール・アスパラ
ギン寒天培地での基生菌糸の色がプリツクレツド(6n
g)であって、MK−100株と大きく異なり、かつi
−イノシトールを資化する点でも、Stv.’Jラシナ
ムは貧弱にしか資化しないのに対し、MK−100株は
D−グルコースと同程度に良く資化することなどから、
MK−100株は、Stv.リラシナムとは異なる。
Stv.リラシナムとStv.カシュミレンスの2株が
あるが、Stv.リラシナムはグリセロール・アスパラ
ギン寒天培地での基生菌糸の色がプリツクレツド(6n
g)であって、MK−100株と大きく異なり、かつi
−イノシトールを資化する点でも、Stv.’Jラシナ
ムは貧弱にしか資化しないのに対し、MK−100株は
D−グルコースと同程度に良く資化することなどから、
MK−100株は、Stv.リラシナムとは異なる。
またStv.カシュミレンスは、イースト麦芽寒天培地
上で気中菌糸の色がローズミスト(7ec)であり、こ
の培地で可溶性色素を生産し、D−グルコース、i−イ
ノシトールを全く資化しない点から、MK−100株と
は異なる。
上で気中菌糸の色がローズミスト(7ec)であり、こ
の培地で可溶性色素を生産し、D−グルコース、i−イ
ノシトールを全く資化しない点から、MK−100株と
は異なる。
以上みたように、本菌株MK−100は、これら3−シ
リーズの菌株とは一致するような特徴は見い出せなかっ
た。
リーズの菌株とは一致するような特徴は見い出せなかっ
た。
かくしてMK−100株を新種とみなし、その採取地の
名に因んでストレプトバーティシリウム ハダノネンセ
(Streptoverticilliumhadan
onense )MK−10 0と命名した。
名に因んでストレプトバーティシリウム ハダノネンセ
(Streptoverticilliumhadan
onense )MK−10 0と命名した。
なお、該菌株は、微工研に寄託されており、その菌寄番
号は第4025号である。
号は第4025号である。
本菌株は、他の放線菌の場合にも見られるごとく、例え
ば紫外線、Co60照射、エックス線、種々の変異誘起
薬品などを用いる人工的変異手段で変異し得るものであ
り、このような変異株であっても3−メトキシトロポロ
ンの生産能をもつ株はすべて本発明において使用できる
ものである。
ば紫外線、Co60照射、エックス線、種々の変異誘起
薬品などを用いる人工的変異手段で変異し得るものであ
り、このような変異株であっても3−メトキシトロポロ
ンの生産能をもつ株はすべて本発明において使用できる
ものである。
本発明の培養においては通常の放線菌の培養法が一般に
用いられる。
用いられる。
培養のための栄養源としてはいろいろのものが用いられ
る。
る。
炭素源としてはブドウ糖、殿粉、グリセリン、マンノー
ス、フラクトース、イノシトール、シュークロース、糖
密などが単独または組み合わせて用いられる。
ス、フラクトース、イノシトール、シュークロース、糖
密などが単独または組み合わせて用いられる。
さらに、菌の資化性によっては炭化水素、アルコール類
、有機酸なども用いうる。
、有機酸なども用いうる。
無機および有機窒素源としては塩化アンモン、硫酸アン
モン、尿素、硝酸アンモン、硝酸ソーダなどがまた天然
窒素源としてはペブトン、肉エキス、酵母エキス、乾燥
酵母、コーン・スチーブ・リカー、大豆粉、カザミノ酸
、ソリュブル・ベジタブル・プロテインなどが単独また
は組み合わせて用いられる。
モン、尿素、硝酸アンモン、硝酸ソーダなどがまた天然
窒素源としてはペブトン、肉エキス、酵母エキス、乾燥
酵母、コーン・スチーブ・リカー、大豆粉、カザミノ酸
、ソリュブル・ベジタブル・プロテインなどが単独また
は組み合わせて用いられる。
そのほか必要に応じて食塩、塩化カリ、炭酸カルシウム
、燐酸塩などの無機塩類を加えるほか、本菌の生育や3
−メトキシトロポロンの生産を促進する有機物や無機物
を適当に添加することができる。
、燐酸塩などの無機塩類を加えるほか、本菌の生育や3
−メトキシトロポロンの生産を促進する有機物や無機物
を適当に添加することができる。
培養法としては、液体培養法、とくに深部攪拌培養法が
もつとも適している。
もつとも適している。
培養温度は20〜40℃、pHは中性付近で培養を行う
ことが望ましい。
ことが望ましい。
液体培養で通常1日ないし5日間培養を行うと、3−メ
トキシトロポロンが培養液中に生成蓄積される。
トキシトロポロンが培養液中に生成蓄積される。
培養液中の生成量が最大に達したときに培養を停止し、
菌体を沢別して得られる培養液中より目的物を精製単離
する。
菌体を沢別して得られる培養液中より目的物を精製単離
する。
培養ろ液から3−メトキシトロポロンの精製単離には、
微生物代謝生産物を、その培養液から単離するためにふ
つう用いられる分離、精製の方法が利用される。
微生物代謝生産物を、その培養液から単離するためにふ
つう用いられる分離、精製の方法が利用される。
3−メトキシトロボロンは、アルコール類や酢酸エチル
などの有機溶媒に溶けるので、その性質を用いた方法で
採取することができる。
などの有機溶媒に溶けるので、その性質を用いた方法で
採取することができる。
すなわち、3−メトキシトロポロンの精製法としてはブ
タノールや酢酸エチルなどの非水溶性有機溶媒による抽
出法、あるいはアンバーライトXAD(ローム・アンド
・ハース会社製、米国)やダイヤイオンHP−10(三
菱化成社製)などの樹脂を用いた吸脱着法、シリカゲル
やセファデツクスLH−20、セファデイクスG−15
(ファーマシア・ファイン・ゲミカルズ・インコーポレ
ーション製、米国)などを用いたカラム・クロマトグラ
フイーなどの方法を適当に組合せて行なう精製法を挙げ
ることができる。
タノールや酢酸エチルなどの非水溶性有機溶媒による抽
出法、あるいはアンバーライトXAD(ローム・アンド
・ハース会社製、米国)やダイヤイオンHP−10(三
菱化成社製)などの樹脂を用いた吸脱着法、シリカゲル
やセファデツクスLH−20、セファデイクスG−15
(ファーマシア・ファイン・ゲミカルズ・インコーポレ
ーション製、米国)などを用いたカラム・クロマトグラ
フイーなどの方法を適当に組合せて行なう精製法を挙げ
ることができる。
例えば、培養f液をpH7付近に調整し、ダイヤイオン
UP−10を充填したカラムに通塔する。
UP−10を充填したカラムに通塔する。
3−メトキシトロポロンはダイヤイオンHP−10に吸
着するので水洗した後、80%メタノール水溶液で溶出
する。
着するので水洗した後、80%メタノール水溶液で溶出
する。
溶出された3−メトキシトロポロン区分を濃縮し、メタ
ノールを除去した後、濃縮液を鉱酸でpH2に調整し、
酢酸エチルで抽出する。
ノールを除去した後、濃縮液を鉱酸でpH2に調整し、
酢酸エチルで抽出する。
酢酸エチル層を濃縮乾固することにより3−メトキシト
ロポロンの粗粉末を得る。
ロポロンの粗粉末を得る。
この粗粉末をシリカゲルカラムにのせ、酢酸エチルで溶
出し、溶出してきた3−メトキシトロボロンの区分を減
圧下で濃縮し、冷室(0℃)に放置することにより3−
メトキシトロポロンの淡黄色の結晶を得ることができる
。
出し、溶出してきた3−メトキシトロボロンの区分を減
圧下で濃縮し、冷室(0℃)に放置することにより3−
メトキシトロポロンの淡黄色の結晶を得ることができる
。
得られた3−メトキシトロポロンの理化学的性状はつぎ
の通りで標品とよく一致した。
の通りで標品とよく一致した。
■ 淡黄色の針状結晶で113〜114℃に融点を示す
。
。
■ メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチル、
クロロホルム、四塩化炭素、水に可溶である。
クロロホルム、四塩化炭素、水に可溶である。
■ 呈色反応
塩化第二鉄反応が陽性で、ニンヒドリン反応が陰性であ
る。
る。
■ 紫外部吸収曲線は第1図に示す通りである。
メタノール溶液では246nm,325nmに吸収極太
を示し、269nmに肩を示す。
を示し、269nmに肩を示す。
0.1N塩酸メタノール溶液(3−メトキシトロポロン
をメタノールに溶解し、0.1N塩酸で酸性にしたもの
)では248nmおよび324nmに吸収極大を示す。
をメタノールに溶解し、0.1N塩酸で酸性にしたもの
)では248nmおよび324nmに吸収極大を示す。
0.1N苛性カリメタノール溶液(3−メトキシトロポ
ロンをメタノールに溶解し、0.1N苛性カリでアルカ
リ性にしたもの)では249nmおよび338nmに吸
収極大を示し、269nmに肩を示す。
ロンをメタノールに溶解し、0.1N苛性カリでアルカ
リ性にしたもの)では249nmおよび338nmに吸
収極大を示し、269nmに肩を示す。
■ 高分解能マススペクトルによる分子量は152.0
470(理論量:152.0473)である。
470(理論量:152.0473)である。
分子式:C8H8O3■ 赤外部スペクトラムは第2
図に示す通りである。
図に示す通りである。
吸収は3260、1598、1553、
1428、1260、1080、845および792c
m−1にある。
m−1にある。
■ 核磁気共鳴スペクトラム(溶媒:重クロロホルム)
δ4.03に3プロトンのシングレット
δ7.8〜6.7に4プロトンのマルチプレットδ8.
50に1プロトンのブロードなシングレット ■ 各種展開剤によるペーバークロマトグラフイーのR
f値は表1に示すとおりである。
50に1プロトンのブロードなシングレット ■ 各種展開剤によるペーバークロマトグラフイーのR
f値は表1に示すとおりである。
表1 上昇式ペーバークロマトグラフイ一つぎに3−メ
トキシトロポロンの各種微生物に対するpH7.0にお
ける抗菌スペクトルを表2に示す。
トキシトロポロンの各種微生物に対するpH7.0にお
ける抗菌スペクトルを表2に示す。
表2 寒天稀釈法による最少阻止濃度
3−メトキシトロポロンのマウスにおける急性毒性値(
LD50)は137.5mg/kg(i.v.)である
。
LD50)は137.5mg/kg(i.v.)である
。
以下、本発明の実施例を示す。
実施例 1
(A):種菌としてストレブトバーティシリウムハダノ
ネンセMK−100(微工研寄託受理番号第4025号
)を用い、第1種培地としてグルコース1g/dl可溶
性でんぷん1g/dl、酵母エキス0.1g/dl、ペ
プトン0.5g/dl、CaCO30.1g/dl(殺
菌前pH7.2)の培地を用いた。
ネンセMK−100(微工研寄託受理番号第4025号
)を用い、第1種培地としてグルコース1g/dl可溶
性でんぷん1g/dl、酵母エキス0.1g/dl、ペ
プトン0.5g/dl、CaCO30.1g/dl(殺
菌前pH7.2)の培地を用いた。
種菌1白金耳を250mlエルレン・マイヤーフラスコ
中30mlの上記第1種培地に植菌し、30゜Cで48
時間振盪培養した。
中30mlの上記第1種培地に植菌し、30゜Cで48
時間振盪培養した。
第1種培養液30mlを、2l−バツフルつきエルレン
・マイヤーフラスコ中に入った300mlの第2種培地
に植菌する。
・マイヤーフラスコ中に入った300mlの第2種培地
に植菌する。
第2種培地は第1種培地と同じ組成の培地を使用する。
第2種培養も30℃で48時間振盪培養を行う。
この第2種培養液1.54を30l−ステンレス製ジャ
ーファーメンター中の本培地15lに植菌する。
ーファーメンター中の本培地15lに植菌する。
この本培地の培地組成は、グルコース2g/dl、ピー
・ビ・ラレツクス(動物油:アデカファイン・ケミカル
社製)2g/dl大豆粕2g/dl、肉エキス0.5g
/dl,K2HPO40.05g/d4MgSO4・7
H20 0.05g/dl、KCl0.03g/dl、
CaCO30.3g/dl(殺菌前pH8.0)である
。
・ビ・ラレツクス(動物油:アデカファイン・ケミカル
社製)2g/dl大豆粕2g/dl、肉エキス0.5g
/dl,K2HPO40.05g/d4MgSO4・7
H20 0.05g/dl、KCl0.03g/dl、
CaCO30.3g/dl(殺菌前pH8.0)である
。
このジャーファーメンター培養は30゜Cで60時間通
気攪拌方式(回転数300rpm.通気量15l/mi
n)により行う。
気攪拌方式(回転数300rpm.通気量15l/mi
n)により行う。
その結果培養液中には約100γ/mlの3−メトキシ
トロポロンが蓄積する。
トロポロンが蓄積する。
(B):(A)で得られた培養液を塩酸でpH7.0に
調整し、800gのP過助剤ラジオライトNo.600
(昭和化学工業社製)を加え、減圧下で沢過し、15l
のろ液を得る。
調整し、800gのP過助剤ラジオライトNo.600
(昭和化学工業社製)を加え、減圧下で沢過し、15l
のろ液を得る。
このろ液を1lのダイヤイオンHP−10(三菱化成社
製)を充填したカラムに通塔する。
製)を充填したカラムに通塔する。
3−メトキシトロポロンはこの樹脂に吸着し、水洗の後
、8.0%メタノール水溶液により溶出される。
、8.0%メタノール水溶液により溶出される。
この方法で3lの3−メトキシトロポロン活性区分が得
られ、3−メトキシトロポロンは300γ/mlの割合
で含まれていた。
られ、3−メトキシトロポロンは300γ/mlの割合
で含まれていた。
(C):(B)で得られた活性区分を減圧下で300m
lにまで濃縮し、濃縮液のpHを塩酸で2.0に調整し
、100mlの酢酸エチルで3回抽出する。
lにまで濃縮し、濃縮液のpHを塩酸で2.0に調整し
、100mlの酢酸エチルで3回抽出する。
3−メトキシトロポロンは酢酸エチル層に転溶する。
この酢酸エチル層を減圧下で濃縮乾固し、純度約30%
の粗粉末約1.8gを得た。
の粗粉末約1.8gを得た。
(D):(C)で得られた粗粉末を500mlのシリカ
ゲル力ラムにのせ、酢酸エチルで溶出し、得られた活性
区分を約1mlにまで濃縮し、1晩冷室(0’C)に放
置すると淡黄色の結晶を得る。
ゲル力ラムにのせ、酢酸エチルで溶出し、得られた活性
区分を約1mlにまで濃縮し、1晩冷室(0’C)に放
置すると淡黄色の結晶を得る。
この結晶をろ別し、四塩化炭素中で再結して、約150
−の3−メトキシトロポロンの淡黄色の結晶を得ること
ができる。
−の3−メトキシトロポロンの淡黄色の結晶を得ること
ができる。
第1図は、3−メトキシトロポロンの紫外部吸収スペク
トラムを示す。 実線はメタノール溶液、点線は0.1NHC1メタノー
ル溶液(3−メトキシトロポロンをメタノールに溶解し
、0.1NHClで酸性にしたもの)、破線は0.IN
KOHメタノール溶液(3−メトキシトロポロンをメタ
ノールに溶解し、o. INKOHでアルカリ性にした
もの)を使用した場合を示す。 第2図は3−メトキシトロボロンの赤外部吸収スペクト
ラムを示す。
トラムを示す。 実線はメタノール溶液、点線は0.1NHC1メタノー
ル溶液(3−メトキシトロポロンをメタノールに溶解し
、0.1NHClで酸性にしたもの)、破線は0.IN
KOHメタノール溶液(3−メトキシトロポロンをメタ
ノールに溶解し、o. INKOHでアルカリ性にした
もの)を使用した場合を示す。 第2図は3−メトキシトロボロンの赤外部吸収スペクト
ラムを示す。
Claims (1)
- 1 ストレプトバーティシリウム属に属する3一メトキ
シトロポロン生産菌を栄養培地に培養し、培養物から生
成蓄積した3−メトキシトロポロンを採取することを特
徴とする発酵法による3−メトキシトロポロンの製造法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52048518A JPS586473B2 (ja) | 1977-04-28 | 1977-04-28 | 3−メトキシトロポロンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52048518A JPS586473B2 (ja) | 1977-04-28 | 1977-04-28 | 3−メトキシトロポロンの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53136588A JPS53136588A (en) | 1978-11-29 |
| JPS586473B2 true JPS586473B2 (ja) | 1983-02-04 |
Family
ID=12805573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52048518A Expired JPS586473B2 (ja) | 1977-04-28 | 1977-04-28 | 3−メトキシトロポロンの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS586473B2 (ja) |
-
1977
- 1977-04-28 JP JP52048518A patent/JPS586473B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53136588A (en) | 1978-11-29 |
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