JPS589116B2 - ヒドロキシコレスタ−5,7↓−ジエン類の単離方法 - Google Patents

ヒドロキシコレスタ−5,7↓−ジエン類の単離方法

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JPS589116B2
JPS589116B2 JP53050147A JP5014778A JPS589116B2 JP S589116 B2 JPS589116 B2 JP S589116B2 JP 53050147 A JP53050147 A JP 53050147A JP 5014778 A JP5014778 A JP 5014778A JP S589116 B2 JPS589116 B2 JP S589116B2
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diene
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lower aliphatic
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西川修
石丸健二
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Teijin Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明ハヒドロキシコレスター5・7−ジエン類の単離
方法に関する。
更に詳しくは、ヒドロキシコレスター5・7−ジエン類
とヒドロキシコレスタ−4・6−ジエン類とを含む混合
物から、ヒドロキシビタミンD3に導き得る有用な中間
体であるヒドロキシコレスター5・7−ジエン類ヲ単離
する方法に関する。
従来、ヒドロキシコレスター5・7−ジエン類とヒドロ
キシコレスタ−4・6−ジエン類とを含む混合物より、
ヒドロキシコレスタ−5・7−ジエン類を分離する方法
としては、例えば、特開昭51−68559号に記載さ
れた方法が知られている。
この方法は、ヒドロキシコレスター5・7−ジエン類と
ヒドロキシコレスター4・6−ジエン類とを含む混合物
を、硝酸銀を含有したシリカゲルを吸着剤としたクロマ
トグラフイーに付すことにより、ヒドロキノコレスター
5・7−ジエン類を分離取得する方法である。
この方法は、他の公知方法例えば、ヒドロキシコレスタ
ー5・7−ジエン類とヒドロキシコレスター4・6−ジ
エン類との化学的性質の違いを利用して、先ず両者の混
合物を誘電率6以上の有機媒体と接触せしめて、該ヒド
ロキシコレスター4・6−ジエン類のみを相当するコレ
スター2・4・6−トリエンに変換し、次いで、ヒドロ
キシコレスター5・7−ジエン類とかくして生成した2
・4・6−トリエンとの溶解性または極性の相違を利用
して再結晶またはクロマトグラフイーにより、ヒドロキ
シコレスター5・7−ジエン類を分離する方法(特開昭
52−71457号公報等参照)と比較して、5・7−
ジエン類と4・6−ジエン類とを含む混合物を、そのま
ま分離操作に付す方法である点ですぐれていると云える
しかしながら、前記特開昭51−68559号に記載さ
れた方法は、硝酸銀を含有したシリカゲルという特殊な
吸着剤を用いる方法であり、また、よく知られたヒドロ
キシコレスト−5−エン類よりヒドロキシコレスター5
・7−ジエン類ヲ製造する方法において、わざわざ付け
られた1α−位および3β−位の水酸基の保護基を再度
除去して1α−位および3β−位が共に遊離水酸基とな
ったヒドロキノコレスター5・7−ジエンおよびヒドロ
キシコレスター4・6−ジエンに変換してクロマトグラ
フイーにかける必要があるなど、特に工業的に大量に製
造する場合の方法としては改良されるべき点もあり、未
だ十分満足のいく方法とは云い難い。
一方、1α・3β−ジアセトキシコレスト−5−エンを
、ブロム化剤としてジグロモジメチルヒダントインを用
いてブロム化し、1α・3β−ジアセトキン−7−ブロ
モコレステロールを得、次いで、その20mgをトリメ
チルホスファイトを用いる脱臭化水素反応に付し、得ら
れた反応混合物を、スケリソルブ−ジエチルエーテルに
よる中性アルミナを担体とするカラムクロマトグラフイ
ーに付すことにより、1α・3β−ジアセトキシコレス
タ−5・7−ジエンを600μg得る方法も知られてい
る。
(特開昭48−62750号公報参照)しかしながら、
この方法では収率が極端に低く、工業的製造法としては
改良さるべき点がある。
本発明者らは、かかる観点から、ヒドロキシコレスト−
5−エン類よりヒドロキシコレスター5・7−ジエン類
を製造する方法において、生成するコトカ避けられない
ヒドロキシコレスタ−4・6−ジエン類を分離除去して
、ヒドロキシコレスター5・7−ジエン類を単離する工
業的に有利な方法を見い出すべく鋭意研究した結果、ヒ
ドロキシ基の保護基としてビバロイル基またはエトキシ
カルボニル基を用い、且つ、溶媒として低級脂肪族アル
コールと低級脂肪族エーテルとの混合溶媒を用いる場合
には、簡単な再結晶操作によりヒドロキシコレスタ−5
・7−ジエン類とヒドロキシコレスタ−4・6−ジエン
類とを含む混合物より、ヒドロキシコレスター5・7−
ジエン類を高収率で単離しうろことを究明し、本発明に
到達したものである。
すなわち、本発明は 1.下記式〔I〕 〔式中、R1、R2はそれぞれ独立にピバロイル基また
はエトキシカルボニル基でアリ、R3、R4はそれぞれ
独立に水素原子、水酸基、ピバロイルオキシ基またはエ
トキシカルボニルオキシ基である。
〕で表わされるヒドロキシコレスター5・7−ジエン類
と、 下記式〔■〕、 〔式中、R1、R2、R3およびR4の定義は前記に同
じ〕 で表わされるヒドロキシコレスター4・6−ジエン類と
を含む混合物を、低級脂肪族アルコールと低級エーテル
との混合溶媒から再結晶することにより、上記式〔■〕
で表わされるヒドロキシコレスター5・7−ジエン類を
単離せしめることを特徴とする前記混合物からのヒドロ
キシコレスター5・7−ジエン類の単離方法である。
本発明において用いられる分離の対象物は、上記式〔I
〕で表わされるヒドロキシコレスター5・7−ジエン類
と上記式〔■〕で表わされるヒドロキシコレスタ−4・
6−ジエン類とを含む混合物である。
上記式〔■〕中、R1、R2はそれぞれ独立にビバロイ
ル基、またはエトキンカルボニル基であり、R3、R4
はそれぞれ独立に水素原子、水酸基、ビバロイルオキシ
基またはエトキシカルボニルオキシ基である。
すななち、上記式〔■〕で表わされるヒドロキンコレス
ター5・7−ジエン類の具体例としては、以下の如きも
のをあげることができる。
(100)1α・3β−ジピバロイルオキシコレスター
5・7−ジエン、 (102)1α・3β・24−トリピバロイルオキシコ
レスタ−5・7−ジエン、 (104)1α・3β・25−トリピバロイルオキシコ
レスタ−5・7−ジエン、 (106)1α・3β・24・25−テトラビバロイル
オキシコレスター5・7−ジエン、 (108)1α・3β−ジエトキシカルボニルオキシコ
レスタ−5・7−ジエン、 (110)1α・3β・24−トリエトキシカルボニル
オキシコレスター5・7−ジエン、 (112)1α・3β・25−トリエトキシカルボニル
オキシコレスタ−5・7−ジエン、 (114)1α・3β・24・25−テトラエトキシカ
ルボニルオキシコレスタ−5・7−ジエン、(116)
3β−エトキシカルボニルオキシ−1α−ピバロイルオ
キシコレスタ−5・7−ジエン、(118)1α−エト
キシカルボニルオキシ−3β−ピバロイルオキシコレス
タ−5・7−ジエン、(120)3β−エトキンカルボ
ニルオキシ−1α・24−ジピバロイルオキシコレスタ
−5・7ジエン、 (122)24−ヒドロキシ−1α・3β−ジピバロイ
ルオキシコレスタ−5・7−ジエン、(124)24−
ヒドロキシ−1α・3β−ジエトキシカルボニルオキシ
コレスタ−5・7−ジエン、 (126)24−ヒドロキン−1α・3β・25−トリ
ピバロイルオキシコレスタ−5・7−ジエン、 (128)24−ヒドロキン−1α・3β・25−トリ
エトキシカルボニルオキシコレスタ−5・7−ジエン、 また、上記式〔■〕で表わされるヒドロキシコレスター
4・6−ジエン類の具体例としては、上記式〔■〕で表
わされる5・7−ジエン類に対応するそれぞれの化合物
があげられる。
本発明で用いられる上記ヒドロキシコレスター5・7−
ジエン類とヒドロキシコレスタ−4・6−ジエン類との
混合物とは、その化学構造において唯一二重結合の位置
のみが異なる5・7−ジエン類と4・6−ジエン類との
混合物を意味している。
しかして、かように本発明において用いられるヒドロキ
ンコレスター5・7−ジエン類とヒドロキシコレスター
4・6−ジエン類とを含む混合物は、ヒドロキシコレス
ト−5−エン類よりヒドロキシコレカルシフエロール類
を製造する一連の工程の中間反応生成物として生成する
ものである。
この一連の反応を反応式で示せば次の通りである。
上記反応式中R31およびR41はそれぞれ独立に水素
原子または水酸基であり、R1、R2、R3およびR4
の定義は上記に同じである。
遊離の水酸基を有するヒドロキシコレスト−5−エン類
を保護基導入して水酸基が保護されたヒドロキシコレス
ト−5−エン類を製造する反応は、例えば、遊離の水酸
基を有するヒドロキシコレスト−5−エン類をピバロイ
ルクロライドピバリン酸無水物もしくはエチルクロロホ
ルメートとピリジンの如き第3級アミン触媒の存在下に
反応せしめることにより容易に製造することができる。
反応は室温〜80℃で進行するが、ピバロイル化反応が
5〜6時間程度で終了するのに対し、エトキシカルボニ
ル化反応は、エチルクロロホルメートが低沸点であるこ
とに起因して注意して反応操作を行う必要があり、通常
20〜30時間かげて行うのが望ましい。
この保護基導入反応は比較的定量的に進行せしめること
が可能であるが、それでも若干量の触媒に用いたアミン
類あるいはハルツ等の不純物を含むことが普通であり、
そのまま次の反応の原料として用いる場合には、その後
の反応において収率低下の原因になる。
本発明者の研究によれば、特に保護基としてピバロイル
基を導入した場合には、得られたピバロイル保護ヒドロ
キシコレスト−5−エン類は、例えばメタノール、エタ
ノール等を再結晶溶媒として容易に結晶として再結精製
が可能であり、公知のアセチル保護ヒドロキシコレスト
−5−エン類が結晶として精製し難いのに比し、極めて
すぐれていることがわかった。
それ故、本発明は、かかる意味においても、ヒドロキシ
コレスト−5−エン類よりヒドロキシコレカルシフエロ
ール類を製造する工業的に有利な一連の反応を提供する
ものである。
もちろん、保護基導入試薬としてピバロイルクロライド
またはエチルクロロホルメートのいずれか一方のみを用
いた場合には、保護基としてピバロイル基またはエトキ
ンカルボニル基のいずれか一方の基のみが導入された保
護された水酸基を有するヒドロキシコレスト−5−エン
類が得られるが、ヒドロキノコレスト−5−エンの各水
酸基のわずかの反応性の差を利用して、両保護基導入試
薬を用い保護基としてピバロイル基とエチルオキンカル
ボニル基とを共に含む保護された水酸基を有するヒドロ
キシコレスト−5−エン類を製造することもできる。
例えば、1α・3β−ジヒドロキシコレスト−5−エン
を、先ず、エチルクロロホルメートで保護基導入して、
3β−エトキシカルボニルオキン−1α−ヒドロキシコ
レスト−5−エンとし、次いで、ピバロイルクロライド
でアシル化することにより、2つの水酸基が異なる保護
基により保護された3β−エトキシカルボニルオキシ−
1α−ピバロイルオキシコレスト−5−エンを製造する
ことができる。
かくして得られた、保護された水酸基を有するヒドロキ
シコレスト−5−エン類は次いで、ブロム化(Br化)
され、更に、脱臭化水素(脱HBr)されることにより
本発明の分離対象物を形成する。
ブロム化剤としては、アリル位ブロム化剤としてよく知
られている例えば、N−プロモサクシニイミド、1・3
−ジプロモ−5・5−ジメチルヒダントイン、N−プロ
モカプロラクタム等が好ましく用いられ、脱臭化水素剤
としては、例えば、トリメチルホスファイト、s−コリ
ジン、ジエチルアニリン等が好ましく用いられる。
反応溶媒としては、いずれの反応に対しても例えば、ヘ
キサン、ヘプタン、シクロヘキサン、リグロイン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、四塩化炭素、1・2−ジク
ロロエタン、1・2−ジブロモエタンの如き炭化水素又
はハロゲン化炭化水素等が好ましく用いられる。
ブロム化反応は、室温〜140℃で進行し、脱臭化水素
反応は60°〜250℃、好ましくは120〜180℃
で進行する。
これらの詳細な反応条件は、米国特許第4022891
号明細書に記載されている。
これらのブロム化反応および引き続いて行なわれる脱臭
化水素反応により得られた反応混合物は、上記式〔■〕
で表わされるヒドロキシコレスター5・7−ジエンおよ
び上記式〔■〕で表わされるヒドロキンコレスタ−4・
6−ジエンを含み上記式〔■〕で表わされるヒドロキシ
コレスタ−4・6−ジエンを含まない反応混合物を製造
することは、本発明者の研究によれば殆んど不可能に近
いと考えられる。
また、本発明者らの実験によれば、ブロム化反応を徹底
的に行おうとする場合には、7位のモノBr化成績体だ
けでなくジブロム化体などの副生成物が生成するため、
ブロム化反応を行う場合には、この反応の原科である保
護された水酸基を有するヒドロキシコレスト−5−エン
類が若干量残存する程度で反応を終了するのがよいこと
も確かめられた。
それ故、望ましい反応条件下においてブロム化をなされ
、脱臭化水素化反応をなされ得られた本発明の分離対象
物は、上記式〔■〕および〔■〕で表わされる5・7−
ジエン類および4・6−ジエン類の他に、保護された水
酸基を有するヒドロキシコレスト−5−エン類を含んで
いる。
もちろん、本発明はこのようなヒドロキシコレスト−5
−エン類を含んでいる分離対象物をも包含する。
さて、本発明は、上記式〔■〕で表わされるヒドロキシ
コレスター5・7−ジエン類と上記式〔■〕で表わされ
るヒドロキシコレスター4・6一ジエン類とを含む混合
物を、低級脂肪族アルコールおよび低級脂肪族エーテル
の混合溶媒中で再結せしめることにより行なわれる。
低級脂肪族アルコールとしては、例えば、メタノール、
エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノール
、n−ブタノール、メトキシエタノール、n−ヘキサノ
ール等を好ましいものとしてあげることができ、低級脂
肪族エーテルとしては、例えば、ジメチルエーテル、ジ
エチルエーテル、ジイソプロビルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、1・2−ジメトキシエタン等を
好ましいものとしてあげることができる。
本発明者の研究によれば、これらの混合溶媒のうち、低
級脂肪族アルコールとしては炭素数1〜4の脂肪族鎖状
アルコールが好ましく、また、低級脂肪族エーテルとし
ては炭素数2〜6の脂肪族鎖状エーテルまたは5〜6員
脂肪族環状エーテルが好ましいことがわかった。
これらの混合溶媒を用いる場合には、特に、分離し、単
離して得られる上記式〔■〕で表わされるヒドロキシコ
レスター5・7−ジエンの単離収率および純度がすぐれ
ている。
特に、メタノールとエチルエーテルの混合溶媒を用いた
場合には最良の結果が得られた。
本発明において、上記低級脂肪族アルコールと上記低級
脂肪族エーテルとの量割合は、分離対象物の骨格構造あ
るいは保護基の有無、種類等により若干好適な範囲に差
が見られるが、通常低級脂肪族エーテルよりも低級脂肪
族アルコールを多量に用いた混合溶媒が好ましく用いら
れ、特に低級脂肪族アルコール1重量部に対し低級脂肪
族エーテル約0.2〜0.05重量部の混合溶媒が好ま
しく用いられる。
用いる低級脂肪族アルコールと低級脂肪族エーテルとの
種類によっても、好適な量的範囲は異なるが、低級脂肪
族エーテルの併用は、分離対象物の溶解度を向上せしめ
、冷却にあたっては結晶の析出を緩慢にし不純物として
含まれるハルツ成分および4・6−ジエン体との分離を
良好にしていると考えられる点において共通しており、
実際の操作においてその量的割合を決めることはさして
困難なことではない。
本発明の分離操作は所定量の低級脂肪族エーテルに分離
対象物を加えて溶解し、次いで、所定量の低級脂肪族ア
ルコールを加えて若干の濁りを生じせしめ、その后、温
度を上げて再び全体が透明になるまで加熱し、次いで、
冷却する方法により行なうのがよい。
もちろん、予め所定量の低級脂肪族アルコールと所定量
の低級脂肪族エーテルとの混合溶媒を調製したのち、こ
れに分離対象物を加えて再結晶を行う通常の方法によっ
てもよい。
本発明における分離対象物は、前記の通り上記式〔■〕
で表わされるヒドロキシコレスター5・7−ジエン類と
上記式〔■〕で表わされるヒドロキシコレスタ−4・6
−ジエン類とを含む混合物であるが、これらはいずれも
1α−位および3β−位に保護された水酸基を有する点
において共通しており、側鎖に水酸基または保護された
水酸基を有するものと有さないものとを含んでいる点に
おいて異っている。
分離の対象物として見るならば、これらの共通した構造
の内で、側鎖に水酸基または保護された水酸基を有する
ものと有されないものとは、なお共通しており、本発明
の方法により分離することができる。
そして、本発明の最も好ましい態様は、前記した反応に
より、相当するヒドロキシコレスト−5−エン類より最
も好ましい条件下において製造された本発明の分離対象
物に対して適用されるものである。
かかる意味から、本発明の最も好ましい態様は、上記式
〔I〕で表わされるヒドロキシコレスター5・7−ジエ
ン類1重量部に対し上記式〔■〕で表わされるヒドロキ
シコレスタ−4・6−ジエン類約0.03〜4重量部、
特に好ましくは0.1〜1重量部を含む混合物をメタノ
ールまたはエタノールとジエチルエーテルとの混合溶媒
から1回もしくは必要により複数回数の再結晶をせしめ
ることにより、上記式〔■〕で表わされるヒドロキシコ
レスター5・7−ジエン類を単離せしめる方法である。
かくして単離精製して得られた上記式〔■〕で表わされ
る1α位および3β位の水酸基がピバロイル基またはエ
トキシカルボニル基により保護さレタヒドロキシコレス
タ−5・7−ジエン類はいずれも新規化合物であり、前
記した反応式に従って、有用ナヒドロキシコレカルシフ
エロール類に導くことができる。
1α−ヒドロキシコレカルシフエロール、1α24−ジ
ヒドロキシコレカルシフエロール、1α25−ジヒドロ
キシコレカルシフエロール、更には1α・24・25−
トリヒドロキシコレカルシフエロールは、いずれも活性
型ビタミンD3として知られている化合物であり、例え
ばくる病、骨軟化症のような疾病の治療ないしは予防に
有用であることが知られている。
本発明は、既に前記したAり、ヒドロキシコレスト−5
−エン類よりかかる有用な活性型ビタミンD3を製造す
る一連の工程において、一連の工程の中途で生成し、そ
の後の反応に極めて不利な影響を及ぼすヒドロキシコレ
スター4・6−ジエン類を分離除去し、活性型ビタミン
D3を製造する工業的に有利な一連の工程の1つを構成
するものであり、その工業的意味は大きい。
以下、実施例をあげ本発明を詳述する。
実施例1 (1)1α・3β−ジピバロイルオキシコレスト−5−
エンの合成; 1α・3β−ジヒドロキシコレスト−5−エン2.01
g(5mmol)をピリジン(NaOHで乾燥)10m
l加え、窒素雰囲気下に攪拌して溶解し、次いで、氷冷
下にピバロイルクロライド3.02gを加え1時間攪拌
した。
更にピバロイルクロライド3.01gを加え、添加後8
0℃に加熱し5時間攪拌した。
得られた反応混合物を氷水30ml中に注ぎ、酢酸によ
りpHを5に調節し、次いで酢酸エチル50mlで抽出
を行なった。
酢酸エチル層を分離したのち、水相を再度新たな酢酸エ
チル30mlで抽出し、2つの酢酸エチル層を一諸にし
た。
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液次いで水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、減圧濃縮を行い、3.
9gの残渣(湿潤)を得た。
この残渣をシリカゲル54gを充填剤(充填溶剤、ベン
ゼン)とするカラムクロマトグラフイーにかげ(展開溶
剤、ベンゼン−酢酸エチル)、更に酢酸エチル1重量部
とメタノール30重量部との混合溶媒中で再結晶を行い
下記性状を示す1α・3β−ジピバロイルオキシコレス
ト−5−エン2.41g(収率85%)を得た。
融点:132.5〜133℃、 IR(KBr,cm−1):2960、2870、17
30、1480、1283、1160、NMR(CDC
l3、δ(ppm): 0.66(3H,s,C18CH3)、 0.86(6H,d、C−26・27−CH3)、1.
16(9H,s、C−3ピバロイル基CH3X3)、 1.21(9H,s、C−1ピバロイル基CH3×3)
、 4.88、5.00(2H,b,C−1・3−H)、5
.52(1H,b,C−6−H)、 (2)1α・3β−ジピバロイルオキシコレスター5・
7−ジエンの合成; 1α・3β−ジピバロイルオキシコレスト−5−エン5
70ml(1mmol)をn−ヘキサン(Na乾燥)7
.5mlに加え、95℃の水溶中で加熱し、攪拌下に1
・3−ジブロモ−5・5−ジメチルヒダントイン171
.6mg(0.6mmol)を加え赤外線照射下に15
分間攪拌した。
室温に放冷した後、析出物を濾過し、n−ヘキサンで洗
浄した。
濾液および洗液を40℃で減圧濃縮し、濃縮残渣を得た
キシレン(Na乾燥)3mlに溶解したS−コリジン2
. 5mlを170℃の溶で加熱し、攪拌下に上記濃縮
残渣(粗ブロム体)を3mlのキシレンに溶解した溶液
を滴下し、(滴下に用いた滴下ロートを更にキシレン1
.5mlで洗浄した)20分間加熱還流を行った。
室温に放冷後、析出物を濾別し、キシレンで洗浄した。
濾液および洗液を40℃で減圧下に濃縮し、濃縮残渣(
主成分、ジエン体)を得た。
このものを、酢酸エチル30mlに溶解し、1N−塩酸
10mlで2回洗浄した。
酢酸エチル層を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および
水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、
減圧濃縮し、粗濃縮残渣582mgを得た。
(3)1α・3β−ジピバロイルオキシコレスター5・
7−ジエンの単離; 上記(2)で得られた粗濃縮残渣(uvスペクトルによ
れば、5・7−ジエン体:4・6−ジエン体≒2:1で
あり、その他、僅かの5−エン体を含むことが別に確か
められた)の全量を、4mlのエーテルに溶解し、メタ
ノール20mlを添加後、80℃で30分間加熱還流し
た。
室温に放冷30分後、冷暗所(5℃)に1時間半放置し
た。
析出した針状晶を濾取し、−20℃の冷メタノールで洗
浄し、暗所で減圧乾燥し、無色針状晶の下記性状を示す
1α・3β−ジピバロイルオキシコレスター5・7−ジ
エン176mgを得た。
融点:161.5〜162℃(エーテル/メタノール再
結) IR(KBr,cm−1): 2960、2870、1730、1480、21285
、1165 NMR(CDCl3、δ(ppm)): 0.61(3H,s,C−18−CH3)、0.86(
6H,d,C−26・27−CH3)、1.16(9H
,s,C−3ピバロイル基CH3×3)、 1.22(9H,s,C−1ピバロイル基CH3×3)
、 4.92(2H,b, C−1・3−H)、5.36お
よび5.64(2H,b,C−6−HおよびC−7−H
)、 UV(エーテル)、λmax:263(7300)、2
72(10500)、282(11300)、294(
6700)nm、 (4)1α−ヒドロキシコレカルシフエロールの合成; 1α・3β−ジピパロイルオキシコレスター5・7−ジ
エン142mg(0.25mmol)を、ベンゼン(N
a乾燥)600mlに溶解し、アルゴンガスで30分間
脱気した。
氷水で冷却しつつ、アルゴンガスをバプリングさせ、2
00W水銀ランプで5分間光照射せしめた(この間、内
温は5℃から15℃に上昇した)。
得られた光照射液を40℃で減圧濃縮し、約100ml
まで濃縮した。
アルゴンガスで再び30分間脱気後、引き続きアルゴン
ガスで脱気しつつ攪拌下に80℃(バス温)に2時間半
加熱した。
得られた熱異性化混合物を、40℃で濃縮し、得られた
残渣をメタノール5mlに溶解せしめ、25%水酸化カ
リウムのメタノール溶液を1ml加えて、遮光下に60
℃(バス温)で3時間加熱攪拌を行い、ピバロイル基の
除去を行った。
得られた脱ピバロイル反応液な、冷水30mlに注加し
、エーテル30mlで3回抽出後、エーテル層を合せ飽
和食塩水10mlで2回洗浄後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥、濾過、濃縮を行い、濃縮残渣を得た。
得られた濃縮残渣を酢酸エチルに溶解し、2%硝酸銀−
アセトニトリル溶液で処理したシリカゲル薄層プレート
(20cm×20cm×0.5mm)2板にアプライし
、ベンゼン−アセトン(2:1)で展開分離し、酢酸エ
チル50mlで5回抽出し、粗1α−ヒドロキシコレカ
ルシフエロール18.5mgを得た。
この粗製品をシリカゲル薄層プレート(20cm×20
cm×0.5mm)1板で分離抽出後、n−ヘプタン0
.3mlで再結することにより、1α−ヒドロキシコレ
カルシフエロールの結晶を得た。
このものの性状は文献値とよい一致を見た。
実施例2 (1)1α・3β−ジエトキシカルボニルオキシコレス
タ−5・7−ジエンの合成; 1α・3β−ジエトキシカルボニルオキシコレスト−5
−エン163.8mg(0.3mmol)をn−ヘキサ
ン(Na乾燥)3mlに加え、95℃に加熱し、攪拌下
に1・3−ジプロモ−5・5−ジメチルヒダントイン5
1.5mg(0.18mmol)を加え、赤外線照射下
に15分間攪拌した。
室温に放冷後、析出物を濾別し、n−ヘキサンで洗浄し
た。
濾液および洗浄液を一諸にし、40℃で減圧濃縮し、濃
縮残渣(粗ブロム体)を得た。
キシレン1mlにS−コリジン0.75mlを溶解した
溶液を、170℃(バス温)に加熱し、攪拌下に上記粗
プロム体を1mlのキシレンに溶解した溶液を滴下し(
滴下ロートを更に0.25mlのキシレンで洗浄した)
、20分間加熱還流した。
室温に放冷後、析出物を濾別し、キシレンで洗浄し、濾
液および洗浄液を一諸にし40℃で減圧濃縮し、1α・
3β−ジエトキシカルボニルオキシコレスタ−5・7−
ジエンを含む残渣を得た。
この残渣を酢酸エチル10mlに溶解り1N−塩酸10
mlで2回抽出した。
分離した酢酸エチル層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
および水で順次洗浄した。
無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮し、粗1α・3β
−ジエトキシカルボニルオキシコレスタ−5・7−ジエ
ンを含む残渣180mgを得た。
(2)1α・3β−ジエトキシカルボニルオキシコレス
タ−5・7−ジエンの単離: 上記残渣(uVにより、1α・3β−ジエトキシカルボ
ニルオキシコレスタ−5・7−ジエン:1α・3β−ジ
エトキシカルボニルオキシコレスタ−4・6−ジエンキ
3:1であることがわかり、更に、1α・3β−ジエト
キシカルボニルオキシコレスト−5−エンを僅かに含ん
でいることが別に確かめられた)180mgを、1ml
のエーテルに溶解し、次いで、メタノール10ml加え
、80℃(バス温)で30分間加熱還流した。
室温に放冷30分後、冷暗所(5℃)に4時間放置した
析出した針状晶を濾取し、−20℃の冷メタノールで洗
浄し、暗所にて減圧乾燥し、下記性状を示す無色の針状
晶として1α・3β−ジエトキシカルボニルオキシコレ
スタ−5・7−ジエン66mgを得た。
融点(℃):141〜142.5(エーテル/メタノー
ル再結)、 IR(KBr,cm−1):2950、2860、17
40、1465、1370 NMR(CDCl3、δ(ppm)):0.62(3H
、s,C−18−CH3)、 0.86(6H,d,C−26・27−CH3)、1.
31(6H,t,C−1・3−エトキシカルボニル基C
H3×2)、 4.20(4H,q,C−1・3−エトキシカルボニル
基CH2×2)、 4.86(2H,b,C−1・3−H)、5.37およ
び5.67(2H,b,C−6−HおよびC−7−H)
、 UV(エタノール、λmax):263(6500)、
272(9300)、282(10000)、294(
6000)nm、 比較例1 (1)1α・3β−ジアセトキシコレスタ−5・7ージ
エンの合成: 1α・3β−ジアセトキシコレスト−5−エン972m
g(2mmol)を、15mlのn−ヘキサン(Na乾
燥)に溶解し、95℃(バス温)で攪拌下に1・3−ジ
ブロモ−5・5−ジメチルヒダントイン343mg(1
.2mmol)を加え、赤外線照射下に15分間攪拌し
た。
得られた反応混合物を室温に放冷後、析出物を濾別し、
n−ヘキサンで洗浄した。
濾液および洗浄液を一緒にし、40℃で減圧濃縮して残
渣(粗ブロム体)を得た。
キシレン6mlにS−コリジン5mlを溶解した溶液を
170℃(バス温)に加熱し、これに、攪拌下に上記粗
ブロム体をキシレン6mlに溶解した溶液を滴下し(滴
下ロートを更にキシレン3mlで洗浄した)、20分間
加熱還流した。
室温に放冷後、析出物戸別し、キシレンで洗浄し、濾液
および洗浄液を一緒にして40℃で減圧濃縮し、残直を
得た。
この残渣を酢酸エチル30mlに溶解し、1N−塩酸1
0mlで2回洗浄した。
分離した酢酸エチル層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
および水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウム乾燥、濾過
、減圧濃縮し、濃縮残渣908mgを得た。
(2)1α・3β−ジアセトキシコレスタ−5・7−ジ
エンの単離; 上記濃縮残渣(1α・3β−ジアセトキシコレスタ−5
・7−ジエン:1α・3β−ジアセトキシコレスタ−4
・6−ジエンキ2:1)908mgを、エーテルーメタ
ノール(1:10)に加熱溶解し、室温に30分間放冷
後、冷暗所(5℃)に14時間放置した。
析出したアメ状物質(非晶物質)をデカントし、冷メタ
ノールで洗浄した。
結晶として得ることはできなかった。
また,このアメ状物質の内の5・7−ジエン対4・6−
ジエンの組成比はほぼ2:1であり、再結晶の組成とほ
とんど変わらなかった。
参考例1 (1)1α・3β−ジアセトキシコレスタ−5・7ージ
エンの合成; 1α・3β−ジアセトキノコレスト−5−エン22.1
g(45.5mmol)を、550mlのn一ヘキサン
に溶解し、95℃(バス温)で攪拌下に1・3−ジブロ
モ−5・5−ジメチルヒダントイン7.1g(24.8
mmol)を加え、赤外線照射下に20分間攪拌した。
得られた反応混合物を室温に放冷後、析出物を濾別にn
−ヘキサンで洗浄した。
濾液および洗液を一緒にし、40℃で減圧濃縮して残渣
(粗ブロム体)を得た。
キシレン300mlにs−コリジン(114.4ml)
を溶解した溶液を170℃(バス温)に加熱し、これに
攪拌下に上記粗ブロム体をキシレン200mlに溶解し
た溶液を滴下し(滴下ロートを更にキシレン50mlで
洗浄した)25分間加熱還流した。
室温に放冷後、析出物を濾別することなしに60℃で減
圧濃縮した。
この残渣に150mlのジメチルホルムアミドを加えて
180℃(バス温)に加熱し、15分間攪拌した。
室温に放冷後、60℃で減圧濃縮した。
残渣にベンゼン500mlを加え析出物(主成分、S−
コリジン・HBr塩)を濾別し、濾液を減圧濃縮して、
1α・3β−ジアセトキシコレスタ−5・7−ジエン、
1α・3β−ジアセトキシコレスタ−5・7−ジェン、
1α・3β−ジアセトキシコレスタ−4・6−ジエン1
α・3β−ジアセトキシコレスト−5−エンおよび1α
−アセトキシコレスタ−2・4・6−トリエンを含む残
渣(5・7−ジエン体:4・6−ジエン体≒20:1)
を得た。
(2)1α・3β−ジアセトキシコレスタ−5・7,−
ジエンの単離; 200gのシリカゲルを充填剤としたカラムを調製し(
充填溶媒、ベンゼン)、展開溶媒としてベンゼンー酢酸
エチルを用い上記残渣をクロマトグラフイーにかげた。
主成分として、1α・3β−ジアセトキシコレスタ−5
・7−ジエン、1α・3β−ジアセトキシコレスタ−4
・6−ジエンおよび1α・3β−ジアセトキシコレスト
−5−エンを含む15.5gの取得物を得た。
このものを、更に、エタノール100mlに50℃(バ
ス温)で加熱溶解し、冷暗所に24時間放置した。
析出物を濾別後、冷エタノールで洗浄した。
融点113〜115℃(エタノール)を示す1α・3β
−ジアセトキシコレスタ−5・7ージエン7.6gが得
られた。
参考例2 1α・3β−ジピバロイルオキシコレスト−5−エン7
0mg(1mmol)、1・3−ジプロモ−5・5−ジ
メチルヒダントイン157mg(0.55mmol)、
n−ヘキサン12.1ml,s−コリジン2.52ml
およびキシレン13.9mlを用い、実施例1の方法と
同様にして、ブロム化、脱臭化水素反応までを行った。
得られた脱臭化水素反応混合物を室温に放冷後、60℃
で減圧濃縮した。
得られた残渣にジメチルホルムアミド4.86mlを加
えて溶解し、その後180℃(バス温)で15分間攪拌
した。
反応液を60℃で減圧濃縮後、ベンゼンに溶解し不溶物
を濾別後、10gのシリカゲルにてカラムクロマト精製
を行った。
得られた粗生成物465mgは、1α・3β−ジピバロ
イルオキシコレスタ−5・7−ジエン:1α・3β−ジ
ピバロイルオキシコレスタ−4・6−ジェンキ4:1の
ものであり、ジメチルホルムアミド処理前の上記残渣の
同比率が約2:1であったことから保護基がピバロイル
基の場合には、保護基がアセチル基の場合(参考例1参
照)に比較してジメチルホルムアミドによる4・6−ジ
エン体の2・4・6一トリエン体への変換効率が低いこ
とがわかった。
実施例3 (1)1α・3β.24(R)−トリエトキシカルボニ
ルオキシコレスト−5−エンの合成; 1α・3β・24(R)−トリヒドロキシコレスト−5
−エン3.63grと4−ジメチルアミノピリジン6.
25grを塩化メチレン40mlに加え、窒素雰囲気下
に攪拌して溶解し、次いで、氷冷下にクロル炭酸エチル
24.75mlに滴下した。
滴下後、バス温60℃で加熱し27時間攪拌した。
得られた反応混合物を氷水中に注ぎ塩化メチレンで抽出
を行った。
塩化メチレン抽出液を2N−塩酸、次いで飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、濾過、減圧濃縮を行い、4.98gr
の残渣を得た。
この残渣をメタノール10ml中で再結晶を行い、1α
・3β・24(R)−トリエトキシカルボニルオキシコ
レスト−5−エンの結晶3.64grを得た。
(2)1α・3β・24(R)−トリエトキシカルボニ
ルオキシコレスタ−5・7−ジエンの合成;1α・3β
・24(R)−トリエトキシカルボニルオキシコレスト
−5−エン3.49gr(5.5mmol)をn−ヘキ
サン(Na乾燥)58mlに加え、95℃の油浴中で加
熱し、攪拌下に1・3−ジブロモ−5・5−ジメチルヒ
ダントイン998mg(3.3mmol)を加え赤外線
照射下に15分間攪拌した。
室温に改冷した後、析出物を濾過し、n−ヘキサンで洗
浄した。
濾液および洗液を40℃で減圧濃縮し、濃縮残渣を得た
キシレン(Na乾燥)19mlに溶解したS−コリジン
14.5mlを170℃の油浴中で加熱し、攪拌下に上
記濃縮残渣(粗ブロム体)をキシレンに溶解した溶液を
滴下し(滴下に用いた滴下ロートを更にキシレンで洗浄
した)20分間加熱還流を行った。
室温に放冷後、析出物を濾別し、キシレンで洗浄した。
濾液および洗液を40℃で減圧下に濃縮し、濃縮残渣(
主成分、ジエン体)を得た。
このものを、酢酸エチル200mlに溶解し1N−塩酸
100mlで3回洗浄した。
酢酸エチル層を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および
水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、
減圧濃縮し、粗濃縮残渣3.68grを得た。
(3)1α・3β・24(R)−トリエトキシカルボニ
ルオキシコレスタ−5・7−ジエンの単離;上記(2)
で得られた粗濃縮残渣の全量をメタノール7mlと、エ
ーテル1mlの混合溶液中に溶解させ冷暗所(5℃)に
放置した。
析出した結晶(1.95gr)を濾取し、更にメタノー
ル13ml中、70℃で30分間加熱還流し、溶解した
室温に放冷30分後、冷暗所(5℃)に1時間半放置し
た。
析出した針状晶を濾取し、−20℃の冷メタノールで洗
浄し、暗所で減圧乾燥し、無色針状晶の下記性状を示す
、1α・3β・24(R)−トリエトキシカルボニルオ
キシコレスタ−5・7−ジエン1.69grを得た。
融点;116〜7℃(メタノール) U.V.(エタノール、λmaX); 262(8110)、271(11410)、281(
12130)、293(7200)N.M.R(CDC
l3、δ(ppm)):0.62(3H,S.C−18
−CH3)1.31(9H,t,C−1・3・24−エ
トキシカルボニル基CH3×3) 4.18(6H、q,C−1・3・24−エトキシカル
ボニル基CH3×3) 4.50(1H,bm,C−24−H) 4.80(2H,bm,C−1・3−H×2)5.35
および5.65(2H,bm,C−6−HおよびC−7
−H) 参考例3 (1)1α・3β・24(R)−ト!Jアセトキシコレ
スタ−5・7−ジエンの合成 1α・3β・24(R)−トリアセトキシコレスト−5
−エン4.7gr(8.63mmol)を69mlのn
−ヘキサンに溶解し、95℃(バス温)で攪拌下に1・
3−ジプロモ−5・5−ジメチルヒダントイン1.36
gr(4.74mmol)を加え、赤外線照射下に15
分間攪拌した。
得られた反応混合物を室温に放冷後、析出物を濾別後n
−へキサンで洗浄した。
濾液および溶液を一緒にし、40℃で減圧濃縮して残渣
(粗ブロム体)を得た。
キシレン43mlにS−コリジン13mlを溶解した溶
液を170℃(バス温)に加熱し、これに攪拌下に上記
粗ブロム体をキシレン44mlに溶解した溶液を滴下し
(滴下ロートを更にキシレン5mlで洗浄した)25分
間加熱還流した。
室温に放冷後、析出物を濾別することなしに60℃で減
圧濃縮した。
この残渣にジメチルホルムアミドを加えて175℃(バ
ス温)に加熱し、25分間攪拌した。
室温に放冷後、60℃で減圧濃縮し、1α・3β・24
(R)−トリアセトキシコレスタ−5・7−ジエンを含
む混合物を得た。
(2)1α・3β・24(R)−トリヒドロキシコレス
ター5・7−ジエンの合成 上記(1)で得られた混合物をメタノール43mlとベ
ンゼン43mlの混合溶液に溶解した。
得られた混合溶液に2N−水酸化カリウム−メタノール
溶液129.5ml加えて60℃(バス温)に加熱し、
1時間半攪拌した。
反応終了後、反応液に適量の水を加え酢酸エチル抽出し
た。
酢酸エチル抽出液を1N−塩酸、次いで水で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濃縮することによ
り、1α・3β・24(R)−トリヒドロキシコレスタ
ー5・7−ジエンおよび1α・3β・24(R)−トリ
ヒドロキンコレスター4・6−ジエンを含む(5・7−
ジエン体:4・6一ジエン体≒3.3=1)混合物Og
rを得た。
(3)1α・3β・24(R)一トリヒドロキシコレス
ター5・7−ジエンの単離 シリカゲル薄層板(20cm×20cm×2mm)20
枚に、展開溶媒としてベンゼン−アセトンを用い、上記
(2)で得られた混合物をクロマトグラフイーにかげた
主成分として、1α・3β・24(R)−トリヒドロキ
シコレスター5・7−ジエン、1α・3β・24(R)
一トリヒドロキシコレスター4・6−ジエンおよび1α
・3β・24(R)−トリヒドロキシコレスト−5−エ
ンを含む1.83grの取得物を得た。
このものを更に、2%硝酸銀−アセトニトリル溶液で処
理したシリカゲル薄層板(20cm×20cm×0.5
mm)76板に、展開溶媒としてクロロホルム−メタノ
ールを用いクロマトグラフイーで精製することにより、
1α・3β・24(R)−トリヒドロキシコレスター5
・7−ジエン1.1gr(30.6%)を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式〔■〕 〔式中、R1、R2はそれぞれ独立にピバロイル基また
    はエトキシカルボニル基であり、R3、R4はそれぞれ
    独立に水素原子、水酸基、ピバロイルオ、キン基または
    エトキシカルボニルオキシ基である。 〕で表わされるヒドロキシコレスタ−5・7−ジエン類
    と、 下記式〔■〕 〔式中R1、R2、R3およびR4の定義は前記に同じ
    〕で表わされるヒドロキシコレスター4・6−ジエン類
    とな含む混合物を、低級脂肪族アルコールと低級脂肪族
    エーテルとの混合溶媒から再結晶することにより、上記
    式〔■〕で表わされるヒドロキシコレスター5・7−ジ
    エン類ヲ単離せしめることを特徴とする前記混合物から
    のヒドロキシコレスター5・7−ジエン類の単離方法。 2 上記式〔I〕においてR3とR4のいずれかが水素
    原子であるヒドロキンコレスター5・7−ジエン類と上
    記式〔■〕においてR3とR4のいずれかが水素原子で
    あるヒドロキンコレスター4・6−ジエン類とを含む混
    合物を再結晶せしめることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項の記載によるヒドロキシコレスタ−5・7−ジエ
    ン類の単離方法。 3 上記式〔I〕において、R3およびR4が共に水素
    原子であるヒドロキシコレスター5・7−ジエン類と上
    記式〔■〕においてR3およびR4が共に水素原子であ
    るヒドロキシコレスタ−4・6−ジエン類とを含む混合
    物を再結晶せしめることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項の記載によるヒドロキシコレスタ−5・7−ジエン
    類の単離方法。 4 低級脂肪族アルコールが炭素数1〜4の脂肪族鎖状
    アルコールであり、低級脂肪族エーテルが炭素数2〜6
    の脂肪族鎖状エーテルもしくは5〜6員脂肪族環状エー
    テルである特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれかの
    記載によるヒドロキシコレスター5・7−ジエン類の単
    離方法。 5 低級脂肪族アルコールがメタノールであり、低級脂
    肪族エーテルがジエチルエーテルである特許請求の範囲
    第1項〜第4項のいずれかの記載によるヒドロキシコレ
    スタ−5・7−ジエン類の単離方法。 6 低級脂肪族アルコールが1重量部に対し、低級脂肪
    族環状エーテルが約0.2〜0.05重量部である混合
    溶媒を用いる特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか
    の記載によるヒドロキンコレスター5・7−ジエン類の
    単離方法。 7 上記式〔■〕で表わされるヒドロキシコレスター5
    ・7−ジエン類1重量部に対し上記式〔■〕で表わされ
    るヒドロキシコレスター4・6−ジエン類約0.03〜
    4重量部を含む混合物を、メタノールまたはエタノール
    とジエチルエーテルとの混合溶媒から必要により複数回
    数の再結晶をせしめることにより、上記式〔■〕で表わ
    されるヒドロキシコレスター5・7−ジエン類を単離せ
    しめることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第6項
    のいずれかの記載によるヒドロキシコレスター5・7−
    ジエン類の単離方法。 8 下記式〔■〕、 〔式中、R1、R2はそれぞれ独立にピバロイル基また
    はエトキシカルボニル基であり、R3、R4はそれぞれ
    独立に水素原子、水酸基、ピバロイルオキシ基またはエ
    トキシカルボニルオキシ基である。 〕で表わされるヒドロキシコレスタ−5・7−ジエン類
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