JPS5910840Y2 - 水平偏向励振回路 - Google Patents

水平偏向励振回路

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JPS5910840Y2
JPS5910840Y2 JP5456580U JP5456580U JPS5910840Y2 JP S5910840 Y2 JPS5910840 Y2 JP S5910840Y2 JP 5456580 U JP5456580 U JP 5456580U JP 5456580 U JP5456580 U JP 5456580U JP S5910840 Y2 JPS5910840 Y2 JP S5910840Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水平励振トランスを使用しないテレビジョン受
信機等の水平偏向励振回路に関するものである。
テレビジョン受像機等の画像表示機器の偏向方式はほと
んど電磁偏向に限られ、偏向コイルに鋸歯状波電流を流
すことにより動作する。
このため水平偏向回路としては、偏向コイルのインダク
タンスを利用してスイッチング方式により偏向コイルに
鋸歯状波電流を流すように構威されるものがほとんどで
ある。
すなわち水平同期がとられている水平発振回路からの水
平励振パルスを水平偏向励振回路に供給してパルス増幅
をして、水平出力トランジスタをオン・オフ駆動させる
ことにより、水平偏向コイルに鋸歯状波電流を流して水
平偏向動作を行わせる構戊となっている。
このような水平偏向回路において、水平偏向励振回路は
、パルス増幅をした励振パルスをドライブトランスを介
して水平出力トランジスタに加え、これを駆動する回路
方式が従来より広く使用されている。
この方式による水平偏向励振回路は回路構戊が比較的簡
単であるうえ、インピーダンスを任意に選んで゛水平出
力トランジスタの駆動条件をかなり望ましい状態に保つ
ことができるので、動作が確実で故障が少ないという利
点があり、広く採用されているものである。
しかしながら受像機の小形化やトランジスタ化、IC化
が進むにつれて、励振トランスによる価格の増加や重量
の増加、さらには基板実装上の難点などが問題視され、
水平出力トランジスタの駆動に大きな電力を必要としな
い小形受像機等を中心として励振トランスを使用しない
水平偏向励振回路が提案された。
第1図に、このような励振トランスを使用しない方式の
従来の水平偏向励振回路の一例を示す。
第1図の回路は、いわゆる抵抗ドライブ方式と呼ばれる
ものであり、図中1は水平励振トランジスタ9に所定量
のベース電流を供給するためのベース抵抗、2はトラン
ジスタ9のコレクタ抵抗であり、水平出力トランジスタ
10のベース電流を所定量に設定、供給するための抵抗
である。
3は結合コンデンサ、4はダイオードで、結合コンテ゛
ンサ3の放電経路を形或すると共に水平出力トランジス
タ10のベース・エミツタ間に加わる逆電圧に対する保
護を行うものである。
5はダンパーダイオード、6は共振コンデンサ、7は水
平偏向コイル、8はS字コンデンサで、画面の両端で偏
向電流の増加を抑えて画面の直線性を補正するほか、水
平出力回路の等価的な電源として動作をするものである
また、11はパルス電圧入力端子で水平同期のとれた方
形波パルス電圧を加える端子である。
また12は電源端子、13は水平出力端子で、図には省
略してあるがフライバックトランスの1次巻線を介して
電源に接続されている。
また14は直流電源で、水平出力トランジスタ10を駆
動するための電源である。
次に第1図の抵抗ドライブ方式による従来の水平偏向励
振回路の基本的動作について説明する。
パルス電圧入力端子11には、水平発振回路より水平同
期のとれた方形波パルス電圧が供給されている。
このパルス電圧は、くり返し周期がTの方形波電圧であ
り、第2図に示す期間T1に高い電圧レベルとなり、期
間T2に零電圧となる。
このため、水平励振トランジスタ9は、T1の期間は、
抵抗1を通してベース電流が供給されるのでオンの状態
になり、T2の期間はベース電流の供給を断たれるため
オフの状態となる。
すなわち、トランジスタ9は人カパルス電圧の電圧レベ
ル変化に従ってオン・オフを繰り返すスイッチング動作
を行う。
まずトランジスタ9がオフとなるT2の期間、電流電源
14からコレクタ抵抗2、結合コンデンサ3を介して水
平出力トランジスタ10のベースにはベース電流が流れ
、出力トランジスタ10はこの期間オンとなる。
このベース電流は結合コンデンサ3を充電しながら流れ
るため、この期間のベース電流波形は第2図bのT2期
間に示すようにわずかな減少傾向をもつ電流波形となる
このようにして、T2の期間に出力トランジスタ10が
オンになると、S字コンデンサ8より水平偏向コイル7
、水平出力トランジスタ10のコレクタ・エミツタ間を
通して水平偏向コイル7には時間の経過と共に直線的に
増加する偏向電流が供紹される。
次に、T1の期間に水平励振トランジスタ9がオンにな
ると、直流電源14から抵抗2を通して流れる電流は、
全てトランジスタ9のコレクタ・エミツタ間を通して流
れてしまう。
このため、出力トランジスタ10に対するベース電流の
供給が断たれる。
また結合コンデンサ3に充電されていた電荷がトランジ
スタ9のコレクタ・エミツタ間、ダイオード4を通して
放電し、出力トランジスタ10のベース・エミツタ間を
ダイオード4の順方向電圧だけ逆バイアスするため、出
力トランジスタ10はオフになろうとする。
しかしながら、前述のT2の期間、出力トランジスタ1
0にはオンになるために十分に大きなベース電流が供給
されているため、ベース内に蓄積された少数キャリアが
、第2図bに示すように、Tstg期間に逆方向ベース
電流として排除されるまでの間、出力トランジスタ10
はオン状態を継続し、この後、前述の理由によりオフ状
態となる。
出力トランジスタ10がオフになると、水平偏向コイル
7に流れていた偏向電流は共振コンデンサ6に流れ込み
、偏向コイル7のインダクタンスと共振コンデンサ6の
静電容量とで共振した余弦波状の共振電流となる。
(詳細には図示していないが、フライバックトランスの
1次巻線のインダクタンス、2次巻線の分布容量を1次
側に変換した静電容量などを含む共振となる。
)この共振電流は、余弦波状の電流であるためh周期に
て電流の方向が逆になり、さらに易周期にて逆方向の最
大電流となり、さらに共振を継続しようとするところで
ダンパーダイオード5がオンになり、共振が停止する。
それ故に、水平出力端子13には、第2図aに示すよう
なフライバックパルス■が生じる。
また、水平偏向コイル7を流れる電流は、水平出力トラ
ンジスタ10がオンに状態変化するまでの期間はダンパ
ーダイオード5に流れ、この期間以降はダンパーダイオ
ード5と水平出力トランジスタ10とに分流して流れ、
さらには出力トランジスタ10のみに流れ、時間の経過
と共に直線的に増加する電流となって周知の水平偏向動
作が行なわれる。
以上に述べたように、第1図に示す抵抗ドライブ方式に
よる従来の水平偏向励振回路の動作は、水平励振トラン
ジスタ9がオフである間に抵抗2を介して水平出力トラ
ンジスタ10にベース電流を供給し、励振トランジスタ
9がオンになっている間に、結合コンデンサ3の電荷を
ダイオード4を通して放電することにより、水平出力ト
ランジスタ10を逆バイアスしてオフにするという、比
較的単純な動作および簡易な回路構戊により所望の水平
偏向動作が行える長所がある。
しかしながら、その反面、励振トランジスタとしては最
大許容コレクタ電流の大きなトランジスタが必要であり
、さらに期間T1中に偏向電流の一部であるスパイク状
の電流が水平励振トランジスタに流れ、このスパイク状
電流の高調波戒分が受像機に妨害を与えるという欠点が
ある。
以下この理由を第1図および第2図を用いて説明する。
第2図は第1図の従来の水平偏向励振回路の各部の動作
波形を示すもので、aは水平出力端子13に生じる電圧
■、bは水平出力トランジスタ10のベース電流iB,
Cは励振トランジスタ9のコレクタ電流icをそれぞれ
示す。
同図の期間T1において、水平励振トランジスタ9はオ
ンとなるので゛、期間T2に出力トランジスタ10のベ
ース電流iBによって充電されていた結合コンデンサ3
は、トランジスタ9のコレクタ・エミツタ間およびダイ
オード4を通して放電する。
この放電経路には、放電電流の値を制限する素子が特に
設けられていないため、放電電流の最大値は、コレクタ
抵抗2と結合コンデンサ3の値が定まっていれば、励振
トランジスタ9のオン時のコレクタ・エミツタ間飽和抵
抗およびダイオード4の順方向抵抗によって定まる。
ここで、トランジスタ9のコレクタ・エミツタ間飽和抵
抗、ダイオード4の順方向抵抗は数オーム程度の低抵抗
である。
このため、コンテツサ3の放電電流は、期間T1の開始
時点で大きな値をとり、この後は徐々に減少する指数関
数的な電流となる。
期間T1における励振トランジスタ9のコレクタ電流i
cは、前述したコンデンサ3の放電電流に、直流電源1
4からコレクタ抵抗2を通して流れる電流、およびTs
tg期間の出力トランジスタ10のベース内少数キャリ
アを排除するための逆方向ベース電流を加えたものとな
る。
第2図Cの電流波形がこれをあらわしている。
以上の説明から明らかなように、トランジスタ9がオン
となる期間T1の開始時点においては、結合コンデンサ
3の放電電流の最大値以上の大きな電流が励振トランジ
スタ9に流れることになる。
したがって、この電流に対して十分安全に動作を行わせ
るためには、最大許容コレクタ電流の大きなトランジス
タを使用する必要がある。
このようなトランジスタは、形状が大きく、高価でもあ
るため、基板実装上の問題、価格の増加などの問題があ
る。
また第1図に示す従来の抵抗ドライブ方式の水平偏向励
振回路においては、第2図b,Cに示すように、同図a
のフライバックパルス電圧■の終了端に同期して、スパ
イク状のパルス電流が流れる。
以下、このスパイク状電流の発生機構について説明する
期間T1において水平出力I・ランジスタ10がオフに
なると、この時点から、偏向コイル7のインダクタンス
と共振コンデンサ6の静電容量とが共振して、この共振
回路には余弦波状の電流が流れる。
この共振電流は、本来は、水平出力端子13のフライバ
ックパルス電圧■がダンパーダイオード5の順方向電圧
V,分だけ負電圧になった時点で、同ダイオードがオン
することにより終了するべきものである。
しかし、実際には、ダンパーダイオー・ド5に順方向電
圧が加わってから電流が流れるまでに遅れ時間があるた
め、Vf分以上に端子13の電圧が下がった後にはじめ
てダンパーダイオード5がオンとなるように動作をする
ダンパーダイオードに使用するダイオードは大電流容量
のものであるため、一般に周波数特性が悪く、前述した
遅れ時間、すなわちダイオードのターンオン時間が比較
的長い。
一方、出力トランジスタ10のベース・エミツタ間に並
列に接続したダイオード4は、ダンパーダイオードに使
用するダイオードよりも小電流容量のダイオードである
ため、ダンパーダイオードよりターンオン時間が短いの
が一般的である。
また期間T1において、水平励振トランジスタ9はオン
状態にあるため、ダンパーダイオード5がオンする以前
に逆方向トランジスタとして電流を流し得る機能を有し
ている。
したがって、第1図の回路においては、偏向コイル7と
共振コンデンサ6を流れる余弦波状の共振電流が、易周
期をこえてTd1の時間経過した時点で、まずダイオー
ド4がオンする。
その結果、水平励振トランジスタ9が逆方向トランジス
タとして動作し、水平出力トランジスタ10のベース・
コレクタ間のダイオードがオーンとなり、共振動作をダ
ンピングして水平偏向電流を流す。
この後Td2の時間が経過したとき、ダンパーダイオー
ド5がオンして偏向電流を流すように動作が行われる。
ダンパーダイオード5がオンすると、この順方向電圧は
、ダイオード4と水平出力トランジスタ10のベース・
コレクタ間ダイオードの各順方向電圧の和、および励振
トランジスタ9のエミツタ・コレクタ電圧と結合コンデ
ンサ3の端子電圧、水平出力トランジスタ10のベース
・コレクタ間ダイオードの順方向電圧の和の、いずれの
電圧よりも小さくなる。
このため、偏向電流は全てダンパーダイオード5に流れ
、ダイオード4および励振トランジスタ9に流れる偏向
電流は零になる。
したがって、ダイオード4、水平励振トランジスタ9が
オンを開始してからダンパーダイオード5がオンするま
での間、水平出力トランジスタ10のベースには、第2
図bに示すような電流が流れ、励振トランジスタ9には
同図Cに示すようなスパイク状の電流が流れる。
また、出力トランジスタ10のベース・コレクタ間を流
れる順方向電流が零になると、この順方向電流によって
出力トランジスタ10のベース内に蓄積されていた少数
キャリアが、逆方向回復電流となって流れる。
このため、出力トランジスタ10のベース、ダイオード
4、励振トランジスタ9のコレクタには、前述したスパ
イク状電流と逆方向のスパイク状電流が流れる。
以上に述べたスパイク状電流は、電流値が大きく、しか
も電流の変化が急峻であるため、特に周波数特性の優れ
た励振トランジスタ9のエミツタ・コレクタ間を流れる
場合、高い周波数領域までにわたってスパイク状電流の
高調波戊分を輻射して高調波妨害を発生する。
また、水平出力トランジスタ10のベースに流れるスパ
イク状電流は、励振トランジスタ9とダイオード4のス
パイク状電流を加えたものであるため電流値が大きく、
同様に高調波妨害を発生しやすい。
この高調波妨害は、テレビジョン受像機においては受信
周波数帯にまで達するため、画面に縦線状の黒すじ妨害
となってあらわれる。
のみならず、その程度が大きい場合は、受像機のAGC
回路の動作に影響を与えて、弱電界入力信号時の受像機
の最大感度を低下させたり、中弱電界入力信号時にAG
C電圧を変動させて画面上に不要な濃淡縞を生じさせた
りする。
以上述べたように、第1図に示す従来の抵抗トライブ方
式の水平偏向励振回路は、回路構或が簡易であるという
長所がある反面、励振トランジスタがオンした場合のコ
レクタ電流の最大値が大きくなるので最大許容コレクタ
電流の大きなトランジスタが必要であり、形状の大きな
トランジスタを使用しなければならず、このために基板
に部品を高密度で実装するのに極めて不利であるばかり
でなく高価なトランジスタを使用するために価格的にも
不利であるという問題がある。
さらには、水平励振トランジスタおよび水平出力トラン
ジスタに大きなスパイク状の電流が流れるため、これに
よって高調波妨害を発生し、画面に不要な妨害症状を与
えるという欠点がある。
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点を除去し、簡
易な構戒で励振トランジスタのコレクタ電流の最大値を
小さくし、さらに励振トランジスタや水平出力トランジ
スタに流れるスパイク状電流を除去または軽減すること
により高調波妨害を除去して、小形で安価なトランジス
タを使用でき、しかも画面上に不要な高調波による妨害
を与えない水平偏向励振回路を提供することにある。
この目的を達或するために、本考案においては励振トラ
ンジスタのコレクタ電流となる結合コンデンサの放電電
流が流れる経路と、水平励振トランジスタに流れるスパ
イク状電流の経路の共通の経路にインピーダンス素子を
挿入して励振トランジスタのコレクタ電流の最大値を抑
制し、さらに励振トランジスタのスパイク状電流を抑制
し、同時に水平出力トランジスタのベース電流のスパイ
ク状電流を抑制して最大許容電流定格の小さなトランジ
スタを励振トランジスタとして使用できるようにすると
共に不要な高調波妨害を除去するように構威している。
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
第3図は本考案の一実施例による水平偏向励振回路の回
路結線図を示すものである。
尚、図中第1図と同一部分については同一符号を以って
示す。
第3図に示す考案の一実施例回路において、第1図示の
従米回路と異る点は、水平励振トランジスタ9のコレク
タに直列に電流制限用抵抗15を接続した点にある。
すなわち抵抗15の働きにより励振トランジスタ9のコ
レクタ電流の最大値およびスパイク状電流を抑制しよう
とするものである。
以下第3図の回路の動作につき説明を行う。
第3図の実施例回路の動作は、第1図に関して前述した
基本的動作とほぼ同じである。
すなわち、励振トランジスタ9がオフとなる期間T2に
、直流電源14から抵抗2、結合コンデンサ3を介して
、水平出力トランジスタ10のベースにベース電流を供
給し、この期間中出力トランジスタ10をオンとする。
次に、期間T2においてトランジスタ9がオンになると
、結合コンデンサ3に充電されている電荷を電流制限抵
抗15、励振トランジスタ9のコレクタ・エミツタ間お
よびダイオード4の経路を通して放電することにより、
水平出力トランジスタ10をオフにする動作を行う。
第1図の従来の回路においては、励振トランジスタ9が
オンになった場合に、結合コンデンサ3の放電による電
流は、特に電流を制限する素子を設けていなかったため
、トランジスタ9のコレクタ・エミツタ間飽和抵抗、ダ
イオード4の順方向抵抗によって定まる大きな電流とな
っていた。
しかしながら、第3図に示す実施例回路においては、こ
の放電電流は、抵抗15によって電流制限されるため期
間T1を通じてほぼ一定値の制限された電流が流れる。
このため励振トランジスタ9のコレクタ電流も、第4図
Cに示すごとく、値の制限された一定値に近い電流波形
となり、コレクタ電流波形の最大値を小さくできる。
それ故に、最大許容コレクタ電流の小さなトランジスタ
が使用可能となる。
次に、フライバックパルス■の終了端に同期して発生す
る励振トランジスタ9を流れるスパイク状電流の除去に
ついて説明をする。
このスパイク状電流の除去も、前記電流制限抵抗15の
働きによって行われるものである。
すなわち、水平偏向コイル7と共振コンデンサ6の共振
が麹周期を経過し、ダンパーダイオード5がオンとなる
よりも早く、励振トランジスタ9が逆トランジスタとし
て動作をする。
その結果、水平出力トランジスタ10のベース・コレク
タ間ダイオードがオンになって偏向電流を流そうとする
と、電流制限抵抗15に電圧降下を生ずる。
この電圧降下は、結合コンデンサ3、水平出力トランジ
スタ10のベース・コレクタ間を介してダンパーダイオ
ード5のカソードが負電圧となるように伝わる。
したがって、励振トランジスタ9にスパイク状の電流が
流れようとすると、ダンパーダイオード5がオンとなる
ように作用が働く。
ここで、抵抗15の値を適宜に選定して励振トランジス
タ9にスパイク状電流が流れようとしたとき、ダンパー
ダイオード5のターンオン時間を早めるに足る十分な電
圧降下が抵抗15に生ずるようにすれば、この結果とし
て励振トランジスタ9を流れようとするスパイク状のパ
ルス電流は、第4図Cに示すように大きく抑制または除
去されることになる。
また、本実施例においては、前述のように、電流制限抵
抗15の働きによって、結合コンデンサ3の放電電流が
ほぼ一定値に制限され、励振トランジスタ9のコレクタ
電流の最大値が小さくなるばかりで゛なく、同トランジ
スタ9がオンになった場合に直流電源14から抵抗2を
通して励振トランジスタ9に流れる電流も小さくなるた
め、励振トランジスタ9には最大許容コレクタ電流の小
さなトランジスタを使用することが可能となる。
尚、第3図に示した実施例回路においては、電流制限用
素子として抵抗を使用する例を示したが、電流制限用素
子としてはこれに限ることなくインダクタンス、インダ
クタンスと抵抗の直列回路、ダイオード(カソード例を
励振トランジスタ9のコレクタ側に接続する。
)、あるいはこれらを組み合わせたインピーダンス素子
等を用いても同様の効果を得ることができる。
また、インピーダンス素子の値を適宜に選定することに
より、水平励振トランジスタ9のコレクタ電流の最大値
および同トランジスタ9に流れようとするスパイク状電
流の値、さらには水平出力トランジスタ10のベースに
流れるスパイク状電流の値を任意に抑制することができ
る。
また、この抵抗15の挿入経路は水平励振トランジスタ
9のエミツタ電流経路でもなく、さらに水平出力トラン
ジスタ10のベース電流経路でもないので、この電流制
限用の抵抗15を接続したことによる副作用もなく、水
平励振トランジスタ9および水平出力トランジスタ10
のオン・オフ駆動条件は従来回路と同様に安定した条件
に保つことができる。
以上述べたように本考案によれば、励振トランジスタ9
のコレクタ電流となる結合コンデンサ3の放電電流が流
れる経路と、同トランジスタ9に流れるスパイク状電流
の共通経路にインピーダンス素子を挿入して励振トラン
ジスタ9のコレクタ電流の最大値およびスパイク状のパ
ルス電流を抑制したので、最大許容コレクタ電流の小さ
なトランジスタを励振トランジスタ9として使用できる
ようになり、部品の小形化が可能になって基板の高密度
化が可能になるばがってなく、スパイク状電流による高
調波妨害もなく、しかもIC化にも適した簡易で安価な
水平偏向励振回路を実現することができるなどの効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は励振トランスを使用しない従来の水平偏向励振
回路の回路結線図、第2図は第1図の回路の各部の動作
波形図、第3図は本考案の風実施例の回路結線図、第4
図は第3図の回路の各部の動作波形図である。 2・・・コレクタ抵抗、3・・・結合コンデンサ、4・
・・ダイオード、5・・・ダンパーダイオード、6・・
・共振コンデンサ、7・・・水平偏向コイル、9・・・
水平励振トランジスタ、10・・・水平出力トランジス
タ、12・・・電源端子、13・・・水平出力端子、1
4・・・直流電源、15・・・電流制限抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力励振パルスによりオン・オフする第1のトランジス
    タと、その出力に結合コンテ゛ンサを介して接続された
    水平出力トランジスタと、該結合コンデンサの放電電流
    を流すためのダイオードと、前記水平出力トランジスタ
    に前記結合コンテ゛ンサを介してベース電流を供給する
    ための抵抗および電源とを備えた水平偏向励振回路にお
    いて、第1のトランジスタおよび水平出力トランジスタ
    を共通エミツタ接続とし、前記抵抗と結合コンデンサの
    接続点にインピーダンス素子の一端を接続し、この他端
    を前記第1のトランジスタのコレクタに接続し、水平出
    力トランジスタのベース・エミツタ間に並列に、前記ダ
    イオードを、その導通方向が水平出力トランジスタのベ
    ース・エミツタ間導通方向と逆極性となるように接続し
    たことを特徴とする水平偏向励振回路。
JP5456580U 1980-04-23 1980-04-23 水平偏向励振回路 Expired JPS5910840Y2 (ja)

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