JPS5913952B2 - 表面硬化肉盛用被覆ア−ク溶接棒 - Google Patents
表面硬化肉盛用被覆ア−ク溶接棒Info
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- JPS5913952B2 JPS5913952B2 JP4721979A JP4721979A JPS5913952B2 JP S5913952 B2 JPS5913952 B2 JP S5913952B2 JP 4721979 A JP4721979 A JP 4721979A JP 4721979 A JP4721979 A JP 4721979A JP S5913952 B2 JPS5913952 B2 JP S5913952B2
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- welding
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、表面硬化肉盛用被覆アーク溶接棒に係り、特
に加工用金型のダイフェース面あるいはビード部肩R部
等のように加工時に接圧を受けて金型の摩耗や焼付き、
かじり傷等の発生が顕著な部分の肉盛溶接に使用して好
適な表面硬化肉盛用被覆アーク溶接棒に関するものであ
る。
に加工用金型のダイフェース面あるいはビード部肩R部
等のように加工時に接圧を受けて金型の摩耗や焼付き、
かじり傷等の発生が顕著な部分の肉盛溶接に使用して好
適な表面硬化肉盛用被覆アーク溶接棒に関するものであ
る。
たとえは、自動車製造時の代表的な量産工法であるプレ
ス加工は、低速で接触圧力の大きな塑性加工であるが、
加工時に発生する型の摩耗や型とパネルの焼付きあるい
はパネルのかじり傷等、製5 品の寸法精度や表面品質
を低下させ、その手直しには美大な工数が必要なため、
高能率な加工性、製品の均一性および材料の経済的使用
等の各種生産目標の向上を著しく妨げている。
ス加工は、低速で接触圧力の大きな塑性加工であるが、
加工時に発生する型の摩耗や型とパネルの焼付きあるい
はパネルのかじり傷等、製5 品の寸法精度や表面品質
を低下させ、その手直しには美大な工数が必要なため、
高能率な加工性、製品の均一性および材料の経済的使用
等の各種生産目標の向上を著しく妨げている。
一般に在来のプレス型用素材としては鋳鉄を使10用し
ているため、上記した弊害を除去するには耐摩耗性や耐
かじり性(耐焼付き性)の向上を目的として何らかの表
面処理を施すことが行われている。
ているため、上記した弊害を除去するには耐摩耗性や耐
かじり性(耐焼付き性)の向上を目的として何らかの表
面処理を施すことが行われている。
一例として、硬質Crメッキ処理のような被覆法がある
が、この方法では加工中に被覆層がは15く離しやすい
欠点がある。この欠点を防ぐため、溶接による表面被覆
法も採用され、各種の溶接材料が市販されているが、こ
れらはいずれもハードフエーシング材料と呼はれる鉄基
の表面硬化肉盛用溶接材料であり、鋳鉄素材への溶接施
工時に溶20接割れを発生し易く、かつプレス加工時に
はかじり傷の発生が顕著なため、潤滑剤無しでは使用で
きるものではなく、さらに、かじり傷の進展に伴なつて
肉盛溶接部位の摩耗も促進されるので極めて不十分なも
のであつた。25−方、鋳鉄素材への肉盛溶接住に比較
的優れた鋳鉄用溶接材料と称されているニッケル系溶接
材料もあり、この場合には前記したハードフエイシング
材料と違つて滑潤が完全でない場合でもかじり傷の発生
をほとんど伴なうことなく使用できる30が、反面、溶
接金属の硬さが低いため耐摩耗性に劣り、製品パネルに
しわを発生したり、寸法精度が低下したりし、型寿命が
短かく能率を低下させる欠点があつた。
が、この方法では加工中に被覆層がは15く離しやすい
欠点がある。この欠点を防ぐため、溶接による表面被覆
法も採用され、各種の溶接材料が市販されているが、こ
れらはいずれもハードフエーシング材料と呼はれる鉄基
の表面硬化肉盛用溶接材料であり、鋳鉄素材への溶接施
工時に溶20接割れを発生し易く、かつプレス加工時に
はかじり傷の発生が顕著なため、潤滑剤無しでは使用で
きるものではなく、さらに、かじり傷の進展に伴なつて
肉盛溶接部位の摩耗も促進されるので極めて不十分なも
のであつた。25−方、鋳鉄素材への肉盛溶接住に比較
的優れた鋳鉄用溶接材料と称されているニッケル系溶接
材料もあり、この場合には前記したハードフエイシング
材料と違つて滑潤が完全でない場合でもかじり傷の発生
をほとんど伴なうことなく使用できる30が、反面、溶
接金属の硬さが低いため耐摩耗性に劣り、製品パネルに
しわを発生したり、寸法精度が低下したりし、型寿命が
短かく能率を低下させる欠点があつた。
本発明の目的は、上述した従来の欠点を解消す35るこ
とにあり、特に、プレス型鋳鉄素材に容易に肉盛溶接が
可能であり、しかも優れた耐摩耗性を備えるはかりでな
く、潤滑剤なしでもかじり傷等を発生しない特件の溶着
金属を得ることができる表面硬化肉盛用被覆アーク溶接
棒を提供することにある。
とにあり、特に、プレス型鋳鉄素材に容易に肉盛溶接が
可能であり、しかも優れた耐摩耗性を備えるはかりでな
く、潤滑剤なしでもかじり傷等を発生しない特件の溶着
金属を得ることができる表面硬化肉盛用被覆アーク溶接
棒を提供することにある。
本発明の表面硬化肉盛用被覆アーク溶接棒は、Niもし
くはFe−Ni系心線に、合金剤としてSi:5〜13
%、B:1〜5%、Nb:0.4〜4%、C:1〜6%
を含みかつその他通常の炭酸塩、フツ化物等のアーク安
定剤、スラグ生成剤、ガス発生剤等からなる被覆剤を被
覆してなることを特徴としており、一実施態様において
は、溶接された溶着金属組成が、重量?で、Ni:40
%以上、Si:3〜8%、B:0,1〜0.5%、Nb
:0.3〜2%、C:0.2〜1.5%、残部Feおよ
び不可避的不純物からなることを特徴としている。
くはFe−Ni系心線に、合金剤としてSi:5〜13
%、B:1〜5%、Nb:0.4〜4%、C:1〜6%
を含みかつその他通常の炭酸塩、フツ化物等のアーク安
定剤、スラグ生成剤、ガス発生剤等からなる被覆剤を被
覆してなることを特徴としており、一実施態様において
は、溶接された溶着金属組成が、重量?で、Ni:40
%以上、Si:3〜8%、B:0,1〜0.5%、Nb
:0.3〜2%、C:0.2〜1.5%、残部Feおよ
び不可避的不純物からなることを特徴としている。
前述したような従来技術の欠点を解消すべく、本発明者
らが種々の試験および研究をした結果、被覆アーク溶接
によつて得られる溶着金属組成を、より望ましくは重量
?で、Si:3〜8%、B:0.1〜0.5%、Nb:
0.3〜2%、C:0.2〜1、5?、Ni4O%以上
および残部Feと少量の不可避的不純物とからなる組成
にすることによつて、優れた硬さと耐摩耗性を有する溶
着金属が得られるばかりでなく、この溶着金属を肉盛し
たプレス型と被加工材である鋼板とのすべり接触におい
て特に潤滑油を使用しなくとも焼付きに起因するかじり
傷を生じないことを確認した。したがつて、このような
溶着金属組成を得ることができるような表面硬化肉盛用
被覆アーク溶接棒を用いることによつて、前述のプレス
加工において要求される諸特件を具備し、さらにすぐれ
た耐摩耗件ならびに耐かじり性をも有する肉盛溶接部を
得ることができるようになる。
らが種々の試験および研究をした結果、被覆アーク溶接
によつて得られる溶着金属組成を、より望ましくは重量
?で、Si:3〜8%、B:0.1〜0.5%、Nb:
0.3〜2%、C:0.2〜1、5?、Ni4O%以上
および残部Feと少量の不可避的不純物とからなる組成
にすることによつて、優れた硬さと耐摩耗性を有する溶
着金属が得られるばかりでなく、この溶着金属を肉盛し
たプレス型と被加工材である鋼板とのすべり接触におい
て特に潤滑油を使用しなくとも焼付きに起因するかじり
傷を生じないことを確認した。したがつて、このような
溶着金属組成を得ることができるような表面硬化肉盛用
被覆アーク溶接棒を用いることによつて、前述のプレス
加工において要求される諸特件を具備し、さらにすぐれ
た耐摩耗件ならびに耐かじり性をも有する肉盛溶接部を
得ることができるようになる。
以下、上述した好ましい溶着金属組成範囲(重量%)の
限定理由を述べる。
限定理由を述べる。
まず、Niはプレス加工時の鋼板とのすべり接触におい
てその優れたすべり特件により焼付やかじり現象を起こ
させないために不可欠の元素であるが、溶着金属中で4
0%より少なくなるとかじり傷の発生が顕著となるため
40%以上必要である。
てその優れたすべり特件により焼付やかじり現象を起こ
させないために不可欠の元素であるが、溶着金属中で4
0%より少なくなるとかじり傷の発生が顕著となるため
40%以上必要である。
Siは主にNiやFeと化合物を形成して溶着金属の硬
さ向上に寄与する元素であるが、3%未満ではその効果
ははとんどなく耐摩耗件が不十分である。
さ向上に寄与する元素であるが、3%未満ではその効果
ははとんどなく耐摩耗件が不十分である。
一方、含有量が8%を越えると硬さはさらに上昇するも
のの、耐摩耗性に及ぼす効果は飛やく的に向上すること
はなく、逆に溶着金属が脆弱となり割れ発生の原因とも
なるため上限値を8%とするのが望ましい。Bは溶着金
属中で0.1%程度の含有量でも硬度を上昇させ、耐摩
耗性の向上に有効であり、その効果はCの存在により一
層顕著になる。
のの、耐摩耗性に及ぼす効果は飛やく的に向上すること
はなく、逆に溶着金属が脆弱となり割れ発生の原因とも
なるため上限値を8%とするのが望ましい。Bは溶着金
属中で0.1%程度の含有量でも硬度を上昇させ、耐摩
耗性の向上に有効であり、その効果はCの存在により一
層顕著になる。
しかしながら、含有量が0.5%を越えると、溶着金属
が脆弱となつて割れ発生の原因となると共に肉盛溶接後
の機械加工件が悪くなるため上限を0.5%とした。N
bは溶着金属組成を微細化させ、割れ感受性を著しく低
下させる。
が脆弱となつて割れ発生の原因となると共に肉盛溶接後
の機械加工件が悪くなるため上限を0.5%とした。N
bは溶着金属組成を微細化させ、割れ感受性を著しく低
下させる。
そしてその効果は含有量0.3%程度から顕著となるが
、2%を越えて含有するとN1やBとの化合物の生成が
多くなり、溶着金属の硬さもHv38Oを越えて脆弱と
なり、逆に割れ発生の原因ともなるので好ましくない。
Cはマトリツクス中に固溶しあるいはNbやBと結合し
て炭化物を生成して耐摩耗性向上に寄与する。この効果
は含有量0.2%程度より顕著となるが、1.5%を越
えて含有すると前記炭化物の生成量が多くなり、プレス
加工時に炭化物のエツジが被加工材であるパネル表面に
傷をつける弊害が発生するため、含有量を1.5%以下
とした。以上詳述したように、各合金元素は各々の含有
量の範囲内において溶着金属の硬さを上昇させ、プレス
加工時の型の摩耗や焼付きあるいはかじり傷の発生を防
止する機能を発揮する。そして、特にNbの添加は高硬
度の溶着金属組成物を被覆アーク溶接によつて型の任意
の場所に簡便にかつ溶接割れの発生もなく肉盛できるこ
とを可能にしている。そこで、上述した溶着金属組成を
得るための表面硬化肉盛用被覆アーク溶接棒において、
心線には95%以上のNiと不可避的不純物からなるい
わゆる純Nl心線あるいは50〜60%Niと残部Fe
および不可避的不純物からなるいわゆるFe−Ni心線
を用い、被覆剤には合金剤としてSi:5〜13%、B
:1〜5%、Nb:0.4〜4%、C:1〜6%を含み
その他通常の炭酸塩、フツ化物等のアーク安定剤、スラ
グ生成剤、ガス発生剤等からなるものを用いるのが望ま
しく、この被覆剤を心線に被覆する。
、2%を越えて含有するとN1やBとの化合物の生成が
多くなり、溶着金属の硬さもHv38Oを越えて脆弱と
なり、逆に割れ発生の原因ともなるので好ましくない。
Cはマトリツクス中に固溶しあるいはNbやBと結合し
て炭化物を生成して耐摩耗性向上に寄与する。この効果
は含有量0.2%程度より顕著となるが、1.5%を越
えて含有すると前記炭化物の生成量が多くなり、プレス
加工時に炭化物のエツジが被加工材であるパネル表面に
傷をつける弊害が発生するため、含有量を1.5%以下
とした。以上詳述したように、各合金元素は各々の含有
量の範囲内において溶着金属の硬さを上昇させ、プレス
加工時の型の摩耗や焼付きあるいはかじり傷の発生を防
止する機能を発揮する。そして、特にNbの添加は高硬
度の溶着金属組成物を被覆アーク溶接によつて型の任意
の場所に簡便にかつ溶接割れの発生もなく肉盛できるこ
とを可能にしている。そこで、上述した溶着金属組成を
得るための表面硬化肉盛用被覆アーク溶接棒において、
心線には95%以上のNiと不可避的不純物からなるい
わゆる純Nl心線あるいは50〜60%Niと残部Fe
および不可避的不純物からなるいわゆるFe−Ni心線
を用い、被覆剤には合金剤としてSi:5〜13%、B
:1〜5%、Nb:0.4〜4%、C:1〜6%を含み
その他通常の炭酸塩、フツ化物等のアーク安定剤、スラ
グ生成剤、ガス発生剤等からなるものを用いるのが望ま
しく、この被覆剤を心線に被覆する。
このとき、前記心線に対して被覆剤を被覆率が重量で3
0〜50%程度になるように被覆するのがよい。また、
上記被覆剤中の合金剤の添加量は、種々の実験の結果、
溶接中の歩留りを考慮しつつ前記した溶着金属組成が得
られるように決定したものであり、以下さらに詳しく説
明する。
0〜50%程度になるように被覆するのがよい。また、
上記被覆剤中の合金剤の添加量は、種々の実験の結果、
溶接中の歩留りを考慮しつつ前記した溶着金属組成が得
られるように決定したものであり、以下さらに詳しく説
明する。
まず、Slは被覆剤中に5%以上添加することにより、
溶着金属の硬さを上昇させて耐摩耗性向上に寄与する。
溶着金属の硬さを上昇させて耐摩耗性向上に寄与する。
また、Siを添加することにより溶融金属の湯流れ性が
良くなり、ビード外観が美麗となる。しかしながら、1
3%を越えると溶着金属が脆くなり、溶接割れを生じる
ので好ましくない。次に、BとNbは被覆剤中にそれぞ
れ1〜5%、0.4〜4%添加することにより前記した
溶着金属中の組成範囲が得られるもので、被覆剤中に前
記量以上添加すると溶接割れを生じるが、前記した範囲
内の添加量の場合には溶接作業件の点では特に悪影響は
認められない。
良くなり、ビード外観が美麗となる。しかしながら、1
3%を越えると溶着金属が脆くなり、溶接割れを生じる
ので好ましくない。次に、BとNbは被覆剤中にそれぞ
れ1〜5%、0.4〜4%添加することにより前記した
溶着金属中の組成範囲が得られるもので、被覆剤中に前
記量以上添加すると溶接割れを生じるが、前記した範囲
内の添加量の場合には溶接作業件の点では特に悪影響は
認められない。
Cは合金剤であると同時に強力な脱酸剤でもあり、1%
未満の添加ではブローホールやピツトの発生が著しく正
常な溶接ビードを得られなくなる。
未満の添加ではブローホールやピツトの発生が著しく正
常な溶接ビードを得られなくなる。
また、6%を越えて添加した場合にはB,Nb等との炭
化物生成が多くなり、溶着金属の耐かじり”件を低下さ
せると同時に溶接アークの吹付け力が弱くなり、溶融金
属の母材側への移行が不連続となり易く、その結果連続
した美しいビード外観が得られなくなると共に、スラグ
焼付を生じて溶接作業件を低下させるので好ましくない
。さらに、被覆剤中には上記した合金剤以外に、通常の
アーク安定剤、スラグ生成剤、ガス発生剤等の機能を有
する炭酸カルシウム、炭酸バリウム、螢石、マイカ等を
含んでいる。
化物生成が多くなり、溶着金属の耐かじり”件を低下さ
せると同時に溶接アークの吹付け力が弱くなり、溶融金
属の母材側への移行が不連続となり易く、その結果連続
した美しいビード外観が得られなくなると共に、スラグ
焼付を生じて溶接作業件を低下させるので好ましくない
。さらに、被覆剤中には上記した合金剤以外に、通常の
アーク安定剤、スラグ生成剤、ガス発生剤等の機能を有
する炭酸カルシウム、炭酸バリウム、螢石、マイカ等を
含んでいる。
このうちマイカは溶接棒心線に被覆剤を塗装する際の滑
剤として添加したものである。なお、上述の例ではNi
を除くSi,B,Nb,C等が全て被覆剤中から添加さ
れるようにしているが、心線中に一部合金化されていて
もその効果は変らない。
剤として添加したものである。なお、上述の例ではNi
を除くSi,B,Nb,C等が全て被覆剤中から添加さ
れるようにしているが、心線中に一部合金化されていて
もその効果は変らない。
ただ、心線中1こ添加すると、線材としての線引加工が
むつかしくなり、生産件が悪くなるおそれがあると共に
コスト的にも高くなる問題を生ずる。実施例 1 本発明による表面硬化肉盛用被覆アーク溶接棒および開
発途上で用いた参考被覆アーク溶接棒の被覆剤の配合比
率ならびに使用心線の化学組成をそれぞれ第1表および
第2表に示す。
むつかしくなり、生産件が悪くなるおそれがあると共に
コスト的にも高くなる問題を生ずる。実施例 1 本発明による表面硬化肉盛用被覆アーク溶接棒および開
発途上で用いた参考被覆アーク溶接棒の被覆剤の配合比
率ならびに使用心線の化学組成をそれぞれ第1表および
第2表に示す。
なお、第1表に示す被覆剤配合比率のうち、Feについ
てはSi,B,Nb等をフエロアロイの形で添加したた
めに含有される元素であり、溶着金属中のNi%が40
%を下まわらない範囲であれは本発明の機能を阻外する
ものではない。
てはSi,B,Nb等をフエロアロイの形で添加したた
めに含有される元素であり、溶着金属中のNi%が40
%を下まわらない範囲であれは本発明の機能を阻外する
ものではない。
そこで、第1表に示す被覆剤に適当量の水ガラスを添加
し、通常の手段により第2表に示す純Ni心線表面に前
記被覆剤を被覆して溶接棒を作成し、それぞれの溶接棒
を使用して交流電流95〜100Aで肉盛溶接をおこな
い、各性能を判定した。
し、通常の手段により第2表に示す純Ni心線表面に前
記被覆剤を被覆して溶接棒を作成し、それぞれの溶接棒
を使用して交流電流95〜100Aで肉盛溶接をおこな
い、各性能を判定した。
その結果を第3表、第4表に示す。なお、上表fこおい
て、◎は極めて良好、○は1△はやや不良、Xは不良で
あることを示す。
て、◎は極めて良好、○は1△はやや不良、Xは不良で
あることを示す。
第3表は上記溶接棒による溶着金属の化学組成を示し、
第4表は溶着金属の硬さ、溶接作業件、耐摩粍性、耐か
じり件等の各試験結果の判定を示したものである。
第4表は溶着金属の硬さ、溶接作業件、耐摩粍性、耐か
じり件等の各試験結果の判定を示したものである。
さらに、第3表、第4表には比較のために従来のNi系
およびFe系の市販の鋳鉄用肉盛溶接材料についても同
様に評価した。その結果本発明溶接棒によるものは参考
に示した溶接棒およびNi系やFe系の溶接材料に比較
して良好な結果を示している。特に第3表、第4表より
明らかな如く、Ni系溶接材料にSi,B,Nb等を添
加すること}こより、耐かじり件を損なうことなく耐摩
耗性を大1」に改善することが司能となつた。実施例
2 実施例1におけるNbの添加効果を更に明確にするため
、実施例1の第1表に示す溶接棒滝1の被覆剤配合比率
のものを基礎として、溶着金属中のNb含有量が溶着金
属硬さ及び溶接割れ発生におよぼす影響を調べた。
およびFe系の市販の鋳鉄用肉盛溶接材料についても同
様に評価した。その結果本発明溶接棒によるものは参考
に示した溶接棒およびNi系やFe系の溶接材料に比較
して良好な結果を示している。特に第3表、第4表より
明らかな如く、Ni系溶接材料にSi,B,Nb等を添
加すること}こより、耐かじり件を損なうことなく耐摩
耗性を大1」に改善することが司能となつた。実施例
2 実施例1におけるNbの添加効果を更に明確にするため
、実施例1の第1表に示す溶接棒滝1の被覆剤配合比率
のものを基礎として、溶着金属中のNb含有量が溶着金
属硬さ及び溶接割れ発生におよぼす影響を調べた。
すなわち、被覆剤中のSill%、B2%、C3%、マ
イカ5%は一定とし、Nb量はO、3〜5%の間で変化
させ、Nb添加量の変化に伴ない炭j酸塩、フツ化物等
の含有量を調整した。
イカ5%は一定とし、Nb量はO、3〜5%の間で変化
させ、Nb添加量の変化に伴ない炭j酸塩、フツ化物等
の含有量を調整した。
第5表に被覆剤中に添加したNb量、溶着金属中のNb
含有量、溶着金属硬さおよび溶接割れ発生の有無につい
てまとめて示す。第5表から明らかなように、溶着金属
中のNb含有量が0.3%未満の場合には、溶着金属の
硬さが比較的低いにもかかわらず、時々溶接割れを発生
するので好ましくない。
含有量、溶着金属硬さおよび溶接割れ発生の有無につい
てまとめて示す。第5表から明らかなように、溶着金属
中のNb含有量が0.3%未満の場合には、溶着金属の
硬さが比較的低いにもかかわらず、時々溶接割れを発生
するので好ましくない。
また、2%を越えて含有すると溶着金属の硬さがHv3
8Oを越えてしまい、溶着金属は脆弱となり溶接割れの
発生が顕著となる。そして、溶着金属中のNb含有量が
0.3〜2%の範囲内であれが溶接割れの発生もなく、
健全な溶接部を得ることができた。実施例 3 前述の実施例では溶接棒心線として純Ni線材を用いた
ものであり、鋳鉄に対する溶接作業件にすぐれ、得られ
た溶着金属の耐摩粍件、耐かじり件とも良好でとくにプ
レス型肉盛溶接材料として十分その機能を発揮するもの
である。
8Oを越えてしまい、溶着金属は脆弱となり溶接割れの
発生が顕著となる。そして、溶着金属中のNb含有量が
0.3〜2%の範囲内であれが溶接割れの発生もなく、
健全な溶接部を得ることができた。実施例 3 前述の実施例では溶接棒心線として純Ni線材を用いた
ものであり、鋳鉄に対する溶接作業件にすぐれ、得られ
た溶着金属の耐摩粍件、耐かじり件とも良好でとくにプ
レス型肉盛溶接材料として十分その機能を発揮するもの
である。
しかしながら純Ni線材は高価であるため、さらに安価
なFe−Ni線材を用いて前記した機能を満たすべく、
第6表に示す配合比率の被覆剤を第7表に示す化学組成
のFe−Ni線材に被覆して種々の検討を加えた。そこ
で、実施例1と同様にして溶接棒を作成し、それぞれの
溶接棒を使用して肉厚溶接をおこない、各件能を判定し
た。
なFe−Ni線材を用いて前記した機能を満たすべく、
第6表に示す配合比率の被覆剤を第7表に示す化学組成
のFe−Ni線材に被覆して種々の検討を加えた。そこ
で、実施例1と同様にして溶接棒を作成し、それぞれの
溶接棒を使用して肉厚溶接をおこない、各件能を判定し
た。
示す。
その結果を第8表、第9表に
第8表は上記溶接棒による溶着金属の化学組成を示し、
第9表は溶着金属硬さ、溶接作業件、耐摩耗性、耐かじ
り性等の各試験結果の判定をそれぞれ示した。
第9表は溶着金属硬さ、溶接作業件、耐摩耗性、耐かじ
り性等の各試験結果の判定をそれぞれ示した。
また、第8表、第9表には比較のため市販のFe−Ni
系の鋳鉄用肉盛溶接材料についても同様の評価結果を示
した。その結果、滝13〜7f6.18については溶着
金属中にC,Si,B,Nb等を含有しているため優れ
た耐摩耗件を示しているものの、耐かじり件の点では滝
18が劣つている。その理由としては、溶着金属中のB
,Nb,等が結晶粒界において過大な炭化物を形成し、
そのエツジがパネル表面にかじり傷を生じたものである
ことを確認した。一方、溶着金属中のNi含有量が低下
したため、その優れたすべり特件が阻害されたことも考
えられるので、Ni含有量が耐かじり性に及ぼす影響を
実施例4においてさらに詳細に調査した。実施例 4 第10表に本実施例において使用した溶接棒の被覆剤配
合比率を示す。
系の鋳鉄用肉盛溶接材料についても同様の評価結果を示
した。その結果、滝13〜7f6.18については溶着
金属中にC,Si,B,Nb等を含有しているため優れ
た耐摩耗件を示しているものの、耐かじり件の点では滝
18が劣つている。その理由としては、溶着金属中のB
,Nb,等が結晶粒界において過大な炭化物を形成し、
そのエツジがパネル表面にかじり傷を生じたものである
ことを確認した。一方、溶着金属中のNi含有量が低下
したため、その優れたすべり特件が阻害されたことも考
えられるので、Ni含有量が耐かじり性に及ぼす影響を
実施例4においてさらに詳細に調査した。実施例 4 第10表に本実施例において使用した溶接棒の被覆剤配
合比率を示す。
この配合比率は第6表の滝13を基礎としたものであり
、Si,B,Nb,C量は一定とし、Fe量を24%〜
43%の範囲で変化させることにより溶着金属中のNi
含有量が耐かじり件に及ぼす影響を明らかにした。この
とき、他の被覆剤はA6.l3の配合と同一比率とした
。得られた溶着金属の特性を第11表にまとめて示す。
本実施例4において、いずれの溶着金属にも実施例3に
示したようなかじり傷を発生させるほどの炭化物の生成
は無いことを顕微鏡により確認した。
、Si,B,Nb,C量は一定とし、Fe量を24%〜
43%の範囲で変化させることにより溶着金属中のNi
含有量が耐かじり件に及ぼす影響を明らかにした。この
とき、他の被覆剤はA6.l3の配合と同一比率とした
。得られた溶着金属の特性を第11表にまとめて示す。
本実施例4において、いずれの溶着金属にも実施例3に
示したようなかじり傷を発生させるほどの炭化物の生成
は無いことを顕微鏡により確認した。
また、表11の結果より明らかなように、溶着金属中の
Ni含有量が40%以上であれば、プレス加工時の鋼板
とのすべり接触においてその優れたすべり特件により焼
付やかじり現象を生じることなく耐かじり件が非常に良
好であることが判明した。なお、上記各実施例ではとく
にプレス加工用金型において加工時に極圧を受けて金型
の摩耗や焼付き、かじり傷等の発生が顕著な部分の肉盛
溶接に使用した場合を例にとつて示しているが、本発明
ではこのような用途にのみ限定されるものでないことは
当然であり、母体材料が鋳鉄の場合はもちろんのこと、
その他の材料に対しても十分にすぐれた耐摩耗件や耐か
じり件等の機能を発揮することができるものである。
Ni含有量が40%以上であれば、プレス加工時の鋼板
とのすべり接触においてその優れたすべり特件により焼
付やかじり現象を生じることなく耐かじり件が非常に良
好であることが判明した。なお、上記各実施例ではとく
にプレス加工用金型において加工時に極圧を受けて金型
の摩耗や焼付き、かじり傷等の発生が顕著な部分の肉盛
溶接に使用した場合を例にとつて示しているが、本発明
ではこのような用途にのみ限定されるものでないことは
当然であり、母体材料が鋳鉄の場合はもちろんのこと、
その他の材料に対しても十分にすぐれた耐摩耗件や耐か
じり件等の機能を発揮することができるものである。
以上詳述したところから明らかなように、本発明の表面
硬化肉盛用被覆アータ溶接棒を使用すると、とくにプレ
ス加工における焼付きやかじり現象をたとえ無潤滑であ
つても全く起こさせることなく耐摩耗件を保持する溶着
金属の肉盛溶接が可能であり、しかもアーク溶接である
ため非常に簡便にかつ能率よく肉盛作業ができるばかり
でなく、摩耗部の再補修や局部的な型の変更が容易にで
きるという経済的な利点もあわせて有する非常にすぐれ
た効果を奏するものである。
硬化肉盛用被覆アータ溶接棒を使用すると、とくにプレ
ス加工における焼付きやかじり現象をたとえ無潤滑であ
つても全く起こさせることなく耐摩耗件を保持する溶着
金属の肉盛溶接が可能であり、しかもアーク溶接である
ため非常に簡便にかつ能率よく肉盛作業ができるばかり
でなく、摩耗部の再補修や局部的な型の変更が容易にで
きるという経済的な利点もあわせて有する非常にすぐれ
た効果を奏するものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 NiもしくはFe−Ni系心線に、合金剤としてS
i:5〜13%、B:1〜5%、Nb:0.4〜4%、
C:1〜6%を含みかつその他通常の炭酸塩、フッ化物
等のアーク安定剤、スラグ生成剤、ガス発生剤等からな
る被覆剤を被覆してなることを特徴とする表面硬化肉盛
用被覆アーク溶接棒。 2 溶接された溶着金属組成が、重量%で、Ni:40
%以上、Si:3〜8%、B:0.1〜0.5%、Nb
:0.3〜2%、C:0.2〜1.5%、残部Feおよ
び不可避的不純物からなる特許請求の範囲第1項記載の
表面硬化肉盛用被覆アーク溶接棒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4721979A JPS5913952B2 (ja) | 1979-04-19 | 1979-04-19 | 表面硬化肉盛用被覆ア−ク溶接棒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4721979A JPS5913952B2 (ja) | 1979-04-19 | 1979-04-19 | 表面硬化肉盛用被覆ア−ク溶接棒 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55139197A JPS55139197A (en) | 1980-10-30 |
| JPS5913952B2 true JPS5913952B2 (ja) | 1984-04-02 |
Family
ID=12769056
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4721979A Expired JPS5913952B2 (ja) | 1979-04-19 | 1979-04-19 | 表面硬化肉盛用被覆ア−ク溶接棒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5913952B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014063222A1 (en) * | 2012-10-24 | 2014-05-01 | Liburdi Engineering Limited | A composite welding wire and method of manufacturing |
-
1979
- 1979-04-19 JP JP4721979A patent/JPS5913952B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55139197A (en) | 1980-10-30 |
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