JPS5914551B2 - クロム酸化物被膜を有する磁気記録用金属磁性粉末の製造法 - Google Patents
クロム酸化物被膜を有する磁気記録用金属磁性粉末の製造法Info
- Publication number
- JPS5914551B2 JPS5914551B2 JP51080073A JP8007376A JPS5914551B2 JP S5914551 B2 JPS5914551 B2 JP S5914551B2 JP 51080073 A JP51080073 A JP 51080073A JP 8007376 A JP8007376 A JP 8007376A JP S5914551 B2 JPS5914551 B2 JP S5914551B2
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- Japan
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- chromium oxide
- powder
- oxide coating
- magnetic powder
- chromium
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- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はクロム酸化物被膜を有する磁気記録用金属磁
性粉末の製造法に関する。
性粉末の製造法に関する。
鉄、コバルトなどの金属磁性粉末の耐酸化性などを改善
するために粉末表面に薄い外皮層を形成するという試み
は種々なされているが、外皮層形成に当たりもつとも重
要なことは磁性粉末の初期の磁気特性をいかにして保持
させるかにある。
するために粉末表面に薄い外皮層を形成するという試み
は種々なされているが、外皮層形成に当たりもつとも重
要なことは磁性粉末の初期の磁気特性をいかにして保持
させるかにある。
充分に保持できないものでは磁気記録用としての利用価
値が乏しくなる。既に提案されている外皮層としてクロ
ム酸化物被膜を形成するという方法は、重クロム酸イオ
ンもしくはクロム酸イオンを含む水溶液中に金属磁5
性粉末を加えて撹拌処理した後加熱乾燥するものである
が、処理液が水分を含みしかも重クロム酸もしくはクロ
ム酸イオンを含む強酸化性であるため撹拌処理中に磁性
粉末を粒子内部まで侵食して初期の磁気特性を大きく低
下させる。
値が乏しくなる。既に提案されている外皮層としてクロ
ム酸化物被膜を形成するという方法は、重クロム酸イオ
ンもしくはクロム酸イオンを含む水溶液中に金属磁5
性粉末を加えて撹拌処理した後加熱乾燥するものである
が、処理液が水分を含みしかも重クロム酸もしくはクロ
ム酸イオンを含む強酸化性であるため撹拌処理中に磁性
粉末を粒子内部まで侵食して初期の磁気特性を大きく低
下させる。
10そこで上記方法では液のpHや温度を最適範囲に制
限し、また処理時間を約5分程度の短時間にすべきこと
を教示しているが、このような厳密な条件を必要とする
処理操作は工業的実施化の面で望ましくなく、しかも上
記教示にしたがつたとし15ても磁気特性の低下を充分
に抑えきれるものではない。
限し、また処理時間を約5分程度の短時間にすべきこと
を教示しているが、このような厳密な条件を必要とする
処理操作は工業的実施化の面で望ましくなく、しかも上
記教示にしたがつたとし15ても磁気特性の低下を充分
に抑えきれるものではない。
この発明者等は上記事情に鑑み鋭意検討した結果、クロ
ム化合物を実質的に水分を含まない有機溶剤に溶解させ
、この溶剤溶液で磁性粉末を処理■0 したところ、初
期の磁気特性をほとんど損なうことなくクロム酸化物被
膜を形成できることが判わ、この発明をなすに至つたも
のである。
ム化合物を実質的に水分を含まない有機溶剤に溶解させ
、この溶剤溶液で磁性粉末を処理■0 したところ、初
期の磁気特性をほとんど損なうことなくクロム酸化物被
膜を形成できることが判わ、この発明をなすに至つたも
のである。
この発明に、おいて使用するクロム化合物の代表的なも
のは無水クロム酸であるが、その他クロム25酸もしく
は重クロム酸の金属塩、アンモニウム塩などの塩も使用
できる。
のは無水クロム酸であるが、その他クロム25酸もしく
は重クロム酸の金属塩、アンモニウム塩などの塩も使用
できる。
これらクロム化合物の媒体として用いられる実質的に水
分を含まない有機溶剤としてはアセトニトリル、プロピ
レンカーボネートンなどが挙げられ、クロム化合物に応
じた30適宜の溶剤を選定する。実質的に水分を含まな
い有機溶剤中のクロム化合物の含有量は一般に形成すべ
きクロム酸化物被膜の付着量に応じて決められるが、こ
の付着量を多くしすb驍初期の磁気特性を損なうから通
常35クロム量として粉末全体の10重量%以下好まし
くは約2〜6重量%程度とするのがよぐ、したがつて希
釈度を経済的見地などから許容できる範囲内においてで
きるだけ大きくすれば溶剤中に含ませるクロム化合物の
量は僅かとなる。
分を含まない有機溶剤としてはアセトニトリル、プロピ
レンカーボネートンなどが挙げられ、クロム化合物に応
じた30適宜の溶剤を選定する。実質的に水分を含まな
い有機溶剤中のクロム化合物の含有量は一般に形成すべ
きクロム酸化物被膜の付着量に応じて決められるが、こ
の付着量を多くしすb驍初期の磁気特性を損なうから通
常35クロム量として粉末全体の10重量%以下好まし
くは約2〜6重量%程度とするのがよぐ、したがつて希
釈度を経済的見地などから許容できる範囲内においてで
きるだけ大きくすれば溶剤中に含ませるクロム化合物の
量は僅かとなる。
このことはクロム化合物が一般に有機溶剤難溶性である
にもかかわらず、この発明に有効に適用できることを示
すものである。この発明ではまずこのよらな溶剤溶液で
金属磁性粉末を処理する。
にもかかわらず、この発明に有効に適用できることを示
すものである。この発明ではまずこのよらな溶剤溶液で
金属磁性粉末を処理する。
この処理は通常溶剤溶液中に磁性粉末を加え撹拌、分散
させることにより行なわれる。被処理物としての金属磁
性粉末としては鉄、コバルト、ニツケルなどの金属粉末
もしくはこれら金属の各種合金粉末またはこれら粉末に
非磁性金属が1部含まれた合金粉末などがいずれも有効
に適用できる。上記処理によれば処理液中に水分が含ま
れておらず、またクロム化合物が水溶液中のようにクロ
ム酸イオンもしくは重クロム酸イオンとして存在しにく
く液自体の酸化力もそれほど強くはないから、液温を高
くしたり或いは処理時間を長くしたとしても磁性粉末が
粒子内部まで侵食されることはほとんどない。
させることにより行なわれる。被処理物としての金属磁
性粉末としては鉄、コバルト、ニツケルなどの金属粉末
もしくはこれら金属の各種合金粉末またはこれら粉末に
非磁性金属が1部含まれた合金粉末などがいずれも有効
に適用できる。上記処理によれば処理液中に水分が含ま
れておらず、またクロム化合物が水溶液中のようにクロ
ム酸イオンもしくは重クロム酸イオンとして存在しにく
く液自体の酸化力もそれほど強くはないから、液温を高
くしたり或いは処理時間を長くしたとしても磁性粉末が
粒子内部まで侵食されることはほとんどない。
次に非酸化性ガス雰囲気とした状態で加熱して或いは減
圧乾燥して有機溶剤を揮散させると、粉末表面に均一に
クロム酸化物被膜が形成された金属磁性粉末が得られる
。
圧乾燥して有機溶剤を揮散させると、粉末表面に均一に
クロム酸化物被膜が形成された金属磁性粉末が得られる
。
形成されたクロム酸化物被膜は単なる金属クロムの酸化
物というよりも磁性金属が一体になつた酸化物形態をと
るものと思われるが、その組成に関しては必らずしも明
らかでない。
物というよりも磁性金属が一体になつた酸化物形態をと
るものと思われるが、その組成に関しては必らずしも明
らかでない。
いずれにしてもこの被膜中には水分が含まれていないか
ら前記水処理で形成される被膜のように残留することの
ある水分により磁性金属が漸次酸化されてくるというお
それはない。以上述べた通り、この発明法は金属磁性粉
末の表面に外皮層としてクロム酸化物被膜を形成するに
当たり、無水クロム酸などを実質的に水分を含まない有
機溶剤で処理することを特徴としており、これによれば
処理中の腐食を防止でき初期の磁気特性を充分に保持さ
せることができる。
ら前記水処理で形成される被膜のように残留することの
ある水分により磁性金属が漸次酸化されてくるというお
それはない。以上述べた通り、この発明法は金属磁性粉
末の表面に外皮層としてクロム酸化物被膜を形成するに
当たり、無水クロム酸などを実質的に水分を含まない有
機溶剤で処理することを特徴としており、これによれば
処理中の腐食を防止でき初期の磁気特性を充分に保持さ
せることができる。
しかも上記の腐食防止効果は処理条件をそれほど厳密に
規制しなくても発現されるため処理操作が簡単とな低ま
た水処理の場合処理後の粉末を有機溶剤中に投入するな
どして水分を除去する面倒な工程が必要であるのに対し
てこの方法では連続的に有機溶剤を揮散させるだけでよ
いから、被膜形成全体の作業能率を改善できる。以下に
この発明の実施例を記載する。
規制しなくても発現されるため処理操作が簡単とな低ま
た水処理の場合処理後の粉末を有機溶剤中に投入するな
どして水分を除去する面倒な工程が必要であるのに対し
てこの方法では連続的に有機溶剤を揮散させるだけでよ
いから、被膜形成全体の作業能率を改善できる。以下に
この発明の実施例を記載する。
実施例
無水クロム酸39をアセトニトリル500m1に溶解し
、この液を冷却管付きの容器中で60℃に加熱しながら
金属鉄粉509を分散し、アルゴンガスによるバブリン
グ法で4時間撹拌した。
、この液を冷却管付きの容器中で60℃に加熱しながら
金属鉄粉509を分散し、アルゴンガスによるバブリン
グ法で4時間撹拌した。
その後アルゴンガス雰囲気下に200℃で10時間加熱
してアセトニトリルを揮散させたところ、粒子表面にク
ロム酸化物被膜を有する金属鉄粉が得られた。この鉄粉
の飽和磁化量は156emu/gで、未処理鉄粉の飽和
磁化量(160emu/9)とほとんどかわらず、クロ
ム酸化物被膜の付着量に相当するだけの低下に止めるこ
とができた。
してアセトニトリルを揮散させたところ、粒子表面にク
ロム酸化物被膜を有する金属鉄粉が得られた。この鉄粉
の飽和磁化量は156emu/gで、未処理鉄粉の飽和
磁化量(160emu/9)とほとんどかわらず、クロ
ム酸化物被膜の付着量に相当するだけの低下に止めるこ
とができた。
比較例
無水クロム酸39を水500mjに溶解し、この液中に
金属鉄粉509を加えて約35゛Cで5分間加熱撹拌し
た。
金属鉄粉509を加えて約35゛Cで5分間加熱撹拌し
た。
上記処理後、液中から鉄粉を分離し、これをアセトン5
00m1甲に投入し、撹拌しながら加熱して溶剤を揮散
させたところ、クロム酸化物被膜を有する金属鉄粉が得
られた。
00m1甲に投入し、撹拌しながら加熱して溶剤を揮散
させたところ、クロム酸化物被膜を有する金属鉄粉が得
られた。
この鉄粉の飽和磁化量は142emu/9であり、上記
の通り穏やかな条件で処理しているにもかかわらず未処
理鉄粉の飽和磁化量よりかなり低下していることが手U
つた。
の通り穏やかな条件で処理しているにもかかわらず未処
理鉄粉の飽和磁化量よりかなり低下していることが手U
つた。
Claims (1)
- 1 金属磁性粉末の表面にクロム酸化物被膜を形成する
に当たり、上記粉末を無水クロム酸、クロム酸塩または
重クロム酸塩からなる少なくとも1種のクロム化合物が
含まれた実質的に水分を含まない有機溶剤で処理するこ
とを特徴とするクロム酸化物被膜を有する磁気記録用金
属磁性粉末の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51080073A JPS5914551B2 (ja) | 1976-07-05 | 1976-07-05 | クロム酸化物被膜を有する磁気記録用金属磁性粉末の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51080073A JPS5914551B2 (ja) | 1976-07-05 | 1976-07-05 | クロム酸化物被膜を有する磁気記録用金属磁性粉末の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS535038A JPS535038A (en) | 1978-01-18 |
| JPS5914551B2 true JPS5914551B2 (ja) | 1984-04-05 |
Family
ID=13708032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51080073A Expired JPS5914551B2 (ja) | 1976-07-05 | 1976-07-05 | クロム酸化物被膜を有する磁気記録用金属磁性粉末の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5914551B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6865437B2 (ja) * | 2017-08-18 | 2021-04-28 | 国立大学法人東北大学 | 皮膜付磁石合金粉の製造方法 |
-
1976
- 1976-07-05 JP JP51080073A patent/JPS5914551B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS535038A (en) | 1978-01-18 |
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