JPS5924236B2 - 皮革状シ−ト物及びその製造方法 - Google Patents

皮革状シ−ト物及びその製造方法

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JPS5924236B2
JPS5924236B2 JP16231278A JP16231278A JPS5924236B2 JP S5924236 B2 JPS5924236 B2 JP S5924236B2 JP 16231278 A JP16231278 A JP 16231278A JP 16231278 A JP16231278 A JP 16231278A JP S5924236 B2 JPS5924236 B2 JP S5924236B2
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sheet
fibers
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司 島
建夫 石川
貞彦 安居
憲二 中前
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表面に極細繊維の毛羽を有するヌバツク調又は
スェード調の皮革状シート物に関し、特に表面毛羽密度
が高く優美な外観を有し、かつ柔軟で軽量な好ましい風
合を有し、同時に十分な機械強度を兼備した改良された
皮革状シート物及その製造方法に関するものである。
極細繊維よりなるフリースを編織物に積層し、これを柱
状流水の衝突により一体交絡体となし、これにポリウレ
タン樹脂を含浸凝固し、内毛羽立て処理を施すことによ
ってスェード調皮革状物を得ることを既に提案されてい
る。
(特開昭52−107368、特開53−31866、
特開53−122869など)しかしながら、極細繊維
のフリースの交絡体は極めて密度が高く、その結果、得
られる製品は重く、硬いものとなり、着心地感において
劣るものであった。
又、この様な欠点を意識して、極細繊維フリースの量比
や厚味を減じた設計を行うと、この場合は、表面毛羽量
が不十分となって充填したポリウレタンが見えて斑感を
与えたり、内部の編織物類が見えたり、貧弱な見栄えし
か与えないことになり、本来のスェードエフェクトが十
分得られない結果になる。
本発明はこれらの欠点を改良したスェード調の皮革状シ
ート物を与えるものである。
即ち本発明は0.5デニール以下の極細繊維の交絡体層
(5)と他の繊維交絡体層(B)とが該二層間に存在す
る編織物類(Qを介して相互に交絡して一体化された積
層交絡体と、該積層交絡体の空隙部に充填された弾性重
合体とから成り、交絡体層穴表面に交絡体層(5)を構
成する極細繊維からなる毛羽を有し、かつ、交絡体層(
A)の見掛密度が0.159/i以上、交絡体層(B)
の見掛密度が0.15g/i未満であることを特徴とす
る皮革状シート物である。
又その製法である。
本発明における交絡体層(5)は単糸デニールが0.5
デニール以下の極細繊維の集合体からなるものであり、
その目付量は20〜200、好ましくは40〜100g
/dが好適である。
繊維デニールは0,5デニール以下であることが必要で
ある。
即ち本発明において製品表面に毛羽立てられる繊維は交
絡体層穴を形成する繊維であり、スェード調のタッチと
外観、特に優れたライティングエフェクトを与えるには
、その構成繊維のデニールは決定的な要因であり、0.
5デニールを越える場合は本発明の製品が目的とする優
れたスェード調の皮革状シートを得ることが出来ない。
本発明の交絡体層穴を構成する繊維としてはポリエステ
ル、ナイロン、アクリル等公知の合繊あるいはレーヨン
、キュプラ、アセテートなどの再生繊維が好適に使用さ
れる。
これらを極細糸として水沫に適用するには公知の種々の
方法が適用できる。
最も好適にはメルトブロー法による極細糸フリースを交
絡体層(5)の原料とすることである。
又、好適には直接紡糸された極細糸の短繊維の水分散液
の抄造によって得られる抄造フリースあるいはカーディ
ング法による乾式フリース等も良い原料である。
直接紡糸して得られる極細糸の製造は、例えばスパード
ロー法で得られるポリエステルや高濃度原液から湿式紡
糸して得られるアクリル極細糸(特開53−12281
5)、急冷法によるポリエステル極細糸(特願52−1
25747(特開昭54−64119号)、特願53−
72727(特開昭55−26201号))などによる
ことが出来る。
又、従来から知られている海島繊維、混合繊維や剥離性
繊維など潜在的極細多成分系糸も適用できる。
この場合は工程の途中で極細糸発現処理を要する。
これらの極細繊維層の交絡は予め施されたものであって
もよいし、編織物類との積層後に交絡するものであって
もよい。
いずれにしても、層内の繊維間にからみ合いが十分に存
在し、かつ編織物類を介して、裏面の交絡体層(B)と
一体化することが必要である。
即ち、バインダー等の結合剤なしでも交絡体層(5)、
交絡体層(B)及び編織物類(Qは一体化しており、そ
れ自体バラバラには簡単にならない程度の交絡状態を有
している。
交絡体層(5)の交絡は又、それから起毛される毛羽の
量と性質にとっても重要である。
交絡がないと充分な毛羽を立てることが困難であるし、
毛羽の品位が劣るものとなる。
本発明における繊維交絡体層(B)は製品のシート状物
の裏面を構成する。
その目付量は5〜150、好ましくは10〜100g/
cr1¥が好適である。
この層は製品の全体物性と風合を調節する上で重要であ
る。
これを構成する繊維はポリエステル、ナイロン、アクリ
ルなどの合成繊維や、レーヨン、キュプラ、アセテート
などの再生繊維、綿などの天然繊維が適用できる。
そのデニールは目的とする物性、風合によって選択でき
るが、スェード調の皮革様風合を得るためには、より低
デニール、好ましくは1.0デニール以下の単糸デニー
ルのものとすることが望ましい。
これらの繊維は交絡体層として存在することにより、適
度な嵩高性、繊維間隙を有してポリウレタンの充填によ
って優れた物性を製品に発現する。
この繊維交絡体層(B)は編織物類(Qを介して交絡体
層(A)と一体化されている。
この交絡体層(B)は前述した交絡体層(5)と同様に
公知の繊維フリースの形成、機械的繊維交絡処理によっ
て形成される。
本発明における編織物類(0は本発明のシート状物の内
部に埋め込まれて、シート物の強度、形態保持性等の物
性を左右する重要な構成要素である。
本発明の目的には、目付量10〜100.!ir/m程
度のものであって、前述の交絡体層(4)、(B)を構
成する繊維とからみ合える編目、織目、空隙等の開口を
有するものが適当であり、又その目的を達するに必要な
機械物性を有するものが選択できる。
本発明のシート状物の引張り強伸度、引き裂強度、破裂
強度などの基本特性はこの編織物類(Qによって定まる
好適な具体例は、平織、綾織などの織物、トリコット、
丸編などの編物、あるいはフィラメント糸の交差物、ボ
ンディング物など補強効果を有するものであれば適用が
できる。
繊維の素材は特に限定されることはなく、ポリエステル
、ナイロン、アクリル、レーヨン、キュプラ、アセテー
ト、綿、などが使用できる。
本発明の積層交絡体の空隙部に充填すく弾性重合体は、
NBR,SBR,ポリウレタンエラストマー等が用いら
れる。
特にポリウレタンエラストマーが物性面から最も好まし
い。
これらの弾性体は公知の方法で交絡体に付与されるが、
特にその有機溶剤溶液を含浸付与したのち、非溶媒中に
浸漬して脱溶媒して、いわゆる湿式凝固せしめてミクロ
ポーラスな状態で付与することが望ましい。
乾式凝固によるときは、その付与量を少なめにすること
で適用できる。
弾性重合体の充填率は該積層交絡体に対して10〜20
0重量%が適当であり、特に好ましくは40〜90重量
%とすることで優れた風合を与える。
本発明の目的とする柔軟な風合を得るために、弾性重合
体の量をコントロールすることも重要である。
ポリウレタンエラストマーを湿式凝固法で充填する場合
、ポリウレタンの充填量を減するとより柔軟化する傾向
にあるが、充填量は他方、皮革様の充実感ある弾性風合
を得るためには一定量以上、一般には20重量%(対繊
維)以上、好ましくは40〜90重量%とすることが望
ましい。
このことは、充填率の調節ではより好ましい風合を得る
には、限界のあることを示している。
この問題を解決するには、基体となる繊維交絡体の設計
が極めて有効であることを見出した。
即ち以下にのべる交絡体層の繊維の見掛密度の設定が本
発明の最も特徴とするところである。
本発明において交絡体層(5)及び(B)の見掛密度と
は交絡体層を構成して存在する繊維の見掛密度であり、
交絡体層の見掛密度は、次の方法で測定される。
本発明のシート物の厚さを荷重20g/(iの下に測定
し、次いで弾性重合体を溶剤抽出して除去し、得られた
積層交絡体を所定面積サンプリングしく5)層、(B)
層及び(0編織物の3部に剥離する。
この際、からみ合いが強く剥離困難な場合は交絡点を切
断しつつ剥離する。
次いで(5)層および(B)層の重量を測定して、目付
量g/critを得る。
別途シート状物の拡大断面写真を取り、先に測定した全
体厚さをもとに(5)、(B)、両層のシート状物に占
める厚さを算出する。
先の目付量を得られた厚さで除すことで両層の見掛密度
が得られる。
さらに簡便かつ正確には、交絡体層(A) 、 (B)
及び編織物類(Qとして使用した原料の量(目付量)が
判っている場合には、製造工程中の厚み変化及び面積変
化を追跡し、最終製品の厚みの構成を測定することによ
って容易に算出が可能である。
本発明において交絡体層囚の見掛密度を0.15g/c
wt以上、交絡体層(B)の見掛密度を0.15g/d
未満とすることが特に必要である。
本発明の目的の一つであるスェード調の皮革状表面を得
るには、先にのべたように、表面毛羽を形成する繊維の
デニールが0.5デニール以下、好ましくは0.2デニ
ール以下であることが必要であるが、それに加えて、そ
の毛羽の量が極めて重要であることがわかった。
表面の毛羽量を増すには、本発明においては、交絡体層
囚の見掛密度を犬とすることが最も有効であることが判
った。
良い外観を示す製品とするにはその見掛密度は0.15
g /cri以上、好ましくは0.18g/ff1以
上とすることが特に有効であることが判った。
低い密度の場合は貧弱な外観を与えることになる。
本発明の他の目的である柔軟で軽快な着心地、風合と皮
革様の充実感、弾力感のある製品とするには交絡体層(
B)の見掛密度を0.15g/i未満、好ましくは0.
12〜0.01g/fflとすることが好適であること
が判った。
本発明において交絡体層(4)及び(aの見掛密度を各
々独立に前記の見掛密度に設定することにより、はじめ
て優れた外観と好ましい柔軟性、風合を兼備した極めて
優秀なるスェード調の皮革状シート物が得られた。
又、本発明において交絡体層(5)と交絡体層(B)と
の厚さの比率が重要である。
(A) : (B)の厚さの比率は1:5〜3:1、好
ましくは1:2〜2:1の範囲であることが本発明の効
果を充分に得る上で好適である。
交絡体層の厚さが(B)のそれに比して過大であると柔
軟な風合を得ることが困難である。
又、過小である時は、毛羽立ちが不十分となったり、内
部の編織物が露出して見えるなど外観が悪化することに
なる。
この比率は前述した各層の目付量の範囲を取ることで満
すことができる。
本発明の皮革状シート物の製造は種々の方法によって可
能である。
交絡体層囚は単糸0.5デニール以下の極細繊維から成
るシートを機械的に交絡させて得られる。
見掛密度を0.15g/i以上とするには、メルトブロ
ー法によって得られたウェブに高速の水の細流を当て交
絡させることが好適である。
メルトブロー法によるウェブの製造方法は特開昭49−
48921などに開示されている方法などを適用するこ
とができる。
メルトブローウェブを構成する繊維が平均繊度が0.1
〜0.02デニ一ル程度のポリエチレンテレフタレート
である場合は、口径0.2へのノズルから、圧力30k
y/cr/lの水を噴出させこれをウェブの全面くまな
く当てる処理を行うと、見掛密度は0.3〜o、B/d
のものとなる。
又、0.2デニール、切断長5Xのポリエチレンテレフ
タレートの抄造シートに上記の交絡処理を行った場合に
は0.28g/iの見掛密度のシートを与える。
同じ<0.1デニール、切断長3へのアクリル繊維の抄
造シートを処理すると0.397cdの見掛密度を与え
た。
交絡体層旧は、見掛密度0.159/u未満の交絡体で
あるが、例えば通常デニールの繊維の交絡によって得ら
れる。
このものは、軽量感を与える点で有効であるが、柔軟さ
において不十分である。
好ましい方法は、複合繊維、混合繊維のような多成分系
繊維から交絡体層を得て、その工程中で溶解性成分を抽
出除去する方法である。
この場合抽出後に残留する成分繊維の繊度を細デニール
となるように設計することが特に有効である。
又、さらに好ましい方法は混合抄造シートを原料とする
方法である。
溶解性の異る二種類の短繊維をスラリーとして混合し、
抄造してシートを得、これを交絡処理を施したのち、工
程の適当な段階で一成分の抽出除去する方法である。
例えばポリエステル、ナイロンやアクリルの短繊維に冷
水不溶熱水可溶性のポリビニルアルコール繊維の混合抄
造がこの目的に好適である。
相互に溶解性の異る繊維の組み合せであればこの目的に
合うのである。
この場合その混合比を調節することで所望の最終的な見
掛密度を得ることが出来る。
一般には除去成分の混合割合は全体の20%以上好まし
くは40%以上が好適である。
この際の非抽出繊維のデニールは任意であるが、やはり
、0.5デニール以下の細い繊維とすることがソフトな
風合を得る上で極めて有効である。
本発明のシートの製造においては上記した原料となるシ
ートを編織物(C1を中間層として三層シートとし、次
いで好ましくは高速の柱状水流を全面くまなく衝突させ
ることで一体化交絡積層体とすることが最も好適である
この交絡法の具体例はUSP3508308.3620
903等に開示されている。
もちろんシートを予め交絡させておくことも可能である
し、交絡手段としても柱状水流以外のものも使用される
ニードルパンチ法も交絡手段として使用できる。
この場合は中間層の編織物の損傷が一部起る場合がある
ので、その補強効果が失われないように注意が必要であ
る。
得られた積層交絡体は次いで、毛羽立て、弾性重合体の
充填、染色仕上などの工程を経て、目的とする皮革状シ
ート物となる。
これらの工程は公知の手法を採ることで十分実施が可能
である。
本発明はこれらの加工の実施にとっても極めて好ましい
有利な結果を与える。
即ちメルトブローウェブや極細糸の抄造シートの交絡体
はこれまで述べた様に優れたスェード様表面を与えるが
、これらの交絡体の繊維密度が0.25を超える様な場
合には、弾性重合体の含浸性が極めて悪いという不都合
があった。
単に含浸速度が遅いという生産性の問題のみならず、本
発明に於ける様な中間布との三層構造を取る場合には、
弾性重合体が完全に内部まで充填されないことがあり、
弾性重合体によるバインド(接着結合)効果が不十分で
層間の剥離強度が弱いという問題があった。
本発明はこの問題にも有効な解答を与えるものである。
以下に実施例によって本発明を説明する。
実施例 1 メルトブロー法によりポリエチレンテレフタレートを紡
糸し、単糸繊度0.04〜0.07デニールの分布をも
つ極細繊維をネット上に集積捕集し、目付量70 jj
/ @’のウェブ囚を得た。
これとは別(:こ0.3デニールのポリエステル繊維を
5%の長さにカットした短繊維に所定量の冷水不溶熱水
可溶性の単糸2デニール、カット長4へのポリビニール
アルコール短繊維を混合し、これを水スラリーから抄造
して目付量13og/m”のシート(B)を得た。
75d/36fのポリエステル糸から成る目付量409
/rrl’の平織物を中間層にして表面にウェブ(8)
、裏面にシート(B)を配置して三層積層物とした。
三層積層物を0.5 m 7分の速度で移動するネット
上に載せ、ネット上56IILの所に口径0.2%のノ
ズルを巾方向2へ間隔で並べ、20kg/iの加圧水を
下向きに噴射し、積層物に衝突させると同時にネット下
部に設けた脱水箱により強制排水して交絡を進行させた
この際ノズルを巾方向に、ストローク2cIfL、20
0回/分の往復運動をさせた。
この処理を積層物の表・裏を交互に2回ずつくりかえし
て行った。
得られた交絡体にポリビニルアルコール水溶液を含浸乾
燥した。
8重量%のポリビニルアルコールが付着した。
次に240メツシユのサンドペーパーで表面、裏面をサ
ンディングした。
次いで層側表面にカルボキシメチルセルローズの20%
水溶液をコーティングして乾燥した。
CMCは、表面に被膜状に付着し、その付着量は23重
量%であった。
次にポリエーテル系のポリウレタンエラストマーの15
%DMF(N、N−ジメチルホルムアミド)溶液を含浸
し、20%DMF水溶液中で湿式凝固させた。
続いて熱水で十分に洗浄して、ポリビニルアルコール短
繊維、ポリビニルアルコール糊剤及びCMCコート剤を
溶解除去した。
次いで分散染料で130℃×90分間の条件で染色し、
さらに常法に還元洗浄を行った。
乾燥後、(5)側表面をブラッシングした所、極めて優
美なスェード様の毛羽のある製品となった。
得られた製品の性状は次の通りであった。
実施例 2 通常の紡糸装置を用いてポリエチレンテレフタレートを
紡糸し、スパードロー法で延伸して0.2デニールの極
細糸を製造し、長さ5龍に切断した。
この短繊維と60℃以上の水に溶解するPVA繊〕維(
1デニール、長さ671!?+! )合計100部を混
合比を変えて、常温の水50000部中に分散し、抄造
用スラリーとした。
スラリー中には分散助剤を添加した。
このスラリーから抄造して次の3種の抄造シートを得た
これらの抄造シートを、50デニール/24フイラメン
トのPET繊維から成る目付量50g/ mのトリコッ
トの両面に積層し、実施例と同じ方法で高圧高速水流の
噴射により交絡し一体化した。
抄造シートの組み合わせと得られた一体交絡体の物性は
次の通りであった。
得られた積層交絡体サンプル/I61〜6について実施
例1と同様の方法で加工してスェード調の製品とした。
得られた各サンプルのポリウレタン量は59〜63重量
%の間に入っていた。
製品の評価結果は次の通りであった。
実施例 3 メルトブロー法によりナイロン6を紡糸して、単糸繊度
0.02〜0.05デニールの極細糸からなる目付量8
0g/lri:のウェブ(5)を得た。
他方、潜水収縮率12%、単糸繊度1.0デニールのナ
イロン6の押し込クリンプ糸を50mm長にカットし、
常法によりカード、ニードルパンチを行って乾式不織布
を得た。
潜水中で収縮させたのちこれを糊付けし、次いでスライ
スマシンで厚さ1 mmのシートシ、さらにエメリーペ
ーパーパフマシンで研削した。
次いで糊剤を抽出除去して、厚さ0.5mm、目付量4
5g/rrlのシート郵)を得た。
又、同じナイロン6糸を5mmの長さにカットしたのち
、水スラリーとし、抄造法により厚さ0.4 mm、目
付量80 g/ 71tのシート(Qを得た。
70デニール、24フイラメントのナイロン6から作っ
た目付409/mのトリコット地を中間層として表面に
ウェブ(5)を、裏面にシート(ト))を積ね合わせ、
次いで実施例1と同様の方法で交絡処理を施した。
さらに実施例1と同様の方法で加工してスェード調皮革
状シートを得た。
このものは柔軟性に富み、表面に肌目細い毛羽が密生し
て、ライティングエフエクが優れたものであった。
45°カンチレバー法での柔軟度は42mrrtであっ
た。
又、交絡体層(5)の繊維の見掛密度を測定したところ
o、37g/cr;t、交絡体層(B)の見掛密度は0
.11.9/iであった。
ポリウレタンの充填量は対繊維55重量%であった。
又製品の厚みは0.90 mmであった。
一方、比較例としてウェブ囚を表面に中間層に上記のナ
イロントリコット、裏面に上記した抄造シート(Qを用
いたものについて同様の処理を行って製品を得た。
このものは表面の見栄えは優れたスェード調を呈したが
、その風合は硬く、ボール紙様であり、スェード皮革の
風合からは程遠いものであった。
45°カンチレバー法による柔軟度は85闘であった。
ポリウレタン充填量は対繊維52重量%であった。
交絡体層(5)の見掛密度はo、3sg/i。交絡体層
(B)の見掛密度は0.28g/fflであった。
製品の厚さは0.95 mrttであった。
実施例 4 単糸デニール0.15、カット長3mmのアクリル短繊
維を水スラリーから抄造してシート囚を得た。
同じアクリル短繊維30重量部と冷水膨潤、熱水可溶性
のPVA短繊維(単糸4デニール、カット長6mm)7
0重量部とを混合して水スラリーから抄造して混抄シー
ト(B)を得た。
75d/36fのポリエステルから作った目付量40g
/mのトリコットの片側にシー)(A)、他の片面にシ
ー)(Blを積ね合せ、シート囚が製品表面の毛羽層と
なる様に実施例1と同様の方法で交絡処理を行った。
次いでポリウレタンの水性分散液を含浸し乾燥した。
次いで熱水中で抽出してPVA繊維を除去し、さらにカ
チオン染料により常法で染色した。
製品の表面(Aシート側)をエメリーペーパーでパフし
た所、優美な立毛が生じてスェード調の表面が得られた
製品は柔軟性に富んだ皮革様風合を示し、好ましいもの
であった。
45°カンチレバー法による柔軟性は50mvtであっ
た。
製品の厚みは0.75mmであり、交絡体層(5)の繊
維の見掛密度は使用材料の目付量及び断面の厚さ測定値
より計算によって求めた所0.25g/ciであった。
交絡体層(B)の見掛密度はo、o69/crAであっ
た。
実施例 5 メルトブロー法によって得た単糸デニールが0.03〜
0.07に分布したポリエチレンテレフタレート極細繊
維ウェブ(5)を用意した。
複合紡糸法により得た多芯性鞘芯型断面をもつ複合糸(
鞘成分:ポリスチレン、芯成分:ポリエチレンテレフタ
レート、芯成分本数8本、鞘:芯成分重量比1:1)を
温水中で2.8倍に延伸し、さらに130℃で熱セット
して単糸デニール4.0の複合フィラメントを得た。
これを長さ4mmにカットし、水スラリーとして抄造法
により目付12og/rrlの抄造シート(5)を得た
50d/24fのポリエステルフィラメント製の目付5
09 / rrlのトリコット編地の表面にウェブ(5
)を積置し、さらに裏面に抄造シート(B)を積ね合わ
せて三層シートとした。
このものを実施例1と同様の方法で水流の噴射による交
絡を行った。
次いで両面をエメリーペー←でバフして起毛した。
次にPVA水溶液を含浸乾燥させた。
PVAの付着量は18%であった。
さらにシート(5)側の表面にCMCの20%水溶液を
コーティングし、乾燥した。
コーテイング量は25gフイイであった。
次いでテトラクロルエタン中に浸漬して複合糸のポリス
チレン成分を抽出した。
次いでPVA水溶液を含浸乾燥した。
この際のPVA付着量は10%であった。次いでポリエ
ーテル系ポリウレタンエラストマーのDMF15%溶液
を含浸し、水中で脱溶剤して凝固させた。
さらに熱水中で前に使用した糊剤を全て洗浄除去した。
分散染料で130℃の常法で染色した。
還元洗浄を充分に行ってポリウレタンを汚染した染料を
除去し、乾燥した。
最後に表面をブラシで整えた所、表面は極細糸の立毛に
覆われた優美なスェード調を示した。
製品の風合は柔軟で、軽く、ソフトで充実感のある皮革
様のものであった。
45°カンチレバー法による柔軟度は4!5mmであっ
た。
ポリウレタンの充填量は対繊維で63重量%であった。
製品の厚さは0.87mmであり、表面の交絡体層の見
掛密度は0.35.9/i、裏面の交絡体層の見掛密度
は0.0Fl/〜であった。
比較例 実施例1のメルトブローウェブ(5)をポリエステルの
平織物(75d/36 f先便い、目付40g/m)の
両側に使用した三層シートとし、これを実施例1と同様
の方法で交絡処理を行い、加工仕上げをして製品を得た
この際、ポリウレタン溶液の含浸速度を測定したところ
、ポリウレタン充填量を対繊維重量%で55とするには
15分間浸漬時間を要した。
又、得られた製品についてスコツト式揉みテストを行っ
た所、20回のもみ回数で三層に剥離した。
一方、実施例1の中のテスト/I61のものの場合ポリ
ウレタン含浸時間は1分間で所定のポリウレタン充填量
に達した。
又、製品のスコツトもみテストでも200回もみ後にお
いても剥離は認められなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 10.5デニール以下の極細繊維の交絡体層(5)と他
    の繊維交絡体層(Blとが該二層間に存在する編織物類
    (C)を介して相互に交絡して一体化された積層交絡体
    と、該積層交絡体の空隙部に充填された弾性重合体とか
    ら成り、交絡体層(A)表面に交絡体層(5)を構成す
    る極細繊維からなる毛羽を有し、かつ、交絡体層囚の見
    掛密度がo、15g/i以上、交絡体層(B)の見掛密
    度がo15glcr!未満であることを特徴とする皮革
    状シート物。 2 交絡体MA)を構成する極細繊維がメルトブロー法
    により製糸されたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の皮革状シート物。 3 交絡体層囚が抄造シートの交絡体であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の皮革状シート物。 4 繊維交絡体層(Blが抄造シートの交絡体であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項又は第3
    項に記載の皮革状シート物。 5 弾性重合体がポリウレタンエラストマーであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項、第3項又
    は、第4項に記載の皮革状シート物。 6 編織物類(qを中間層とし、その表面に主として単
    繊維デニール0.5以下の極細糸からなる繊維シートを
    積層し、また裏面には溶解性の異る2種以上の繊維が混
    合してなる繊維シート又は溶解性の異る2種以上のポリ
    マーの複合あるいは混合紡糸繊維からなる繊維シートを
    配置して三層の積層体を形成し、この積層体に繊維交絡
    処理を施して3層を一体化し、表面の極細繊維シートか
    ら極細繊維をうぶ毛立てして極細繊維交絡層(5)を形
    成し、交絡繊維間隙に弾性重合体を充填し、および裏面
    を構成する繊維シートから少なくとも一種の成分繊維又
    は成分ポリマーを溶解除去して残留成分からなる交絡体
    層(B)を形成することを含んでなり、前記極細繊維交
    絡層(5)の見掛密度をo、11/Cr1t以上とし、
    前記交絡層(B)の見掛密度を0.15g/d未満とす
    ることを特徴とする皮革状シート物の製造方法。
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