JPS6030376B2 - 不織繊維構造物 - Google Patents

不織繊維構造物

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JPS6030376B2
JPS6030376B2 JP51109803A JP10980376A JPS6030376B2 JP S6030376 B2 JPS6030376 B2 JP S6030376B2 JP 51109803 A JP51109803 A JP 51109803A JP 10980376 A JP10980376 A JP 10980376A JP S6030376 B2 JPS6030376 B2 JP S6030376B2
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fiber
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隆久 溝口
弘 逸見
司 島
和郎 河村
信一 植松
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、不織繊維構造物及びこの不織機紙構造物より
得られる人工皮革に関する。
更に詳しくは、極細単緩縦及びこの単線総の任意本数の
集東体である繊維東が、裏面又は裏面域に存在する比較
的目の荒い編織物額とが三次元的にからみあった不織繊
維構造物、及びこの構造物にゴム状弾性体が介在してい
る人工皮革に関する。一般に、極細繊維東からなる不織
布の繊維間隙にゴム状弾性体を充填することによって鹿
皮調の人工皮革が得られることが知られている。
しかしながら、現在までの人工皮革では、単一の繊維東
が絡み合ったものであり、不織布の密度は小さい。密度
を大きくして充実感を与えるためには、ゴム状弾性体の
充填量を増加させる必要がある。この結果、得られた人
工皮革は、ゴムライクなものとなる。逆にゴム状弾性体
の量を減らすとゴムラィクな感触はなくなるが、充実感
のない薄っぺらい感じの人工皮革しか得られない。また
衣料用途に使用する場合、人工皮革の厚さを1脚以下に
するのが好ましく、これ以上厚い場合には柔軟性(ドレ
ープ性)が失なわれるので衣料用としては不適である。
単一の繊維東のみで構成されている不織布の場合、密度
が上らないこともあり、薄物にしたときにどうしても強
度が弱い。すなわち強い屈曲を受ける箇所での回復率が
悪く、ひどい時にはその部分での破断が生じ、抜け落ち
たりする。また、編し、目などは引裂応力がかかると容
易に破れるという欠点がある。更に繊維束のみが絡み合
ったものからなる人工皮革は、表面を起毛したとき、そ
の毛羽は繊維東の毛羽になり、その起毛状態は天然皮革
に比べ著しく荒い物となり、その表面風合し、は肌目の
荒い安物の皮革の様な感じとなってしまうという欠点な
どを有している。本発明者等は、以上の様な欠点を敦良
すべく鋭意研究した結果、遂に本発明を完成するに至っ
た。
本発明は、大小さまざごな太さをもつ繊維東、この繊維
東より細分化された単繊維及び編織物類とからなる構造
物であって、線織物類はこの構造物の裏面又は裏面城に
存在し、繊維東と単繊維とが混在した三次元の相互の絡
み合い及びこれらが編織物類の組織に入りこんだランダ
ムなからみ合いにより全体として不雛一体の構造とした
不織繊維構造物、及びこの構造物の組織間隙にゴム状弾
性重合体を介在せしめてなる皮革状物に係るものであり
、更にはこの皮革状物の表面を起毛加工して得られるヌ
バック調人工皮革に係るものである。
本発明の特徴は、極細単繊維及びこの単繊総の繁東体で
ある大小さまざまの太さを有する繊維東状物が三次元的
に絡み合った短繊維不織機造物であり、その裏面又は裏
面城に編物又は織物類が絡み合って不3逐一体化した構
造物になっており、これによって充実感のある、しかも
強度の大きい皮革状物を得ることができるし、更に種々
の優れた物性を示すものである。
従って、いままでの単なる単繊維又は繊維東のみからな
る不織布では到底達し得ない物性を持った皮革状物を与
えることができる。
つまり、不織布の繊密さや柔軟性等の風合いや強度は、
不織布の密度と密接な関係があり、好ましい強度や風合
し、を得るためには単なる繊維東の絡み合いだけでは充
分ではない。
繊維東同志の絡み合いはもちろん、極細単繊維同志の絡
み合いや、繊維東と単繊給との絡み合い、更には裏面又
は裏面城に存在している糠織物類との絡み合いなどが加
わることによって、密度の極めて高い不織繊維構造物が
得られる。本発明の不織繊維構造物は、この様な非常に
高次の絡み合い状態を有するものであり、この結果いま
まで繊維東だけの不織布では得ることができなかった天
然皮革並みの密度(約0.4夕/地)と強度を有した皮
革状物を始めて得るに至った。
具体的に述べると、屈曲強度、縫製強度及び寸法安定性
などは衣料用の製品としては当然問題とされる物性であ
るが、これらの値は不織布の構造、すなわち、不織布を
構成している繊維相互間の絡み合いによる結合状態に関
係しており、これは繊維同縦のスリ抜けにくさに関係し
ていると言って良い。この繊維のスリ抜けにくさは当然
不織布の縦り具合し、、すなわち密度に大きな影響を受
ける。従って一般的には不織布の強度や寸法安定性を向
上させるには、不縁布密度を高めるのが一番適当である
。本発明の不織繊維構造物は、先に述べた様に繊維東状
物だけでなく、繊維東から細分化された単繊維、更には
裏面又は裏面域に存在する総織物類の繊維などが極めて
複雑な絡み合い状態で一体化した不織繊維構造物であり
、当然その密度も従釆の繊維東だけの不織布に比べては
るかに大きな値を示すものであり、その結果、強度や寸
法安定性は極めて優れている。
柔軟性については、繊維東がかなり細分化され極細単繊
維となっているため、繊維東だけの不織布に比べ柔軟に
なっている。
一方、表面状態の毛羽についても、大4・さまざまな太
さを有する繊維東と単繊維とが混在していることは大き
な影響を与える。
すなわち、不織繊維構造物を起毛加工したとき、大小さ
まざまの太さの繊維東の毛羽の間に、細い単繊総の毛羽
がビッシリと生じ表面毛羽密度の極めて高い、しかも滑
めらかな表面を生み出し得る。特に本発明の皮革状物は
細分化された繊維東や単繊維の毛羽立ちが顕著であり、
表面の肌目が細かく、スウェード調(肉面側の起毛加工
を行った天然皮革)というよりも、銀面側を起毛加工し
たヌバツク鋼の人工皮革となる。第4図に示す天然皮革
のモデル構造から理解されるように、肉面側の太さ繊維
からなる太い繊維東から銀面側に近くなるほど構成繊維
と繊維東の太さが細くなる。
従って、肉面側表面を起毛して太い繊維東の毛羽を立て
た肌目の荒いスウヱード皮に対して、銀面側を起毛して
細い繊維東が毛羽立ったヌバック皮は肌目が細い。本発
明の不織繊維構造物及び皮革状プは第1図に示す様な細
分化された大小さまざまな太さをもつ繊維東からの毛羽
や、単繊維の毛羽が混在してうぶ毛状に表面を覆ってお
り、将にヌバツク調の表面を有していて、極めて価値の
高い不織繊維構造物及び皮革状物である。
本発明の不織繊維構造物において、裏面又は裏面域に存
在している編織物類は、短繊維を有効に絡み合わせしめ
て、短繊維がより高い密度で繊密な不織機造を安定に形
成させるに重要な役割を果している。
この存在によって不織繊維構造物の密度は一層向上し、
同時に充実感が豊かになる。更には、強度の増加、寸法
安定性にも寄与する。これに編織物類が裏面又は裏面域
にあるため、不織布の絡み合せ工程時に編織物類の組織
内へ繊維東や単繊維の短繊維がささり込んだり、または
絡みついたりして三次元の相互の絡み合いが強固になる
ためである。すなわち短い繊維を不織布化するためには
、従釆は捲縮をかけたり、接着剤を使用したりして繊維
同志をある程度固定をして、その結合力を基盤として更
に、ニードルパンチなどで新たな結合を生じさせている
繊維を絡み合わさせるのだから、繊維は自由でなければ
ランダムな方向に動き、絡み合せることはできない。し
かし、あまり自由すぎると今度はいつまでたっても強固
な絡み合いは生じない。従って絡み合せの処理をしはじ
めた時に、短繊維の一端もしくはどこかが何物かによっ
て支持固定化され、自由な一端又は自由に動き得る部分
が他の短繊維の自由に動き得る部分と絡みあい、その絡
み合いが次々と連鎖的に生じて三次元的な絡み合いを形
成してゆくのが望ましい不織布化の機構である。本発明
の不織繊維構造物の裏面又は裏面域に存在する縞織物類
は、将にこの絡み合いをいまじめるときの短繊維の支持
体の様な動きをしており、繊維のスリ抜けを起させない
繊維のスリ抜けがないため、絡み合いが進むに従って、
不織布の三次元の絡み合いは密なものになり、不織布の
密度が上り強度と充実感のある不織繊維構造物が得られ
る。更に、縞織物類の存在は、三次元の絡み合い構造体
の内部に縦向き(シート平面に対し垂直の方向)の繊維
の存在を容易にするという大きな役割を果している。
これは編織物類が裏面又は裏面域に存在するため、繊維
東状物及び単繊維は、絡み合い時に編織物類の組織内へ
ござり込んだり、絡み込んだりすることになる。この様
に編織物類にささり込んだり絡み込んだりした繊維は、
垂直方向に向いた繊維東又は単繊維として残り、不織布
の圧縮率、圧縮回復率を向上させる。以上の様に縞織物
類は、それ自身の強度を不織布状物に付与するというこ
とだけでなく、不織布状物を構成している繊維東及び単
繊総の三次元の絡み合いを助け、更には垂直方向の繊維
の存在を容易にして本発明の不織繊維構造物の物性を著
しく向上させる働きをしている。
極細の単繊維及び大小さまざまな太さをもつ繊維東は、
縞織物類の組織の空隙にささり込んだり、貫通したり、
あるいは空隙内を縫うようにして入り込んだり状態を示
している。
換言すると、糠織物類の構成繊維と極細繊維束及び単繊
雛がそれらの繊維間のスリ抜けが容易に起らないぐらい
にからみ合った状態を示すものである。勿論、単繊総や
繊維東が一旦編織物類をつきぬけて再び綿織物類の内部
へ押し込まれた様な状態をも含んでいる。「不離一体」
とは、将に上記の様な状態を示しており、本発明の不織
繊維構造物では他の不織布と編織物類とよりなる単なる
積層物ではなく、糠織物類と単繊維及び繊維東とが絡み
合った部分との剥離や分離は決して起り得ない。また単
繊総及び繊維東が植毛やタフテイングのような縞織物類
の目‘こ実質的に規則正しく植え込んだ状態では決して
ない。また接着剤などで、縞織物類とを接着させたもの
でも決してない。繊維東や単繊雑はランダムな方向を取
り得るし、その接触点も、極めてランダムであり、から
んだ様になっている。本発明の不織繊維構造物において
、編縮鞠類は裏面又は裏面域に存在する。
ここに菱面域というのは、裏面に完全に露出しているの
ではなく、糠織物類が見え隠れするような位置を言う。
本発明者等は、先に袴藤昭51−母斑6号にて内部層城
に編織物類が不離一体化された不織布布帯構造物を提供
した。
この先願に対して本発明は、菱面又は裏面域に編織物類
が不3隆一体化された構造物であるが、縞織物類が裏面
又は姿面城に存在するために、種々の点で先願のものと
は異なった特徴を有する。第1に、繊維東と単繊維とで
構成される不織布部分が少量で良いという点である。
これは経済的に極めて有利である。すなわち、良い人工
皮革を得るためには、極細の繊維が必要であるが、これ
らはコストが高い。従ってできるだけロスをすくなくし
たり、生産性を上げたりしてコストダウンをはかってい
るのが現状である。これに対して本発明の不織繊維構造
物は、表面域の極細繊維東及び単繊維の不織布部分を薄
くすることが可能であり、コストの高い極細繊維の消費
を押えることができるという大きな利点がある。同時に
、加工工程も合理化でき、不織布化工程での工数は約半
分にすすることができる。第2に、裏面域に存在する縞
織物類の性質が大きく影響することである。
すなわち、網目状の縞織物類の場合不織布表面にまでそ
の柄目が現われ、若干の凸凹になって、ちようど紋様の
ある皮革状物になったりする。例えば、亀甲状の縞目を
持った編織物を用いると、表命には亀甲状のッボが立ち
、ェンボスを行った様な効果が得られる。これは、縞織
物類の空隙に繊維東や単繊維がささり込んで、その分が
どこからも補われない為に起る現象だと考えられる。こ
れに対して先願の内部層域に編織物類を介在させた不織
構造物の場合は、縞織物類の両側にある不織布部分の繊
維がお互いに移動し合って編織物類の編目を相殺するの
で、表面に紋様が現われるということはない。第3に、
縞織物類が裏面又は裏面域に存在しているために他の物
体との接着が容易である。従ってインテリア関係の表面
材料などにも適性を有している。以上、本発明の目的と
特徴を塾べてきたが、以下に本発明を具体的に図によっ
て詳細に説明する。
本発明の不織繊維構造物及び皮革状物は、第1図に示す
様な断面構造を有している。
(第1図に示した断面構造は、表面を起毛加工した後の
図であるが起毛加工前の断面構造も実質的には何ら変る
ところはない。又、第2,3,4図についても同様のこ
とが言える。)第1図中、【小ま線織物類の縞織組織の
断面部、‘Wま極細繊維の東、‘b’′はbより細分化
された繊維東、cは極細単繊維、dは繊維東の毛羽、d
′は細分化された繊維東の毛羽、eは単繊維の毛羽であ
る。
この第1図に示した様な繊維構造体を製造するには例え
ば次の様な方法がある。例えば銅アンモニアレーヨン繊
維を繊維東として使用する場合には、鋼アンモニアレー
ヨン繊維のマルチフィラメントを紡出するとき、0.5
デニール以下の単繊紙が完全に凝固する前に集東ガイド
で集東して、単糸同志が相互に自己接着して繊維東とな
ったものを5〜25胸好ましくは1仇岬以下にカットし
て繊維東の短繊維を得る。
この様にして得られた単糸デニールが0.5デニール以
下という極細の自己接着繊維東の短繊維をハイドロフオ
ーマー型の抄造機により抄造シートにして、次いで比較
的目の荒い縞織物を抄造シートの裏面に敷き、第5図に
示した様な二層構造の積層シート物を得る。
この積層シート物を高速流体流(細いノズルから高圧で
噴出する水流)、ニードルパンチなどの手段によって三
次元交絡構造を有する不織布状物を得る。この不織布状
物は、自己接着部の相当部分が剥がされて、細い繊維東
や更には単綴総に分離しており、それらが相互に絡み合
っており、裏面に存在する編織物とも立体的に交絡し合
っており、結局、第1図に示した様な繊維構造になって
いる。本発明において使用される0.5デニール以下の
単繊維の集東体である極細繊維東は種々の方法により得
ることができる。
例えば、通常広く知られている2成分から成る繊維断面
が海と島との関係を示す、いわゆる海島繊維から海成分
を抽出することによって得られる。あるいは、フラッシ
ュ級糸の様な方法で得ることもできる。また先に示した
ごとく、セルロース繊維のように水などの媒体中に極細
の状態で押し出すことによっても得ることができる。し
かしながら、単なる極細の繊維東を使用するだけでは本
発明品を得ることは非常に困難である。
すなわち、単に梅島繊維から海成分を抽出した極細繊維
東やフラッシュ紡糸で得られる繊維の様に、繊維東内の
単繊維間に結合や拘束力がない繊維東では、シート化す
る時や、不織布化するときに、単繊維にまでバラバラに
なってしまい、製造工程上、種々のトラブルを引き起す
ことになる。例えばカード機を使用すると針布への極細
繊維の沈みが生じ、うまく定常的にウェブを得ることが
できないし、収率面にも悪影響を及ぼす。また抄造シー
トを作る場合にはスラリーチェスト内で極細繊維同志の
からみが起りきれいな分散を望めなくなる。それ故、本
発明品の得るためには抄造機やカード機などのシート化
の工程では繊維東がほぼ保たれ、高圧流体流もしくは、
ニードルパンチなどの三次元交絡化工程で、一部又は大
部分の繊維東が細分化、単繊雛化されるといった程度の
集東力で単繊維同志が接合している繊維東が最適である
従って、海島繊維やフラッシュ紡糸で得られる極細繊維
の場合などは、あらかじめ繊維東を糊付けしたり、高温
スチームでお互いを軽く雛着させるなどして弱い結合を
有する繊維東にしておくことが必要である。また、セル
ロース繊維などの場合は、単繊維が鮫糸格の中で完全に
凝固する前に一旦集東ガイドなどで集東して単繊維同志
を接着させて、自己接着繊維東にすることによってこの
目的を達することができる。
この繊維東構成単繊維のデニールは0.5デニール以下
であることを要し、0.5デニ−ルよりも太くなると柔
軟でしっとりとした皮革様の風合し、が失われる。
又、表面起毛した時に立つ毛羽も剛し、ものになり、良
い手触りの皮革状物が得られなくなる。繊維東の太さと
しては1〜200デニール程度のものが使用されるが、
衣料用として好ましい範囲は2〜60デニール程度であ
る。
しかし、多少太いデニールの繊維東を使用しても、不織
布化の際に細分化を強力に行なうとよい。ともあれ本発
明の繊維構造物は大小さまざまな太さの繊維東、すなわ
ち単繊維の袋東本数の種々異つた繊維東状物、繊維東が
細分化された単繊維が混在した布精機造の主体を形成さ
れたものなのである。本発明で使用する極細繊維を形成
している重合体としては、繊維形成能を有する有機高分
子物質であれば如何なるものでも使用できる。
例えば、セルローズ、セルローズアセテート、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリアクリルニトリル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、あるいはそれらの共重合ポリマー
など何でも使用可能である。一方、本発明繊維構造物の
裏面又は裏面城に存在する編織物類は、極細繊維東や極
細単繊雑が縞織組織内へからみ状態でささり込んだり又
は充填し得る程度の目の荒さが必要であり、目付量にし
て10〜100夕/あの範囲で選ぶのが好ましく、最適
には30夕/め〜70夕/〆である。
10夕/れ以下になると縞織物類としての形態が極めて
ルーズになり裏面又は裏面域に繊維東や単繊維と絡み合
せるときに均一に広げられず、しわになったりする。
又、あまりに薄すぎて繊維東や単繊維を垂直方向に固定
し得ないこともあり、不織繊維構造物の充実感を向上し
得ない。つまり挿入する縞織物類としての価値が認めら
れなくなる。反対に、100夕/め以上の目付量になる
と、縞織組織が密になり、繊維東や単繊維のからみ込み
や、貫通、充填が起り得ず、それらを編織物類の繊維に
からみ合わせることができず、一体化した構造物をつく
り得ない煩向がみられる。従って第2図に示した様な繊
維東、単繊維が編織物と絡まり合わず2層構造を有した
シート状物にしかならず、やはり充実感のない、しかも
強度の低い皮革状物しか得られない。編織物類が不織布
層の繊維東や単繊維と絡み合うと、繊維構造物の風合し
、は2層構造シート物の場合に比べ著しく向上する。
すなわち、第2図のような2層構造シートの場合は、不
織布と編織物類のそれぞれの風合いの和であり、それぞ
れの持つ欠点を残したままの繊維構造物である。これに
対し、本発明の不織繊維構造物はそれぞれの風合し、を
お互いにかけ合わせた様な新たな風合し、を生み出し、
お互いの欠点をカバーし合ったものとなり編織物でもな
いし、単なる不織布でもないという極めて複合化された
独特の風合し、である。柔軟性の観点から言えば脇織物
類の構成繊維は、70デニールを越えない多綾条糸(単
糸は3デニール以下が好ましい)から選ぶ方が良い。編
織物類の種類については、緯編、トリコツト編で代表さ
れる縦縞、しース編及びそれらの編み方を基本とした各
種の編物又は平織、綾織、朱子織及びそれらの綴り方を
基本とした各種の織物などがあげられるが、繊維東及び
単繊絵が組織内に埋入できる表面編目及び織目を有し、
かつ、内部にも編織繊維空隙を保持している編織組織を
有するものであればどんな種類であっても良い。糠織物
類を構成する繊維は、ポリエステル、ボリァミドなどの
合成繊維及びレーヨン、キュプラなどの再生セルローズ
系繊維など編織可能な繊維であれば何でも良いができる
なら単糸デニールが3デニール以下であることが好まし
い。余り単糸デニールが大い編織物類は、不織繊維構造
物及びこの構造物から得られる皮革状物を硬いものにす
る恐れがあるためである。本発明における編織物類の目
付量は、構造物全体の目付量の70重量%を越えないこ
とが好ましい。
7の重量%を越えると不織層表面に編織物類が露出した
り、不織層独特の弾力感が失われる煩向が生じる。
更に好ましくは4の重量%〜1の重量%の範囲である。
繊維東と細分化された単繊維の存在割合は、単繊総が2
の重量%以下存在することが好ましい。
単繊維の混入率が2の重量%よりも低いとほとんど全部
が繊維東からなる不織布となり、前記した欠点が顕われ
てくる。本発明の不織構造を構成する繊維の状態を、繊
維を引き抜いて観察すると、単繊雑、太細様様な東が存
在するが、この混合態様が、短い繊維を用いて安定した
繊密な不織構造を形成しているものと考えられる。
繊維東と単繊維の混在割合を求めるには厄介で今のとこ
ろ拡大写真の肉眼判定によるしかない。
例えば不織布状物の任意の箇所の断面を走査型電子顕微
鏡で70ぴ音の倍率で写真を撮る。この写真に縦横2肋
等間隔で罫線を引き単繊維が占めている部分を赤色で着
色する。着色後、この写真を罫線に従って2肌角の4・
片に切断し、赤色に着色された小片とそれ以外の小片と
に分別する。次いでこの2種の小片の重量を測定するこ
とにより、繊維東の重量と単繊維の重量との比が求まる
。この値を百分率に換算して、繊維東と単繊維の混在割
合とする。サンプリング数はn:20とし、その平均値
により、その不織布の繊維東と単繊維の混在割合を示す
ことができる。以上、本発明の繊維構造物の構成及び内
部交絡の状態を説明してきたが、この様な大小さまざま
な太さを有する極細繊維東と単繊維とが緑織物と立体的
に絡まり合って一体化している構造物は、そのままでも
皮革様の柔らかな風合し、と強度を持った皮革状物の態
様を有している。またこの表面を起毛加工するとうぶ毛
状の繊維東と単繊維との混在した毛羽が立ちヌバック調
の表面を有する皮革状物になる。更に繊維構造物にゴム
状弾性重合体を合浸し、繊維相互間にこの弾性重合体を
介在させることによっても、より良い皮革状物とするこ
とが可能である。すなわち、繊維構造物の繊維組織の空
隙にゴム状弾性重合体を充填し、繊維物全体をバィンド
する。次いでこのシート物の表面をサンドペーパーやワ
イヤ−ブラシなどで起毛加工すると、大小いろいろの太
さの極細繊維東の毛羽と極細単繊維との混在した毛羽が
立ち、天然皮革の銀面側を起毛加工した時に得られるヌ
バック調の皮革状物が得られた。この皮革状物は将に第
1図に示した断面構造の繊維間隙にゴム状弾性体が小さ
く分散している構造を有する人工皮革であり全く新規な
構造物である。先に述べた様に、この時表面を覆すてい
る毛羽状態は人工皮革としての価値を左右する位置重要
な要件である。すなわち、毛羽が柔ら〈細やかで、しか
も毛羽密度が高いほど、天然皮革の最高級品、特に銀面
スウェード皮(ヌバック調)に近い感じの皮革状物とな
り得る。本発明の皮革状物のうぶ毛状の毛羽は、第8図
イに示した様に繊維東だけでなく−、極細単繊維が繊維
東(その繊維東も細分化されて大小さまざまの太さを有
していて、かなり細い繊維東にまで細分化されているも
のが多い。)の間に立毛したものであり極めてその毛羽
密度が高くなっている。この様に細い繊維東の毛羽や単
繊維の毛羽が生じ縛るのは不織布の内部構造がすでに繊
維東だけでなく細分化された繊維東や単繊給を含んだ三
次元の絡み合いを形成している為で、単なる繊維東の三
次元絡み合い物では起り得ないことである。すなわち、
繊維東を積極的に細分化し、細分化された細い繊維東と
単繊維の混在する状態にすることは、不織布の密度を向
上させて強度や充実感を増加させる効果を生み出すだけ
でなく、表面の状態を極めて滑めらかにする効果をも含
んでいる。もちろん表面に露出した毛羽は不織布状内部
へと連続したものであり、三次元の絡み合い構造が密で
あるためその毛羽の抜けも極めて起りにくい。これに対
し、繊維束のみからなる不織布から得られる表面毛羽は
、第8図口に示した様に繊維東の太い毛羽が粗に突出し
た毛羽であり、表面風合し、、肌目の荒い感じを残すも
のである。尚、第8図イ,口におけるPUとは、ゴム状
弾性体を模式的に表わしたものであり、実際にはもっと
複雑で海綿状に繊維空隙に充填されているものであるが
、理解し易い様にブロック状に表わしたものである。
以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明を更に詳細に
説明する。
但し、実施例及び比較例中に示される諸物性いつし、て
は次の様な測定を行った値である。
厚さは、100夕/c流荷重時に測定した値である。引
張り強度は、長さ20肌x幅1肌のサンプルを取り、把
握長を両端とも5弧としてオートグラフにより伸長切断
し、その時の最大強力を求める。
引製強力は、第6図イに示す様なサンプルを取り片端か
ら他方の端へ向ってCまで切り込みを入れる。次ぎに第
6図二に示す様に広げA及びB端の把握長を5のとして
A、B端をそれぞれ矢印の方向に引っぱってオートグラ
フによりC点が引き裂かれる時の最大強力を測定したも
のである。縫製強度は、長さ1比ス×幅2弧のサンプル
を2枚採取し、この2枚のサンプラを第7図イに示す様
に重ね、次いで重ねた部分を第7図口に示す様にコの字
形に縫製する。縫製条件は通常のミシンで行い、針は1
1番、縫い糸ポリエステル糸50番手、縫いステッチ1
2針/3肌とした。この2枚のサンプルを縦長の方向に
縫い合せたものをL両端5功を把握してオートグラフに
より引っ張り、縫目の所で破断が生じる時の最大強力(
k9)を測定する。最大強力を縫い目(1.&ネ)で除
して縫製強度(k9/仇)を得る。柔軟度は、JISの
LI079−19665.1欄。
軟度 A法(45o カンチレバ法)により測定を行っ
た。数値は試料のスライド距離を示すものであり、値が
小さいほど柔軟であることを示している。伸長回復率は
、長さ2比ス×幅1弧のサンプルを採取し上端5仇を把
握しサンプルを上から吊り下げた形で固定する。
次いで下端5弧を把握して1.0k9の荷重を吊り下げ
、伸びを測定する。最初の長さをLo(仇)とし、1正
片間荷重をかけた時の長さL(仇)を求め次いで荷重を
はずして更に10分間放贋する。この時の長さをL2(
仇)とすると伸長回復率=三三EX・〇o(%) で伸長回復率を求める。
圧縮率及び圧縮回復率は、皮革状物から10仇×1比か
の正方形の小片lq叉をサンプリングし、この10枚を
重ねてその上に同じ広さの薄い金属板(5雌)をのせ、
2分間放置して、その厚さt。
を測定し、次いで10k9の荷重を全面に均等にかかる
様にして30分置く。荷重下30分後の厚さt,を測定
し、次いで荷重を取り除いて更に30分間放置してその
時の厚さらを求める。to,ち,t2より圧縮率及び圧
縮回復率は蹄率=キデxloo(%) 脇回復率=芋羊XI。
〇(%)で与えられる。
実施例 1 銅アンモニア法によるセル。
ース原液を、100ホールの薮口100の固から単繊維
の織度が0.15デニールになる様に水中に綾出し、1
00ホールの紡口1個毎に半凝固状態の時にそれぞれ集
東ガイドで集東し、単繊縦同志を自己接着させ、15デ
ニールの繊維東にした後、全体を集めて15000デニ
ールのトゥにして、精練し、乾燥した。このトウをカッ
ターで7肋にカットして短繊維東にした。
得られた長さ1仇舷の極細繊維東ステーブル400夕を
600その水にゆっくり縄拝しながら徐々に加え分散液
を作った。次いでこの分散液にポリアクリルアマイド(
明成イヒ学社製)の0.5%水溶液を2ぐ加えて25比
psの粘度を有したスラリー液とし、ハイドロフオーマ
ー型の斜額長網式抄造機にて目付量100夕/れの短繊
維抄造シートを得た。
この抄造シートの裏面に目付量50夕/あの目の荒いト
リコット線地(ナイロン664M/乳fのマルチフィラ
メントの編地)を均一に広げて敷き、第5図の様な2層
重ね合せのシートとした。
次いでこの2層重ね合せのシートの抄造シート側から全
面に隈まなく0.1側の径の/ズルより20k9/地の
圧力で連続的に噴出する高圧水流を当て、次いでシート
を裏がえして縞地側から同様に高圧水流を当てた。続い
て、40k9/地の圧力でシート物の表裏を2回ずつ高
圧水流にて処理し、短繊維と縞地とを絡み合せ不雛一体
化させた。こうして高圧水流で処理したシート物の断面
を走査型電子顕微鏡で観察すると、すでひ2層重ね合せ
の構造は認められず、19の繊維東は分割されて細い繊
維東と極細単繊縦に細分化され、編地と絡まり合って一
体となった三次元の絡み合い構造を示しており、不織層
と編地層とが複雑にからみ合い、いりくんだ不織繊維構
造シート物となっており、ちようど第1図に示した様な
断面構造であった。
この不織繊維構造物は、繊維東状物と単繊維が30:7
0の混在割合し、を有する極めて密度の高いシート状物
であった。
(密度0.斑夕/地)この様にして得られた勤細繊維と
編物との一体化繊維構造物は極めて柔軟で表面も滑らか
なタッチを有しており、衣料用の素材として興味ある風
合し・を有している。
不織繊維構造物目付量 1
48夕/め厚さ
0.45側密度 0.$夕
/地引張強力 縦86×務8.2(k9/仇
)引張破断伸度 〃91×〃73(%)引
裂強力 〃3.8×〃4.1(k9)
縫製強度 〃51×〃6.2(k9/仇)
柔軟度縦32×横36(風)伸長回復率
〃95×〃93(%)圧縮率
27(%)圧縮回復率
94(%)この不織繊維構造物に、ポリウレタンェラス
トマーの15%DMF溶液を合浸し、絞り率300%で
マングルにより絞った。
次いで30%DMF水溶液の中へ静かに入れ、30分間
放置してポリウレタンを充分に凝固させた。洗浄、乾燥
後、表面をサンドペーパーで起毛加工したところ、極め
て肌目の細い表面を有したヌバツク調の人工皮革が得ら
れた。このヌバック議の表面を光学顕微鏡で観察したと
ころ、第8図イのように細い繊維東の毛羽と極細学繊維
の毛羽の混在したうぶ毛状の毛羽を有する表面であった
本発明によるヌバツク調の人工皮革の物性は次に示す様
な値であった。
目付量 163夕/め厚 さ
0.3風繊維/ポリウレ
タン 77/23(重量比)密 度
0.39夕/均引張強力 縦8.8
×穣83(k9/仇)引張破断伸度 〃93
×〃75(%)引裂強力 〃4.1×〃4
.2(k9)縫製強度 〃5.2×〃6.4(
k9/仇)柔軟度 〃35×〃41(
肌)伸長回復率 〃97×〃95(%)圧
縮率 36(%)圧縮回復率
95(%)比較例 1編織物を
裏面に敷かずに、実施例1と同様にして得た沙造シート
(目付量150夕/舵)を高圧水流で処理した。
処理条件及び手順は実施例1で行った方法と全く同様で
あったが、高圧水流で処理するときに、シートは横方向
に伸びて広がり加工し‘こく〈得られた不織布状物も交
絡状態の悪いものであった。すなわち、繊維東と単繊雑
とは若干絡み合ってはいるが実施例1の不織繊維構造物
に比べ不織布といった感じがなくペーパーラィクである
。また電子顕微鏡で見ると一見して垂直方向を向いてい
る繊維が少なく、充実感の劣るものであることがわかる
この薄つべラな感じの不織布状物の物性を次に示す。目
付童 1$夕/め厚 さ
0.2物密 度
0.46夕/地引張強力 縦2.6×
横2.1(kg/仇)引張破断伸度 〃31
×〃42(%)引裂強力 〃0.9×〃
1.2(k9)縫製強度 〃1.6×〃0.
8(【9/仇)柔軟度 縦66×機7
8(畑)伸長回復率 〃37×〃20(%)
圧縮率 7(%)圧縮回復
率 100(%)次いで、実施例1
と同じウレタンェラストマー溶液を含浸を行って、マン
グルで絞ったところ、シート物は元の厚さに回復せず、
圧縮されたままの状態になってしまった。
次いで表面起毛をして得られた皮革状物の物性を次に示
す。表面の毛羽譲態は横にねた繊維をひつかいた様な、
めくれ状態の毛羽が多かった。
目付量146夕/枕 厚 さ 0.23柵繊維/
ポリウレタン:91/9(重量比)密 度
0.筋夕/地引張強力 縦3.1
×横2.6(k9/弧)引張破断伸度 〃4
3×〃52(%)引裂強力 ″0.9×
〃1.2(k9)縫製強度 〃1.4×〃1.
1(k9/仇)柔軟度 〃75×〃9
3(肌)伸長回復率 縦52×藤30(%
)圧縮率 5%圧縮回復率
100%これらの値を実施例
1の皮革状物の物性と比較してみると、引張強力など強
度関係が著しく低く、しかも充実感のない皮革状物であ
ることが容易に理解できる。
すなわち、同じ程度の目付量に対し著しく厚味がなく、
更に、圧縮率がわずか5%と弾力性が乏しく、柔軟性も
極めて悪い。この事は、編織物の存在がいかに大切であ
るかを物語っており、編織物の存在で絡み合いが進み、
更には垂直方向の繊維を生み出して弾力性豊かな不織繊
維構造物を与えることを示している。実施例 2島成分
としてナイロン6(相対硫酸粘度7y=3.2)40重
量部、海成分としてポリスチレン(旭ダゥ社製スタィロ
ンGP−679)60重量部を用いて溶融紙糸した海島
繊維を得た。
この海島繊維の海成分を5ぴCのクロロホルムで抽出し
て、単糸デニール0.対、繊維東デニール1紅の極細繊
維東を得た。次いでこの極細繊維東を3と9/地のスチ
ームで処理して、繊維東内の単繊維同志を軽く融着させ
、その後押込加工機を用いて捲縮をかけ35凧にカット
してステープルとした。
このステープルをカード機によりランダムウヱブにしク
ロスレィャーにて目付量120夕/あのクロスレィドウ
ェブを得た。
次いでこのクロスレィドウェプの裏面にカーゼ状のポリ
エステル繊維3の/24fからなる目付量55夕/〆の
織物を重ね合せ、2層積層構造のシート物にした。この
2層積層構造のシート物に100の副/i比h2のニー
ドルパンチを行い、次いで40k9/柵の高圧水流を表
裏2回ずつ交絡、絡着加工したところ、第1図に示した
と同様な、極細単繊維と大小さまざまの太さを有する繊
維東と織物とが一体となった構造を有する繊維構造物を
得た。この繊維構造物を構成する繊維東と単繊総の混在
割合は20:80であり、その密度は0.37夕/めで
あった。
しかも柔らかく弾力感に豊む不織繊維構造物であり、そ
の諸物性は次に記す値を示した。目付量
170夕/枕厚 さ
0.46肋密 度 0.
37夕/地引張強力 縦7.5×藤6.3(k
9/肌)引張破断伸度 〃62×〃81(%
)引裂強力 〃3.9×〃4.1(k9
)縫製強度 〃4.8×〃3.7(k9/肌)
柔軟度 〃34×〃聡(側)伸長回復
率 〃89×〃92(%)圧縮率
25(%)圧縮回復率
91(%)この不織繊維構造物に実施例1に
行ったと同様な方法でポリウレタンェラストマーを含浸
、凝固し、更に表面起毛を行ったところ表面に極めて細
いうぶ毛羽を有するヌバック調の人工皮革を得ることが
できた。この皮革状物も実施例1で得たものと同様、細
い繊維東の毛羽の間に、ビッシリと極細単繊総の毛羽が
生じている。
第8図イの様な毛羽態様を特つた人工皮革であった。縛
られた人工皮革の物性を次に示す。目付量
松0夕/枕厚 さ
0.55肋密 度 0.
41夕/係繊維/ポリウレタンこ75/25(重量比)
引張強力 縦83×機7.5(k9/仇)引張
破断伸度 〃77×〃90(%)引裂強力
〃4.2×〃4.8(k9)縫製強度
〃55×〃4.2(kg/仇)柔軟度
〃39×〃41(肋)伸長回復率
〃93×〃93(%)圧縮率
31(%)圧縮回復率 93(
%)比較例 2実施例2で得た海島断面構造の複合繊維
を、海成分を抽出せずにそのまま使用し、捲縮をかけた
後、35側にカットし、次いでカード機、クロスレィヤ
ーを用い、目付量300夕/あのクロスレイドウェブを
得た。
次いで実施例2で用いたものと同じポリエステル繊維織
物を裏面に置き、同一条件でニードルパンチ、高圧水流
処理を行い不織布状物を得た。この不織布状物は織物と
海島繊維が絡まり合った繊維構造物であった。
この不織布状物を沸点還流のトリクレンで処理し、海島
繊維の海成分であるスチレンを抽出したところ、繊維東
のみが存在し、この繊維東のみが織物と絡み合っている
ものであった。このものの密度は、0.19夕/地と極
めて粗なシート物であった。この繊維東=織物の三次元
交絡体の物性を次に示す。目付量
松0夕/枕厚 さ 1.
1風密 度 0.19夕/地引
張強力 縦4.2×藤3.7(k9/弧)引張
破断伸度 縦78×横90(%)引裂強力
〃2.2×〃2.6(【9)縫製強度
〃1.4×〃2.1(k9/弧)柔軟度
〃32×〃34(凧)伸長回復率
〃72×〃斑(%)圧縮率
42(%)圧縮回復率 5
1(%)これらの物性が示すように、締りのない圧縮回
復率の悪い不織布状物であり、繊維東のみの絡み合い物
では密度が充分に上り切らないことを示している。
この原因の一つには、不織布化の絡み合せの段階で、繊
維の形態は海島繊維という太いモノフィラメントである
ことが影響しているものと思われる。本発明の場合は適
度に単繊維同志が接着した極細繊維の繊維東、すなわち
マルチフィラメントを用いるので、絡み合せと同時に繊
維東の分割更には単繊雑までの細分化が起り不織布をよ
り繊密なものとすることができるものである。
次にウレタンを含浸・凝固させて、表面起毛したところ
、ウレタン含浸時に絞った時に弾力がないため、その厚
味が回復せず、偏平になり、更には表面状態も粗い安物
の感じのものとなってしまつた。
この皮革状物の不織布層は第3図に示した様な繊維東の
みの絡み合い物であり、その空隙にポリウレタンが大き
な塊りで凝固した構造を示していた。
またその表面を覆う毛羽は、すべてが繊維東からなる毛
羽であり、ちようど第8図口の様な立毛状態を示してお
り、肌目の荒い風合し、であった。得られた皮革状物の
物性を次に示す。目付量 28
5タノの厚 さ0.6側密 度
0.47タノの繊維/ポリウレタン=77/23(重
量比)引張強力 縦4.5×横3.9(k9/
仇)引張破断伸度 〃82×〃97(%)引
裂強力 〃2.4×〃3.1(k9)縫製
強度 ″1.5×〃2.1(k9/肌)柔軟度
縦62×横59(肋)伸長回復率
〃76×〃聡(%)圧縮率
12(%)圧縮回復率
私(%)比較例2の皮革状物と、実施例2の皮革
状物との差は強度低下、圧縮率低下及び柔軟性の低下に
顕著にみられ、繊維東が細分化されずに太いまま三次元
的に絡み合った不織状物及び皮革状物が本発明の目的を
満足するものではないこと示している。
実施例 3 濃い硝酸に溶解したポリアクリルニトリルを薄い硝酸溶
液中に、0.1肋の孔径の織口(60ホール)から押出
し、繊維状に凝固させた。
十分に水洗した後、スチームボックス中で約8倍に延伸
し、次いでDM『の50%水溶液中に1の彰間滞留させ
、その後100qoで乾燥させて自己接着した18デニ
ール/60フィラメント(単繊雑度0.3デニール)の
アクリル繊維を得た。この自己接着したアクリル繊維を
5豚にカットして短繊維東にした。
得られた短繊維800夕を1200その水が入った分散
層にゆっくりと燈拝しながら加え、分散液を作った。次
いでこの分散液にポリアクリルアマイドの0.5%水溶
液を3夕加えて15比psの粘度を有したスラリー液と
し、ハイドロフオーマー型の煩斜長絹式抄造機で抄造し
て、目付量150夕/〆の抄造シートを得た。
この抄造シートの裏面に両面糠地(ナイロン6.30デ
ニール/24フィラメントの多繊条繊維による編地。
目付量40夕/め)を当てがい第5図の様な2層構造物
とし、次いで、実施例1で行ったと同様な条件で高圧水
流加工を行い繊維東の細分化された単繊維の混在する編
地との不平隆一体化不織繊維構造物を得た。将にこのも
のは第1図に示す構造を有しており、単繊総と繊維束の
割合いは85/15であり、極めて柔軟で弾力感豊かな
繊維シート状物であった。
こうして得られた極細繊維と編物との一体化繊総構造物
にポリウレタンェラストマーの12%メチルエチルケト
ン溶液を含浸し、絞り率300%でマングルにより絞っ
た。
次いで、3500の水の中へ入れ、30分間放置してポ
リウレタンを充分に凝固させた。洗浄、乾燥後、表面を
サンドペーパーで起毛加工したところ、極めて肌目の細
い表面を有したヌバック調の人工皮革が得られた。この
ヌバック調の表面を光学顕微鏡で観察したところ、若干
の繊維東の毛羽と、大多数の単繊総の毛羽とからなる第
8図イのごとき立毛状態が見られた。この本発明のヌバ
ック調の人工皮革の物性を次に示す。目付量
236夕/め厚 さ
・ 0.7豚密 度 0
.34夕/仇繊維/ウレタン 80/20(重
量比)引張強力 縦7.9×簾7.5(k9/
肌)引張破断伸度 〃93×〃105(%)
引裂強力 〃4.9×〃4.2(【9)縫
製強度 縦×4.2×横39(k9/瓜)柔軟度
〃36×〃31(肌)伸度回復率
〃89×〃81(%)圧縮率
26(%)圧縮回復率
90(%)比較例 3実施例3で得られたアクリ
ル極細繊維東よりなる目付量150タノ〆の抄造シート
を単独で高圧水流処理して三次元絡み合いシート物にし
た。
このシートの目付量150夕/めであった。この不織布
状物の裏面に実施例3で用いた両面緑地を敷き、ION
団/iMh2のニー′ドルパンチを行い軽く接合された
2層構造シートを得た。この2層構造シートは、ちよう
ど第2図に示した構造を有するシート物であり、紙地の
組織間を貫通したりござり込んだりしたいる繊維東及び
単繊維はほとんど見当らなかった。この2層構造物に、
実施例3で行ったと同様にウレタンを含浸し、皮革状物
を得た。
この物の表面状態は、実施例3で得た皮革状物に比べ、
横に寝た毛羽が多く、弾力感のある立毛状態ではなかっ
た。
しかし、毛羽は単繊維と繊維東の混在する毛羽であった
。その他の物性については特に強度と圧縮率、圧縮回復
率及び柔軟性が著しく劣っており、本発明品に比べ価値
のない皮革状物であった。単なる2層構造では本発明品
の有する特性を与えることは不可能であり、繊維東と単
繊維とが糠織物と実に不平隆一体となった三次元の絡み
あい構造を有していることが重要であることを示してい
る。比較例3において得られた2層構造の皮革状物の物
性は次の通りである。目付量
235夕/め厚 さ 0
.5側密 度 0.47夕/め
繊維/ポリウレタン80/20引張強力 縦4
.7×横3.9(k9/仇)引張破断伸度
〃82×〃96(%)引裂強力 〃2.
1×〃1.7(kg)縫製強度 〃1.2×〃
1.6(k9/肌)柔軟度 縦69×
横63(肌)伸長回復率 〃52×〃71
(%)圧縮率 8(%)圧縮
回復率 62(%)
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の不織繊維構造物及び皮革状物の断面
構造と表面の毛羽の状態を同時に榛式的に示した図であ
る。 第2図は、上部に不織布構造を有するシートがあり、下
部に線織物が上部の不織布と無干渉に存在する本発明外
の2層構造シート物を模式的に示した図である。第3図
は、実質的に繊維東のみからなる本発明外の不織布の断
面構造及び表面状態を模式的に示した図である。第4図
は、天然皮革の断面構造を模式的に示した図である。第
5図は、本発明品を得るために使用される中間物の一例
の模式図である。第6図は、シート状物の引裂強力を測
定する際のサンプルの形状と測定状態を示す図である。
第7図は、縫製強力を測定する際のサンプルの状態及び
縫製部分の詳細を示す図である。第8図イは、本発明の
皮革状物を表面起毛したときの毛羽の状態を模式的に示
した図である。第8図口は、本発明外の繊維東のみから
成る皮革状物を表面起毛したときの毛羽の状態をそれぞ
れ模式的に示した図である。帯「図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 大小さまざま太さをもつ繊維束、この繊維束より細
    分化された単繊維及び編織物類とからなる構造物であつ
    て、編織物類はこの構造物の裏面又は裏面域に存在し、
    繊維束と単繊維とが混在した三次元の相互の絡み合い及
    びこれらが編織物類の組織に入りこんだランダムなから
    み合いにより全体として不離一体の構造としたことを特
    徴とする不織繊維構造物。 2 単繊維繊度が0.5デニール以下であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の不織繊維構造物。 3 編織物類は目付は、10〜100g/m^2であつ
    て、かつ、不織繊維構造物全体目付の70重量%を越え
    ない割合で裏面又は表面域に存在していることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の不織繊維構造物。 4 単繊維及び繊維束を構成する単繊維の繊維長が10
    mm以下であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の不織繊維構造物。 5 単繊維繊度が0.5デニール以下の繊維からなる大
    小さまざまな太さをもつ繊維束、この繊維束より細分化
    された単繊維及び編織物類とからなる構造物であつて、
    編織物類はこの構造物の裏面又は裏面域に存在し、繊維
    束と単繊維とが混在した三次元的な相互の絡み合い及び
    これらが編織物類の組織に入りこんだランダムなからみ
    合いにより全体として不離一体の構造となつており、か
    つ、全体構造の組織間隙にゴム状弾性重合体を介在せし
    めていることを特徴とする不織繊維構造物。 6 単繊維及び繊維束を構成する単繊維の繊維長が10
    mm以下であることを特徴とする特許請求の範囲第5項
    記載の不織繊維構造物。 7 編織物類の目付は30〜70g/m^2であつて、
    かつ、不織繊維構造物全体目付の40〜10重量%の範
    囲で裏面又は裏面域に存在していることを特徴とする特
    許請求の範囲第5項記載の不織繊維構造物。 8 不織繊維構造物の表面がうぶ毛状に毛羽立てられて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の不織
    繊維構造物。
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