JPS592925Y2 - 浴湯の黒鉛球状化処理装置 - Google Patents
浴湯の黒鉛球状化処理装置Info
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- JPS592925Y2 JPS592925Y2 JP11460181U JP11460181U JPS592925Y2 JP S592925 Y2 JPS592925 Y2 JP S592925Y2 JP 11460181 U JP11460181 U JP 11460181U JP 11460181 U JP11460181 U JP 11460181U JP S592925 Y2 JPS592925 Y2 JP S592925Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は溶湯の黒鉛球状化処理装置に係り、特に黒鉛球
状化剤中のマグネシュム(Mg)の歩留りを向上し、且
つ溶湯の温度低下を効果的に抑制し得る黒鉛球状化処理
装置に関するものである。
状化剤中のマグネシュム(Mg)の歩留りを向上し、且
つ溶湯の温度低下を効果的に抑制し得る黒鉛球状化処理
装置に関するものである。
従来より、球状黒鉛鋳鉄を得るための(黒鉛)球状化処
理方法として種々なる手法が提案されてきているが、通
常は取鍋内において所定の溶湯と球状化剤、例えばMg
、 Re、 Ca、 Siなどの金属或いはそれらの合
金などとを反応せしめ、そしてかかる球状化処理溶湯を
鋳型に注湯して、所望の球状黒鉛鋳鉄製品を得ている。
理方法として種々なる手法が提案されてきているが、通
常は取鍋内において所定の溶湯と球状化剤、例えばMg
、 Re、 Ca、 Siなどの金属或いはそれらの合
金などとを反応せしめ、そしてかかる球状化処理溶湯を
鋳型に注湯して、所望の球状黒鉛鋳鉄製品を得ている。
しかしながら、この取鍋内の球状化手法は、溶湯を一旦
取鍋内に移す必要があるため、自動注湯機の設置が困難
であるのであり、また球状化処理した溶湯の取鍋から鋳
型への注湯には数秒乃至10数分間の時間的経過が避は
得す、そのために経時変化による高価なMg、 Re等
の消失ロスなどの問題を惹起している他、作業が面倒で
あり、更に多量の白煙などの発生や湯の飛散による作業
環境の悪化や作業の危険性の問題を内在し、しかも大気
との接触によるノロの大量発生や、それに伴なう球状化
剤の利用効率の低下、製品品質への悪影響などの問題も
内在している。
取鍋内に移す必要があるため、自動注湯機の設置が困難
であるのであり、また球状化処理した溶湯の取鍋から鋳
型への注湯には数秒乃至10数分間の時間的経過が避は
得す、そのために経時変化による高価なMg、 Re等
の消失ロスなどの問題を惹起している他、作業が面倒で
あり、更に多量の白煙などの発生や湯の飛散による作業
環境の悪化や作業の危険性の問題を内在し、しかも大気
との接触によるノロの大量発生や、それに伴なう球状化
剤の利用効率の低下、製品品質への悪影響などの問題も
内在している。
また、このような取鍋内での球状化処理手法に代わるも
のとして、鋳型内の湯道に凹所を形成してそこに球状化
剤を収容せしめておくことにより、注湯される溶湯がか
かる球状化剤と反応した後製品部に導かれるようにした
もの(インモールド・プロセス)があるが、この手法で
は、鋳型内に形成された凹所(反応室)に、最終的に球
状化処理後の溶湯が残在凝固することとなるため、鋳造
溶湯の製品率が甚しく低下し、これが鋳造コストを上昇
せしめる大きな原因となっていたのであり、また発生す
るノロが製品部に流入して鋳造製品の品質に重大な悪影
響をもたらす等の問題をも内在しているので゛ある。
のとして、鋳型内の湯道に凹所を形成してそこに球状化
剤を収容せしめておくことにより、注湯される溶湯がか
かる球状化剤と反応した後製品部に導かれるようにした
もの(インモールド・プロセス)があるが、この手法で
は、鋳型内に形成された凹所(反応室)に、最終的に球
状化処理後の溶湯が残在凝固することとなるため、鋳造
溶湯の製品率が甚しく低下し、これが鋳造コストを上昇
せしめる大きな原因となっていたのであり、また発生す
るノロが製品部に流入して鋳造製品の品質に重大な悪影
響をもたらす等の問題をも内在しているので゛ある。
かかる点に鑑みて、本願出願人は、先に特願昭54−1
26309号として新しい溶湯の黒鉛球状化処理装置を
提案した。
26309号として新しい溶湯の黒鉛球状化処理装置を
提案した。
すなわち、該装置は、外筒容器内部の中空部分に形成さ
れた反応室内に、該外筒容器上部の受湯口から連続的に
注湯される溶湯を一時的に滞溜せしめて、そこに収容さ
れている黒鉛球状化剤との間に所定の反応をおこさせる
反応ポットを配置し、そして該反応ポットから溢流する
処理溶湯の出湯口を一時的に閉塞させる蓋を設けること
により、該反応室内に溶湯のプールを形成させるととも
に、所定時間後に溶湯の熱によって鉄蓋を溶融せしめて
、出湯口を開口させ、以て所定の鋳型に導くようにした
ものである。
れた反応室内に、該外筒容器上部の受湯口から連続的に
注湯される溶湯を一時的に滞溜せしめて、そこに収容さ
れている黒鉛球状化剤との間に所定の反応をおこさせる
反応ポットを配置し、そして該反応ポットから溢流する
処理溶湯の出湯口を一時的に閉塞させる蓋を設けること
により、該反応室内に溶湯のプールを形成させるととも
に、所定時間後に溶湯の熱によって鉄蓋を溶融せしめて
、出湯口を開口させ、以て所定の鋳型に導くようにした
ものである。
そして、これによって、溶湯と球状化剤との間の反応が
効果的に進行し、均一な黒鉛球状化品質の鋳鉄が容易に
得られ、また球状反応時におこりがちな大量の白煙の発
生や湯の飛散、悪臭の発生などが防止され、作業環境や
安全衛生の面において大いに改善され得る等の数々の利
点が得られたのであるが、本考案者がその後更に検討を
加えたところ、かかる優れた特徴を有する装置にあって
も、なお解決されるべき二、三の問題点が内在している
ことが明らかとなった。
効果的に進行し、均一な黒鉛球状化品質の鋳鉄が容易に
得られ、また球状反応時におこりがちな大量の白煙の発
生や湯の飛散、悪臭の発生などが防止され、作業環境や
安全衛生の面において大いに改善され得る等の数々の利
点が得られたのであるが、本考案者がその後更に検討を
加えたところ、かかる優れた特徴を有する装置にあって
も、なお解決されるべき二、三の問題点が内在している
ことが明らかとなった。
すなわち(1)受湯口と反応ポットとの間には、蓋など
の仕切りが存在しないので、構造上、どうしても球状化
剤と空気との接触が避けられず、それ故該球状化剤に含
まれるMgが酸化される結果、鋳鉄中に導入されるMg
の歩留りが低下する。
の仕切りが存在しないので、構造上、どうしても球状化
剤と空気との接触が避けられず、それ故該球状化剤に含
まれるMgが酸化される結果、鋳鉄中に導入されるMg
の歩留りが低下する。
(2)球状化処理された溶湯が外筒容器に触れながら出
湯口に導かれるので、外筒容器に熱を奪われて、処理溶
湯の温度が低下する。
湯口に導かれるので、外筒容器に熱を奪われて、処理溶
湯の温度が低下する。
(3)反応ポット内の溶湯が完全に出きらないので、溶
湯の製品率の向上を阻害する、等がある。
湯の製品率の向上を阻害する、等がある。
本考案は、かかる点に鑑み、本考案者が更なる検討を加
えた結果見い出されたものであって、先の出願に係る装
置の利点を享受しつつ、前述した問題点を悉く解決した
装置を提供することを目的とするものである。
えた結果見い出されたものであって、先の出願に係る装
置の利点を享受しつつ、前述した問題点を悉く解決した
装置を提供することを目的とするものである。
しかして、本考案は、
(a) 上部中央部に黒鉛球状化処理の施されるべき
溶湯の受湯口を有し、且つ内部が中空部とされて底部に
開口する外筒容器と、 (b) 筒状外壁と上部に溶湯溢流部が設けられた筒
状内壁とからなる、所定の黒鉛球状化剤を収容するドー
ナツ状断面の容器にして、底部に一時的に閉塞された溶
湯抜き孔を有し、且つ該筒状内壁にて形成される中心部
の中空孔が出湯口とされた、前記外筒容器の中空部内に
密に嵌挿せしめられる反応ポットと、 (C)該反応ポットの筒状外壁に可及的に近接して溶湯
の注湯孔を有し、前記外筒容器の受湯口に注湯された溶
湯が該注湯孔を通じて該反応ポット内に導かれるように
した、該反応ポットの上部開口部を覆蓋する蓋部材とを
、 含むことを特徴とする溶湯の黒鉛球状化処理装置にある
。
溶湯の受湯口を有し、且つ内部が中空部とされて底部に
開口する外筒容器と、 (b) 筒状外壁と上部に溶湯溢流部が設けられた筒
状内壁とからなる、所定の黒鉛球状化剤を収容するドー
ナツ状断面の容器にして、底部に一時的に閉塞された溶
湯抜き孔を有し、且つ該筒状内壁にて形成される中心部
の中空孔が出湯口とされた、前記外筒容器の中空部内に
密に嵌挿せしめられる反応ポットと、 (C)該反応ポットの筒状外壁に可及的に近接して溶湯
の注湯孔を有し、前記外筒容器の受湯口に注湯された溶
湯が該注湯孔を通じて該反応ポット内に導かれるように
した、該反応ポットの上部開口部を覆蓋する蓋部材とを
、 含むことを特徴とする溶湯の黒鉛球状化処理装置にある
。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて更に詳細に説
明することとする。
明することとする。
先ず、第1図において、10は黒鉛又は鉄からなる外筒
容器であり、その上部中央部に円錐孔部分12と直孔部
分14とからなる、球状化処理されるべき溶湯の受湯口
16を有し、そして該受湯口16に続いて大きな直径の
中空部18を有しており、また該中空部18は該外筒容
器10の底部で大きく開口している。
容器であり、その上部中央部に円錐孔部分12と直孔部
分14とからなる、球状化処理されるべき溶湯の受湯口
16を有し、そして該受湯口16に続いて大きな直径の
中空部18を有しており、また該中空部18は該外筒容
器10の底部で大きく開口している。
すなわち、該外筒容器10は、その上端に受湯口16の
みで開口する、上部開口部を小さくした円筒状部材とな
っている。
みで開口する、上部開口部を小さくした円筒状部材とな
っている。
そして、かかる外筒容器10の中空部18内に、反応ポ
ット20が隙間なく密に嵌挿され得るようになっている
。
ット20が隙間なく密に嵌挿され得るようになっている
。
この反応ポット20は、筒状外壁22と、該筒状外壁2
2より高さが若干低く、且つ中心部に出湯口となる中空
孔24が形成された筒状内壁26とを備えた、所定の黒
鉛球状化剤28を収容する断面がドーナツ状の耐火材料
製容器であり、筒状内壁26上部近傍は溶湯溢流部とさ
れるとともに、その上端には、筒状外壁22と同程度の
高さとなる3本の柱状部30が一体的に形成されている
。
2より高さが若干低く、且つ中心部に出湯口となる中空
孔24が形成された筒状内壁26とを備えた、所定の黒
鉛球状化剤28を収容する断面がドーナツ状の耐火材料
製容器であり、筒状内壁26上部近傍は溶湯溢流部とさ
れるとともに、その上端には、筒状外壁22と同程度の
高さとなる3本の柱状部30が一体的に形成されている
。
また、反応ポット20の底部には、第1図及び第2図に
示されるように、球状化剤28により、一時的に閉塞さ
れた適当個数(本実施例では4個)の最終溶湯抜き孔3
2が設けられている。
示されるように、球状化剤28により、一時的に閉塞さ
れた適当個数(本実施例では4個)の最終溶湯抜き孔3
2が設けられている。
該最終溶湯抜き孔32は、注湯当初は球状化剤28によ
り閉塞されて溶湯の洩れ出すのを阻止しているが、球状
化剤28が溶湯と反応して消失した後において、最終的
に反応ポット20内の溶湯が該抜き孔32を通じて排出
され得るようになっている。
り閉塞されて溶湯の洩れ出すのを阻止しているが、球状
化剤28が溶湯と反応して消失した後において、最終的
に反応ポット20内の溶湯が該抜き孔32を通じて排出
され得るようになっている。
そして、前記反応ポット20の上面には、第3図に示さ
れる如く、上部中央部付近に溶湯を導く一定量さの溝3
4を有する円板状の蓋36が載置されて、該反応ポット
20の上部開口部を覆蓋しており、また該溝34の両端
部付近の筒状外壁22の内壁面の上方位置には、円弧状
長穴の注湯孔3Bが形成されている。
れる如く、上部中央部付近に溶湯を導く一定量さの溝3
4を有する円板状の蓋36が載置されて、該反応ポット
20の上部開口部を覆蓋しており、また該溝34の両端
部付近の筒状外壁22の内壁面の上方位置には、円弧状
長穴の注湯孔3Bが形成されている。
このように、注湯口38は筒状外壁22に可及的に接近
して設けられており、これによって該反応ポット20へ
の注湯が効果的に行なわれ得ることとなる。
して設けられており、これによって該反応ポット20へ
の注湯が効果的に行なわれ得ることとなる。
また、蓋36の溝34の幅は外筒容器10の直孔部分1
4の直径より大きくされるとともに、鉄蓋36の上面は
、そのセット時に外筒容器10の中空部18の上面に当
接させられて注湯時における鉄蓋36の浮上を防止する
ようにされている。
4の直径より大きくされるとともに、鉄蓋36の上面は
、そのセット時に外筒容器10の中空部18の上面に当
接させられて注湯時における鉄蓋36の浮上を防止する
ようにされている。
また、蓋36はその中央部を、筒状内壁26上に形成さ
れた柱状部30により支持されるようになっている。
れた柱状部30により支持されるようになっている。
以上のように構成された球状化処理装置においては、先
ず1個の鋳型毎にかかる装置が用意されて、第4図の如
き所定の鋳型40上に載置され、そして注湯機或は取鍋
42より溶湯44が注湯されることとなる。
ず1個の鋳型毎にかかる装置が用意されて、第4図の如
き所定の鋳型40上に載置され、そして注湯機或は取鍋
42より溶湯44が注湯されることとなる。
この注湯された溶湯44は、受湯口16から蓋36の溝
34内を通り、その溝34の両端部に設けられた注湯口
38から反応ポット20内に流入し、そして溶湯44が
一定量に達すると筒状内壁26上部の溶湯溢流部から中
空孔24を通じて鋳型40へ導びかれる。
34内を通り、その溝34の両端部に設けられた注湯口
38から反応ポット20内に流入し、そして溶湯44が
一定量に達すると筒状内壁26上部の溶湯溢流部から中
空孔24を通じて鋳型40へ導びかれる。
ところで、注湯口38は筒状外壁22の内壁面上方近傍
に設けられているので、注湯口38から流入した溶湯4
4は筒状外壁22の内壁面に沿って下降し、そして反応
ポット20内に収容された黒鉛球状化剤28付近で反転
して、筒状内壁26の壁面に沿って上昇し、中空孔24
から流出することとなるが、その際溶湯44が黒鉛球状
化剤28を接触することにより、黒鉛球状化反応が進行
する。
に設けられているので、注湯口38から流入した溶湯4
4は筒状外壁22の内壁面に沿って下降し、そして反応
ポット20内に収容された黒鉛球状化剤28付近で反転
して、筒状内壁26の壁面に沿って上昇し、中空孔24
から流出することとなるが、その際溶湯44が黒鉛球状
化剤28を接触することにより、黒鉛球状化反応が進行
する。
そして、黒鉛球状化処理の済んだ溶湯44は、出湯口で
ある中空孔24を通じてその下方に開口する鋳型40の
湯口46から湯道48を通って製品部50に導びかれる
ことにより、所望の鋳込み操作が進行する。
ある中空孔24を通じてその下方に開口する鋳型40の
湯口46から湯道48を通って製品部50に導びかれる
ことにより、所望の鋳込み操作が進行する。
そして、注湯機又は取鍋14からの注湯が終了し、反応
ポット20内の球状化剤28をも反応によって消失する
ようになると、該救状化剤2Bによって閉塞されていた
最終湯抜き孔32が開孔されて、該抜き孔32を通じて
反応ポット20内の溶湯44は全て鋳型40へ導かれる
のである。
ポット20内の球状化剤28をも反応によって消失する
ようになると、該救状化剤2Bによって閉塞されていた
最終湯抜き孔32が開孔されて、該抜き孔32を通じて
反応ポット20内の溶湯44は全て鋳型40へ導かれる
のである。
従って、かかる構成の本実施例装置によれば、次の効果
が得られることとなる。
が得られることとなる。
(1)鋳鉄内に取り込まれる球状化剤中のMgの歩留り
が向上する: すなわち、受湯口16と黒鉛球状化剤28を収容した反
応ポット20との間には、蓋36が設けられ、且つ蓋3
6に形成された注湯孔38は、注湯時に溶湯44によっ
て口が塞がれることとなるため、反応ポット20内への
空気の流入が阻止せしめられ、以て反応ポット20内で
は、比較的空気に触れることが少ない状態で黒鉛球状化
処理が行なわれることになる。
が向上する: すなわち、受湯口16と黒鉛球状化剤28を収容した反
応ポット20との間には、蓋36が設けられ、且つ蓋3
6に形成された注湯孔38は、注湯時に溶湯44によっ
て口が塞がれることとなるため、反応ポット20内への
空気の流入が阻止せしめられ、以て反応ポット20内で
は、比較的空気に触れることが少ない状態で黒鉛球状化
処理が行なわれることになる。
一方、球状化剤28中のMgは空気との親和力が強く酸
化され易いものであるので、前記のように空気に触れる
ことの少ない状態で処理すると、Mgの酸化による無駄
な消費が制限されて、鋳鉄中に取り込まれるMgの歩留
りを向上させ得ることとなる。
化され易いものであるので、前記のように空気に触れる
ことの少ない状態で処理すると、Mgの酸化による無駄
な消費が制限されて、鋳鉄中に取り込まれるMgの歩留
りを向上させ得ることとなる。
また、本実施例装置の外筒容器10は黒鉛又は鉄を使用
しているので、外部から空気の流通が阻害され、前記M
gの歩留りが向上され得る。
しているので、外部から空気の流通が阻害され、前記M
gの歩留りが向上され得る。
以上の結果、球状化剤28の添加量を著しく削減し得る
こととなったのである。
こととなったのである。
因みに、球状化剤中のMgの歩留りについて、従来法と
本考案とを比較して第1表に示すが、その結果より明ら
かなように本考案装置の採用によってMg歩留りの著し
い向上が遠戚され得たのである。
本考案とを比較して第1表に示すが、その結果より明ら
かなように本考案装置の採用によってMg歩留りの著し
い向上が遠戚され得たのである。
(2)
球状化処理溶湯の温度低下が抑制される:すなわち、溶
湯44は反応ポット20内の中央部の筒状内壁26の中
空孔24から出湯されるので、径内例の如く外壁に沿っ
た細い通路から出湯される場合のように外壁に熱を奪わ
れることが全くない。
湯44は反応ポット20内の中央部の筒状内壁26の中
空孔24から出湯されるので、径内例の如く外壁に沿っ
た細い通路から出湯される場合のように外壁に熱を奪わ
れることが全くない。
従って、溶湯44の温度低下が少ない。
因みに、第2表に、上側の装置における溶湯44の温度
低下度合を調べた実験結果を示すが、本考案においては
30〜35°C程度の温度低下に止め得るのである。
低下度合を調べた実験結果を示すが、本考案においては
30〜35°C程度の温度低下に止め得るのである。
これに対して、本願出願人が先に出願した特願昭54−
126039号における溶湯の温度低下の度合は約50
°Cであった。
126039号における溶湯の温度低下の度合は約50
°Cであった。
T:反応ポット20流入前の溶湯温度
t:反応ポット20から流出した溶湯温度(3)溶湯の
製品率が大巾に向上する: すなわち、反応ポット20の底部に4個の最終溶湯抜き
孔32が設けられているので、反応ポット20内に溶湯
44が残留することがほとんどなくなり、溶湯44の製
品率が大巾に向上され得る。
製品率が大巾に向上する: すなわち、反応ポット20の底部に4個の最終溶湯抜き
孔32が設けられているので、反応ポット20内に溶湯
44が残留することがほとんどなくなり、溶湯44の製
品率が大巾に向上され得る。
(4)更に、自動注湯機の使用が可能となり、作業者が
重労働から解放され得、また従来の置注法のように大量
の白煙の発生や湯の飛散がなく、作業環境や、安全衛生
面の加養を図り得る。
重労働から解放され得、また従来の置注法のように大量
の白煙の発生や湯の飛散がなく、作業環境や、安全衛生
面の加養を図り得る。
なお、第1図ないし第4図に示す実施例においては、最
終溶湯抜き孔32を一時的に閉塞させるのに球状化剤2
8そのものが用いられているが、これに代えて、鉄製の
一時閉塞蓋を使用してもよい。
終溶湯抜き孔32を一時的に閉塞させるのに球状化剤2
8そのものが用いられているが、これに代えて、鉄製の
一時閉塞蓋を使用してもよい。
すなわちこの一時閉塞蓋は、注湯機等からの注湯が終了
した後、反応ポット20内に残留する溶湯44に所定時
間接触することにより、溶融せしめられ得るようにされ
、これによって該溶湯抜き孔32が開口せしめられるこ
ととなる。
した後、反応ポット20内に残留する溶湯44に所定時
間接触することにより、溶融せしめられ得るようにされ
、これによって該溶湯抜き孔32が開口せしめられるこ
ととなる。
また、第1図ないし第4図に示す実施例装置において、
筒状内壁26を筒状外壁22と略同じ高さとして蓋36
の中央部を支持して柱状部30の役割りをもたせるとと
もに、筒状内壁26の上端部近傍に溶融溢流用の孔を設
け、中空孔24と連通させてもよい。
筒状内壁26を筒状外壁22と略同じ高さとして蓋36
の中央部を支持して柱状部30の役割りをもたせるとと
もに、筒状内壁26の上端部近傍に溶融溢流用の孔を設
け、中空孔24と連通させてもよい。
以上、本考案の具体例について説明したが、本考案はか
かる具体例に何等限定されるものではなく、本考案の趣
旨を逸脱しない範囲において種々なを改良、変更等を加
えた態様で実施し得るものである。
かる具体例に何等限定されるものではなく、本考案の趣
旨を逸脱しない範囲において種々なを改良、変更等を加
えた態様で実施し得るものである。
以上詳述したように、本考案によれば、反応ポット上部
は巧みに蓋部材で覆われているので、黒鉛球状化処理の
際における球状化剤が空気に触れることが少なく、それ
放球状化剤中のMgが無駄に酸化されて浪費されること
が抑制され、以て球状化剤の添加量を効果的に削減し得
るとともに、球状化剤中のMgの歩留りを向上させ得る
のである。
は巧みに蓋部材で覆われているので、黒鉛球状化処理の
際における球状化剤が空気に触れることが少なく、それ
放球状化剤中のMgが無駄に酸化されて浪費されること
が抑制され、以て球状化剤の添加量を効果的に削減し得
るとともに、球状化剤中のMgの歩留りを向上させ得る
のである。
また、出湯口は反応ポットの中央部付近に設けられてい
るので、処理溶湯が外壁等より冷却されることが抑制さ
れ得る。
るので、処理溶湯が外壁等より冷却されることが抑制さ
れ得る。
更に、反応ポットの底部に一時的に閉塞された溶湯抜き
孔を有するので、注湯終了後に反応ポットに残留する全
ての溶湯を鋳型内へ排出できるので、溶湯の製品率を大
巾に向上させ得る。
孔を有するので、注湯終了後に反応ポットに残留する全
ての溶湯を鋳型内へ排出できるので、溶湯の製品率を大
巾に向上させ得る。
更にまた、自動注湯機の採用可能に基づく重労働からの
作業者の解放、また従来の置注法の如き白煙の発生や湯
の飛散が阻止され、作業環境、安全衛生の点においても
著しく改善され得るに至ったのである。
作業者の解放、また従来の置注法の如き白煙の発生や湯
の飛散が阻止され、作業環境、安全衛生の点においても
著しく改善され得るに至ったのである。
第1図は本考案の一実施例装置の縦断面図であり、第2
図は第1図におけるII −II断面図である。 第3図は第1図に示す実施例装置に使用される蓋36の
斜視図である。 第4図は第1図に示した実施例装置を用いて実施する鋳
造操作の一例を説明する断面路図である。 10:外筒容器、16:受湯口、20:反応ポット、2
2:筒状外壁、24:中空孔(出湯口)、26:筒状内
壁、28:球状化剤、30:柱状部、32:最終溶湯抜
き孔、36:蓋、38:注湯孔。
図は第1図におけるII −II断面図である。 第3図は第1図に示す実施例装置に使用される蓋36の
斜視図である。 第4図は第1図に示した実施例装置を用いて実施する鋳
造操作の一例を説明する断面路図である。 10:外筒容器、16:受湯口、20:反応ポット、2
2:筒状外壁、24:中空孔(出湯口)、26:筒状内
壁、28:球状化剤、30:柱状部、32:最終溶湯抜
き孔、36:蓋、38:注湯孔。
Claims (3)
- (1)上部中央部に黒鉛球状化処理の施されるべき溶湯
の受湯口を有し、且つ内部が中空部とされて底部に開口
する外筒容器と、 筒状外壁と上部に溶湯溢流部が設けられた筒状内壁とか
らなる、所定の黒鉛球状化剤を収容するドーナツ状断面
の容器にして、底部に一時的に閉塞された溶湯抜き孔を
有し、且つ該筒状内壁にて形成される中心部の中空孔が
出湯口とされた、前記外筒容器の中空部内に密に嵌挿せ
しめられる反応ポットと、 該反応ポットの筒状外壁に可及的に近接して溶湯の注湯
孔を有し、前記外筒容器の受湯口に注湯された溶湯が該
注湯孔を通じて該反応ポット内に導かれるようにした、
該反応ポットの上部開口部を覆蓋する蓋部材とを、 含むことを特徴とする溶湯の黒鉛球状化処理装置。 - (2)前記反応ポットの筒状内壁が筒状外壁よりも低い
高さで設けられており、且つ該筒状内壁上に該筒状外壁
と同程度の高さとなる柱状部、が一体的に設けられ、該
柱状部にて前記蓋部材の中央部が支持されるようにした
実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の装置。 - (3)前記外筒容器が、黒鉛または鉄からなることを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項または第(
2)項記載の装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11460181U JPS592925Y2 (ja) | 1981-07-31 | 1981-07-31 | 浴湯の黒鉛球状化処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11460181U JPS592925Y2 (ja) | 1981-07-31 | 1981-07-31 | 浴湯の黒鉛球状化処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5823251U JPS5823251U (ja) | 1983-02-14 |
| JPS592925Y2 true JPS592925Y2 (ja) | 1984-01-26 |
Family
ID=29908877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11460181U Expired JPS592925Y2 (ja) | 1981-07-31 | 1981-07-31 | 浴湯の黒鉛球状化処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS592925Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-07-31 JP JP11460181U patent/JPS592925Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5823251U (ja) | 1983-02-14 |
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