JPS5936954B2 - 水性焼付塗料用ビヒクル - Google Patents

水性焼付塗料用ビヒクル

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JPS5936954B2
JPS5936954B2 JP14473176A JP14473176A JPS5936954B2 JP S5936954 B2 JPS5936954 B2 JP S5936954B2 JP 14473176 A JP14473176 A JP 14473176A JP 14473176 A JP14473176 A JP 14473176A JP S5936954 B2 JPS5936954 B2 JP S5936954B2
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久義 城野
三郎 福島
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な水性焼付塗料用ビヒクルに関するもの
である。
近年、塗料業界では無公害、省資源の見地から、有機溶
剤型塗料の置き換えとして水性塗料、ハイソリッド型塗
料、粉体塗料などの検討が進められている。
なかでも、水性塗料は安価にして無害な水を使用するこ
とから注目されており、弱電機器、自動車、プレコート
メタルなどのトップコート分野での使用も検討されてい
る。しかしながら、これらの高級分野での使用に当つて
は、、水浴型塗料については水性とはいいながらも20
〜30%程度の親水性有機溶剤を併用しなければならず
、塗膜性能においても耐蝕性、耐薬品性、耐溶剤性に難
点が残されている。又、エマルジョン型塗料やその他の
水分散型塗料についても、100%水系又はそれに近い
塗料ではあるが、塗膜の光沢、耐蝕性、耐水性、その他
金属に対する密着性などが有機溶剤型塗料よりも劣つて
おり、いずれも完全な実用化の段階に至つていないのが
現状である。本発明者らは、このような現状に鑑み、ト
ップコート分野にも充分使用でき、高性能でかつ無公害
の水性塗料を与え得るビヒクルを開発すること、を目的
に鋭意研究を重ねた結果、以下に詳細に述べるα3β一
エチレン性不飽和カルボン酸とα、β一エチレン性不飽
和カルボン酸のヒドロキシアκ−ルキルエステルを必須
の単量体として含有する単量体混合物を重合して得られ
る共重合体と非水溶性ポリエポキシ化合物とから成る少
なくとも部分的に中和された均一な樹脂混合物に水を添
加して得られる新規な自己保護コロイド型の水性分散液
をビヒクルとして使用することによりはじめて可能とな
ることを見出して、本発明を完成させたものである。
即ち、本発明のビヒクルは自己保護コロイド型の水性焼
付塗料用ビヒクルであり、α,β一エチレン性不飽和カ
ルボン酸1〜10重量%、α,β−エチレン性不飽和カ
ルボン酸のヒドロキシアルキルエステル4〜40重量%
及び残りがその他の共重合性エチレン性不飽和単量体か
ら成る単量体混合物を有機溶媒中で重合して得られる共
重合体の有機溶媒溶液に非水溶性ポリエキシ化合物を、
該共重合体のカルボキシル基の1部又は全部を中和する
前、後又は同時の段階で、添加し該共重合体99〜80
重量部と非水溶性ポリエポキシ化合物1〜20重量部の
割合で成る樹脂の溶媒溶液とし、しかる後この樹脂の溶
媒溶液に水を加えるか、又は水にこの樹脂の溶媒溶液を
加えて得られる…7〜8.5、固形分30重量%以上及
び有機溶媒20重量%以下の水性分散液をビヒクル成分
とすることを特徴とするものである。
尚、本発明に於る「自己保護コロイド型」とは、乳化剤
や分散剤のような界面活性剤や、類似の化学的助剤が存
在しない条件でポリマーがコロイド粒子(約0.001
〜0.1ミクロン)の大きさで分散している状態を意味
するものである。
水溶型塗料用ビヒクルとして使用されている従来のポリ
マーは、溶剤型のビヒクルポリマ一に比べより大きな水
溶性を付与するために、構成成分として水溶性モノマー
又は親水性モノマーを多く使用するとか、ポリマー酸基
の塩基中和による水可溶化のためポリマーを高酸価、低
分子量のものに設計せざるを得ないなどの制約を受けて
いる。
こうした制約は、得られる塗膜の性能に於て耐蝕性、耐
薬品性、耐水性などを著しく低下させる要因となる。一
方、従来のエマルジヨン型塗料やその他の水分散型塗料
用ビヒクルは水分散性を付与するための乳化剤や分散剤
などの添加剤を含有するが、このような添加剤は得られ
る塗膜の耐水性、耐薬品性などを低下させる原因となる
し、こうした添加剤を使用しないビヒクルでも分散安定
性や成膜性が良好で、かつ塗料、塗装適性及び光沢、耐
蝕性、耐水性などの塗膜性能が良好な水分散型塗料を与
えるのが困難であるという重大な欠陥があつた。これに
対し本発明のビヒクルは、溶剤型塗料用のコポリマーと
実質的に変らぬ構成成分、酸価、分子量レベルのものが
使用できる利点を有し、更に前述したように乳化剤や分
散剤などの添加剤を含有しない安定にして成膜性の優れ
た自己保護コロイド型の水分散液であり、その結果、熱
硬化性メラミン樹脂などの一般に使用される、架橋剤と
組み合せることにより塗料・塗装適性が良好で、かつ溶
剤型トツプコート用塗料に匹敵する優れた塗膜性能を有
する水性焼付塗料を容易に与えるものである。又従来よ
り当業界では、トツプコート用焼付塗料に於て塗膜性能
の向上のためビヒクル成分としてビスフエノール型エポ
キシ樹脂や非水溶性脂環式ポリエポキシドなどの非水溶
性ポリエポキシ化合物を配合することがしばしばなされ
ている。
こうしたポリエポキシ化合物の配合は、塗膜の密着性、
加工性、耐蝕性、耐薬品性、耐沸水性などを著しく向上
させるものである。しかしながら、非水溶性ポリエポキ
シ化合物を水性焼付塗料のビヒクル成分として使用しよ
うとする場合、水溶型塗料では使用不可能であり、従来
公知のエマルジヨン型塗料やその他の水分散型塗料では
非水溶性ポリエポキシ化合物を乳化剤などでエマルジヨ
ン化したものとして添加し使用することもできるが、乳
化剤の混入が逆に塗膜性能低下の要因となり初期の改良
の目的が達成され難いものである。又、ビヒクル分散液
に非水溶性ポリエポキシ化合物を直接分散させる試みも
あるが、安定にして成膜性の良い分散液を得ることは困
難である。本発明者らは、このような困難をことごとく
克服したものである。即ち、共重合体の有機溶媒溶液に
予じめ非水溶性エポキシ化合物を均一に配合しておき、
次いでこれを水中に分散させることにより安定な水分散
液が得られ、該水分散液をビヒクルとした水性焼付塗料
は従来公知のものに比べはるかに優れた塗膜性能バラン
スを示し、溶剤型ビヒクルに於るポリエポキシ化合物の
添加効果をそのまま発現することを見出したのである。
本発明に於て、共重合体を調製するに当つて使用するα
,βエチレン性不飽和カルボン酸としては、例えばアク
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマール酸、マレ
イン酸などを挙げることができ、これら酸の1種を又は
2種以上の混合物として使用できる。
このα,β一エチレン性不飽和 (カルボン酸は、共重
合体に水分散性を付与するために使用されるもので、カ
ルボキシル基は後の中和工程に於て塩基性化合物により
1部又は全部が中和される。又、本発明のビヒクルを架
橋剤と組み合せて水性焼付塗料として使用する場合の硬
化1反応に於る内部酸触媒としての役目も兼ねている。
α,β一エチレン性不飽和カルボン酸の使用量は、単量
体混合物中1〜10重量%、好ましくは2〜6重量%の
範囲にある量である。この使用量は容剤型の酸接触硬化
型焼付塗料用の共重合体に於る内部酸量と実質的に同一
レベルである。水溶性共重合体では、カルボキシル基含
有単量体が通常約10重量%以上必要であり、これが耐
アルカリ性などの塗膜性能を低下させる要因となつてい
るのに対し、本発明では上記の如き少ない使用量で済j
むものである。α,β一エチレン性不飽和酸のヒドロキ
シアルキルエステルとしては、例えば2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピル
アタリレート、3−ヒドロキシプロピルメタタリレート
、2−ヒドロキシエチルモノマレエート、2−ヒドロキ
シプロピルモノマレエートなどを挙げることができ、こ
れら化合物の1種を又は2種以上の混合物として使用で
きる。
このヒドロキシアルキルエステルは親水性基を有するこ
とから共重合体の水分散性付与に対し補助的に寄与する
ものと考えられ、更に本発明のビヒクルを架橋剤と組み
合せて水性焼付塗料として使用する場合の、硬化反応に
於る官能基成分の役目をなすものである。α,β一エチ
レン性不飽和酸のヒドロキシアルキルエステルの使用量
は、単量体混合物中4〜40重量%、好ましくは6〜2
0重量%の範囲にある量である。本発明に於て、共重合
体を調製するに当つて使用するその他の共重合性エチレ
ン性不飽和単量体としては、例えばスチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、α−メチルビニルトルエ
ン、ビ′ニルキシレンなどのモノオレフイン性芳香族化
合物;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、エタア
クリロニトリル、シアン化ビニリデンなどのシアン化オ
レフイン化合物;塩化ビニル、臭化ビニル、フツ化ビニ
ル、塩化ビニリデンなどのハロゲン化ビニル;メチルア
クリJャ戟[ニト、メチルメタクリレート、エチルアクリ
レート、エチルメタクリレート、ブチルアクリレート、
ブチルメタクリレート、ヘキシルアクリレート、オクチ
ルアクリレートなどのアタリル酸又はメタクリル酸のエ
ステル類;酢酸ビニル;ビニルプロピオネートなどを挙
げることができ、これら化合物の群より選ばれる少なく
とも1種の単量体が有効に使用される。
単量体混合物の構成比率はα,β一エチレン性不飽和カ
ルボン酸1〜10重量%、α,β一エチレン性不飽和カ
ルボン酸のヒドロキシアルキルエステル4〜40重量%
、残りがその他の共重合性エチレン性不飽和単量体の比
率、所望の分散液特性や塗膜性能に応じて適宜上記の範
囲内で決めれば良いが、本発明の目的のためには共重合
体のガラス転移温度が−20〜5『Cの範囲になるよう
に決めるのが好適である。共重合体は、単量体混合物を
一般に周知の方法でラジカル共重合することにより容易
に調整することができる。
本発明では、有機溶媒を用いて溶液重合法の手順に従つ
て目的とする共重合体を調製するのが有効である。この
際、有機溶媒としては各種の有機溶剤を使用できるが、
エタノール、プロパノール、ブタノール、アルキレング
リコールモノアルキルエーテル類などの親水性有機溶剤
が好適である。この有機溶媒の使用量は、最終的に得ら
れる水分散液中の有機溶媒量が20%以下の量になるよ
うに配慮するのが好ましい。重合触媒としてアゾビスイ
ソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキサイドなどのフ
リーラジカル触媒が単量体混合物の重量に対して0.1
〜5重量%の量で使用される。共重合体の分子量を調節
するためにラウリルメルカプタン、メルカプトエタノー
ルなどのメルカプト化合物を用いることができ、又その
他の連鎖移動剤を併用することもできる。重合反応は、
約65〜140℃の温度で常圧又は加圧下に6〜10時
間行うことにより完結できる。共重合体の分子量は、溶
剤型の焼付塗料に用いられている共重合体の分子量と実
質的に同レベルの分子量、例えば重量平均分子量が6,
000〜5,0000の範囲にあるものである。非水溶
性ポリエポキシ化合物としては、ビスフエノール類やポ
リオール類のポリグリシジルエーテル類、例えば市販の
6エピコート828゛6エピコート・1001− エピ
コート・1004″(いずれもシエル化学社製品)など
のエポキシ当量が100〜4,000のビスフエノール
A型又はビスフエノールF型のポリエポキシ化合物;脂
環式ポリエポキシド類、例えば市販の6ユノツクス・2
011(ユニオン・カーボン・アンド・カーバイド社製
品);動植物乾性油、動植物半乾性油などの不飽和脂肪
酸のエステル類のエポキシド類、例えばエポキシ化亜麻
仁油などを挙げることができ、これらはそのまま又は溶
液の状態で使用される。
非水溶性ポリエポキシ化合物の使用量は、共重合体99
〜80重量部に対し1〜20重量部の割合となる量であ
る。本発明に於る樹脂の溶媒溶液は、共重合体のカルボ
キシル基の1部又は全部を中和する前、後又は同時の段
階で、共重合体の有機溶媒溶液に非水溶性ポリエポキシ
化合物を添加し、均一な樹脂溶液とするため十分に撹拌
することにより容易に調製できる。
この際、必要ならば、約120℃以下の温度で加熱撹拌
することもできる。共重合体のカルボキシル基は塩基化
合物によつて1部又は全部中和される。
使用できる塩基化合物としては、エチルアミン、プロピ
ルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジブチル
アミン、トリエチルアミンなどのアルキルアミン類;ア
リルアミンなどの不飽和アミン類;アニリンなどの芳香
族アミン類;モルホリン、ピペリジンなどの環状アミン
類;ヒドラジン、エチレンジアミン、ピペラジンなどの
ジアミン類:モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミンなどのアルカノールアミン類
;アンモニアなどを挙げることができる。塩基化合物の
使用量は共重合体の組成、ガラス転移温度、分子量や非
水溶性ポリエポキシ化合物の配合量などに応じて適宜決
められるが、最終的に得られる水性分散液の…が7〜8
.5の範囲になるような量である。中和率は全カルボキ
シル基に対して25〜100モル%の範囲で決めるのが
好ましい。中和の手順については特に制限はなく、種々
の方法を採用できる。
例えば共重合体の有機溶媒溶液に非水溶性ポリエポキシ
化合物と塩基化合物とを同時に添加し十分撹拌する方法
、共重合体の有機溶媒溶液に非水溶性ポリエポキシ化合
物を添加し両者を十分に混合し均一な樹脂溶液とした後
にそこへ塩基化合物を添加し十分撹拌する方法、あるい
は共重合体の有機溶媒溶液に塩基化合物を添加し十分撹
拌する方法に従つて容易に中和を行なうことができる。
この際、必要ならば、約120℃以下の温度で加熱撹拌
を行なうこともできる。本発明の水性分散液は、樹脂の
溶媒溶液に水を加えるか、又は水に樹脂の溶媒溶液を加
え十分に撹拌することにより容易に調製することができ
る。この際、水は脱イオノ水を用いるが、水道水を用い
ることもできる。水の使用量は水性分散液の全樹脂固形
分が30重量%以上になるような量であるが、固形分を
高くすると粘度上昇をもたらすので、全樹脂固形分が3
0〜45重量%の範囲となるような量とするのが好まし
い。撹拌については格別の制限はないが、粘度を低下さ
せて分散を容易にするために、約120℃以下の温度で
常圧又は加圧下に加熱撹拌を行なうこともできる。撹拌
操作の初期には粘度の急上昇が認められるが、撹拌を継
続することにより粘度は安定化し、均一な水性分散液が
得られる。水性分散液は…が7〜8.5であり、固形分
が30重量%以上、好ましくは30〜45重量%及び有
機溶媒20重量%以下の量で含み、乳白色又は乳白青色
のコロイド状を呈しているものである。
この分散液は安定で1ケ月以上保存しても分散形態に変
化は全くなく、粘度の変化も極めて僅かである。そして
、熱安定性、凍結安定性、機械安定性など各種の安定性
及び成膜性についても極めて良好なものである。本発明
のビヒクルは水性分散液を成分とするものである。
このビヒクルは、種々の架橋剤、例えば熱硬化性メラミ
ン樹脂と組み合せることにより、性能の優れた水性焼付
塗料を与える。又、顔料、充填材、各種塗料添加剤など
の添加は用途、所望の性能に応じて適宜行なうことがで
きる。例えば、本発明のビヒクルにビヒクルの固形分に
対し20〜40重量%の量の熱硬化性メラミン樹脂を配
合し、顔料を混練して得られた水性焼付塗料は、実施例
に於て詳細に記述する如く、優れた塗料安定性、スプレ
ー塗料適性を示し、塗膜成能も従来の水性焼付塗料のそ
れよりはるかに優れ、従来の溶剤型の弱電機器、自動車
、プレコートメタルなどのトツプコート用塗料の塗膜性
能に匹敵するものである。以下、実施例で本発明をさら
に詳しく説明する。
尚、例中の部は、重量部である。参考例 1 撹拌機、冷却管、温度計、窒素吹込管及び滴下ロードを
備えた反応器にイソプロピルアルコール79部及びエチ
レングライコールモノブチルエーテル21部を仕込んだ
。
そこへ80℃の温度で窒素気流中、撹拌下にアクリル酸
20部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート44部、
スチレン186部、n−ブチルアクリレート153部及
びアゾビスイソブチロニトリル(重合触媒)6部から成
る混合物を4時間かけて連続的に滴下し、更に同温度で
4時間重合を継続することにより共重合体の有機溶媒溶
液(以下、樹脂液一「I」という。)を得た。この樹脂
液一「]は、不揮発分が80.0%、溶液酸価が30.
3ワKOH/9、粘度が85120ポイズ(B型粘度計
、25HC)の透明で粘稠な樹脂溶液であつた。又、共
重合体のガラス転移温度(T9、推定値)は約18℃、
重量平均分子量(Mwlゲルパーミエーシヨンクロマト
グラフイ一による。)は19,600であつた。参考例
2参考例1で使用したのと同じ反応器にイソプロピル
アルコール80部及びエチレングライコールモノブチル
エーテル20部を仕込んだ。
そこへ8『Cの温度で窒素気流中、撹拌下にアクリル酸
20部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート59部、
スチレン121部、エチルアクリレート19部、n−ブ
チルアクリレート183部及びアゾビスイソブチルロニ
トリル6部から成る混合物.を4時間かけて連続的に滴
下し、更に同温度で4時間重合を継続することにより共
重合体の有機溶媒溶液(以下、樹脂液−「」という。)
を得た。この樹脂液−「」は、不揮発分が79.8%、
溶液酸価が31.3ηKOH/9、粘度が9310ポ・
イズの透明な樹脂溶液であつた。又、共重合体のガラス
転移温度は約1℃、重量平均分子量は18,500であ
つた。実施例 1 撹拌機及び温度計を備えたフラスコに樹脂液一「1」5
08部を仕込み、これにジメチルエタノールアミン12
部を加え、80℃の温度で1時間撹拌することにより共
重合体を中和した。
次に、゛エピコート・1001゛゜(シエル化学社製、
ビスフエノールA型ポリエポキシ化合物)の80%濃度
のエチレングライコールモノブチルエーテル溶液13部
を添加し、80℃の温度で1時間撹拌することにより均
一な樹脂混合物を得た。この樹脂混合物に509部の脱
イオン水を添加し、40〜50℃の温度で8時間撹拌し
た後、室温で1日放置し熟成することにより、不揮発分
が40.1%(有機溶媒量は11.2%)、粘度が15
00センチポイズ、PHが7.7、透過率(試料:樹脂
分10I)の分散液、セル幅:1?、波長:620mμ
)が11.0(fl)の乳白青色でコロイド状の水性分
散液を得た。実施例 2 実施例1で使用したのと同じフラスコに樹脂液一[l]
508部を仕込み、これにジメチルエタノールアミン1
2部を加え実施例1に於るのと同様にして中和した。
次に、゛エピコート・1001”の80%濃度のエチレ
ングライコールモノブチルエーテル溶液25部を添加し
、80℃の温度で1時間撹拌することにより均一な樹脂
混合物を得た。この樹脂混合物に脱イオン水521部を
添加し実施例1に於るのと同様にして処理することによ
り、不揮発分が40.3%(有機溶媒量は11.1(!
))、粘度が1470センチポイズ、PHが7.8、透
過率が9.1%の乳白青色でコロイド状の水性分散液を
得た。実施例 3 実施例1で使用したのと同じフラスコに樹脂液−「I」
508部を仕込み、これにジメチルエタノールアミン1
2部を加え実施例1に於るのと同様にして中和した。
次に、6エピコート・100r゛の80%濃度のエチレ
ングライコールモノブチルニーテル溶液51部を添加し
、80℃の温度で1時間撹拌することにより均一な樹脂
混合物を得た。この樹脂混合物に脱イオン水547部を
添加し、実施例1に於るのと同様にして処理することに
より、不揮発分が40.301)(有機溶媒量は11.
1%)、粘度が1810センチポイズ、…が7.8、透
過率が8.7%の乳白青色でコロイド状の水性分散液を
得た。実施例 4 実施例1で使用したのと同じフラスコに樹脂一「I」5
08部を仕込み、これにジメチルエタノールアミン12
部を加えることにより中和した。
次に、6ユノツクス・201″(ユニオン・カーボン・
アンド・カーバイド社製、脂環式ポリエポキシ化合物)
の80%濃度のエチレングライコールモノブチルエ;テ
ル溶液51部を添加し、80℃の温度で1時間撹拌する
ことにより均一な樹脂混合物を得た。この樹脂混合物に
脱イオン水547部を添加し、実施例1に於るのと同様
にして処理することにより、不揮発分が39.8%(有
機溶媒量は11.1%)、粘度が1910センチポイズ
、…が7.8、透過率が8.8%の乳白青色でコロイド
状の水性分散液を得た。実施例 5 実施例1で使用したのと同じフラスコに樹脂一「」50
8部を仕込み、これにジメチルエタノールアミン8部を
加え実施例1に於るのと同様にして中和した。
次に、6エピコート1001″の80%濃度のエチレン
グライコールモノブチルエーテル溶液51部を添加し、
80℃の温度で1時間撹拌することにより均一な樹脂混
合物を得た。この樹脂混合物に脱イオン水547部を添
加し、実施例1に於るのと同様にして処理することによ
り、不揮発分が40.1%(有機溶媒量は10.8%)
、粘度が590センチポイズ、Pll7.9、透過率7
.6%の乳白青色でコロイド状の水性分散液を得た。比
較例 1実施例1で使用したのと同じフラスコに樹脂一
[1」508部を仕込み、これにジメチルエタノールア
ミン12部を加え実施例1に於るのと同様にして中和し
た。
次に、脱イオン水495部を添加し、40〜50℃の温
度で8時間撹拌した後、室温で1日放置し熟成すること
により、不揮発分が40.8%(有機溶媒量は10.9
%)、粘度が1850センチポイズ、PHが7.7、透
過率10.4%の乳白色でコロイド状の水性分散液を得
た。比較例 2比較例1に於て、樹脂一「I」の代りに
樹脂一「」を用いる他は同様にして、不揮発分力S4O
.9%(有機溶媒量は10.8%)、粘度が640セン
チポイズ、PHが7.8、透過率が7.7%の乳白青色
でコロイド状の水性分散液を得た。
実施例 6 実施例1,2,3,4及び5並びに比較例1及び2で得
られた水性分散液のそれぞれについて、成膜性、保存安
定性を試験した。
結果は、第1表に示した通りであつた。比較例 3 比較例1で得た水性分散液1015部に゛エピコート1
0017の80%濃度のエチレングライコールモノブチ
ルエーテル溶液25部及び脱イオン水25部を添加し、
40〜50℃の温度で8時間撹拌した後、室温で1日放
置し熟成することにより、不揮発分が40.0%(有機
溶媒量は10.9%)、粘度が2020センチポイズ、
…が7.8、透過率が10.0%のコロイド状の水性分
散液を得た。
この水性分散液について、実施例6に於るのと同様にし
て成膜性を試験したところ、透明なフイルムが得られず
白濁フイルムとなつた。又、水性分散液をガラス板上に
塗布し、ただちに100℃の温度で2時間加熱しても透
明なフイルムは得られなかつた。実施例 7 実施例1,2,3及び4並びに比較例1及び3で得られ
た水性分散液のそれぞれをビヒクル成分として使用し、
下記の如き配合で一般機器、弱電機器塗装用の水性焼付
塗料を調製し、塗料用適性、塗膜性能について試験した
。
結果は、第2表に示した通りであつた。尚、試験片は、
パーカ一+144処理の施された厚さ0.6m77!の
ダル鋼板に塗料を手吹きスプレー塗装し、170℃の温
度で20分間焼付けて調製した。配合内訳:全不揮発分
=50%、顔料重量比=40%対ビヒクルソリツド分散
液/メラミン樹脂−75/25(不揮発分重量比)実施
例 8 実施例5並びに比較例2で得られた水性分散液のそれぞ
れをビヒクル成分として使用し、下記の如き配合でプレ
コートメタル用の水性焼付塗料を調製し、塗料適性、塗
膜性能について試験した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 α,β−エチレン性不飽和カルボン酸1〜10重量
    %、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸のヒドロキシ
    アルキルエステル4〜40重量%及び残りがその他の共
    重合性エチレン性不飽和単量体から成る単量体混合物を
    有機溶媒中で重合して得られる共重合体の有機溶媒溶液
    に非水溶性ポリエポキシ化合物を、該共重合体のカルボ
    キシル基の1部又は全部を中和する前、後又は同時の段
    階で、添加し該共重合体99〜80重量部と非水溶性ポ
    リエポキシ化合物1〜20重量部の割合で成る樹脂の溶
    媒溶液とし、しかる後この樹脂の溶媒溶液に水を加える
    か、又は水にこの樹脂の溶媒溶液を加えて得られるpH
    7〜8.5、固形分30重量%以上及び有機溶媒20重
    量%以下の水性分散液をビヒクル成分とする自己保護コ
    ロイド型の水性焼付塗料用ビヒクル。 2 単量体混合物中α,β−エチレン性不飽和カルボン
    酸は2〜6重量%の範囲にあるものである特許請求の範
    囲第1項記載の水性焼付塗料用ビヒクル。 3 未中和の共重合体はガラス転移温度が−20〜50
    ℃の範囲及び重量平均分子量が6,000〜50,00
    0の範囲にあるものである特許請求の範囲第1項記載の
    水性焼付塗料用ビヒクル。
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