JPS5938170B2 - 微細な酸化クロムの製造法 - Google Patents

微細な酸化クロムの製造法

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JPS5938170B2
JPS5938170B2 JP5041080A JP5041080A JPS5938170B2 JP S5938170 B2 JPS5938170 B2 JP S5938170B2 JP 5041080 A JP5041080 A JP 5041080A JP 5041080 A JP5041080 A JP 5041080A JP S5938170 B2 JPS5938170 B2 JP S5938170B2
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chromium
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陽太郎 伊勢
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、微細でかつ結晶性の低い酸化クロムの製造法
を提供することを目的とする。
一般に、酸化クロムは緑色顔料としであるいは研摩材、
その他窯業分野に広く使用されている有用な工業原料で
ある。
従来、この酸化クロムの製法には種々の方法が知られて
いるが工業的に実施されている方法は、主に水酸化クロ
ムを高温度で加熱焼成する方法と無水クロム酸を出発原
料としてこれを加熱分解して製造する方法である。
前者は所謂湿式法と呼ばれている方法で得られる酸化ク
ロムは粒径や結晶形も整ったものが得られ易いが、水酸
化クロムの析出条件によって太き(特性に影響を及ぼし
かつ水酸化物を取り95ため操作及び工程が非常に複雑
である。
一方、後者は、所謂乾式法と呼ばれるもので、工業的に
はこの方法に依る場合が多い。
無水クロム酸を加熱すると次式 %式%(1) の如(分解して酸化クロムとなり、この7JD熱焼成に
よって得られた酸化クロムを粉砕分級して製品とする。
しかしながらこの方法による酸化クロムは、粒子が大き
くかつ堅く凝集した粉状から塊状体であるために上記の
如(粉砕工程で微粉化することは不可決であるにも拘ら
ず、この酸化クロムは研摩材としての用途がある如く研
摩力が大きいため、粉砕による粒度低下を求めれば求め
るほど粉砕機からの異物の混入や粉砕機の摩耗が激しく
、粉砕には自ずと限度がある。
したがって、この無水クロム酸の直接熱分解による酸化
クロムの欠点を除(方法として、従来より次式 %式% (2) の如(、重クロム酸アンモニウム結晶を熱分解する方法
が知られている。
この方法の特徴は、重クロム酸アンモニウムを加熱する
と自燃して機械的方法を必ずしも用いる必要な(、発熱
反応によって微粉化し、顔料としても純度のよい細いそ
ろった粒度の牙えたかつ着色力のすぐれたものが得られ
る。
−しかしながら、この方法は直接法に比べてNH4)2
Cr 20□の結晶を扱うために無水クロム酸とアン
モニアとの反応、冷却、晶析および分離、乾燥の如き操
作工程を更に必要とするので製造コストが非常に高(な
ることは避けられない。
また、この方法による酸化クロムは焼成温度の制御如何
で多少の自由度はあるものの、酸化クロムとしての特性
は固定され要求に応じたグレードに対応できないという
欠点がある。
なお、また、他の方法として、重クロム酸塩を還元剤の
存在下に焙焼した後可溶性塩類を水洗除去して製造する
方法がある。
これらの方法は、いずれも、最終的加熱温度はその用途
にもよるが、比較的高温であり、かつ結晶性の高い粗大
粒子の酸化クロムが得られる。
最近、本出願人は、微細な酸化クロムを製造する方法と
して無水酸化クロムに含窒素化合物の存在下で800〜
1200℃の焼成温度で加熱分解する方法(特公昭54
−15040号)および、無水クロム酸に特定なモル比
のアンモニアを存在させて2段階による加熱分解する方
法(特開昭52−4498号)を開発した。
これらは、いずれも精々、0.4〜4rlt/fの比表
面積をもつ大きさの結晶発達をした結晶比の高い酸化ク
ロムである。
ところで、酸化クロムの主要な用途の一つに窯業材料と
して使用されるが、この場合、酸化クロムは単独で使用
されることはむしろ例外的であり、多くの場合、スピネ
ルを形成させるための材料、アルミナ系レンガに併用さ
せて耐スラグ性の改善あるいは、他の材料との反応によ
る耐火材料の強度発現材的な使用がなされる。
このような窯業分野への酸化クロムをみると従来の結晶
発達型の粗大粒子は、他の窯業材料との反応性が不活性
であり不適なことが多t)しかもエネルギー消費の立場
から、メーカーとユーザーの双方をみると非常に無駄を
重ねていることになる。
窯業材料として酸化クロムをみた場合、非常に微細で活
性のあるものが好適であることが指摘されているが、現
実にかかる酸化クロムは市販されておらず、その製法は
原理的には簡単であるが、その特性から論じ、かつ種々
の要求を満足させることを考え合せると工業的技術の確
立は非常な困難性が存在する。
本発明者は、叙上の事実に鑑み、窯業材料に適した新し
い型の酸化クロムを製造すべ(、鋭意研究した結果、本
発明を完成した。
すなわち、本発明は、三価のクロム塩水溶液にアルカリ
剤を作用させて水酸化クロムを生成せしめ、濾過分離後
得られる水酸化物を塩類共存のまま約450℃以下の温
度で加熱して、焼成物を水洗することを特徴とする微細
な酸化クロムの製造法にかかる。
本発明において、適用する三価クロム塩は特に限定され
ることはないが、例えば、硫酸クロム、塩基性硫酸クロ
ム、硝酸クロム、塩化クロム、クロム明ばんなどが代表
的にあげられ、それらは1種又は2種以上の混合物であ
ってもよい。
又、これらの中に冬季のアルミニウム成分が混在してい
ても差支えない。
上記のクロム塩水溶液に対してアルカリ剤を作用させて
水酸化クロムを沈澱させる。
アルカリ剤としては、アンモニア水、水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムな
どを用いる。
この場合のクロム水酸化物の沈澱条件はPHが5〜9の
範囲がよ(、温度は室温乃至100℃まで特に限定する
必要はない。
上記範囲で、濾過性のよい水酸化物を生成させる。
前記PHにおいて、約PH5以下の場合は、水酸化物の
生成が不十分あるいは生成しなくなり、一方約PH9以
上ではアルカリの無駄となり、経済上好ましくないから
である。
なお、反応においては、三価クロム塩水溶液とアルカリ
剤水溶液とを一定のPHで同時注入する方法、三価のク
ロム塩水溶液に所定PHに至るまでアルカリ剤を徐々に
添加する方法、又はその逆の添加方法があるが、本発明
においては、特に限定する必要はない。
このようにして、クロム水酸化物を生成沈澱させたのち
は、固液分離して、分離回収した沈澱物(乾燥物であっ
てもよい)を洗浄することな(、副生ずる塩類が吸着し
た状態のまま熱処理する。
この場合の熱処理は高(ても約450℃好ましくは40
0℃までの低温域での加熱を行い、下限は約150℃以
上で行い°ことが必要である。
この理由は、尤も焼成時間にも関係するが約400°C
以上の場合は脱水して生成する酸化クロムが、結晶化す
ると共に粒子の成長が著しくなるからであり、特にこの
傾向は約450℃以上で顕著となって、表面積大なる活
性な酸化クロムの生成条件としては不適となるからであ
り、一方約1509C以下では脱水が不充分で、焼成時
間が非常に長(なると同時に、酸化クロムへの転化がな
されな(なるからである。
更に、次の水洗処理において、夾雑塩類の除去が不充分
となる傾向にもある。
例えば、第1図は本発明による酸化クロムであるが、極
めて微細で結晶発達はない。
第2図の酸化クロムは約0.1μmの六方晶形が観察さ
れる。
前者は350℃、後者は500℃で加熱したものである
が、著しい差が現われている。
か(して、得られる酸化クロムに転化した焼成物は水洗
処理を行って、前の工程で副生じた夾雑塩類を除去した
後、乾燥および粉砕して製品とする。
このように、本発明では加熱工程において、水酸化物を
水洗せず塩類共存のまま加熱後の水洗によるが、水酸化
物の水洗よりも著しく簡単に不純物塩類の除去が容易に
行われることによる。
加熱において、塩類の共存は、酸化クロム粒子の結晶成
長、粒子の成長に対する影響が一般的に大きくなるが、
本発明における焼成条件においては、殆んどその影響は
な(、比較的純度の高い微細で活性な酸化クロムが容易
に製造できる。
本発明に係る酸化クロムは、従来の六方晶型のよ(発達
した結晶型のそれと異なり、結晶性の低いものかあるい
は非晶質に近い酸化クロムである従来の酸化クロムはN
B S (National Bureauof S
tandards )の標準コランタ弘と同一条件で
X線回折による比較では、コランダムの113面と酸化
クロムト04面との回折線の強度比がはgO04である
が、本発明によって得られる酸化クロムはそれが0.2
以下の結晶性の低いものである。
又一方、従来の酸化クロムは、粒子が粗大で堅いもので
あり、これを微分砕することは、それ自体が研磨剤とし
て用いられる程であるから、非常に困難であるため、微
細なものは現実には得がたいが、本発明の酸化クロムは
、比表面積が多(の場合約107Tl″/g乃至400
m7 y (7)範囲にある微細な粒子であることで
ある。
このような酸化クロムは、当然のことながら、活性があ
り、反応性の酸化クロムとして特に窯業材料への適用に
おいて非常に好適となろう。
以下、実施例にて、更に説明する。
実施例 1 クロム明春25係水溶液51を10/の反応器に入れて
80℃に加温し、攪拌しながら約80’Cにあたためた
水酸化カリウム5モル水溶液を反応液のPHが6.0に
なるまで約1時間かげて滴下し水酸化クロムの沈澱をつ
くる。
その後80’Cのまま約3時間攪拌を続ける。
次に濾過して、固液を分離し、110℃で乾燥する。
乾燥物をマツフル炉に入れ320℃で4時間加熱する。
その後直ちに水洗を行い、硫酸カリウムなどの夾雑塩類
をとりのぞく、この後は常法により濾過、乾燥、粉砕し
て製品とした。
以上のようにして得られた酸化クロムは、暗緑灰色で、
非常に微細であ。
す、BET法による比表面積は56rrl’7yであっ
た。
また、X線回折では酸化クロムがやっと同定される程度
の結晶性の低いものであった。
実施例 2 塩基性硫酸クロム(Cr20325.7 %塩基度33
.2%)30%水溶液と、25チ水酸化ナトリウム水溶
液とをそれぞれ約75℃に加温し、攪拌器付101の反
応器の中に反応温度75℃、PH6,2〜6.4に調節
しながら同時に添加する。
反応物を10//hの流出速度で連続的にぬきとる。
なお、10/反応器での平均帯溜時間を約1時間になる
ように原料の仕込量を調節する。
反応物は、連続的に固液を分離し、湿潤ケーキをそのま
まロータリーキルン(直径20011M、長さ2500
tnm) を使用して、350℃で加熱する。
次いで、焼成物を水洗して硫酸ナトリウムなどの夾雑物
をとりのぞき常法により濾過、乾燥および粉砕して製品
とする。
このようにして得られた酸化クロムは、非常に微細であ
り、BET法による比表面積は63ゴ/fであった。
実施例 3 塩化クロム50係水溶液50/を1001の反応器に入
れて60℃にあたため、28%のアンモニア水を約2時
間かけて、PHが5.7になるまで添加し、反応を終了
させる。
その後そのまま、約2時間攪拌を続けてクロム水酸化物
の沈澱を成牛させ、次いで濾過して、塩化アンモニウム
液を分離する。
得られたケーキをそのままマツフル炉に入れ、180℃
で8時間加熱し、酸化クロムとする。
マツフル炉からとり出されたものは、水洗、濾過、乾燥
、粉砕して製品とする。
このようにして得られた酸化クロムは非常に微細でBE
T法による比表面積は、83rrtyyyであった。
比較例 1 実施例2の反応物をとり出し、水洗と濾過性の試験を行
った。
まず反応物の一定量を試験濾過器に入れ、濾過出来るま
での時間を測定し、これを1回目とする。
次にケーキにF液と同量の新しい水を加え、1時間攪拌
して分散させる。
これを試験濾過器に入れ、時間を測定し、これを2回目
として、1回目の時間との比を求める。
これをSO;−がな(なるまで(り返したところ、次の
データが得られた。
塩類がな(なるに従って沢過時間が長(なり、多量の洗
滌水と時間を要す。
一方、実施例2の焼成物をとり出し、夾雑塩類をのぞく
ため、水洗を行ったところ、沈降溶積が小さくなりデカ
ンテーションを行うことが可能となった。
このため、3回のデカンテーションで、S;−を殆んど
除去することが出来る。
以上の結果かられかるように、水酸化物で水洗するより
も酸化物としてから水洗した方が効率が良いことがわか
る。
比較例 2 実施例2において、加熱温度を変えて酸化クロムを製造
し、得られた製品の特性を測定したところ、次の結果を
得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例2の酸化クロムの写真、第2図は比較例
1の写真である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 三価のクロム塩水溶液にアルカリ剤を作用させて水
    酸化クロムを生成せしめ、濾過分離後得られる水酸化物
    を塩類共存のまま450℃以下の温度で加熱した焼成物
    を水洗することを特徴とする微細な酸化クロムの製造法
JP5041080A 1980-04-18 1980-04-18 微細な酸化クロムの製造法 Expired JPS5938170B2 (ja)

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DE3260834D1 (en) * 1981-06-24 1984-10-31 Pfizer Preparation of pigment grade chromium oxide
KR20000039860A (ko) * 1998-12-16 2000-07-05 이구택 So₄이온을 함유하지 않는 cr[oh]₃제조방법, 이로부터제조된 cr[oh]₃및 이를 이용한 sox를 발생하지 않는 크롬 산화물 제조방법
WO2010026886A1 (ja) * 2008-09-05 2010-03-11 日本化学工業株式会社 水酸化クロムの製造方法

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