JPS5940218B2 - Fe−Cr−Co系磁石合金 - Google Patents
Fe−Cr−Co系磁石合金Info
- Publication number
- JPS5940218B2 JPS5940218B2 JP54022001A JP2200179A JPS5940218B2 JP S5940218 B2 JPS5940218 B2 JP S5940218B2 JP 54022001 A JP54022001 A JP 54022001A JP 2200179 A JP2200179 A JP 2200179A JP S5940218 B2 JPS5940218 B2 JP S5940218B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、熱間加工性及び冷間加工性を改善したFe−
Cr−Co系磁石合金に関するものである。
Cr−Co系磁石合金に関するものである。
Fe−Cr−Co系磁石合金は、アルニコ磁石と同程度
の磁石特性を有し、かつ、圧延加工が可能な磁石として
注目されてきた。その代表的な組成としては、20〜3
5%Cr、5〜30%Co、残部Feを基本成分とし、
これに必要に応じてSi2Al、Ti3V、Nb、Zに
、Mo7W等を1〜5%添加したものである。本合金の
工業的規模における製造は、この合金の塑性加工性を有
するという特徴を生かし、溶解→鋳造→造塊→鍛造→圧
延加工という工程によつて製造される場合が多い。とこ
ろが、本合金のようにCrを多量に含む合金においては
、溶解中にCrの酸化物を生じ、また、溶湯が窒素ガス
を吸収し、そのために、Ti、Nb、Zr、Al、Vな
どが添加物として加えられている場合にはそれらの窒化
物を生じ、これらの酸化物や窒化物が鋳塊中に介在物と
して存在し、塑性加工性を著しく低下させる。これらの
介在物を生じさせず、鋳塊の組織を清浄にするためには
、一般には、真空溶解法を採用すれば良い訳であるが、
その場合には、生産性が悪く、ひいては製造価格の高騰
を招く恐れがある。そこで、本発明は、大気中の溶解に
おいても、鋳塊中に存在する介在物を減少させ、熱間及
び冷間加工性を改善したFe−Cr−Co系磁石合金を
得ることを、その目的とするものである。
の磁石特性を有し、かつ、圧延加工が可能な磁石として
注目されてきた。その代表的な組成としては、20〜3
5%Cr、5〜30%Co、残部Feを基本成分とし、
これに必要に応じてSi2Al、Ti3V、Nb、Zに
、Mo7W等を1〜5%添加したものである。本合金の
工業的規模における製造は、この合金の塑性加工性を有
するという特徴を生かし、溶解→鋳造→造塊→鍛造→圧
延加工という工程によつて製造される場合が多い。とこ
ろが、本合金のようにCrを多量に含む合金においては
、溶解中にCrの酸化物を生じ、また、溶湯が窒素ガス
を吸収し、そのために、Ti、Nb、Zr、Al、Vな
どが添加物として加えられている場合にはそれらの窒化
物を生じ、これらの酸化物や窒化物が鋳塊中に介在物と
して存在し、塑性加工性を著しく低下させる。これらの
介在物を生じさせず、鋳塊の組織を清浄にするためには
、一般には、真空溶解法を採用すれば良い訳であるが、
その場合には、生産性が悪く、ひいては製造価格の高騰
を招く恐れがある。そこで、本発明は、大気中の溶解に
おいても、鋳塊中に存在する介在物を減少させ、熱間及
び冷間加工性を改善したFe−Cr−Co系磁石合金を
得ることを、その目的とするものである。
本発明においては、この目的を達成するために、Fe−
Cに−Co系合金の溶解に際して、0.03〜3%のカ
ルシウムを添加することを特徴とするものである。以下
、本発明を実施例等に基づいて詳細に説明する。
Cに−Co系合金の溶解に際して、0.03〜3%のカ
ルシウムを添加することを特徴とするものである。以下
、本発明を実施例等に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明において添加されるカルシウムは、金属C
aでもかまわないが、一般には、Ca−Si、Ca−S
i−Mn,Ca−Si−Mn−Al,Ca−Si−Ba
−Alなどのカルシウム母合金を使用すると好都合であ
る。
aでもかまわないが、一般には、Ca−Si、Ca−S
i−Mn,Ca−Si−Mn−Al,Ca−Si−Ba
−Alなどのカルシウム母合金を使用すると好都合であ
る。
また、本発明において、Fe−Cr−Ca系合金に添加
したCaは、脱酸生成物として溶湯上に浮上して除去さ
れるので、鋳塊中に含まれるCa量は添加量に比べてか
なり少なくなる(通常のCaの歩留まりは添加量の5〜
20%程度である)。なお、Caの含有量を上記のよう
に、0.005〜3(Ft)に限定したのは、Ca含有
量が0.00501)以下では脱酸効果力叶分ではなく
、また0.3%以上では、Caが溶湯と激しく反応し、
溶湯が飛散する恐れがあるからである。また、本発明が
適用されるFe−Cr−CO系磁石合金の成分は、次ぎ
のとおりである。
したCaは、脱酸生成物として溶湯上に浮上して除去さ
れるので、鋳塊中に含まれるCa量は添加量に比べてか
なり少なくなる(通常のCaの歩留まりは添加量の5〜
20%程度である)。なお、Caの含有量を上記のよう
に、0.005〜3(Ft)に限定したのは、Ca含有
量が0.00501)以下では脱酸効果力叶分ではなく
、また0.3%以上では、Caが溶湯と激しく反応し、
溶湯が飛散する恐れがあるからである。また、本発明が
適用されるFe−Cr−CO系磁石合金の成分は、次ぎ
のとおりである。
(1) 15〜40%Crl3〜30%COl残Fe(
2) 15〜40%Crl3〜30%COlO.l〜5
%Ti、残Fe(3) 15〜40%Crl3〜30%
CO,.O.l〜5%Ti、0.1〜10%V1残Fe
(4)(1)あるいは(2)あるいは(3)の組成範囲
において、0.1〜3%のZr,MO,W,Taの1種
又は2種以上を含む組成なお、(1)〜(4)の組成に
おいて、通常の工業原料を用いた場合に含まれるAl,
Si,Mn,C等の不純物元素を含んでいても、所期の
効果は失われない。
2) 15〜40%Crl3〜30%COlO.l〜5
%Ti、残Fe(3) 15〜40%Crl3〜30%
CO,.O.l〜5%Ti、0.1〜10%V1残Fe
(4)(1)あるいは(2)あるいは(3)の組成範囲
において、0.1〜3%のZr,MO,W,Taの1種
又は2種以上を含む組成なお、(1)〜(4)の組成に
おいて、通常の工業原料を用いた場合に含まれるAl,
Si,Mn,C等の不純物元素を含んでいても、所期の
効果は失われない。
次ぎに、本発明を実施例によつて説明する。
実施例 1原料として、工業用純鉄(99.80/)F
e)、低・炭素フエロクロム(60%Cr−Fe)、電
解コバルト(99.9%CO)、フエロチタン(400
1)Ti−Fe)、フエロバナジウム(50%V−Fe
)、フエロタングステン(70%W−Fe)、を用い、
Fe−21(Ft)Cr−15(Ft)CO−101)
Ti−2%−1%Wの組成の合金を高周波誘導炉によつ
て大気中で溶解し、カルシウム・シリコン(30%Ca
−Si)を1%添加し、直径80關、長さ3007nm
の金型に鋳造した。
e)、低・炭素フエロクロム(60%Cr−Fe)、電
解コバルト(99.9%CO)、フエロチタン(400
1)Ti−Fe)、フエロバナジウム(50%V−Fe
)、フエロタングステン(70%W−Fe)、を用い、
Fe−21(Ft)Cr−15(Ft)CO−101)
Ti−2%−1%Wの組成の合金を高周波誘導炉によつ
て大気中で溶解し、カルシウム・シリコン(30%Ca
−Si)を1%添加し、直径80關、長さ3007nm
の金型に鋳造した。
この合金のCaの含有量は0.05(:Ff)であつた
。この鋳塊を1,000′C〜1,200℃の間の種々
の温度に加熱し、0.5tのハンマーによつて直径30
mmの円柱形状に鍛造し、鍛造の状況を調べた。また、
比較のために、Caを添加しない場合についても、同様
の鍛造を行なつた。鍛造の状況を表1に示す。表1によ
ると、Fe−210I)Cr−15%CO2(Ff)V
−1(!)W−1%Tiの組成の合金において、従来の
ようにCaを添加しない場合は鍛造は1,100℃以上
で行なう必要があるが、本発明のようにCaを添加した
場合は、1,000℃以上で良く、鍛造温度の低下が図
られていることが分かる。実施例 2 実施例1において直径30mTLの円柱形状に鍛造した
試料を95『C〜1,200℃の間の種々の温度に加熱
し、溝ロールにより直径10〜15mmの棒状に熱間圧
延し、圧延の状況を調べた。
。この鋳塊を1,000′C〜1,200℃の間の種々
の温度に加熱し、0.5tのハンマーによつて直径30
mmの円柱形状に鍛造し、鍛造の状況を調べた。また、
比較のために、Caを添加しない場合についても、同様
の鍛造を行なつた。鍛造の状況を表1に示す。表1によ
ると、Fe−210I)Cr−15%CO2(Ff)V
−1(!)W−1%Tiの組成の合金において、従来の
ようにCaを添加しない場合は鍛造は1,100℃以上
で行なう必要があるが、本発明のようにCaを添加した
場合は、1,000℃以上で良く、鍛造温度の低下が図
られていることが分かる。実施例 2 実施例1において直径30mTLの円柱形状に鍛造した
試料を95『C〜1,200℃の間の種々の温度に加熱
し、溝ロールにより直径10〜15mmの棒状に熱間圧
延し、圧延の状況を調べた。
結果を表2に示す。表2によると、熱間圧延の状況は鍛
造の場合と同様に、従来のようにCaを添加しない場合
は熱間圧延は1,050℃以上で行なう必要があるが、
本発明のようにCaを添加した場合は1,00『C以上
で良く、圧延温度の低下が図られていることが分かる。
造の場合と同様に、従来のようにCaを添加しない場合
は熱間圧延は1,050℃以上で行なう必要があるが、
本発明のようにCaを添加した場合は1,00『C以上
で良く、圧延温度の低下が図られていることが分かる。
また、圧延はだの状態も、Caを添加しないものに比べ
て、表面での微小なクラツクの発生が少なくなつている
。実施例 3 実施例2において熱間圧延した棒状試料を、外径が12
mmになるように切削加工し、1,10『Cで20分間
加熱し、放冷して冷間加工を行なつた。
て、表面での微小なクラツクの発生が少なくなつている
。実施例 3 実施例2において熱間圧延した棒状試料を、外径が12
mmになるように切削加工し、1,10『Cで20分間
加熱し、放冷して冷間加工を行なつた。
冷間加工はドローベンチによる引き抜きで行ない、1パ
スごとの加工率は5〜10%とした。また、加工率が約
40%に達するごとに1,100℃、20分間の加熱を
行ない、順次、引き抜きを行なつた。冷間圧延の状況を
表3に示す。表3によると、本発明のようにCaを添加
した場合は、冷間加工性が著しく向上していることが分
かる。
スごとの加工率は5〜10%とした。また、加工率が約
40%に達するごとに1,100℃、20分間の加熱を
行ない、順次、引き抜きを行なつた。冷間圧延の状況を
表3に示す。表3によると、本発明のようにCaを添加
した場合は、冷間加工性が著しく向上していることが分
かる。
すなわち、Caを添加したものは0.5Ttmφという
細線まで引き抜きが可能であるが、従来のようにCaを
添加しないものは、1,100゜C、20分間の焼鈍を
繰り返しても、線径が細くなるにつれて破断し、引き抜
きが不可能となつている。
細線まで引き抜きが可能であるが、従来のようにCaを
添加しないものは、1,100゜C、20分間の焼鈍を
繰り返しても、線径が細くなるにつれて破断し、引き抜
きが不可能となつている。
また、磁石特性に及ぼすCa添加の影響について調べた
。
。
5關φまで引き抜いた試料を1,100゜C、30分間
の溶体化処理後水冷し、磁気特性を付与するための通常
の磁場中処理(660℃、1時間)及び多段時効(66
『Cから500℃まで)を施した時の磁石特性を表4に
示す。
の溶体化処理後水冷し、磁気特性を付与するための通常
の磁場中処理(660℃、1時間)及び多段時効(66
『Cから500℃まで)を施した時の磁石特性を表4に
示す。
表4によると、熱間及び冷間加工性を改善するためにC
aを添加しても、磁石特性が劣化しないことが分かる。
aを添加しても、磁石特性が劣化しないことが分かる。
実施例 4
表5に示すような化学成分を有する従来の磁石合金及び
Caを添加した本発明による磁石合金を、それぞれ高周
波誘導炉によつて大気中で溶解し、10k9のインゴツ
トを鋳造した。
Caを添加した本発明による磁石合金を、それぞれ高周
波誘導炉によつて大気中で溶解し、10k9のインゴツ
トを鋳造した。
添加したCaは、カルシウム・シリコン(300I)C
a−Si)を使用した。鋳造したインゴツトを厚さ15
mm、幅 3100mm1長さ600mmの厚板状の
試料に、1,15『C以上の温度で熱間鍜造した。この
板状試料を長さ200TLmに切断し、1,250℃で
30分加熱後、水冷の溶体化処理を行ない、冷間圧延用
の素材とした。冷間圧延は、1パスごとのロールの圧下
率を5〜10(f)とし、素材に割れがはいるまで行な
い、その時の素材の板厚により冷間圧延性を判定した。
結果を表6に示す。これらの結果から、本発明によるF
e−Cr一CO系磁石合金へのCaの添加は、冷間加工
性を著しく向上させることのできることが分かる。
a−Si)を使用した。鋳造したインゴツトを厚さ15
mm、幅 3100mm1長さ600mmの厚板状の
試料に、1,15『C以上の温度で熱間鍜造した。この
板状試料を長さ200TLmに切断し、1,250℃で
30分加熱後、水冷の溶体化処理を行ない、冷間圧延用
の素材とした。冷間圧延は、1パスごとのロールの圧下
率を5〜10(f)とし、素材に割れがはいるまで行な
い、その時の素材の板厚により冷間圧延性を判定した。
結果を表6に示す。これらの結果から、本発明によるF
e−Cr一CO系磁石合金へのCaの添加は、冷間加工
性を著しく向上させることのできることが分かる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 15〜40%Cr、3〜30%Co、0.005〜
0.3%Ca、残部Feから成ることを特徴とするFe
−Cr−Co系磁石合金。 2 15〜40%Cr、3〜30%Co、0.1〜5%
Ti、0.005〜0.3%Ca、残部Feから成るこ
とを特徴とするFe−Cr−Co系磁石合金。 3 15〜40%Cr、3〜30%Co、0.1〜10
%V、0.005〜0.3%Ca、残部Feから成るこ
とを特徴とするFe−Cr−Co系磁石合金。 4 15〜40%Cr、3〜30%Co、0.005〜
0.3%Ca、残部Feから成り、Zr、Mo、W、T
aの1種又は2種以上を0.1〜3%含むことを特徴と
するFe−Cr−Co系磁石合金。 5 15〜40%Cr、3〜30%Co、0.1〜5%
Ti、0.005〜0.3%Ca、残部Feから成り、
Zn、Mo、W、Taの一種又は2種以上を含むことを
特徴とするFe−Cr−Co系磁石合金。 6 15〜40%Cr、3〜30%Co、0.1〜10
%V、0.005〜0.3%Ca、残部Feから成り、
Zn、Mo、W、Taの1種又は2種以上を含むことを
特徴とするFe−Cr−Co系磁石合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54022001A JPS5940218B2 (ja) | 1979-02-28 | 1979-02-28 | Fe−Cr−Co系磁石合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54022001A JPS5940218B2 (ja) | 1979-02-28 | 1979-02-28 | Fe−Cr−Co系磁石合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55115954A JPS55115954A (en) | 1980-09-06 |
| JPS5940218B2 true JPS5940218B2 (ja) | 1984-09-28 |
Family
ID=12070762
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54022001A Expired JPS5940218B2 (ja) | 1979-02-28 | 1979-02-28 | Fe−Cr−Co系磁石合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5940218B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01174315U (ja) * | 1988-05-30 | 1989-12-12 |
-
1979
- 1979-02-28 JP JP54022001A patent/JPS5940218B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01174315U (ja) * | 1988-05-30 | 1989-12-12 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55115954A (en) | 1980-09-06 |
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