JPS5950245B2 - 共重合体の製造方法 - Google Patents

共重合体の製造方法

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JPS5950245B2
JPS5950245B2 JP13633979A JP13633979A JPS5950245B2 JP S5950245 B2 JPS5950245 B2 JP S5950245B2 JP 13633979 A JP13633979 A JP 13633979A JP 13633979 A JP13633979 A JP 13633979A JP S5950245 B2 JPS5950245 B2 JP S5950245B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、天然ゴムや合成ゴムの補強剤に適した共重合
体の製造方法に関するものであり、さらに詳しくは、炭
化水素溶剤中で、有機リチウム化合物とアルカリ金属第
3級アルコキシドを混合してなる開始剤の存在下に、共
役ジエンとビニル芳香族化合物とを、特定の組成にて、
特定の構造を有するように重合することによる、透明性
に優れ、ロール分出し時の表面肌、硬さ、引張強さ、耐
摩耗性、圧縮永久歪、耐屈曲性が改良されたゴム補強剤
に適した、共役ジエンとビニル芳香族化合物とのランダ
ムプロツク共重合体の製造方法に関するものである。
従来より、乳化重合法によつて得られた結合スチレン量
が約50重量%以上のスチレン−ブタジエン共重合ゴム
、いわゆるハイスチレンゴムは、天然ゴムや結合スチレ
ン量が25重量%程度のスチレン−ブタジエンゴムに配
合すると顕著な補強効果があり、例えば、高い硬度、耐
摩耗性などを示すので、靴底、ゴムロール、床タイルな
どの用途に使用されてきた。
しかし、これら従来の乳化重合ハイスチレンゴムは幾つ
かの欠点を有している。
すなわち、乳化重合ハイスチレンゴムは、重合工程中に
分子間の架橋および分岐が起つており、これが高スチレ
ン含量ゴムであることゝ相まつて、常温において硬く、
これをオープンロール上て他の原料ゴムや充てん剤等と
混合する際に極めて操作性が劣つている。
また、乳化重合ハイスチレンゴムは、重合時の乳化剤お
よびその他添加剤の影響により、あるいは多くの乳化重
合ハイスチレンゴムが高スチレンのレジンと低スチレン
のゴムとの不均一な混合物であることなどにより、原料
ゴムが不透明となるため透明ゴム加硫製品を得ることは
できなかつた。
さらに、加硫物物性、耐屈曲性および低温特性が極めて
劣つている。かゝる乳化重合ハイスチレンゴムの欠点を
克服する試みが、これまで溶液重合法によるハイスチレ
ンゴムにおいて検討されてきた。
特に、特開昭52−78290号公報には、リチウム基
材触媒を開始剤として、(ハポリブタジエンまたは結合
スチレン量が40重量%以下のブタジエン−スチレンラ
ンダム共重合体と、(2)結合スチレン量が50〜95
重量%のブタジエン−スチレンランダム共重合体とを分
子鎖内で結合した共重合体、あるいは上記共重合体を多
官能性処理剤にて処理した分岐状のブタジエン−スチレ
ンランダム共重合体が開示されている。
上記溶液重合ハイスチレンゴムは、配合物の表面肌、流
動特性に優れ、さらに加硫物の圧縮永久歪、耐屈曲性な
どが優れており、従来の乳化重合ハイスチレンゴムの諸
性質を改良するものである。
しかしながら、一般にハイスチレンゴムに要求される最
も重要な特性は、その使用目的、用途から考えると、加
工面では混合ロールや彫刻ロールでの分出し肌が良好な
ことであり、物性面では高硬度、高強度でかつ耐屈曲性
、圧縮永久歪、耐摩耗性、反ぱつ弾性が優れていること
であり、さらに原料ゴムの透明性が優れるならば透明品
配合が可能となり、ハイスチレンゴムの用途は一層拡大
できるのであるが、上記ハイスチレンゴムはこれらの特
性において未だ十分でない。そこで、本発明者らは、ハ
イスチレンゴムに要求される重要特性を考慮しつゝ、特
開昭52ー78290号のハイスチレンゴムをさらに改
良すべく種々検討した結果、特定の開始剤の存在丁に、
共役ジエンとビニル芳香族化合物とを特定の組成にて特
定の構造を有するように重合することにより得られたラ
ンダムプロツク共重合体は、特開昭52−78290号
のハイスチレンゴムと比較して、硬さ、引張強さ、圧縮
永久歪、耐屈曲性等のハイスチレンゴムにとつて重要な
特性がさらに改良されることを見出し、本発明を完成す
るに至つた。
すなわち、本発明は共役ジエンとビニル芳香族化合物か
ら成るランダムプロツクAおよびBを有するA−B型ラ
ンダムプロツク共重合体であつて、共重合体中のビニル
芳香族化合物含量が35〜90重量%、ムー[メ[粘度(
ML5+4,100℃′y/){30〜120、ランダ
ムプロツクBとAのビニル芳香族化合物含量の差が45
重量%以上であるA−B型ランダムプロツク共重合体の
製造力法において、1)重合開始剤として、有機リチウ
ム化合物とアルカリ金属第3級アルコキシドとの混合物
を用い〜 2) a)まず始めに、共役ジエン単量体、または40
重量%以下のビニル芳香族化合物を含む共役ジエンとビ
ニル芳香族化合物との単量体混合物10〜50重量部を
重合して、実質的に重合を完了させることにより、共役
ジエン重合体または共役ジエン−ビニル芳香族化合物ラ
ンダム共重合体(これらをランダムプロツクAとする)
を形成し、次いで50〜95重量%のビニル芳香族化合
物を含む共役ジエンとビニル芳香族化合物との単量体混
合物90〜50重量部を重合して、実質的に重合を完了
させることにより、共役ジエン−ビニル芳香族化合物ラ
ンダム共重合体(これらをランダムプロツクBとする)
を追加形成する工程、あるいはb)まず始めにランダム
プロツクBを形成し、次いでランダムプロツクAを追加
形成する工程から成り、かつ重合に際して、3)プロツ
クビニル芳香族化合物が、A−B型ランダムプロツク共
重合体鎖全体の末端部に形成される場合は、全共重合体
】00重量部中、プロツクビニル芳香族化合物含量が1
5重量部以下になるように、またプロツクビニル芳香族
化合物含量が、A−B型ランダムプロツク共重合体鎖全
体の末端部以外に形成される場合は、プロツクヒ2ル芳
香族化合物含量が30重量部以下になるように、それぞ
れ有機リチウム化合物とアルカリ金属第3級アルコキシ
ドとの比を調整することを特徴とするA−B型ランダム
プロツク共重合体の製造方法である。
本発明の製造方法は、特開昭52−78290号の製造
方法と比較すると、次の3点において異なるものである
1) A−B型ランダムプロツク共重合体全体を100
重量部としたとき、ビニル芳香族化合物含量が低いラン
ダムプロツクAが10〜50重量部、ビニル芳香族化合
物含量が高いランダムプロツクBが90〜50重量部と
なるように組成、構造を限定したこと。
2)重合開始剤として、有機リチウム化合物とアルカリ
金属第3級アルコキシドとの混合物を用いること。
この開始剤の使用と上記組成、構造の限定を組合わせる
ことにより優れた共重合体が得られる。
3)ランダムプロツクAおよびBがそれぞれランダム共
重合体とは云え、許容されるプロツクビニル芳香族化合
物がA−B型プロツク共重合体鎖全体に沿つてどの位置
に存在するかによつて許容量が異なることを明確にし、
それぞれの位置によつて限定した許容量になるように、
有機リチウム化合物とアルカリ金属第3級アルコキ゛シ
ドの比を調整すること。
以上のように、本発明の方法にて始めて達成された特定
の共重合体は、従来のものと比較して、次のような特徴
を有している。
1)乳化重合ハイスチレンゴムと比較すると、透明性が
優れ、加工面ではロール分出し肌および流動特性が優れ
ており、一方、物性面では硬さ、引張強さ、圧縮永久歪
、耐摩耗性、耐屈曲性が優れている。
2)特開昭52−78290号の方法による溶液重合ハ
イスチレンゴムと比較すると、特に加硫物の硬さ、引張
強さ、圧縮永久歪、耐屈曲性が優れている。
これらの特性は、すでに述べたように、一般的なハイス
チレンゴムの使用目的、用途から考えていずれも重要な
特性であり、本発明の意義は大きい。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明に用いられる共役ジエンとしては、1,3−ブタ
ジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン(イソプレン
)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−
ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン等が挙げられるが
、特に1,3−ブタジエンが好ましい。
これらは1種または2種以上の混合物として用いてもよ
い。また、本発明に用いられるビニル芳香族化合物とし
ては、スチレン、O−メチルスチレン、P−メチルスチ
レン、P−Tert−ブチルスチレン、1,3−ジメチ
ルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、
ビニルアントラセン等が挙げられるが、特にスチレンが
好ましい。
これらは1種または2種以上の混合物として用いてもよ
い。本発明の方法によつて得られるA−B型ランダムプ
ロツク共重合体のビニル芳香族化合物含量は35〜90
重量%、好ましくは50〜70重量%でなければならな
い。35重量%未満では、硬さが低すぎて各種ゴムの補
強剤として使用できず、90重量%を起えると、加硫物
の圧縮永久歪および耐屈曲性が著しく変化する。
また、本発明の方法によつて得られるA一B型ランダム
プロツク共重合体のムーニー粘度(ML,f4lOO℃
、大型ローター使用、100℃で5分子熱、4分回転後
のムーニー粘度)は30〜120の範囲でなければなら
ない。
30未満では、加硫物の引張強さが低下し、逆に120
を起えると、オープンロールでの巻き付き性など加工性
が悪くなる他、他のゴムや充てん剤との混合性が悪化す
る。
本発明のランダムプロツクAは、共役ジエン単量体、ま
たはビニル芳香族化合物含量40重量%以丁の共役ジエ
ンとビニル芳香娘化合物との単量体混合物を重合するこ
とによつて得られるが、好ましくはビニル芳香族化合物
含量力月5〜35重量%の共役ジエンとビニル芳香族化
合物との単量体混合物がよい。
ビニル芳香族化合物含量が40重量%を起えると、最終
的に得られたA−B型ランダムプロツク共重合体の硬さ
、圧縮永久歪、耐屈曲性等が全般的に低丁する。また、
ランダムプロツクBは、ビニル芳香族化合物含量50〜
95重量%、好ましくは70〜90重量%のビニル芳香
族化合物と共役ジエンとの単量体混合物を重合すること
によつて得られる。
ビニル芳香族化合物含量が50重量%未満では、最終的
に得られたA−B型ランダムプロツク共重合体の加硫物
の硬さが低過ぎ、補強削としての効果が不足し、95重
量%を起えると、その圧縮永久歪が低丁して好ましくな
い。本発明の方法によつて得られるA−B型ランダムプ
ロツク共重合体は、その共重合体に含まれるランダムプ
ロツクAとランダムプロツクBが分子鎖で結合されてい
る必要がある。
このことは極めて重要であつて、例えば、ランダムブ頭
ノクAとランダムプロツクBの単なるブレンドであれば
、ミル収縮率あるいはロール分出し肌が極めて悪化し好
ましくない。この場合、A−B型ランダムプロツク共重
合体のA−B型とは、ランダムプロツクAとランダムプ
ロツクBの重合順序を意味するわけでなく、最初にラン
ダムプロツクAを重合し、次いでランダムプロツクBを
重合する方法と、逆に最初にランダムプロツクBを重合
し、次いでランダムプロツクAを重合する方法の双方を
含むものである。本発明においては、最終的に得られる
共重合体のランダムプロツクB(!I,Aのビニル芳香
族化合物含量の差が45重量%以上、好ましくは50重
量%以上となるように単量体組成を調整して重合しなけ
ればならない。
ビニル芳香族化合物含量の差が45重量%未満では、最
終的に得られた共重合体の硬度、引張強さが悪化する。
本発明においては、最終的に得られるA−B型ランダム
プロツク共重合体全体を100重量部としたとき、ラン
ダムプロツクA力月0〜50重量部、好ましくは20〜
40重量部、ランダムプロツクBが90〜50重量部、
好ましくは60〜80重量部となるように単量体組成を
調整して重合することが必要であり、このことは本発明
の目的を達成するうえで重要な要件である。
ランダムプロツクAが10重量部未満で、ランダムプロ
ツクBが90重量部を起えると、圧縮永久歪、耐屈曲性
が悪化し、ランダムプロツクAが50重量部を起え、ラ
ンダムプロツクBが50重量部未満になると、硬度、引
張強さが悪化する。このようにランダムプロツクA(5
Bとが特定の組成、溝造を有するように重合することは
、本発明と特開昭52−78290号の発明とを区別す
る重要な要件の一つであるが、その理由の一つとして以
下のようなことが考えられる。
すなわち、本発明によつて得られるA−B型ランダムプ
ロツク共重合体は、形態学的に見ると、ランダムプロツ
クAはビニル芳香族化合物含量が低い重合体であり、ラ
ンダムプロツクBはビニル芳香族化合物含量が高い重合
体であり、かつそれぞれのビニル芳香族化合物含量の差
が45重量%以上であることによつて、ランダムプロツ
クAとBが相互に非相溶性の不均一分散となり、一方、
ランダムプロツクAとBとの組成・購造を前記のように
限定することによつて、ランダムプロツクAが非連続相
または連続相をなし、ランダムプロツクBが連続相をな
すという不均一構造を有する共重合体となつていると考
えられる。特開昭52−78290号の発明においては
、その実施例2に示されるように、低スチレン含量の重
合体プロツクAと高スチレン含量の重合体プロツクBが
相互に非相溶性を示すことは本発明と同様であるが、重
合体プロツクAが60重量部、重合体プロツクBが40
重量部の場合、すなわち、重合体プロツクBが非連続相
の場合も含まれていると考えられ、この点が本発明の方
法と異なるのである。
本発明のA−B型ランダムプロツク共重合体の製造方法
においてもう一つの重要な要件は、重合開始剤として有
機リチウム化合物とアルカリ金属第3級アルコキシドを
混合してなる触媒を用いることにある。
アルカリ金属第3級アルコキシドは、ブタジエンとスチ
レンとの共重合時のランダマイザ一としてすでに公知〔
例えば、J.POlymer.Sci,A−1,v01
.7,449(1960)〕であるが、本発明者らは、
該触媒が本発明の如く限定された組成・購造を有する共
役ジエン−ビニル芳香族化合物共重合体の製造に当つて
、特に有効であることを見出したものであり、特開昭5
2−78290で言及されているランダム化剤、すなわ
ちテトラヒドロフラン等では、本発明のような効果は得
られない。
アルカリ金属第3級アルコキシドとしては、ナトリウム
、カリウムなどリチウム以外のアルカリ金属第3級アル
コキシドであり、カリウムTertーブトキシド、ナト
リウムTert−アミルオキシド、ルビジウムTert
−ブトキシド、セシウムTert−ブトキシド、カリウ
ムイソペンチルオキシドなどがある。
一方、有機リチウム化合物としては、メチルリチウム、
エチルリチウム、プロピルリチウム、n−ブチルリチウ
ム、Sec−ブチルリチウム、ヘキシルリチウム、2−
エチルヘキシルリチウム、フエニルリチウムなどのモノ
リチウム化合物、ペンタメチルリチウム、1,5−ジリ
チオナフタレン、1,2−ジリチオスチルベンなどのジ
リチウム化合物などが挙げられる。
有機リチウム化合物とアルカリ金属第3級アルコキシド
の使用量は、単量体の組成、重合温度等によつて異なる
が、有機リチウム化合物の使用量は、通常モノマー10
09当り0.2〜7ミリモルであり、また有機リチウム
化合物/アルカリ金属アルコキシドのモル比は、通常5
/1〜500/1である。
上記有機リチウム化合物とアルカリ金属アルコキシドと
のモル比は、本発明の力法において単量体の組成等と共
に、最終的に得られるA−B型ランダムプロツク共重合
体の特性に大きな影響を与え、適切なモル比を選択する
ことにより、ロール加工性、ロール分出し肌などの加工
性、硬さ、引張強さ、圧縮永久歪、耐摩耗性などの物性
が優れ、バランスの良いものが得られる。
すなわち、有機リチウム化合物とアルカリ金属アルコキ
シドとのモル比は、本発明のさらにもう一つの重要な要
件である。これは、本発明によつて得られるA−B型ラ
ンダムプロツク共重合体が特定のプロツクビニル芳香族
化合物を含有するように調整する働きを有している。本
発明によつて得られるA−B型ランダムプロツク共重合
体は、それぞれビニル芳香族化合物含量が異なるランダ
ム共重合体プロツクAおよびBから成るとは云え、若干
のプロツクビニル芳香族化合物が含まれる。
プロツクビニル芳香族化合物含量は少ないほど望ましい
が、その許容含量は、プロツクビニル芳香族化合物がA
−B型ランダムプロツク共重合体鎖全体に沿つてどの位
置に存在するかによつて異なり、プロツクビニル芳香族
化合物の許容含量とその存在する位置の関係は、本発明
を達成するうえで極めて重要な意味を持つている。プロ
ツクビニル芳香族化合物が、最終的に得られるA−B型
ランダムプロツク共重合体鎖全体に沿つて末端部に形成
されるように重合する場合は(これを末端プロツクタイ
プと呼ぷ)、全共重合体100重量部中、プロツクビニ
ル芳香族化合物含量が15重量部以下になるように、有
機リチウム化合物とアルカリ金属アルコキシドとのモル
比を調整しなければならない。
また、プロツクビニル芳香族化合物が、最終的に得られ
るA−B型ランダムプロツク共重合体鎖全体に沿つて末
端部以外に形成されるように重合する場合は(これをセ
ンタープロツクタイプと呼ぶ)、プロツクビニル芳香族
化合物含量が30重量%以丁になるように、有機リチウ
ム化合物とアルカリ金属アルコキシドとのモル比を調整
しなければならない。
上記範囲外のプロツクビニル芳香族化合物を含有するよ
うに重合した場合は、ロール加工性、硬度、圧縮永久歪
、耐摩耗性が悪化し、バランスのよいものが得られない
有機リチウム化合物/アルカリ金属アルコキシドとのモ
ル比は、通常5/1〜500/1が用いられるが、一般
的には、この比が大きくなると得られた共重合体のプロ
ツクビニル芳香族化合物含量が増加し、逆にこの比が小
さくなると、それが減少する。
本発明においては、ランダムプロツクAとランダムブロ
ックBを任意の順序で重合し、結合した。
直鎖状のA− B型ランダムプロツク共重合体を最終的
に得ることの他に、直鎖状の共重合体を重合した後に、
さらに多官能性処理剤を添加することによつて分岐状の
共重合体を得ることも可能である。より詳細に云えば、
例えば、既述のごとき方法により直鎖状の共重合体を重
合した後、その共重合体溶液に、共重合体中のリチウム
ー炭素結合と反応しうる官能基を少なくとも3個含有す
る多官能性処理剤を添加し、共重合体を分岐状に結合さ
せることにより製造される。多官能性処理剤としては、
4塩化ケイ素、メチルトリクロルシラン、4塩化炭素等
のハロゲン化物類、アジピン酸ジエチル等のジエステル
類など〔例えば、JOurnalOfpOlym.Sc
i.PartA,vOl3,93〜103(1965)
、英国特許第1223079号など〕が用いられる。
さらに、本発明においては、ランダムプロツクAおよび
ランダムプロツクBを任意の順序で重合し、結合した直
鎖状のA−B型ランダムプロツク共重合体を最終的に得
ることの他に、A−B−A,B−A−B,A−B−A−
B型などの直鎖状のランダムプロツク共重合体を得るこ
とも可能である。本発明によつて得られた共役ジエンと
ビニル芳香族化合物とのA−B型ランダムプロツク共重
合体は、単独または天然ゴムもしくは他の合成ゴムと組
合わせて、各種の配合剤を配合、混合し、次いで加硫し
た後、製品として実用に供せられる。またこのような用
途の他に、本発明のA− B型ランダムプロツク共重合
体は、加硫することなく原料ゴムのまゝで他のプラスチ
ツクとブレンドして、シート、フイルム、射出成形品な
どのプラスチツク用途に用いることも可能である。以丁
、実施例によつて本発明を説明するが、これらの実施例
は本発明を限定するものではない。
実施例 1以丁に示すような方法および仕込み量の比率
で実施例ΛのA−B型ランダムプロツク共重合体を得た
窒素雰囲気下、容積101の重合器にトルエン700重
量部に対し、1,3−ブタジエンとスチレンの重量比1
5:85の単量体混合物70重量部を仕込み、次いでカ
リウム一Tert−ブトキシド0.0041重量部とn
−ブチルリチウム0.07重量部(すなわち、n−ブチ
ルリチウム/カリウム一 Tert−ブトキシドモル比
で30)の混合物を加えて、70’Cにて3時間重合し
、ランダムプロツクBを得た。
この重合溶液の重合転化率を測定したところ、重合は実
質的に完了しており、また生成重合体中のスチレン含量
84.6重量%で、プロツクスチレンは12.6重量%
であつた。その後、さらに1,3−ブタジエンとスチレ
ンの重量比82:18の単量体混合物30重量部を追加
して4時間重合を続け、ランダムプロツクAを追加形成
し、ランダムプロツクB次いでランダムプロツクAの順
序で重合したA−B型ランダムプロツク共重合体を得た
。この共重合体溶液に、1重量部の2,6−ジ一Ter
t−ブチル−4−メチルフエノールを安定剤として加え
、その後溶媒を加熱除去して共重合体を単離した。
こうして得られた実施例Aの共重合体は、スチレン含量
が64.7重量%であり、ムー[メ[粘度(ML5+4,
100℃)は61であつた。
このスチレン含量と最初のランダムプロツクBのスチレ
ン含量とからランダムプロツクAのスチレン含量を計算
すると、約18重量%となる。また、最終的な共重合体
のプロツクスチレン含量は8.6重量%であり、この数
字は最初のランダムプロツクBのプロツクスチレン含量
から計算した最終的な共重合体のプロツクスチレン含量
12.6重量%×0.78.8重量%とほマ一致するた
め、ランダムプロツクAのプロツクスチレン含量はほマ
Oであり、したがつて、実施例Aはセンタープロツクタ
イプであることがわかる。次に、比較のため、次に示す
方法と仕込み量比率で特開昭52−78290号に記載
されたブタジエン−スチレン共重合体(比較例B)を得
た。
まず先に使用した重合器に、トルエン700重量部に対
し、1,3−ブタジエンとスチレンの重青比15:85
の単量体混合物70重量部を仕込み、次いでテトラヒド
ロフラン2.1重量部とn−ブチルリチウム0.07重
量部を加えて、70℃にて3時間重合し、重合体プロツ
クBを得た。この重合溶液の重合転化率は、実質的に完
了しており、生成重合体中のスチレン含量は84.7重
量%、プロツクスチレンは13.8重量%であつた。そ
の後、さらに1,3−ブタジエンとスチレンの重量比8
2:18の単量体混合物30重量部を追加して4時間重
合を続け、重合体プロツクAを追加形成し、重合体プロ
ツクB次いで重合体プロツクAの順序で重合した共重合
体を得た。この共重合体溶液に、1重量部の2,6−ジ
一Tert−ブチル−4−メチルフエノールを安定剤と
して加え、その後溶媒を加熱除去して共重合体を単離し
た。
こうして得られた比較例Bの共重合体は、スチレン含量
64.8重量%、プロツクスチレン含量9。
5重量%であり、ムー[メ[粘度(ML,+4,100℃
)は60であつた。
この共重合体を構成する重合体プロツクAのスチレン含
量およびプロツクスチレン量を実施例1と同様の方法で
計算すると、スチレン含量約18重量%で、プロツクス
チレン含量はほマOとなつた。したがつて、比較例Bは
センタープロツクタイプであることがわかる。以上の実
施例Aと比較例Bの他に、比較例Cとして市販のハイス
チレンゴム、ニポール2057SSを用意した。これら
3種のハイスチレンコムを使用し、表1−1に示される
配合にて、8インチオープンロール上で混合し、これに
よつて得られた配合物の加工性、物性を測定し、表1−
2に示した。なお、プロツクスチレン量の測定は、次の
とおり行なつた。
共重合体2重量部を4塩化炭素100重量部に溶解し、
ジ一Tert−ブチルハイドロパーオ午サイド50重量
部を加え、さらにオスミウムテトラオキサイドを0.0
02重量部添加し、100℃にて30分間加熱し、共重
合体中の二重結合を完全に切断する。かくして得られた
溶液を多量のメタノール中に沈澱させたものがプロツク
スチレンである。また、スチレン含量は、紫外線吸収ス
ペクトル法により、262mμのスチレンに基づく吸収
から算出した。
表1−2から以丁のようなことがわかる。
本発明の実施例Aは、比較例Cと比較して、ポリマー自
体の透明性に優れ、加工時のロール分出し肌が優れ、加
硫物の硬さが高く、引張強さ、圧縮永久歪、耐摩耗性、
耐屈曲性等が優れていることがわかる。
また、本発明の実施例Aは、比較例Bと比較して、硬さ
が高く、引張強さ、圧縮永久歪、耐屈曲性等が優れてい
ることがわかる。
実施例 2 実施例Aと同様の要領にて、ランダムプロツクBを重合
し、次いでランダムプロツクAを重合して、センタープ
ロツクタイプの各種A− B型ランダムプロツク共重合
体を得た。
ランダムプロツクBとランダムブロックAとのビニル芳
香族化合物含量の差は、いずれも50重量%とした。こ
れらの共重合体の重合条件、得られた共重合の特性およ
び物性を、表2−1、2−2および2−3に示した。
表2−3から明らかなように、比較例Dでは、実施例E
,F,Gと比較して、圧縮永久歪、耐屈曲性が劣つてお
り、一方、比較例Hでは、硬さ、引張強さが劣つている
実施例 3 実施例Aと同様の要領にて、n−ブチルリチウムとカリ
ウム一Tert−ブトオキシドの比を変えることにより
、プロツク率の異なる各種のセンタープロツクタイプA
−B型共重合体と末端プロツクタイプA−B型共重合体
を得た。
センタープロツクタイプA−B型共重合体の重合条件と
を基本特性を表3−1、末端プロツクタイプA−B型共
重合体の重合条件と基本特性を表3−2に示す。
また、表3−3には、双方の物性を示す。表3−3から
れかるように、センタープロツクタイプ共重合体では、
実施例A1同Hと比較して、比較例1は、ロール加工性
、硬さ、圧縮永久歪、耐摩耗性が劣る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 共役ジエンとビニル芳香族化合物から成るランダム
    ブロックAおよびBを有するA−B型ランダムブロック
    共重合体であつて、共重合体中のビニル芳香族化合物含
    量が35〜90重量%、ムーニー粘度(ML_5_+_
    4100℃)が30〜120、ランダムブロックBとA
    のビニル芳香族化合物含量の差が45重量%以上である
    A−B型ランダムブロック共重合体の製造方法において
    、1)重合開始剤として、有機リチウム化合物とアルカ
    リ金属第3級アルコキシドとの混合物を用い、2)a)
    まず始めに、共役ジエン単量体、または40重量%以下
    のビニル芳香族化合物を含む共役ジエンとビニル芳香族
    化合物との単量体混合物10〜50重量部を重合して、
    実質的に重合を完了させることにより、共役ジエン重合
    体または共役ジエン−ビニル芳香族化合物ランダム共重
    合体(これらをランダムブロックAとする)を形成し、
    次いで50〜95重量%のビニル芳香族化合物を含む共
    役ジエンとビニル芳香族化合物との単量体混合物90〜
    50重量部を重合して、実質的に重合を完了させること
    により、共役ジエン−ビニル芳香族化合物ランダム共重
    合体(これらをランダムブロックBとする)を追加形成
    する工程、あるいはb)まず始めにランダムブロックB
    を形成し、次いでランダムブロックAを追加形成する工
    程から成り、かつ重合に際して、3)ブロックビニル芳
    香族化合物が、A−B型ランダムブロック共重合体鎖全
    体の末端部に形成される場合は、全共重合体100重量
    部中、ブロックビニル芳香族化合物含量が15重量部以
    下になるように、またブロックビニル芳香族化合物が、
    A−B型ランダムブロック共重合体鎖全体の末端部以外
    に形成される場合は、ブロックビニル芳香族化合物含量
    が30重量部以下になるように、それぞれ有機リチウム
    化合物とアルカリ金属第3級アルコキシドの比を調整す
    ることを特徴とするA−B型ランダムブロック共重合体
    の製造方法。 2 共役ジエンが1,3−ブタジエンである特許請求の
    範囲第1項記載の製造方法。 3 ビニル芳香族化合物がスチレンである特許請求の範
    囲第1項記載の製造方法。 4 A−B型ランダムブロック共重合体のビニル芳香族
    化合物含量が50〜70重量%である特許請求の範囲第
    1項記載の製造方法。 5 ランダムブロックAを重合するための単量体混合物
    が20〜40重量部であり、ランダムブロックBを重合
    するための単量体混合物が80〜60重量部である特許
    請求の範囲第1項記載の製造方法。 6 ランダムブロックBを重合するための単量体混合物
    中のビニル芳香族化合物含量(重量%)とランダムブロ
    ックAを重合するための単量体混合物中のビニル芳香族
    化合物含量(重量%)の差が、50重量%以上である特
    許請求の範囲第1項記載の製造方法。 7 ランダムブロックAを重合するための単量体混合物
    中のビニル芳香族化合物含量が15〜35重量%であり
    、ランダムブロックBを重合するための単量体混合物中
    のビニル芳香族化合物含量が70〜90重量%である特
    許請求の範囲第6項記載の製造方法。
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