JPS5953395B2 - ポリエステル繊維用紡積油剤組成物 - Google Patents
ポリエステル繊維用紡積油剤組成物Info
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- JPS5953395B2 JPS5953395B2 JP3899880A JP3899880A JPS5953395B2 JP S5953395 B2 JPS5953395 B2 JP S5953395B2 JP 3899880 A JP3899880 A JP 3899880A JP 3899880 A JP3899880 A JP 3899880A JP S5953395 B2 JPS5953395 B2 JP S5953395B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高速紡績工程に適したポリエステル繊維の紡績
油剤に関するものでその目的とするところは繊維の集束
性、紡績性を向上せしめ、さらにポリエステル−綿混、
ポリエステル−レーヨン混、ポリエステル−麻混なと混
紡にさいする帯電防止性を向上させ、なおその上に繊維
の損傷による白粉スカムやオリゴマーの析出、あるいは
脱落による紡績スカムを減少させて紡績工程でのトラブ
ルなどを可及的に低減させ得るポリエステル繊維の紡績
油剤組成物を提供せんとするものである。
油剤に関するものでその目的とするところは繊維の集束
性、紡績性を向上せしめ、さらにポリエステル−綿混、
ポリエステル−レーヨン混、ポリエステル−麻混なと混
紡にさいする帯電防止性を向上させ、なおその上に繊維
の損傷による白粉スカムやオリゴマーの析出、あるいは
脱落による紡績スカムを減少させて紡績工程でのトラブ
ルなどを可及的に低減させ得るポリエステル繊維の紡績
油剤組成物を提供せんとするものである。
近年ポリエステル繊維などの紡績業界においては加工コ
ストの低減のために省力化への対応が急がれ高速紡績に
適した紡績油剤が強く望まれている。
ストの低減のために省力化への対応が急がれ高速紡績に
適した紡績油剤が強く望まれている。
しかも、ポリエステル繊維100%の場合は言うまでも
なく、他繊維との混紡においても充分満足できる紡績油
剤は未だ出現していない。
なく、他繊維との混紡においても充分満足できる紡績油
剤は未だ出現していない。
一方ポリエステルの繊維は木綿やウールに比較して滑ら
かな表面を呈するために従来用いられてきた油剤では紡
績工程を何等の問題もなく通過させることが極めてむつ
かしい。
かな表面を呈するために従来用いられてきた油剤では紡
績工程を何等の問題もなく通過させることが極めてむつ
かしい。
例えばカード工程でのシリンダー巻付きあるいは線条ロ
ーラーへの巻付なと、繊維表面に付着されている油剤の
性質や種類によって大きく左右されることが経験的にわ
かっている。
ーラーへの巻付なと、繊維表面に付着されている油剤の
性質や種類によって大きく左右されることが経験的にわ
かっている。
したがって、ポリエステル繊維用の紡績油剤に関しては
これまで熱心に研究が行なわれ、そして特に繊維の集束
性を高めて紡績工程での能率化をはかりながらなお清掃
の回数のできるだけ少ない油剤が求められているわけで
ある。
これまで熱心に研究が行なわれ、そして特に繊維の集束
性を高めて紡績工程での能率化をはかりながらなお清掃
の回数のできるだけ少ない油剤が求められているわけで
ある。
一般に紡績油剤は平滑剤成分と帯電防止成分とからなり
平滑剤の成分としては動植物油、鉱物油、脂肪酸エステ
ル系化合物または脂肪族高級アルコールあるいは多価ア
ルコールの脂肪酸エステルの酸化エチレン、酸化プロピ
レンあるいは両者の付加物からなる非イオン活性剤が用
いられ、一方帯電防止剤としてはアルキルスルホネート
、アルキルホスフェート、アルキルサルフェート、アル
キルアミン−酸化エチレン付加物、第4級アンモニウム
塩のようなカチオン活性剤あるいはアルキルベタイン型
の両性活性剤が用いられる。
平滑剤の成分としては動植物油、鉱物油、脂肪酸エステ
ル系化合物または脂肪族高級アルコールあるいは多価ア
ルコールの脂肪酸エステルの酸化エチレン、酸化プロピ
レンあるいは両者の付加物からなる非イオン活性剤が用
いられ、一方帯電防止剤としてはアルキルスルホネート
、アルキルホスフェート、アルキルサルフェート、アル
キルアミン−酸化エチレン付加物、第4級アンモニウム
塩のようなカチオン活性剤あるいはアルキルベタイン型
の両性活性剤が用いられる。
そして普通はこれらの成分が組合わされて紡績油剤とし
て使用されるわけである。
て使用されるわけである。
しかし、一般に非イオン活性剤や動植物油、鉱物油、ま
たは脂肪酸エステルなどの単独あるいは配合系では主と
して繊維−繊維間の摩擦を大きくし、集束性を高めるこ
とはよく知られているが、紡績における開繊工程や線条
工程などにおいてゴムロールやメタルロールなどの表面
に粘着物が付着し、さらに油剤そのものの粘着性のため
にローラー巻き付きの原因になったり、さらには訓電性
を悪化させて紡績工程でのトラブルが増大する。
たは脂肪酸エステルなどの単独あるいは配合系では主と
して繊維−繊維間の摩擦を大きくし、集束性を高めるこ
とはよく知られているが、紡績における開繊工程や線条
工程などにおいてゴムロールやメタルロールなどの表面
に粘着物が付着し、さらに油剤そのものの粘着性のため
にローラー巻き付きの原因になったり、さらには訓電性
を悪化させて紡績工程でのトラブルが増大する。
一方アニオン活性剤は一般にアルカリ金属塩として用い
られ、制電性の良好なものが多いが、温湿度変化に対し
てその性状の変化が非常に大きく低湿側では油剤そのも
のの粘着性が小さいためにローラー上での粘着性も小さ
く、線条ローラーへの巻付きが少ないが、高湿側になる
と急激にローラー巻付きが増加し紡績トラフ゛ルとなる
ことか゛よく知られている。
られ、制電性の良好なものが多いが、温湿度変化に対し
てその性状の変化が非常に大きく低湿側では油剤そのも
のの粘着性が小さいためにローラー上での粘着性も小さ
く、線条ローラーへの巻付きが少ないが、高湿側になる
と急激にローラー巻付きが増加し紡績トラフ゛ルとなる
ことか゛よく知られている。
またカチオン活性剤は一般に制電性にすぐれ低湿側でも
すぐれた制電性をもつことが知られているが、他方吸湿
性が大きいためにローラー巻付きを生じたり加熱によっ
て繊維が黄変したりする欠点があることも同時に知られ
ている。
すぐれた制電性をもつことが知られているが、他方吸湿
性が大きいためにローラー巻付きを生じたり加熱によっ
て繊維が黄変したりする欠点があることも同時に知られ
ている。
一方両性活性剤も低湿側でもすぐれた制電性をもつがカ
チオン活性剤と同じよに吸湿性が大きいので旧−ラー巻
付きを生じたり加熱によって繊維が黄変しやすい欠点が
ある。
チオン活性剤と同じよに吸湿性が大きいので旧−ラー巻
付きを生じたり加熱によって繊維が黄変しやすい欠点が
ある。
また近時比較的良好な性能を有するとされるアルキルリ
ン酸エステル系化合物を主体とするものは通常の条件で
はローラー巻付きが小さいという長所もあるが、やはり
低湿度での性能が不充分であり、また繊維の集束性がよ
くないという欠点か゛知られている。
ン酸エステル系化合物を主体とするものは通常の条件で
はローラー巻付きが小さいという長所もあるが、やはり
低湿度での性能が不充分であり、また繊維の集束性がよ
くないという欠点か゛知られている。
そこでこれらの欠点を改良するために燐酸化度を調整し
たり、アルキル基の種類の選択、中和度の選定、分子内
にエチレンオキシド鎖の導入する手段も提案もなされて
いる。
たり、アルキル基の種類の選択、中和度の選定、分子内
にエチレンオキシド鎖の導入する手段も提案もなされて
いる。
しかし、紡績性を良好に維持しながら混紡の際の帯電防
止性の向上、白粉スカム、オリゴマーの析出防止等を図
ることはきわめて困難である。
止性の向上、白粉スカム、オリゴマーの析出防止等を図
ることはきわめて困難である。
そこで紡績性の向上を目的としてアルキル燐酸エステル
を使用し、かつアルキル燐酸エステルの欠点をおぎなう
方法としてアルキル燐酸エステルに他の界面活性剤を配
合した紡績油剤が提案され近時、重要な紡績油剤の一つ
として実用化されていることは周知のところである。
を使用し、かつアルキル燐酸エステルの欠点をおぎなう
方法としてアルキル燐酸エステルに他の界面活性剤を配
合した紡績油剤が提案され近時、重要な紡績油剤の一つ
として実用化されていることは周知のところである。
例えば特開昭48−33193号公報によればアルキル
ホスフェートのカリウム塩40〜60%にポリオキシア
ルキレンエーテル又はポリオキシアルキレンエステル2
0〜40%重量と脂肪酸エステル10〜30重量%など
を配合した油剤、特開昭52−63497号公報では分
子量5000以上の酸化プロピレンと酸化エチレンのブ
ロック共重合体が全油剤成分中30%重量以上含有する
アルキルホスフェート類との配合油剤が紡績油剤として
知られている。
ホスフェートのカリウム塩40〜60%にポリオキシア
ルキレンエーテル又はポリオキシアルキレンエステル2
0〜40%重量と脂肪酸エステル10〜30重量%など
を配合した油剤、特開昭52−63497号公報では分
子量5000以上の酸化プロピレンと酸化エチレンのブ
ロック共重合体が全油剤成分中30%重量以上含有する
アルキルホスフェート類との配合油剤が紡績油剤として
知られている。
しかし、一般的にアルキルホスフェート類と他の活性剤
との配合であればどんなものでもよいということではな
くアルキルホスフェート類そのものの種類と共に併用さ
れる他の界面活性剤の種類と配合比の間には可成りきび
しい選択性がある。
との配合であればどんなものでもよいということではな
くアルキルホスフェート類そのものの種類と共に併用さ
れる他の界面活性剤の種類と配合比の間には可成りきび
しい選択性がある。
すなわちアルキルホスフェートの性質と配合される他の
界面活性剤のもっている性質について夫々単体として優
れた性質をもっていても配合させた場合には常にその特
性が発揮されるものではなく逆に粘着性が増大したりし
てマイナスになる場合も多い。
界面活性剤のもっている性質について夫々単体として優
れた性質をもっていても配合させた場合には常にその特
性が発揮されるものではなく逆に粘着性が増大したりし
てマイナスになる場合も多い。
しかも配合率にしても可成性が全くないために配合によ
り油剤の性質そのものを推定することができず、その都
度紡績性を確めなければならないのが現況である。
り油剤の性質そのものを推定することができず、その都
度紡績性を確めなければならないのが現況である。
またさらにその上にポリエステル繊維は単独で紡績され
る以外に綿、レーヨン、ウールそして麻などといった他
繊維と混紡されて紡績される場合が多く、この面からも
配合組成物として可成りきびしい制約をうけ、とくに混
紡では他繊維へのポリエステル油剤の移動のために訓電
性が低下し紡績安定性が不良になることが知られている
。
る以外に綿、レーヨン、ウールそして麻などといった他
繊維と混紡されて紡績される場合が多く、この面からも
配合組成物として可成りきびしい制約をうけ、とくに混
紡では他繊維へのポリエステル油剤の移動のために訓電
性が低下し紡績安定性が不良になることが知られている
。
このような背景の中で本発明者らは本発明の目的とする
高速下の紡績において高能率でしかも高い集束性を得、
かつ紡績スカムの少ない紡績油剤の開発を目ざし、鋭意
研究を積重ねた結果本発明に到達したものである。
高速下の紡績において高能率でしかも高い集束性を得、
かつ紡績スカムの少ない紡績油剤の開発を目ざし、鋭意
研究を積重ねた結果本発明に到達したものである。
すなわち、本発明によれば、平均炭素数が10〜16よ
りなる直鎖あるいは側鎖のアルコールとP2O,を反応
させて得られるアルキル燐酸エステルであってその燐酸
化度が0.6〜1.0でかつO〜50の酸価を有するア
ルキル燐酸エステルのカリウム塩(A成分)を50〜7
0%(重量)と 〔但し、Rは直鎖あるいは側鎖を有する炭素数8〜18
の飽和又は不飽和のアルキル基、(但し、R′はRと同
じ基)を示し、Xは水素原子、炭素数1〜4の低級アル
キル基または−COCH3、シアノエチル基を示す。
りなる直鎖あるいは側鎖のアルコールとP2O,を反応
させて得られるアルキル燐酸エステルであってその燐酸
化度が0.6〜1.0でかつO〜50の酸価を有するア
ルキル燐酸エステルのカリウム塩(A成分)を50〜7
0%(重量)と 〔但し、Rは直鎖あるいは側鎖を有する炭素数8〜18
の飽和又は不飽和のアルキル基、(但し、R′はRと同
じ基)を示し、Xは水素原子、炭素数1〜4の低級アル
キル基または−COCH3、シアノエチル基を示す。
〕で示されるアルキルアミン類あるいは置換アルキルア
ミン類にエチレンオキシドを5〜15モル付加した化合
物のリン酸塩(B成分)を10%(重量)以上と T?n1v)rlT−T 〔但し、Rは置換基の全炭素数が8〜12の炭化水素残
基を示し、nは3〜13、Yはポリオキシエチレン、ポ
リオキシプロピレン又はポリオキシエチレンとポリオキ
シプロピレンの共重合体であることを示す。
ミン類にエチレンオキシドを5〜15モル付加した化合
物のリン酸塩(B成分)を10%(重量)以上と T?n1v)rlT−T 〔但し、Rは置換基の全炭素数が8〜12の炭化水素残
基を示し、nは3〜13、Yはポリオキシエチレン、ポ
リオキシプロピレン又はポリオキシエチレンとポリオキ
シプロピレンの共重合体であることを示す。
〕で示される化合物(C成分)を10〜30%配合して
なる油剤組成物を用いることによって本発明の目的を達
成できることを見出した。
なる油剤組成物を用いることによって本発明の目的を達
成できることを見出した。
さらに具体的に本発明を説明すると、先づ本発明で使用
される燐酸エステル化合物は従来より広く使用されてい
る高級アルコールから得られるもので公知のリン酸エス
テルの中でも本発明の効果を発揮するためには特に平均
炭素数が10〜16の範囲にある直鎖あるいは側鎖をも
つアルコールとP2O5を100℃以下の温度で反応さ
せて得られる燐酸化度が0.6〜1.0のものであって
、なおかつ反応生成物の酸価が0〜50の範囲になるよ
うに例えば水酸化カリウムによって中和される。
される燐酸エステル化合物は従来より広く使用されてい
る高級アルコールから得られるもので公知のリン酸エス
テルの中でも本発明の効果を発揮するためには特に平均
炭素数が10〜16の範囲にある直鎖あるいは側鎖をも
つアルコールとP2O5を100℃以下の温度で反応さ
せて得られる燐酸化度が0.6〜1.0のものであって
、なおかつ反応生成物の酸価が0〜50の範囲になるよ
うに例えば水酸化カリウムによって中和される。
アルコールとしてはトチ゛シル、トリテ゛カン、テトラ
テ゛カンなど平均炭素数が10〜16の直鎖および側鎖
のアルコール類、さらに好ましくは12〜14の高級ア
ルコールが用いられる。
テ゛カンなど平均炭素数が10〜16の直鎖および側鎖
のアルコール類、さらに好ましくは12〜14の高級ア
ルコールが用いられる。
これより長鎖のものあるいは短鎖のものが主成分では本
発明の組成になるように配合しても本発明の目的を達成
することはできない。
発明の組成になるように配合しても本発明の目的を達成
することはできない。
すなわちアルキルの鎖長が短かすぎると吸湿性が大きく
なり燐酸エステル自体の性状の物理変化が大きくなり紡
績におけるローラー巻付きが大きくなる。
なり燐酸エステル自体の性状の物理変化が大きくなり紡
績におけるローラー巻付きが大きくなる。
また鎖長が長いとリン酸エステル塩では集束性を保持す
ることができなくなり不適当である。
ることができなくなり不適当である。
また燐酸化度については0.6〜1.0の範囲を越える
と、すなわち燐酸化度が0.6以下では紡績における白
粉スカムがかえって増大し、かつ集束性もよくない。
と、すなわち燐酸化度が0.6以下では紡績における白
粉スカムがかえって増大し、かつ集束性もよくない。
また燐酸化度が1.0を越えるとアルキル燐酸エステル
としての本来の性質が失われ、吸湿性も増加し、耐熱性
も低下してくるので好ましくない。
としての本来の性質が失われ、吸湿性も増加し、耐熱性
も低下してくるので好ましくない。
一方水酸化カリウムによる中和度も紡績性に大きく影響
を及ぼし、酸価が50以上になると耐熱性が大きく低下
し、溶解性が不良になる。
を及ぼし、酸価が50以上になると耐熱性が大きく低下
し、溶解性が不良になる。
したがって本発明では平均炭素数が10〜16好ましく
は12〜14の直鎖あるいは分岐のアルキル基でなおか
つ燐酸化度が0.6〜1.0好ましくは0.7〜0.9
そして酸価はO〜50好ましくは10〜40のカリウム
塩が用いられる。
は12〜14の直鎖あるいは分岐のアルキル基でなおか
つ燐酸化度が0.6〜1.0好ましくは0.7〜0.9
そして酸価はO〜50好ましくは10〜40のカリウム
塩が用いられる。
なお本発明において燐酸化度とは公知の燐の定量分析法
に基く燐モリブデン酸比色法で得られた燐含量(重量)
から使用したアルコール1モルに対して燐が何モル結合
しているかを算出して燐酸化度を求めたものである。
に基く燐モリブデン酸比色法で得られた燐含量(重量)
から使用したアルコール1モルに対して燐が何モル結合
しているかを算出して燐酸化度を求めたものである。
また酸価については得られたアルキルリン酸エステルの
カリウム塩を氷酢酸溶液とし、指示薬としてクリスタル
バイオレットを使用し、過塩素酸氷酢酸溶液で滴定し、
滴定値から酸価を求めた。
カリウム塩を氷酢酸溶液とし、指示薬としてクリスタル
バイオレットを使用し、過塩素酸氷酢酸溶液で滴定し、
滴定値から酸価を求めた。
すなわち酸化が0であることは完全中和のものであり、
酸価が50とは半分が中和されたアルキル燐酸エステル
塩であることを示す。
酸価が50とは半分が中和されたアルキル燐酸エステル
塩であることを示す。
一方、本発明の効果を発揮させるために前記のアルキル
燐酸エステル(A成分)50〜70%と併用される成分
としては、一般式(I)で示され〔但し、Rは直鎖ある
いは側鎖を有する炭素数8〜18の飽和又は不飽和のア
ルキル基、(但し、R′はRと同じ基を示す。
燐酸エステル(A成分)50〜70%と併用される成分
としては、一般式(I)で示され〔但し、Rは直鎖ある
いは側鎖を有する炭素数8〜18の飽和又は不飽和のア
ルキル基、(但し、R′はRと同じ基を示す。
)Xは水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル基、−
COCH3、又はシアノエチル基を示す。
〕で示されるアルキルアミン類あるいは置換アルキルア
ミン類にエチレンオキシドを5〜15モル付加した化合
物のリン酸塩(B成分)が10%重量以上加えられる。
ミン類にエチレンオキシドを5〜15モル付加した化合
物のリン酸塩(B成分)が10%重量以上加えられる。
具体的にはアルキル基としては、オクチル、ラウリル、
ステアリル、オレイルなどが代表的である。
ステアリル、オレイルなどが代表的である。
また側鎖をもつアルキルとしては2−エチルヘキシル、
イソトリデシル、イソセチル、α−メチルアルキルなど
のアルキルアミン類をあげることができるが何等これに
限定されるものではない。
イソトリデシル、イソセチル、α−メチルアルキルなど
のアルキルアミン類をあげることができるが何等これに
限定されるものではない。
また、RがR−COOC)12−しH−L;M2−
で表わされるヒドロキシアルキルアミン類、アルコキシ
プロピルアミン類、アルキルモノグリセライドのアミン
類などのエチレンオキシド付加体などがある。
プロピルアミン類、アルキルモノグリセライドのアミン
類などのエチレンオキシド付加体などがある。
さらに一般式R−N<’iでXがアセチル基、シアノエ
チル基、あるいは炭素数が1〜4例えばN−オクチル−
N−シアノエチルアミン、N−ラウリル−N−エチルア
ミン、N−ステアリル−N−ブチルアミンなどのエチレ
ンオキシド付加体のリン酸塩が用いられる。
チル基、あるいは炭素数が1〜4例えばN−オクチル−
N−シアノエチルアミン、N−ラウリル−N−エチルア
ミン、N−ステアリル−N−ブチルアミンなどのエチレ
ンオキシド付加体のリン酸塩が用いられる。
又、Rがであられされるようなヒドロキシアミン類、ア
ルコキシヒドロキシプロピルアミン類、アルキルモノグ
リセリドのアミン類のエチレンオキシド付加物も同様に
用いられる。
ルコキシヒドロキシプロピルアミン類、アルキルモノグ
リセリドのアミン類のエチレンオキシド付加物も同様に
用いられる。
エチレンオキシドの付加については、通常の方法で実施
される。
される。
そしてついでリン酸によって中和することによって得ら
れる。
れる。
エチレンオキシドの付加モル数が少ないと耐熱性が低下
し加熱減量が多くなって実用的に問題となるし、エチレ
ンオキシドの付加モル数が多いと親水性が高くなってい
たずらに吸湿性が大きくなり粘着性も大きくなってくる
ので5〜15モル範囲のものが好適に用いられる。
し加熱減量が多くなって実用的に問題となるし、エチレ
ンオキシドの付加モル数が多いと親水性が高くなってい
たずらに吸湿性が大きくなり粘着性も大きくなってくる
ので5〜15モル範囲のものが好適に用いられる。
なおエチレンオキシドの付加した化合物はリン酸によっ
て中和されるが完全中和すると水溶液自体が酸性側にな
るのでアミン類にエチレンオキシドが付加した化合物1
モルに対し0.2〜0.7モルの燐酸を用いて中和した
ものが好適である。
て中和されるが完全中和すると水溶液自体が酸性側にな
るのでアミン類にエチレンオキシドが付加した化合物1
モルに対し0.2〜0.7モルの燐酸を用いて中和した
ものが好適である。
該B成分はA成分の制電性をおぎない、かつ配合油剤組
成物の耐熱性を向上させることができる。
成物の耐熱性を向上させることができる。
さらに本発明の目的を達成するためには更に前記A成分
およびB成分に加えてC成分として一般式(1) 〔但し、Rは置換基の全炭素数が8〜12の炭化水素残
基を示し、nは3〜13、Yはポリオキシエチレン、ポ
リオキシプロピレンあるいはポリオキシエチレンとポリ
オキシプロピレンの共重合体を示す。
およびB成分に加えてC成分として一般式(1) 〔但し、Rは置換基の全炭素数が8〜12の炭化水素残
基を示し、nは3〜13、Yはポリオキシエチレン、ポ
リオキシプロピレンあるいはポリオキシエチレンとポリ
オキシプロピレンの共重合体を示す。
〕で示される化合物(C成分)10〜30%(重量)が
配合される。
配合される。
具体的にはオクチルフェノール、ノニルフェノールなど
のアルキルフェノール類或いはジブチルフェノール等の
ジアルキルフェノール類にエチレンオキシドあるいはプ
ロピレンオキシドさらにはエチレンオキシドとプロピレ
ンオキシドの付加したエーテル類が用いられる。
のアルキルフェノール類或いはジブチルフェノール等の
ジアルキルフェノール類にエチレンオキシドあるいはプ
ロピレンオキシドさらにはエチレンオキシドとプロピレ
ンオキシドの付加したエーテル類が用いられる。
これらのエーテル類が非常に興味あることはC成分はと
くにA成分とは熱時可溶であるが冷時難相溶であること
である。
くにA成分とは熱時可溶であるが冷時難相溶であること
である。
この現象はA成分、B成分そしてC成分の混合系でもそ
の作用効果があることで組成物中の水分が蒸発すると表
面に固状層が析出することである。
の作用効果があることで組成物中の水分が蒸発すると表
面に固状層が析出することである。
すなわち性状としてはペースト状であるが一見固状に観
察される。
察される。
この効果が紡績性にどのような影響を与えているか、そ
の詳細は不明であるが、本発明の油剤組成物の特長は高
度の紡績性能を維持しながらかつ紡績スカムを低減でき
るということから適度の難相溶性をもたせたところに重
要な意味があると推定される。
の詳細は不明であるが、本発明の油剤組成物の特長は高
度の紡績性能を維持しながらかつ紡績スカムを低減でき
るということから適度の難相溶性をもたせたところに重
要な意味があると推定される。
また本発明の配合油剤の特長としては、ポリエステル1
00%からなる紡績のみならずポリエステル−綿混、ポ
リエステル−レーヨン混、ポリエステル−ウール混、ポ
リエステル−麻混なとポリエステル繊維を中心とした混
紡品の紡績性をも向上することができることにある。
00%からなる紡績のみならずポリエステル−綿混、ポ
リエステル−レーヨン混、ポリエステル−ウール混、ポ
リエステル−麻混なとポリエステル繊維を中心とした混
紡品の紡績性をも向上することができることにある。
したがってきわめて汎用性の紡績油剤であり特筆すべき
ものである。
ものである。
しかし、前記したようにA成分、B成分、C成分を併用
すればどんな配合比でも好結果が得られるということで
はなく次のような配合組成すな。
すればどんな配合比でも好結果が得られるということで
はなく次のような配合組成すな。
わちA成分としては50〜70%(重量)、B成分とし
ては10%(重量)以上、C成分としては10〜30%
に限られる。
ては10%(重量)以上、C成分としては10〜30%
に限られる。
本発明の油剤組成物のポリエステル繊維に対する付着量
は0.07〜0.3%(重量)好ましくは0.1〜。
は0.07〜0.3%(重量)好ましくは0.1〜。
0.2%(重量)の範囲におさえるのが好ましい。
付着量がこれよりも少なくなると付着むらが生じ紡績に
おける静電気が発生し易くなり一方、付着量がこの範囲
よりも多くなると紡績スカムやローラー巻付きの傾向が
やや大きくなる。
おける静電気が発生し易くなり一方、付着量がこの範囲
よりも多くなると紡績スカムやローラー巻付きの傾向が
やや大きくなる。
本発明の紡績油剤組成物はA成分、B成分、そしてC成
分共に水に可溶性又は水分散性のものであるのでそのま
ま稀釈して水溶液として紡績および延伸工程でトウ、カ
ット綿に対して浸漬またはスプレ一方式で付着させるこ
とができる。
分共に水に可溶性又は水分散性のものであるのでそのま
ま稀釈して水溶液として紡績および延伸工程でトウ、カ
ット綿に対して浸漬またはスプレ一方式で付着させるこ
とができる。
かくして得られたポリエステル繊維は良好な高速カード
通過性を有し、線条工程も非常に円滑に通過し、紡績ス
カムなどの脱落性の小さい原綿が得られる。
通過性を有し、線条工程も非常に円滑に通過し、紡績ス
カムなどの脱落性の小さい原綿が得られる。
また本発明の油剤組成物は本発明の効果を失なわない限
り、他の助剤として非イオン活性剤、アニオン活性剤、
カチオン活性剤あるいは両性活性剤の少量を添加しても
よくその他増白剤、染料、酸化防止剤などを添加するこ
ともできる。
り、他の助剤として非イオン活性剤、アニオン活性剤、
カチオン活性剤あるいは両性活性剤の少量を添加しても
よくその他増白剤、染料、酸化防止剤などを添加するこ
ともできる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は以下
の実施例によって何等制限されるものではない。
の実施例によって何等制限されるものではない。
なお紡績性の評価として集束性、紡績スカム、コイリン
グフオームなどを判定した。
グフオームなどを判定した。
(1)集束性;ラップの電性をcT113/gで判定し
、相互の比較を行った。
、相互の比較を行った。
(2)紡績スカム;線条工程を綿100kg通過させゴ
ムローラーとメタルローラーに付着したものをあつめて
実測した。
ムローラーとメタルローラーに付着したものをあつめて
実測した。
(3)コイリングフオーム;線条工程を通過して得られ
たスライバーの形を級で判定した。
たスライバーの形を級で判定した。
実施例 1
オルソクロロフェノール溶液で測定した極限粘度が0.
65のポーリエチレンテレフタレート繊維(1,5デニ
ール)を38mmの長さに切断し、表−1に示す10種
の溶液中に夫々浸漬処理し、油剤の付着量が繊維重量に
対して0.15%(重量)になるように付着させ、その
後120℃で熱処理した綿25℃関係湿度70%RHの
条件下に24時間エイジングして平衝水分率になるよう
にし、開繊、打綿、カード・線条の夫々の工程を通過さ
せ、集束性はラップのかさ比重、紡績スカム、コイリン
グフオームを測定した。
65のポーリエチレンテレフタレート繊維(1,5デニ
ール)を38mmの長さに切断し、表−1に示す10種
の溶液中に夫々浸漬処理し、油剤の付着量が繊維重量に
対して0.15%(重量)になるように付着させ、その
後120℃で熱処理した綿25℃関係湿度70%RHの
条件下に24時間エイジングして平衝水分率になるよう
にし、開繊、打綿、カード・線条の夫々の工程を通過さ
せ、集束性はラップのかさ比重、紡績スカム、コイリン
グフオームを測定した。
集束性および紡績スカム、コイリングフオームについて
は良結果の得られたものは○としてあと△−○、△、△
−×、×の順に不良になることを定性的に示した。
は良結果の得られたものは○としてあと△−○、△、△
−×、×の順に不良になることを定性的に示した。
表−2の結果をみてもわかるように本発明がすぐれた紡
績性を示すのがわかる。
績性を示すのがわかる。
実施例 2
実施例1と同じように表−1のB油剤を用い、配合比率
を変化させて表−3のような油剤を夫々付着させた後実
施例1と同じように経時後動績を行い評価した。
を変化させて表−3のような油剤を夫々付着させた後実
施例1と同じように経時後動績を行い評価した。
その結果を表−3に示した。表をみてもわかるように本
発明の配合組成物の紡績性が非常に安定していることを
示している。
発明の配合組成物の紡績性が非常に安定していることを
示している。
実施例 3
実施例1と同じようにして表−4に示した油剤組成物を
用いて夫々処理を行い、夫々処理されたポリエステル綿
100%の場合を標準として25℃×70%RHで紡績
性のテストを行う一方ポリエステル/綿65%/35%
(重量)の綿混の紡績性およびポリエステル/レーヨン
50%150%(重量)からなるポリエステル/レーヨ
ン混の紡績性をテストした。
用いて夫々処理を行い、夫々処理されたポリエステル綿
100%の場合を標準として25℃×70%RHで紡績
性のテストを行う一方ポリエステル/綿65%/35%
(重量)の綿混の紡績性およびポリエステル/レーヨン
50%150%(重量)からなるポリエステル/レーヨ
ン混の紡績性をテストした。
それらの結果の総合を表−5にまとめた。表−5をみて
もわかるように本発明の実施例では非常に安定した紡績
性を示しているのがわがる。
もわかるように本発明の実施例では非常に安定した紡績
性を示しているのがわがる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 平均炭素数が10〜16よりなる直鎖あるいは側鎖
のアルコールとP2O5を反応させて得られるアルキル
燐酸エステルであって、その燐酸化度が0.6〜1.0
でかつ0〜50の酸価を有するアルキル燐酸エステルの
カリウム塩(A成分)を50〜70%(重量)と 〔但し、Rは直鎖あるいは側鎖を有する炭素数8〜18
の飽和又は不飽和のアルキル基、R’−CH−CH2−
、R’ COOCH2CHCH2,11 0HOH または R’−0−C口、CH−CH2−OH (但し、R′はRと同じ基) を示し、Xは水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル基
または−COCH3、シアノエチル基を示す。 〕で示されるアルキルアミン類あるいは置換アルキルア
ミン類にエチレンオキシドを5〜15モル付加した化合
物のリン酸塩(B成分)を10%(重量)以上と 〔但し、Rは置換基の全炭素数が8〜12の炭化1水素
残基を示し、nは3〜13、Yはポリオキシエチレン、
ポリオキシプロピレン又はポリオキシエチレンとポリオ
キシプロピレンの共重合体であることを示す。 〕で示される化合物(C成分)を10〜30%配合して
なるポリエステル繊維用紡績油剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3899880A JPS5953395B2 (ja) | 1980-03-28 | 1980-03-28 | ポリエステル繊維用紡積油剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3899880A JPS5953395B2 (ja) | 1980-03-28 | 1980-03-28 | ポリエステル繊維用紡積油剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56140178A JPS56140178A (en) | 1981-11-02 |
| JPS5953395B2 true JPS5953395B2 (ja) | 1984-12-25 |
Family
ID=12540793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3899880A Expired JPS5953395B2 (ja) | 1980-03-28 | 1980-03-28 | ポリエステル繊維用紡積油剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5953395B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03174067A (ja) * | 1989-11-30 | 1991-07-29 | Kao Corp | 高速用紡績油剤 |
-
1980
- 1980-03-28 JP JP3899880A patent/JPS5953395B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56140178A (en) | 1981-11-02 |
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