JPS6026860B2 - 皮革様シ−ト状構造物 - Google Patents

皮革様シ−ト状構造物

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JPS6026860B2
JPS6026860B2 JP55132452A JP13245280A JPS6026860B2 JP S6026860 B2 JPS6026860 B2 JP S6026860B2 JP 55132452 A JP55132452 A JP 55132452A JP 13245280 A JP13245280 A JP 13245280A JP S6026860 B2 JPS6026860 B2 JP S6026860B2
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sheet
fibers
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fiber
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孝志 節家
公二 三村
清伸 岡村
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は天然皮革様の感触するシート状構造物に関する
ものである。
天然皮革様の感触、殊にスエード調の感触を有するシー
ト状構造物を得るには一般に0.5デニール以下の繊維
からシート状構造物を製造することが必須とされており
、かような極細繊維を使用することにより、初めて天然
皮革に類似した独特のねめり感と所謂ライティングイフ
ェクトを有するシートが得られる。
しかしながら極細繊維を直接シート化することは極めて
困難なこととされており、例えば0.5デニールの短繊
維をカードにかけてウェブ形成を行なおうとすると、該
短繊維のほとんどがカードの中に沈んでしまって出てこ
なくなり、実際上ウェブ形成は不可能である。
このような極細繊維の直接的なウェブ形成の困難さを回
避する為に、比較的単繊維織度の大きい複合繊維からな
る短繊維を作り、これで常法によりウェプを形成した後
、各複合成分毎に分割するか又は一方の複合成分を溶解
除去することによって単繊級繊度の小さい短繊維からな
る不織布を製造する方法も提案されている。
しかしながら複合繊維を分割処理して紬織度繊維を得る
方法では、実際上分割数に制約があり、高々5分割がそ
の上限である為、細繊度繊維が得難いという問題点があ
る。
即ちカード機の通過性からみてほぼ下限の穣度と推察さ
れる1.0デニールの複合糸を利用した場合でも、分割
処理により得られる細繊度繊維のデニールは0.2デニ
ールに過ぎず、それ以下の細繊度繊維を得ることは実際
上不可能である。従って得られる細綾度繊維からのシー
トの品質の多様性は自ずと制約され、この方法を工業化
することは著しく困難である。又多芯構造を有する鞘打
S型複合繊維から常法によりシート形成し、該シートを
縦成分の溶解剤又は分解剤で処理して鮪成分を除去する
方法では0.01デニール程度の極細繊維からなるシー
トが得られるが、この方法では鞘成分を除去する為、シ
ート組織は極めて粗な状態となる。例えば複合糸のカー
ドウェブをニードルパンチにより繊密化して見掛密度0
.4雌/地のシートを得ても、その50%を溶出すれば
最終的に得られるシートの見掛密度は0.2雌/洲にな
ってしまうのである。天然皮革が通例0.5雌/例以上
の見鶏密度を有することを勘案すれば、複合繊維の鞘成
分溶解除去処理により得られるシートの風合が天然皮革
のそれと比較して不充分なことは明瞭である。従って粗
な組織を有する極細繊維シートを後処理により繊密化す
る試みも行なわれているが未だ不満足なものである。
例えばニードルパンチ処理を今一度施せば、シートの見
選密度は増大するものの、極細繊維はニードルにより損
傷シート表面が毛羽立ち外観が著しく損なわれる。又他
の試みとして粗な極細繊維シートに収縮処理を施して繊
密化することも考えられるが、適例、鞘成分ポリマーの
溶出処理の際に、芯成分ポリマーは既に収縮しているの
で該極細繊維シートの収縮率は小さく収縮処理によるシ
ートの繊密化はあまり期待できない。
これらの欠点を改良する為、極細繊維シートはェラスト
マー樹脂との複合体として使用されることが不可欠とさ
れているが、それは該シートの品質の多様性を自ずと制
約するものである。
即ち、ェラストマー樹脂が繊維組織に入いる為得られる
シートの風合には必然的に樹脂の風合が具備され、ドレ
ープ性も低下する。従って該シートはドレープ性が重視
される分野ではその用途が制限される。上述した如く、
スエード鋼シート材料の製造方法に関する従釆技術では
、得られる製品の品質の多様性が欠如していることがそ
の最大の問題点であり、それは必然的に用途範囲をせば
め経済的に極めて不利な状況をもたらす。
本発明者等はこの問題点が極細繊維のシート形成技術の
未熟さにあると考えた。
即ち従来のスエード調シート材料の製造技術は、極細繊
維の製造方法にその開発の重点がおかれ、そのシート形
成方法に関しては何ら革新的技術が開発されていないの
である。本発明はかかる従来法の欠点を解消した皮革様
シート状構造物を提供するものであって、その第1発明
の要旨とするところは、不織布からなる基布と、単繊維
綾度0.5デニール以下、繊維長1〜1比帆の単繊維状
に分離された極細短繊維がランダムに集合した極細短繊
維群とで構成されたシート状構造物であって、基布と極
細短繊維群とが実質的に交絡一体化されてると共に、基
布の少くとも片面が極細短繊維群によって覆われている
ことを特徴とする皮革様シート状構造物にあり、又第2
発明の要旨とするところは、不織布からなる基布と、単
繊維織度0.5デニール以下、繊維長1〜10側の単繊
維状に分離された極細短繊維がランダムに集合した極細
短繊維群とで構成されたシート状構造物であって、基布
と極細短繊維群とが実質的に交総一体化されていると共
に、基布の少くとも片面が極細短繊維群によって覆われ
ており、しかも基布の収縮によって基布と極細短繊維と
の交絡一体化と、シート状構造物の組織の繊密化とが強
化されていることを特徴とする皮革様シート状構造物に
ある。
本発明のシート状構造物の好適な製法の例としては、単
繊総織度が0.5デニール以下、繊維長1〜1仇舷の極
細短繊維群からなる抄造ウェブ(単繊維状に分離された
極細短繊維のみからなっていて、東状に集東された極細
短繊維群東は実質的に含まれていない)を、不織布から
なる基布(好ましくは潜在収縮性繊維の不織布からなる
基布)上に重ね合わせて積層体を形成し、次いで該積層
体を実質的に表面平滑な支持体上に戦直して、孔径0.
06〜1.仇舷のオリフイスより5〜35k9/地の圧
力で噴射された液体柱状流を抄造ウェブ側から作用させ
ることにより、該積層体を交縦一体化せしめ、その後潜
在収縮性の基布を使用した場合は該基布の収縮処理を施
こす方法が掲げられる。
極細短繊維ゥェブと基布との積層方法としては極細短繊
維を一旦抄造して得られたゥェブと他に準備した基布を
積層する方法でもよいが極細短繊維を液体に分散させ、
該分散液を基布で直接抄きあげて積層体を製造する方法
が特に好ましい。これらの方法により極細短繊維は基布
と積層体となって容易にシート形成されるが、湿式抄造
により得られる極細短繊維ウェブは、比較的繊密であり
、本発明の如く天然皮革様のシート材料を製造すること
を目的とする場合には好都合である。本発明で使用する
極細短繊維は以下の如き種々の方法で製造することがで
きる。すなわち、(ィ)繊維形成性重合体をろ過精度1
5山以上の金属繊維シート焼緒板よりなる紙糸口金を用
いて湿式紡糸し、延伸し、切断する方法(0)ポリエチ
レンテレフタレート禾延伸糸を超延伸後切断するか、又
は超延伸後更に通常の延伸を行なってから切断する方法
日 特公昭43−7411号公報に記載されている如き
溶解性の異なる2種のポリマーからなる多芯複合繊維を
切断前又は切断後に鞘成分を溶解除去する方法0 等公
昭40一2791号公報に記載されている如き溶解性の
異なる2種のポリマーからなる混合級糸繊維を切断前又
は切断後にいずれか一方のポリマー成分を溶解除去する
方法的 特公昭48−28005号公報に記載されてい
る如き、互いに相溶性の小さい2種のポリマーからなる
易分割性複合繊維を切断前又は切断後に機械的作用及び
/又は膨潤剤の作用により分割する方法等であって、こ
れらの方法で製造された極細短繊維は、抄造工程におけ
る液体中への分散の際必然的に単繊維状に分離される。
尚極細短繊維の繊維長の選定に際しては、抄造工程に於
ける液体への分散性、抄造性及び得られる製品の感触等
に留意しなければならない。
即ち、繊維長は長い程液体への均一分散性が低下する傾
向が認められるが、その反面噴射流体処理による繊維間
の交総性は向上し得られる製品の後加工、例えば起毛処
理に於ける極細短繊維の脱落性を抑えることが可能であ
り、更に得られる製品のぬめり感、ライティングィフェ
クトといった風合、感触に関する性能を多様化すること
が可能となる。又繊維長を短かくすれば、抄造工程に於
ける極細短繊維の液体中での分散性は向上し抄造性も比
較的良好となるのであるがその反面液体噴射による繊維
間の交絡性が低下して得られる製品からの極細短繊維の
脱落性が大きくなり且つ得られる製品の風合、感触の多
様化がその毛足が短いことに基因して制約をうけること
になるのである。
極細短繊維の繊維長は、上に述べた製造の容易さ、及び
製品の性能を勘案して大体1〜10岬の範囲に選定され
るが具体的には単繊維デニールにより適切な繊維長の範
囲も変化する。例えば0.5デニールの極細短繊維の好
適繊維長範囲は2〜10豚,0.2デニールの極細短繊
維では2〜5凧,0.05デニールの極細短繊維では1
〜3肌,0.05デニール未満の極細短繊維では1〜2
欄である。極細短繊維の分散に使用される液体としては
水が一般的である。もちろん繊維ポリマーの溶媒でなけ
れば、いかなる液体を使用してもよい。水を使用した場
合、水中の繊維濃度は通例0.001%〜0.05%が
適当であり、これ以上の濃度では水中に分散する繊維が
からみ合い、均一な抄造が困難であり、得られるウヱブ
の池合が低劣なものとなる。かようにして得られる極細
短繊維の分散液は次の工程でウヱブ状に抄造され更に次
の工程で基布と積層されるが、前述した如くこの抄紙工
程と積層工程の2つの操作を単一の操作で行なうことも
できる。
即ち極細短繊維の分散液を抄造する際、抄造に用いる金
網と分散液の間に基布を介在させて抄造すれば、直接的
に極細繊維ウェブと基布との積層体が得られるのである
。極細短繊維ウェプと積層すべき基布としては構造の比
較的安定している不織布であればいかなるものでもよい
が、該基布を適宜選択することにより最終製品の性能、
風合にかなり広範囲の多様性を持たせることが可能であ
る。
即ち、比較的見掛密度が大きく、目付も大きい基布を用
いれば、極細短繊維ウェブと基布との積層体を後述する
噴射液体で処理したとき極細短繊維は基布を貫通するこ
となく該基布の片面の構成繊維とのみ交絡し合うので得
られるシートは片面にのみ極細短繊維層を有するシート
となる。
一方、比較的見鶏密度が小さく目付も小さい基布を用し
、ば、該基布と極細短繊維ウヱブとの積層体に液体噴射
処理を施こすと極細短繊維の一部は、噴射液体の作用に
より、基布を貫通して該基布の反対側の面にまで達する
ので得られるシートはその両面に極細短繊維層を有する
シートとなるのである。又潜在的な収縮性を有する基布
を用いれば、極細短繊維と該基布の交絡一体化された複
合シートを該基布が収縮するような条件下に、例えば熱
あるし、は膨潤剤で処理することにより、複合シートは
収縮し、繊密化するので、極細短繊維は基布中に高密度
に分布し、天然皮革に認められるぬめり感、あるいはラ
イティングイフェクトといった効果が一層高度に発現さ
れることになるのである。
尚高度の収縮率を有する基布を使用した場合得られる複
合シートは、いよいよその合が硬くなりドレープ性が若
干損われるという現象が認められるのでこのような時に
は、一旦収縮させた複合シートの組織を若干緩めてやれ
ば、柔軟でドレープ性に優れた複合シートとすることが
できる。この目的の為には基布として、潜在的自発伸長
性を有する高収縮性ポリエチレンテレフタレート繊維か
ら構成される基布を使用すればよい。この潜在的自発伸
長性を有する高収縮性ポリエチレンテレフタレート繊維
は、例えば特公昭37一791y戦こ開示されている方
法により、容易に製造され、その性状を具体的に示せば
、例えば70qoの溢水の5分間処理により50%収縮
し、引き続きこの収縮糸を100ooの沸騰水で処理す
れば非張力下でも15%も伸長するのである。かような
性状を有する繊維からなる基布と極細短繊維が交絡一体
化した複合シートを7ぴ0の温水で処理すれば、該複合
シートは約50%収縮し、硬い風合を有するシートとな
るが、引き続き沸騰水で処理すれば、該シートは約15
%伸長するとともに風合は極めて柔軟なものとなり、更
に14ぴ○でアイロンセットすれば更に柔軟な風合を有
する複合シートが得られ、且つ該複合シートの表層には
繊密に分布した極細短繊維が存在する為、極めて高度の
ぬめり感が付与されることになる。
尚、前述した直接的に極細短繊維ウェブと基布との積層
体を得る方法では該基布の性状の選択に特別の留意を加
えなければならない。
即ち基布を抄き上げに直接用いることから、基布の目付
、密度が大きなものは抄造に於ける流体の炉水性が低下
するのであまり好ましくない。
従って、通例、目付が30雌/〆以下、見頚密度が0.
3以下の不織布が使用される。しかしながらこのような
基布を使用した場合には得られる製品の目付、密度が低
く抑えられ必然的に製品の風合性能の範囲が制約される
ので高目付、高密度の製品を得ようとする場合には抄き
上げに使用する基布として潜在的な収縮性を有する基布
を用いることが推奨される。
収縮性基布を使用する場合、抄き上げの時点では基布は
低目付、低密度であるから抄き上げ速度は大きくするこ
とが可能である。
一方、抄き上げ後極細短繊維と基布との積層体を液体噴
射処理して交絡一体化した後、熱あるし、か膨潤剤で収
縮処理すれば得られる複合シートの目付、密度は収縮率
に応じて増大するので、基布の収縮率を規制することに
より、目付、密度に関して広範囲な性能を有する複合シ
ートを得ることができる。本発明に於ける極細短繊維ウ
ェブと基布との一体化は液体噴射処理によって行なう。
液体噴射処理はネットあるいはロール等の支持部材にの
せた積層体に直接流体を噴射する。
この場合用いる支持部村としては実質的に表面平滑で支
持部材の模様が積層体に形成されることなく、しかも噴
射された液体が速やかに除かれるようなものであればど
のようなものでも用いるこができる。又ネット上処理の
場合にはサクションを使用すると除水をより有効に行な
うことができる。
支持部材の凹凸が大きい場合には、液体噴射処理により
積層体に模様が形成されるので、その用途範囲が著しく
限定され、汎用性のある基布が得られないので、本発明
においては好ましくない。又噴射された液体は遠かに積
層体中から除かれる必要があり、もし液体が積層体中に
部分的に停滞するならば、液体噴射による交絡一体化効
果は液体の停滞部で小さくなるとともに、顕著な斑が生
じる。液体が積層体中に大部分停滞し、積層体が液体中
に浸潰された状態になればもはや液体噴射による交絡一
体化効果は認められず、更に極細短繊維が積層体より剥
離、流出する。従って噴射された液体は積層体中から速
かに除かなければならない。液体噴射処理に使用する液
体は処理繊維の溶媒以外ならいずれの液体をも使用する
ことができるが、水又は温水が取扱いの容易さから好適
である。
又液体に少量の添加剤を入れ、液体噴射の効果を上げる
ともできる。これは旧来からトムズ効果として知られて
いるものであり、液体に少量の添加剤を入れることによ
り液体のノズル内流動における乱流摩擦損失が大中に低
下する現象を利用したものである。液体に水を使用した
場合、添加剤としてはポリエチレンテレオキサィド、ポ
リアクリルアミド等が数十〜数百脚の添加量で用いられ
る。噴射液体の形状は細い柱状流が好ましく、噴射ノズ
ルの孔径は通常0.06〜1.仇磁望ましくは0.1〜
0.3脚である。
使用する液体の圧力は通常5〜35k9/地であるがウ
ェブの処理速度に応じて異なり処理速度が大きくなるに
したがって好適圧力は高くなる。
圧力が低過ぎると充分な交絡効果が得られず逆に圧力が
高過ぎると経済的に不利なだけでなく液体処理痕跡が残
ったり極細短繊維層の形体が頼れ、外観を著しく損なう
ので好ましくない。噴射孔とウェプの間の距離は1〜1
5肌程度が適当であり距離が大きくなると、噴射液体へ
空気が混入し噴射液体による交絡一体化効果が減少する
液体の噴射処理による不織布の製造方法、又は不織布と
通例の繊維布との複合構造体の製造方法は特公昭47−
18069号あるいは特公昭48一1374叫号に開示
されているところであるが、液体の噴射処理を行なう目
的は本発明とは基本的に異なっている。
即ち本発明の複合シート状構造物の製造に際して行なう
液体の噴射処理の目的が、既に構造の安定な基布上に積
層された極細短繊維を該基布を構成する繊維と交絡させ
基布繊維層と極細短繊維層を一体化させることにあり、
極細短繊絡ウェブに於ける極細短繊維同志を相互に交絡
させることは何ら意味をもたないのに対し前記2件の特
許の目的は非処理ウェブの構成繊維同志を強固に交絡さ
せることにあるのである。かかる液体の噴射処理の目的
の相違点は、必然的に該処理方法の相違を意味し、具体
的には以下に述べる3つの相違点が掲げられる。
即ちその第1の相違点は本発明に於いては液体の噴射処
理は基布と極細短繊維層が相互に交絡し一体化する効果
を得る目的に使用される為噴射処理により、シート材料
表面に縫目や特殊な模様あるいは開孔部が発生すること
は得られるシートの外観を損なうので避けなければなら
ない、従ってその為の要件として液体の噴射圧力は5k
9/伽以上35X9/係以下の範囲に限定して行なう必
要があり、35k9/仇を越える高圧で液体V噴射処理
を行なうと、明瞭でしかも強固な縫目が生じる為、本発
明には不適当である。
又第2の相違則ま本発明において行なう液体噴射処理に
おいては積層体の支持体として実質的に表面平滑な板状
物ないいまロール状物を用いる必要のあることであり、
ネット状物を用いる場合でも100メッシュ以上で孔面
積比が10%以下の密な組織のものを用いることが下可
欠である。
一方前記2件の特許では、全く逆に関孔板やスクリーン
をワェブの支持体とし、該支持体が有する孔や溝に繊維
群を押し込み交絡せしめることがこれら方法の基本的な
構成となっており、そのためには、特殊な多孔板や80
メッシュ以下の目の粗いスクリーンを用いることが不可
欠とされているのである。更に第3の相違点は本発明に
使用する基布には機械的な性能や風合に優れる構造の安
定した不織布を適用することが不可欠である。
即ち本発明では液体の噴射処理により基布届と極細短繊
維層とを一体化させ基布を極細短繊維と複合化すること
によりその表面の感触を極細短繊維のそれに変えること
が目的であり、得られるシートに強度をもたせることは
本発明の目的ではない。従って得られる複合シート状構
造物に強度や風合を確保させる為には予じめ強度や風合
の確保された安定な構造を有する基布を用いることが必
要である。しかるに上記2件の特許ではウェブと複合化
すべき通常の繊維布は強度の確保された不織布を製造す
る際の単なる補助にすぎないのである。本発明は以上の
説明から明らかなように、抄造により得られる極細短繊
維ウェブと基布との積層体及びそれに引き続く液体噴射
処理を基本的な構成とするが、上記工程を繰り返すこと
もできる。即ち、上記の工程で一旦得られる複合シート
状構造物を更に、極細短繊維ウェブと積層させ、液体噴
射処理を再度行なえばシート中に極細短繊維の占める割
合がより大きい複合シート状構造物が得られる。かくし
て得られる一体化された複合シート状構造物は直接乾燥
されるか、あるいはシート材料に収縮性シートを使用し
た場合は前述した如き収処理を施した後乾燥される。
そして必要な場合には、ヒートセット後極細短繊維側を
起毛処理してもよい。本発明は以上の如く構成されてお
り、本発明のシート状構造物の表面層を構成する極細短
繊維は繊維長が1〜10肌という非常に短に繊維であっ
て、該極細短繊維の繊維長をかかる範囲に限定した主な
理由は表面層となすべき前記抄造ウェブを均一に形成す
ることにあるが、このことが結果的に従来品(従釆品は
カードウェブから出発する関係上構成極細短繊細の繊維
長は通常斑肋以上である)に比して構成極細短繊維本数
の極めて多い表面層(1脚の場合は斑倍以上、10肋の
場合は38倍以上)、換言すれば極細短繊維からなる毛
羽密度の極めて高い表面層が形成されることとなる。
しかもこの場合の毛羽は従釆品の如く複数本の毛羽が東
状に集東して、東と東との間に実質的に毛羽が存在しな
いような均一な状態にシート表面上に分布しているので
はなく、個々の細くて柔軟な毛羽が東状に集東すること
なくシート表面に均一に密生しているので、高級天然ス
エード独特のしっとりしたぬめり感や優美なライティン
グェフェクトといった効果が顕著に発現されるのである
。又本第2発明の場合は基布の収縮によって基布と極細
短繊維群との交絡一体化と、シート状構造物の組織の繊
密化(前記表面層の毛羽の繊密化も含む)とが強化され
るので一層高級天然スエードに近い風合、外観を有する
シート状構造物となるのである。更に本発明による皮革
様シート材料は極細短繊維と一般繊維基布とを交絡一体
化処理して得られるので、シートの感触は極細短繊維に
より天然皮革様となり、シートの強伸度等機械的な性能
は使用する基布の性状により任意に規制することが可能
である。
又その風合も使用する基布の性状により任意に規制しう
る。
即ち従来の衣料用途の人工皮革は極細短繊維とェラスト
マー樹脂との複合体である為、その風合は樹脂のそれが
加味され殊にドレープ性の点で性能が不足するという欠
点が認められているが、本発明は、ドレープ性に優れた
基布と極細短繊維を複合化することにより、極めてドレ
ープ性に優れる天然皮革様シートを製造することが可能
である。尚本発明のシート状構造物にドレープ性が損な
われない程度にェラストマ一樹脂を少量含有せしめても
さしつかえないことは当然である。更に、本発明による
シート材料ではその厚みを任意に規制しうる。即ち従釆
の衣料用人工皮革のシート厚みが0.5脚以上であり、
それ以下のシートを製造することは実際上困難であった
が、本発明では、使用する基布の厚みを規制することに
より、製品のシート厚みを任意に規制することが可能で
あり0.5側禾満の皮革様シート材料を提供することも
容易である。又極細短繊維と多量のェラストマー樹脂(
例えば全シート重量の30%以上)との複合体である従
来品においては二次加工する際、前記多量のェラストマ
ー樹脂の影響で裁断及び縫製が非常に困難になるという
重大な欠陥を有しているのに対して、本発明のシート状
構造物は実質的に基布と極細短繊維との複合体であるか
ら多量のェラストマー樹脂の存在による裁断縫製の困難
性は全くない。
しかも本発明のシート状構造物は基布と極細短繊維群と
が交絡一体化した状態にあるので、裁断個所からの基布
の構成糸又は構成繊維、並びに極細短繊維のはつれや脱
落がほとんど生じないという二次加工上優れた特性も併
せ有しているのである。以下実施例により本発明を更に
具体的に説明する。
実施例 1 アクリロニトリル9a重量%、酢酸ビニル8重量%を含
み、25q0ジメチルホルムアミド中で測定した極限粘
度が1.7のアクリロニトリル系共重合体をジメチルア
セトアミドーこ溶解して重合体濃度16重量%の原液を
調製し級糸口金としてステンレス製繊維を畳織にして暁
結した炉過精度5ムのポ−ルフイルターリジメツシユシ
ート(ポール・トリニティ・マイクロ社製)を2枚重ね
た級糸口金を用いてジメチルアセトアミド6の重量%の
35qo水溶液中に引取速度&h/minで湿式紡糸し
た。
引き続いて沸水中で3倍延伸したところ、平均単繊総織
度が0.1デニール、総織度が4200デニールの極細
短繊維トゥが得られた。このトウを3側にカットし、水
中に投入して繊維濃度0.01重量%を有する分散液を
作った。
一方基布として32%の沸水収縮率を有する2den×
50助長のポリエチレンテレフタレート短繊維から目付
10雌/〆のニードルパンチ不織布を作り、この基布に
より前記極細短繊維分散液を抄き上げて複合体を得た。
該複合体を200メッシュの金網上に乗せアクリル極細
短繊維ウェブの側から水流噴射処理を行なった。
水流噴射処理は孔径0.15凧、孔間距離1柵の液体流
噴射ノズルを用いて25k9/物Gの圧力で水流を噴射
した。噴射ノズルとウェブとの距離は4肌とし、複合体
を載せた金網は毎分8hの速度で移動せしめた。次に該
複合体を直径2&1の金網ロール上に導き、同様のノズ
ルを用いてウェプの上方4肌の高さから30k9/のG
の圧力で水流を噴射した。得られた複合シートを沸水中
で1母分処理したところ、該シートは30%収縮して以
下の特性値を有する天然皮革様のシートとなった。
目付 29咳ノ〆 引張強力 9.5kg/肌 極細繊維/基布(重量比)=0.45 布厚 1.2側 見掛比重 0.2咳ノ地 実施例 2 30qoのオルソクロロフェノール中での固有粘度が0
.65のポリエチレンテレフタレートと30午○のメタ
クレゾール中での固有粘度が1.21のナイロン6を夫
々280つ0,270午0で別々に溶融した後、280
℃で30:70の重量比で多芯複合紡糸して13本のポ
リエチレンテレフタレート芯部とナイロン6の鞍部とか
らなる多芯複合繊維を得、該繊維を2畑に切断し、蟻酸
で処理してナイロン6を溶出したところ0.1がen×
2助長のポリエチレンテレフタレ−ト極細短繊維が得ら
れた。
この極細短繊維を水分に分散させて繊維濃度0.008
%の極細短繊維分散液を得た。一方70qCの温水処理
時の収縮率60%、引き続く縦水処理時の伸長率12%
の潜在的自発伸長性を有する高収縮性ポリエステル繊維
を桑東して5万デニールのトゥとした後通例の方法で捲
縮賦与し、切断して2.1den×5&舷長のステープ
ルとなし、該ステープルから通例の方法でニードルバン
チ不織布を形成した。該不織布は8被/肘の目付と0.
1舷/〆の見掛密度を有していた。この不織布で前記極
細短繊維の分散液を抄き上げて積層体を形成後液体噴射
処理を行なった。液体にはポリエチレンオキサイドを2
0のpm含む水を用い、孔径0.25風、孔間距離2.
0肌の噴射ノズルを用いて30k9/塊Gの圧力で液体
を噴射した。噴射ノズルとウェブの距離は5蛾としウェ
ブを載せた150メッシュの金網は毎分8m/分の速度
で移動せしめた。得られた複合シートを70℃の温水で
18分間処理したところ、シートは顕著に収縮し、かな
り風合の硬いシートが得られた。
このシートを沸騰水中で30分処理し、乾燥後140℃
で熱固定したところ、極めて柔軟なシートが得られ、し
かもその表面はぬめり感の強い天然皮革様のものであっ
た。実施例 3ナイロン6 5礎都とポリエチレンテレ
フタレート5礎部からなる4等分の断面を有する易分割
性複合繊維を紙出後2.2倍延伸して単繊維級度が1.
がenの易分割性複合繊維を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 不織布からなる基布と、単繊維繊度0.5デニール
    以下、繊維長1〜10mmの単繊維状に分離された極細
    短繊維がランダムに集合した極細短繊維群とで構成され
    たシート状構造物であつて、基布と極細短繊維群とが実
    質的に交絡一体化されていると共に、基布の少くとも片
    面が極細短繊維群によつて覆われていることを特徴とす
    る皮革様シート状構造物。 2 不織布からなる基布と、単繊維繊度0.5デニール
    以下、繊維長1〜10mmの単繊維状に分離された極細
    短繊維がランダムに集合した極細短繊維群とで構成され
    たシート状構造物であつて、基布と極細短繊維群とが実
    質的に交絡一体化されていると共に、基布の少くとも片
    面が極細短繊維群によつて覆われており、しかも基布の
    収縮によつて、基布と極細短繊維群との交絡一体化と、
    シート状構造物の組織の緻密化とが強化されていること
    を特徴とする皮革様シート状構造物。
JP55132452A 1980-09-24 1980-09-24 皮革様シ−ト状構造物 Expired JPS6026860B2 (ja)

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