JPS6030646B2 - 皮膚処理組成物の安定化方法 - Google Patents
皮膚処理組成物の安定化方法Info
- Publication number
- JPS6030646B2 JPS6030646B2 JP49121807A JP12180774A JPS6030646B2 JP S6030646 B2 JPS6030646 B2 JP S6030646B2 JP 49121807 A JP49121807 A JP 49121807A JP 12180774 A JP12180774 A JP 12180774A JP S6030646 B2 JPS6030646 B2 JP S6030646B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urea
- skin treatment
- buffer
- allantoin
- stabilizing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は皮膚処理組成物の安定化方法、更に詳細には尿
素を主有効成分として含有する治療用または化粧用皮膚
処理組成物の安定化方法に関する。
素を主有効成分として含有する治療用または化粧用皮膚
処理組成物の安定化方法に関する。
魚鱗癖、乾燈、アトピー性湿疹および冬期における乾燥
によって惹起する皮膚の硬化した角質層を軟化するのに
尿素が有効であることは従来から知られている。
によって惹起する皮膚の硬化した角質層を軟化するのに
尿素が有効であることは従来から知られている。
しかし、尿素は殊に水の存在において不安定であり、長
期間保存すると二酸化炭素とアンモニアに分解して効力
を失うという欠点がある。
期間保存すると二酸化炭素とアンモニアに分解して効力
を失うという欠点がある。
本発明者は水溶液中における尿素の安定性について検討
した結果、この安定性が第1表に示す如く、pHと密接
な関係があること、すなわち尿素は酸性で不安定であり
、中性からアルカリ性で安定化されることを確認した。
尿素の安定化に関しては乳酸を添加して安定化する方法
(特公昭47−47662号)が案出されているが、完
全に満足できるものではない。
した結果、この安定性が第1表に示す如く、pHと密接
な関係があること、すなわち尿素は酸性で不安定であり
、中性からアルカリ性で安定化されることを確認した。
尿素の安定化に関しては乳酸を添加して安定化する方法
(特公昭47−47662号)が案出されているが、完
全に満足できるものではない。
本発明者は尿素の分解を防ぎ、長期間保存後においても
pHの変動がなく、効力が低下しない皮膚処理組成物を
得んと種々研究を行った結果、尿素を主な有効成分とし
て含有する皮膚処理組成物にグリシン緩衝液等の緩衝液
を加えてPHを6〜9に調整することにより用を一定に
保持することが可能であり、更にまたこれにアラントイ
ンまたはその誘導体あるいは尿酸の1種または2種を添
加すれば尿素が安定化され、上記目的が達成されること
を見出し、本発明を完成した。
pHの変動がなく、効力が低下しない皮膚処理組成物を
得んと種々研究を行った結果、尿素を主な有効成分とし
て含有する皮膚処理組成物にグリシン緩衝液等の緩衝液
を加えてPHを6〜9に調整することにより用を一定に
保持することが可能であり、更にまたこれにアラントイ
ンまたはその誘導体あるいは尿酸の1種または2種を添
加すれば尿素が安定化され、上記目的が達成されること
を見出し、本発明を完成した。
尿素の安定性とpHとの関係を示せば次のとおりである
。
。
0.1Mマッキルベィン緩衝液(pH3〜9)を用いて
、それぞれ0.1M尿素溶液を調整し、アンプルに封入
して70qoで7日間加熱したときの尿素残存率を測定
した。
、それぞれ0.1M尿素溶液を調整し、アンプルに封入
して70qoで7日間加熱したときの尿素残存率を測定
した。
その結果は第1表の如くである。第1
第1表から明らかな如く尿素は酸性で不安定あるが、p
Hを中性から弱アルカリ性に調整することにより安定化
される。
Hを中性から弱アルカリ性に調整することにより安定化
される。
また、尿素を含有する皮膚処理組成物は長期間保存する
と徐々にpHの上昇をきたし皮膚に対しても好ましくな
い影響を与えるのでpHの上昇を抑制する必要がある。
以上の理由でpHを一定に調整する必要があり、この目
的はpH6〜9の緩衝液の添加により達せられる。
と徐々にpHの上昇をきたし皮膚に対しても好ましくな
い影響を与えるのでpHの上昇を抑制する必要がある。
以上の理由でpHを一定に調整する必要があり、この目
的はpH6〜9の緩衝液の添加により達せられる。
本発明で使用される緩衝液としては、グリシン−水酸化
ナトリウム緩衝液(冊6〜9)、トリスアミノメタン−
塩酸緩衝液(pH6〜9)、塩化アンモニウムーアソモ
ニア緩衝液(pH6〜9)、マツキルベィン(Mcll
vaine)緩衝液(pH6〜9)、ホウ砂−塩酸緩衝
液(pH6〜9)、クエン酸−水酸化ナトリウム緩衝液
(pH6〜9)等外用剤として配合しうる緩衝液が挙げ
られる。
ナトリウム緩衝液(冊6〜9)、トリスアミノメタン−
塩酸緩衝液(pH6〜9)、塩化アンモニウムーアソモ
ニア緩衝液(pH6〜9)、マツキルベィン(Mcll
vaine)緩衝液(pH6〜9)、ホウ砂−塩酸緩衝
液(pH6〜9)、クエン酸−水酸化ナトリウム緩衝液
(pH6〜9)等外用剤として配合しうる緩衝液が挙げ
られる。
本発明で使用される緩衝液(pH7)で、それぞれ尿素
の10%溶液を調整し、アンプル封入後70qoで24
時間加熱後pHを測定し、pHの変動を調べた。
の10%溶液を調整し、アンプル封入後70qoで24
時間加熱後pHを測定し、pHの変動を調べた。
その結果は第2表の如くである。第2表
第2表より明らかな如く、各緩衝液ともpHの上昇を抑
制し、各緩衝液とも0.05〜0.3M緩衝液の使用で
尿素を含む皮膚処理組成物のpHの安定性が可能であり
、特にグリシンー水酸化ナトリウム緩衝液がよい結果を
与える。
制し、各緩衝液とも0.05〜0.3M緩衝液の使用で
尿素を含む皮膚処理組成物のpHの安定性が可能であり
、特にグリシンー水酸化ナトリウム緩衝液がよい結果を
与える。
0.1Mグリシンー水酸化ナトリウム緩衝液(pH7)
を配合した20%尿素含有皮膚処理組成物の経時的pH
変化は第3表に示すとおりであり、室温で一年間保存し
ても一定のpHが維持される。
を配合した20%尿素含有皮膚処理組成物の経時的pH
変化は第3表に示すとおりであり、室温で一年間保存し
ても一定のpHが維持される。
3土
本発明で尿素の安定化のために使用されるアラントイン
誘導体としてはアルミニウムクロロヒドロキシアラント
イネート、ジヒドロキシアルミニウムアラントィネート
等が挙げられる。
誘導体としてはアルミニウムクロロヒドロキシアラント
イネート、ジヒドロキシアルミニウムアラントィネート
等が挙げられる。
本発明で添加されるアラントィンおよびその誘導体若し
くは尿酸の尿素安定化作用を示せば次のとおりである。
くは尿酸の尿素安定化作用を示せば次のとおりである。
0.1M−Na2HP04−K比P04緩衝液(pH7
)を用いて0.1M尿素溶液を調整し、これにアラント
ィン、アルミニウムクロロヒドロキシアラントイネート
、ジヒドロキシアルミニウムアラントイネートおよび尿
酸をそれぞれ尿素の10分の1モル添加してアンプルに
封入し、700○で7日間加熱した後の尿素残存率を測
定した。その結果は第4表の如くである。第4表 第4表から明らかな如く、尿素に10分の1量のアラン
トィンまたはその誘導体、尿酸を添加することにより安
定化作用が認められる。
)を用いて0.1M尿素溶液を調整し、これにアラント
ィン、アルミニウムクロロヒドロキシアラントイネート
、ジヒドロキシアルミニウムアラントイネートおよび尿
酸をそれぞれ尿素の10分の1モル添加してアンプルに
封入し、700○で7日間加熱した後の尿素残存率を測
定した。その結果は第4表の如くである。第4表 第4表から明らかな如く、尿素に10分の1量のアラン
トィンまたはその誘導体、尿酸を添加することにより安
定化作用が認められる。
従って尿を含む皮膚処理組成物においては0.05〜0
.5%のアラントィンまたはその誘導体或は尿酸の添加
で目的が達成される。而して、以上の如き量のァラント
ィンまたはその誘導体あるいは尿酸の添加ではそれ自体
の薬効は全く認められない。
.5%のアラントィンまたはその誘導体或は尿酸の添加
で目的が達成される。而して、以上の如き量のァラント
ィンまたはその誘導体あるいは尿酸の添加ではそれ自体
の薬効は全く認められない。
また、アラントィンまたはその誘導体あるいは尿酸は、
それ単独の添加によっても充分尿素の安定化作用を示す
が、これらの2種を併用することができ、更にこれらに
アンモニウム塩を併用することもできる。
それ単独の添加によっても充分尿素の安定化作用を示す
が、これらの2種を併用することができ、更にこれらに
アンモニウム塩を併用することもできる。
アラントィンとアンモニウム塩の併用による尿素安定化
作用を示せば次のとおりである。
作用を示せば次のとおりである。
0.1M−Na2HP04一KH2P04緩衝液(pH
7)を用いて10%尿素溶液を調整し、これに塩化アン
モニウム1%、アラントイン0.5%および塩化アンモ
ニウム1%とアラントィン0.5%との併用をそれぞれ
添加し、アンプルに封入し、70ooで7日間加熱した
後の尿素残存率を測定した。
7)を用いて10%尿素溶液を調整し、これに塩化アン
モニウム1%、アラントイン0.5%および塩化アンモ
ニウム1%とアラントィン0.5%との併用をそれぞれ
添加し、アンプルに封入し、70ooで7日間加熱した
後の尿素残存率を測定した。
その結果は第5表の如くである。第5表
第5表に示したように塩化アンモニウムをアラントィン
と併用することによる尿素安定化作用の増強が認められ
る。
と併用することによる尿素安定化作用の増強が認められ
る。
以上の結果から明らかな如く、緩衝液の添加により、p
Hを尿素の安定なpH域に保つことが可能であり、また
アンモニウム塩、アラントインまたはその誘導体あるい
は尿酸の添加により尿素は安定に保持される。
Hを尿素の安定なpH域に保つことが可能であり、また
アンモニウム塩、アラントインまたはその誘導体あるい
は尿酸の添加により尿素は安定に保持される。
以上のようにして本発明で安定化された尿素を主有効成
分とする新規な皮膚処理組成物は水剤、ェァゾル、乳剤
、軟膏、クリーム等の形として使用することができ、そ
の際基剤は従来公知のものがそのまま使用できる。
分とする新規な皮膚処理組成物は水剤、ェァゾル、乳剤
、軟膏、クリーム等の形として使用することができ、そ
の際基剤は従来公知のものがそのまま使用できる。
次に実施例を挙げて説明する。
実施例 1
20%尿素軟膏:
白色ワセリン 15(重量パーセント)流動パ
ラフィン 6セタノール
6オィムルギン酸C−1000(デ
/・ィダーク・ドィチェ・ハイドリールベルケ社製)
5尿 素 20
アラントイン 0.2
塩化アンモニウム 1グリシン緩
衝液 46.8実施例 210
%尿素ジェリー: カーボポール一934(グッド・リッチ・ケミカル社製
) 0.5(重量パーセント)グリセリン
10尿素 10アラ
ントイン 0.2グリ
シン緩衝液 79.3実施例
310%尿素軟膏: 白色ワセリン 15(重量パーセント)流動パ
ラフィン 6セタノール
6オィムルギン酸C−1000(
デ/・ィダーク・ドィチェ・ハイドリールベルケ社製)
4尿素 10グリシリン緩衝液
58.7尿 酸
03実施例 45%尿素乳剤:ステ
アリン酸 2(重量パーセント)セタノール
0.5ミリスチン酸
ィソプロピル 3MNS−10(乳化剤)(
日光ケミカルズ社製)1.5TS−10(乳化剤)(日
光ケミカルズ社製) 1グリセリン
8尿素 5
ラフィン 6セタノール
6オィムルギン酸C−1000(デ
/・ィダーク・ドィチェ・ハイドリールベルケ社製)
5尿 素 20
アラントイン 0.2
塩化アンモニウム 1グリシン緩
衝液 46.8実施例 210
%尿素ジェリー: カーボポール一934(グッド・リッチ・ケミカル社製
) 0.5(重量パーセント)グリセリン
10尿素 10アラ
ントイン 0.2グリ
シン緩衝液 79.3実施例
310%尿素軟膏: 白色ワセリン 15(重量パーセント)流動パ
ラフィン 6セタノール
6オィムルギン酸C−1000(
デ/・ィダーク・ドィチェ・ハイドリールベルケ社製)
4尿素 10グリシリン緩衝液
58.7尿 酸
03実施例 45%尿素乳剤:ステ
アリン酸 2(重量パーセント)セタノール
0.5ミリスチン酸
ィソプロピル 3MNS−10(乳化剤)(
日光ケミカルズ社製)1.5TS−10(乳化剤)(日
光ケミカルズ社製) 1グリセリン
8尿素 5
Claims (1)
- 1 尿素を主有効成分とする皮膚処理組成物に緩衝液を
加えてpHを6〜9に調整すると共に、薬効を奏さない
量のアラントインまたはその誘導体あるいは尿酸の1種
または2種以上を添加することを特徴とする皮膚処理組
成物の安定化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP49121807A JPS6030646B2 (ja) | 1974-10-22 | 1974-10-22 | 皮膚処理組成物の安定化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP49121807A JPS6030646B2 (ja) | 1974-10-22 | 1974-10-22 | 皮膚処理組成物の安定化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5148441A JPS5148441A (ja) | 1976-04-26 |
| JPS6030646B2 true JPS6030646B2 (ja) | 1985-07-17 |
Family
ID=14820403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP49121807A Expired JPS6030646B2 (ja) | 1974-10-22 | 1974-10-22 | 皮膚処理組成物の安定化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6030646B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU8409582A (en) * | 1981-06-15 | 1982-12-23 | Alcon Laboratories, Inc. | Urea and carboxyvinyl polymers gel compositions |
| JPH0725650B2 (ja) * | 1984-11-13 | 1995-03-22 | 株式会社粘土科学研究所 | ソジウム・モンモリロナイト、尿素複合体を主成分とする化粧料 |
| JPS627A (ja) * | 1985-03-04 | 1987-01-06 | Shiseido Co Ltd | 尿素配合皮膚外用剤 |
| JPS6440411A (en) * | 1987-08-05 | 1989-02-10 | Fujisawa Pharmaceutical Co | Humectant cream |
| JP2775154B2 (ja) * | 1988-04-26 | 1998-07-16 | 株式会社資生堂 | 肌荒れ防止剤および老化防止剤 |
| JPH08268861A (ja) * | 1995-03-29 | 1996-10-15 | Shiseido Co Ltd | 皮膚外用剤 |
| JP3935253B2 (ja) * | 1997-12-15 | 2007-06-20 | 株式会社ヤクルト本社 | 尿素配合皮膚化粧料 |
| FR2782922B1 (fr) * | 1998-09-09 | 2002-07-19 | Oreal | Composition contenant de l'uree et ses utilisations dans le domaine cosmetique et/ou dermatologique |
| JP2007522077A (ja) * | 2003-08-21 | 2007-08-09 | アクセス ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド | 粘膜の疾患および障害の予防および処置のための液体製剤 |
| JP7606104B2 (ja) * | 2019-06-14 | 2024-12-25 | ゼリア新薬工業株式会社 | 外用剤組成物 |
| JP7467037B2 (ja) * | 2019-06-25 | 2024-04-15 | 小林製薬株式会社 | 外用組成物 |
| JP7744739B2 (ja) * | 2019-06-25 | 2025-09-26 | 小林製薬株式会社 | アラントイン及び/又はその誘導体の安定化方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1411432A (en) * | 1972-01-10 | 1975-10-22 | Medisan Ab | Skin treating compositions |
-
1974
- 1974-10-22 JP JP49121807A patent/JPS6030646B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5148441A (ja) | 1976-04-26 |
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