JPS6033370B2 - 2−アリ−ルエタノ−ルの製造法 - Google Patents
2−アリ−ルエタノ−ルの製造法Info
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- JPS6033370B2 JPS6033370B2 JP54143549A JP14354979A JPS6033370B2 JP S6033370 B2 JPS6033370 B2 JP S6033370B2 JP 54143549 A JP54143549 A JP 54143549A JP 14354979 A JP14354979 A JP 14354979A JP S6033370 B2 JPS6033370 B2 JP S6033370B2
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- Japan
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- acid
- rhenium
- reaction
- production method
- arylacetic
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、アリール酢酸から一段階で2ーアリールェタ
ノールを製造する方法に関する。
ノールを製造する方法に関する。
アリール酢酸から2ーアリールェタノールを製造する原
則的に公知の方法は、アリール酢酸をまずェステル化し
、次にそのェステルを金属ハイドラィドの還元試剤また
は、亜クロム酸銅などの触媒の存在下水素で還元するも
のである。
則的に公知の方法は、アリール酢酸をまずェステル化し
、次にそのェステルを金属ハイドラィドの還元試剤また
は、亜クロム酸銅などの触媒の存在下水素で還元するも
のである。
これらの方法に従って、2−アリールェタノールを得る
には、高価な還元試剤をアリール酢酸ェステルに対して
実質的に等モル以上費すか、触媒の存在下高温で非常に
高圧の水素を用いねばならず、いずれも工業的には有利
な方法とは言えない。また、途中に余分なェステルへの
転換工程を含む点でも、きわめて不経済な方法である。
アリール酢酸から2ーアリールェタノールを一段で製造
することは、エーテル性溶媒の存在下、水素化アルミニ
ウムリチウムのような金属ハイドラィド化合物で還元す
ることによって達成される。
には、高価な還元試剤をアリール酢酸ェステルに対して
実質的に等モル以上費すか、触媒の存在下高温で非常に
高圧の水素を用いねばならず、いずれも工業的には有利
な方法とは言えない。また、途中に余分なェステルへの
転換工程を含む点でも、きわめて不経済な方法である。
アリール酢酸から2ーアリールェタノールを一段で製造
することは、エーテル性溶媒の存在下、水素化アルミニ
ウムリチウムのような金属ハイドラィド化合物で還元す
ることによって達成される。
しかしながら、この方法によって実質的に反応を完結さ
せるには、高価な金属ハイドラィドの量を被処理カルボ
ン酸に対して、等モルもしくはそれ以上用いねばならず
、不経済であり、かつ大量のアルミニウム化合物の除去
等の後操作の煩雑さを伴なう。接触的還元方法としては
、特閥昭52−136133号公報に記載がある。
せるには、高価な金属ハイドラィドの量を被処理カルボ
ン酸に対して、等モルもしくはそれ以上用いねばならず
、不経済であり、かつ大量のアルミニウム化合物の除去
等の後操作の煩雑さを伴なう。接触的還元方法としては
、特閥昭52−136133号公報に記載がある。
この方法においては、木炭担持モリブテン−硫黄系触媒
を用いてフェニル酢酸から2ーフェニルエタ/−ルおよ
びエチルベンゼンが得られているが、高圧の水素下で長
時間の反応を実施する必要がある。また、J.○rg.
Chem.241847(1959)には、七酸化二レ
ニウム触媒を用い、無溶媒で水素還元を行なうと、2−
フェニルエタノールとフヱニル酢酸2ーフェニルェチル
の混合物が得られることが記載されている。しかし実験
例によると、還元困難なフェニル酢酸2−フェニルヱチ
ルが多量副生しており、この方法も2ーアリールェタノ
ールの製造法としては不満足なものである。従来公知の
方法における上述の欠点を克服するため種々検討の結果
、本発明者らレニウム系触媒に適量の有機塩基を共存さ
せることにより、アリール酢酸から2−アリールェタノ
ールへの選択性が著しく向上する事実を見出し本発明に
至った。
を用いてフェニル酢酸から2ーフェニルエタ/−ルおよ
びエチルベンゼンが得られているが、高圧の水素下で長
時間の反応を実施する必要がある。また、J.○rg.
Chem.241847(1959)には、七酸化二レ
ニウム触媒を用い、無溶媒で水素還元を行なうと、2−
フェニルエタノールとフヱニル酢酸2ーフェニルェチル
の混合物が得られることが記載されている。しかし実験
例によると、還元困難なフェニル酢酸2−フェニルヱチ
ルが多量副生しており、この方法も2ーアリールェタノ
ールの製造法としては不満足なものである。従来公知の
方法における上述の欠点を克服するため種々検討の結果
、本発明者らレニウム系触媒に適量の有機塩基を共存さ
せることにより、アリール酢酸から2−アリールェタノ
ールへの選択性が著しく向上する事実を見出し本発明に
至った。
すなわち、本発明はアリール酢酸をレニウム系触媒を使
用して、高められた温度および圧力下、水素還元するに
際し、有機塩基を存在させることにより、高選択的にア
リール酢酸から2−アリールェタノールを一段で製造す
る工業的に有用な方法を提供するものである。次に本発
明の実施方法を詳しく説明する。
用して、高められた温度および圧力下、水素還元するに
際し、有機塩基を存在させることにより、高選択的にア
リール酢酸から2−アリールェタノールを一段で製造す
る工業的に有用な方法を提供するものである。次に本発
明の実施方法を詳しく説明する。
本発明における原料のアリール酢酸とは、一般式Aに日
2COO日で表わされる芳香族カルボン酸である。
2COO日で表わされる芳香族カルボン酸である。
ここに、Arは直襖まは無置換の単環式芳香族炭化水素
基および置換または無置換の縮合環式の芳香族炭化水素
基を意味する。単環式炭化水素基を有するアリール酢酸
の好ましい例は、一般式で表わされる置換または無 置換フェニル酢酸である。
基および置換または無置換の縮合環式の芳香族炭化水素
基を意味する。単環式炭化水素基を有するアリール酢酸
の好ましい例は、一般式で表わされる置換または無 置換フェニル酢酸である。
ここにn‘ま0ないし3の整数を表わし、Rは同一また
は相異なる置換基、すなわち炭素数1なし、し6のアル
キル基またはアルコキシル基、炭素数20以内のアリー
ル基またはアラルキル基、ハロゲン原子を意味する。ア
ルキル基およびアルコキシル基に関しては、1ないし6
個の水素原子がフッ素原子で置換されたものも含まれる
。置換または無置換のフェニル酢酸の好ましい具体例と
しては、フェニル酢酸、2ーメチルフェニル酢酸、3ー
メチルフェニル酢酸、4−メチルフェニル酢酸、2−エ
チルフェニル酢酸、4−エチルフェニル酢酸、2−i−
プロピルフェニル酢酸、4一i−プロピルフェニル酢酸
、4一t−ブチルフェニル酢酸、4ーフェニルフェニル
酢酸、4ーベンジルフェニル酢酸、2・4ージメチルフ
ェニル酢酸、2ーメチルー4−エチルフェニル酢酸、2
−メトキシフェニル酢酸、4−メトキシフェニル酢酸、
4ーェトキシフェニル酢酸、4ートリフルオロメチルフ
ェニル酢酸、2−モノフルオロメトキシフェニル酢酸、
4ーモノフルオロメトキシフェニル酢酸、4−フルオロ
フェニル酢酸、2ークロロフェニル酢酸、4ークロロフ
ェニル酢酸などがあげられる。これらの置換または無置
換のフェニル酢酸のうち特に好ましいものは、4−メチ
ルフェニル酢酸、4−tーブチルフェニル酢酸、2・4
−ジメチルフェニル酢酸などである。縮合環式炭化水素
基を有するアリール酢酸とは、一般式ArcQCOOH
のArが置換または無置換のナフタレン、アントラセン
、フヱナントレンなどのアリール酢酸である。
は相異なる置換基、すなわち炭素数1なし、し6のアル
キル基またはアルコキシル基、炭素数20以内のアリー
ル基またはアラルキル基、ハロゲン原子を意味する。ア
ルキル基およびアルコキシル基に関しては、1ないし6
個の水素原子がフッ素原子で置換されたものも含まれる
。置換または無置換のフェニル酢酸の好ましい具体例と
しては、フェニル酢酸、2ーメチルフェニル酢酸、3ー
メチルフェニル酢酸、4−メチルフェニル酢酸、2−エ
チルフェニル酢酸、4−エチルフェニル酢酸、2−i−
プロピルフェニル酢酸、4一i−プロピルフェニル酢酸
、4一t−ブチルフェニル酢酸、4ーフェニルフェニル
酢酸、4ーベンジルフェニル酢酸、2・4ージメチルフ
ェニル酢酸、2ーメチルー4−エチルフェニル酢酸、2
−メトキシフェニル酢酸、4−メトキシフェニル酢酸、
4ーェトキシフェニル酢酸、4ートリフルオロメチルフ
ェニル酢酸、2−モノフルオロメトキシフェニル酢酸、
4ーモノフルオロメトキシフェニル酢酸、4−フルオロ
フェニル酢酸、2ークロロフェニル酢酸、4ークロロフ
ェニル酢酸などがあげられる。これらの置換または無置
換のフェニル酢酸のうち特に好ましいものは、4−メチ
ルフェニル酢酸、4−tーブチルフェニル酢酸、2・4
−ジメチルフェニル酢酸などである。縮合環式炭化水素
基を有するアリール酢酸とは、一般式ArcQCOOH
のArが置換または無置換のナフタレン、アントラセン
、フヱナントレンなどのアリール酢酸である。
また、これらの有機部分が炭素数1なし、し6のアルキ
ル基、アルコキシル基あるいはハロゲン原子で置換され
ていてもよい。縮合環式炭化水素基を有するアリール酢
酸の好ましい具体例としては、1−ナフチル酢酸、2−
ナフチル酢酸、1−アントラセニル酢酸、4−メチル−
1ーナフチル酢酸などがあげられる。本発明における原
料のアIJール酢酸は、たとえば、以下のような公知方
法に従って製造できる。‘i} アリールハロゲンメチ
ル化合物に金属シアン化物を作用させ、アリールアセト
ニトリルとした後加水分解する(0rg.S如.COI
l.1.107、436(1941))。御 アリール
ハロゲンメチル化合物に金属カルボニルおよび塩基性剤
の存在下、一酸化炭素と水性アルコールとを作用させる
(特関昭49一8633計号公報)。
ル基、アルコキシル基あるいはハロゲン原子で置換され
ていてもよい。縮合環式炭化水素基を有するアリール酢
酸の好ましい具体例としては、1−ナフチル酢酸、2−
ナフチル酢酸、1−アントラセニル酢酸、4−メチル−
1ーナフチル酢酸などがあげられる。本発明における原
料のアIJール酢酸は、たとえば、以下のような公知方
法に従って製造できる。‘i} アリールハロゲンメチ
ル化合物に金属シアン化物を作用させ、アリールアセト
ニトリルとした後加水分解する(0rg.S如.COI
l.1.107、436(1941))。御 アリール
ハロゲンメチル化合物に金属カルボニルおよび塩基性剤
の存在下、一酸化炭素と水性アルコールとを作用させる
(特関昭49一8633計号公報)。
【ii0 芳香族アルデヒド‘こ、周期率表第血族貴金
属化合物、ハロゲン化合物および銅または銀からなる触
媒の存在下、一酸化炭素と水とを作用せる(特開昭53
一56633号公)。
属化合物、ハロゲン化合物および銅または銀からなる触
媒の存在下、一酸化炭素と水とを作用せる(特開昭53
一56633号公)。
本発明方法は、溶媒を用いずに実施することもできるが
、反応を円滑に実施するには適切な溶媒を使用すること
が望ましい。
、反応を円滑に実施するには適切な溶媒を使用すること
が望ましい。
反応に不活性である限り、使用する溶媒には特に制限は
なく、還元反応で用いられる有機溶媒、すなわちエーテ
ル、脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、芳香族炭化水素
またはそれらの混合物が使用できる。好ましい藩媒の具
体例をあげれば、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジ
フエニルエーテル、ジグリム、ベンゼン、トルェン、キ
シレンなどである。原料アリール酢酸の溶媒中における
濃度は、1ないし8の重量%、好ましくは5なし、し5
0重量%の範囲である。本発明で使用されるレニウム系
触媒とは、レニウムまたはレニウム化合物であり、レニ
ウム化合物は還元処理を受けてレニウムまたは低原子価
のレニウム酸化物を生成するものであれば特に制限はな
い。
なく、還元反応で用いられる有機溶媒、すなわちエーテ
ル、脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、芳香族炭化水素
またはそれらの混合物が使用できる。好ましい藩媒の具
体例をあげれば、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジ
フエニルエーテル、ジグリム、ベンゼン、トルェン、キ
シレンなどである。原料アリール酢酸の溶媒中における
濃度は、1ないし8の重量%、好ましくは5なし、し5
0重量%の範囲である。本発明で使用されるレニウム系
触媒とは、レニウムまたはレニウム化合物であり、レニ
ウム化合物は還元処理を受けてレニウムまたは低原子価
のレニウム酸化物を生成するものであれば特に制限はな
い。
好ましいレニウム化合物の例としては、七酸化二レニウ
ム、三酸化レニウム、二酸化レニウム・水和物、三酸化
二レニウム、一酸化レニウム、過レニウム酸、遇しニゥ
ム酸アンモニウム、遇しニウム酸カリウム、七酸化二レ
ニウムージオキサン鍔体、七酸化二レニウムーテトラヒ
ドロピラン錆体などのレニウム酸化物およびその水和物
、オキソ酸、オキソ酸塩、有機化合物配位錆体などがあ
げられる。これらのレニウム化合物のうち好ましいもの
はレニウム酸化物であり、特に低原子価のレニウム酸化
物は触媒活性が高く好ましい。上記の低原子価状態は、
高分子価しニゥム化合物の熱分解、金属あるいは水素に
よる還元等の手段に従って容易に実現できる。好ましい
レニウム系触媒の具体例としては、レニウム、一酸化レ
ニウム、一酸化二レニウム、三酸化レニウム、二酸化レ
ニウム、五酸化二レニウム等あるいはこれらの混合物で
ある。本発明方法では、もし必要であればレニウム化合
物の還元処理を反応に先立って系外または系内で行なっ
てもよいが、所望によっては反応の際、系内で加圧水素
により同時的に行なうこともできる。これらのレニウム
系触媒の効果は、適量の有機塩基の共存で著しく高めら
れる。すなわち、アリール酢酸から2−アリールェタノ
ールへの還元の際、好ましくないエチル基への過度の還
元あるいはェステルの副生が抑制され、2−アリールェ
タノールへの選択性が著しく向上する。本発明の有機塩
基の例としては、窒素、リン等を含む孤立電子対を有す
る広範囲の有機化合物が属する。中では、アミン、ィミ
ン、ピリジン、モルホリン等の含窒素化合物、ホスフィ
ン等のリン化合物が好ましい。特に好ましい含窒素化合
物の例は、脂肪族アミンおよび水素還元により容易に脂
肪族アミンに転換しうる脂肪族含窒素有機化合物、すな
わちトリェチルアミン、トリーn−ブチルアミン等であ
る。また、好ましい含リン化合物の例としては、トIJ
フヱニルホスフイン、トリnーブチルホスフィン等があ
げられる。本発明で用いられる有機塩基の量は、塩基の
種類によって異なるが、一般にレニウム系触媒に対して
モル比で10‐4ないし1の音、好ましくは10‐2な
いし1倍の範囲である。これらの有機塩基を系に共存さ
せるには、反応に先立って予めレニウム系触媒に添加す
るあるいは反応時にレニウム系触媒とは別個に系に添加
する方法のいずれでもよい。レニウム系触媒は、そのま
ま用いてもよいが、活性炭、アルミナ、けいそう士、ゼ
オラィト等の多孔性物質に担持させて用いることも可能
である。本発明方法において反応は50なし、し500
気圧、好ましくは80なし、し20ぴ気圧の水素分圧下
に実施される。反応温度は80ないし250qC、好ま
しくは100ないし180qoの範囲である。反応時間
は主として反応温度に依存するが、一般には0.1ない
し10時間の範囲である。反応は回分式、連続式のいず
れの方法でも実施できる。回分式の場合、触媒は反応液
から適宜炉過、沈降などの手段により分離、回収し、場
合によっては再生処理後、循環使用することができる。
また、触媒は固定床法、スラリー法のいずれの方法でも
使用できる。生成した2ーアリールェタノールは反応混
合物から蒸留、抽出などの一般的操作で分離取得される
。本発明方法に従って製造される2ーアリールェタノー
ルは香料基材として、あるいは、農薬、医薬の中間原料
として重要な化学物質である。次に本発明の方法を実施
例によって具体的に説明するが、本発明はこれらに限定
されるものではない。
ム、三酸化レニウム、二酸化レニウム・水和物、三酸化
二レニウム、一酸化レニウム、過レニウム酸、遇しニゥ
ム酸アンモニウム、遇しニウム酸カリウム、七酸化二レ
ニウムージオキサン鍔体、七酸化二レニウムーテトラヒ
ドロピラン錆体などのレニウム酸化物およびその水和物
、オキソ酸、オキソ酸塩、有機化合物配位錆体などがあ
げられる。これらのレニウム化合物のうち好ましいもの
はレニウム酸化物であり、特に低原子価のレニウム酸化
物は触媒活性が高く好ましい。上記の低原子価状態は、
高分子価しニゥム化合物の熱分解、金属あるいは水素に
よる還元等の手段に従って容易に実現できる。好ましい
レニウム系触媒の具体例としては、レニウム、一酸化レ
ニウム、一酸化二レニウム、三酸化レニウム、二酸化レ
ニウム、五酸化二レニウム等あるいはこれらの混合物で
ある。本発明方法では、もし必要であればレニウム化合
物の還元処理を反応に先立って系外または系内で行なっ
てもよいが、所望によっては反応の際、系内で加圧水素
により同時的に行なうこともできる。これらのレニウム
系触媒の効果は、適量の有機塩基の共存で著しく高めら
れる。すなわち、アリール酢酸から2−アリールェタノ
ールへの還元の際、好ましくないエチル基への過度の還
元あるいはェステルの副生が抑制され、2−アリールェ
タノールへの選択性が著しく向上する。本発明の有機塩
基の例としては、窒素、リン等を含む孤立電子対を有す
る広範囲の有機化合物が属する。中では、アミン、ィミ
ン、ピリジン、モルホリン等の含窒素化合物、ホスフィ
ン等のリン化合物が好ましい。特に好ましい含窒素化合
物の例は、脂肪族アミンおよび水素還元により容易に脂
肪族アミンに転換しうる脂肪族含窒素有機化合物、すな
わちトリェチルアミン、トリーn−ブチルアミン等であ
る。また、好ましい含リン化合物の例としては、トIJ
フヱニルホスフイン、トリnーブチルホスフィン等があ
げられる。本発明で用いられる有機塩基の量は、塩基の
種類によって異なるが、一般にレニウム系触媒に対して
モル比で10‐4ないし1の音、好ましくは10‐2な
いし1倍の範囲である。これらの有機塩基を系に共存さ
せるには、反応に先立って予めレニウム系触媒に添加す
るあるいは反応時にレニウム系触媒とは別個に系に添加
する方法のいずれでもよい。レニウム系触媒は、そのま
ま用いてもよいが、活性炭、アルミナ、けいそう士、ゼ
オラィト等の多孔性物質に担持させて用いることも可能
である。本発明方法において反応は50なし、し500
気圧、好ましくは80なし、し20ぴ気圧の水素分圧下
に実施される。反応温度は80ないし250qC、好ま
しくは100ないし180qoの範囲である。反応時間
は主として反応温度に依存するが、一般には0.1ない
し10時間の範囲である。反応は回分式、連続式のいず
れの方法でも実施できる。回分式の場合、触媒は反応液
から適宜炉過、沈降などの手段により分離、回収し、場
合によっては再生処理後、循環使用することができる。
また、触媒は固定床法、スラリー法のいずれの方法でも
使用できる。生成した2ーアリールェタノールは反応混
合物から蒸留、抽出などの一般的操作で分離取得される
。本発明方法に従って製造される2ーアリールェタノー
ルは香料基材として、あるいは、農薬、医薬の中間原料
として重要な化学物質である。次に本発明の方法を実施
例によって具体的に説明するが、本発明はこれらに限定
されるものではない。
生成物の同定および定量は、IR、NM旧およびガスク
。
。
マトグラフィー法によった。各反応生成物の収率および
選択率は、それぞれ以下の式に基ずくものである。収率
=生成物のモル数/原料のモル数 ×100(%) 選択率=生成物のモル数/反応した原料のモル数×10
0(%)実施例 1 ガラス内挿管を挿入した50ccのステンレス製電磁蝿
洋式オートクレープにp−メチルフェニル酢酸0.6夕
、予め脱水精製したジオキサン10の‘、七酸化二レニ
ウム60の9、トリェチルアミン4.3雌を仕込み、内
部を窒素ガスで充分置換した後、100気圧になるまで
水素ガスを庄入した。
選択率は、それぞれ以下の式に基ずくものである。収率
=生成物のモル数/原料のモル数 ×100(%) 選択率=生成物のモル数/反応した原料のモル数×10
0(%)実施例 1 ガラス内挿管を挿入した50ccのステンレス製電磁蝿
洋式オートクレープにp−メチルフェニル酢酸0.6夕
、予め脱水精製したジオキサン10の‘、七酸化二レニ
ウム60の9、トリェチルアミン4.3雌を仕込み、内
部を窒素ガスで充分置換した後、100気圧になるまで
水素ガスを庄入した。
1620で5時間、加熱蝿洋後、常温まで冷却し、内容
物をガスクロマトグラフィ一で分析したところ、仕込ん
だ原料p−メチルフェニル酢酸の反応率は98.5%、
pーメチルフェネチルアルコールの収率および選択率は
それぞれ92.4%および93.8%であった。
物をガスクロマトグラフィ一で分析したところ、仕込ん
だ原料p−メチルフェニル酢酸の反応率は98.5%、
pーメチルフェネチルアルコールの収率および選択率は
それぞれ92.4%および93.8%であった。
また、エチルトルェンの収率は0.5%であった。比較
例 1 トリェチルアミンを添加しないことを除き、実施例1と
全く同様の操作を行なったところ、pーメチルフェニル
酢酸の反応率は99.2%、p−メチルフヱネチルアル
コールの収率および選択率はそれぞれ74.3%および
74.9%であった。
例 1 トリェチルアミンを添加しないことを除き、実施例1と
全く同様の操作を行なったところ、pーメチルフェニル
酢酸の反応率は99.2%、p−メチルフヱネチルアル
コールの収率および選択率はそれぞれ74.3%および
74.9%であった。
またエチルトルェンの収率は10.2%であった。実施
例2〜5、比較例2〜5 原料として、フェニル酢酸以外のアリール酢酸を用いた
ことを除いて、それぞれ実施例1および比較例1と全く
同様の操作を行なった。
例2〜5、比較例2〜5 原料として、フェニル酢酸以外のアリール酢酸を用いた
ことを除いて、それぞれ実施例1および比較例1と全く
同様の操作を行なった。
結果は表1に示す。表1
※反応時間 9時間
実施例 6〜10
トリェチルアミン以外の種々の量の有機塩基を用いたこ
とを除いて実施例1と同様な操作を行なった。
とを除いて実施例1と同様な操作を行なった。
結果を表2に示した。表2
実施例 11
4−メチルフェニル酢酸を1夕、トリエチルアミンを7
.5の9とし、ジオキサン10羽の代わりにトルェン5
私を仕込んだ以外は実施例1と全く同様の操作を行なっ
たところ、4−メチルフェニル酢酸の反応率は98.1
%、pーメチルフェネチルアルコールの収率および選択
率はそれぞれ83.2%および86.8%であった。
.5の9とし、ジオキサン10羽の代わりにトルェン5
私を仕込んだ以外は実施例1と全く同様の操作を行なっ
たところ、4−メチルフェニル酢酸の反応率は98.1
%、pーメチルフェネチルアルコールの収率および選択
率はそれぞれ83.2%および86.8%であった。
また、エチルトルエン、P−メチルフェニル酢酸の(p
ーメチルフェニル)一2ーェチルヱステルの収率は、そ
れぞれ2.3%および4.7%であった。比較例 6 トリェチルアミンを添加しないことを除き、実施例11
と全く同様の操作を行なったところ、p−メチルフェニ
ル酢酸の反応率は98.3%、pーメチルフェネチルア
ルコールの収率および選択率はそれぞれ73.7%およ
び75.0%であった。
ーメチルフェニル)一2ーェチルヱステルの収率は、そ
れぞれ2.3%および4.7%であった。比較例 6 トリェチルアミンを添加しないことを除き、実施例11
と全く同様の操作を行なったところ、p−メチルフェニ
ル酢酸の反応率は98.3%、pーメチルフェネチルア
ルコールの収率および選択率はそれぞれ73.7%およ
び75.0%であった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アリール酢酸をレニウム系触媒を使用して、高めら
れた温度および圧力下、水素還元するのに際し、有機塩
基を存在させることを特徴とする2−アリールエタノー
ルの製造法。 2 レニウム系触媒がレニウム酸化物である特許請求の
範囲第1項に記載の製造法。 3 有機塩基が含窒素化合物または含リン化合物である
特許請求の範囲第1項ないし第2項に記載の製造法。 4 有機塩基の量をレニウム系触媒に対してモル比で1
0^−^4ないし10倍使用する特許請求の範囲第1項
ないし第3項に記載の製造法。 5 アリール酢酸が置換または無置換のフエニル酢酸で
ある特許請求の範囲第1項ないし第4項に記載の製造法
。 6 溶媒としてエーテル類、芳香族炭化水素または脂肪
族炭化水素を用いる特許請求の範囲第1項ないし第5項
に記載の製造法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54143549A JPS6033370B2 (ja) | 1979-11-05 | 1979-11-05 | 2−アリ−ルエタノ−ルの製造法 |
| US06/203,486 US4317918A (en) | 1979-11-05 | 1980-11-03 | Process for preparing alcohols |
| DE8080106823T DE3065195D1 (en) | 1979-11-05 | 1980-11-05 | Process for preparing alcohols from carboxylic acids and process for preparing carboxylic acids |
| EP80106823A EP0028422B1 (en) | 1979-11-05 | 1980-11-05 | Process for preparing alcohols from carboxylic acids and process for preparing carboxylic acids |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54143549A JPS6033370B2 (ja) | 1979-11-05 | 1979-11-05 | 2−アリ−ルエタノ−ルの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5668624A JPS5668624A (en) | 1981-06-09 |
| JPS6033370B2 true JPS6033370B2 (ja) | 1985-08-02 |
Family
ID=15341322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54143549A Expired JPS6033370B2 (ja) | 1979-11-05 | 1979-11-05 | 2−アリ−ルエタノ−ルの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6033370B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61116394U (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-23 | ||
| JPS62197391U (ja) * | 1986-06-04 | 1987-12-15 | ||
| JPH0261395U (ja) * | 1988-10-27 | 1990-05-08 | ||
| JPH055194U (ja) * | 1991-06-27 | 1993-01-26 | 株式会社スタツフ | 楽器玩具 |
-
1979
- 1979-11-05 JP JP54143549A patent/JPS6033370B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61116394U (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-23 | ||
| JPS62197391U (ja) * | 1986-06-04 | 1987-12-15 | ||
| JPH0261395U (ja) * | 1988-10-27 | 1990-05-08 | ||
| JPH055194U (ja) * | 1991-06-27 | 1993-01-26 | 株式会社スタツフ | 楽器玩具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5668624A (en) | 1981-06-09 |
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