JPS6048517B2 - ジテルペン系ポリエポキシアルコ−ル誘導体およびその製造法 - Google Patents
ジテルペン系ポリエポキシアルコ−ル誘導体およびその製造法Info
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- JPS6048517B2 JPS6048517B2 JP11046378A JP11046378A JPS6048517B2 JP S6048517 B2 JPS6048517 B2 JP S6048517B2 JP 11046378 A JP11046378 A JP 11046378A JP 11046378 A JP11046378 A JP 11046378A JP S6048517 B2 JPS6048517 B2 JP S6048517B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規なジテルペン系ポリエポキシコール誘導体
およびその製造法に関する。 本発明のジテルペン系ポリエポキシアルコ誘導体は下記
一般式〔1〕で表わされる。 〔式中Rは低級アルキル基を示す。 またAC.位と8位の炭素原子間の二重結合を示すかま
たは7位と8位の炭素原子と共にエポキシ環を形成して
いることを示す〕上記一般式〔1〕で表わされる本発明
のジテルタペン系誘導体は、抗白血病活性及び抗腫瘍活
性を有して、之等病症の治療薬として有用なものである
。 本発明の上記ジテルペン系誘導体は、例えば下記一般式
〔2〕で表わされるジテルペン系ジエノoン誘導体を出
発物質として合成することがてきる。 o 〔式中Rは上記に同じ〕 上記一般式〔2〕で表わされるジテルペン系ジエノン誘
導体中Rがメチル基である化合物は、第21回香料、テ
ルペンおよび精油化学に関する討論会(1977年)に
おいて本発明者の発表により公知5であり、例えは松相
類樹脂に含まれる下式〔3〕で表わされるレボピマール
酸を出発原料として下5記反応経路を経て導き得る。 L1υ」 上記におけるレボビマール酸〔3〕からビスエボキシド
〔4〕を経て、クロロヒドリン〔5〕を得る反応はヘル
ツら〔W.Herzetal〕によるJ.Org.Ch
em.,35,3338(1970)に記載された方.
法に従えばよい。 クロロヒドリン〔5〕からのクロルケトン〔6〕の合成
はジヨーンズ酸化によれはよく、かくして得られるクロ
ルケトン〔6〕は、次いでジメチルホルムアミド(DM
F)中LiCl及びLl。CO。と100℃で2時間反
応させることにより供役工ノン異性体〔7〕及び〔8〕
に導き得る。この共役工ノン〔7〕はまたビスエポキシ
ド〔4〕をエーテル中−20℃で触媒量の乾燥HCIで
処理して得られるアリルアルコール
およびその製造法に関する。 本発明のジテルペン系ポリエポキシアルコ誘導体は下記
一般式〔1〕で表わされる。 〔式中Rは低級アルキル基を示す。 またAC.位と8位の炭素原子間の二重結合を示すかま
たは7位と8位の炭素原子と共にエポキシ環を形成して
いることを示す〕上記一般式〔1〕で表わされる本発明
のジテルタペン系誘導体は、抗白血病活性及び抗腫瘍活
性を有して、之等病症の治療薬として有用なものである
。 本発明の上記ジテルペン系誘導体は、例えば下記一般式
〔2〕で表わされるジテルペン系ジエノoン誘導体を出
発物質として合成することがてきる。 o 〔式中Rは上記に同じ〕 上記一般式〔2〕で表わされるジテルペン系ジエノン誘
導体中Rがメチル基である化合物は、第21回香料、テ
ルペンおよび精油化学に関する討論会(1977年)に
おいて本発明者の発表により公知5であり、例えは松相
類樹脂に含まれる下式〔3〕で表わされるレボピマール
酸を出発原料として下5記反応経路を経て導き得る。 L1υ」 上記におけるレボビマール酸〔3〕からビスエボキシド
〔4〕を経て、クロロヒドリン〔5〕を得る反応はヘル
ツら〔W.Herzetal〕によるJ.Org.Ch
em.,35,3338(1970)に記載された方.
法に従えばよい。 クロロヒドリン〔5〕からのクロルケトン〔6〕の合成
はジヨーンズ酸化によれはよく、かくして得られるクロ
ルケトン〔6〕は、次いでジメチルホルムアミド(DM
F)中LiCl及びLl。CO。と100℃で2時間反
応させることにより供役工ノン異性体〔7〕及び〔8〕
に導き得る。この共役工ノン〔7〕はまたビスエポキシ
ド〔4〕をエーテル中−20℃で触媒量の乾燥HCIで
処理して得られるアリルアルコール
〔9〕のジヨーンズ
酸化によつても有利に合成できる。得られる共役工ノン
〔7〕は次いで四塩化炭素還流下に2当量のNBSで臭
素化することにより7,11ージブロマイド〔10〕に
変換でき、目的とするRがメチル基であるジテルペン系
ジエノン誘導体〔2〕は、上記7,11ージブロマイド
〔10〕をテトラヒドロフラン(THF)中還流下に亜
鉛末と激しくかきまぜることにより収得できる。Rがメ
チル基以外のジテルペン系ジエノン誘導体〔2〕は、上
記方法に準じて合成できる。かくして得られるジテルペ
ン系ジエノン誘導体〔2〕を出発物質とする本発明化合
物の製造は、例えば下記反応経路に従い行ない得る。 〔式中Rは上記の同じ〕 上記においてはまずジテルペン系ジエノン体〔2〕を酸
化剤と反応させてその9,11イ☆素間二重結合をエポ
キシ化したジエポキシエ誘導体〔11)を得る。 この反応は上記原料化〔2〕の7,8位の炭素間二重結
合が隣接すトン基と共役し安定であるため、例えば0〜
好ましくは室温付近の温度条件下に容易に行得る。用い
られる酸化剤は特に制限はないがば過酢酸、過安息香酸
、メタクロル過安息?過酪酸などの有機過酸が好ましい
。上記酸化.使用量も亦制限はないが通常原料化合物〔
2〕に対し等モル乃至や、過剰量とするのがよい。また
上記反応においては副生する有機酸とエポキシ基との反
応を防ぐために、例えば燐酸ニナトリウ5ム、燐酸二カ
リウムなどの弱アルカリ物質を存在させることができる
。かくして得られるジエポキシエノン誘導体〔11]の
新たに導入された9,11位のエポキシ環の立体配置が
β型であることは、次の通り該誘導フ体〔11)から誘
導される各種化合物の理化学的性質を測定することによ
り確認される。 1 誘導体〔11)をエタノール中パラジウムー炭素の
存在下に水添するとアルコール体〔14〕〔PMR(プ
ロトン磁気共鳴スペクトル分析、以下同じ):δ=4.
89ppm(Br,d,J=8三Hz)〕及びエチルエ
ーテル体〔15〕が得られる。 上記アルコール体〔14〕をアセチル化するとアセテー
ト体〔16〕〔IR:1740c77z−1、1640
cTn−゛、1620C771−”、PMR:δ=3.
53ppm(IH,d,J=2Hz)、=6.26pp
m(IH,brs)〕が得・られる。アルコール体〔1
4〕を塩化メチレン中0℃でトリエチルアミンの存在下
メタンスルホン酸クロライドと反応させて得られるメタ
ンスルホン酸エステル体〔17〕をアセトン中環流温度
でテトラエチルアンモニウムアセテートと反応させると
アセテート体〔18〕〔IR:1730c!n−1、1
675cm−1、1620)C7Ft−1、PMR:δ
=3.74ppm(IH,d,J=4Hz)、=5.7
6ppm(IH,m)〕が得られる。該アセテート体〔
18〕をエタノール中室温で炭素ナトリウムの存在下に
加水分解するとアルコール体〔19〕〔PMR:δ=3
.76ppm(IH,d,J=5Hz)、4.56pp
m(IH,dd,J=5,10Hz)〕が得られる。上
記においてアルコール体〔14〕の■位のメチル基のプ
ロトンのケミカルシフト(PMR:δ=1.30ppm
)はアルコール体〔19〕のそれ(PMR:δ=1.1
6ppm)より大きい。2 ヨーロピウムトリスジピバ
ロイルメタン(Eu(Dpm)。)を添加して得られる
PMRにおいてアルコール体〔14〕の■位メチル基の
プロトンのケミカルシフトはアルコール体〔19〕のそ
れより大きい。本発明方法においては次いで上記で得ら
れたジエポキシエノン誘導体〔11)を還元して14位
のケトン基をヒドロキシル基に変換させる。 これにより目的とするジエポキシアルコール誘導体の異
性体〔12〕及び〔12’〕を等量混合物として得る。
j上記環元反応は、例えばメタノール、エタノール等の
低級アルコールを反応溶媒とし、20゜C以下の温度で
硼素系還元剤をジエポキシエノン誘導体〔11)に作用
させることにより進行する。上記において用いられる還
元剤としては具体的には水素化硼素リチウム水素化硼素
ナトリウム、水素化硼素カリウムなどを例示できる。こ
れらの使用量は限定的ではないが通常当量よりや)過剰
量とするのが好ましい。上記反応により得られるジエポ
キシアルコール誘導体〔12〕の14位のヒドロキシル
ー基がβであることは、水素結合によつて立体的に固定
された14位のプロトンとヒドロキシル基のプロトンと
の独特なりツプリング〔PMR:δ2.92ppm(I
H,d,J=12Hz)〕により確認される。2 本発明の他の目的化合物であるジテルペン系トリエポキ
シアルコール誘導体の二種の異性体〔13〕及び〔13
’〕は、上記で得られるジエポキシアルコール誘導体〔
12〕を酸化することにより収得できる。 この酸化反応は前記した化合物〔2〕3から化合物〔1
1)を得る反応と同様に有機過酸を用いても行なうこと
ができ、また例えばビアセチル、ベンジルなどのジケト
ンを光増感剤として用い、ベンゼン、ヘキサン、クロロ
ベンゼンなどの反応溶媒中で、日光や紫外線を照射しな
がらジエ3.ポキシアルコール誘導体〔12〕に酸素ガ
スまたは空気を接触させることによつても容易に行ない
得る。以下に本発明化合物の製造例を実施例として挙げ
る。 4t 実施例1 一般式〔2〕で表わされるジテルペン系ジエノン誘導体
〔2〕(R=CH3)の457719を無水塩化メチレ
ン4.57nιに溶解し、室温で70%純度のメタクロ
ル過安息香酸33mgを加え2橢間かきませる。 反応後エーテルを加え、10%亜硫酸ナトリウム水溶液
、10%炭酸ナトリウム水溶液、食塩水の順で洗浄し、
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留
去する。かくして油状物58m9を得る。これをシリカ
ゲ゛ルカラムクロマトグラフイーにより精製(ベンゼン
ニ酢酸エチルニ20:1)して、一般式〔11)で表わ
されるジエポキシエノン誘導体(R=Cll.)の35
mgを得る。J収率74%IR分析結果:νキ174=
1710cm−1、1640cm−1NMR(CDCI
。 )分析結果:δ=3.82ppm(D,J=3Hz) =4.08ppm(D,J=3Hz) =6.76ppm(m) 高マススペクトル分析結果: C2lH28O5,m/1=360.1980(M゛)
次いで上記で得たジエポキシエノン誘導体〔11)(R
=CH3)の32mgをメタノール3mιに溶解し、
o℃で水素化硼素ナトリウム45mgを加え3紛間かき
まぜる。 50%酢酸水溶液を加えて過剰の還元剤の活性を停止さ
せ、エーテル抽出する。 続いてエーテル層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液、食塩
水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を
減圧留去して結晶30m9を得る。これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより精製(ベンゼンニ酢酸エ
チルニ10:1)して、一般式〔12〕(R=CHa)
で表わされるジエポキシアルコール誘導体の結晶13m
9(収率40%)及び一般式〔12’〕(R=CH3)
で表わされるジエポキシアルコール誘導体の油状物11
m9(収率34%)を得る。ジエポキシアルコール誘導
体〔12〕融点:162〜165℃ NMR(CDCl3)分析結果: δ=2.92ppm(D,J=12Hz)3.51pp
m(D,J=3Hz) 3.95ppm(D,J=3Hz) 4.30ppm(D,J=12Hz) 6.00ppm(m) 元素分析結果: 計算値(%)C69.588H8.342実測値(%)
C69.688H8.472ジエポキシアルコール誘導
体〔12’〕 NMR(CDCI。 )分析結果:δ=3.45ppm(D,J=3Hz) =3.73ppm(D,J=3Hz) =4.67ppm(Dd,J=8.3Hz)=6.I1
ppm(m)実施例2 上記実施例1で得たジエポキシアルコール誘導体〔12
〕(R=CH3)の166m9を無水塩化メチレン20
m1に溶解し、メタクロル過安息香酸350m9及びリ
ン酸ニナトリウム500mgを加え、室温で2週間かき
まぜる。 反応後水を加えて固形物を溶解し、エーテル抽出を行な
う。エーテル層を10%亜硫酸水素ナトリウム、10%
炭酸ナトリウム、食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して組結晶224m9
を得る。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーで
2回精製(ベンゼンニ酢酸エチルニ20:1)して一般
式〔13〕で表わされるジテルペン系トリエポキシアル
コール誘導体(R=CH。)の結晶38mg(収率38
%)及び一般式〔13’〕で表わされるジテルペン系ト
リエポキシアルコール誘導体(R=CH。)の結晶7m
g(収率3%)を得る。また原料としたジエボキシアル
コール誘導体〔12〕の4mg(2%)が回収される。
ジテルペン系トリエポキシアルコール誘導体〔13〕融
点:185.5〜187.5゜C NMR(CDCl3)分析結果: δ=2.95ppm(D,J=12Hz)=3.32p
m(m) =3.56ppm(D,J=3Hz) =3.72ppm(D,J=12Hz) =3.89ppm(D,J=3Hz) ジテルペン系トリエポキシアルコール誘導体〔13’〕
融点:179.5〜181.5゜CNMR(CDCe3
)分析結果 δ=2.77ppm(D,J=11Hz)=3.23p
pm(D,J=5Hz) =3.36ppm(D,J=11Hz) =3.50ppm(D,J=4Hz) =4.04ppm(D,J=4Hz) 実施例3 ジエポキシアルコール誘導体〔12〕(R=CH3)の
50mg及びビアセチル1mLを無水ベンゼン80mι
に溶解し、石英容器中20℃で酸素を通じながら高圧水
銀灯(100V)400W)で4時間内部照射する。
酸化によつても有利に合成できる。得られる共役工ノン
〔7〕は次いで四塩化炭素還流下に2当量のNBSで臭
素化することにより7,11ージブロマイド〔10〕に
変換でき、目的とするRがメチル基であるジテルペン系
ジエノン誘導体〔2〕は、上記7,11ージブロマイド
〔10〕をテトラヒドロフラン(THF)中還流下に亜
鉛末と激しくかきまぜることにより収得できる。Rがメ
チル基以外のジテルペン系ジエノン誘導体〔2〕は、上
記方法に準じて合成できる。かくして得られるジテルペ
ン系ジエノン誘導体〔2〕を出発物質とする本発明化合
物の製造は、例えば下記反応経路に従い行ない得る。 〔式中Rは上記の同じ〕 上記においてはまずジテルペン系ジエノン体〔2〕を酸
化剤と反応させてその9,11イ☆素間二重結合をエポ
キシ化したジエポキシエ誘導体〔11)を得る。 この反応は上記原料化〔2〕の7,8位の炭素間二重結
合が隣接すトン基と共役し安定であるため、例えば0〜
好ましくは室温付近の温度条件下に容易に行得る。用い
られる酸化剤は特に制限はないがば過酢酸、過安息香酸
、メタクロル過安息?過酪酸などの有機過酸が好ましい
。上記酸化.使用量も亦制限はないが通常原料化合物〔
2〕に対し等モル乃至や、過剰量とするのがよい。また
上記反応においては副生する有機酸とエポキシ基との反
応を防ぐために、例えば燐酸ニナトリウ5ム、燐酸二カ
リウムなどの弱アルカリ物質を存在させることができる
。かくして得られるジエポキシエノン誘導体〔11]の
新たに導入された9,11位のエポキシ環の立体配置が
β型であることは、次の通り該誘導フ体〔11)から誘
導される各種化合物の理化学的性質を測定することによ
り確認される。 1 誘導体〔11)をエタノール中パラジウムー炭素の
存在下に水添するとアルコール体〔14〕〔PMR(プ
ロトン磁気共鳴スペクトル分析、以下同じ):δ=4.
89ppm(Br,d,J=8三Hz)〕及びエチルエ
ーテル体〔15〕が得られる。 上記アルコール体〔14〕をアセチル化するとアセテー
ト体〔16〕〔IR:1740c77z−1、1640
cTn−゛、1620C771−”、PMR:δ=3.
53ppm(IH,d,J=2Hz)、=6.26pp
m(IH,brs)〕が得・られる。アルコール体〔1
4〕を塩化メチレン中0℃でトリエチルアミンの存在下
メタンスルホン酸クロライドと反応させて得られるメタ
ンスルホン酸エステル体〔17〕をアセトン中環流温度
でテトラエチルアンモニウムアセテートと反応させると
アセテート体〔18〕〔IR:1730c!n−1、1
675cm−1、1620)C7Ft−1、PMR:δ
=3.74ppm(IH,d,J=4Hz)、=5.7
6ppm(IH,m)〕が得られる。該アセテート体〔
18〕をエタノール中室温で炭素ナトリウムの存在下に
加水分解するとアルコール体〔19〕〔PMR:δ=3
.76ppm(IH,d,J=5Hz)、4.56pp
m(IH,dd,J=5,10Hz)〕が得られる。上
記においてアルコール体〔14〕の■位のメチル基のプ
ロトンのケミカルシフト(PMR:δ=1.30ppm
)はアルコール体〔19〕のそれ(PMR:δ=1.1
6ppm)より大きい。2 ヨーロピウムトリスジピバ
ロイルメタン(Eu(Dpm)。)を添加して得られる
PMRにおいてアルコール体〔14〕の■位メチル基の
プロトンのケミカルシフトはアルコール体〔19〕のそ
れより大きい。本発明方法においては次いで上記で得ら
れたジエポキシエノン誘導体〔11)を還元して14位
のケトン基をヒドロキシル基に変換させる。 これにより目的とするジエポキシアルコール誘導体の異
性体〔12〕及び〔12’〕を等量混合物として得る。
j上記環元反応は、例えばメタノール、エタノール等の
低級アルコールを反応溶媒とし、20゜C以下の温度で
硼素系還元剤をジエポキシエノン誘導体〔11)に作用
させることにより進行する。上記において用いられる還
元剤としては具体的には水素化硼素リチウム水素化硼素
ナトリウム、水素化硼素カリウムなどを例示できる。こ
れらの使用量は限定的ではないが通常当量よりや)過剰
量とするのが好ましい。上記反応により得られるジエポ
キシアルコール誘導体〔12〕の14位のヒドロキシル
ー基がβであることは、水素結合によつて立体的に固定
された14位のプロトンとヒドロキシル基のプロトンと
の独特なりツプリング〔PMR:δ2.92ppm(I
H,d,J=12Hz)〕により確認される。2 本発明の他の目的化合物であるジテルペン系トリエポキ
シアルコール誘導体の二種の異性体〔13〕及び〔13
’〕は、上記で得られるジエポキシアルコール誘導体〔
12〕を酸化することにより収得できる。 この酸化反応は前記した化合物〔2〕3から化合物〔1
1)を得る反応と同様に有機過酸を用いても行なうこと
ができ、また例えばビアセチル、ベンジルなどのジケト
ンを光増感剤として用い、ベンゼン、ヘキサン、クロロ
ベンゼンなどの反応溶媒中で、日光や紫外線を照射しな
がらジエ3.ポキシアルコール誘導体〔12〕に酸素ガ
スまたは空気を接触させることによつても容易に行ない
得る。以下に本発明化合物の製造例を実施例として挙げ
る。 4t 実施例1 一般式〔2〕で表わされるジテルペン系ジエノン誘導体
〔2〕(R=CH3)の457719を無水塩化メチレ
ン4.57nιに溶解し、室温で70%純度のメタクロ
ル過安息香酸33mgを加え2橢間かきませる。 反応後エーテルを加え、10%亜硫酸ナトリウム水溶液
、10%炭酸ナトリウム水溶液、食塩水の順で洗浄し、
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留
去する。かくして油状物58m9を得る。これをシリカ
ゲ゛ルカラムクロマトグラフイーにより精製(ベンゼン
ニ酢酸エチルニ20:1)して、一般式〔11)で表わ
されるジエポキシエノン誘導体(R=Cll.)の35
mgを得る。J収率74%IR分析結果:νキ174=
1710cm−1、1640cm−1NMR(CDCI
。 )分析結果:δ=3.82ppm(D,J=3Hz) =4.08ppm(D,J=3Hz) =6.76ppm(m) 高マススペクトル分析結果: C2lH28O5,m/1=360.1980(M゛)
次いで上記で得たジエポキシエノン誘導体〔11)(R
=CH3)の32mgをメタノール3mιに溶解し、
o℃で水素化硼素ナトリウム45mgを加え3紛間かき
まぜる。 50%酢酸水溶液を加えて過剰の還元剤の活性を停止さ
せ、エーテル抽出する。 続いてエーテル層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液、食塩
水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を
減圧留去して結晶30m9を得る。これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより精製(ベンゼンニ酢酸エ
チルニ10:1)して、一般式〔12〕(R=CHa)
で表わされるジエポキシアルコール誘導体の結晶13m
9(収率40%)及び一般式〔12’〕(R=CH3)
で表わされるジエポキシアルコール誘導体の油状物11
m9(収率34%)を得る。ジエポキシアルコール誘導
体〔12〕融点:162〜165℃ NMR(CDCl3)分析結果: δ=2.92ppm(D,J=12Hz)3.51pp
m(D,J=3Hz) 3.95ppm(D,J=3Hz) 4.30ppm(D,J=12Hz) 6.00ppm(m) 元素分析結果: 計算値(%)C69.588H8.342実測値(%)
C69.688H8.472ジエポキシアルコール誘導
体〔12’〕 NMR(CDCI。 )分析結果:δ=3.45ppm(D,J=3Hz) =3.73ppm(D,J=3Hz) =4.67ppm(Dd,J=8.3Hz)=6.I1
ppm(m)実施例2 上記実施例1で得たジエポキシアルコール誘導体〔12
〕(R=CH3)の166m9を無水塩化メチレン20
m1に溶解し、メタクロル過安息香酸350m9及びリ
ン酸ニナトリウム500mgを加え、室温で2週間かき
まぜる。 反応後水を加えて固形物を溶解し、エーテル抽出を行な
う。エーテル層を10%亜硫酸水素ナトリウム、10%
炭酸ナトリウム、食塩水の順で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して組結晶224m9
を得る。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーで
2回精製(ベンゼンニ酢酸エチルニ20:1)して一般
式〔13〕で表わされるジテルペン系トリエポキシアル
コール誘導体(R=CH。)の結晶38mg(収率38
%)及び一般式〔13’〕で表わされるジテルペン系ト
リエポキシアルコール誘導体(R=CH。)の結晶7m
g(収率3%)を得る。また原料としたジエボキシアル
コール誘導体〔12〕の4mg(2%)が回収される。
ジテルペン系トリエポキシアルコール誘導体〔13〕融
点:185.5〜187.5゜C NMR(CDCl3)分析結果: δ=2.95ppm(D,J=12Hz)=3.32p
m(m) =3.56ppm(D,J=3Hz) =3.72ppm(D,J=12Hz) =3.89ppm(D,J=3Hz) ジテルペン系トリエポキシアルコール誘導体〔13’〕
融点:179.5〜181.5゜CNMR(CDCe3
)分析結果 δ=2.77ppm(D,J=11Hz)=3.23p
pm(D,J=5Hz) =3.36ppm(D,J=11Hz) =3.50ppm(D,J=4Hz) =4.04ppm(D,J=4Hz) 実施例3 ジエポキシアルコール誘導体〔12〕(R=CH3)の
50mg及びビアセチル1mLを無水ベンゼン80mι
に溶解し、石英容器中20℃で酸素を通じながら高圧水
銀灯(100V)400W)で4時間内部照射する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中Rは低級アルキル基を示す。 またAは7位と8位の炭素原子間のエチレン性二重結合
を示すかまたは7位と8位の炭素原子と共にエポキシ環
を形成していることを示す。〕で表わされるジテルペン
系ポリエポキシアルコール誘導体。 2 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中Rは低級アルキル基を示す〕 で表わされるジテルペン系ジエノン誘導体を酸化剤と反
応させて9,11−β−エポキシ体となし、ついでこれ
に還元剤を作用させることを特徴とする一般式▲数式、
化学式、表等があります▼ 〔式中Rは上記に同じ〕 で表わされるジテルペン系ジエポキシアルコール誘導体
の製造法。 3 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中Rは低級アルキル基を示す〕 で表わされるジテルペン系ジエポキシアルコール誘導体
を酸化することを特徴とする一般式▲数式、化学式、表
等があります▼ 或は ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔各式中Rは上記に同じ〕 で表わされるジテルペン系トリエポキシアルコール誘導
体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11046378A JPS6048517B2 (ja) | 1978-09-07 | 1978-09-07 | ジテルペン系ポリエポキシアルコ−ル誘導体およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11046378A JPS6048517B2 (ja) | 1978-09-07 | 1978-09-07 | ジテルペン系ポリエポキシアルコ−ル誘導体およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5536448A JPS5536448A (en) | 1980-03-14 |
| JPS6048517B2 true JPS6048517B2 (ja) | 1985-10-28 |
Family
ID=14536339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11046378A Expired JPS6048517B2 (ja) | 1978-09-07 | 1978-09-07 | ジテルペン系ポリエポキシアルコ−ル誘導体およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6048517B2 (ja) |
-
1978
- 1978-09-07 JP JP11046378A patent/JPS6048517B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5536448A (en) | 1980-03-14 |
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