JPS6049472B2 - 霜降り状食肉の製造方法 - Google Patents

霜降り状食肉の製造方法

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JPS6049472B2
JPS6049472B2 JP58038091A JP3809183A JPS6049472B2 JP S6049472 B2 JPS6049472 B2 JP S6049472B2 JP 58038091 A JP58038091 A JP 58038091A JP 3809183 A JP3809183 A JP 3809183A JP S6049472 B2 JPS6049472 B2 JP S6049472B2
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meat
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協治 伊藤
豊郎 中村
正寛 沼田
昭子 大串
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ITO HAMU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は霜降り状食肉の製造方法に関するものてある。
牛肉、豚肉等の赤肉中の白い網目状の脂肪層か点在して
いるいわゆる霜降り肉は、調理の際の加熱によつてこの
脂肪が適度に溶け出し、肉に独特の芳香とシューソーな
柔らかい食感を与える。この味と食感により、霜降り肉
は高級なイメージをもつて消費者に受け入れられている
。一方、肩やモモ等の脂肪分の少ない肉はこのような性
質がなく、硬い食感を与えるため、霜降り肉と比較して
食肉として評価が低く、したがつて価格も安い。このた
め従来から、比較的安価な脂肪分の少ない肉から霜降り
状の高級肉をつくり、付加価値を高めるための研究開発
が行われてきている。例えば、合成の赤身肉及び脂身を
別々のノズルから押し出し成型する方法(特開昭55−
48370門、 A−J−nRrmrn、ハハハpr7
11、 R独白、Lγノ1ソ↓←f゛丁マlレシヨンと
小肉塊又は他の蛋白質素材とを混合成型する方法(特開
昭55−64763号)、クリーム状にした牛脂肪を直
接原料に注入する方法(特開昭56−29948号)鶏
肉にバターを注入する方法(特開昭50−3105時、
特開昭50−310印号)等いくつかの方法が試みられ
ている。
しカル上記従来法によつてつくられた霜降り状食肉は、
霜降りの状態、肉の組織、噛み心地、調理加熱時の脂肪
の溶出、外観等において、天然の霜降り肉に匹敵するも
のとはいい難い。
例えば、従来法による霜降り状食肉は、ステーキ、焼肉
等の調理の際、注入された脂肪やエマルジョンがはとん
ど溶出してしまうため、クツキング冶ス(調理による重
量減)が極めて大きいという商品とし一て致命的な欠点
がある。またこの問題を改良するために、ゲル化性の強
いエマルジョンと小肉塊とをつなぎ合わせた、いわゆる
合成法では外観や噛み心地の点に於いてまだ満足される
ものではない。フ したがつて本発明の目的は、比較的
脂肪の少ない食肉や食肉の1部位に脂肪を添加して、天
然の霜降り肉と実質的に変わらない、すぐれた加熱調理
適性、風味、食惑をもつ、霜降り状食肉を提供すること
である。
5 本発明者は、上記目的を達成するため鋭意研究を行
い、脂肪、卵自及び水を含む混合物を特定の温度で乳化
させ、得られるエマルジョンを特定の温度に保持しなが
ら食肉に注入することにより、すぐれた加熱調理適性、
風味、食感をもつ霜降り状食肉か得られることを見出し
、本発明を完成するに至つた。
すなわち、本発明は、脂肪40〜6鍾量部、卵白1重量
部、及び水30〜6唾量部を、前記脂肪の固化温度より
高くかつ卵白の熱変性温度より低い温度で乳化し、得ら
れるエマルジョンを前記範囲内の温度に保持しながら、
食肉に注入することを特徴とする霜降り状食肉の製造方
法である。
本発明において、エマルジョンが注入される食肉として
は、牛肉、豚肉、馬肉、緬羊肉、山羊肉らどの畜肉、鶏
肉、七面鳥肉、がちよう肉、あひる肉などの家畜肉及び
家兎肉などの肉であつて、比較的脂肪の少ない部位の肉
が使用される。
本発明に使用される脂肪は、注入された食肉の風味を向
上させ、同時に前記低温域ての固化力と使用される卵白
の熱変性温度より低い一定温度帯で液状をなすことが出
来る性質を合せ持つものであれは特に制限はない。具体
的には上記食肉等から得られる脂肪、すなわち、牛脂、
豚脂やバター、及びマーガリンのような動植物性脂肪を
使用することがてきる。また低温固化性のない植物性−
脂肪も、ゲル化剤例えばガム類、寒天、ゼラチン等を添
加し低温ゲル化性を有するように処理することによつて
使用出来る。一般に脂肪の風味の良し悪しはその鮮度に
大きく影響される。鮮度判定の目安は酸価、過酸化物価
等の測定方法があり、その値は動物の種類或いは精製方
法、精製度合等によつて異なつてくる。牛脂肪の場合は
過酸化物価として4.7meq/K9以下が望ましい。
精製過程を経ていない未加工の脂肪は、加熱溶解し、不
溶物を除去したものを使用することが望jましい。この
場合、加熱前に適当な大きさにチョッピングしたり、カ
ッター、ダイシングマシーン等て処理した方が溶解しや
すく、また不溶物は適当なメッシュの布やガーゼを使用
して容易に沖別することがてきる。脂肪の溶解性や加工
適性は動4物の種類又は部位によつて異なり、使用に際
しては前記工程に適したものを選んだ方が良い。牛脂肪
の場合、内臓周囲の脂肪部(けんねん)が適している。
一方、本発明に使用される卵白は、脂肪と水を乳化する
ための一種の乳化剤としての機能を有するものである。
この卵白は、脂肪、卵白及ひ水を含むエマルジョンを、
脂肪の固化温度より高くかつ卵白の熱変性温度より低い
温度で安定に保持する。また、エマルジョンを注入した
食肉を加熱調理する際、脂肪の一部を溶出させるととも
に、加熱後も肉中に適度な脂肪分を保持することがてき
る。すなわち、加熱により卵白が変性固化し、注入され
た脂肪の一部は溶出するが、一部は肉中にとどまり、調
理された肉に、脂肪の好ましい風味と柔らかいジユーシ
ーな食感を与える。ところで、注入したエマルジョンが
調理の際の加熱によりほとんど溶出することなく固化し
てしまうと、7加熱により茶褐色にメト化した肉中に乳
白色の固化したエマルジョンがそのまま残り、外見上好
ましくなくまたジユーシーな食感も現われてこない。し
たがつて本発明のエマルジョンに使用される卵白の使用
割合は、上記のような適度な脂肪分1の保持が達成され
るように選択される。本発明において、エマルジョン中
の脂肪、卵白及び水の比率、エマルジョンの注入量は、
エマルジョンが注入される食肉の脂肪分、硬さ等を考慮
して適宜決定される。
エマルジョン中の脂肪の割合は、たとえば牛脂の場合、
一般に40〜6呼量%、好ましくは45〜55重量部%
である。脂肪の割合がこれより多いとエマルジョンの安
定性が悪くなり、また注入時の流動性が低下して注入が
困難になるばかりでなく、肉中に脂肪の塊となつて入る
おそれがある。また脂肪の割合がこれより少ないと、低
温下での固化力が低下し、肉中から流れ出したり、後の
スライス等の作業工程て支障をきたすことになる。一方
、エマルジョン中の卵白の割合は、0.5〜1.5重量
%程度が適当である。エマルジョンの調製は、一般的に
使用されている乳化機を用い、脂肪の固化温度より高く
かつ卵白の熱変性温度より低い温度て行う。卵白と牛脂
を乳化する場合には、通常50〜60′Cの範囲て調製
するのが好ましい。乳化時間は一般に3分〜5分程度て
十分である。このようにして得られたエマルジョンを、
前記温度範囲、通常はエマルジョン調製時の温度に保持
しながら食肉に注入する。
注入は任意の注射機により行えばよいが、エマルジョン
から注射針まで一貫して温度保持されることが必要であ
る。注入時の温度か脂肪の固化温度より低いと、肉中て
の分散性に乏しくいわゆる霜降り状とはならず、また一
般に卵白の熱変性温度より高いと注入した周囲の肉が変
色し、肉が焼けた状態となるので好5ましくない。エマ
ルジョンの注入量は、目的とする霜降り度(マープリン
グスコア)が達成されるように適宜選択される。
食肉の重量に対して10〜3唾量%注入するのが普通て
ある。 1原料食肉の硬さは、そ
の熱成期間、産地、流通条件、部位等によつて異なる。
このため、必要により、パパイン、プロメリン及びフイ
シン等の蛋白分解酵素を上記エマルジョンに添加し、肉
質をさらに柔らかくすることもできる。上記酵素の添加
率は、原料食肉の肉質に適合するようにあらかじめ決定
しておくことが望ましい。またエマルジョン注入の前又
は後に原料食肉をテンダライザーにかけ機械的に軟化処
理してもよい。上記エマルジョンには、さらに、レシチ
ン、脂−肪酸モノクリセライドその他の乳化剤を補助的
に加えてもよいし、あるいは食肉の風味をさらに向上さ
せるため、天然の肉工キズ、アミノ酸工キズ等の調味料
、香辛料等を添加してもよい。
エマルジョンを注入した食肉は、過度な肉温の上昇を防
止するため、注入後、直ちに凍結状態に冷却することか
望ましい。
又、加工用原料肉として使用する場合にはそれがすぐに
加熱処理を行なう工程を伴なわない限り、一旦チルト下
に、好ましくは5゜C以下に冷却し、その後は通常の加
工法に従えばよい。
この場合、食肉の過度の軟化を防止するため、蛋白分解
酵素は使用しない方がよい。上記本発明方法により得ら
れる霜降り状食肉は、天然の霜降り肉と同様の外観、加
熱調理適性を有し、原料肉の風味を格段に向上させる。
本発明方法により得られる霜降り状食肉を加熱調理する
と、注入された脂肪の一部だけが溶出し、一部は肉中に
残留するため、天然の霜降り肉と同様の風味豊かでジユ
ーシーな食感をもつ調理肉が得られる。以下本発明を実
施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 牛内臓周囲の脂肪部(けんねん一過酸化物価2.5rr
1eq/Kg)10k9を直径3.27!孔のプレート
でチョッピングし、加熱溶解後ガーゼで不純物を除去し
、精製牛脂8.1k9を得た。
この精製牛脂55部と水4娼、卵白12部、調味料3.
8部(ミートエキス2.5部、アミノ酸工キズ1.3部
)及び軟化用として150ppmのパパインからなるエ
マルジョンを55てCで調製し、即座に50〜60゜C
に保温する設備を有する注射機中に移した。次にこのエ
マルジョンを国内産の老廃牛肩ロース肉(マープリング
スコア、+1)にその重量の10,15及び20%を注
入した。
前記肩ロース肉は全試験区共それぞれサーロイン型に成
形して、一旦凍結した後、厚さ1.2cmのステーキ状
にスライスした。最終製品はステーキグリドルで加熱(
205℃表面7分、裏面4分)後パネラー9名により食
感と味覚について、無処理の肉(比較例1)と各試験区
(10%注入区一実施例1−1,15%注入区一実施例
1−2,20%注入区一実施例1−3)との比較を行い
、次の5段階評点法で採点し、その結果を表1に示した
。
+2無処理の肉よりかなり良い +1 〃 やや良い 0 〃 と同程度 −1 〃 やや劣る −2 〃 かなり劣る 表1の結果から本発明による製品は食惑、味覚5共に向
上し、特にエマルジョンの注入量が15%以上からその
効果が顕著に現われ、20%注入区ては天然の良質が霜
降りロース肉と比較して遜色のないものであつた。
実施例2 国内産経産牛のモモ肉てあるナカ肉(マープリングスコ
ア、+2)3.5kgを軟化のためにテングライザーに
1回通した後に、これを3分割した。
その1区分1.3k9に、パパインの添加量を180p
pmに変更した実施例1のエマルジョンを注入し、注.
入後のナカ肉1.6k9を得た(実施例2)。比較のた
めに他の1区分は注入せす、(比較例2−1)、残りの
l区分1.2k9は上記実施例の脂肪の代りに精ォゝ製
牛脂だけを同等の方法て注入した1.45k9のナカ肉
(比較例2−2)を用意した。前記3区分の肉はそれぞ
れ実施例1と同様にサーロイン型に成形・凍結後、一部
は厚さ1.2cmスライスした。
最終製品は下記の条件で加熱した後、官能検査を実施例
1と同方法て行い、その結果を表2に示した。
表2より、単に牛脂肪だけ注入した製品では調理の際の
加熱によつて注入した脂肪分のほとんどを流出すること
からその効果が現われなかつたのに比べ、本発明により
製品では、食感、味覚、調理適性共に顕著に向上したこ
とが認められる。
実施例3牛内臓周囲の脂肪部(けんねん一過酸化物価1
.7meq/5k9から、実施例1と同操作によつて精
製牛脂4.1k9を得た。
この精製牛脂52.5部と水42.5部、卵白1.温及
び調味料3.8部(ミートエキス1.5部、アミノ酸工
キズ1部、香辛料1.3部)からなるエマルジョンを5
5゜Cで調製し、前記注射機にて、解凍後1晩5゜Cに
保持した輸入モモ肉であるトップサイド(マープリング
スコア、0)にその重量の20%を注入した。上記処理
をした肉と、無処理の肉をそれぞれ口ーストビーフ用の
原料肉として、成形後1.5%の食塩及び0.6%の香
辛料で味付けをした。
次に加熱工程ては200゜C−2吟、150C−3吟で
2段加熱(中心温度65゜C)し、終了後+2℃の冷蔵
庫中で1晩冷却した。官能検査は実施例1と同じ方法に
よつて行い、(の結果を表3に示した。
表3の結果から本発明によるローストビーフは牛脂肪特
有のフレーバーを有し、こく味があり、猾らかな舌ざわ
りの゛ある点に於いて、無処理と比佼してその効果が有
意に認められる。
エマルジョンは、牛脂肪45部、水55部に上表の各乳
化剤(卵白、乳たん白、大豆たん白、小麦たん白)を0
.8〜10部の割合で添加して、55℃一18,000
r.p.mで5分間ホモジナイズすることによつて作製
した。
牛脂肪は、ケンネン脂をミンチ後、溶融ろ過したものを
使用した。70℃−3紛間の加熱は、各エマルジョンを
φ35Tf$Lのガラス容器に入れ、恒温水槽中で加熱
した。
結果の説明 牛脂肪45部、水55部の系において、卵白は0.8部
以上から乳化力を有し、2部の添加でゲル状となり流動
性が失われた。
低温での固化性は、乳化力の認められた0.8−1.6
部の添加全てに良好な凝固性が現われた。また、70゜
C−3吟の加熱は、調理加熱時の条件を想定したものて
あつて、この時点でエマルジョンは一部乳化がこわれ、
残存部分はゲルの状態で肉中に留まることが理想である
。この点に関し、卵白は、0.8−1.4部の間で良好
な結果が得られている。以上のように、中温流動性、低
温固化性、高温,ゲル化性、全てを有するエマルジョン
は、牛脂肪45部、水55部の系において、卵白が、0
.8−1.4部の範囲内たけ作製可能てあつた。
一方、乳たん白は、3.6部以上から乳化力が認められ
、更に、8部以上から低温固化性が現われたが、70℃
−3紛の加熱に対してw部添加でもエマルジョンの安定
性、及びゲル化力共に認められなかつた。
又、w部添加のエマルジョンは、強烈なりティン臭を呈
し、味覚的に許容できる範囲内で前記エマルジョンに必
須な3性状を満たすことはできなかつた。同様に、大豆
たん白の場合も、0.8部以上て乳.化力、4部以上て
低温固化力、6部て加熱ゲル化性が認められたが、6部
添加のエマルジョンは、黄色に着色し、大豆臭が現われ
、官能的な許容範囲での満足なエマルジョンの作製はで
きなかつた。
小麦たん白は、0.8部からw部まで乳化力は認められ
ず、w部以上ては官能的にも好ましい状態ではなかつた
。
これらの結果から、本系におけるエマルジョンに使用可
能な乳化剤は卵白だけてありしかも、0.8−1.4部
の添加量においてのみ霜降り状食肉注入用として満足す
るエマルジョンとなることが判明した。
本発明によるエマルジョン及び特開昭58一89161
号のエマルジョン組成は、下記の通りである。
*乳化剤一カゼインナトリウム 40たん白加水
分解物 24天然ガム 5 燐酸塩 16てん粉分解
物 14水溶性ゼラチン 1 各エマルジョンは、原料肉100に対して2唱注入し、
注入した原料肉は直ちに凍結後1.2cmの厚さにスラ
イスした。
クツキングロスは次の式より算出した。
結果の説明 表に示したように本発明により作製した霜降り状食肉の
クツキングロスは、特開昭58−89161号)のエマ
ルジョン及び牛脂だけを注入した場合と比較して明らか
に少ない結果てあつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 脂肪40〜60重量部、卵白1重量部、及び水30
    〜60重量部を、前記脂肪の固化温度より高くかつ卵白
    の熱変性温度より低い温度で乳化し、得られるエマルジ
    ョンを前記範囲内の温度に保持しながら、食肉に注入す
    ることを特徴とする霜降り状食肉の製造方法。
JP58038091A 1983-03-08 1983-03-08 霜降り状食肉の製造方法 Expired JPS6049472B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0659166B2 (ja) * 1988-11-02 1994-08-10 和光堂株式会社 油脂乳化物とそれを用いた生肉の加工法
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