JPS6050574B2 - 高分子重合体の架橋発泡成形方法および装置 - Google Patents

高分子重合体の架橋発泡成形方法および装置

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JPS6050574B2 JP52031406A JP3140677A JPS6050574B2 JP S6050574 B2 JPS6050574 B2 JP S6050574B2 JP 52031406 A JP52031406 A JP 52031406A JP 3140677 A JP3140677 A JP 3140677A JP S6050574 B2 JPS6050574 B2 JP S6050574B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は高分子重合体から架橋発泡体を成形する方法
の改良に関する。
高分子重合体の発泡成形には、目的とする製品に応じて
、発泡セルが互いに連通した連続気泡構造を有する発泡
体の成形と、各々のセルが独立した気泡構造を有する発
泡体の成形との2通りの方法があり、さらにセルの形状
や大きさの違いによつて感触、機械的強度、電気的特性
の異なる成形品が得られる。
連続気泡構造を有する発泡体の成形方法は、一般に無機
固体発泡剤、有機固体発泡剤、揮発性発ノ泡剤などを用
い、自由に種々の成形品を選択できることが知られてい
る。
独立気泡構造を有する発泡体の成形方法には、1 予め
高分子重合体(以下可塑物という)に発泡剤を添加した
のち加熱溶融する方法、または先丁ず可塑物のみを加熱
溶融した時点で外部から発泡剤を添加する方法のいずれ
の場合にも、可塑物の溶融粘度を発泡剤ガス圧とのバラ
ンスで適正となるように溶融温度を調節する方法、2増
粘剤を添加する方法、3架橋反応による粘度増加を利用
する方法などがある。
これらのうち1の方法においては、可塑物の溶融粘度が
発泡に適しているポリ塩化ビニル、アクリル・ブタジエ
ン●スチレン共重合体、ポリスチレンなどを用いる場合
にはよいが、溶融粘度の低下が大きい可塑物に対しては
できる限り融点近くで成形する必要があり、発泡剤の発
泡温度との関係から発泡の均一性の点からも好ましいも
のでなかつた。2の方法では溶融した際の可塑物の粘度
を増粘剤て補うもので、成形性の自由度は大きいが、発
泡剤と基体となる可塑物との相溶性、分散性などにより
材料の選択が限定される。
また、3の方法に関しては、架橋剤の高分子材料であれ
ばどのような可塑物を用いてもよいが、架橋温度および
架橋度との関係において架橋可塑物の成形性に難点があ
つた。すなわち、架橋反応して分子構造が3次元化する
ことによる増粘効果を利用して独立発泡させようとする
−ものてあるが、架橋が進行する温度に達すると架橋度
は時間の函数となり、架橋が進行しすぎると流動性を失
い成形が困難となり、架橋が進行しすぎても、発泡が進
行しすぎてもよくなく、架橋の進行に伴う粘度変化とバ
ランスしながら発泡が進1行することが望ましい。これ
らの点から従来は未架橋、未発泡てタイから押出し、後
の工程て非連続的にブレスあるいはオープン中で先ず架
橋を進行させ、次いで発泡を行なわせたり、あるいは架
橋と発泡を同時に進行させたりしていた。近年、架橋成
形技術は、従来の押出技術である架橋開始温度以下の温
度にて押出す方法から、架橋が実質的に進行する温度に
昇温してから押出す技術に変つてきたために、均一でし
かも短時間に昇温させ、可塑物の架橋は進行しているが
未だ流3動性を失わない間にタイから押出そうとする方
法、たとえば特開昭50−40667、特開昭50−1
54360、特開昭51−96858、特開昭51−9
7668などが提案されている。
この発明は、可塑物に架橋剤および発泡剤を添4加した
混合物から架橋発泡体を連続的に成形する方法において
、上記の方法をさらに改善したものてある。
連続的に所定の架橋発泡体を成形するには、タイノズル
出口すでに実質的な架橋が進行しているか、あるいは架
橋が急激に進行する温度にあること、およびダイノズル
より押出されてから所望の最終架橋度に達するまでの時
間(Ts)と、所望の最終発泡度に達するまでの時間(
Tr)との間にTr〉Tsの関係が得られることが必要
である。
また、このような関係を得るためには、架橋剤が実質的
に分解する温度以上で、かつ発泡剤が実質的に分解また
は沸騰する温度以上に短時間に昇温するこ・と、および
上記条件を満たす温度に昇温されたら、昇温開始時から
の時間がその温度における架橋剤の半減期以内にダイノ
ズルから押出すことが必要であることが分つた。なお、
ここで言う半減期とは、その温度て加熱分解させたとき
に初めの架橋剤濃度の112を分解させるに必要な時間
を指す。すなわち、昇温開始から昇温後ダイノズル出口
までの適過時間(昇温時間)をTpとすると、Tp=f
(Q)とTpは押出量Qの函数とみることがてきる。ま
た、前記半減期以内の時間内で押出すのに可能な限界時
間をTcとすると、Tp<Tcとなるように通過時間(
昇温時間)を調節することが必要てある。したがつて、
押出量(時間)と発熱量(温度)が各々独立して自在に
調節てきるようにすれは、タイノズル出口で発泡に適正
な粘度を与える架橋度て種々の発泡状態を有する成形物
が連続して得られることを見出した。これは、半減期以
上の時間ては架橋が進行しすぎて発泡を押えてしまうと
いう知見によるものである。上述したこの発明による成
形条件を一括して式で示すと次のとおりである。
(たたし、Tcは架橋剤の分解温度、Tfは発 泡剤
の分解温度または沸騰温度、Tpは溶 融樹脂の昇温終
了時の所定温度、TcはTpにおける架橋剤の半減期(
時間)、Tpは昇 温時間からTpに到達しタイノズル
から押 出すまての時間、Qは押出量)この発明で使用
される架橋剤は、t−ブチルヒドロペルオキシド、p−
メンタンヒドロペルオキシド、クメンヒドロオキシドな
どのヒドロ過酸物、過酸化ジt−ブチル、2,5−ジメ
チルー2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、
過酸化t−ブチルクミン、過酸化ジクミルなどの過酸化
ジアルキル、過酸化アセチル、過酸化プロピオニル、過
酸化イソブチリル、過酸化ベンゾイルなどの過酸化ジア
シル、過酢酸t−ブチル、過2−エチルヘキサン酸t−
ブチル、t−ブチル過炭酸イソプロピルなどの過酸エス
テル、メチルエチルケトンペルオキシド、シクロヘキサ
ノンペルオキシドなどのケトンペルオキシド、1,1″
−ジー(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサンなどの
ペルオキシケタノールなどであり、その分解温度が可塑
物の融点よりも高く、かつ可塑物との反応性および発泡
剤との安定性を考慮して選べはよい。
発泡剤としては、炭酸アンモニア、重炭酸ソーダ、亜硝
酸ソーダと塩化アンモニウムとの混合物などの無機発泡
剤、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、ベンゼンス
ルホニルヒドラジド、アゾジカルボンアミド、ジエチル
アゾジカルボキシレートなどの有機発泡剤などが用いら
れ、これらに分解温度調整用の尿素系助剤あるいは有機
酸系剤、金属塩系助剤などを併用してもよい。
また発泡剤として有機溶剤を使用することもてきる。発
泡剤は、可塑物の融点、架橋剤の分解温度、成形物の発
泡倍率および品質を考慮して選べばよい。無機発泡剤お
よび有機発泡剤はとくに限定されるものでないが、分解
速度の大きいものが好ましく、発泡剤が顕著に分解する
温度が架橋剤のそれに等しいか、あるいはその以下の方
が成形が容易になる。発泡剤の添加量は所望の発泡密度
、分解効率によつて主に決定される。一般に発泡剤を可
塑物に添加して発泡させる場合、有効に作用するのは初
めに添加した発泡剤の15〜30%程度で、あとの70
〜85%は成形品中に残ることが多く、これを有効に発
泡させて所望の発泡密度を得るには、架橋剤の添加量や
可塑物の種類に関係なく20〜30%の架橋率(有機溶
剤にて膨濶抽出したときの不溶ゲル分の10紛率)に達
したところで発泡させるのが好ましい。種々の試験を行
なつた結果、上記の架橋率が得られるのは、架橋剤およ
び可塑物の種類に関係なく、各温度において架橋剤の分
解量が初期濃度の112になる時間すなわち半減期内で
あることを見出した。
これは架橋剤の分解がとくに時間に対しては指数函数的
てあり、分解が50%程度まては非常に早くてそれ以上
は緩慢に分解するために、実質上50%程度も分解して
いれば所望の最終架橋率に対し十分な架橋率を得ること
ができるためと考えられる。一方、可塑物との反応は一
般に一次反応てあるため、架橋は架橋剤の分解に比べて
ゆつくりと進行するのて、半減期内ては架橋率を時間に
よつて自由に制御できるためと思われる。ノ 第1図は
、一般的に言われている架橋剤の分解量を半減期を基準
に示したものである。第2図は、温度に対する半減期を
プロットした一例てあり、aは過酸化ジクミル、bは2
,5−ジメチルー2,5−ジ(tーブチルパーオキシ)
ヘキシン・−3で、それらの0.2モル/′ベンゼン溶
液を加熱分解させて活性酸素量の低下を測定して算出し
たものである。上記の活性酸素量とは、化学反応性に富
む酸素量を言い、原子状態が準安定状態にある酸素の量
を言う。第3図は、高分子重合体にフ架橋剤を混和した
ものの各温度における時間に対する架橋率の変化を示し
たもので、その詳細は次のとおりである。実験は各試料
を未架橋状態で溶融したのち1?厚さの試料片にブレス
し、これを直ちに上記温度に保たれたシリコーンオイル
中で一定時間浸漬したのち18゜Cの水で急冷したもの
の架橋率を測定した。
なお、試料片の1Tmmの厚さは、可塑物の熱伝導率(
一般的に小さい)を無視できるほど肉厚方向に短時間に
昇温できる厚さとして決定してあり、試料片全体を昇温
する際に周囲のシリコーンオイルの温度が低下しないよ
うに、容量をできるだけ大きくとつて強制攪拌を行なつ
た。第2図から各温度における各架橋剤の半減期を求め
、これを第3図に当てはめると半減期における架橋率は
35〜40%以下(斜線部分)を示している。
ここでこれら関係を求める前提条件として、可塑物を架
橋させる場合所望の最終架橋率を得るのに必要な最適の
架橋剤量があればよく、それ以上の添加量は残渣として
残り無意味であるという見解に立つている。これとは逆
に第3図中のDはBに比べて架橋剤が少なく、半減期に
おける架橋率は17〜18%程度てあり、Bと同じ効果
を得よう、とするには温度とさらに上げる必要がある。
したがつて、半減期内の時間てあれは架橋剤や可塑物の
種類および温度に関係なく架橋発泡に適正な粘度を付与
することがてき、この場合温度と時間が各々独立して制
御できることが重要である。次にこの発明を実施例によ
つて詳しく説明する。実施例 高分子重合体 低密度ポリエチレン100重量部架 橋
剤 過酸化ジクミル 1重量部 (分解
温度(Te) 約166℃) 発 泡 剤 アゾジカノUυアミド 20重昂部上
記混合物に発泡助剤としてステアリン酸鉛を少量添加し
て発泡剤の分解温度(Tf)を約185℃に調整した材
料21を、第4図に示すような本発明実施装置のホッパ
1から投入し、変速可能な駆動源11と歯車12とて回
転されるスクリュ3、スクリュ先端部のノーズコーン4
およびヒータ15により未架橋、未発泡の温度(〈Tf
,Tc)にて均一に可塑化あるいは架橋剤および発泡剤
の分解開始温度以上に発熱昇温させ、第1段のシリンダ
2と直角に連接され外周にヒータ15を具えた第2段の
シリンダ5内に可塑化溶融体22を送り込む。
シリンダ5内には、搬送用のネジ部6と、先端にシリン
ダ5との間隙で回転による剪断発熱を与えるための回転
を矛リフイス7とキャップ8からなり、前記変速可能な
駆動源11とは独立して変速可能な駆動源14と歯車1
3とて回転されノるロータ16が装入されている。第1
段のシリンダ2から送り込んだ溶融体22を、回転オリ
フィス7によつて短時間に、しかも架橋剤と発泡剤の分
解温度(Te,Tl)以上の温度(Tp)に昇温させ、
さらに所定温度(Tp)に温度制御された熱媒体液(温
油)を還流するジャケット10を設けたダイノズル9か
ら押出す。
押出された溶融体23は、第1段押出機のスクリュ回転
による押出量と、押出量の変化に対して関係なく独立し
て回転数を調整てきる第2段の回転ロータ16による剪
断発熱量とで、昇温開始から昇温終了後ダイノズル9の
出口までの通過時間(Tp)と温度(Tp)を選定調節
することによつてグイノズル9を出た直後に発泡を開始
し、サイジングダイ(図示せず)で形を整えた品質の良
好な所望の架橋発泡成形物を得た。このときの条件はの
とおりである。ダイノズル出口での溶融体温度(Tp)
=190゜C押出量(Q)=35k91hr昇温前の溶
融体の温度=1377C 昇温開始からグイノズル出口までの 通過時間(Tp)=1鍛ダイノ
ズル出口での架橋率=約25%サイジング後の成形物の
発泡倍率=28倍サイジング後の成形物の架橋率=68
.3%比較例実施例と同じ材料を用い、同じ装置により
下記の条件で架橋発泡成形を行なつた。
ダイノズル出口での溶融体温度(Tp)=190゜C押
出量(Q)=15k91hr昇温前の溶融体の温度=1
28℃ 昇温開始からダイノズル出口までの 通過時間(Tp)=約3囲2上記
の条件にて回転オリフィス7の回転を変化させ、種々の
樹脂温度におけるダイノズル出口の架橋率を測定した。
その結果を第5図に示す。上記の押出量においては良好
な架橋発泡成形品を得ることができす、発泡剤の分解温
度以上におけるサイジング後の発泡倍率は1皓以下であ
つた。これは3叩2の半減期を得るに必要な温度は第2
図より約182′Cてあることから、182′C以上は
架橋が進行しすぎて発泡が抑えられてしまうためである
【図面の簡単な説明】
第1図は架橋剤の分解量と時間との関係を示す曲線図、
第2図は架橋剤の温度に対する半減期を示す線図、第3
図は架橋剤を含む高分子重合体の各温度における架橋率
と時間との関係を示す曲線図、第4図は本発明実施装置
の断面図、第5図は比較例における樹脂温度と架橋率の
関係を示す曲線図である。 2・・・第1段のシリンダ、3・・・スクリュ、5・・
・第2段のシリンダ、6・・・ネジ部、7・・・回転オ
リフィス、8・・・キャップ、9・・・グイノズル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 架橋剤と発泡剤を混和した高分子重合体をスクリュ
    押出機で架橋反応および発泡が起きない温度および圧力
    下で溶融、混練し、次いでこの溶融体を溶融体の分子間
    剪断によつて架橋剤の分解温度以上で、かつ発泡剤の分
    解温度または沸騰温度以上の所定温度に昇温してから押
    出す工程において、溶融体を昇温し始めてから該所定温
    度に到達しダイノズルから押出すまでの時間を、前記架
    橋剤の該所定温度における半減期よりも短かい時間内で
    押出すものとし、該押出時間の調節は前記溶融体の押出
    量を変化させることによつて行なうことを特徴とする高
    分子重合体の架橋発泡成形方法。 2 架橋剤と発泡剤を混和した高分子重合体を架橋反応
    および発泡が起きない温度および圧力下で溶融、混練す
    る単軸又は二軸スクリュを回転変速可能に装架した第1
    段押出機と、この第1段押出機の押出口に接続され、前
    記高分子重合体の溶融体を搬送するねじ部及びこのねじ
    部の先端に一体に形成されシリンダ内周面と協働する回
    転オリフィスを設けたロータを前記第1段押出機のスク
    リュとは独立して回転変速可能に装架した第2段押出機
    とよりなり、前記溶融体は前記回転オリフィスにおける
    分子間剪断速度のみによつて架橋剤の分解温度及び発泡
    剤の分解温度又は沸騰温度以上の所定温度に発熱昇温し
    、前記回転オリフィスにおいて前記溶融体が発熱昇温し
    始めてから前記所定温度に到達しダイノズルから押出す
    までの時間は前記第1段押出機からの供給量のみによつ
    て前記所定温度における架橋剤の半減期より短かく調節
    し得るようにしたことを特徴とする高分子重合体の架橋
    発泡成形装置。
JP52031406A 1977-03-22 1977-03-22 高分子重合体の架橋発泡成形方法および装置 Expired JPS6050574B2 (ja)

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