JPS6050860B2 - 耐摩耗性高透磁率磁性材料の製造方法 - Google Patents
耐摩耗性高透磁率磁性材料の製造方法Info
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- JPS6050860B2 JPS6050860B2 JP51136317A JP13631776A JPS6050860B2 JP S6050860 B2 JPS6050860 B2 JP S6050860B2 JP 51136317 A JP51136317 A JP 51136317A JP 13631776 A JP13631776 A JP 13631776A JP S6050860 B2 JPS6050860 B2 JP S6050860B2
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は特にオーディオ用テープレコーダ、電子計算
機、VTR等用の各種磁気ヘッドに用いられて顕著な効
果を発揮する耐摩耗性高透磁率磁性材料の製造方法に関
するものである。
機、VTR等用の各種磁気ヘッドに用いられて顕著な効
果を発揮する耐摩耗性高透磁率磁性材料の製造方法に関
するものである。
磁気ヘッド材料は透磁率が高く、保持力が小さいこと
など磁気特性の良好なことに加えて、更に耐摩耗性や加
工性のような機械的な特性においても優れていることが
要求される。
など磁気特性の良好なことに加えて、更に耐摩耗性や加
工性のような機械的な特性においても優れていることが
要求される。
従来磁気ヘッド用磁性合金として、Fe−Ni系合金
(各種パーマロイ)あるいはFe−Al−Si系合金(
センタスト)などが主として使用されてい るが、何れ
も要求される磁気特性と機械特性を共 に満足するに至
つていない。
(各種パーマロイ)あるいはFe−Al−Si系合金(
センタスト)などが主として使用されてい るが、何れ
も要求される磁気特性と機械特性を共 に満足するに至
つていない。
本出願人は先に特願昭45−69222号において、
磁気特性、加工性において優れているFe−Ni系合金
にりおよびTiの少なくとも1種を含有せしめ、磁気記
録媒体(例えばに−Fe。
磁気特性、加工性において優れているFe−Ni系合金
にりおよびTiの少なくとも1種を含有せしめ、磁気記
録媒体(例えばに−Fe。
Oテープ)との摩擦によつて保護皮膜(酸化皮膜)を接
触摩擦面に生成し、耐摩耗性を付与せしめた耐摩耗性高
透磁率磁性材料を提供した。この発明に係る合金は一般
に行なわれているように材料の硬度を高くして耐摩耗性
を付与したものではないので、通常・のFe−Ni合金
と同様、加工性が極めて良好であり、従つて薄板の量産
が容易で経済性の点でも非常に有利てある特徴を有して
いる。又該合金に生成される耐摩耗性保護皮膜は摩擦速
度の遅い場合よりも速い場合に生成し易いので、特に電
子計算ノ機、VTR等の高速摺動用の磁気ヘッド材料に
用いられて顕著な耐摩耗性効果を発揮する特徴を有する
ものである。〔発明の目的〕 本発明は上記発明の耐摩耗性保護膜(酸化皮膜)の生成
に加えて、Fe−Ni系二元合金に添加される第3元素
の炭素化合物微粒子を母体合金中に生成分散させること
により、更に優れた耐摩耗性を付与せしめ、前述の高速
摺動用のみならず、オーディオ用テープレコーダのよう
な低速摺動の場合においても耐摩耗性が良好であり、尚
且つ磁気ヘッド材料として要求される磁気特性および加
工性を充分に満足する磁性材料の製造方法を提供するも
のである。
触摩擦面に生成し、耐摩耗性を付与せしめた耐摩耗性高
透磁率磁性材料を提供した。この発明に係る合金は一般
に行なわれているように材料の硬度を高くして耐摩耗性
を付与したものではないので、通常・のFe−Ni合金
と同様、加工性が極めて良好であり、従つて薄板の量産
が容易で経済性の点でも非常に有利てある特徴を有して
いる。又該合金に生成される耐摩耗性保護皮膜は摩擦速
度の遅い場合よりも速い場合に生成し易いので、特に電
子計算ノ機、VTR等の高速摺動用の磁気ヘッド材料に
用いられて顕著な耐摩耗性効果を発揮する特徴を有する
ものである。〔発明の目的〕 本発明は上記発明の耐摩耗性保護膜(酸化皮膜)の生成
に加えて、Fe−Ni系二元合金に添加される第3元素
の炭素化合物微粒子を母体合金中に生成分散させること
により、更に優れた耐摩耗性を付与せしめ、前述の高速
摺動用のみならず、オーディオ用テープレコーダのよう
な低速摺動の場合においても耐摩耗性が良好であり、尚
且つ磁気ヘッド材料として要求される磁気特性および加
工性を充分に満足する磁性材料の製造方法を提供するも
のである。
従来高透磁率の多元Fe−Ni系合金における第3成分
添加元素として周期律表第■a〜■a族のTil■、N
b,.Ta..Cr..MO,.W等がとりあげられて
いるが、これらの元素は熱力学的に安定な炭化物形成元
素である。
添加元素として周期律表第■a〜■a族のTil■、N
b,.Ta..Cr..MO,.W等がとりあげられて
いるが、これらの元素は熱力学的に安定な炭化物形成元
素である。
本発明者は耐摩耗性材料として好適な炭化物含有Fe−
Ni系合金の研究を行なつた結果、前記特願昭45−6
9222号において耐摩耗性保護膜(炭化皮膜)の生成
に有効な添加元素であつたTi或いはVを第3元素とし
て含む合金中に炭化物を分散させた場合に好結果が得ら
れ、特にT1を含む合金中に炭化物を分散させた場合に
極めて優れた耐摩耗性と良好な磁気特性の得られること
を見出し、これを効果的に実現するための製造方法を見
出した。この材料について優れた耐摩耗性の得られる理
由については現在の所明確ではないが、恐らく炭化物の
生成分散による合金の機械的強度の向上と炭化物分散に
よる耐摩耗性保護膜(酸化皮膜)の生成促進効果による
も.のと考えられる。すなわち本発明の特徴とするとこ
ろは、Ni75〜85wt%、TiO.5〜6Wt%、
V..MO..cr..wlNbのうち少なくとも1種
をTi量と合わせた総量で3〜10wt%、CO.O5
〜0.5wt%、残部が実質的!にFeからなる耐摩耗
性高透磁率磁性材料の製造方法において、Fe..Fi
..V..MO..Cr,.W..Nbのうち少なくと
も1種を真空中あるいは非酸化性ガス中で溶解精製し、
この溶湯にTi..C..Mnを非酸化性ガス雰囲気中
で添加することにある。
Ni系合金の研究を行なつた結果、前記特願昭45−6
9222号において耐摩耗性保護膜(炭化皮膜)の生成
に有効な添加元素であつたTi或いはVを第3元素とし
て含む合金中に炭化物を分散させた場合に好結果が得ら
れ、特にT1を含む合金中に炭化物を分散させた場合に
極めて優れた耐摩耗性と良好な磁気特性の得られること
を見出し、これを効果的に実現するための製造方法を見
出した。この材料について優れた耐摩耗性の得られる理
由については現在の所明確ではないが、恐らく炭化物の
生成分散による合金の機械的強度の向上と炭化物分散に
よる耐摩耗性保護膜(酸化皮膜)の生成促進効果による
も.のと考えられる。すなわち本発明の特徴とするとこ
ろは、Ni75〜85wt%、TiO.5〜6Wt%、
V..MO..cr..wlNbのうち少なくとも1種
をTi量と合わせた総量で3〜10wt%、CO.O5
〜0.5wt%、残部が実質的!にFeからなる耐摩耗
性高透磁率磁性材料の製造方法において、Fe..Fi
..V..MO..Cr,.W..Nbのうち少なくと
も1種を真空中あるいは非酸化性ガス中で溶解精製し、
この溶湯にTi..C..Mnを非酸化性ガス雰囲気中
で添加することにある。
こ・れにより、磁気特性および加工性を充分に満足し、
高速摺動および低速摺動における耐摩耗性が良好な磁性
材料を得ることができる。次に本発明磁性材料の成分元
素含有量について詳細に述べる。
高速摺動および低速摺動における耐摩耗性が良好な磁性
材料を得ることができる。次に本発明磁性材料の成分元
素含有量について詳細に述べる。
一般に強磁性体の初透磁率μoは磁区理論によれば次式
のように表わされる。ここにIsは飽和磁化、σは内部
応力、LSは飽和磁歪定数、Kは異方性エネルギーであ
る。上式より明らかなように、初透磁率μoはF,S.
l!11.Kに関係し、高透磁率が得られるためにはこ
れらの定数が小さいことが必要である。これらの定数は
合ノ金の組成や規則格子生成従つて熱処理における冷却
速度に依存する。Fi−Ni系合金においてはNi量が
75〜85wt%の範囲が1,Sの小さい領域で、この
範囲にあれば高透磁率が得られるが、Ni量が75wt
%以下或いは85wt%以上では1Sが大きくなり、磁
気ヘッド材料として望ましい高透磁率特性が得られない
。更に又、LSが0軸をよぎる79〜84Wt%の範囲
において最良の透磁率が実現できるのでこの範囲囲のN
i量が最も望ましい。第3元素としてFe−Ni二元合
金に添加されるTi.V..Cr,.MO..Nbは規
則格子の生成を抑制し、異方性エネルギーKを小さくす
る効果があり、その度合は添加元素の種類および添加量
によつて異なる。上記のような第3元素を添加すること
により、合金の熱処理の除急冷のような面倒な処理をし
なくとも異方性エネルギーKを小さくすることができ、
高透磁率特性が得られる。又これら第3元素の添加効果
として電気比抵抗が添加量と共に増加し、うず電流損失
を減少させ、周波数特性が改善される。材料の熱処理に
おいて実用的な冷却速度によつて異方性エネルギーKを
小さくでき、磁気ヘッド材料として必要な高透磁率特性
(POlO,OOO以上、HcO.O仄覧以下)を得る
ためには、第3成分元素量として必須の含有元素である
Tiその他の第3元素と合わせた総量で少なくとも3W
t%以上必要となる。又、添加量の増加と共に合金の飽
和磁束密度が減少するが、磁気ヘッド材料として必要な
飽和磁束密度(約4,000G以上)を有せしめるため
には第3元素量は総量で10wt%以下であることが必
要である。尚Cと結合した炭化物を生成した場合は異方
性エネルギーKに関与する第3成分元素量が生成炭化物
量に応じて減少する。必須の第3元素であるTiは炭化
物および耐摩耗性保護膜(酸化皮膜)の生成が効果的に
行なわれるために、少なくとも0.5wt%以上を必要
とする。
のように表わされる。ここにIsは飽和磁化、σは内部
応力、LSは飽和磁歪定数、Kは異方性エネルギーであ
る。上式より明らかなように、初透磁率μoはF,S.
l!11.Kに関係し、高透磁率が得られるためにはこ
れらの定数が小さいことが必要である。これらの定数は
合ノ金の組成や規則格子生成従つて熱処理における冷却
速度に依存する。Fi−Ni系合金においてはNi量が
75〜85wt%の範囲が1,Sの小さい領域で、この
範囲にあれば高透磁率が得られるが、Ni量が75wt
%以下或いは85wt%以上では1Sが大きくなり、磁
気ヘッド材料として望ましい高透磁率特性が得られない
。更に又、LSが0軸をよぎる79〜84Wt%の範囲
において最良の透磁率が実現できるのでこの範囲囲のN
i量が最も望ましい。第3元素としてFe−Ni二元合
金に添加されるTi.V..Cr,.MO..Nbは規
則格子の生成を抑制し、異方性エネルギーKを小さくす
る効果があり、その度合は添加元素の種類および添加量
によつて異なる。上記のような第3元素を添加すること
により、合金の熱処理の除急冷のような面倒な処理をし
なくとも異方性エネルギーKを小さくすることができ、
高透磁率特性が得られる。又これら第3元素の添加効果
として電気比抵抗が添加量と共に増加し、うず電流損失
を減少させ、周波数特性が改善される。材料の熱処理に
おいて実用的な冷却速度によつて異方性エネルギーKを
小さくでき、磁気ヘッド材料として必要な高透磁率特性
(POlO,OOO以上、HcO.O仄覧以下)を得る
ためには、第3成分元素量として必須の含有元素である
Tiその他の第3元素と合わせた総量で少なくとも3W
t%以上必要となる。又、添加量の増加と共に合金の飽
和磁束密度が減少するが、磁気ヘッド材料として必要な
飽和磁束密度(約4,000G以上)を有せしめるため
には第3元素量は総量で10wt%以下であることが必
要である。尚Cと結合した炭化物を生成した場合は異方
性エネルギーKに関与する第3成分元素量が生成炭化物
量に応じて減少する。必須の第3元素であるTiは炭化
物および耐摩耗性保護膜(酸化皮膜)の生成が効果的に
行なわれるために、少なくとも0.5wt%以上を必要
とする。
一方添加量の増加と共に合金の硬度が増大し、6wt%
以上を過ぎると脆化を起し、圧延加工が困難になるので
6wt%以下にする必要がある。又T1は酸化性が強い
元素てあり、4wt%以上では磁気ヘッド材料として必
要な高透磁率特性が得られにくい。従つて好ましいT1
量の範囲は0.5〜4wt%である。Tiは異方性エネ
ルギーKを小さくする効果が非常に小さい元素であるの
で、単独で添加するよりは他元素と組合せた方が高透磁
率特,性が得られ易い。優れた耐摩耗性が得られるとい
う点からは■との組合わせが最も効果的であるが、Vも
比較的酸化性の強い元素であるので、この組合わせの場
合のTi量は上記と同じ理由から1wt%以下が望まし
い。軟質磁性材料においては炭素は磁性に対して有害な
非金属元素の一つとされ、通常高透磁率磁性合金の場合
には0.05%以下、でき得れば0.01%以下に低減
するように努力が払われる。
以上を過ぎると脆化を起し、圧延加工が困難になるので
6wt%以下にする必要がある。又T1は酸化性が強い
元素てあり、4wt%以上では磁気ヘッド材料として必
要な高透磁率特性が得られにくい。従つて好ましいT1
量の範囲は0.5〜4wt%である。Tiは異方性エネ
ルギーKを小さくする効果が非常に小さい元素であるの
で、単独で添加するよりは他元素と組合せた方が高透磁
率特,性が得られ易い。優れた耐摩耗性が得られるとい
う点からは■との組合わせが最も効果的であるが、Vも
比較的酸化性の強い元素であるので、この組合わせの場
合のTi量は上記と同じ理由から1wt%以下が望まし
い。軟質磁性材料においては炭素は磁性に対して有害な
非金属元素の一つとされ、通常高透磁率磁性合金の場合
には0.05%以下、でき得れば0.01%以下に低減
するように努力が払われる。
本発明合金においては上記第3元素の炭化物を母合金中
に生−成分散せしめることを目的として炭素を添加する
ものである。この場合炭素が合金結晶中侵入型原子の状
態て存在することは磁気的に硬質化するので望ましくな
い。第1図はCの添加量と初透磁率および硬度との関係
を示した実施例の代表的特性である。すなわち、Ni8
3Wt%、V6wt%、TlO.75Wt%、残余Fe
を基体とし、これにCを種々量添加した合金を900′
CllOOO′C,llOO■Cおよび1200′Cの
温度て水素焼鈍した場合の特性曲線である。図から明ら
かなように、初透磁率は焼鈍温度に依存して概ね0.0
5〜0.15wt%のC量付近でピークを生じ、C=0
の場合よりも初透磁率が大きくなる傾向を示し、これ以
上Cを添加した場合は添加量の増加と共に次第に低下し
ていく。これはピーク点以下ではCの還元脱酸作用の効
果によるものてあり、ピーク点以上ては炭化物の生成に
よる影響の現われと解釈される。従つて炭化物を生成さ
せるためにはCを0.05wt%以上添加してやればよ
い。又硬度変化の曲線も約0.05%を変曲点としてC
の増加と共に徐々に増加する。これらの特性曲線かられ
かるように、目的を達成するのに有効な炭化物を生成さ
せるためにはCは少なくとも0.05wt%以上添加す
る必要がある。焼鈍温度の上昇と共に焼鈍雰囲気中に使
用される水素ガスによる脱炭作用が進行し、結晶粒成長
がおこり、透磁性が上昇してくる。従つて炭化物の分数
量を多くするためには、必要な磁気特性の得られる温度
で、而もできるだけ低い温度で焼鈍することが望ましい
。しかし、Cが0.5%以上になると1,200℃以上
の高温度で焼鈍しなければ磁気ヘッド材料として必要な
磁気特性が得られず、又、加工性が悪くなるので、0.
5%以上の添加は実用的でなくなる。従つてCの添加量
は0.05〜0.5wt%の範囲であるが、実用的な焼
鈍温度(1,100℃以下)で適量の炭化物分散と良好
な磁気特性が得られる点で好ましい添加量の範囲は0.
1〜0.4wt%である。磁気特性に対して殆ど影曲が
なく、圧延性など加工性の向上に有効な元素として■が
添加されるが、成分外元素として2Wt%まで添加して
も差支えない。
に生−成分散せしめることを目的として炭素を添加する
ものである。この場合炭素が合金結晶中侵入型原子の状
態て存在することは磁気的に硬質化するので望ましくな
い。第1図はCの添加量と初透磁率および硬度との関係
を示した実施例の代表的特性である。すなわち、Ni8
3Wt%、V6wt%、TlO.75Wt%、残余Fe
を基体とし、これにCを種々量添加した合金を900′
CllOOO′C,llOO■Cおよび1200′Cの
温度て水素焼鈍した場合の特性曲線である。図から明ら
かなように、初透磁率は焼鈍温度に依存して概ね0.0
5〜0.15wt%のC量付近でピークを生じ、C=0
の場合よりも初透磁率が大きくなる傾向を示し、これ以
上Cを添加した場合は添加量の増加と共に次第に低下し
ていく。これはピーク点以下ではCの還元脱酸作用の効
果によるものてあり、ピーク点以上ては炭化物の生成に
よる影響の現われと解釈される。従つて炭化物を生成さ
せるためにはCを0.05wt%以上添加してやればよ
い。又硬度変化の曲線も約0.05%を変曲点としてC
の増加と共に徐々に増加する。これらの特性曲線かられ
かるように、目的を達成するのに有効な炭化物を生成さ
せるためにはCは少なくとも0.05wt%以上添加す
る必要がある。焼鈍温度の上昇と共に焼鈍雰囲気中に使
用される水素ガスによる脱炭作用が進行し、結晶粒成長
がおこり、透磁性が上昇してくる。従つて炭化物の分数
量を多くするためには、必要な磁気特性の得られる温度
で、而もできるだけ低い温度で焼鈍することが望ましい
。しかし、Cが0.5%以上になると1,200℃以上
の高温度で焼鈍しなければ磁気ヘッド材料として必要な
磁気特性が得られず、又、加工性が悪くなるので、0.
5%以上の添加は実用的でなくなる。従つてCの添加量
は0.05〜0.5wt%の範囲であるが、実用的な焼
鈍温度(1,100℃以下)で適量の炭化物分散と良好
な磁気特性が得られる点で好ましい添加量の範囲は0.
1〜0.4wt%である。磁気特性に対して殆ど影曲が
なく、圧延性など加工性の向上に有効な元素として■が
添加されるが、成分外元素として2Wt%まで添加して
も差支えない。
又、脱酸剤としてSi..Mg..AI等の元素も成分
外として1wt%以下添加しても差支えない。以上述べ
た各種限定成分組成をもつ本発明合金の製造法について
次に述べる。
外として1wt%以下添加しても差支えない。以上述べ
た各種限定成分組成をもつ本発明合金の製造法について
次に述べる。
主成分として電解鉄、電解ニッケル第3成分元素として
金属モリブデン、金属バナジウム又はフェロバナジウム
、金属クロム、金属タングステン、金属ニオブ又はフェ
ロニオブ等通常の市販純素材を使用し所要の組成に配合
したものを高アルミナ質又はマグネシア質耐火性るつぼ
に入れて真空中又は非酸化性ガス(アルゴン、ヘリウム
、窒素等)中で溶解精製し、更にこの溶湯に金属チタン
又はフエロチタ)ン、白銑又はグラファイト、電解マン
ガンを不活性の非酸化性ガス(窒素、アルゴン等)雰囲
気中て添加し、炭化物(窒化物)生成反応させた後鉄製
の鋳型に注入する。本溶解工程に於て重要なことは炭素
の添加を非夕酸化性のガス雰囲気中で行なうことである
。
金属モリブデン、金属バナジウム又はフェロバナジウム
、金属クロム、金属タングステン、金属ニオブ又はフェ
ロニオブ等通常の市販純素材を使用し所要の組成に配合
したものを高アルミナ質又はマグネシア質耐火性るつぼ
に入れて真空中又は非酸化性ガス(アルゴン、ヘリウム
、窒素等)中で溶解精製し、更にこの溶湯に金属チタン
又はフエロチタ)ン、白銑又はグラファイト、電解マン
ガンを不活性の非酸化性ガス(窒素、アルゴン等)雰囲
気中て添加し、炭化物(窒化物)生成反応させた後鉄製
の鋳型に注入する。本溶解工程に於て重要なことは炭素
の添加を非夕酸化性のガス雰囲気中で行なうことである
。
炭素は一種の強力な還元脱酸剤なので真空中で炭素を添
加溶解した場合は溶湯がCOガス発生のため沸騰状態と
なり、るつぼの外に溶湯が飛散し、溶解作業にトラブル
を生ずるのみならず、合金組成がO変化し目標成分の合
金を得ることが非常に難しくなる。又チタンは非常に酸
化性の強い元素なので主成分を溶解しその溶湯に添加し
た方が減量損失なく溶融合金化し易い。又主成分を溶解
した溶湯に炭素を添加する場合の非酸化性雰囲気ガスに
窒素ガスを使用すれば、目的の耐摩耗性高透磁率磁性材
料を得るための製法としては更に効果的である。すなわ
ち、周期律表第1vaおよびVa族元素のチタン、バナ
ジウム、ニオブは熱力学的に安定な炭化物生成元素であ
るのみならず、安定な窒化物生成元素でもあり、本願発
明合金の必須添加成分であるチタンの窒化物(TiN)
やバナジウムの窒化物(VN)は特に安定な化合物で、
而もこれらの窒化物は炭化物同様摩耗性の優れた化合物
である。このように合金マトリックス須中に炭化物と窒
化物の両者を分散することにより合金の機械的強度が向
上するのみならず、耐摩耗性保護膜(酸化皮膜)の生成
促進効果が一段と強められる。従つて非酸化性雰囲気ガ
スとして窒素を使用した方が好結果が得られるので望ま
しい。かくして得られた合金塊を熱間で鍛造した後、熱
間および冷間圧延によつて所要の厚さの薄板に仕上げる
。
加溶解した場合は溶湯がCOガス発生のため沸騰状態と
なり、るつぼの外に溶湯が飛散し、溶解作業にトラブル
を生ずるのみならず、合金組成がO変化し目標成分の合
金を得ることが非常に難しくなる。又チタンは非常に酸
化性の強い元素なので主成分を溶解しその溶湯に添加し
た方が減量損失なく溶融合金化し易い。又主成分を溶解
した溶湯に炭素を添加する場合の非酸化性雰囲気ガスに
窒素ガスを使用すれば、目的の耐摩耗性高透磁率磁性材
料を得るための製法としては更に効果的である。すなわ
ち、周期律表第1vaおよびVa族元素のチタン、バナ
ジウム、ニオブは熱力学的に安定な炭化物生成元素であ
るのみならず、安定な窒化物生成元素でもあり、本願発
明合金の必須添加成分であるチタンの窒化物(TiN)
やバナジウムの窒化物(VN)は特に安定な化合物で、
而もこれらの窒化物は炭化物同様摩耗性の優れた化合物
である。このように合金マトリックス須中に炭化物と窒
化物の両者を分散することにより合金の機械的強度が向
上するのみならず、耐摩耗性保護膜(酸化皮膜)の生成
促進効果が一段と強められる。従つて非酸化性雰囲気ガ
スとして窒素を使用した方が好結果が得られるので望ま
しい。かくして得られた合金塊を熱間で鍛造した後、熱
間および冷間圧延によつて所要の厚さの薄板に仕上げる
。
冷間圧延工程において圧延率には特別な限定なく、適当
な中間焼鈍を行なつて加工してよいが中間焼鈍温度は9
00℃以下とすることが望一ましい。次に耐摩耗性の評
価方法について述べる。
な中間焼鈍を行なつて加工してよいが中間焼鈍温度は9
00℃以下とすることが望一ましい。次に耐摩耗性の評
価方法について述べる。
摩耗現象は極めて複雑であり、種々の因子が摩耗に関係
するか、従来一般には硬度が最大の支配因子と考えられ
、材料の耐摩耗性は硬度の大小によつて=のみ評価され
てきた。しかし摩耗は互に接触摩擦する物質表面層間の
現象てあつて、材料の硬度と摩耗との間には直接の関連
性がないことは特願昭45−692n号における実験結
果などで明らかになつている。そこで本発明合金の磁気
ヘッド材料と3しての耐摩耗性を評価するのに、磁性合
金と磁気テープとの間の摺動摩耗を測定する摩耗試験機
を特別に設計し、使用した。磁性合金の試験試料には寸
法が1T0L厚×1h×15醜の板片を焼鈍し、試験面
を鏡面状に研磨したものを用い、磁気テープ3はr−F
e2Oコンピュータテープを使用した。試験条件は試料
の接触面積1TnX101T0n1接触圧力1k9/C
ltl摩擦速度3m/Secおよび0.3Tn/Sec
の二種類で行なつた。以下の実施例に示される高速度3
7n/Secの場合の摩耗量は摩擦距離97Kmに4お
ける平均摩耗量であり、低速度0.3m/Secの場合
の摩耗量は摩擦距離65KTr1,における平均摩耗量
である。〔発明の実施例〕 以下本発明の実施例について説明する。
するか、従来一般には硬度が最大の支配因子と考えられ
、材料の耐摩耗性は硬度の大小によつて=のみ評価され
てきた。しかし摩耗は互に接触摩擦する物質表面層間の
現象てあつて、材料の硬度と摩耗との間には直接の関連
性がないことは特願昭45−692n号における実験結
果などで明らかになつている。そこで本発明合金の磁気
ヘッド材料と3しての耐摩耗性を評価するのに、磁性合
金と磁気テープとの間の摺動摩耗を測定する摩耗試験機
を特別に設計し、使用した。磁性合金の試験試料には寸
法が1T0L厚×1h×15醜の板片を焼鈍し、試験面
を鏡面状に研磨したものを用い、磁気テープ3はr−F
e2Oコンピュータテープを使用した。試験条件は試料
の接触面積1TnX101T0n1接触圧力1k9/C
ltl摩擦速度3m/Secおよび0.3Tn/Sec
の二種類で行なつた。以下の実施例に示される高速度3
7n/Secの場合の摩耗量は摩擦距離97Kmに4お
ける平均摩耗量であり、低速度0.3m/Secの場合
の摩耗量は摩擦距離65KTr1,における平均摩耗量
である。〔発明の実施例〕 以下本発明の実施例について説明する。
実施例1
重量比で82.8%Nll6%■、0.65%TilO
.l2%ClO.55%■残部実質的にFeよりなる合
金を4種類の溶製工程によつて製造した。
.l2%ClO.55%■残部実質的にFeよりなる合
金を4種類の溶製工程によつて製造した。
すなわち、主成分元素のNi.Feおよび第3成分元素
のVを上記の所定組成に配合し、これを高アルミナ質耐
火性るつぼに入れて高周波誘導炉により10−4T0r
r以下の真空中で溶解精製した後、この溶湯にノTil
CおよびMnを真空、大気圧の窒素、アルゴン、ヘリウ
ムガスの4種類の雰囲気中で添加し、炭化物生成反応並
びに窒化物生成反応(窒素雰囲気の場合)させた後鉄製
の鋳型に注入し造塊した。添加雰囲気が真空の場合はC
Oガスの突沸的発生のため溶湯がるつぼから外に飛散し
、溶解作業が非常に危険であつた。又得られた鋳塊も溶
解総重量の約25%減量したものであつた。これに対し
て窒素、アルゴン、ヘリウムの非酸化性ガス中で添加を
行なつた場合は真空中添加の楊合のようなトラブルは全
く発生しなかつた。得られた合金鋳塊の一部から化学分
析用試料を、そして残部鋼塊に熱間鍛造、熱間および冷
間圧延を施して17Trm厚板にしたものから耐摩耗性
試験片を、更に0.025wft薄板に圧延加工したも
のから外径4577177!,内径33T0nのリング
状の磁気特性試験試料を採取した。摩耗試験片および磁
性測定用リングコアは乾燥水素中900℃の温度て2時
間水素焼鈍処理を施した後試験に供した。表1に4種類
の溶製工程によつて製造した合金の化学成分、磁気特性
および耐摩耗性の試験データを示す。
のVを上記の所定組成に配合し、これを高アルミナ質耐
火性るつぼに入れて高周波誘導炉により10−4T0r
r以下の真空中で溶解精製した後、この溶湯にノTil
CおよびMnを真空、大気圧の窒素、アルゴン、ヘリウ
ムガスの4種類の雰囲気中で添加し、炭化物生成反応並
びに窒化物生成反応(窒素雰囲気の場合)させた後鉄製
の鋳型に注入し造塊した。添加雰囲気が真空の場合はC
Oガスの突沸的発生のため溶湯がるつぼから外に飛散し
、溶解作業が非常に危険であつた。又得られた鋳塊も溶
解総重量の約25%減量したものであつた。これに対し
て窒素、アルゴン、ヘリウムの非酸化性ガス中で添加を
行なつた場合は真空中添加の楊合のようなトラブルは全
く発生しなかつた。得られた合金鋳塊の一部から化学分
析用試料を、そして残部鋼塊に熱間鍛造、熱間および冷
間圧延を施して17Trm厚板にしたものから耐摩耗性
試験片を、更に0.025wft薄板に圧延加工したも
のから外径4577177!,内径33T0nのリング
状の磁気特性試験試料を採取した。摩耗試験片および磁
性測定用リングコアは乾燥水素中900℃の温度て2時
間水素焼鈍処理を施した後試験に供した。表1に4種類
の溶製工程によつて製造した合金の化学成分、磁気特性
および耐摩耗性の試験データを示す。
表中の磁気特性μeは励磁周波数1kHzにおける実効
透磁率てあり、摩耗量は摩擦速度が高速度3T!Rln
/SeCの場合のものである。表から明らかなように、
添加雰囲気が真空の場合は合金組成が目標成分から大巾
に変動し、良好な磁性が得られない。そして炭素量従つ
て炭火物生成量が少ないために摩耗量も多く耐摩耗性が
良くならない。非酸化性ガス雰囲気中添加ではいずれの
ガスを使用した場合も安定して目標成分の合金が得られ
る。又添加雰囲気として窒素ガスの使用が良好な耐摩耗
性高透磁率磁性材料を得るのに効果的であることがわか
る。実施例2Fe,.Niの主成分にMO4wt%、T
lO.75〜4wt%、CO.2〜0.5wt%添加し
た表2の合金番号1〜8に示すような組成から成る合金
を準備した。
透磁率てあり、摩耗量は摩擦速度が高速度3T!Rln
/SeCの場合のものである。表から明らかなように、
添加雰囲気が真空の場合は合金組成が目標成分から大巾
に変動し、良好な磁性が得られない。そして炭素量従つ
て炭火物生成量が少ないために摩耗量も多く耐摩耗性が
良くならない。非酸化性ガス雰囲気中添加ではいずれの
ガスを使用した場合も安定して目標成分の合金が得られ
る。又添加雰囲気として窒素ガスの使用が良好な耐摩耗
性高透磁率磁性材料を得るのに効果的であることがわか
る。実施例2Fe,.Niの主成分にMO4wt%、T
lO.75〜4wt%、CO.2〜0.5wt%添加し
た表2の合金番号1〜8に示すような組成から成る合金
を準備した。
合金の溶製工程は次のように行なつた。所定の組成に配
合した主成分元素のFe..Niと第3成分元素、8の
MOを高アルミナ質るつぼに入れて高周波誘導炉で真空
溶解精製した後、炉中に窒素ガスを大気圧に充填し、窒
素ガス雰囲気中で所定量のT1、Cを添加した。溶製さ
れた合金の化学成分はいずれも目標組成の許容範囲内に
あつた。これらの合金の0.2W$t厚圧延板から外径
457707!、内径33Tmmの磁性測定リングコア
を打ち抜き、これを1100′C(ただし合金番号8は
1150′C)の温度て乾燥水素(露点−60℃以下)
雰囲気中2時間(ただし合金番号・5は4時間)焼鈍し
た後常温まで炉中冷却した。その後水素雰囲気中600
℃に再加熱し、1時間保持後合金番号1〜3の組成合金
は1500′C/Hr、合金番号4〜8のものは600
℃/Hrの冷却速度で常温まで冷却した。又17r$L
厚さの摩耗試験試料も・それぞれリングコアと同様の熱
処理を施した。理的諸特性および摩耗特性を示したもの
である。尚同表に従来磁気ヘッド材料として使用されて
いる代表的Fe−Nj系合金のNi79Wt%−MO4
wt%一残余Fe合金(4−79rVT0パーマロイ)
とNi78Wt%一MO4wt%−CU5wt%一残余
Fe合金(パ−マー*ロイC)の特性の測定値も比較の
ため示した。この表から明らかなように本発明合金の磁
気特性は磁気ヘッド材料として充分満足する特性を有し
ており、尚且つ耐摩耗性においては従来のものよりも格
段に優れている。実施例3 第3元素としてT1、■を添加した場合で、Fe一Ni
主成分にV3.8〜6Wt%、TiO.5〜0.75W
t%、CO.l〜0.5wt%添加した表の合金番号9
〜18に示すような組成からなる合金を準備した。
合した主成分元素のFe..Niと第3成分元素、8の
MOを高アルミナ質るつぼに入れて高周波誘導炉で真空
溶解精製した後、炉中に窒素ガスを大気圧に充填し、窒
素ガス雰囲気中で所定量のT1、Cを添加した。溶製さ
れた合金の化学成分はいずれも目標組成の許容範囲内に
あつた。これらの合金の0.2W$t厚圧延板から外径
457707!、内径33Tmmの磁性測定リングコア
を打ち抜き、これを1100′C(ただし合金番号8は
1150′C)の温度て乾燥水素(露点−60℃以下)
雰囲気中2時間(ただし合金番号・5は4時間)焼鈍し
た後常温まで炉中冷却した。その後水素雰囲気中600
℃に再加熱し、1時間保持後合金番号1〜3の組成合金
は1500′C/Hr、合金番号4〜8のものは600
℃/Hrの冷却速度で常温まで冷却した。又17r$L
厚さの摩耗試験試料も・それぞれリングコアと同様の熱
処理を施した。理的諸特性および摩耗特性を示したもの
である。尚同表に従来磁気ヘッド材料として使用されて
いる代表的Fe−Nj系合金のNi79Wt%−MO4
wt%一残余Fe合金(4−79rVT0パーマロイ)
とNi78Wt%一MO4wt%−CU5wt%一残余
Fe合金(パ−マー*ロイC)の特性の測定値も比較の
ため示した。この表から明らかなように本発明合金の磁
気特性は磁気ヘッド材料として充分満足する特性を有し
ており、尚且つ耐摩耗性においては従来のものよりも格
段に優れている。実施例3 第3元素としてT1、■を添加した場合で、Fe一Ni
主成分にV3.8〜6Wt%、TiO.5〜0.75W
t%、CO.l〜0.5wt%添加した表の合金番号9
〜18に示すような組成からなる合金を準備した。
合金の溶製工程は実施例2と同様に所要の組成に配合し
た主成分元素のFe,,Niと第3成分元素のVを高ア
ルミナ質るつぼに入れて真空溶解精製した後、窒素ガス
を大気圧に充填し、窒素ガス雰囲気中で所定量のTi.
Cを添加した。溶製された各合金の化学成分はいずれも
目標組成の許容範囲内にあつた。これらの合金の0.2
瓢(合金番号9〜11)又は0.05Tf$L厚(合金
番号12〜18)圧延板から実施例.2と同様にリング
コアを採取し、これを900℃〜1100℃の温度て乾
燥水素(露点−60℃以下)雰囲気中2〜3時間焼鈍し
た後、常温まで炉中冷却した。次いで合金番号9〜11
の組成の合金は水素雰※V1ピEISiIl八ノー仁n
l(也り惑し」70式ア0 ※囲気中600℃に再加熱し、1時間保持後300゜C
/Hrの冷却速度で常温まで冷却した。
た主成分元素のFe,,Niと第3成分元素のVを高ア
ルミナ質るつぼに入れて真空溶解精製した後、窒素ガス
を大気圧に充填し、窒素ガス雰囲気中で所定量のTi.
Cを添加した。溶製された各合金の化学成分はいずれも
目標組成の許容範囲内にあつた。これらの合金の0.2
瓢(合金番号9〜11)又は0.05Tf$L厚(合金
番号12〜18)圧延板から実施例.2と同様にリング
コアを採取し、これを900℃〜1100℃の温度て乾
燥水素(露点−60℃以下)雰囲気中2〜3時間焼鈍し
た後、常温まで炉中冷却した。次いで合金番号9〜11
の組成の合金は水素雰※V1ピEISiIl八ノー仁n
l(也り惑し」70式ア0 ※囲気中600℃に再加熱し、1時間保持後300゜C
/Hrの冷却速度で常温まで冷却した。
又合金番号12〜18の組成のものは水素雰囲気中46
0℃に加熱し、4〜1時間(炭素含有量が多い程短時間
)保持した後常温まで自然冷却した。又各合金の1順厚
板より摩耗試験試料を採取し、リングコアと同様の熱処
理を施した後試験に供した。表4に上記のような処理を
行つた各合金試料について測定し得られた静磁気的並び
に物理的諸特性と摩耗特性を示す。
0℃に加熱し、4〜1時間(炭素含有量が多い程短時間
)保持した後常温まで自然冷却した。又各合金の1順厚
板より摩耗試験試料を採取し、リングコアと同様の熱処
理を施した後試験に供した。表4に上記のような処理を
行つた各合金試料について測定し得られた静磁気的並び
に物理的諸特性と摩耗特性を示す。
表から明らかなように実施例に示される本発明磁性合金
は磁気ヘッド材料として良好な磁性を有し、特に比電気
抵抗が大きいので優れた高周波磁性が得られる。又耐摩
耗性は表3に示した従来のFe−Ni系ヘッド材料と比
較して実施例2の合金よりもさらに優れており、Tiと
■を組合わせた場合に非常に効果的であることを示して
いる。 V1ピEISiIl八ノ.仁nl (也り惑し」テ0式70 実施例4 前記実施例においては、Tiの他の第3成分元素として
MOおよびVを添加した場合を示したが、炭化物の形成
、異方性エネルギーKの減少、比電気抵抗の増加等MO
,.Vと同様の効果をもlち、本発明の目的にかなう成
分元素として、Cr..W..Nbを添加した場合で表
2の合金番号】9〜21に示すような組成からなる合金
を準備した。
は磁気ヘッド材料として良好な磁性を有し、特に比電気
抵抗が大きいので優れた高周波磁性が得られる。又耐摩
耗性は表3に示した従来のFe−Ni系ヘッド材料と比
較して実施例2の合金よりもさらに優れており、Tiと
■を組合わせた場合に非常に効果的であることを示して
いる。 V1ピEISiIl八ノ.仁nl (也り惑し」テ0式70 実施例4 前記実施例においては、Tiの他の第3成分元素として
MOおよびVを添加した場合を示したが、炭化物の形成
、異方性エネルギーKの減少、比電気抵抗の増加等MO
,.Vと同様の効果をもlち、本発明の目的にかなう成
分元素として、Cr..W..Nbを添加した場合で表
2の合金番号】9〜21に示すような組成からなる合金
を準備した。
合金の溶製工程は前記実施例2および3と同様に所要の
組成に配合した主成分元素のFe..Niと第23成分
元素のCr..W或いはNbを高アルミナ質るつぼに入
れて真空溶解し精製した後、溶解炉中に、窒素ガスを大
気圧に充填し、所定量のTj.Cをい添加した。溶製さ
れた各合金の化学成分はいずれも目標組成の許容範囲内
にあつた。これらの合金の0.2W0fL厚圧延板から
磁性測定用リングコアを採取し、1Tnm厚の摩耗試験
試料と共に1100゜Cの温度で乾燥水素(露点−60
゜C以下)雰囲気中2〜4時間焼鈍した後常温まで炉中
冷却した。その後水素雰囲気中600′Cに再加熱し、
1時間保持後合金番号19の組成合金は300℃/Hr
l合金番号20のものは600℃/Hrl合金番号21
のものは1500′C/Hrの冷却速度て常温まで冷却
した。表5は上記のような処理を行なつた各合金試料に
ついて測定し得られた静磁気的並びに物理的諸特性と摩
耗特性を示したものである。
組成に配合した主成分元素のFe..Niと第23成分
元素のCr..W或いはNbを高アルミナ質るつぼに入
れて真空溶解し精製した後、溶解炉中に、窒素ガスを大
気圧に充填し、所定量のTj.Cをい添加した。溶製さ
れた各合金の化学成分はいずれも目標組成の許容範囲内
にあつた。これらの合金の0.2W0fL厚圧延板から
磁性測定用リングコアを採取し、1Tnm厚の摩耗試験
試料と共に1100゜Cの温度で乾燥水素(露点−60
゜C以下)雰囲気中2〜4時間焼鈍した後常温まで炉中
冷却した。その後水素雰囲気中600′Cに再加熱し、
1時間保持後合金番号19の組成合金は300℃/Hr
l合金番号20のものは600℃/Hrl合金番号21
のものは1500′C/Hrの冷却速度て常温まで冷却
した。表5は上記のような処理を行なつた各合金試料に
ついて測定し得られた静磁気的並びに物理的諸特性と摩
耗特性を示したものである。
これらの本発明合金においても、表3に示した従来のも
のと比較して、磁気特性、加工性を特に劣化させること
なく、摩耗特性がかなり改善される。〔発明の効果〕 上記各実施例からも判るように、本発明の製造方法によ
つて安定した溶製作業が可能となり、溶製合金の組成変
動も小さく、目標成分の耐摩耗性高透磁率磁性材料が容
易に得られる。
のと比較して、磁気特性、加工性を特に劣化させること
なく、摩耗特性がかなり改善される。〔発明の効果〕 上記各実施例からも判るように、本発明の製造方法によ
つて安定した溶製作業が可能となり、溶製合金の組成変
動も小さく、目標成分の耐摩耗性高透磁率磁性材料が容
易に得られる。
本発明の製造方法によつて得られる磁性材料は通常のF
e一Ni系軟質磁性合金の有している高透磁率性、低保
磁力性の特長を保有し、又、各実施例に示されるように
硬度は従来パーマロイより増大するが、加工性は従来パ
ーマロイと同様に通常の冷間圧延で0.1?以下の厚さ
も容易に圧延でき、問題なく、更に電気抵抗が高いため
優れた高周波特性が得られる。しかも摺動速度が高速、
低速の何れの場合も従来の磁気ヘッド材料として使用さ
れているFe−Ni系合金と比較して、耐摩耗性が非常
に優れているので、高性能、長寿命の各磁気ヘッド用と
して極めて有用な耐摩耗性高透磁率磁性材料ノである。
e一Ni系軟質磁性合金の有している高透磁率性、低保
磁力性の特長を保有し、又、各実施例に示されるように
硬度は従来パーマロイより増大するが、加工性は従来パ
ーマロイと同様に通常の冷間圧延で0.1?以下の厚さ
も容易に圧延でき、問題なく、更に電気抵抗が高いため
優れた高周波特性が得られる。しかも摺動速度が高速、
低速の何れの場合も従来の磁気ヘッド材料として使用さ
れているFe−Ni系合金と比較して、耐摩耗性が非常
に優れているので、高性能、長寿命の各磁気ヘッド用と
して極めて有用な耐摩耗性高透磁率磁性材料ノである。
第1図はNl83wt%、■6wt%、TiO.75W
t%、残余Feを基体とした合金にCを添加した時のC
含有量と初透磁率および硬度との関係を示す図てある。
t%、残余Feを基体とした合金にCを添加した時のC
含有量と初透磁率および硬度との関係を示す図てある。
Claims (1)
- 1 Ni75〜85Wt%、Ti0.5〜6Wt%、V
、Mo、Cr、W、Nbのうち少なくとも1種を前記T
i量と合わせた総量で3〜10Wt%、C0.05〜0
.5Wt%、残部がFeおよび不純物からなる耐摩耗性
高透磁率磁性材料の製造方法であつて、Fe、Ni、V
、Mo、Cr、W、Nbのうち少なくとも1種を真空中
あるいは非酸化性ガス中で溶解精製し、この溶湯にTi
、C、Mnを非酸化性ガス雰囲気中で添加することを特
徴とする耐摩耗性高透磁率磁性材料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51136317A JPS6050860B2 (ja) | 1976-11-15 | 1976-11-15 | 耐摩耗性高透磁率磁性材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51136317A JPS6050860B2 (ja) | 1976-11-15 | 1976-11-15 | 耐摩耗性高透磁率磁性材料の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5360817A JPS5360817A (en) | 1978-05-31 |
| JPS6050860B2 true JPS6050860B2 (ja) | 1985-11-11 |
Family
ID=15172377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51136317A Expired JPS6050860B2 (ja) | 1976-11-15 | 1976-11-15 | 耐摩耗性高透磁率磁性材料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6050860B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016216818A (ja) * | 2015-05-14 | 2016-12-22 | Tdk株式会社 | 軟磁性金属粉末、および、軟磁性金属圧粉コア。 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5649986B2 (ja) * | 1975-02-26 | 1981-11-26 |
-
1976
- 1976-11-15 JP JP51136317A patent/JPS6050860B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5360817A (en) | 1978-05-31 |
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