JPS605675B2 - ジカルボン酸ジエステルの電解合成法 - Google Patents

ジカルボン酸ジエステルの電解合成法

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JPS605675B2
JPS605675B2 JP56163175A JP16317581A JPS605675B2 JP S605675 B2 JPS605675 B2 JP S605675B2 JP 56163175 A JP56163175 A JP 56163175A JP 16317581 A JP16317581 A JP 16317581A JP S605675 B2 JPS605675 B2 JP S605675B2
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dicarboxylic acid
electrolysis
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amount
electrolyte
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章雄 川原
重雄 平松
浩 斉藤
泰三 広瀬
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Soken Kagaku KK
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Soken Kagaku KK
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジカルボン酸ジェステルの電解合成法に関する
ジカルボン酸のモノェステルを非水溶媒中で白Z金電極
などを用いて電解酸化によって2量体を作ることはブラ
ウンーウオーカ−(Brown−Walker)反応と
して知られている。
例えばセバシン酸ジヱステルなどがこの方法により合成
されている。セバシン酸ジェステルの電解合成の収率お
よび電流効率の向上については、これまで電流密度、ア
ジピン酸モノェステル濃度、支持電解質濃度やその種類
、電解液温度、電極材料の観点から検討されてきた。そ
の結果、電流密度は20〜600mA/の、好ましくは
50〜150机A/の、アジピン酸モノェステル濃度は
10〜5冊t%、支持電解質の種類はLiOH、NaO
H、KOH、NaOCH3、それらの濃度は10〜5肌
t%、電解液温度は50〜60℃、電極材料は白金ある
いは白金被覆チタンが適当であることが明らかにされて
いる。支持電解質の濃度を上げることは、浴電圧の観点
からは好ましいのであるが、逆に、セバシン酸ジェステ
ルの収率および電流効率の観点からは必ずしも好ましく
ない。このように、支持電解質の濃度はジカルポン酸ジ
ェステルの収率および電流効率に著しい影響を与えるに
もかかわらず、Browm−Walker反応における
その役割についての研究は殆どされていなかったのが実
状であった。
工業的な解決方法としては、ナローギャツプセル(Na
rrowGapCell)(特関昭53−3367号)
やイオン交換膜による二段電解法(C.A65、334
31966)が知られている。
前者は電解収率を上げるために支持電解質濃度を下げ、
裕電圧は電極間距離を極力狭くすることによって抑えて
いるが、特殊な電極構造ないしは電解槽が必要である。
後者の方法は支持電解質濃度を高めて隔膜なしの条件下
で理論電気量の70〜80%の電解を行ない、その後イ
オン交換膜を使用した電解槽で続いて実施している。し
かし、この方法も電解槽が複雑となり、また、不純副生
物も生成する。本発明者らはジカルボン酸ジェステルの
電解合成を工業規模で実施するに当たり、支持電解質の
役割について鋭意検討した結果、従来法とは異なり支持
電解質濃度を高くしても、この濃度に応じて通電電気量
を調節することにより、電流効率が低下せず、不純物の
生成を抑えて電解できることを見出した。
すなわち、本発明のジカルボン酸ジェステルの電解合成
法は、ジカルボン酸モノェステルを支持電解質の存在下
非水溶媒中で電解してジカルボン酸ジェステルを合成す
る方法に於て、電解液中のZ支持電解質/ジカルボン酸
モノェステルのモル比を0.1〜0.4の範囲に保持し
ながら、理論通電電気量の80%で電解し、次いで生成
ジカルポン酸ジェステルを電解液から回収した後、その
電解液にジカルボン酸モノェステルを追加して上記と同
じ条Z件で電解する操作を複数回線返することを特徴と
する。
アジピン酸モノェステル(AM)64夕、NaOH3.
2夕、CH30日252.2夕からなる電解液を、電流
密度100のA/嫌の条件下で理論通電電気量の214
0%まで通電を行ない、各電気量Q(理論通電電気量に
対する割合で示した。
)における電解液中のAMおよびSD(セバシン酸ジメ
チル)の存在比率を調べた。その結果、第1図に示すよ
うに、AMは電気量と共に直線的に減少し、理論通電電
2気量の100%においてAMの存在が零となる。他方
、SDは電気量の増大と共に直線的に増加し、理論通電
電気量100%を越えてもその直線の傾きが少さくなる
もの、それでもSDが生成していることが判明した。
3次に〔NaOH〕/〔AM
〕のモル比が0.1〜0.4の範囲において、SDの生
成率〜電気量Qの関係を示したのが第2図である。この
図からSDの直線的増大の湾曲点と〔NaOH〕/〔A
M〕モル比6との間には一定の関係があり、その比率8
が大3きくなるほど湾曲点までの電気量が少なくなるこ
とが示されている。〔NaOH〕/〔AM〕の湾曲点に
おけるQ値を示すのが第3図である。具体的には、〔N
aOH〕/〔AM〕のモル比=0.4のときは湾曲点ま
での必要電気量は理論値の80%となり、夕それ以上の
電解はSD収率および電流効率を著しく低下させること
になり、また副生物の生成も多い。したがって、不純物
の生成を抑えて、電流効率を高めようとすれば「上述の
場合「理論電気量の80%の通電で電解を打ち切ればよ
い。さらに、〔NaOH〕/〔AM〕のモル比によって
直線の湾曲点が変化する理由について研究を続けた結果
、第4図を得た。
この図は、電解前のAMのメタノール溶液にNaOHを
加えた場合のAMの変化を示すグラフである。AMにN
がが化合するため、フリーのAMが〔NaOH〕/〔A
M〕の増大と共に少なくなることを示している。事実、
この化合物を分析してみると、AMのNa塩であること
が判明した。以上の諸結果より、上述の湾曲点を越えて
の電解によって、電解液中にフリーのAMが存在しない
のにも拘らずSDの生成が起こるのは、AM−Na塩の
一部が電解反応に参加するためであるのが容易に理解さ
れる。
このように、本発明の方法は電解液中のフリーのジカル
ボン酸モノェステルが消耗された時点で電解を中止する
ことになるので、ジカルボン酸モノェステル塩はそのま
ま残り、この量が多いほど、すなわちジカルボン酸モノ
ェステルと支持電解質との比率が大きいほどジカルボン
酸ジェステルの収率は悪くなる。
しかしながら、これは回分式電解法によった場合であっ
て、前記の電解終了物からジカルボン酸ジェステルを回
収し、消耗された分のジカルボン酸モノェステルを供給
して再度電解を行ない、この操作を繰り返すことにより
、支持電解質比率に関係なく、高いジカルポン酸ジェス
テルの収率と高い電流効率が得られる。このような繰り
返し電解法を採用する場合は不純物が富。生しないこと
が重要である。不純物が副生すると、この副生物が蓄積
し、電解数を重ねるごとに、裕電圧の上昇、ジカルボン
酸ジェステル純度および収率の低下が避けられなくなる
からである。本発明の電解法によれば、ジカルポン酸モ
ノェステルと支持電解質との比率を所定の範囲に保持し
ながら、理論通電電気量の80%で、つまり前述した湾
曲点以下で電解を行なうので、不純物の創生は殆どなく
繰り返し電解法が採用できる。これに対して、従来の方
法は分離、精製を考慮していないもの′が多い。たとえ
ば、〔NaOH〕/〔AM〕のモル比=0.2の場合は
、通電電気量が理論値の100%を越える時点で電解液
が黄色になりガスクロ分析によるとこの時点で副生成物
が発生しているのが確認された。すなわち、理論値の1
00%以上(110〜120%)の通電を行なう従来法
では、副生成物が電解液中に存在することになり、分離
、精製が煩雑となる。繰り返し電解法を行なうには、例
えば、まず電解終了後の電解液を−5〜一30℃好まし
くは−10〜一20午0に1〜8時間好ましくは3〜6
時間冷却してジカルボン酸ジェステルを析出せしめる。
この冷却は直接ブラィンによって行なっても構わないが
、工業的には電解液を減圧下に導き溶媒(CはOH)の
蒸発潜熱により行なうのが好ましZい。ついで炉過して
回収した後、炉液中に消耗分のアジピン酸モノェステル
などのジカルボン酸モノェステルを追加、補充し、再度
電解し、この操作を繰り返せばよい。この繰り返し電解
操作は2〜10回好ましくは5〜10回行なうのが一般
的であZる。勿論、11回以上の繰り返しも可能である
。また、消耗分のジカルボン酸モノェステルの補充は前
記の冷却に先立って行なうこともでき、これにより、よ
り純度の高いジカルボン酸ジェステルを回収することが
できる。具体的には、2〔NaOH〕/〔AM〕のモル
比=0.4、AM64夕「CH80日252.2夕の電
解液に理論通電電気量を80%を通電した後、CH30
日の潜熱を利用した低温冷却分離によって析出するSD
を炉過分離し、電解消費したAM量を電解液に補給し、
真空蒸発による回収CH30日と合わせて第1回目と同
様な条件で電解する。
この操作を5回繰り返した結果、総合のSD収率は87
.95%、総合の電流効率は73%といずれも高い結果
を得た。 *ジカルボン酸モノェステ
ルと支持電解質との比率は0.1〜0.4であり、この
値が0.1未満では裕電圧が大きくなりすぎ、また、0
.4を越えると電解の進行に伴なつて支持電解質が析出
する。またこの比率は裕電圧の観点から大きい方が好ま
しく「例えば0.3〜0.4が好ましい。なお、以上、
セバシン酸ェステルを中心にして説明してきたが、本発
明がBrown−Walker反応一般に適用できるの
は勿論である。
本発明は)ジカルボン酸モノェステルと支持電解質との
比率に応じて通電電気量を調節することにより、この比
率に関係なく高い電流効率でジカルボン酸ジェステルを
得ることができ、しかも副生物の生成が抑制されるので
、繰り返し電解法の適用も可能である。
また、複雑な電極あるいは電解槽も必要としない。実施
例 1 (回分式電解法) 電解液をAM64夕、NaOHI.6〜6.4夕「C馬
OH252.2夕より調製し、ガラス製電解槽に入れた
使用するCH30日はCa○で脱水後、Mg存在下でリ
フラックスし、蒸留精製した。電極はPt電極(20×
20×0.3側)を用い電極間距離を2伽とした。電解
条件は電流密度100肌A/嫌、温度60℃、電気量は
理論値の80〜110%とした。電解槽上部にはコンデ
ンサーを取り付け実験中電解液が大気中より吸湿しない
よう蒸気出口コンデンサーに乾燥剤を取り付けた。その
結果を表1に示す。表−1〔Na皿〕八M〕SDの串鞠
収率(%)電流効率鮒浴電圧(物柳)通電電気戦%)0
.1 77.5 7.3
14.5 1100.2
73.5 7.3
9.7 1000.3
66.3 7.3
7.7 900.4
61.2 7.3
6.1 80※ 理論通電電気量を
100%とする。
回分式電解法であると〔NaOH〕/〔AM〕モ 4ル
比に合わせて通電電気量を調節する。
電流効率は73%の高い値となるが〔NaOH〕/〔A
M〕=0.4(モル比)の時のSD収率は61.2%と
低い値になつている。実施例 2 (低温冷却分離を組み合わせた繰返し電解法)電解液は
AM649、NaOH3.2夕、CH30日252.2
夕をガラス製電解槽に入れ、実施例1と同じ条件下で電
解を行なった。
通電電気量は理論値100%とし、電解後低温冷却分離
を行ないSDの回収後、再びAMを入れ第1回目と同様
に電解を行なった。繰返し6回電解した時の結果を表2
に示**す。この表から繰返し電解によってSD収率が
90.48%「電流効率が73%と著しく増大するのが
判る。表−2 電解回数 添加AM量 電解液中の 冷却分離回収 電
流効率係)浴電圧(Vそりの)(夕) SD量(夕)
SD量(夕)第1回目 64 33.8
24.4 73 9.8第2回
目 64 33.8十9.36 33.8
11.8第3回目 64
13
.5第4回目 35
12.3第5回目 35
11.
8第6回目 64
13.8△ 計 326
212.16 193.4 73
【図面の簡単な説明】
第1図は、理論電気量に対する通電電気量Q(%)とA
M(アジピン酸モノメチルェステル)およびSD(セバ
シン酸ジメチル)の存在量との関係を示すグラフである
。 第2図はQとSDの収率(生成率)の関係を示すグラフ
である。第3図は湾曲点における〔NaOH〕/〔AM
〕のモル比とQの値を示すグラフである。第4図はNa
OH量(〔NaOH〕/〔AM〕のモル比)とAM量と
の関係を示すグラフである。器ー図 第2図 鷺3図 猪4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ジカルボン酸モノエステルを支持電解質の存在下非
    水溶媒中で電解してジカルボン酸ジエステルを合成する
    方法に於て、電解液中の支持電解質/ジカルボン酸モノ
    エステルのモル比を0.1〜0.4の範囲に保持しなが
    ら、理論通電気量の80%で電解し、次いで生成ジカル
    ボン酸ジエステルを電解液から回収した後、その電解液
    にジカルボン酸モノエステルを追加して上記と同じ条件
    で電解する操作を複数回繰返すことを特徴とするジカル
    ボン酸ジエステルの電解合成法。
JP56163175A 1981-10-13 1981-10-13 ジカルボン酸ジエステルの電解合成法 Expired JPS605675B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6227554U (ja) * 1985-07-31 1987-02-19
JPS6450766U (ja) * 1987-09-25 1989-03-29
JPH0172855U (ja) * 1987-10-30 1989-05-16
JPH0240366U (ja) * 1988-09-13 1990-03-19

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JPH0240366U (ja) * 1988-09-13 1990-03-19

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