JPS606633B2 - ブドウ糖の製造方法 - Google Patents

ブドウ糖の製造方法

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JPS606633B2
JPS606633B2 JP1766181A JP1766181A JPS606633B2 JP S606633 B2 JPS606633 B2 JP S606633B2 JP 1766181 A JP1766181 A JP 1766181A JP 1766181 A JP1766181 A JP 1766181A JP S606633 B2 JPS606633 B2 JP S606633B2
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宏進 北川
茂樹 重定
敏夫 三原
義章 石松
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Denka Co Ltd
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Denki Kagaku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は固定化グルコアミラーゼによる澱粉からブドウ
糖を製造する方法の改良法に関し、特に部分的に加水分
解した澱粉を可溶性グルコアミラーゼと可溶性Qーアミ
ラーゼの2種類の酵素により、より高度に加水分解させ
、それを固定化グルコアミラーゼ存在下に反応させ、効
率よくブドウ糖を製造する方法に関する。
従来より工業的に広く行われている方法は、酵素液化−
酵素変換法の技術で、先づ約20〜40重量/容量%(
以下W′V%という)の澱粉と細菌性Q−アミラーゼの
如き液化用酵素を含む水性懸濁液を約85〜110午0
の高温で液化させ、澱粉を部分的に加水分解させる。
この場合の部分加水分解した澱粉のブドウ糖当量値(全
糖量に対する還元糖量の重量%、以下D.E.で表わす
)は10〜20が好ましい。次いで、グルコアミラーゼ
を用いて約50〜6yoでブドウ糖に変換するが、最終
ブドウ糖収率を対全糖量9の重量%以上とするためには
グルコアミラーゼの使用量に最適範囲が存在する。結局
、最高のブドウ糖収率を得るには、少し、グルコアミラ
ーゼ量で約60〜7畑時間という長い反応時間を要して
おり、工業的に多大のエネルギー消費を要している現状
である。そこで、反応時間の短縮、グルコアミラーゼ使
用量節減、反応器の縦少等の利点を有し、工業的糖化の
諸問題解決手段として望ましいところの固定化酵素を用
いる連続的ブドウ糖製造法が考えられおり、特開昭54
−157892獣こは、簡単かつ経済的な固定化法であ
る粒状ゼラチンにグルタルアルデヒドのような多官能性
架橋剤を介してグルコアミラーゼを結合させる方法が提
案されている。
しかし、最終ブドウ糖生成率(糖化液固形分あたりのブ
ドウ糖含有率、以下DXという)工業的に十分とはいえ
ない欠点がある。固定化グルコアミラ−ゼとQーアミラ
ーゼを紐合せた酵素系の使用による澱粉のブドウ糖への
変換法が米国特許第4102745号に知られているが
、両酵素の最適作用条件が異ることなどにより「反応に
長時間を要する欠点がある。
更に特開昭53−75342号‘こは可溶性Qーアミラ
ーゼ又は酸で澱粉をD.E.2〜20迄加水分解し、次
いで可溶性グルコアミラーゼ製剤でD.E.約85より
小い澱粉加水分解物を生成させ、これを固定化グルコア
ミラーゼと反応させてブドウ糖を得る方法が示されてい
るが、工業的にエネルギー的絶対条件として行われてい
る約30〜5の重量%/容量%(以下W′V%と表わす
)の澱粉加水分解物濃度迄該濃度を高めれば、固定化グ
ルコアミラーゼの反応性が顕著に低下し、最終ブドウ糖
収率は9な重量%以下となって経済的利点がない。
本発明者は、これらの欠点を改良するため、澱粉加水分
解物を可溶性グルコアミラーゼ及び可溶性プルラナーゼ
の存在下に反応させ、DX50〜85の澱粉加水分解物
を得、それを固定化グルコアミラーゼを用いてブドウ糖
に変換する方法をすでに提案した。
しかしながら、プルラナーゼは高価な酵素であるため、
これに代る酵素を探索した結果、意外にも可溶性は−ア
ミラーゼを用いて特定条件で反応させれば高収率でブド
ウ糖を製造できることが判った。固定化グルコアミラー
ゼを用いてブドウ糖を製造するに際し、前工程で、可溶
性グルコアミラーゼと可溶性Qーアミラーゼを組合わせ
て反応させる方法は、従釆みられない新規な方法であり
、本発明で見出した反応条件により、の−アミラーゼの
予想外の効果が生じたものと考えられる。本発明方法に
よれば、高濃度の基質条件の場合でも、二糖類等の生成
が少く反応液DX92以の高収率でブドウ糖を生産する
ことが出来、工業的利点が大きい。即ち、本発明は澱粉
から得られたブドウ糖当量5〜30の澱粉加水分解物凶
を、pH4.7〜7.0、温度50〜7000で可溶性
グルコアミラーゼおよび可溶性Qアミラーゼの存在下1
0〜3凪寺間反応させ、対全糖量50〜85重量/容量
%のブドウ糖舎量を有する澱粉加水分解物佃を得て、固
形分濃度30〜50重量/容量%に調節し、固定化グル
コアミラーゼの存在下に反応させることを特徴とするブ
ドウ糖の製造方法である。
以下に本発明の詳細を説明する。
【11 澱粉から低D.E.澱粉加水分解物を得る工程
原料となる澱粉はトウロコシ、バレィショ、甘藷、タピ
オカなどを起源とするものから選ばれ、工業的にはトウ
モロコシが好ましい。
澱粉は水不溶性であるから、これを可溶性とするために
は公知の技術を適用してよい。例えば、液化型細菌性Q
−アミラーゼを用いる酵素的液化法または酸による液化
法、更にはこの組合せ法があるが、最終ブドウ糖収率を
高めるにはQ−アミラーゼによる液化方法が好ましい。
本発明で使用するQ−アミラーゼは多数のタイプの微生
物から、例えばバチルス リケニフオルミス(鞠cil
l聡licheniformis)やバチルス ズブテ
ィリス(Badllussubtilis)から製造さ
れる。耐熱ァミラーゼと呼ばれる前記バチルスリケニフ
オルミスのQーアミラーゼを使用すると、液化後、その
活性をほぼ完全に維持することが可能であり、後工程で
の新らたな添加は不要であるか又は非常に少量の添加で
よい利点がある。この段階での澱粉の加水分解度はDE
5〜30であるが、DE20〜30と高くする方が、固
定化グルコアミラーゼと反応させる際に、澱粉不熔物に
よる濁りの生じることがなく、反応性も向上するので好
ましい。■ 低D.E.澱粉加水分解物からDX50〜
85の澱粉加水分解物を得る工程この工程で使用する酵
素はグルコアミラーゼとQ−アミラーゼである。
Qーアミラーゼは液化状態で使用し、残存した酵素を加
熱などによる失活操作をせずそのまま利用することが出
来る。この工程で使用するQ−ァミラ−ゼは澱粉1夕あ
たり5〜30単位であるが、15〜23単位が好しし、
(ここでいう1単位とは、IW/V%の澱粉糊液10の
上の青価を4000、1分間に1%低下させる力である
)。グルコアミラーゼはアスベルギルス属、例えばアス
ベルギルス ニガー(Asperざ11us nige
r)、アスベルギルス フオエニシス(Aspergm
usphoenicis)およびリゾープス(Rhiz
op聡>種の菌株から製造されたものを使用する。グル
コアミラーゼは澱粉1のこ対して、1〜1山単位(ここ
でいう1単位とは4000、PH4.5でlOW′V%
液化澱粉から1分間に100ムタのブドウ糖を生成する
酵素量である)であるが、特に2〜5単位が好ましい。
1単位未満では加水分解度は小さく、DXが低くなる。
10単位を越えると、反応時間などの条件の選択が難し
く、コスト高となる。pHは、4.7〜7.0で、特に
5.2〜6.0望ましい。pH4.7未満では、Qーア
ミラーゼの作用が悪く、反応は低下し、pH7を越える
と、グルコアミラーゼの作用が悪くなる。反応温度は5
0〜700Cであるが、特に55〜6500が好しし、
。50o○未満では、グルコアミラーゼ添加量を多くす
るか、反応時間を長くする必要があるので利点がない。
7000を越えるとグルコアミラーゼの失活が速くなる
。
反応時間は、10〜3岬寺間であり、1餌時間禾満では
、グルコァミラーゼ添加量を増加しても効果はむしろ低
下し、3餌時間を越えて反応させても効果なく目的に対
して無駄である。{3} 基質の調製 上記の澱粉加水分解度液(基質)に、不落物が存在して
いれば、ケィソウ士炉過などの手段により除去する。
基質の固形分濃度は30一50W/V%であることが重
要であり、35−40W′V%が特に好ましい。30W
′V%禾満では、後工程での濃縮エネルギー負荷の増大
のため好し〈なく、50W/V%を越えた場合は、反応
性が低下する。
基質のpHは3.5−6.0、特に4−5に調整すると
よい。
{4)固定化グルコアミラーゼによる基質のブドウ糖へ
の変換固定化グルコアミラーゼの調製は種々の公知方法
で行うことができるが、粒状ゼラチンにグルタールアル
デヒドの如き多官能性架橋剤を介してグルコアミラーゼ
を結合させる方法が好ましい。
反応形式は固定床式カラム方式が最も好ましい。
反応温度は、グルコアミラーゼの酵素的特性の範囲であ
ることが好ましく、40−6000、特に45−550
0がよい。
この温度範囲外では、固定化グルコアミラーゼの高い反
応性と長い酵素寿命を維持することは出釆ない。
固定化グルコアミラーゼを使用する工程では反応時間即
ち、接触時間最も重要である。
固定化グルコアミラーゼの活性に応じて、最高の反応性
が得られるように基質の滞留時間を選択する。本発明の
方法により、10〜3解時間という従来にない短時間で
30〜50W/V%という高濃度の基質を用いて、経済
的にDX94〜96という高収率でブドウ糖を製造する
ことが可能となった。次に比較例及び実施例を示して本
発明を更に説明する。
比較例(1} 固定化グルコアミラーゼの調製 0.3−0.8肋の粒状ゼラチン(新田ゼラチン■製)
10ターこグルコアミラーゼ水溶液(ナガセ生化学■製
登録商標グルコチームXL−128をエタノールで精製
した活性13000単位/の【のもの)4泌とグルター
ルアルデヒド(和光純薬工業■製25W′V%水溶液)
4の乙との混合液を加え、氷袷下、ビーカー中で5分間
蝿拝した。
その後4び分間室温放置し、得られた固定化物を200
の‘の水に加えて、40q○60分間縄拝、洗浄後炉過
した。得られた固定化グルコアミラーゼの比活性は乾物
換算で150■単位/夕であった。{2} 基質調製 トウモロコシ澱粉(和光純薬工業■製)2k9を水に懸
濁し、0.1N−NaOH水溶液により、PHを6.0
に調節し、総量を3.8そとした。
これに澱粉1夕あたり2G単位のQーアミラーゼ(ナガ
セ生化学■製、商品名「スピターゼHS」)を添加し、
十分混合した。容量5その反応器に水1.2そを入れ、
温度90−95ooに保ちながら上記澱粉懸濁液を添加
した。その後、温度を1160に上げ5分間保った。再
び温度を下げ、8500で上記Q−アミラーゼを澱粉1
夕あたり20単位添加し、同温度で2時間反応させた。
反応後のDEは25であった。次いで温度を6000に
下げ、01N一HCIでpHを5.5に調節し、115
o0l0分間高温処理し、Q−アミラーゼを失活させた
。これに基質固形分19あたり2.5単位のグルコアミ
ラーゼ(ナガセ生化学■製、グルコチームXL−128
)を添加し、2餌時間蝿梓下に反応させた。この反応液
を珪藻士(ジョーンズマンビルコーポレーショソ製登録
商標/・ィフロースーパーセル)を用いて炉遇し、0.
1N−HCIでpHを4.5に、基質濃度を35W/V
%に調節した。得られた基質のDXは51.2であった
。
{3} 固定化グルコアミラーゼによる連続反応前記固
定化グルコアミラーゼの全量を5000に保温した直径
1.5伽、高さ40肌のジャケット付がラスカラム(光
和機材■製、登録商標ェクセルカラム)に充填し、直ち
に■で調製した基質を下行方式でミクロポンプにより連
続的に供給し、反応を開始した。
得られた結果を第1表に示す。尚、F/Wは乾燥固定化
グルコアミラーゼ1仇こ対して1時間に供給する基質量
の汎‘数である。
第1表 実施例 1 比較例において、高温処理によって、Qーアミラーゼを
失活させた後、新らたにQ−アミラーゼを添加して、可
溶性グルコアミラーゼ反応を行ない、F/W8で固定化
グルコアミラーゼ反応を行なう以外は同様に行なった。
第2表実施例 2 比較例において、基質調製で、液化後pHを調節した後
、11500の高温処理を行なわずにグルコアミラーゼ
を添加した。
この時、Q−アミラーゼは、澱粉1夕あたり20単位残
存していた。以下比較例1と同様に行なった。第3表 注)*1:高速液体クロマトグラフィー(日本ウオータ
ーズリミテッド製カラム:マイクロボンダパツクCH) *2:本発明の範囲外 更に第3表実験番号12の条件30日間連続反応を行な
い、30日目のDXは95.0であった。
実施例 3実施例2において、基質調製時、グルコアミ
ラーゼを添加する時のpHを変化させて、実験を行ない
、固定化グルコアミラーゼ反応のF/W8で行なった以
外は、同様に行なった。
第4表 * 本発明の範囲鞘外 実施例 4 実施例2において、基質調製時、グルコアミラーゼの反
応温度を変化させ、固定化グルコアミラーゼ反応をFノ
W8で行なった以外は同様に行なつた。
第5表 *本棚の鰯 実施例 5 実施例2において、基質調製時、グルコアミラーゼ添加
後の反応時間を変化させ、固定化グルコアミラーゼ反応
のF/Wを8で行なった以外は同様に行なった。
夫第6表 * は本発明の範囲外 実施例 6 実施例2において「基質調製時のグルコアミラーゼ添加
量と高温処理(115q○処理)後のQ−アミラーゼ添
加量を変化させて、固定化グルコアミラーゼ反応液への
影響を調べた。
固定化グルコアミラーゼ反応のF/Wは8で行なった。
第7表 実施例 7 実施例2において、固定化グルコアミラーゼ反応の基質
濃度を40W/V%とした以外は同様に行なつた。
第8表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 澱粉から得られたブドウ糖当量5〜30の澱粉加水
    分解物(A)を、pH4.7〜7.0、温度50〜70
    ℃で可溶性グルコアミラーゼおよび可溶性α−アミラー
    ゼの存在下10〜30時間反応させ、対全糖量50〜8
    0重量/容量%のブドウ糖含量を有する澱粉加水分解物
    (B)を得て、固形分濃度30〜50重量/容量%に調
    節し、固定化グルコアミラーゼの存在下に反応させるこ
    とを特徴とするブドウ糖の製造方法。 2 固定化グルコアミラーゼが粒状ゼラチンに多官能性
    架橋剤でグルコアミラーゼを結合したものであるところ
    の特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
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