JPS608033B2 - 流出油吸着材及びその製造方法 - Google Patents

流出油吸着材及びその製造方法

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JPS608033B2
JPS608033B2 JP52114141A JP11414177A JPS608033B2 JP S608033 B2 JPS608033 B2 JP S608033B2 JP 52114141 A JP52114141 A JP 52114141A JP 11414177 A JP11414177 A JP 11414177A JP S608033 B2 JPS608033 B2 JP S608033B2
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繁 富田
芳人 松田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、天然植物繊維を用いた流出油吸着材及びその
製造方法に関し、より詳細には優れた吸油性能を有し、
海上に投入した場合に原形を保ちながら長期間安定に浮
上しているカポック繊維含有流出油吸着材(以下、油吸
着材と略記する)、及びその製造方法に関するものであ
る。
最近、オイルタンカー、石油基地あるいは製油所等の油
貯蔵所で、油が海又は河川の水面上に流出する事故が頻
繁に発生し、しかもその規模が大型化し、汚染が広範囲
にわたるような傾向にある。
これらの事故の際に水面上にある流出油を回収するため
に油吸着材が使用されるが、従来の油吸着材の多くはそ
の材質がポリプロピレン、ポリウレタンフオーム等の合
成樹脂系であるため、回収後の焼却処理が極めて困難で
ある。これらの合成樹脂系吸着材は焼却時に熔融し、し
かも燃焼の際、高熱を発するので特殊な焼却炉を用いる
必要がある。従って回収後現地から焼却のため、長途運
搬を要するなど多くの不便がある。さらにポリプロピレ
ン中、最も多く用いられるアタックチックのもの、及び
ポリスチレンは油に溶け易く、従って吸油後膨潤崩壊し
、多量の回収もれを生ずるため、水産資源に悪影響を与
える。これらの点からパルプ、綿等を原料とした天然物
系油吸着材が提案され、いくつかが市販されている。
天然物系油吸着材は焼却処理が容易であり、かつ二次公
害の恐れが少ないことが利点であるが、一般に溌水性に
乏しく、水中に没し易い煩向があり、しかも高価格であ
るという欠点がある。本発明はこのような従来の油吸着
材に固有な欠点を克服し、吸油性、綾水性に優れ、しか
も焼却性の良好な天然繊維を基材とした油吸着材とその
製造方法を提供することを目的とするものである。
すなわち本発明の油吸着材は、カポツク繊維と、このカ
ポック繊維100重量部に対して5〜100重量部の繊
維状ポリエチレン又はアィソタクチツクポリプロピレン
からなり、前記カポック繊維が、前記繊維状ポリエチレ
ン又はアィソタクチツクポリプロピレンにより接着、固
定されていることを特徴とするものである。
また本発明の油吸着材の製造方法は、カポック繊維10
の重量部と繊維状のポリエチレン又はアィソタクチック
ポリプロピレン5〜10の重量部を混合し、これを13
0〜250こCに加熱して前記カポック繊維を前記繊維
状のポリエチレン又はアィソタクチックポリプロピレン
を介して接着、固定せしめることを特徴とするものであ
る。
以下、具体的に本発明の油吸着材及びその製造方法を説
明する。
まず、本発明の油吸着材の主素材であるカポック繊維は
、カポックの種子から得られる。
カポックは、熱帯、亜熱帯地方に生育するパンヤ科の喬
木の一種で、現在はインドネシアを中心とした東南アジ
ア主産地になっている。
長径12肌、短径5肌の長円形の種子をつけるが、これ
には短い毛が生えており、この毛を採取したものがカポ
ック繊維であり、長さ15〜3仇吻である。カポック繊
維は紡織性が悪いためふとんや枕、クッションなどの詰
め物、救命用具原料などに利用されている。しかしなが
ら、本発明者等はこのカポック繊維が極めて親油性に富
むことに着目し、油吸着材として応用する検討を行なっ
た。
油吸着材としてのカポック繊維の特徴は、クチン質(ろ
う質)を含み疎水性であるために他の天然繊維による吸
着材と異なり、溌水処理をする必要がなく、かつ高密度
が約0.03で極めて小さく、かつ空隙の多い構造を有
していることである。
海面上に吸着材を投入した場合、油の吸収、保持はこの
空隙部分で行なわれるから、高密度が小さいカポツク繊
維は油吸着材としての好適な特質を備えているといえる
。現在、我国において法定機材として認定される油吸着
材は、海洋汚染防止法施行規則第33条の2に規定され
た規格に合格するものでなければならない。
この規格は吸油性、吸水性、原形保持性、保管性、回収
性、焼却性等について定めている。これらの規定に合格
する油吸着材はその形態に一定の限界があり、通常吸着
材1枚の寸法は50×50肌前後、厚さ5〜1仇舵、油
吸着後の重量は1〜3kgであることが望ましい。従っ
て、実用的な油吸着材としては、厚手の平板状に成形す
ることが必要である。ところが、カポック繊維はその成
形加工が困難であるという欠点を有しているため、油吸
着材の形状に加工できない。即ち、カポック繊維は短繊
維であり、かつ、繊維径が細く、軽量であるために、加
工の際の繊維の飛散及び繊維相互の絡み合いの不足等が
原因となって、ニードリング等によって平板加工が極め
て困難であり、敢えて加工しても製品化の効率が極めて
悪く、かつ5肋以上の厚物が出来ない等多くの問題があ
る。従って、カポック繊維は、油吸着材としては勿論、
通常の用途においても、成形又は綾織して使用されるこ
とはなく、そのままの形態で利用されている。ところが
本発明を採用することによって、カポック繊維のこのよ
うな欠点を克服し、油吸着材としての特性を損うことな
く、カポック繊維をマット状ないし平板状に成形加工を
することができる。
即ち、カポック繊維塊の中に短繊維を混入され、この繊
維をカポツク繊維と絡み合わせることにより、カポック
繊維の飛散を防止して一定の形状に予備成形し、しかる
後、この予備成形物を圧縮し、熱処理してカポック繊維
を前記混入した短繊維を介して相互に固定することによ
りカポック繊維から厚物の不織布が得られる。上記のよ
うな目的に使用する繊維としては、任意の熱熔融性合成
高分子からなる線状重合体を用いることができるが、好
適には炭化水素系重合体、特にポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレンからなる繊維から選ばれる。
この中でもポリプロピレンとポリエチレンが特に好まし
く用いられ、カポック繊維を相互に接着固定する際の接
着剤としても役立たせることが出来、別に接着材を使用
することなく、熱処理にむり一定寸法のシート状に成形
することが可能である。ポリプロピレンは油に対する溶
解性の点でアィソタクチックポリプロピレン(以下、ポ
リプロピレンと略記する)が用いられる。
しかし、アイソタクチックポリプロピレンは、融点が約
160〜170℃で熔融温度がやや高いので、熱処理の
経済性の面からみると熔融温度が低い繊維状ポリエチレ
ン(融点約120〜140午○)が最も好ましい材料で
ある。これら熱熔融性合成重合体繊維の形状は、通常、
繊維長が3〜8柳、径100〜200仏であり、一般に
は湿式方法により製造できる。
上述したカポック繊維と繊維状ポリエチレンまたはポリ
プロピレンを準備したら、解毛機によってカポック繊維
を解綿し、これに繊維状熱熔融性合成重合体をカポック
繊維10の重量部につき、5〜100重量部、更に好ま
しくは20〜4増重量部混合し、均一に両繊維が混合さ
れたフリース状物を得る。
次に、そのフリース状物を吸着材に必要な厚みにセット
し、熱処理する。
熱処理温度は使用した繊維状熱熔融性合成重合体の種類
によりその融点を基準にして決められる。即ち、この熱
処理によって熔融した繊維状熱熔融性合成重合体がカポ
ック繊維との接触点においてカポック繊維に接着し、カ
ポック繊維がバラバラになるのを阻止するのである。通
常この熱処理温度は、130〜250こ○の範囲であり
、熱処理時間は7〜30分である。加熱温度が1300
0に満たないと溶着が不十分であり、250ooを越え
ると繊維状ポリエチレンやポリプロピレンが分解しやす
くなるので好ましくない。また、熱処理時間が7分に満
たないと溶着が不十分となり、30分を越えると熱分解
の傾向が表われる。熱処理後、適度の大きさにカッティ
ングしたり、そのまま巻取ることによって本発明の吸着
材が得られる。
得られた油吸着材は繊維状ポリエチレン又はポリプロピ
レンの混合量、フリース状物の圧縮程度によって異なる
が、通常では0.03〜0.08の高密度を有する。な
お、特に吸油性能が大きく、かつ強度の大きい吸着材が
必要とされる場合は金布、ヘシアンクロス等天然繊維系
織物又はポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ア
クリル等合成繊維系網目状物を吸着材の両側面に連続的
に貼付けることによって強度を強化させることが出来る
しかしこの場合、従来の天然繊維系吸着材のようにネッ
ト中に吸着材を菱入する等の工程を全く必要とせず、実
用的な油吸着材が得られる。この点は本発明の大きな特
徴のひとつである。かかる本発明の油吸着材によれば、
カポック繊維が繊維状のポリエチレン又はポリプロピレ
ンにより接着、固定されているので、カポック繊維がバ
ラバラになることが阻止され、優れた寸法安定性が付与
されると共に、十分な強度が維持される。
また、繊維状のポリエチレン又はポリプロピレンをカポ
ック繊維と併用したことにより、カポック繊維相互間に
十分な空隙を形成すること‐ができ、この空隙に油が入
り込むので繊維状ポリエチレン又はポリプロピレンが有
する溌水性、吸油性に加えてカポック繊維が本質的に有
する溌水性、特に優れた親油性を十分に発揮することが
できる。
更に本発明ではポリエチレン又はポリプロピレン繊維を
カポック繊維10の重量部に対して5〜100重量部用
いているので、焼却性の点についても、たとえばポリエ
チレンやポリプロピレンの量を適宜選択することにより
、混入量5の重量%までは油吸着後の焼却処理をカポッ
ク繊維単独の場合とほとんど同機に行なうことができる
しかも焼却の際に塩素やシアン化水素等の有毒ガスの発
生もないことが確められている。この結果本発明の油吸
着材は、昭和4g王7月13日に改正された海洋汚染防
止法施行規則第33条の2第2項第3号ィ吸油量、ロ吸
水量、ハ燃焼性、ニ破損試験、耐油性、ホ重量試験、へ
沈降試験、強度試験のいずれも合格する。更に又、本発
明の油吸着材はカポック繊維とポリエチレン又はポリプ
ロピレン繊維を混合し、これを加熱してカポック繊維を
接着させるだけの簡単な操作で容易にかつ安価に製造す
ることができる。次に、実施例をもって、具体的な製造
方法およびその方法で得られた吸着材の特性を詳細に述
べる。
なお、下記実施例において本発明の油吸着材の評価に使
用した、上記海洋汚染防止法施行規則にもとづく試験方
法は下記のとおりである。
{ィ1 吸油量 10伽×10肌、厚み0.7弧の試験片を20℃士1℃
のB重油の油面に浮かべ、5分間静遣した後、これを直
径1帆の針金を、ふるい目の長さが17側のメッシュ状
に編んだ金網上に5分間放置し、試験片の重量を測定す
る。
試験片の重さ1夕当り、および容積1塊当りの吸油量を
算出する。
試験片1夕当り吸油量6ク以上、かつ1塊当り0.3#
以上が合格である。
【口} 吸水量 10肌×10cの「厚み0.7肌の油吸着材試験片を2
0oo±1℃の潜水面に浮かべ、5分間静直する。
次いで、上記【ィ’で用いたと同様の金網の上に5分間
静遣した後に油吸着材の重量を測定する。
試験片1夕当り、および容積1の当りの吸水量を測定す
る。
油吸着材1夕当り吸水量1.5タ以下、かつ1の当り0
.1タ以下が合格である。
し一 燃焼性 溶融しながらポリエチレンやポリプロピレンが、着火し
ながら水滴状で落下し、燃え広がることないこ燃焼し、
かつ通常の焼却炉で焼却できれば合格である。
なお、前記海洋汚染防止法による燃焼試験では、燃焼に
よって発生するHCN量を判定基準としいる。
しかしながら本発明の油吸着材では、前述のようにHC
Nの発生のないことが確められているので、この燃焼性
についてのみ、上述のような独自の試験方法を採用した
通常、ポリエチレンやポリプロピレン繊維のみからなる
油吸着材では、燃焼によって溶融したポリプロピレンが
着火しながら水滴状で落下して燃え広がる。また、ポリ
エチレンやポリプロピレンは燃焼時のカロリーが高いの
で特別の燃焼炉を必要とする。0 耐油性 5伽×5肌、厚み0.7伽の油吸着材試験片をA重油1
80肌、ガソリン120叫の混合油の入った試薬ビンに
入れ、7幼時間放置する。
もしも油吸着材に耐油性のないバインダーが使用されて
いると、試験片は繊維がばらばらになったり、収縮した
り、或は膨潤したりする。
このような現象がなければ合格である。的 重量試験 10肌×10肌、厚み0.7弧の油吸着材試験片を20
q○土1℃のB重油に5分間浸潰し、金網の上に5分間
放置した後、その試験片の重量を測定する。
この測定値から、油を吸着した油吸着材製品の全重量を
算出する。
この全軍量が0.5k9以上、3k9未満ならば合格で
ある。
たとえば油吸着材製品1枚の重量が100夕、試験片(
10伽×10cm、厚み0.7弧)の単位重量あたりの
吸油量が15タ′夕であったとすると、油吸着材製品の
吸油後の重量は、15夕×100(吸油量)十100夕
(製品自体の重量)=1.6k9となり、合格である。
H 破損試験5cm×5肌、厚さ0.7伽の油吸着材試
験片を清水300の‘の入った試薬ビン(JIS350
3による容量1その広口共栓ビン)に入れ、毎分120
往復、振幅4肌で2岬時間水平振動を与える。
試験片が砕片化したり、複数に分離したり、ダンゴ状に
なったり、試験片を引き揚げた後に素材が多量に残る等
の欠損がなければ、合格である。川 沈降試験 5肌×5cの、厚み0.7肌の油吸着材試験片を清水3
00の‘の入った試薬ビンに入れ、毎分12の主復、振
幅4肌で2独特間水平振動を与える。
試験片の一部が水面上にあれば合格である。併 強度試
験油吸着材の任意の一端から、10伽の位置に直径8柳
のフックをかけてつるし、その鉛直方向の一点に重量試
験により測定された重量の2.5倍の荷重をかける。
3分後に油吸着材の破断がなければ合格である。
実施例 1 まず、カポック繊維を解毛機にて均一に解綴した。
次に繊維状ポリエチレン(商品名 ゼラパックE400
、三井ゼラパツク■製、融点約130℃)を解毛機で均
一に簾織し、繊維長約5〜8柵、蓬約100〜200〆
の繊維とした。
この繊維状ポリエチレンを、解織したカポツク繊維の中
に、カポック繊維の乾燥物100重量部当り5〜100
重量部の範囲で添加量を変化させて加え、混合機にて均
一に混合し、混合線を得た。
次にこの混合線をホッパーを経て流線機に供給し、フリ
ースを製造した。フリースの厚みは約100側程度であ
り、繊維状ポリエチレンの使用量増大につれてフリース
厚みは増大した。また、カポック繊維と繊維状ポリエチ
レンとの混合比率は、目的とする油吸着材の高密度をも
考慮して決定した。
一般に、カポック繊維混合量が増大するにつれて、油吸
着材の高密度は小さくなり、0.03〜0.08となる
。次に、得られたフリースを積層し、目的とする油吸着
材の形状に応じて約50〜200側の厚さに圧縮して形
状をととのえ、熱キュア炉で180ooに加熱して繊維
状ポリエチレンの熱熔融によってカポック繊維を接着、
固定させた。
熱処理後、カッティング又はロール状に巻取って油吸着
材を得た。
得られた油吸着材について、前述した海洋汚染防止法施
行規則にもとづく試験方法に従い、本発明の油吸着材を
カッティングして試験片を作製し、試験に供した。
油吸着材の性状および試験結果を下記第1表に示す。
第1表から明らかなように、本発明の油吸着材はいづれ
の試験項目にも合格している。
第 1 表 実施例 2 カポック繊維10の重量部に実施例1と同様にしてポリ
エチレン繊維15重量部を混合した繊維塊のマットを2
0000で加熱、切断して得た嵩密度0.033試験片
について吸油試験、吸水試験、重量試験、破損試験、沈
降試験及び強度試験を行なった。
その結果、吸油量は油吸着材1のこつき6タ以上、かつ
1のにつき0.8タ以上であり、吸水量は油吸着材1の
こつき1.5タ以下、かつ1流につき0.1タ以下であ
り、いづれも合格であった。また重量試験では、10肌
×10cの、厚み0.7cmの一つの試験片を用い、吸
油後の重量を測定した。なお、前述した海洋汚染防止法
の規定では、10肌×10肌、厚さ0.7肌の試験片が
規定され、本発明の油吸着材1枚の大きさが50肌×5
0肌、厚さ0.7cのなので、測定した重量を23音し
て規格に合致させた。その結果、一つの試験片の重量は
2.12k9、他は1.85k9であり、いづれも合格
であった。破損試験では前述した、いづれの欠損も見出
されず、溶解試験では、カポック繊維がばらばらになっ
たり、試験片の収縮や膨潤の現象がなく、また沈降試験
では試験片は終始水面上にあり、夫々、合格と判断され
た。また強度試験では、重量試験で測定された吸油後の
吸着材の重量の2.針音、すなわち一つの吸着材には2
.12k9×2.5=5.3k9、他の吸着材には1.
85kg×2U5=4.7k9の荷重をかけたが、いづ
れも3分間破断がなく経過し、合格であった。
実施例 3 カポック繊維と、実施例1と同様の繊維状ポリエチレン
又は粉末状ポリエチレンを用い、実施例1と同機にして
油吸着材を製造し、実施例2で述べたようにして強度試
験を行なった。
なお油吸着材試料は夫々三つずつ用意した。結果を第2
表に示す。第2表 ただし、試料組成は下記のとおりである。
試料No.1 繊維状ポリエチレン 1の重量%
カポック繊維 90〃嵩密度
0.035 試料No.2 粉末ポリエチレン 1堰重量%
カポック繊維 90〃高密度
0.035 第2表から明らかなように、粉末状ポリェチレンを用い
た場合には強度が低下し、海洋汚染防止法の規定に合格
する油吸着材は得られない。
これは粉末ポリエチレンでは繊維状ポリエチレンのよう
にカポック繊維との均一な混合が困難であるためである
。参考例 本発明で用いるカポック繊維と従来用いられた綿繊維お
よび粗リンター繊維との油吸着能との差を下記第3表に
示す。
なお、ここで用いた各試験片の性状は下記のとおりであ
る。
カポック繊維:カポック繊維単独の100夕を嵩密度0
.057に形状をととのえ、袋状ネットに収容した。
約50伽×50肌、厚み約0.7肌。粗リンター繊維:
粗リンター繊維の150夕を高密度0.09、約50肌
×50肌、厚み約0.7肌のクロスを形成した。泰幕繊
総:線繊維150夕を嵩密度0.09、約50cの×5
0弧、厚み約0.7弧のタオル状クロスを形成した。
試験方法は、前記海洋汚染防止法にもとづく、試験方法
に従がつた。
第3表 上記結果から明らかなように、カポック繊維に比較して
綾繊維、粗リンター繊維の場合は、吸油量が著るしく少
なく、一方、吸水量が極めて多いことが明らかである。
実施例 4カポック繊維10の重量部に、実施例1と同
様にしてアィソタクチックポリプロピレン繊維を5〜1
0の重量部の範囲で添加量を変化させて加え、油吸着材
を製造した。
なお、アイソタクチックポリプロピレン繊維としては、
商品名 P−37、三菱レーヨン欄製、融点約17が0
を用いた。
得られた油吸着材から試験片を作製し、実施例1および
実施例2と同様に試験に供した。
試験結果を、下記第4表に示す。
第4表から明らかなように、アィソタクチツクポリプロ
ピレンを用いた場合も、いづれの試験項目‘こも合格し
ている。
第 4 表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カポツク繊維と、このカポツク繊維100重量部に
    対して5〜100重量部の繊維状ポリエチレン又はアイ
    ソタクチツクポリプロピレンとからなり、前記カポツク
    繊維が、前記繊維状ポリエチレン又はアイソタクチツク
    ポリプロピレンにより接着、固定されていることを特徴
    とする流出油吸着材。 2 カポツク繊維100重量部と繊維状のポリエチレン
    又はアイソタクチツクポリプロピレン5〜100重量部
    を混合し、これを130〜250℃に加熱して前記カポ
    ツク繊維を前記繊維状のポリエチレン又はアイソタクチ
    ツクポリプロピレンを介して接着、固定せしめることを
    特徴とする流出油吸着材の製造方法。
JP52114141A 1977-09-22 1977-09-22 流出油吸着材及びその製造方法 Expired JPS608033B2 (ja)

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JPS62123918U (ja) * 1986-01-31 1987-08-06

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JPS5447887A (en) 1979-04-14

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