JPS6111834B2 - - Google Patents
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- JPS6111834B2 JPS6111834B2 JP410380A JP410380A JPS6111834B2 JP S6111834 B2 JPS6111834 B2 JP S6111834B2 JP 410380 A JP410380 A JP 410380A JP 410380 A JP410380 A JP 410380A JP S6111834 B2 JPS6111834 B2 JP S6111834B2
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Landscapes
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Control Of Velocity Or Acceleration (AREA)
- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
この発明は、足踏みペダルの回転状態から運転
者の希望する車速を検知し、この希望車速に車速
を近づけるようにエンジンの出力を制御する車輛
の速度制御方法および装置に関するものである。 従来より足踏みペダルとエンジンとを備え、ペ
ダルにより足踏み走行とエンジン走行とを併用し
た二輪車が知られている。この場合、足踏みペダ
ルはエンジンが故障した時等に応急的に使用され
たり、エンジンの起動時に使用されるにすぎなか
つた。すなわち足踏みペダルはエンジン出力の増
減とは全く独立に作動するものであつた。従つて
エンジン出力の増減を制御するために独立した制
御手段が必要になる。通常この制御手段は、ハン
ドルに設けたスロツトルレバーとエンジンに設け
た気化器とこれらを結ぶワイヤとを備えている
が、ハンドル操作やブレーキ操作に加えてこのよ
うなエンジンの制御操作もしなければならず、手
による操作が煩雑であつて操作性の点から改善が
望まれていた。 そこでエンジンの駆動力は遠心クラツチを介し
て駆動輪に伝えるようにすると共に、足踏みペダ
ルの回転状態から希望車速を電気的に検出し、車
速がこの希望車速に近づくようにエンジンの出力
を電気的に制御することが考えられる。このよう
に、電気的にエンジン出力を制御する場合は、エ
ンジンの始動を確認した後に本来のエンジン出力
制御を行なうことが望ましい。なぜならば、エン
ジンが始動していない状態で、エンジン出力を制
御するために気化器の絞り弁を開閉制御すること
は無意味であるからである。 この発明はこのような事情に鑑みなされたもの
であり、エンジンの始動を確認した後エンジンの
出力制御を行なうようにした車輛の速度制御方法
を提供することを第1の目的とする。またこの方
法の実施に直接使用する装置を提供することを第
2の目的とする。 そしてこの発明はこのような目的を達成するた
め、エンジン回転速度が遠心クラツチのストール
回転速度より低い設定回転速度以上に設定時間内
に達したことからエンジン始動を検出し、その後
足踏みペダルの回転状態から希望車速を電気的に
検出すると共に、車速を前記希望車速に近づける
よう前記エンジンの出力を電気的に制御するよう
に構成したものである。すなわち本発明によれば
第1の目的は、足踏みペダルの回転により車輪を
駆動する第1の駆動手段と、エンジンにより遠心
クラツチを介して車輪を駆動する第2の駆動手段
とを備え、両駆動手段が協働して走行する車輛に
おいて、エンジン回転速度が前記遠心クラツチが
接続するストール回転速度より低い設定回転速度
以上に設定時間内に達したことからエンジン始動
を検出し、その後、前記足踏みペダルによる車輪
回転速度が前記エンジンによる車輪回転速度以上
になつている状態で前記足踏みペダルの回転状態
から検出され実車速より大きく設定された希望車
速を前記実車速と比較し、これら実車速と希望車
速との差に基づいて前記実車速を希望車速に近づ
けるように前記エンジンの出力を電気的に制御す
ることを特徴とする車輛の速度制御方法により達
成される。また第2の目的は、実車速を検出する
車速検知手段と、前記足踏みペダルによる車輪回
転速度が前記エンジンによる車輪回転速度以上に
なつている状態で実車速より大きく設定された希
望車速を前記足踏みペダルの回転状態から検出す
る車速指令手段と、前記実車速と希望車速とを電
気的に比較する比較演算手段と、この比較演算結
果に基づいて前記実車速を希望車速に近づけるよ
うに前記絞り弁開度を電気的に制御するエンジン
出力制御手段と、エンジン回転速度が前記遠心ク
ラツチが接続するストール回転速度より低い設定
回転速度以上に設定時間内に達したことを検出し
始動信号を前記比較演算手段に出力する始動確認
手段とを備え、前記比較演算手段は前記始動信号
に基づいて前記エンジン出力制御手段を作動させ
始めることを特徴とする車輛の速度制御装置によ
り達成される。 第1図はこの発明をエンジン付き自転車に適用
した一実施例を示す側面図、第2,3図はそのエ
ンジンに使われる気化器の取付状況を示す平面図
と側面図、第4図は同じく気化器の−線縦断
面図である。これらの図に基いてこの実施例の外
部構成を先づ説明する。第1図において符号1は
公知のフレームであり、このフレーム1はヘツド
パイプ2、上パイプ3、下パイプ4、立パイプ
5、チエーンステー6、バツクフオーク7および
クランク軸を軸支するハンガラツク8を備えてい
る。9は後輪であり、前記チエーンステー6とバ
ツクフオーク7の後端接続部に保持されている。
10は前輪、11はこの車輪を保持する前フオー
クであり、このフオーク11は前記ヘツドパイプ
2に回転可能に保持されている。この前フオーク
11にはハンドル12が結合されている。13は
前記バツクフオーク7に保持された荷台であり、
この荷台13には燃料タンク14が固定されてい
る。15は左右一対のペダルクランクであり、前
記ハンガラツク8に軸支された不図示のクランク
軸に固定され、その回動端にはペダル16が回転
自在に設けられている。右側のペダルクランク1
5には、後記第12図に明らかなように大ギヤ1
7が一体に設けられる一方、後輪9にはフリーホ
イール18が設けられ、このフリーホイール18
のフリーギヤ19と前記大ギヤ17との間にはチ
エーン20が巻回されている。これら大ギヤ1
7、フリーホイール18およびチエーン20は第
1図に示すようにチエーンケース21によつてカ
バーされている。 この車輛において運転者が左右のペダル16を
交互に踏込み、大ギヤ17を第1,12図におい
て反時計方向に回転させれば、チエーン20およ
びフリーホイール18を介し後輪9も同方向へ回
転される。すなわち足踏み走行時における第1の
駆動手段が構成されている。 次にエンジン走行における第2の駆動手段を説
明する。第1図において、22は前記下パイプ4
に固定されかつ前記ハンガラツク8の下方へ延出
するブラケツトである。このブラケツト22の下
端には、エンジン23が前傾姿勢でかつ前後方向
へ揺動自在となるようにピボツト24によつて保
持されている。このエンジン23のクランク軸2
5には小径の駆動プーリ26が固定されている。
このエンジン23の上端にはコイルばね27の一
端が係止され、コイルばね27の他端は前記ブラ
ケツト22に係止されている。このコイルばね2
7はエンジン23を第1図において時計方向へ回
動させるよう付勢している。 28は気化器であり前記ハンガラツク8の後方
でかつ左右一対のチエーンステー6間に保持され
ている。第2図および第3図はこの取付状態を示
している。これらの図に明らかなように左右のチ
エーンステー6間にはブリツジ29が固着されて
いる。このブリツジ29は略馬蹄状の切欠部30
を有し、ここにこのブリツジ29を上下から挾持
するように気化器28が保持されている。すなわ
ちこの気化器28の上端にはステツプモータ31
が接続され、その接続部分に形成されたフランジ
部32において前記ブリツジ29を挾持する。こ
の気化器28は第4図の縦断面図によつて示すよ
うにピストン型のものであり、吸気通路33内の
絞り部34に上方から進退動する絞り弁35には
ジエツトニードル36が垂下され、このジエツト
ニードル36はフロー室37から吸気通路33に
吸出される燃料流量を制御する。絞り弁35に
は、内面に雌ねじが形成されかつ上方が開口した
筒体38が固定されている。なお、この筒体38
はその軸方向の回転が規制され絞り弁35と一体
となつて上下方向だけに移動可能となつている。
この筒体38の内面には雄ねじ39が上方から螺
入されると共に、この雄ねじ39の上端には前記
ステツプ・モータ31のモータ軸40が挿入され
接着剤により固着されている。なお、吸気通路3
3の下流側とエンジン23の不図示の吸気口とは
可撓性の管で接続されている。またこのステツプ
モータ31は周知の2相励磁駆動方式を採用し、
4相固定子巻線を有する。 今、ステツプ・モータ31が回転すると、その
回転方向に応じて筒体38および絞り弁35が上
下動し、絞り弁35の開度が変化する。このステ
ツプ・モータ31の回転は後記するように、ペダ
ル16の動きから検出した運転者の希望車速に基
いて、実際の車速がこの希望車速に近づくように
制御される。 第1図において41は前記ブリツジ29の後方
に位置するよう左側のチエーンステー6に固定さ
れたブラケツトである。このブラケツト41に
は、斜め後方に延在する支持アーム42がピボツ
ト43によつて前後方向に揺動可能に軸支されて
いる。支持アーム42の下端には摩擦ローラ44
および従動45が同軸に保持され、摩擦ローラ4
4は後述する操作レバーの操作により後輪9のタ
イヤ9a外周に接触・離間する。従動プーリ45
には不図示の遠心クラツチが内蔵されている。こ
の遠心クラツチは、エンジン始動の際に後輪9の
回転をエンジンに伝える第1の遠心クラツチと、
エンジン始動後にエンジンの回転を後輪9に伝え
る第2の遠心クラツチとを備えている。また第1
の遠心クラツチはエンジンの回転を後輪9に伝え
る場合には滑り、この方向への回転は伝達しな
い。前記支持アーム42には後方へチエーンステ
ー6と略平行に延在する操作レバー46が一体に
固着されている。チエーンステー6には、この操
作レバー46の揺動部が係止される不図示の複数
の段部を有する係止板47が設けられている。こ
の係止板47の上方の段に操作レバー46が係止
された時には、前記摩擦ローラ44がタイヤ9a
外周に圧接されるよう、各部の寸法、形状および
取付位置が決められている。また摩擦ローラ44
がタイヤ9aに圧接された状態において緊張され
るVベルト48が、駆動プーリ26と従動プーリ
45との間に掛け回されている。 従つて操作レバー46が第1図のように係止板
47の不図示の上段に係止されている時において
は、駆動プーリ26と従動プーリ45との間、お
よび摩擦ローラ44とタイヤ9aとの間で回転伝
達が行なわれる。そしてエンジン23がストール
回転速度以上になると従動プーリ45内の前記第
2の遠心クラツチが接続状態になり、エンジン2
3の駆動力は摩擦ローラ44を介して後輪9に伝
達される。すなわちエンジン23がストール回転
速度以上の時には第2の遠心クラツチは完全につ
ながり、車速とエンジン回転速度は1対1の比例
関係をもつて回転伝達が行なわれる。なおこのス
トール回転速度とは、車速とエンジン回転速度と
の間の1対1の比例関係が成立しなくなる臨界回
転速度であつて、滑つていたクラツチが完全につ
ながり始める回転速度または完全につながつてい
たクラツチが滑り始める時の回転速度を意味して
いる。従つてエンジン回転速度がこのストール回
転速度以上であれば、車速はこのエンジン回転速
度から正確に検知することが可能である。 ここでこの発明を第5図に示すブロツク図に基
いて説明する。第5図において符号200は速度
制御手段を示している。この速度制御手段200
は足踏みペダル16の回転状態によつて、エンジ
ン出力を制御する。すなわち速度制御手段200
は車速に応じた速度信号を出力する車速検知手段
201と、足踏みペダル16の回転状態に応じた
車速指令手段を出力する車速指令手段202と、
これら車速信号と車速指令信号とを比較演算し比
較演算信号を出力する比較演算手段203と、こ
の比較演算信号に基いて車速を希望車速に近づけ
るようにエンジン出力を制御するエンジン出力制
御手段204とを備えている。なお前記足踏みペ
ダル16の回転状態としては、以下に説明する実
施例ではその回転速度が使われているが、この発
明はこれに限られず、例えば足踏みペダル16に
加わる踏力をチエーンの張力から検出し、この踏
力を回転状態を表わす信号としてもよい。 次に速度制御手段200を詳細に説明する。こ
の速度制御手段200は例えば以下にのべる第6
図の流れ図に従つてプログラミングすることによ
り、全部をマイクロコンピユータ(以下マイコン
という)で構成することができる。しかしなが
ら、ここでそのプログラミングを逐次辿ることは
説明がきわめて煩雑となり本発明の理解のために
は必ずしも有効でない一方、当業者であれば本発
明思想に基づいてプログラミングすることは容易
であるから当該プログラミングについては詳述し
ない。ここでは本発明理解の便宜上マイコンと等
価な機能を有する論理回路により説明を展開す
る。なお本発明は全部をマイコンで構成する場合
に限らず、全部をデイスクリートなハードウエア
で構成する場合、一部をデイスクリートハードウ
エア、他の一部をマイコンで構成する場合等、
種々の実施形態を含むことはもちろんである。 第6図は全体の動作を説明する流れ図、第7図
は第5図のブロツク図をさらに詳細に示す図であ
つて、特に車速検知手段、車速指令手段および比
較演算手段を明示するブロツク図である。第8図
Aはこの比較演算手段が出力する比較演算信号に
基いて、前記ステツプ・モータ31の回転を制御
するエンジン出力制御手段を示すブロツク図、第
9,10図はタイムチヤートである。また第11
図は車速をエンジン23の点火パルスによつて検
出する回路、第12図はペダル16の回転によつ
て希望車速を検出する検出器の取付状態を示す側
面図、第13図は比較演算手段で使用される優先
順位回路の回路例である。 先づ、この実施例全体の構成を第6図に基いて
概観する。その実施例ではメインスイツチをオン
にすると先づ前記気化器28を全開するように気
化器リセツト250が自動的に行なわれる。(こ
の気化器28のリセツトは全閉するように設定す
ることも、もちろん可能である。)この気化器リ
セツト250によつてこの車輛は発進準備が完了
したことになる。次に車輛を足踏みペダル16に
より足踏み走行するか、手押し走行させると前記
第1の遠心クラツチがつながり、エンジンが始動
251する。なお、このエンジン始動251は前
記操作レバー46を操作することにより摩擦ロー
ラ44をタイヤ9aから離間させた状態で車輛を
走行させ、走行中に操作レバー46を操作して摩
擦ローラ44をタイヤ9aに接触させることによ
り行つてもよい。エンジン23の点火パルス(以
下エンジンパルスという)に基いてエンジン23
の回転速度が検出されるが、この回転速度が一定
の設定時間(1秒)内に急速に上昇したことを検
出することにより、エンジン23が始動したこと
を始動確認手段により確認する。この際前記第1
の遠心クラツチは滑つている。気化器28は前記
したように全開状態にリセツトされているから、
エンジン23の出力は急激に上昇しようとする。
しかし後記車速指令信号が無い時にはストール回
転速度制御252が行なわれ、エンジン回転速度
は前記ストール回転速度に保たれる。次にブレー
キの状態が判別253される。このブレーキ判別
253の結果が制動時を示した時にはエンジンの
出力を減らすように制御する。ブレーキ判別25
3の結果が非制動時であることを示せば希望車速
が判別254される。この判別254の結果出力
される車速指令信号に基いてエンジンの出力およ
び車速が制御255される。 一方、前記従動プーリ45には遠心クラツチが
内装されているので、エンジン23の回転速度が
ストール回転速度以下の時はエンジン23の出力
は後輪9へ伝達されない。後記車速指令信号に基
づいてエンジン23の回転が上昇すると、遠心ク
ラツチが接続されエンジン23の回転速度と後輪
9の回転速度すなわち車速とは比例する。従つて
このエンジン回転速度に基いて車速を検知するよ
うに車速検知手段(第5図201参照)は構成さ
れ、この車速は記憶される。 一方足踏みペダル16の動きに基づく希望車速
の判別254は、前記車速指令手段202におい
て行なわれる。この出力である車速指令信号は前
記車速信号と前記比較演算手段203において比
較演算される。その結果に基いて前記気化器28
に設けたステツプ・モータ31の回転をエンジン
出力制御手段204によつて制御する。 以上がこの実施例の動作の概要であるが、次に
この速度制御手段200を詳細に説明する。先づ
メインスイツチをオンにした時に気化器28を全
開にするリセツト手段を説明する。 第7図において49は0.65msのクロツクパル
スを発生し続けるクロツクパルス発生器(以下ク
ロツクという)、50はこのクロツク49のクロ
ツクパルスを分周し10msのパルスを発生するク
ロツク、51はこのクロツク50のパルスに基い
て2560msの長さを有する矩形波を発生するタイ
マである。すなわち電源の投入と共にクロツク4
9およびクロツク50がクロツクパルスを発生し
始めるが、これと同時にタイマ51は第9図aに
示すようにオン信号を発生し始める。このオン信
号は2560ms後にオフ信号に変わるが、この時の
波形の立下がりに基いてフリツプフロツプ(以下
FFという)52が第9図bに示すようにオン信
号を発生する。クロツク50とタイマ51の出力
はアンド・ゲート53およびオア・ゲート54を
介して加減算カウンタ55に導かれている。従つ
て、タイマ51がオン信号を出す2560msだけク
ロツク50の10msのクロツクパルスは加減算カ
ウンタ55に入力される(第9図d参照)。この
加減算カウンタ55はこのクロツクパルスを通常
は加算し、減算指令端子55aにオン信号が入る
時にはこのクロツクパルスによつて順次減算する
ように作られている。エンジン23の始動前はこ
の減算指令端子55aにはオフ信号が入つている
ため、加減算カウンタ55は加算してゆく。この
加減算カウンタ55はクロツクパルスを2進法に
より積算し、その下2桁だけをエンジン出力制御
手段として後記エンジン出力制御手段に送る。こ
こで使用しているステツプモータ31は第8図に
示すように4相固定子巻線を有し、2相励磁駆動
方式を採用しているため2進数の下2桁を判別す
るだけで十分であるからである。 次にこの加減算カウンタ55の出力に基づき前
記ステツプモータ31を制御し、ひいてはエンジ
ン出力を制御するエンジン出力制御手段を第8図
Aに基いて説明する。この図において56,57
はそれぞれ加減算カウンタ55の2進下2桁の出
力制御信号の第1桁および第2桁を送る信号線で
ある。各信号線56,57には、特定の信号の組
合せの時だけオン信号「1」を出力し、それ以外
の時にはオフ信号「0」を出力する論理回路5
8,59,60,61が接続されている。すなわ
ち各論理回路58,59,60,61は、それぞ
れ出力制御信号「00」「01」「10」「11」の時だ
け、「1」を出力する。その動作を論理回路58
を例に説明する。58aは排他的論理和ゲート
(以下EX・オアという)、58bはインバータ、
58cはアンド・ゲートである。 ふたつのEX・オア58aの一方の入力端は共
に接地され(信号レベルとしては「0」とな
る)、他の入力端は信号線56,57に接続され
ている。ここにEX・オアはふたつの入力が不一
致のときには「1」を出力し、一致のときには
「0」を出力する性質を有する。いま各EX・オア
58aの一方の入力端には常に「0」が入力され
ている。したがつて他方の入力端にそれぞれ
「0」が入力されれば、すなわち出力制御信号が
「00」の時だけEX・オア58aの出力は「0」と
なり、この出力がふたつのインバータ58bのそ
れぞれによつて反転されて「1」になる。その結
果アンド・ゲート58cの2つの入力端子には共
に「1」が入力されるのでその出力は「1」とな
る。62,63,64,65はそれぞれ前記論理
回路58,59,60,61の出力に基いてステ
ツプ・モータ31の回転方向を決定する論理回路
である。すなわちステツプ・モータ31は4個の
固定子巻線31a,31b,31c,31dを備
え、これらの固定子巻線31a,31b,31
c,31dはNPN型トランジスタ(以下TRとす
る)66a,66b,66c,66dにより断続
される。TR66a,66b,66c,66dは
前記論理回路62,63,64,65によつて選
択的に順次断続制御される。今論理回路62を例
にとつてその動作を説明する。この論理回路62
は一方の入力端がそれぞれ前記アンド・ゲート5
8cに接続された4個のアンドゲート62a,6
2b,62c,62dを備え、これら各アンド・
ゲート62a〜62dの出力端は前記TR66a
〜66dのベースに抵抗を介して接続されてい
る。各アンド・ゲート62a〜62dのうちの2
個62a,62cの他の入力端は電源電位(信号
レベルは「1」)に設定され、他のアンド・ゲー
ト62b,62dの他の入力端は接地(信号レベ
ルは「0」)されている。従つて前記信号線5
6,57に「00」が入力されて論理回路58が
「1」を出力すると、論理回路62のアンド・ゲ
ート62a,62cだけが「1」を出力する。そ
の結果TR66a,66cが導通状態になり、固
定子巻線31a,31cが励磁される。 信号線56,57の信号が変化すると固定子巻
線31a〜31dの励磁のオン−オフ変化は次の
表および第8図Bのようになる。
者の希望する車速を検知し、この希望車速に車速
を近づけるようにエンジンの出力を制御する車輛
の速度制御方法および装置に関するものである。 従来より足踏みペダルとエンジンとを備え、ペ
ダルにより足踏み走行とエンジン走行とを併用し
た二輪車が知られている。この場合、足踏みペダ
ルはエンジンが故障した時等に応急的に使用され
たり、エンジンの起動時に使用されるにすぎなか
つた。すなわち足踏みペダルはエンジン出力の増
減とは全く独立に作動するものであつた。従つて
エンジン出力の増減を制御するために独立した制
御手段が必要になる。通常この制御手段は、ハン
ドルに設けたスロツトルレバーとエンジンに設け
た気化器とこれらを結ぶワイヤとを備えている
が、ハンドル操作やブレーキ操作に加えてこのよ
うなエンジンの制御操作もしなければならず、手
による操作が煩雑であつて操作性の点から改善が
望まれていた。 そこでエンジンの駆動力は遠心クラツチを介し
て駆動輪に伝えるようにすると共に、足踏みペダ
ルの回転状態から希望車速を電気的に検出し、車
速がこの希望車速に近づくようにエンジンの出力
を電気的に制御することが考えられる。このよう
に、電気的にエンジン出力を制御する場合は、エ
ンジンの始動を確認した後に本来のエンジン出力
制御を行なうことが望ましい。なぜならば、エン
ジンが始動していない状態で、エンジン出力を制
御するために気化器の絞り弁を開閉制御すること
は無意味であるからである。 この発明はこのような事情に鑑みなされたもの
であり、エンジンの始動を確認した後エンジンの
出力制御を行なうようにした車輛の速度制御方法
を提供することを第1の目的とする。またこの方
法の実施に直接使用する装置を提供することを第
2の目的とする。 そしてこの発明はこのような目的を達成するた
め、エンジン回転速度が遠心クラツチのストール
回転速度より低い設定回転速度以上に設定時間内
に達したことからエンジン始動を検出し、その後
足踏みペダルの回転状態から希望車速を電気的に
検出すると共に、車速を前記希望車速に近づける
よう前記エンジンの出力を電気的に制御するよう
に構成したものである。すなわち本発明によれば
第1の目的は、足踏みペダルの回転により車輪を
駆動する第1の駆動手段と、エンジンにより遠心
クラツチを介して車輪を駆動する第2の駆動手段
とを備え、両駆動手段が協働して走行する車輛に
おいて、エンジン回転速度が前記遠心クラツチが
接続するストール回転速度より低い設定回転速度
以上に設定時間内に達したことからエンジン始動
を検出し、その後、前記足踏みペダルによる車輪
回転速度が前記エンジンによる車輪回転速度以上
になつている状態で前記足踏みペダルの回転状態
から検出され実車速より大きく設定された希望車
速を前記実車速と比較し、これら実車速と希望車
速との差に基づいて前記実車速を希望車速に近づ
けるように前記エンジンの出力を電気的に制御す
ることを特徴とする車輛の速度制御方法により達
成される。また第2の目的は、実車速を検出する
車速検知手段と、前記足踏みペダルによる車輪回
転速度が前記エンジンによる車輪回転速度以上に
なつている状態で実車速より大きく設定された希
望車速を前記足踏みペダルの回転状態から検出す
る車速指令手段と、前記実車速と希望車速とを電
気的に比較する比較演算手段と、この比較演算結
果に基づいて前記実車速を希望車速に近づけるよ
うに前記絞り弁開度を電気的に制御するエンジン
出力制御手段と、エンジン回転速度が前記遠心ク
ラツチが接続するストール回転速度より低い設定
回転速度以上に設定時間内に達したことを検出し
始動信号を前記比較演算手段に出力する始動確認
手段とを備え、前記比較演算手段は前記始動信号
に基づいて前記エンジン出力制御手段を作動させ
始めることを特徴とする車輛の速度制御装置によ
り達成される。 第1図はこの発明をエンジン付き自転車に適用
した一実施例を示す側面図、第2,3図はそのエ
ンジンに使われる気化器の取付状況を示す平面図
と側面図、第4図は同じく気化器の−線縦断
面図である。これらの図に基いてこの実施例の外
部構成を先づ説明する。第1図において符号1は
公知のフレームであり、このフレーム1はヘツド
パイプ2、上パイプ3、下パイプ4、立パイプ
5、チエーンステー6、バツクフオーク7および
クランク軸を軸支するハンガラツク8を備えてい
る。9は後輪であり、前記チエーンステー6とバ
ツクフオーク7の後端接続部に保持されている。
10は前輪、11はこの車輪を保持する前フオー
クであり、このフオーク11は前記ヘツドパイプ
2に回転可能に保持されている。この前フオーク
11にはハンドル12が結合されている。13は
前記バツクフオーク7に保持された荷台であり、
この荷台13には燃料タンク14が固定されてい
る。15は左右一対のペダルクランクであり、前
記ハンガラツク8に軸支された不図示のクランク
軸に固定され、その回動端にはペダル16が回転
自在に設けられている。右側のペダルクランク1
5には、後記第12図に明らかなように大ギヤ1
7が一体に設けられる一方、後輪9にはフリーホ
イール18が設けられ、このフリーホイール18
のフリーギヤ19と前記大ギヤ17との間にはチ
エーン20が巻回されている。これら大ギヤ1
7、フリーホイール18およびチエーン20は第
1図に示すようにチエーンケース21によつてカ
バーされている。 この車輛において運転者が左右のペダル16を
交互に踏込み、大ギヤ17を第1,12図におい
て反時計方向に回転させれば、チエーン20およ
びフリーホイール18を介し後輪9も同方向へ回
転される。すなわち足踏み走行時における第1の
駆動手段が構成されている。 次にエンジン走行における第2の駆動手段を説
明する。第1図において、22は前記下パイプ4
に固定されかつ前記ハンガラツク8の下方へ延出
するブラケツトである。このブラケツト22の下
端には、エンジン23が前傾姿勢でかつ前後方向
へ揺動自在となるようにピボツト24によつて保
持されている。このエンジン23のクランク軸2
5には小径の駆動プーリ26が固定されている。
このエンジン23の上端にはコイルばね27の一
端が係止され、コイルばね27の他端は前記ブラ
ケツト22に係止されている。このコイルばね2
7はエンジン23を第1図において時計方向へ回
動させるよう付勢している。 28は気化器であり前記ハンガラツク8の後方
でかつ左右一対のチエーンステー6間に保持され
ている。第2図および第3図はこの取付状態を示
している。これらの図に明らかなように左右のチ
エーンステー6間にはブリツジ29が固着されて
いる。このブリツジ29は略馬蹄状の切欠部30
を有し、ここにこのブリツジ29を上下から挾持
するように気化器28が保持されている。すなわ
ちこの気化器28の上端にはステツプモータ31
が接続され、その接続部分に形成されたフランジ
部32において前記ブリツジ29を挾持する。こ
の気化器28は第4図の縦断面図によつて示すよ
うにピストン型のものであり、吸気通路33内の
絞り部34に上方から進退動する絞り弁35には
ジエツトニードル36が垂下され、このジエツト
ニードル36はフロー室37から吸気通路33に
吸出される燃料流量を制御する。絞り弁35に
は、内面に雌ねじが形成されかつ上方が開口した
筒体38が固定されている。なお、この筒体38
はその軸方向の回転が規制され絞り弁35と一体
となつて上下方向だけに移動可能となつている。
この筒体38の内面には雄ねじ39が上方から螺
入されると共に、この雄ねじ39の上端には前記
ステツプ・モータ31のモータ軸40が挿入され
接着剤により固着されている。なお、吸気通路3
3の下流側とエンジン23の不図示の吸気口とは
可撓性の管で接続されている。またこのステツプ
モータ31は周知の2相励磁駆動方式を採用し、
4相固定子巻線を有する。 今、ステツプ・モータ31が回転すると、その
回転方向に応じて筒体38および絞り弁35が上
下動し、絞り弁35の開度が変化する。このステ
ツプ・モータ31の回転は後記するように、ペダ
ル16の動きから検出した運転者の希望車速に基
いて、実際の車速がこの希望車速に近づくように
制御される。 第1図において41は前記ブリツジ29の後方
に位置するよう左側のチエーンステー6に固定さ
れたブラケツトである。このブラケツト41に
は、斜め後方に延在する支持アーム42がピボツ
ト43によつて前後方向に揺動可能に軸支されて
いる。支持アーム42の下端には摩擦ローラ44
および従動45が同軸に保持され、摩擦ローラ4
4は後述する操作レバーの操作により後輪9のタ
イヤ9a外周に接触・離間する。従動プーリ45
には不図示の遠心クラツチが内蔵されている。こ
の遠心クラツチは、エンジン始動の際に後輪9の
回転をエンジンに伝える第1の遠心クラツチと、
エンジン始動後にエンジンの回転を後輪9に伝え
る第2の遠心クラツチとを備えている。また第1
の遠心クラツチはエンジンの回転を後輪9に伝え
る場合には滑り、この方向への回転は伝達しな
い。前記支持アーム42には後方へチエーンステ
ー6と略平行に延在する操作レバー46が一体に
固着されている。チエーンステー6には、この操
作レバー46の揺動部が係止される不図示の複数
の段部を有する係止板47が設けられている。こ
の係止板47の上方の段に操作レバー46が係止
された時には、前記摩擦ローラ44がタイヤ9a
外周に圧接されるよう、各部の寸法、形状および
取付位置が決められている。また摩擦ローラ44
がタイヤ9aに圧接された状態において緊張され
るVベルト48が、駆動プーリ26と従動プーリ
45との間に掛け回されている。 従つて操作レバー46が第1図のように係止板
47の不図示の上段に係止されている時において
は、駆動プーリ26と従動プーリ45との間、お
よび摩擦ローラ44とタイヤ9aとの間で回転伝
達が行なわれる。そしてエンジン23がストール
回転速度以上になると従動プーリ45内の前記第
2の遠心クラツチが接続状態になり、エンジン2
3の駆動力は摩擦ローラ44を介して後輪9に伝
達される。すなわちエンジン23がストール回転
速度以上の時には第2の遠心クラツチは完全につ
ながり、車速とエンジン回転速度は1対1の比例
関係をもつて回転伝達が行なわれる。なおこのス
トール回転速度とは、車速とエンジン回転速度と
の間の1対1の比例関係が成立しなくなる臨界回
転速度であつて、滑つていたクラツチが完全につ
ながり始める回転速度または完全につながつてい
たクラツチが滑り始める時の回転速度を意味して
いる。従つてエンジン回転速度がこのストール回
転速度以上であれば、車速はこのエンジン回転速
度から正確に検知することが可能である。 ここでこの発明を第5図に示すブロツク図に基
いて説明する。第5図において符号200は速度
制御手段を示している。この速度制御手段200
は足踏みペダル16の回転状態によつて、エンジ
ン出力を制御する。すなわち速度制御手段200
は車速に応じた速度信号を出力する車速検知手段
201と、足踏みペダル16の回転状態に応じた
車速指令手段を出力する車速指令手段202と、
これら車速信号と車速指令信号とを比較演算し比
較演算信号を出力する比較演算手段203と、こ
の比較演算信号に基いて車速を希望車速に近づけ
るようにエンジン出力を制御するエンジン出力制
御手段204とを備えている。なお前記足踏みペ
ダル16の回転状態としては、以下に説明する実
施例ではその回転速度が使われているが、この発
明はこれに限られず、例えば足踏みペダル16に
加わる踏力をチエーンの張力から検出し、この踏
力を回転状態を表わす信号としてもよい。 次に速度制御手段200を詳細に説明する。こ
の速度制御手段200は例えば以下にのべる第6
図の流れ図に従つてプログラミングすることによ
り、全部をマイクロコンピユータ(以下マイコン
という)で構成することができる。しかしなが
ら、ここでそのプログラミングを逐次辿ることは
説明がきわめて煩雑となり本発明の理解のために
は必ずしも有効でない一方、当業者であれば本発
明思想に基づいてプログラミングすることは容易
であるから当該プログラミングについては詳述し
ない。ここでは本発明理解の便宜上マイコンと等
価な機能を有する論理回路により説明を展開す
る。なお本発明は全部をマイコンで構成する場合
に限らず、全部をデイスクリートなハードウエア
で構成する場合、一部をデイスクリートハードウ
エア、他の一部をマイコンで構成する場合等、
種々の実施形態を含むことはもちろんである。 第6図は全体の動作を説明する流れ図、第7図
は第5図のブロツク図をさらに詳細に示す図であ
つて、特に車速検知手段、車速指令手段および比
較演算手段を明示するブロツク図である。第8図
Aはこの比較演算手段が出力する比較演算信号に
基いて、前記ステツプ・モータ31の回転を制御
するエンジン出力制御手段を示すブロツク図、第
9,10図はタイムチヤートである。また第11
図は車速をエンジン23の点火パルスによつて検
出する回路、第12図はペダル16の回転によつ
て希望車速を検出する検出器の取付状態を示す側
面図、第13図は比較演算手段で使用される優先
順位回路の回路例である。 先づ、この実施例全体の構成を第6図に基いて
概観する。その実施例ではメインスイツチをオン
にすると先づ前記気化器28を全開するように気
化器リセツト250が自動的に行なわれる。(こ
の気化器28のリセツトは全閉するように設定す
ることも、もちろん可能である。)この気化器リ
セツト250によつてこの車輛は発進準備が完了
したことになる。次に車輛を足踏みペダル16に
より足踏み走行するか、手押し走行させると前記
第1の遠心クラツチがつながり、エンジンが始動
251する。なお、このエンジン始動251は前
記操作レバー46を操作することにより摩擦ロー
ラ44をタイヤ9aから離間させた状態で車輛を
走行させ、走行中に操作レバー46を操作して摩
擦ローラ44をタイヤ9aに接触させることによ
り行つてもよい。エンジン23の点火パルス(以
下エンジンパルスという)に基いてエンジン23
の回転速度が検出されるが、この回転速度が一定
の設定時間(1秒)内に急速に上昇したことを検
出することにより、エンジン23が始動したこと
を始動確認手段により確認する。この際前記第1
の遠心クラツチは滑つている。気化器28は前記
したように全開状態にリセツトされているから、
エンジン23の出力は急激に上昇しようとする。
しかし後記車速指令信号が無い時にはストール回
転速度制御252が行なわれ、エンジン回転速度
は前記ストール回転速度に保たれる。次にブレー
キの状態が判別253される。このブレーキ判別
253の結果が制動時を示した時にはエンジンの
出力を減らすように制御する。ブレーキ判別25
3の結果が非制動時であることを示せば希望車速
が判別254される。この判別254の結果出力
される車速指令信号に基いてエンジンの出力およ
び車速が制御255される。 一方、前記従動プーリ45には遠心クラツチが
内装されているので、エンジン23の回転速度が
ストール回転速度以下の時はエンジン23の出力
は後輪9へ伝達されない。後記車速指令信号に基
づいてエンジン23の回転が上昇すると、遠心ク
ラツチが接続されエンジン23の回転速度と後輪
9の回転速度すなわち車速とは比例する。従つて
このエンジン回転速度に基いて車速を検知するよ
うに車速検知手段(第5図201参照)は構成さ
れ、この車速は記憶される。 一方足踏みペダル16の動きに基づく希望車速
の判別254は、前記車速指令手段202におい
て行なわれる。この出力である車速指令信号は前
記車速信号と前記比較演算手段203において比
較演算される。その結果に基いて前記気化器28
に設けたステツプ・モータ31の回転をエンジン
出力制御手段204によつて制御する。 以上がこの実施例の動作の概要であるが、次に
この速度制御手段200を詳細に説明する。先づ
メインスイツチをオンにした時に気化器28を全
開にするリセツト手段を説明する。 第7図において49は0.65msのクロツクパル
スを発生し続けるクロツクパルス発生器(以下ク
ロツクという)、50はこのクロツク49のクロ
ツクパルスを分周し10msのパルスを発生するク
ロツク、51はこのクロツク50のパルスに基い
て2560msの長さを有する矩形波を発生するタイ
マである。すなわち電源の投入と共にクロツク4
9およびクロツク50がクロツクパルスを発生し
始めるが、これと同時にタイマ51は第9図aに
示すようにオン信号を発生し始める。このオン信
号は2560ms後にオフ信号に変わるが、この時の
波形の立下がりに基いてフリツプフロツプ(以下
FFという)52が第9図bに示すようにオン信
号を発生する。クロツク50とタイマ51の出力
はアンド・ゲート53およびオア・ゲート54を
介して加減算カウンタ55に導かれている。従つ
て、タイマ51がオン信号を出す2560msだけク
ロツク50の10msのクロツクパルスは加減算カ
ウンタ55に入力される(第9図d参照)。この
加減算カウンタ55はこのクロツクパルスを通常
は加算し、減算指令端子55aにオン信号が入る
時にはこのクロツクパルスによつて順次減算する
ように作られている。エンジン23の始動前はこ
の減算指令端子55aにはオフ信号が入つている
ため、加減算カウンタ55は加算してゆく。この
加減算カウンタ55はクロツクパルスを2進法に
より積算し、その下2桁だけをエンジン出力制御
手段として後記エンジン出力制御手段に送る。こ
こで使用しているステツプモータ31は第8図に
示すように4相固定子巻線を有し、2相励磁駆動
方式を採用しているため2進数の下2桁を判別す
るだけで十分であるからである。 次にこの加減算カウンタ55の出力に基づき前
記ステツプモータ31を制御し、ひいてはエンジ
ン出力を制御するエンジン出力制御手段を第8図
Aに基いて説明する。この図において56,57
はそれぞれ加減算カウンタ55の2進下2桁の出
力制御信号の第1桁および第2桁を送る信号線で
ある。各信号線56,57には、特定の信号の組
合せの時だけオン信号「1」を出力し、それ以外
の時にはオフ信号「0」を出力する論理回路5
8,59,60,61が接続されている。すなわ
ち各論理回路58,59,60,61は、それぞ
れ出力制御信号「00」「01」「10」「11」の時だ
け、「1」を出力する。その動作を論理回路58
を例に説明する。58aは排他的論理和ゲート
(以下EX・オアという)、58bはインバータ、
58cはアンド・ゲートである。 ふたつのEX・オア58aの一方の入力端は共
に接地され(信号レベルとしては「0」とな
る)、他の入力端は信号線56,57に接続され
ている。ここにEX・オアはふたつの入力が不一
致のときには「1」を出力し、一致のときには
「0」を出力する性質を有する。いま各EX・オア
58aの一方の入力端には常に「0」が入力され
ている。したがつて他方の入力端にそれぞれ
「0」が入力されれば、すなわち出力制御信号が
「00」の時だけEX・オア58aの出力は「0」と
なり、この出力がふたつのインバータ58bのそ
れぞれによつて反転されて「1」になる。その結
果アンド・ゲート58cの2つの入力端子には共
に「1」が入力されるのでその出力は「1」とな
る。62,63,64,65はそれぞれ前記論理
回路58,59,60,61の出力に基いてステ
ツプ・モータ31の回転方向を決定する論理回路
である。すなわちステツプ・モータ31は4個の
固定子巻線31a,31b,31c,31dを備
え、これらの固定子巻線31a,31b,31
c,31dはNPN型トランジスタ(以下TRとす
る)66a,66b,66c,66dにより断続
される。TR66a,66b,66c,66dは
前記論理回路62,63,64,65によつて選
択的に順次断続制御される。今論理回路62を例
にとつてその動作を説明する。この論理回路62
は一方の入力端がそれぞれ前記アンド・ゲート5
8cに接続された4個のアンドゲート62a,6
2b,62c,62dを備え、これら各アンド・
ゲート62a〜62dの出力端は前記TR66a
〜66dのベースに抵抗を介して接続されてい
る。各アンド・ゲート62a〜62dのうちの2
個62a,62cの他の入力端は電源電位(信号
レベルは「1」)に設定され、他のアンド・ゲー
ト62b,62dの他の入力端は接地(信号レベ
ルは「0」)されている。従つて前記信号線5
6,57に「00」が入力されて論理回路58が
「1」を出力すると、論理回路62のアンド・ゲ
ート62a,62cだけが「1」を出力する。そ
の結果TR66a,66cが導通状態になり、固
定子巻線31a,31cが励磁される。 信号線56,57の信号が変化すると固定子巻
線31a〜31dの励磁のオン−オフ変化は次の
表および第8図Bのようになる。
【表】
すなわち固定子巻線31a〜31dの状況は、
前記加減算カウンタ55が加算している時にはこ
の表の上から下方向(第8図Bで右方向)へ順次
変化し、減算している時には下から上方向(第8
図Bで左方向)へ順次変化する。ところでこのス
テツプモータ31は2相励磁駆動方式を採用して
いるから固定子巻線31a〜31dの励磁にした
がつて回転磁界が形成される。而して加減算カウ
ンタ55が加算している時には、前記気化器28
の絞り弁35が開くようにステツプ・モータ31
および気化器28は構成されている。反対に加減
算カウンタ55が減算している時にはステツプ・
モータ31は気化器28の絞り弁35を閉じるよ
うに両者は構成されている。 前記のリセツト手段はタイマ51の設定時間で
ある2560msだけクロツクパルスを加減算カウン
タ55で加算させるから、出力制御手段は気化器
28の絞り弁35をこの間開くように作動する。
ここでステツプ・モータ31はその容量が、この
リセツト時間の通電に十分耐え得るように設定さ
れ、リセツト手段が始動を始める前、すなわちメ
インスイツチがオンされる前において、気化器2
8の絞り弁35がどのような位置にあつたとして
も、少なくともこのリセツト時間中に絞り弁35
が全開位置まで移動し得るように作られている。 次に第7,9図に戻つて、車速検知手段201
を説明する。車速は前記したようにエンジンパル
スによつて検知される。このエンジンパルスは第
9図eに示す波形となる。第11図はこのエンジ
ンパルスを検出するエンジンパルス取出し回路6
7を示している。この図において68は点火プラ
グ、69は点火コイル、70はフライホイールマ
グネト内に設けられた発電コイル、71はエンジ
ン回転に同期して開閉されるブレーカ・ポイン
ト、72はコンデンサであり、これらは従来公知
のものである。エンジンパルスは点火コイル69
の一次側から取出され、コンデンサ73において
直流成分を遮断され、抵抗74,75で分圧され
た後、さらにダイオード76で半波整流され、さ
らに抵抗77を介して出力される。 このエンジンパルス取出し回路67の出力は第
7図に示すようにシユミツト回路等からなる整形
回路78で波形整形され、第9図fに示すよう
に、エンジン23の点火パルスに対応した矩形波
となる。この矩形波はさらに2分周FF79で分
周され第9図gの波形となる。 一方前記リセツト手段におけるFF52の出力
(第9図b)はワンシヨツトマルチバイブレータ
(以下ワンシヨツトという)80に入り、第9図
cのような出力を発生させる。このワンシヨツト
80と前記FF79の出力はアンドゲート81に
入力し、その出力は記憶部82に記憶される。す
なわち記憶部82にはワンシヨツト80の出力が
あつた時におけるFF79の出力信号が記憶され
る(第9図h)。この記憶部82と前記FF79の
出力はEX・オア83に入力され、その出力(第
9図i)の最初の立上がりはFF84によつて保
持される(第9図j)。換言すればこのFF84は
ワンシヨツト80の出力があつた時以後FF79
の波形が初めて極性を変化したときから、オン信
号を出し続ける。このFF84と整形回路78と
の出力はアンドゲート85に入力され、その出力
はコンデンサ86、抵抗87から成る微分回路で
微分され、さらにダイオード88で整流されて第
9図kのパルスとなる。またFF84と前記クロ
ツク49のクロツクパルス(0.65ms)とはアン
ド・ゲート89に入力され、その出力はカウンタ
90に入力される。カウンタ90はダイオード8
8からの入力すなわちエンジン23の回転速度に
対応したパルス間隔において、アンド・ゲート8
9から入力されるクロツクパルスの数を積算する
(第9図l)。従つて車速が遅いほぼ積算値は大き
くなる。 次にこのカウンタ90の出力に基いて、エンジ
ン23の始動を確認する始動確認手段を説明す
る。カウンタ90の積算値はダイオード88の出
力によるパルスタイミングに基いて、2進信号と
して出力され順次記憶部91にバス92を介して
送られ、ここに記憶される。一方、比較部93,
94,95には予め設定されたエンジン回転速度
N0,N1,N2(N0<N1<N2)に対応する設定速度
信号が記憶され、エンジンの実際の回転速度Nに
対応するカウンタ90の積算値は、その出力があ
るたびに比較部93,94,95においてこれら
N0,N1,N2と比較される。すなわちダイオード
88の出力パルス間隔内において、N0,N1,N2
とカウンタ90の積算値との大小を比較する。な
お前記設定回転速度N0は後記タイマ96が設定
時間(1秒)を計測し始める回転速度であり、設
定回転速度N1はエンジン始動を確認するための
回転速度であり、また前記設定回転速度N2は前
記ストール回転速度に対応する回転速度である。 今、エンジン23が回転してエンジンパルス6
7を発生し、その回転速度NがN0より大きいと
きには比較部93はタイマ96で1秒間を計測さ
せるように出力信号を出す(第9図m)。このタ
イマ96は前記の1秒の間オン信号「1」を出力
し(第9図n)アンド・ゲート97を開く。この
1秒の間にエンジン23の回転速度NがN1より
も大となれば比較部94が「1」を出力する。
(第9図o)。すなわちエンジン回転速度Nが1秒
以内にN0からN1へ急速に上昇したことを確認す
ることによつて、アンド・ゲート97は「1」を
出す。このオン信号「1」の立上がりによつて
FF98がセツトされ始動信号「1」を出力す
る。このFF98の出力である始動信号(第9図
p)が「1」であることは、エンジン23が始動
動していることを意味する。このFF98のエン
ジン始動信号よつてアンド・ゲート99が開かれ
る。このアンド・ゲート99には前記クロツク5
0の10msのクロツクパルスが入力されている。
このアンド・ゲート99の出力は前記オア・ゲー
ト54に入力されている。アンド・ゲート99は
開かれているのでクロツク50のパルスはオア・
ゲート54を経て加減算カウンタ55に入る。す
なわち、クロツクパルスは始動確認手段の始動信
号「1」に基づいて加減算カウンタに入力され
る。減算指令端子55aに入力が無ければ加減算
カウンタ55は加算を行ない、前記気化器28の
絞り弁35を開く。なお、すでに気化器28の絞
り弁35が全開であれば、そのままの状態が維持
される。 次に始動したエンジン23の回転速度Nをスト
ール回転速度N2に維持するストール制御手段を
説明する。エンジン23の始動時においては気化
器28の絞り弁35は全開なので、エンジン回転
は急激に上昇しようとする。NがN2よりも高く
なると比較部95がオン信号を出力する(第9図
r)。この比較部95のオン信号「1」は後記す
る優先順位回路100を経て加減算カウンタ55
の減算指令端子55aに入力される。従つて加減
算カウンタ55はクロツク50のクロツクパルス
を減算し始める。この減算によつて前記エンジン
出力制御手段204は気化器28の絞り弁35を
閉じるようステツプ・モータ31を回転させる。
エンジン回転速度NがN2以下になれば比較部9
5の出力は「0」になるから減算指令端子55a
の入力も「0」となり、加減算カウンタ55は再
び加算を始める。従つて気化器28の絞り弁35
は再び開かれる。以上の動作を繰り返すことによ
り、エンジン回転速度Nはストール回転速度N2
に保持される。 以上のようにこの車速検知手段201ではエン
ジンパルス67に基いて車速に対応するカウンタ
90の積算値が記憶部91に常に記憶されてい
る。 次に車速指令手段202を説明する。希望車速
Vdは足踏みペダル16の回転によつて検出す
る。第12図に示すように、ペダル16と一体に
運動する大ギヤ17の歯先側面近傍には、電磁式
ピツクアツプ101が取付けられ、このピツクア
ツプ101には大ギヤ17の歯先が通過する度に
電圧が誘起される。このピツクアツプ101と大
ギヤ17とでペダルパルス発生手段102が構成
されている。ここで発生されるパダルパルス(第
10図b)はシユミツト回路からなる整形回路1
03(第7図参照)で波形整形され(第10図
c)、さらに2分周FF104で分周される(第1
0図d)。 一方前記FF98が発生するエンジン始動信号
(第9図p)はワンシヨツト105に入いり、エ
ンジン始動信号の立上がりに基いて第10図aに
示すような出力を発生させる。このワンシヨツト
105と前記FF104の出力はアンド・ゲート
106に入力され、このアンド・ゲート106の
出力は比較部107に記憶される。すなわちここ
にはワンシヨツト105の出力があつた時におけ
るFF104の出力信号が記憶される(第10図
e)。この比較部107とFF104の出力は
EX・オア108に入力され、その出力(第10
図f)の最初の立上がりがFF109によつて保
持される(第10図g)。換言すれば、このFF1
09はワンシヨツト105の出力があつた時以後
FF104の波形が初めて極性を変化した時か
ら、オン信号「1」を出し続ける。このFF10
9と整形回路103との出力はアンド・ゲート1
10に入力される。またFF109の出力は優先
順位回路100にも入力される。アンド・ゲート
110の出力はコンデンサ111と抵抗112か
ら成る微分回路で微分され、さらにダイオード1
13で整流されて第10図hのようなパルスとな
る。また前記FF98のエンジン始動信号とクロ
ツク49の出力はアンド・ゲート114に入力さ
れ、その出力はカウンタ115に入力される。こ
のカウンタ115は、ダイオード113からの入
力すなわちペダル16の回転速度に対応したパル
ス間隔において、アンド・ゲート114から入力
されるクロツクパルスを積算する(第10図
i)。従つてペダル16の回転速度が遅いほどこ
の積算値は大きくなる。この積算値は運転者の希
望車速をなお希望車速は、足踏みペダルによる車
輪回転速度がエンジによる車論回転速度以上にな
つている状態で実車速より大きく設定される。 次に記憶部116に運転者の希望する希望車速
を記憶する過程を説明する。この希望車速はペダ
ル16の連続的な回転変化、ペダル16の踏込停
止およびブレーキ操作等の運転者の操作に対応し
て以下に説明するように書き換えられる。先づブ
レーキ操作が無い場合について説明する。非制動
時においてはブレーキ信号は「1」となるよう
に、ブレーキ操作検知手段は作られ、このブレー
キ信号「1」はアンド・ゲート119の否定入力
端に入力される。従つてこのアンド・ゲート11
9は非制動時には閉じられ、このアンド・ゲート
119の他の入力端に導かれた前記FF98の
「1」の出力はこのアンド・ゲート119を通過
できない。このためアンド・ゲート119の出力
はオフ信号となる。このアンド・ゲート119の
出力はアンド・ゲート120の入力端とアンド・
ゲート121の否定入力端に導かれ、アンド・ゲ
ート120を閉じると共にアンド・ゲート121
を開く。 ペダル16が円滑かつ連続的に回転変化する場
合には、非制動時ではアンド・ゲート121が開
かれているので、希望車速はカウンタ115から
このアンド・ゲート121およびオア・ゲート1
23を通つて順次記憶部116に転送され記憶さ
れる(第10図j)。すなわち、初期状態におい
て速度零に対応する記憶部116の積算値は、比
較部117でカウンタ115の積算値と比較さ
れ、カウンタ115の積算値の方が小さい時(加
速時)にはカウンタ115の内容がアンド・ゲー
ト121およびオア・ゲート123を通つて記憶
部116に転送される。反対にカウンタ115の
積算値の方が記憶部116より大きい時(減速
時)には両積算値は引算部118で演算され、そ
の差が一定値以下の時には、ペダル16の回転変
化は滑らかに連続的に行なわれているものとみな
しカウンタ115の積算値によつて、順次記憶部
116の内容を書き換え続ける。 一方、この引算部118による差が一定値以上
である時には、運転者はペダル16の踏込みを停
止させ、その時の速度での走行を望んでいるもの
とみなし、引算部118の指令に基づいて記憶部
116の内容はそのまま保持される。つまりカウ
ンタ115の内容よつて書き換えられない。 次に制動時について説明する。この時にはブレ
ーキ信号に基いて、その時の車速すなわち記憶部
91の内容で順次記憶部116を書き換え、これ
により、ブレーキを解除した時の車速を記憶部1
16に記憶し、ブレーキ解除後でもしペダル16
が回転されなければ、そのままの車速を維持する
ようにエンジンを制御するのである。ブレーキ操
作によつて記憶部91の車速を記憶部116に転
送する過程を説明すると次のようになる。制動時
においてはブレーキ信号は「0」となるようにブ
レーキ操作検知手段は作られている。このブレー
キ信号は前記したように、アンド・ゲート119
の否定入力端に入力され、またこのアンド・ゲー
ト119の他の入力端には前記FF98の出力が
導かれているから、制動時にはアンド・ゲート1
19はオン信号を発生し、アンド・ゲート120
を開き、アンド・ゲート121を閉じる。なおア
ンド・ゲート121において、アンド・ゲート1
19の出力を入力する入力端は否定入力端である
ことは前記した通りである。アンド・ゲート12
0には前記記憶部91の2進法に基づく積算値が
バス122を介して入力されている。制動時であ
れば、この積算値はアンド・ゲート120、オ
ア・ゲート123を通り記憶部116に入る。 ペダル16が止められ、且つブレーキ操作がな
くその速度での走行を望んでいるとみなした場合
にも、アンド・ゲート121は開かれているが、
前述のように記憶部116の内容は引算部118
の指令に基づいてそのまま保持され、カウンタ1
15の内容が転送されてくることはない。 以上のようにして記憶部116に記憶された希
望車速は比較部124において記憶部91に記憶
された走行車速と比較される。 希望車速<走行車速 の時に比較部124は「1」を出力する。この出
力「1」は後述する優先順位回路100を介して
前記加減算カウンタ55の減算指令端子55aに
送られ、カウンタ55は減算を始める。従つて前
記エンジン出力制御手段204は気化器28の絞
り弁35を閉じる方向、すなわちエンジン出力を
低下させるように作動し、走行車速は低下してゆ
く。 希望車速≧走行車速 になると比較部124の出力は「0」になり、加
減算カウンタ55は加算し、エンジン出力は増大
してゆく。以上のようにして走行車速は希望車速
に接近するように常に制御されている。 次に優先順位回路100を説明する。この回路
100はブレーキ信号、比較部124および比較
部95の出力を、この順番に優先順位付けして、
加減算カウンタ55の減算指令端子55aに減算
指令を出すものである。第13図Aはこの回路の
構成を示している。 ここで、この回路に使用されているゲート12
5の動作を、同図Bに基いて説明しておく。ゲー
ト125は同図Bに示すようにa、b、cの3端
子を有する3値ゲートであり、a入力端子が
「1」の時だけゲート125が開かれ、b入力端
子が「1」であれば、そのままその「1」がc出
力端子から出力される。またa入力端子が「0」
のときは、b入力端子が「1」でも「0」でもc
出力端子に出力はあらわれない。すなわち同図B
に示したリレー125aと等価である。今、スイ
ツチa′がオンにされるとリレーコイル125bが
励磁され、b入力端子とc出力端子間の接点12
5cがオンになる。この優先順位回路100にブ
レーキ信号が入力されると、このブレーキ信号は
最優先され、ゲート125を通りゲート126で
反転されてオア・ゲート127に入る。ブレーキ
信号は制動時に「0」となるから、オア・ゲート
127は制動時に「1」となり、加減算カウンタ
55に減算指令を出す。比較部124が出す減算
指令は、FF109によつて制御される。すなわ
ちFF109は前記したようにペダル16が回転
されている時に一定条件の下で第10図gのよう
な信号を発生するが、この信号はゲート128を
介しゲート129を開き、比較部124の減算指
令がオア・ゲート127に入る。また前記エンジ
ン23がストール回転速度N2以上になつた時に
オン信号「1」を出力する比較部95はゲート1
30を介してオア・ゲート127に入力される。
ブレーキがかけられるとブレーキ信号は「0」に
なりゲート125の出力によりゲート128、お
よびゲート130が共に閉じられる。従つて、ブ
レーキ信号が最優先される。次に非制動時におい
てはブレーキ信号は「1」であるからゲート12
5の出力も「1」従つてゲート128が開かれ
る。よつてFF109が「1」ならゲート130
は閉じられる。よつて比較部124の減算指令だ
けがオア・ゲート127に入る。ブレーキ信号が
「1」でかつFF109の出力信号が「0」である
時にはゲート128の出力端でFF109のオフ
信号「0」は反転されるのでゲート130が開か
れる。よつて比較部95の減算指令だけがオア・
ゲート127に入る。 以上説明したこの実施例の速度制御特性を示す
と第14図のようになる。加速期間aにおいて
は、ペダル16を踏み込むことにより希望車速が
破線のように続みとられ、これに追随するように
エンジン23の気化器28の絞り弁35は次第に
開かれてゆく。ペダル16の踏力を一定に保てば
ペダル16の回転に対応して一定速で走行する
(同図b)。踏力を弱め、ペダル16の回転を次第
に遅らせれば、気化器28の絞り弁35も次第に
閉じられてゆく(同図c)。ここでペダル16の
踏込みを停止すれば、その時のペダル16の回転
速度を記憶して、その速度で車輛を走行させるよ
うになる。(同図d+e)。ペダル16を再び回転
させ、このペダル16により与えられる運転者の
希望速度が走行速度を越えると再びエンジンがこ
の希望車速に追随するように制御される。今ブレ
ーキがかけられるとその制動時間fの間、加減算
カウンタ55は減算し続け絞り弁35を閉じる一
方、走行速度が順次記憶され、制動の終了と共
に、その時の車速で走行するよう気化器28が制
御される。 以上詳細に説明した実施例では希望車速はペダ
ル16と一体に回転する大ギヤ17から検出して
いるが、この発明はこれに限定されるものではな
く、チエーン20に加わる張力から必要な駆動力
を算出し、エンジン出力を制御するようにしても
よい。 この発明は以上のようにエンジン回転速度が遠
心クラツチが接続するストール回転速度より低い
設定回転速度以上に、設定時間内に達したことに
よりエンジン始動を検出し、車速を足踏みペダル
の回転状態から検出した希望車速に近づけるよう
エンジンの出力を制御するから、エンジンの始動
を確実に検知でき、エンジン始動前に気化器の絞
り弁を開閉制御するようなことが起らない。すな
わちエンジンの出力制御はエンジンが確実に始動
した後に開始される。
前記加減算カウンタ55が加算している時にはこ
の表の上から下方向(第8図Bで右方向)へ順次
変化し、減算している時には下から上方向(第8
図Bで左方向)へ順次変化する。ところでこのス
テツプモータ31は2相励磁駆動方式を採用して
いるから固定子巻線31a〜31dの励磁にした
がつて回転磁界が形成される。而して加減算カウ
ンタ55が加算している時には、前記気化器28
の絞り弁35が開くようにステツプ・モータ31
および気化器28は構成されている。反対に加減
算カウンタ55が減算している時にはステツプ・
モータ31は気化器28の絞り弁35を閉じるよ
うに両者は構成されている。 前記のリセツト手段はタイマ51の設定時間で
ある2560msだけクロツクパルスを加減算カウン
タ55で加算させるから、出力制御手段は気化器
28の絞り弁35をこの間開くように作動する。
ここでステツプ・モータ31はその容量が、この
リセツト時間の通電に十分耐え得るように設定さ
れ、リセツト手段が始動を始める前、すなわちメ
インスイツチがオンされる前において、気化器2
8の絞り弁35がどのような位置にあつたとして
も、少なくともこのリセツト時間中に絞り弁35
が全開位置まで移動し得るように作られている。 次に第7,9図に戻つて、車速検知手段201
を説明する。車速は前記したようにエンジンパル
スによつて検知される。このエンジンパルスは第
9図eに示す波形となる。第11図はこのエンジ
ンパルスを検出するエンジンパルス取出し回路6
7を示している。この図において68は点火プラ
グ、69は点火コイル、70はフライホイールマ
グネト内に設けられた発電コイル、71はエンジ
ン回転に同期して開閉されるブレーカ・ポイン
ト、72はコンデンサであり、これらは従来公知
のものである。エンジンパルスは点火コイル69
の一次側から取出され、コンデンサ73において
直流成分を遮断され、抵抗74,75で分圧され
た後、さらにダイオード76で半波整流され、さ
らに抵抗77を介して出力される。 このエンジンパルス取出し回路67の出力は第
7図に示すようにシユミツト回路等からなる整形
回路78で波形整形され、第9図fに示すよう
に、エンジン23の点火パルスに対応した矩形波
となる。この矩形波はさらに2分周FF79で分
周され第9図gの波形となる。 一方前記リセツト手段におけるFF52の出力
(第9図b)はワンシヨツトマルチバイブレータ
(以下ワンシヨツトという)80に入り、第9図
cのような出力を発生させる。このワンシヨツト
80と前記FF79の出力はアンドゲート81に
入力し、その出力は記憶部82に記憶される。す
なわち記憶部82にはワンシヨツト80の出力が
あつた時におけるFF79の出力信号が記憶され
る(第9図h)。この記憶部82と前記FF79の
出力はEX・オア83に入力され、その出力(第
9図i)の最初の立上がりはFF84によつて保
持される(第9図j)。換言すればこのFF84は
ワンシヨツト80の出力があつた時以後FF79
の波形が初めて極性を変化したときから、オン信
号を出し続ける。このFF84と整形回路78と
の出力はアンドゲート85に入力され、その出力
はコンデンサ86、抵抗87から成る微分回路で
微分され、さらにダイオード88で整流されて第
9図kのパルスとなる。またFF84と前記クロ
ツク49のクロツクパルス(0.65ms)とはアン
ド・ゲート89に入力され、その出力はカウンタ
90に入力される。カウンタ90はダイオード8
8からの入力すなわちエンジン23の回転速度に
対応したパルス間隔において、アンド・ゲート8
9から入力されるクロツクパルスの数を積算する
(第9図l)。従つて車速が遅いほぼ積算値は大き
くなる。 次にこのカウンタ90の出力に基いて、エンジ
ン23の始動を確認する始動確認手段を説明す
る。カウンタ90の積算値はダイオード88の出
力によるパルスタイミングに基いて、2進信号と
して出力され順次記憶部91にバス92を介して
送られ、ここに記憶される。一方、比較部93,
94,95には予め設定されたエンジン回転速度
N0,N1,N2(N0<N1<N2)に対応する設定速度
信号が記憶され、エンジンの実際の回転速度Nに
対応するカウンタ90の積算値は、その出力があ
るたびに比較部93,94,95においてこれら
N0,N1,N2と比較される。すなわちダイオード
88の出力パルス間隔内において、N0,N1,N2
とカウンタ90の積算値との大小を比較する。な
お前記設定回転速度N0は後記タイマ96が設定
時間(1秒)を計測し始める回転速度であり、設
定回転速度N1はエンジン始動を確認するための
回転速度であり、また前記設定回転速度N2は前
記ストール回転速度に対応する回転速度である。 今、エンジン23が回転してエンジンパルス6
7を発生し、その回転速度NがN0より大きいと
きには比較部93はタイマ96で1秒間を計測さ
せるように出力信号を出す(第9図m)。このタ
イマ96は前記の1秒の間オン信号「1」を出力
し(第9図n)アンド・ゲート97を開く。この
1秒の間にエンジン23の回転速度NがN1より
も大となれば比較部94が「1」を出力する。
(第9図o)。すなわちエンジン回転速度Nが1秒
以内にN0からN1へ急速に上昇したことを確認す
ることによつて、アンド・ゲート97は「1」を
出す。このオン信号「1」の立上がりによつて
FF98がセツトされ始動信号「1」を出力す
る。このFF98の出力である始動信号(第9図
p)が「1」であることは、エンジン23が始動
動していることを意味する。このFF98のエン
ジン始動信号よつてアンド・ゲート99が開かれ
る。このアンド・ゲート99には前記クロツク5
0の10msのクロツクパルスが入力されている。
このアンド・ゲート99の出力は前記オア・ゲー
ト54に入力されている。アンド・ゲート99は
開かれているのでクロツク50のパルスはオア・
ゲート54を経て加減算カウンタ55に入る。す
なわち、クロツクパルスは始動確認手段の始動信
号「1」に基づいて加減算カウンタに入力され
る。減算指令端子55aに入力が無ければ加減算
カウンタ55は加算を行ない、前記気化器28の
絞り弁35を開く。なお、すでに気化器28の絞
り弁35が全開であれば、そのままの状態が維持
される。 次に始動したエンジン23の回転速度Nをスト
ール回転速度N2に維持するストール制御手段を
説明する。エンジン23の始動時においては気化
器28の絞り弁35は全開なので、エンジン回転
は急激に上昇しようとする。NがN2よりも高く
なると比較部95がオン信号を出力する(第9図
r)。この比較部95のオン信号「1」は後記す
る優先順位回路100を経て加減算カウンタ55
の減算指令端子55aに入力される。従つて加減
算カウンタ55はクロツク50のクロツクパルス
を減算し始める。この減算によつて前記エンジン
出力制御手段204は気化器28の絞り弁35を
閉じるようステツプ・モータ31を回転させる。
エンジン回転速度NがN2以下になれば比較部9
5の出力は「0」になるから減算指令端子55a
の入力も「0」となり、加減算カウンタ55は再
び加算を始める。従つて気化器28の絞り弁35
は再び開かれる。以上の動作を繰り返すことによ
り、エンジン回転速度Nはストール回転速度N2
に保持される。 以上のようにこの車速検知手段201ではエン
ジンパルス67に基いて車速に対応するカウンタ
90の積算値が記憶部91に常に記憶されてい
る。 次に車速指令手段202を説明する。希望車速
Vdは足踏みペダル16の回転によつて検出す
る。第12図に示すように、ペダル16と一体に
運動する大ギヤ17の歯先側面近傍には、電磁式
ピツクアツプ101が取付けられ、このピツクア
ツプ101には大ギヤ17の歯先が通過する度に
電圧が誘起される。このピツクアツプ101と大
ギヤ17とでペダルパルス発生手段102が構成
されている。ここで発生されるパダルパルス(第
10図b)はシユミツト回路からなる整形回路1
03(第7図参照)で波形整形され(第10図
c)、さらに2分周FF104で分周される(第1
0図d)。 一方前記FF98が発生するエンジン始動信号
(第9図p)はワンシヨツト105に入いり、エ
ンジン始動信号の立上がりに基いて第10図aに
示すような出力を発生させる。このワンシヨツト
105と前記FF104の出力はアンド・ゲート
106に入力され、このアンド・ゲート106の
出力は比較部107に記憶される。すなわちここ
にはワンシヨツト105の出力があつた時におけ
るFF104の出力信号が記憶される(第10図
e)。この比較部107とFF104の出力は
EX・オア108に入力され、その出力(第10
図f)の最初の立上がりがFF109によつて保
持される(第10図g)。換言すれば、このFF1
09はワンシヨツト105の出力があつた時以後
FF104の波形が初めて極性を変化した時か
ら、オン信号「1」を出し続ける。このFF10
9と整形回路103との出力はアンド・ゲート1
10に入力される。またFF109の出力は優先
順位回路100にも入力される。アンド・ゲート
110の出力はコンデンサ111と抵抗112か
ら成る微分回路で微分され、さらにダイオード1
13で整流されて第10図hのようなパルスとな
る。また前記FF98のエンジン始動信号とクロ
ツク49の出力はアンド・ゲート114に入力さ
れ、その出力はカウンタ115に入力される。こ
のカウンタ115は、ダイオード113からの入
力すなわちペダル16の回転速度に対応したパル
ス間隔において、アンド・ゲート114から入力
されるクロツクパルスを積算する(第10図
i)。従つてペダル16の回転速度が遅いほどこ
の積算値は大きくなる。この積算値は運転者の希
望車速をなお希望車速は、足踏みペダルによる車
輪回転速度がエンジによる車論回転速度以上にな
つている状態で実車速より大きく設定される。 次に記憶部116に運転者の希望する希望車速
を記憶する過程を説明する。この希望車速はペダ
ル16の連続的な回転変化、ペダル16の踏込停
止およびブレーキ操作等の運転者の操作に対応し
て以下に説明するように書き換えられる。先づブ
レーキ操作が無い場合について説明する。非制動
時においてはブレーキ信号は「1」となるよう
に、ブレーキ操作検知手段は作られ、このブレー
キ信号「1」はアンド・ゲート119の否定入力
端に入力される。従つてこのアンド・ゲート11
9は非制動時には閉じられ、このアンド・ゲート
119の他の入力端に導かれた前記FF98の
「1」の出力はこのアンド・ゲート119を通過
できない。このためアンド・ゲート119の出力
はオフ信号となる。このアンド・ゲート119の
出力はアンド・ゲート120の入力端とアンド・
ゲート121の否定入力端に導かれ、アンド・ゲ
ート120を閉じると共にアンド・ゲート121
を開く。 ペダル16が円滑かつ連続的に回転変化する場
合には、非制動時ではアンド・ゲート121が開
かれているので、希望車速はカウンタ115から
このアンド・ゲート121およびオア・ゲート1
23を通つて順次記憶部116に転送され記憶さ
れる(第10図j)。すなわち、初期状態におい
て速度零に対応する記憶部116の積算値は、比
較部117でカウンタ115の積算値と比較さ
れ、カウンタ115の積算値の方が小さい時(加
速時)にはカウンタ115の内容がアンド・ゲー
ト121およびオア・ゲート123を通つて記憶
部116に転送される。反対にカウンタ115の
積算値の方が記憶部116より大きい時(減速
時)には両積算値は引算部118で演算され、そ
の差が一定値以下の時には、ペダル16の回転変
化は滑らかに連続的に行なわれているものとみな
しカウンタ115の積算値によつて、順次記憶部
116の内容を書き換え続ける。 一方、この引算部118による差が一定値以上
である時には、運転者はペダル16の踏込みを停
止させ、その時の速度での走行を望んでいるもの
とみなし、引算部118の指令に基づいて記憶部
116の内容はそのまま保持される。つまりカウ
ンタ115の内容よつて書き換えられない。 次に制動時について説明する。この時にはブレ
ーキ信号に基いて、その時の車速すなわち記憶部
91の内容で順次記憶部116を書き換え、これ
により、ブレーキを解除した時の車速を記憶部1
16に記憶し、ブレーキ解除後でもしペダル16
が回転されなければ、そのままの車速を維持する
ようにエンジンを制御するのである。ブレーキ操
作によつて記憶部91の車速を記憶部116に転
送する過程を説明すると次のようになる。制動時
においてはブレーキ信号は「0」となるようにブ
レーキ操作検知手段は作られている。このブレー
キ信号は前記したように、アンド・ゲート119
の否定入力端に入力され、またこのアンド・ゲー
ト119の他の入力端には前記FF98の出力が
導かれているから、制動時にはアンド・ゲート1
19はオン信号を発生し、アンド・ゲート120
を開き、アンド・ゲート121を閉じる。なおア
ンド・ゲート121において、アンド・ゲート1
19の出力を入力する入力端は否定入力端である
ことは前記した通りである。アンド・ゲート12
0には前記記憶部91の2進法に基づく積算値が
バス122を介して入力されている。制動時であ
れば、この積算値はアンド・ゲート120、オ
ア・ゲート123を通り記憶部116に入る。 ペダル16が止められ、且つブレーキ操作がな
くその速度での走行を望んでいるとみなした場合
にも、アンド・ゲート121は開かれているが、
前述のように記憶部116の内容は引算部118
の指令に基づいてそのまま保持され、カウンタ1
15の内容が転送されてくることはない。 以上のようにして記憶部116に記憶された希
望車速は比較部124において記憶部91に記憶
された走行車速と比較される。 希望車速<走行車速 の時に比較部124は「1」を出力する。この出
力「1」は後述する優先順位回路100を介して
前記加減算カウンタ55の減算指令端子55aに
送られ、カウンタ55は減算を始める。従つて前
記エンジン出力制御手段204は気化器28の絞
り弁35を閉じる方向、すなわちエンジン出力を
低下させるように作動し、走行車速は低下してゆ
く。 希望車速≧走行車速 になると比較部124の出力は「0」になり、加
減算カウンタ55は加算し、エンジン出力は増大
してゆく。以上のようにして走行車速は希望車速
に接近するように常に制御されている。 次に優先順位回路100を説明する。この回路
100はブレーキ信号、比較部124および比較
部95の出力を、この順番に優先順位付けして、
加減算カウンタ55の減算指令端子55aに減算
指令を出すものである。第13図Aはこの回路の
構成を示している。 ここで、この回路に使用されているゲート12
5の動作を、同図Bに基いて説明しておく。ゲー
ト125は同図Bに示すようにa、b、cの3端
子を有する3値ゲートであり、a入力端子が
「1」の時だけゲート125が開かれ、b入力端
子が「1」であれば、そのままその「1」がc出
力端子から出力される。またa入力端子が「0」
のときは、b入力端子が「1」でも「0」でもc
出力端子に出力はあらわれない。すなわち同図B
に示したリレー125aと等価である。今、スイ
ツチa′がオンにされるとリレーコイル125bが
励磁され、b入力端子とc出力端子間の接点12
5cがオンになる。この優先順位回路100にブ
レーキ信号が入力されると、このブレーキ信号は
最優先され、ゲート125を通りゲート126で
反転されてオア・ゲート127に入る。ブレーキ
信号は制動時に「0」となるから、オア・ゲート
127は制動時に「1」となり、加減算カウンタ
55に減算指令を出す。比較部124が出す減算
指令は、FF109によつて制御される。すなわ
ちFF109は前記したようにペダル16が回転
されている時に一定条件の下で第10図gのよう
な信号を発生するが、この信号はゲート128を
介しゲート129を開き、比較部124の減算指
令がオア・ゲート127に入る。また前記エンジ
ン23がストール回転速度N2以上になつた時に
オン信号「1」を出力する比較部95はゲート1
30を介してオア・ゲート127に入力される。
ブレーキがかけられるとブレーキ信号は「0」に
なりゲート125の出力によりゲート128、お
よびゲート130が共に閉じられる。従つて、ブ
レーキ信号が最優先される。次に非制動時におい
てはブレーキ信号は「1」であるからゲート12
5の出力も「1」従つてゲート128が開かれ
る。よつてFF109が「1」ならゲート130
は閉じられる。よつて比較部124の減算指令だ
けがオア・ゲート127に入る。ブレーキ信号が
「1」でかつFF109の出力信号が「0」である
時にはゲート128の出力端でFF109のオフ
信号「0」は反転されるのでゲート130が開か
れる。よつて比較部95の減算指令だけがオア・
ゲート127に入る。 以上説明したこの実施例の速度制御特性を示す
と第14図のようになる。加速期間aにおいて
は、ペダル16を踏み込むことにより希望車速が
破線のように続みとられ、これに追随するように
エンジン23の気化器28の絞り弁35は次第に
開かれてゆく。ペダル16の踏力を一定に保てば
ペダル16の回転に対応して一定速で走行する
(同図b)。踏力を弱め、ペダル16の回転を次第
に遅らせれば、気化器28の絞り弁35も次第に
閉じられてゆく(同図c)。ここでペダル16の
踏込みを停止すれば、その時のペダル16の回転
速度を記憶して、その速度で車輛を走行させるよ
うになる。(同図d+e)。ペダル16を再び回転
させ、このペダル16により与えられる運転者の
希望速度が走行速度を越えると再びエンジンがこ
の希望車速に追随するように制御される。今ブレ
ーキがかけられるとその制動時間fの間、加減算
カウンタ55は減算し続け絞り弁35を閉じる一
方、走行速度が順次記憶され、制動の終了と共
に、その時の車速で走行するよう気化器28が制
御される。 以上詳細に説明した実施例では希望車速はペダ
ル16と一体に回転する大ギヤ17から検出して
いるが、この発明はこれに限定されるものではな
く、チエーン20に加わる張力から必要な駆動力
を算出し、エンジン出力を制御するようにしても
よい。 この発明は以上のようにエンジン回転速度が遠
心クラツチが接続するストール回転速度より低い
設定回転速度以上に、設定時間内に達したことに
よりエンジン始動を検出し、車速を足踏みペダル
の回転状態から検出した希望車速に近づけるよう
エンジンの出力を制御するから、エンジンの始動
を確実に検知でき、エンジン始動前に気化器の絞
り弁を開閉制御するようなことが起らない。すな
わちエンジンの出力制御はエンジンが確実に始動
した後に開始される。
第1図はこの発明をエンジン付き自転車に適用
した一実施例を示す側面図、第2,3図はその気
化器の取付状況を示す平面図と側面図、第4図は
同じく気化器の−線縦断面図、第5図はこの
実施例のブロツク図、第6図はその一実施例の流
れ図、第7図は車速検知手段、車速指令手段およ
び比較演算手段を示すブロツク図、第8図はエン
ジン出力制御手段を示すブロツク図、第9,10
図はタイムチヤート、第11図はエンジンパルス
検出回路、第12図はペダルパルス検出器の取付
状態を示す側面図、第13図は優先順位回路、ま
た第14図はこの実施例の速度制御例である。 16……足踏みペダル、23……エンジン、2
8……気化器、31……ステツプ・モータ、31
a〜31d……固定子巻線、35……絞り弁、5
5……加減算カウンタ、90,115……カウン
タ、200……速度制御手段、201……車速検
知手段、202……車速指令手段、203……比
較演算手段、204……エンジン出力制御手段。
した一実施例を示す側面図、第2,3図はその気
化器の取付状況を示す平面図と側面図、第4図は
同じく気化器の−線縦断面図、第5図はこの
実施例のブロツク図、第6図はその一実施例の流
れ図、第7図は車速検知手段、車速指令手段およ
び比較演算手段を示すブロツク図、第8図はエン
ジン出力制御手段を示すブロツク図、第9,10
図はタイムチヤート、第11図はエンジンパルス
検出回路、第12図はペダルパルス検出器の取付
状態を示す側面図、第13図は優先順位回路、ま
た第14図はこの実施例の速度制御例である。 16……足踏みペダル、23……エンジン、2
8……気化器、31……ステツプ・モータ、31
a〜31d……固定子巻線、35……絞り弁、5
5……加減算カウンタ、90,115……カウン
タ、200……速度制御手段、201……車速検
知手段、202……車速指令手段、203……比
較演算手段、204……エンジン出力制御手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 足踏みペダルの回転により車輪を駆動する第
1の駆動手段と、エンジンにより遠心クラツチを
介して車輪を駆動する第2の駆動手段とを備え、
両駆動手段が協働して走行する車輌において、 エンジン回転速度が前記遠心クラツチが接続す
るストール回転速度より低い設定回転速度以上に
設定時間内に達したことからエンジン始動を検出
し、その後、前記足踏みペダルによる車輪回転速
度が前記エンジンによる車輪回転速度以上になつ
ている状態で前記足踏みペダルの回転状態から検
出され実車速より大きく設定された希望車速を前
記実車速と比較し、これら実車速と希望車速との
差に基づいて前記実車速を希望車速に近づけるよ
うに前記エンジンの出力を電気的に制御すること
を特徴とする車輛の速度制御方法。 2 足踏みペダルの回転により車輪を駆動する第
1の駆動手段と、エンジンにより遠心クラツチを
介して車輪を駆動する第2の駆動手段とを備え、
両駆動手段が協働して走行する車輛において、 実車速を検出する車速検知手段と、前記足踏み
ペダルによる車輪回転速度が前記エンジンによる
車輪回転速度以上になつている状態で実車速より
大きく設定された希望車速を前記足踏みペダルの
回転状態から検出する車速指令手段と、前記実車
速と希望車速とを電気的に比較する比較演算手段
と、この比較演算結果に基づいて前記実車速を希
望車速に近づけるように前記絞り弁開度を電気的
に制御するエンジン出力制御手段と、エンジン回
転速度が前記遠心クラツチが接続するストール回
転速度より低い設定回転速度以上に設定時間内に
達したことを検出し始動信号を前記比較演算手段
に出力する始動確認手段とを備え、前記比較演算
手段は前記始動信号に基づいて前記エンジン出力
制御手段を作動させ始めることを特徴とする車輛
の速度制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP410380A JPS55117048A (en) | 1980-01-19 | 1980-01-19 | Vehicle speed control method and device thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP410380A JPS55117048A (en) | 1980-01-19 | 1980-01-19 | Vehicle speed control method and device thereof |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13071978A Division JPS6044191B2 (ja) | 1978-07-20 | 1978-10-23 | 車輛の速度制御方法および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55117048A JPS55117048A (en) | 1980-09-09 |
| JPS6111834B2 true JPS6111834B2 (ja) | 1986-04-04 |
Family
ID=11575448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP410380A Granted JPS55117048A (en) | 1980-01-19 | 1980-01-19 | Vehicle speed control method and device thereof |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55117048A (ja) |
-
1980
- 1980-01-19 JP JP410380A patent/JPS55117048A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55117048A (en) | 1980-09-09 |
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