JPS6112507B2 - - Google Patents

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JPS6112507B2
JPS6112507B2 JP56025847A JP2584781A JPS6112507B2 JP S6112507 B2 JPS6112507 B2 JP S6112507B2 JP 56025847 A JP56025847 A JP 56025847A JP 2584781 A JP2584781 A JP 2584781A JP S6112507 B2 JPS6112507 B2 JP S6112507B2
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JP
Japan
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base coat
cracking layer
cracks
resin
dried
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JP56025847A
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Inventor
Hidenori Ishikawa
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP56025847A priority Critical patent/JPS57140677A/ja
Publication of JPS57140677A publication Critical patent/JPS57140677A/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、網目状にひびわれを有する絵画、
模様等を表わした陶板状の雅趣豊かな装飾板の製
造方法に関する。
従来、この種の装飾板は建物の内装用として多
く用いられており、次の様な方法により製造され
るものである。
すなわち、第1図イに示すように基板1をその
まゝあるいはその表面に直接絵画、模様を画き、
もしくは、着色しその表面にベースコート2を形
成し、あるいは第1図ロに示すように基板1の表
面に接着剤を用いて絵画、模様、色彩を印刷等に
より表わした原画部材3を貼着し、その表面にベ
ースコート2を形成し、その後両者共にベースコ
ート2の表面に澱粉糊溶液を均一に塗布し、該澱
粉糊溶液を乾燥して全面に網目状のひび割れ5を
現出したクラツキング層4を形成する。このひび
割れ5はベースコート2にも達する。その後、所
望により着色材6を上記クラツキング層4表面に
擦り付けるとともに上記ひび割れ5中に浸透させ
てひび割れを強調した後、クラツキング層4表面
の余剰の着色材6を布等を用いて拭い取り、着色
材6の乾燥を待つて上記クラツキング層4表面に
更に透明なトツプコート7を形成させて装飾板
A,A′を完成させる。
このとき基板1としては石膏ボード、石綿ボー
ド、難焼ボード、木板、板合板、金属板あるいは
スレート等が用いられ、ベースコート2に用いら
れる合成樹脂エマルジヨンあるいは塗料として
は、酢酸ビニール、その共重合体、スチレン−ブ
タジエン共重合体、塩化ビニール−塩化ビニリデ
ン共重合体、ブタジエン−アクリロントリル共重
合体、あるいはアクリル共重合体、等比較的柔軟
なフイルムを形成するような合成樹脂の水分散エ
マルジヨンあるいはそれら合成樹脂を主原料とす
る塗料が用いられる。また、クラツキング層4と
しては澱粉糊の水溶液を用いて形成し、着色材6
としては、油絵具、油性ペイント(顔料入り)、
染料などが用いられる。さらにまた、トツプコー
ト7としてはラツカー、ワニスその他の各種塗
料、水ガラス中より装飾板の使用目的に適した透
明なものが選択される。
以上のような材料および製造方法で製造された
従来の装飾板A,A′は適度な大きさと形状のひ
び割れを得るためにベースコート2として比較的
柔軟なフイルムを形成する材料を、また、クラツ
キング層4として脆弱な材料を意図的に用いるの
で積層構造では物性、安定性の点で弱点となるば
かりでなく、第2図イに示すようにクラツキング
層4において、着色されたひび割れ部分の幅が更
に広がつたり、新たな箇所にひび割れを生じたり
するなどの“後われ”と称される経時変化が生ず
る。この“後われ”8は更に進行してトツプコー
ト7の表面にまで達するひび割れに成長する。こ
のため従来の装飾板A,A′においては、このト
ツプコート7のひび割れによりクラツキング層4
が外部雰囲気の影響(温度、湿度等の影響)を直
接受けて更にひび割れの進行が助長されるばかり
でなく、澱粉が膨潤、乾燥をくりかえして第2図
ロに示すような虫くい現象Bを生じ、この部分が
変色してその審美的価値を著しく低下させるばか
りでなく、積層構造の剥離をもたらすなどの欠点
を有していた。即ち従来の装飾板A,A′はベー
スコート2が比較的柔軟であること、クラツキン
グ層4が脆弱であることと、トツプコート7のひ
び割れのため、建物の外装用としては全く用いら
れないばかりでなく、内装用としても浴場等湿度
の高い悪環境下や、表面硬度を要求されるような
箇所においてはその使用が制限される等汎用性に
乏しいものであつた。
本発明は、上記した事情に基づいてなされたも
のであり、完全硬化後には堅牢な物性が得られる
ベースコート材料を使用し、かつ最終的に製造さ
れた装飾板の積層構造からクラツキング層を除去
することによつて上記した従来の装飾板が有する
積々の欠点を解消した装飾板の製造方法を提供せ
んとするものである。
即ち、本発明は、無地または表面に直接絵画、
模様、色彩等を施し、あるいは表面に絵画、模
様、色彩等を表わした原画部材を接着剤を用いて
貼着した基板、例えば金属板、ガラス板等の上に
フイルム形成性合成樹脂のエマルジヨンあるいは
塗料を塗布してベースコートを形成し、該ベース
コートを半流動あるいは半硬化状態に乾燥し、そ
の後ベースコート表面に澱粉糊溶液を塗布してク
ラツキング層を形成し、該クラツキング層を乾燥
してクラツキング層及び上記ベースコートに適度
のひび割れを形成し、その後上記クラツキング層
を水洗除去し、次で上記ベースコートを完全に乾
燥硬化することによつて装飾板を製造するもので
ある。
以下本発明を上記した工程順に従つて詳細に説
明する。
基板は従来公知の板材を使用することができる
が、好ましくは金属板(例えば鋼板、アルミニウ
ム板)、ガラス板等が用いられ、無地のもので
も、表面に直接絵画、模様、色彩等を施したもの
でも、あるいは絵画、模様、色彩等を表わした原
画部材(例えば紙、合成樹脂フイルム等)を接着
剤を用いて表面に貼着したものでも良い。
尚、上記基板は、後工程におけるベースコート
層との密着性向上のため、必要に応じて適宜サン
デイング、プライマーコート塗布等の下地処理を
施す。また、この基板はベースコートの溶媒
(水、あるいは有機溶剤等)により変質しないよ
うな表面性状を有し、かつベースコートの硬化温
度に耐えることが必要である。また後工程におけ
る均一なひび割れを得るには平滑板であることが
望ましい。
ベースコートに用いるフイルム形成性合成樹脂
のエマルジヨンあるいは塗料としては、反応硬化
型あるいは熱硬化型のものが用いられ、加温によ
る強制乾燥や焼付等により硬化を行う。常乾型で
も澱粉糊溶液の乾燥条件では硬化が完了してしま
わないような緩慢な硬化速度をもつものならば使
用できる。これらは透明なものあるいは顔料入り
のもの、または水溶性タイプ、あるいは溶剤タイ
プのいずれにも限定するものではないが、少なく
とも後工程の予備乾燥における半流動あるいは半
硬化の状態で水に溶解したり、含水により基板か
ら剥離しない程度の耐水性を有することが必要で
ある。上記した合成樹脂としては例えば、メラミ
ン架橋型アクリル樹脂、自己架橋型アクリル樹
脂、アミノアルキツド樹脂熱硬化型ポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂、一液型ポリウレタン樹脂、
二液硬化型ポリウレタン樹脂等がある。
これらの樹脂は、また装飾板の使用目的に応じ
て適宜選択されるものであり、例えば外装用とし
て用いる場合は、表面硬度、耐水性、耐候性に優
れたアクリル系の焼付型塗料等が望ましい。
上記合成樹脂は水あるいは有機溶剤により流動
性をもたせて基板上に塗布してベースコートを形
成する。このときの塗布法は、スプレー、刷毛塗
り、ロールコーター、あるいはカーテンコーター
等が使用できるが、後工程において均一性の高い
ひび割れを得るには塗布厚を均一にすることが望
ましい。
しかる後、ベースコートを流動性が若干残る状
態(半流動)あるいは半硬化の状態まで常温風乾
あるいは加熱によつて予備乾燥する。
乾燥時におけるベースコートの硬度と乾燥条件
(主として温度と時間)との関係は使用するベー
スコート材の相違により第3図に示すように大別
すると段階的になる場合イとなだらかな曲線にな
る場合ロとがある。第3図において、段階は塗
布時の性状を有し流動性が高く、段階は溶媒
(水あるいは有機溶剤)が揮発する過程で依然と
して流動性を維持し、段階は固形分(あるいは
樹脂分)のみとなり半硬化(半流動)状態とな
り、段階は樹脂の硬化が進行し、段階に至つ
て硬化が終了する。
アクリル樹脂等の熱硬化型塗料は第3図イに示
すように、段階以降は所定の温度以上でないと
乾燥時間を長くしても硬化はほとんど進行しない
ので、乾燥温度を変化させることにより、段階的
な乾燥硬化曲線が得られる。これに対し、ポリウ
レタン樹脂等の反応硬化型塗料では、温度によつ
て硬化のパターンは大きく変化しないため、第3
図ロに示すようななだらかな乾燥硬化曲線とな
る。
ベースコートの予備乾燥はの後半からの前
半程度の段階までベースコートを乾燥することを
いう。ベースコート材の選択にあたつては、その
乾燥硬化性状を把握しておき、ひび割れ処理にと
つて望ましい柔軟性が得られるような予備乾燥条
件を設定する。一般的には、第3図イの段階の
ような条件の予備乾燥が制御しやすいといえる。
ベースコートを予備乾燥した後、ベースコート
表面に澱粉糊溶液を塗布してクラツキング層を形
成する。このとき使用する澱粉糊溶液はベースコ
ート上に塗布したとき、はじかれない程度に粘稠
であることが必要である。また、その乾燥フイル
ムは、ひび割れ処理にベースコートから剥離しな
い程度の密着性を有し、かつ水で膨潤再溶解し、
後工程での水洗除去が可能であることが必要であ
る。
澱粉糊溶液の塗布法は、刷毛塗り、カーテンコ
ーター等で行い塗布厚をほゞ均一にする。
上記クラツキング層は全体を均一に常温風乾あ
るいは加熱乾燥して全体にひび割れ模様を現出さ
せ、このひび割れ模様が審美的に適当な大きさに
なつたところで上記乾燥を停止する。このひび割
れの大きさ、形状、及びひびの巾、深さ等は上記
ベースコートの材質、予備乾燥条件及びクラツキ
ング層に用いる澱粉の種類、乾燥条件により様々
に変えられる。このクラツキング層のひび割れの
際、下層のベースコートにも同じようにひび割れ
模様を形成する。このひび割れがベースコートの
かなり深い所まで達しているとき、あるいはベー
スコートを貫通しているような場合は基板とベー
スコートとの色調のコントラストだけでも模様が
強調できる。また、ベースコートのひび割れが浅
い場合、あるいは上記ひび割れをシヤープに強調
するためには、上記クラツキング層に所望の着色
材を擦り込み、あるいはスプレー、刷毛塗り、浸
漬等によりベースコートのひび割れ中に上記着色
材を充填、含浸する。このときの着色材は油絵
具、油性ペイント(顔料入り)、染料などの油
性、溶剤型が良いが、これらの中でもベースコー
ト層に対する定着性の良いもの及び層表面から拭
き取りなどにより比較的容易に除去できるものを
選択するのが望ましい。
また、上記着色材を用いた場合、クラツキング
層表面に残つた余剰の着色材は拭取る。
次で、クラツキング層を水で膨潤溶解し、完全
に水洗除去する。この具体的な方法は次のように
する。
即ち、ここまでの装飾板の中間体を水中に浸漬
し、クラツキング層を膨潤させながら、流水洗浄
したり、衝撃水洗することによりクラツキング層
がベースコートより剥離してくる。この方法は着
色材の展色剤が十分硬化されていない状態でも可
能であり、着色材のにじみ、乱れは起らない。ま
たベースコート表面を損傷することもない。
更に、定着性の良好な着色剤を使用した場合
は、クラツキング層表面に散水して膨潤させ、直
接スポンジ等で拭いとることも可能である。
上記のようにクラツキング層を除去した後、ベ
ースコートを加熱乾燥する。この加熱乾燥によ
り、ベースコートは第3図の段階の状態となり
完全硬化する。この加熱に先だつて、ベースコー
ト表面に残留する水滴は加熱乾燥時に“くま”を
残す恐れがあるので、あらかじめ圧力空気でこの
水滴を吹き飛ばしておくと良い。また着色材の硬
化が上記工程までの段階で不十分な時はこの加熱
工程において同時に硬化を行えば良い。
次にベースコート及びそのひび割れ部の保護及
び着色材の定着性の向上を目的として必要に応じ
てベースコート表面に透明なトツプコートを形成
する。このトツプコート材としてベースコート材
とほぼ同様なものを用いれば、トツプコートとベ
ースコートとを同時に硬化させることができると
ともに密着性も良くなるので望ましい。
また、基板との密着性等、トツプコートとして
の性能とは別の観点からベースコート材を選択し
た場合はベースコートの表面全体を保護し、表面
性状を向上させる目的で、ベースコートとは別の
材料をベースコートを硬化させた後改めて塗布、
乾燥硬化し、トツプコートを形成することも可能
である。
以上のような工程からなる本発明によれば第4
図に示すような各種の積層構造を有する装飾板を
製造することができる。
即ち、第4図において、イは基板11上にベー
スコート12を形成し、該ベースコート12に形
成したひび割れ13中には着色材を充填しないも
のであり、ロは上記イのひび割れ13中に着色材
14を充填したものであり、ハ,ニはそれぞれ上
記イ,ロのものにトツプコート15を形成したも
のである。
これらの装飾板は、その積層構造中にクラツキ
ング層がないので、従来の装飾板にみられる経時
的な“後われ”現象を引き起すことがなく、また
ベースコート材あるいは/およびトツプコート材
の選択により表面硬度を向上させることができる
ので、本発明によれば、審美的価値を長期間保持
し、かつ内、外装用として広く使用し得る汎用性
に富んだ装飾板を得ることができる。
以下実施例を述べる。
実施例 1 無地のプレコートカラーアルミ板の表面に水溶
性の熱硬化型の透明なアクリル系塗料をスプレー
で塗布した後、この塗料層(ベースコート)を次
の様な異なる条件で乾燥した。
室音で半日放置して乾燥した。
80℃で約1時間乾燥した。
の後、更に100℃で約30分乾燥した。
上記乾燥後、ベースコート表面に澱粉糊の水溶
液をカーテンフローコーターを用いて均一に塗布
し、室温の乾燥気流中で乾燥し、この糊層(クラ
ツキング層)に網目状のひび割れを現出した。こ
のひび割れに伴なつて生じるベースコートのひび
割れの程度は上記ベースコートの乾燥条件と対応
させると次の様になつた。即ち、の乾燥におい
てはベースコートに流動性が残つており、ひび割
れは幅が広く、ベースコートを貫通したものとな
り、比較的大きな模様が得られる。の乾燥にお
いては、ひび割れは狭くなつたが、ベースコート
のかなり深い位置まで達したものとなり、中くら
いの大きさのひび割れ模様が得られた。また、
の乾燥においては、ひび割れはベースコート上部
にやつと達する程度のものとなり、小さな模様が
得られた。これらの表面をシンナーで希釈した油
性染料を含ませたウエスでこすり、ひび割れ部を
染色した後、クラツキング層と水洗除去し、ベー
スコート表面に残留する水滴を圧力空気で完全に
吹き飛ばし、次いでベースコートを140〜150℃で
30分間加熱硬化した。
製造された装飾板は,,いずれも表面が
網目状にひび割れした陶板状の雅趣豊かなもので
あり、また、およびは、ひび割れ部が凹型に
くぼんでおり、ひび割れの質感にも富んでいた。
これらは、“後われ”等の経時変化もなく、か
つ、表面硬度、耐水性、耐候性などの表面物性が
優れた内、外装用として汎用性に富んだものであ
つた。
実施例 2 実施例1におけるベースコートとして、基材と
コントラストのある色調のものを使用し、実施例
1のと同様にしてひび割れを現出せしめた後、
着色処理をせず、そのままクラツキング層を水洗
除去した。以後の工程は実施例1と同時に行つ
た。
得られた装飾板は、基板が露出してひび割れが
浮き立ち、実施例1に記載した優れた性能を具備
していた。
実施例 3 陽極酸化(アルマイト)処理を施したアルミ板
の表面にアルミサツシ用電着塗料(熱硬化アクリ
ル系のO/Wエマルジヨン、クリヤー)を通常の
方法によりやや厚目に電着塗装し、水洗後常温に
近い温度で風乾し、ベースコートを形成した。次
いで澱粉糊の水溶液をカーテンフローコーターを
用いて均一に塗布し、60℃で30分間乾燥し、糊層
に網目状にひび割れを現出した。この表面に油絵
具を擦り込んでひび割れを着色した後、糊層を水
洗除去し、風乾した。この表面に水溶性の熱硬化
性アクリル系塗料の透明なものをスプレーで塗布
し、トツプコートを形成させた。次いでベースコ
ートとトツプコートを同時に所定の温度で加熱硬
化し、堅牢な表面性状を有し、かつひび割れ模様
が透明なフイルム中に浮いたような雅趣豊かな装
飾板を得た。
実施例 4 プライマー処理を施した鋼板に溶剤型の熱硬化
アクリル系の顔料を含む塗料(エナメル)をスプ
レーで塗布し、常温で約30分乾燥し、ベースコー
トを形成した。次いで、その表面に澱粉糊溶液を
刷毛塗りし、常温で乾燥し、クラツキング層を形
成させた。ひび割れが起つても、クラツキング層
はベースコートから剥離しなかつた。ひび割れ中
にシンナーで希釈した油絵具を擦り込み着色処理
を施した後、余剰の油絵具を拭きとり、クラツキ
ング層を水洗除去し、次いで露出したベースコー
ト層表面の水分を除去し、ベースコートと同系統
の透明な塗料(ワニス)をスプレー塗布し、ベー
スコートと同時に加熱硬化した。得られた装飾板
は、実施例1及び2で得られた装飾板にくらべ表
面の質感は劣つたが、光沢に富み、表面物性はよ
り向上した。また、ひび割れ模様のはつきりし
た、陶質感に富むものであつた。
実施例 5 リン酸亜鉛処理を施した薄い鋼板の表面に、合
成ゴム系接着剤を薄く塗布して絵画を印刷した板
を貼着したものを基材として、その表面に二液硬
化型非黄変性の透明なポリウレタン塗料をスプレ
ーで塗布し、80℃で指触乾燥し、ベースコートを
形成した。次いで、実施例3と同様にして、クラ
ツキング処理、着色、クラツキング層の水洗除去
を行い、露出したベースコート層表面を風乾した
後、ベースコートと同じポリウレタン塗料をスプ
レー塗布し、トツプコートを形成した。ベースコ
ートとトツプコートは同時に80℃で強制乾燥し、
硬化させた。
以上の処理によつて、全面にひび割れを有する
時代がかつた絵画の装飾板が得られた。この装飾
板は耐水性に富み、表面が堅牢であるなど内装材
としての使用にも耐え得る物性を有していた。
実施例 6 透明な耐熱性の良好なガラス板、あるいは、そ
の表面の一部に刷毛やスプレーを用いて、油性ペ
イントで絵画、模様、文字等を描いたものを基材
とし、以下実施例5と同様な材料、処理によつて
得られた装飾板は、透明な背景に、明瞭なひび割
れ模様が入つた雅趣豊かなものであり、室内装飾
用として適したものであつた。また、ベースコー
ト、トツプコート材として透明な熱硬化型アクリ
ル系の塗料を使用した場合、耐光性、表面硬度な
ど、物性は更に向上し、汎用性に富む装飾ガラス
板が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロは従来の装飾板の断面図、第2図
イは同上経時変化を説明する断面図、ロはイの部
分平面図、第3図は本発明におけるベースコート
材の硬化状態の説明図、第4図イ,ロ,ハ,ニは
本発明で製造した装飾板の断面図である。 1,11……基板、2,12……ベースコー
ト、3……原画部材、4……クラツキング層、
5,13……ひび割れ、6,14……着色材、
7,15……トツプコート、8……後われ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 無地または表面に直接絵画、模様、色彩等を
    施し、あるいは表面に絵画、模様、色彩等を表わ
    した原画部材を接着剤を用いて貼着した基板上
    に、フイルム形成性の反応硬化型あるいは熱硬化
    型樹脂の溶液、エマルジヨン、あるいは塗料を塗
    布してベースコートを形成し、該ベースコートを
    半流動あるいは半硬化状態に乾燥し、その後ベー
    スコート表面に澱粉糊溶液を塗布してクラツキン
    グ層を形成し、該クラツキング層を乾燥してクラ
    ツキング層及び上記ベースコートに適度のひび割
    れを形成し、その後上記クラツキング層を水洗除
    去し、次いで上記ベースコートを乾燥硬化したこ
    とを特徴とする装飾板の製造方法。 2 無地または表面に直接絵画、模様、色彩等を
    施し、あるいは表面に絵画、模様、色彩等を表わ
    した原画部材を接着剤を用いて貼着した基板上
    に、フイルム形成性の反応硬化型あるいは熱硬化
    型樹脂の溶液、エマルジヨン、あるいは塗料を塗
    布してベースコートを形成し、該ベースコートを
    半流動あるいは半硬化状態に乾燥し、その後ベー
    スコート表面に澱粉糊溶液を塗布してクラツキン
    グ層を形成し、該クラツキング層を乾燥してクラ
    ツキング層及び上記ベースコートに適度のひび割
    れを形成し、次いで上記クラツキング層を水洗除
    去した後上記ベースコートを乾燥硬化し、該ベー
    スコート表面に透明なフイルム形成性の反応硬化
    型あるいは熱硬化型樹脂のエマルジヨンあるいは
    塗料を塗布してトツプコートを形成し、該トツプ
    コートを乾燥硬化したことを特徴とする装飾板の
    製造方法。 3 無地または表面に直接絵画、模様、色彩等を
    施し、あるいは表面に絵画、模様、色彩等を表わ
    した原画部材を接着剤を用いて貼着した基板上
    に、フイルム形成性の反応硬化型あるいは熱硬化
    型樹脂の溶液、エマルジヨン、あるいは塗料を塗
    布してベースコートを形成し、該ベースコートを
    半流動あるいは半硬化状態に乾燥し、その後ベー
    スコート表面に澱粉糊溶液を塗布してクラツキン
    グ層を形成し、該クラツキング層を乾燥してクラ
    ツキング層及び上記ベースコートに適度のひび割
    れを形成するとともに、上記クラツキング層のひ
    び割れを経由して上記ベースコートのひび割れに
    所望の着色材を充填し、その後上記クラツキング
    層を水洗除去し、次いで上記ベースコートを乾燥
    硬化したことを特徴とする装飾板の製造方法。 4 無地または表面に直接絵画、模様、色彩等を
    施し、あるいは表面に絵画、模様、色彩等を表わ
    した原画部材を接着剤を用いて貼着した基板上
    に、フイルム形成性の反応硬化型あるいは熱硬化
    型樹脂の溶液、エマルジヨン、あるいは塗料を塗
    布してベースコートを形成し、該ベースコートを
    半流動あるいは半硬化状態に乾燥し、その後ベー
    スコート表面に澱粉糊溶液を塗布してクラツキン
    グ層を形成し、該クラツキング層を乾燥してクラ
    ツキング層及び上記ベースコートに適度のひび割
    れを形成するとともに、上記クラツキング層のひ
    び割れを経由して上記ベースコートのひび割れに
    所望の着色材を充填し、次いで上記クラツキング
    層を水洗除去した後上記ベースコートを乾燥硬化
    し、該ベースコート表面に透明なフイルム形成性
    の反応硬化型あるいは熱硬化型樹脂のエマルジヨ
    ンあるいは塗料を塗布してトツプコートを形成
    し、該トツプコートを乾燥硬化したことを特徴と
    する装飾板の製造方法。 5 上記反応硬化型あるいは熱硬化型樹脂がメラ
    ミン架橋型アクリル樹脂、自己架橋型アクリル樹
    脂、アミノアルキツド樹脂、熱硬化型ポリエステ
    ル樹脂、エポキシ樹脂、一液型ポリウレタン樹
    脂、又は二液硬化型ポリウレタン樹脂であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の装飾板
    の製造方法。 6 上記反応硬化型あるいは熱硬化型樹脂がメラ
    ミン架橋型アクリル樹脂、自己架橋型アクリル樹
    脂、アミノアルキツド樹脂、熱硬化型ポリエステ
    ル樹脂、エポキシ樹脂、一液型ポリウレタン樹
    脂、又は二液硬化型ポリウレタン樹脂であること
    を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の装飾板
    の製造方法。
JP56025847A 1981-02-24 1981-02-24 Production of decorative sheet Granted JPS57140677A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56025847A JPS57140677A (en) 1981-02-24 1981-02-24 Production of decorative sheet

Applications Claiming Priority (1)

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JP56025847A JPS57140677A (en) 1981-02-24 1981-02-24 Production of decorative sheet

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