JPS6122015B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6122015B2
JPS6122015B2 JP54015299A JP1529979A JPS6122015B2 JP S6122015 B2 JPS6122015 B2 JP S6122015B2 JP 54015299 A JP54015299 A JP 54015299A JP 1529979 A JP1529979 A JP 1529979A JP S6122015 B2 JPS6122015 B2 JP S6122015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tic
powder
alloy
cemented carbide
crystals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54015299A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55107754A (en
Inventor
Hironori Yoshimura
Atsushi Sugawara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Metal Corp
Original Assignee
Mitsubishi Metal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Metal Corp filed Critical Mitsubishi Metal Corp
Priority to JP1529979A priority Critical patent/JPS55107754A/ja
Publication of JPS55107754A publication Critical patent/JPS55107754A/ja
Publication of JPS6122015B2 publication Critical patent/JPS6122015B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、従来炭化タングステン(WC)基
焼結超硬合金のもつすぐれた耐衝撃性と同等、あ
るいはこれ以上の耐衝撃性をもつとともに、耐摩
耗性にもすぐれたWC基焼結超硬合金の製造法に
関するものである。 従来、WC基焼結超硬合金は、高速度鋼と並ん
で、代表的な切削工具用材料として利用されてお
り、特に、耐摩耗性を要求される用途には、例え
ば高硬度を有するTiC成分を多く含有させる一
方、硬度の低い結合相形成成分であるCoの含有
量を減らしたWC−TiC−TaC−Co系合金が使用
され、また耐衝撃性を要求される用途には、TiC
の含有量を少なくして、Coの含有量を多くした
WC−TiC−TaC−Co系合金や、WC−Co系合金
が使用されている。 このように上記従来WC基焼結超硬合金におい
ては、耐摩耗性と耐衝撃性は裏腹な関係にあり、
上記のようにTiC含有量を増したり、Coの含有量
を減じたりして耐摩耗性を上げると、耐衝撃性が
低下するようになり、一方TiCの含有量を減じた
り、Coの含有量を増したりして耐衝撃性を上げ
ると、耐摩耗性が低下するようになり、したがつ
て耐摩耗性と耐衝撃性とを兼ね備えたものを得る
ことは非常に困難なことであつた。 さらに、近年、上記従来のWC基焼結超硬合金
に、TiNやTaNなどの新しい成分を含有させるこ
とが検討されているが、この場合も耐衝撃性は向
上するものの耐摩耗性が低下してしまい、耐摩耗
性と耐衝撃性の両特性のすぐれたものにはなつて
いない。 一方、上記従来WC基焼結超硬合金の結晶粒径
について見るに、平均結晶粒径が1〜2μmの微
粒合金は、平均結晶粒径が3〜4μmの中粒合金
に比して、すぐれた常温硬さおよび常温抗折力を
もち、かつ低速切削ではすぐれた耐摩耗性および
耐衝撃性を示すが、高速切削では逆に中粒合金の
方が微粒合金に比してすぐれた特性を示すように
なる。 さらに平均結晶粒径が4〜6μmの組粒合金に
おいては、中粒合金や微粒合金と比べて耐クリー
プ性にはすぐれているが、粉砕を十分に行なわな
いで焼結しなければならないために焼結性が悪い
という製造上の問題点があり、したがつて前記組
粒合金は切削用としてよりも熱間耐摩用あるいは
鉱山工具用として多く利用され、しかもいずれの
結晶粒径の合金においても、特定の用途で十分な
性能を発揮するためには、結晶粒径の分布は狭い
ものが良いとされているのが現状である。 このように低速切削から高速切削までの広範囲
にわつたて耐摩耗性および耐衝撃性ともにすぐれ
た切削特性を示す合金は、合金組成および結晶粒
径のいずれの面からも開発されていないのであ
る。 本発明者等は、上述のような観点から、耐摩耗
性および耐衝撃性を兼ね備え、特に切削工具とし
て使用した場合にすぐれた特性を発揮する材料を
得べく、上記従来WC−TiC−TaC−Co系焼結超
硬合金に関し、特にその合金組織に着目し研究を
行なつた結果、 (a) 7μm以上の平均結晶粒径をもつた超粗粒の
TiC結晶:1〜30容量%と、平均径:3〜10μ
mをもつた結合相プールとを組織中に均一に分
散させると、前記超粗粒のTiC結晶および結合
相プールが存在しない通常のWC基焼結超硬合
金と同等あるいはこれ以上の耐衝撃性と、すぐ
れた耐摩耗性とを兼ね備えるようになること。
なお、結合相プールとは、組織中に分散存在さ
せた粒状の結合相をいう。 (b) 耐摩耗性を向上する理由としては、 TiCはWCに比して硬く、化学的に安定
で、しかも耐熱性にもすぐれていること。 結晶粒径が小さくなればなるほど活性化す
るものであり、したがつて微粒ではTiC本来
のもつ化学的安定性および耐熱性が得られ
ず、平均結晶粒径が7μm以上の超粗粒にな
つてはじめてすぐれた化学的安定性および耐
熱性が確保できるようになること。 上記超粗粒のTiCは、上記に示した特性
のほかに、結合相への固溶量が少ない特性を
もつので、出発原料粉末のもつていた粒径に
近い形で焼結組織中に存在するようになるこ
とから、超粗粒として最も適していること。 以上〜に示される理由が上げられること。 (c) 耐衝撃性が向上する理由としては、合金組織
中に均一に分散させた結合相プールによつてク
ラツクの伝幡が阻止されると共に、応力が緩和
され、この結果として破壊靭性が著しく改善さ
れることに帰因するものと推察されること。 (d) 上記超粗粒のTiC結晶におけるTiC成分の一
部を、相対割合で2〜50モル%の範囲で(した
がつてTiCの占める相対割合は50〜98モル%と
なる)、周期律表の4a,5a、および6a族
の金属の炭化物および窒化物のうちの1種また
は2種以上の成分で置換すると、上記TiCによ
つてもたらされるすぐれた耐摩耗性を保持しつ
つ、耐衝撃性がさらに向上するようになるこ
と。 以上(a)〜(d)に示される知見を得たのである。 したがつて、この発明は、上記知見にもとづい
てなされたものであつて、WC−TiC−TaC−Co
系焼結超硬合金を製造するに際して、その組織中
に、平均結晶粒径:7μm以上をもつた粗大な
TiC結晶、および同じく7μm以上の平均結晶粒
径をもつたTiCと周期律表の4a,5a、および
6a族の金属の炭化物および窒化物のうちの1種
または2種以上の成分(以下金属の炭・窒化物と
いう)との複合化合物結晶(ただしTiC:50〜98
モル%含有)のいずれか、あるいは両方:1〜30
溶量%と、平均径:3〜10μmをもつた結合相プ
ールとを均一に分散させることによつて、すぐれ
た耐摩耗性と耐衝撃性とを兼ね備えるようにした
WC基焼結超硬合金の製造法に特徴を有するもの
である。 つぎに、この発明のWC基焼結超硬合金の製造
法において、超粗粒結晶の含有量および平均結晶
粒径、結合相プールの平均径、さらには金属の
炭・窒化物の置換量を上記の通り限定した理由を
説明する。 (a) 超粗粒結晶の含有量 その含有量が1容量%末満では、所望のすぐ
れた耐衝撃性を確保することができず、一方30
容量%を越えて含有させると、上記超粗粒結晶
がスケルトンを形成しやすくなつて、耐衝撃性
の劣化を招くようになることから、その含有量
を1〜30容量%と定めた。 (b) 超粗粒結晶の平均結晶粒径 7μm未満の平均結晶粒径ではTiC自体のも
つすぐれた化学的安定性および耐熱性を十分に
発揮することができず、この結果耐摩耗性の向
上をはかることが困難になることから、その下
限値を7μmと定めた。 なお、平均結晶粒径:7μm以上を有する超
粗粒結晶の合金組織中の均一分散は、原料粉末
として平均粒径が9μm以上の粗大な粉末を用
い、これを原料粉末の一部として配合し、原料
粉末全体をよく混合することによつて可能とな
る。したがつて、前記原料粉末の平均粒径が9
μm未満では、合金組織中に平均結晶粒径が7
μm以上の超粗粒結晶を確保することができな
い。 (c) 結合相プールの平均径 3μm未満の平均径ではクラツク伝幡を完全
に阻止することができず。一方10μmを越えた
平均径にすると耐摩耗性が著しく低下するよう
になることから、その平均径を3〜10μmと定
めた。 また、合金組織中に均一に分散する平均径:
3〜10μmの結合相プールは、出発原料粉末を
所定の配合組成に配合し、これを湿式で粉砕混
合し、乾燥して混合粉末とし、これにPVA
(ポリビニールアルコール)、木ろう、ステアリ
ン酸、およびパラフインなどのうちの1種また
は2種以上からなり、かつ3〜10μmの平均粒
径を有する有機化合物粉末を、外数で3〜7重
量%の割合で添加し、粉砕を伴わない混合を行
なつた後に、圧粉体にプレス成形し、これを予
備焼結して仮焼結体中に空孔を形成し、ついで
この仮焼結体を本焼結すると、前記空孔が結合
相形成成分で埋められるようになることによつ
て形成されるものである。 さらに、上記のように有機化合物粉末の添加
量を外数で3〜7重量%と定めたのは、その添
加量が3重量%未満では、合金組織中に存在す
る結合相プールが少なすぎて所望のすぐれた耐
衝撃性を確保することができず、一方その添加
量が7重量%を越えると、反対に結合相プール
が多くなりすぎて耐摩耗性が低下するようにな
るという理由によるものである。 なお、従来の粉末冶金法では、有機化合物は
配合粉末の湿式による粉砕混合時に添加される
ものであり、この結果混合粉末中に微細に分散
するようになることから、予備焼結後の仮焼結
体中には全く空孔が存在しないものとなる。 (d) 置換量 上記の通り、超粗粒のTiC結晶の一部を金属
の炭・窒化物で置換したものからなる複合化合
物結晶を組織中に分散させると、TiC成分によ
つてもたらされるすぐれた耐摩耗性を保持した
ままで、合金に耐衝撃性がさらに一段と向上す
るようになるので、特に一層の耐衝撃性が要求
される場合に必要に応じて上記複合化合物結晶
を合金組織中に分散させるが、その複合化合物
中に占める金属の炭・窒化物の割合が2モル%
未満では、耐衝撃性により一層の向上効果が得
られず、一方その割合が50モル%を越えると、
相対的にTiC成分の割合が500モル%未満とな
つてTiC成分によつてもたらされる化学的安定
性および耐熱性を十分に発揮することができな
くなり、この結果所望の耐摩耗性を確保するこ
とが難しくなることから、複合化合物結晶にお
ける金属の炭・窒化物の置換割合を2〜50モル
%と定めた。 ついで、この発明のWC基焼結超硬合金の製造
法を実施例により説明する。 実施例 1 40%WC−40%TiC−10%TaC−10%Co(容量
%)の成分組成を有するJIS分類p10に相当する
WC基焼結超硬合金において、TiC含有量:40容
量%のうちの1部である30容量%を、平均結晶粒
径:7μmを有する超粗粒のTiC結晶で構成し、
さらに平均径:3μmを有するCoプールを存在
させた本発明WC基焼結超硬合金(以下本発明合
金という)1、上記p10合金において、TiC:30
容量%を、平均結晶粒径:7μmを有する超粗粒
のTiC結晶で構成した比較WC基焼結超硬合金
(以下比較合金という)1、上記p10合金に、平
均径:3μmを有するCoプールを存在させた比
較合金2、さらに前記p10合金において、その30
容量%を、この発明の範囲から外れた平均結晶粒
径:4μmを有するTiC結晶で構成し、さらに平
均径:3μmを有するCcプールを存在させた比
較合金3を、以下に示す操作にてそれぞれ製造し
た。 すなわち、まず、出発原料粉末として、平均粒
径:2.5μmのWC粉末、同1.2μmの(W,Ti)−
C粉末、同1.5μmのTaC粉末、および同1.2μm
のCo粉末を用意し、これら原料粉末を、40%WC
−10%TiC−10%TaC−10%Co(容量%)の割合
に配合し、ボールミル中にて72時間、湿式で粉砕
混合した後、ボールミル中のボールを取り出して
平均粒径:9μmをもつたTiC粉末:30容量%を
添加し、5時間混合を行ない、乾燥した後、つい
で有機化合物粉末として平均粒径:3μmを有す
る木ろうを外数で4重量%添加して粉砕を伴わな
い乾式混合を行ない、以後通常の粉末冶金法にお
ける製造条件にてプレス成形し、予備焼結し、さ
らに最終的に本焼結することによつて本発明合金
1を製造した。 また、比較合金1は、木ろうの添加および予備
焼結を行なわない以外は、本発明合金1の製造に
際して適用したと同一条件にて製造した。 さらに、比較合金2は、原料粉末として超粗粒
のTiC粉末を使用しない、すなわち上記出発原料
粉末を最初から上記p10合金の成分組成をもつよ
うに配合する以外は、本発明合金1の製造に際し
て用いたと同一条件にて製造し、比較合金3は、
平均粒径:9μmのTiC粉末に代つて平均粒径:
5μmを有するTiC粉末を使用する以外は、本発
明合金1の製造に適用したと同一の条件にて製造
した。 この結果得られた本発明合金1、比較合金1〜
3、および上記p10合金より、それぞれCIS(超
硬工具協会規格)SNP432に則した形状の切削チ
ツプを製作し、 被削材:SNCM−8(硬さHB:220)、 チツプのホーニング:0.03mm、 切削速度:200m/min、 送り:0.3mm/rev.、 切込み:1.5mm、 切削時間:10min、 の条件で連続的切削試験を行なつて、切刃のフラ
ンク摩耗(逃げ面摩耗幅)とクレーター摩耗(す
くい面摩耗深さ)を測定し、さらに、 被削材:SNCM−8(硬さHB:280)、 チツプのホーニング:なし、 切削速度:140m/min、 送り:0.3mm/rev.、 切込み:2mm、 切削時間:3min、 の条件で断続切削試験を行ない、6個の切刃(チ
ツプ)のうち何個に欠損が発生したかを測定し
た。これらの測定結果を第1表に示したが、第1
表にはTiC結晶の平均結晶粒径とCoプールの平均
径も合せて示した。 第1表に示されるように、本発明合金1は、超
粗粒のTiC結晶が存在しない比較合金2,3と同
等あるいはこれ以上の耐衝撃性を保持した状態
で、前記比較合金2,3よりすぐれた耐摩耗性を
示し、一方、超粗粒のTiC結晶が存在するが、Co
プールが存在しない比較合金1とほぼ同等の耐摩
耗性を保持した状態で、これよりすぐれた耐衝撃
性を示している。また、本発明合金1は、耐摩耗
性および耐衝撃性のいずれにおいても従来p10合
金に比してすぐれた特性を示している。
【表】 実施例 2 58%WC−20%TiC−10%TaC−12%Co(容量
%)の成分組成をもつたJIS分類p20に相当する
WC基焼結超硬合金を製造するに際して、出発原
料粉末としてのTiC粉末の一部を、平均粒径12μ
mをもち、TiC/TaC/NbC=85モル%/10モル
%/5モル%の組成をもつた(Ti,Ta,Nb)C
粉末:10容量%で構成すると共に、本焼結時に
Coプールとなる空孔を仮焼結体中に形成するた
めの有機化合物粉末として平均粒径:6μmを有
するパラフイン:5重量%(外数)を添加混合す
る以外は、実施例1において本発明合金1を製造
したのと同様な操業条件にて本発明合金2を製造
した。 ついで、この結果得られた本発明合金2および
上記従来p20合金について、 被削材:SNCM−8(硬さHB:220)、 チツプのホーニング:0.03mm、 切削速度:150m/min、 送り:0.3mm/rev.、 切込み:1.5mm、 切削時間:10min、 の条件で断続切削試験を行なうと共に、 被削材:SNCM−8(硬さHB:280)、 チツプのホーニング:なし 切削速度:120m/min、 送り:0.4mm/rev.、 切込み:2.0mm、 切削時間:3min、 の条件で断続切削試験を行ない、実施例1におけ
ると同様に、その試験結果を測定し、第2表にし
た。
【表】 第2表に示されるように、本発明合金2は、従
来p20合金に比して、連続切削においてはすぐれ
た耐摩耗性を示し、また断続切削においてはすぐ
れた耐衝撃性を示すことが明らかである。 実施例 3 69%WC−14%TiC−3%TaC−14%Co(容量
%)の成分組成をもつたJIS分類p30に相当する
WC基焼結超硬合金を製造するに際して、出発原
料粉末としてのTiC粉末のうちの2容量%を、平
均粒径:15μmをもち、TiC/WC=80モル%/
20モル%の組成をもつた(Ti,W)C粉末で置
換すると共に、Coプール形成のための有機化合
物粉末として平均粒径:8μmを有するPVA:
5重量%(外数)を添加混合する以外は、実施例
1において本発明合金1を製造したのと同様な操
業条件にて本発明合金3を製造した。 ついで、上記本発明合金3および上記従来p30
合金ついて、 被削材:SNCM−8(硬さHB:220)、 チツプのホーニング:0.03mm、 切削速度:100m/min、 送り:0.4mm/rev.、 切込み:2.0mm、 切削時間:10min、 の条件で連続切削試験を行なうと共に、 被削材:SNCM−8(硬さHB:280)、 チツプのホーニング:なし、 切削速度:100m/min、 送り:0.4mm/rev.、 切込み:2.0mm、 切削時間:3min、 の条件で断続切削試験を行ない、これらの結果を
実施例1におけると同様に第3表に示した。
【表】 第3表に示される結果からも明らかなように、
この実施例3の場合も本発明合金3は、従来p30
合金に比してすぐれた耐摩耗性および耐衝撃性を
示している。 実施例 4 40%WC−40%TiC−10%TaC−10%Co(容量
%)の成分組成をもつたJIS分類p10に相当する
WC基焼結超硬合金を製造に際して、出発原料粉
末としてのTiC粉末のうちの30容量%を、平均粒
径:10μmをもち、TiC/ZrN=95モル%/5モ
ル%の組成をもつた(Ti,Zr)CN粉末で構成す
ると共に、Coプール形成のための有機化合物粉
末として平均粒径:4μmを有する木ろう:4重
量%(外数)を添加混合する以外は、実施例1に
おける本発明合金1の製造条件と同様な条件で本
発明合金4を製造した。 この結果得られた本発明合金4および上記従来
p10合金ついて、実施例1における同一の条件で
切削試験を行ない、その試験結果を第4表に示し
た。なお、第4表には(Ti,Zr)CN結晶の平均
結晶粒径とCoプールの平均径を同様に合せて示
した。
【表】 実施例4においても実施例1〜3における場合
と同様に本発明合金4はすぐれた切削特性を示し
ている。 実施例 5 58%WC−27%TiC−3%TaC−12%Co(容量
%)の成分組成をもつたJIS分類p20に相当する
WC基焼結超硬合金の製造に際して、出発原料粉
末としてのTic粉末のうちの15容量%を、平均粒
径:20μmをもち、TiC/VN/HfC=94モル
%/5モル%/1モル%の組成をもつた(Ti,
V,Hf)CN粉末で構成すると共に、Coプール形
成のための有機化合物粉末として平均粒径:5μ
mを有するパラフイン:5重量%(外数)を添加
混合する以外は、実施例1におけると同様な条件
で本発明合金5を製造した。 上記本発明合金5および上記従来p20合金につ
いて、実施例2におけると同一の条件で切削試験
を行ない、その試験結果を第5表に示した。 第5表に示されるように、平均結晶粒径:15μ
mを有する(Ti,V,Hf)CN結晶および平均
径:5μmを有するCoプールが組織中に均一に
分散した本発明合金5は、従来p20合金に比し
て、連続切削および断続切削のいずれにおいても
すぐれた切削特性を示すことが明らかである。
【表】 実施例 6 67%WC−14%TiC−5%TaC−14%Co(容量
%)の成分組成をもつたJIS分類p30に相当する
WC基焼結超硬合金を製造するに際して、出発原
料粉末としてのTic粉末のうちの5容量%を、平
均粒径:22μmをもち、TiC/TiN/Mo2C=50
モル%/3モル%/20モル%の組成をもつた
(Ti,MO)CN粉末で構成すると共に、Coプール
形成のための有機化合物粉末として平均粒径:10
μmを有するPVA:5重量%(外数)を添加混
合する以外は、実施例1におけると同様な条件で
本発明合金6を製造した。 ついで、同様に上記本発明合金6を上記従来
p30合金について、実施例3におけると同一の条
件で切削試験を行なつたところ、第6表に示され
る結果を示した。
【表】 この実施例6の場合も、第6表に示されるよう
に、本発明合金6は、従来p30合金に比してすぐ
れた切削特性を示すのである。 実施例 7 58%WC−20%TiC−10%TaC−12%Co(容量
%)の成分組成をもつたJIS分類p20に相当する
WC基焼結超硬合金を製造するに際して、出発原
料粉末としてのTic粉末の5容量%を、平均粒径
15μmをもつたTiC粉末で、さらに同じく原料粉
末としてのTiC粉末の5容量%とTaC粉末の5容
量%とを、平均粒径:10μmにして、TiC/TaN
=90モル%/10モル%の組成をもつた(Ti,
Ta)CN粉末で構成すると共に、Coプール形成の
ための有機化合物粉末として平均粒径:5μmを
有するパラフイン:5重量%(外数)を添加混合
する以外は、実施例1において本発明合金1を製
造したのと同様な操作条件で本発明合金7を製造
した。 この結果得られた本発明合金7および上記従来
p20合金について、実施例2におけると同一の条
件で切削試験を行ない、その試験結果を第7表に
示した。 第7表に示されるように、平均結晶粒径:11μ
mを有する粗大なTiC結晶と、同じく7μmを有
する粗大な複合化合物結晶としての(Ti,Ta)
CN結晶、さらに平均径:5μmを有するCoプー
ルとが組織中に均一に分散した本発明合金7は、
従来p20合金に比して、連続切削および断続切削
【表】 いずれにおいても、すぐれた切削特性を示すこ
とが明らかである。 上述のように、この発明の方法によつて製造さ
れたWC基焼結超硬合金は、すぐれた耐衝撃性を
有する従来WC−TiC−TaC−Co系焼結超硬合金
と同等、あるいはこれ以上のすぐれた耐衝撃性を
有するほか、前記従来WC基焼結超硬合金では得
られない著しくすぐれた耐摩耗性を有するもので
あり、したがつて切削工具用として使用するのに
適するばかりでなく、耐摩耗用として使用した場
合にもすぐれた性能を発揮するのである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 WC−TiC−TaC−Co系焼結超硬合金を製造
    するに際して、 原料粉末の一部として平均粒径が9μm以上の
    組大なTiC粉末を配合し、混合することによつ
    て、合金組織中に、平均結晶粒径が7μm以上の
    超組粒のTiC結晶を1〜30容量%の割合で均一に
    分散させ、 さらに、混合粉末に、平均粒径が3〜10μmの
    有機化合物粉末を外数で3〜7重量%の割合で添
    加し、粉砕を伴わない混合を行ない、これより成
    形した圧粉体を予備焼結して、仮焼結体中に空孔
    を形成し、この空孔を本焼結により結合相形成成
    分で埋めることによつて、同じく合金組織中に、
    平均径が30〜10μmの結合相プールを均一に分散
    させ、 もつて、すぐれた耐摩耗性と耐衝撃性を具備せ
    しめたことを特徴とする炭化タングステン基焼結
    超硬合金の製造法。 2 WC−TiC−TaC−Co系焼結超硬合金を製造
    するに際して、 原料粉末の一部として平均粒径が9μm以上の
    粗大な、TiCと周期律表の4a,5a、および6
    a族の金属の炭化物および窒化物のうちの1種ま
    たは2種以上の成分との複合化合物粉末(ただし
    TiC:50〜98モル%含有)を配合し、混合するこ
    とによつて、合金組織中に、平均結晶粒径が7μ
    m以上の超組粒の上記複合化合物結晶を1〜30容
    量%の割合で均一に分散させ、 さらに、混合粉末に、平均粒径が3〜10μmの
    有機化合物粉末を外数で3〜7重量%の割合で添
    加し、粉砕を伴わない混合を行ない、これより成
    形した圧粉体を予備焼結して、仮焼結体中に空孔
    を形成し、この空孔を本焼結により結合相形成成
    分で埋めることによつて、同じく合金組織中に、
    平均径が3〜10μmの結合相プールを均一に分散
    させ、 もつて、すぐれた耐摩耗性と耐衝撃性を具備せ
    しめたことを特徴とする炭化タングステン基焼結
    超硬合金の製造法。 3 WC−TiC−TaC−Co系焼結超硬合金を製造
    するに際して、 原料粉末の一部として、いずれも平均粒径が9
    μm以上の組大な、TiC粉末、並びにTiCと周期
    律表の4a,5a、および6a族の金属の炭化物
    および窒化物のうちの1種または2種以上の成分
    との複合化合物粉末(ただしTiC:50〜98モル%
    含有)を配合し、混合することによつて、合金組
    織中に、いずれも平均結晶粒径が7μm以上の超
    組粒の、TiC結晶と上記複合化合物結晶を1〜30
    容量%の割合で均一に分散させ、 さらに、混合粉末に、平均粒径が3〜10μmの
    有機化合物粉末を外数で3〜7重量%の割合で添
    加し、粉砕を伴わない混合を行ない、これより成
    形した圧粉体を予備焼結して、仮焼結体中に空孔
    を形成し、この空孔を本焼結により結合相形成成
    分で埋めることによつて、同じく合金組織中に、
    平均径が3〜10μmの結合相プールを均一に分散
    させ、 もつて、すぐれた耐摩耗性と耐衝撃性を具備せ
    しめたことを特徴とする炭化タングステン基焼結
    超硬合金の製造法。
JP1529979A 1979-02-13 1979-02-13 Tungsten carbide-base sintered hard alloy Granted JPS55107754A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1529979A JPS55107754A (en) 1979-02-13 1979-02-13 Tungsten carbide-base sintered hard alloy

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1529979A JPS55107754A (en) 1979-02-13 1979-02-13 Tungsten carbide-base sintered hard alloy

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55107754A JPS55107754A (en) 1980-08-19
JPS6122015B2 true JPS6122015B2 (ja) 1986-05-29

Family

ID=11884933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1529979A Granted JPS55107754A (en) 1979-02-13 1979-02-13 Tungsten carbide-base sintered hard alloy

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS55107754A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0762185B2 (ja) * 1986-04-23 1995-07-05 三菱マテリアル株式会社 炭化タングステン基超硬合金の製造法
CN111593246A (zh) * 2020-06-22 2020-08-28 昆山长鹰硬质材料科技股份有限公司 一种地矿球齿的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55107754A (en) 1980-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6919040B2 (en) Method of producing an abrasive product containing cubic boron nitride
US8007552B2 (en) Cubic boron nitride compact
CN100509700C (zh) 用于机械加工化学反应性材料的烧结坯
EP1309732B1 (en) Method of producing an abrasive product containing diamond
CN1922119B (zh) 烧结复合件
JP6330387B2 (ja) 焼結体およびその製造方法
US20090293370A1 (en) Cubic Boron Nitride Compact
JPH10219385A (ja) 耐摩耗性のすぐれた複合サーメット製切削工具
US3737289A (en) Carbide alloy
KR20150024325A (ko) 절삭 공구 어플리케이션들을 위한 초경질 소결체 및 그 제조 방법
JP2017148895A (ja) 耐折損性にすぐれたwc基超硬合金製ドリル
US10196314B2 (en) Method of preparing a multimodal cubic boron nitride powder
JP3318887B2 (ja) 微粒超硬合金及びその製造方法
JPS6122015B2 (ja)
JP2757469B2 (ja) 炭化タングステン基超硬合金製エンドミル
JP2668962B2 (ja) 耐欠損性のすぐれた炭化タングステン基超硬合金製エンドミル
CN110512132B (zh) 一种表层wc为长棒状晶粒且无立方相的梯度硬质合金及其制备方法
JPS6122014B2 (ja)
JPS61194148A (ja) 超微粒子超硬合金
JPH10324942A (ja) 微粒超硬合金及びその製造方法
JP2900545B2 (ja) 切刃部が立方晶窒化硼素基焼結体で構成された切削工具
JPS6122016B2 (ja)
JPS636618B2 (ja)
JPS6245295B2 (ja)
JP2003081677A (ja) 分散強化cbn基焼結体およびその製造方法