JPS61232009A - 圧延機用作業ロールの製造方法 - Google Patents
圧延機用作業ロールの製造方法Info
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- JPS61232009A JPS61232009A JP7490885A JP7490885A JPS61232009A JP S61232009 A JPS61232009 A JP S61232009A JP 7490885 A JP7490885 A JP 7490885A JP 7490885 A JP7490885 A JP 7490885A JP S61232009 A JPS61232009 A JP S61232009A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- stand
- tempering
- diameter
- work roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、圧延機用作業ロールに係り、特に胴径の大き
い使用初期において、噛み込み性と耐事故性を要求され
る第1スタンドに用いるに好適で。
い使用初期において、噛み込み性と耐事故性を要求され
る第1スタンドに用いるに好適で。
かつ使用径の途中から他のスタンドに使用可能な性能を
兼ね備えた作業ロールに関する。
兼ね備えた作業ロールに関する。
一般に冷間圧延機用作業ロールには、例えば「鉄と鋼J
VO7,57,翫5に示す如くあらかじめ球状化処理
を施したロール素材の胴部を焼き入れした後、所定の表
面硬さと深さ方向の硬さ分布や安定したマルテンサイト
組織、望ましい残留応用分布等を得るために1回ないし
複数回胴部全体の焼き戻し処理が施される。焼き入れ時
の加熱温度と焼き戻し時の加熱温度は素材を構成する化
学成分比率や加熱方法あるいはまた得ようとする仕様に
よって異なるが、例えば重量比率がC=0.8%、5i
=0.6%、’Mn=0.5%、N1=0.2%、Cr
=3.0%、Mo=0.2%と若干の不純物及び残部が
Feから9る素材の場合には、前者が950℃前後、後
者は120℃前後が一般的な温度である。このように熱
処理が施されたロール胴部の深さ方向硬さ分布は、表面
側で最も高い値を示し、深さが増すにつれて徐々に硬さ
が低下する形態を示す。
VO7,57,翫5に示す如くあらかじめ球状化処理
を施したロール素材の胴部を焼き入れした後、所定の表
面硬さと深さ方向の硬さ分布や安定したマルテンサイト
組織、望ましい残留応用分布等を得るために1回ないし
複数回胴部全体の焼き戻し処理が施される。焼き入れ時
の加熱温度と焼き戻し時の加熱温度は素材を構成する化
学成分比率や加熱方法あるいはまた得ようとする仕様に
よって異なるが、例えば重量比率がC=0.8%、5i
=0.6%、’Mn=0.5%、N1=0.2%、Cr
=3.0%、Mo=0.2%と若干の不純物及び残部が
Feから9る素材の場合には、前者が950℃前後、後
者は120℃前後が一般的な温度である。このように熱
処理が施されたロール胴部の深さ方向硬さ分布は、表面
側で最も高い値を示し、深さが増すにつれて徐々に硬さ
が低下する形態を示す。
一方、複数のスタンドを有し、連続的に圧延する冷間タ
ンデム圧延機において、被圧延材を美麗に、かつ精度良
い寸法に仕上げる都合上後段スタンドはど耐摩耗性、耐
肌荒れ性が必要となる。この観点からいえば、作業ロー
ルは硬さが高い使用初期のうちは最終スタンドに、使用
径が進み、硬さが低下するにつれて段階的に順次前後の
スタンドに、そして硬さが最も低目になった時点に至っ
て第1スタンドに用いることが望ましい。
ンデム圧延機において、被圧延材を美麗に、かつ精度良
い寸法に仕上げる都合上後段スタンドはど耐摩耗性、耐
肌荒れ性が必要となる。この観点からいえば、作業ロー
ルは硬さが高い使用初期のうちは最終スタンドに、使用
径が進み、硬さが低下するにつれて段階的に順次前後の
スタンドに、そして硬さが最も低目になった時点に至っ
て第1スタンドに用いることが望ましい。
とセろが、第1スタンドに用いられる作業ロールでは、
被圧延材をスムースに圧延に導くところのいわゆる噛み
込み性の良好なることが極めて重要である。このため実
際には胴径の大きい使用初期のうちに第1スタンドに用
いられる例が多い。
被圧延材をスムースに圧延に導くところのいわゆる噛み
込み性の良好なることが極めて重要である。このため実
際には胴径の大きい使用初期のうちに第1スタンドに用
いられる例が多い。
これは、ロールと被圧延材との接触角をθ、ロールと被
圧延材間での摩擦係数をpとした時、μ〉tan θの
条件下にないと被圧延材はロールに噛み込まれないこと
は公知である。ここで、ロール半径をR9圧下量をΔh
とし、tanθ申sinθと近似ことができる。したが
って、ロール半径Rが大なる程、また、摩擦係数μが大
きい程噛み込み性に対して有利なことは明らかである。
圧延材間での摩擦係数をpとした時、μ〉tan θの
条件下にないと被圧延材はロールに噛み込まれないこと
は公知である。ここで、ロール半径をR9圧下量をΔh
とし、tanθ申sinθと近似ことができる。したが
って、ロール半径Rが大なる程、また、摩擦係数μが大
きい程噛み込み性に対して有利なことは明らかである。
また、研削の際、ロールのかたさが高い程研削砥石は目
詰まりをきたし易く、研削しにくくなる傾向にあるため
。
詰まりをきたし易く、研削しにくくなる傾向にあるため
。
研削されたロール表面のあらさば小さな値となって摩擦
係数μを低める結果となる。従って、摩擦係数μを確保
して有利な噛み込み性を保持する観点からいえば、ロー
ルのかたさは低い方が有利である。
係数μを低める結果となる。従って、摩擦係数μを確保
して有利な噛み込み性を保持する観点からいえば、ロー
ルのかたさは低い方が有利である。
一方、冷間圧延が施される被圧延圧素材は熱間圧延作業
を経たものであるため、板幅方向、圧延方向ともにその
板厚変動が比較的大きいのが普通である。この板厚変動
により、第1スタンドでは噛み込み性が低下することで
被圧延材とロール表面とに部分的なスリップを生じるこ
とががなりの頻度で起こることは事実である。この種ス
リップは、厚みや幅あるいは材質の異なる被圧延材が溶
接等にて接続されている場合の圧延の際など、圧延条件
が急変する場合にも生じることがある。このようなスリ
ップの際には、被圧延材の塑性変形熱に加え、ロール表
面と被圧延材間の圧延油膜に油膜切れをきたして直接接
触による摩擦熱をもたらす結果となる。このようなスリ
ップによる熱衝撃に対してもまた、公知の事実(「日立
評論」V o l 、 58 、 N o 9 (19
76−91))ではあるが第4図に示す実験結果のごと
く、かたさが高い程ヒートラックを生じ易く、かたさが
低い程ヒートラックを生じにくいという特性があること
から、ロールのかたさは低い方が有利である。
を経たものであるため、板幅方向、圧延方向ともにその
板厚変動が比較的大きいのが普通である。この板厚変動
により、第1スタンドでは噛み込み性が低下することで
被圧延材とロール表面とに部分的なスリップを生じるこ
とががなりの頻度で起こることは事実である。この種ス
リップは、厚みや幅あるいは材質の異なる被圧延材が溶
接等にて接続されている場合の圧延の際など、圧延条件
が急変する場合にも生じることがある。このようなスリ
ップの際には、被圧延材の塑性変形熱に加え、ロール表
面と被圧延材間の圧延油膜に油膜切れをきたして直接接
触による摩擦熱をもたらす結果となる。このようなスリ
ップによる熱衝撃に対してもまた、公知の事実(「日立
評論」V o l 、 58 、 N o 9 (19
76−91))ではあるが第4図に示す実験結果のごと
く、かたさが高い程ヒートラックを生じ易く、かたさが
低い程ヒートラックを生じにくいという特性があること
から、ロールのかたさは低い方が有利である。
噛み込み性不良やスリップをきたすと、ロール表面には
組織変化やヒートラックを生じるが、組織変化部はその
周囲の正常部に比較すると強度的に劣り、かつ、局部的
な熱的残留応力の再分布により、被圧延材や作業ロール
を支持する補強ロール等との接触ヘルツ圧と重畳して稼
動中にクラックを生じ易く、また、一旦発生したクラッ
クは表層下へと進展して、ついには第5図に示すごとく
作業ロールの胴部に大きな剥離をきたすことでロールの
寿命を著しく損ねる結果を招くことが多い。
組織変化やヒートラックを生じるが、組織変化部はその
周囲の正常部に比較すると強度的に劣り、かつ、局部的
な熱的残留応力の再分布により、被圧延材や作業ロール
を支持する補強ロール等との接触ヘルツ圧と重畳して稼
動中にクラックを生じ易く、また、一旦発生したクラッ
クは表層下へと進展して、ついには第5図に示すごとく
作業ロールの胴部に大きな剥離をきたすことでロールの
寿命を著しく損ねる結果を招くことが多い。
冷間圧延機筒1のスタンドには噛み込み性を確保するた
めにかたさの高い初径時の作業ロールが用いられること
が多いが、このスタンドでは、被圧延材にスリップを頻
発し、ロールが被害を受けるほか、圧延生産効率的にも
損害が大きい、ロールの熱感受性は焼き戻し温度が高い
程鈍くなり、かつ靭性も富むことから、まずロールの表
面層のみに高温焼き戻しを施し1次いで従来通りの焼き
戻しを施すことで初表面層に高温焼き戻し域を具備させ
、噛み込み性の良い様、他スタンドに使用可能なる性能
を兼ね備えることに着目した。
めにかたさの高い初径時の作業ロールが用いられること
が多いが、このスタンドでは、被圧延材にスリップを頻
発し、ロールが被害を受けるほか、圧延生産効率的にも
損害が大きい、ロールの熱感受性は焼き戻し温度が高い
程鈍くなり、かつ靭性も富むことから、まずロールの表
面層のみに高温焼き戻しを施し1次いで従来通りの焼き
戻しを施すことで初表面層に高温焼き戻し域を具備させ
、噛み込み性の良い様、他スタンドに使用可能なる性能
を兼ね備えることに着目した。
これらの現象は、硬さが高い時点はど靭性が劣ると共に
、従来ロール自体が有する残留応力も大きい使用初期は
ど顕著となり易い欠点があった。
、従来ロール自体が有する残留応力も大きい使用初期は
ど顕著となり易い欠点があった。
併せて、第1スタンドであるため全スタンドを通過して
冷間圧延が完了した圧延製品の表面・裏面I!察からは
第1スタンドに用いられている作業ロール胴部表面のス
リップの痕跡やクラックの早期発見は困難であり、第1
スタンドでのスリップ現象はある程度止むを得ないとす
る考え方もあるものの、これら作業ロールの使用初期に
おけるトラブルは結果的にロール原単位を著しく悪化さ
せるとともに、点検・削除業務に多大な労力と時間を費
やし、かつ、圧延製品の歩留りや生産効率に大幅な低下
をもたらす重大な欠点があった。そしてまた、新品時か
ら第1スタンドに適した性能を有する作業ロールを従来
の焼き戻し処理法により製造すると、使用径が進んだ途
中からはかたさの低下し過ぎとなって、第1スタンドの
みならず、他のいずれのスタンドにも使用できないとい
う欠点があった。
冷間圧延が完了した圧延製品の表面・裏面I!察からは
第1スタンドに用いられている作業ロール胴部表面のス
リップの痕跡やクラックの早期発見は困難であり、第1
スタンドでのスリップ現象はある程度止むを得ないとす
る考え方もあるものの、これら作業ロールの使用初期に
おけるトラブルは結果的にロール原単位を著しく悪化さ
せるとともに、点検・削除業務に多大な労力と時間を費
やし、かつ、圧延製品の歩留りや生産効率に大幅な低下
をもたらす重大な欠点があった。そしてまた、新品時か
ら第1スタンドに適した性能を有する作業ロールを従来
の焼き戻し処理法により製造すると、使用径が進んだ途
中からはかたさの低下し過ぎとなって、第1スタンドの
みならず、他のいずれのスタンドにも使用できないとい
う欠点があった。
なお、深い硬化層を有するロールの製造法として、低周
波誘導加熱コイルを併置することで可能とすることが「
鉄と鋼」第57年第5号にて「2重周波移動式誘導加熱
による焼入れロール」と題して久保、中野らにより論じ
られている。また、焼き戻し温度が高い程圧延事故に遭
遇した際有利であることを併せて記述されている°、し
かし、この論文は焼き入れ時の加熱方法上の技術を述べ
たものであるとともに、焼き戻し温度が高い程良いとい
う記述も胴部全体についての一般的な焼き戻しについて
の公知の考え方を述べたものである。
波誘導加熱コイルを併置することで可能とすることが「
鉄と鋼」第57年第5号にて「2重周波移動式誘導加熱
による焼入れロール」と題して久保、中野らにより論じ
られている。また、焼き戻し温度が高い程圧延事故に遭
遇した際有利であることを併せて記述されている°、し
かし、この論文は焼き入れ時の加熱方法上の技術を述べ
たものであるとともに、焼き戻し温度が高い程良いとい
う記述も胴部全体についての一般的な焼き戻しについて
の公知の考え方を述べたものである。
本発明の目的は、ロール胴径の大きい使用初期に、第1
スタンドに用い良好な噛み込み性を有しつつ、スリップ
に対する耐熱影響性、耐熱衝撃性及び靭性を兼ね備え、
かつ、第1スタンドに使用したのちは他スタンドに使用
可能なeテ弘圧延機用作業ロールを提供することにある
。
スタンドに用い良好な噛み込み性を有しつつ、スリップ
に対する耐熱影響性、耐熱衝撃性及び靭性を兼ね備え、
かつ、第1スタンドに使用したのちは他スタンドに使用
可能なeテ弘圧延機用作業ロールを提供することにある
。
本発明の概要は次のとおりである。すなわち、定常圧延
におけるロール胴部表面と被圧延材との接触幅部におい
ては、被圧延材の塑性変形熱や相対すベリ摩擦熱により
、被圧延材はロールの焼き戻し温度を上廻る150〜2
50℃の発熱をきたす、しかし、潤滑剤を兼ねた冷却液
により、接触幅部以外のロール胴部表面は約50〜80
℃程度に冷却されていることと、冷却液の潤滑膜の存在
のため、接触幅部の周囲と内部への熱伝導により、ロー
ル胴部表面の接触幅部は前記150〜250℃のおよそ
1/2の昇温に抑えられているのが現実である。言い換
えればこれは定常状態における圧延時には、ロールへの
冷却液の効果により、ロール胴部表面はロールの焼き戻
し温度のおよそ2倍にあたる被圧延材の昇温に耐えると
見做すことができる。
におけるロール胴部表面と被圧延材との接触幅部におい
ては、被圧延材の塑性変形熱や相対すベリ摩擦熱により
、被圧延材はロールの焼き戻し温度を上廻る150〜2
50℃の発熱をきたす、しかし、潤滑剤を兼ねた冷却液
により、接触幅部以外のロール胴部表面は約50〜80
℃程度に冷却されていることと、冷却液の潤滑膜の存在
のため、接触幅部の周囲と内部への熱伝導により、ロー
ル胴部表面の接触幅部は前記150〜250℃のおよそ
1/2の昇温に抑えられているのが現実である。言い換
えればこれは定常状態における圧延時には、ロールへの
冷却液の効果により、ロール胴部表面はロールの焼き戻
し温度のおよそ2倍にあたる被圧延材の昇温に耐えると
見做すことができる。
したがって、定常圧延時における被圧延材の150〜2
50℃の昇温温度は従来ロールが許容できる上限温度に
ほぼ等しいかやや上廻る値といえる。
50℃の昇温温度は従来ロールが許容できる上限温度に
ほぼ等しいかやや上廻る値といえる。
この事から、発熱の著しいスリップなどに遭遇すれば、
ロール表面は許容できる温度にさらされることになり、
その部分は極めて短時間だが冷却速度の速い焼き戻し効
果(この際の温度がロールの焼き入れ温度を上廻れば再
焼入れ効果)を受けることになる。
ロール表面は許容できる温度にさらされることになり、
その部分は極めて短時間だが冷却速度の速い焼き戻し効
果(この際の温度がロールの焼き入れ温度を上廻れば再
焼入れ効果)を受けることになる。
これらのことから、ロール胴部表層側のみに可能な限り
従来より高い焼き戻し温度を適用することにより、最も
遭遇する機会の多い板厚変動等に起因するスリップ時の
局部的昇温に耐える性質を付与できることに着目したも
のである。そしてその方法としては、従来の焼き戻しを
施す前と、昇温温度や昇温深さ及び昇温速度を電気的に
制御し易い中周波もしくは高周波の電磁誘導加熱コイル
中でロール胴部表層部のみを1回ないし複数回急速昇温
させた後放冷して1次焼き戻しとし、その後従来ロール
と同様の胴部全体焼き戻しを1回ないし複数回施すこと
により前述性能が付与され、同一ロールにて使用初期に
は第1スタンドに用いるに好適でかつ、使用後が進んだ
途中段階からは他スタンドに用いることが可能な性能を
付与できることに着目したものである。
従来より高い焼き戻し温度を適用することにより、最も
遭遇する機会の多い板厚変動等に起因するスリップ時の
局部的昇温に耐える性質を付与できることに着目したも
のである。そしてその方法としては、従来の焼き戻しを
施す前と、昇温温度や昇温深さ及び昇温速度を電気的に
制御し易い中周波もしくは高周波の電磁誘導加熱コイル
中でロール胴部表層部のみを1回ないし複数回急速昇温
させた後放冷して1次焼き戻しとし、その後従来ロール
と同様の胴部全体焼き戻しを1回ないし複数回施すこと
により前述性能が付与され、同一ロールにて使用初期に
は第1スタンドに用いるに好適でかつ、使用後が進んだ
途中段階からは他スタンドに用いることが可能な性能を
付与できることに着目したものである。
すなわち、本発明は、胴部と軸部とからなる冷巽≠掌孝
塙圧延機用作業ロールにおいて、卵表面層のみに高温焼
き戻し域を設けたことを特徴とするものである。
塙圧延機用作業ロールにおいて、卵表面層のみに高温焼
き戻し域を設けたことを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例について説明する。
第1図には初胴径620mm、廃却径530mm。
胴長1420m、全長3450■の4タンデム冷間圧延
機用作業ロールの概略形状が示されている。この第1図
図示本ロールは総利用胴径90mの中間時点即ち、ショ
ア硬さがおよそH887に低下した時点まで使用された
後、再度熱処理が施されて廃却径まで再使用されるもの
である。
機用作業ロールの概略形状が示されている。この第1図
図示本ロールは総利用胴径90mの中間時点即ち、ショ
ア硬さがおよそH887に低下した時点まで使用された
後、再度熱処理が施されて廃却径まで再使用されるもの
である。
本実施例による焼き戻し処理は次のように行なう。
まず、第1図図示点線で示したごとく胴部の−端に25
0閣の余長を付した焼き入れ処理及び焼き戻し前の深冷
処理済みの本ロール素材胴部を第2図に示す如< Io
ooヘルツの中間波の電磁誘導コイル内に位置させ、昇
温むらをきたさぬようロール素材を回転させつつ上下さ
せながら電磁誘導コイルに通電し、ロール胴部の表面側
深さ約5mまでを目途に210℃±10℃に急速昇温さ
せ、1分間保持した後室温まで放冷して1次表層焼き戻
しとした。この時点での表層部は不完全焼き戻しの組織
状態にあるが1次いでロール素材全体を油槽に浸漬し、
ロール素材温度が120℃±5℃にて30時間保持の焼
き戻しを1回、さらに同温にて25時間保持の焼き戻し
を2回繰り返えすことで全体的に十分なる焼き戻し効果
を付与した。これらの熱処理完了後、あらかじめ胴部の
一端に付した余長部を数回に分けて削り込んでいくと、
第3図に実線Aに示す如き深さ方何硬さ分布曲線が得ら
れた。すなわち、表面から約5m深さまでショア硬さが
Hs 88程度で、次いで約8m深さまではショア硬さ
がHs 92まで急速に上昇した後は同図中点線Bで示
される従来の焼き戻し方法での深さ方向硬さ分布曲線に
等しい分布形態が得られたことを示している。
0閣の余長を付した焼き入れ処理及び焼き戻し前の深冷
処理済みの本ロール素材胴部を第2図に示す如< Io
ooヘルツの中間波の電磁誘導コイル内に位置させ、昇
温むらをきたさぬようロール素材を回転させつつ上下さ
せながら電磁誘導コイルに通電し、ロール胴部の表面側
深さ約5mまでを目途に210℃±10℃に急速昇温さ
せ、1分間保持した後室温まで放冷して1次表層焼き戻
しとした。この時点での表層部は不完全焼き戻しの組織
状態にあるが1次いでロール素材全体を油槽に浸漬し、
ロール素材温度が120℃±5℃にて30時間保持の焼
き戻しを1回、さらに同温にて25時間保持の焼き戻し
を2回繰り返えすことで全体的に十分なる焼き戻し効果
を付与した。これらの熱処理完了後、あらかじめ胴部の
一端に付した余長部を数回に分けて削り込んでいくと、
第3図に実線Aに示す如き深さ方何硬さ分布曲線が得ら
れた。すなわち、表面から約5m深さまでショア硬さが
Hs 88程度で、次いで約8m深さまではショア硬さ
がHs 92まで急速に上昇した後は同図中点線Bで示
される従来の焼き戻し方法での深さ方向硬さ分布曲線に
等しい分布形態が得られたことを示している。
なお1作業ロールの寸法や胴径の総利用量、あるいは第
1スタンドに使用したい胴径量などは圧延機によって種
々異なるため、電磁誘導加熱コイルに用いる電源として
は周波数を変換可能なる方式を採用することで対処する
ことができる。
1スタンドに使用したい胴径量などは圧延機によって種
々異なるため、電磁誘導加熱コイルに用いる電源として
は周波数を変換可能なる方式を採用することで対処する
ことができる。
以上説明したように、本発明によれば、胴径が大きいこ
とで良好な噛み込み性を有する使用初期において、ロー
ル表層側に高温焼き戻し域を設けたことにより、表面層
での熱感受性が鈍く、本来なら第1スタンドにおいて噛
み込み性の限界を若干上廻る板厚部分が原因となったか
なりの頻度のスリップによる熱影響の発生を、従来ロー
ルの場合の50〜70%を回避することが、また、比較
的重度のスリップに遭遇しても従来ロールの場合の面積
比で30〜50%に、深さに比で50〜70%に軽減さ
せることができる。それとともに、仮にかなりの重度の
スリップに遭遇してヒートクラックを発生した場合でも
、その被害程度は前述の理由で従来ロールより軽度であ
り、かつ、クラックの進展速度も従来ロールの場合より
も鈍くできることは、表面層には靭性に富む性質が付与
されていることからも明らかであり、結果として直接的
にはロール原単位を従来の約70%に、ロールトラブル
に伴う点検・削除業務を約50%に低減することができ
る。そして、表面側の高温焼き戻し域を第1スタンドに
て消耗した後は、従来ロールと同様の性能を有する層が
露出するために、以後、同一ロールにて第1スタンド以
外の任意のスタンドに使用することが可能である。
とで良好な噛み込み性を有する使用初期において、ロー
ル表層側に高温焼き戻し域を設けたことにより、表面層
での熱感受性が鈍く、本来なら第1スタンドにおいて噛
み込み性の限界を若干上廻る板厚部分が原因となったか
なりの頻度のスリップによる熱影響の発生を、従来ロー
ルの場合の50〜70%を回避することが、また、比較
的重度のスリップに遭遇しても従来ロールの場合の面積
比で30〜50%に、深さに比で50〜70%に軽減さ
せることができる。それとともに、仮にかなりの重度の
スリップに遭遇してヒートクラックを発生した場合でも
、その被害程度は前述の理由で従来ロールより軽度であ
り、かつ、クラックの進展速度も従来ロールの場合より
も鈍くできることは、表面層には靭性に富む性質が付与
されていることからも明らかであり、結果として直接的
にはロール原単位を従来の約70%に、ロールトラブル
に伴う点検・削除業務を約50%に低減することができ
る。そして、表面側の高温焼き戻し域を第1スタンドに
て消耗した後は、従来ロールと同様の性能を有する層が
露出するために、以後、同一ロールにて第1スタンド以
外の任意のスタンドに使用することが可能である。
これらのことから、従来胴径の大きい使用初期に第1ス
タンドでかなりの頻度で発生したスリップ現象を起因と
したロール損傷によるトラブルを大幅に減少させること
ができ、この結果として、直接的には点検・削除業務に
費やす労力と時間及びロール原単位が大幅に低減でき、
間接的には圧延製品の歩留り、生産効率のいずれをも大
幅に改善することができる。
タンドでかなりの頻度で発生したスリップ現象を起因と
したロール損傷によるトラブルを大幅に減少させること
ができ、この結果として、直接的には点検・削除業務に
費やす労力と時間及びロール原単位が大幅に低減でき、
間接的には圧延製品の歩留り、生産効率のいずれをも大
幅に改善することができる。
また、本発明の方法は、冷間タンデム圧延機作業ロール
のみならず、スタンド毎にパスラインの関係から胴径の
大小が定められ、かつ、それぞれに好適なかたさに選択
が望ましい場合の一般的なタンデム圧延機用各種ロール
にも適用することが可能であることも大きな利点である
。
のみならず、スタンド毎にパスラインの関係から胴径の
大小が定められ、かつ、それぞれに好適なかたさに選択
が望ましい場合の一般的なタンデム圧延機用各種ロール
にも適用することが可能であることも大きな利点である
。
第1図は本発明の実施例を適用した作業ロールの概略寸
法と胴部の1端に余長を付した形状を示す正面図、第2
図は本発明による第1次焼き戻しの際の加熱法を示す正
面図、第3図は本発明による深さ方向にかたさ分布曲線
を従来法との比較で示すグラフ図、第4図はロール材の
かたさと熱衝撃によって発生するクラックとの関係を示
す実験結果のグラフ、第5図はスリップに遭遇して発生
した表面クラックが継続使用によって表層下を進展した
後スポーリングに至った例を示す外観図である。 1・・・胴部、2・・・軸部、3・・・使用層、4・・
・余長部、5・・・電磁誘導加熱コイル、6・・・中周
波(もしくは高周波)電源。
法と胴部の1端に余長を付した形状を示す正面図、第2
図は本発明による第1次焼き戻しの際の加熱法を示す正
面図、第3図は本発明による深さ方向にかたさ分布曲線
を従来法との比較で示すグラフ図、第4図はロール材の
かたさと熱衝撃によって発生するクラックとの関係を示
す実験結果のグラフ、第5図はスリップに遭遇して発生
した表面クラックが継続使用によって表層下を進展した
後スポーリングに至った例を示す外観図である。 1・・・胴部、2・・・軸部、3・・・使用層、4・・
・余長部、5・・・電磁誘導加熱コイル、6・・・中周
波(もしくは高周波)電源。
Claims (1)
- 1、胴部と軸部とからなる圧延機用作業ロールにおいて
、初表面層のみに高温焼き戻し域を設けたことを特徴と
する圧延機用作業ロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60074908A JPH078367B2 (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 | 圧延機用作業ロ−ルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60074908A JPH078367B2 (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 | 圧延機用作業ロ−ルの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61232009A true JPS61232009A (ja) | 1986-10-16 |
| JPH078367B2 JPH078367B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=13560954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60074908A Expired - Lifetime JPH078367B2 (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 | 圧延機用作業ロ−ルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH078367B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019055419A (ja) * | 2017-09-22 | 2019-04-11 | 新日鐵住金株式会社 | 冷間圧延用ロール |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5665929A (en) * | 1979-10-30 | 1981-06-04 | Kawasaki Steel Corp | Manufacture of roll for hot leveler |
-
1985
- 1985-04-09 JP JP60074908A patent/JPH078367B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5665929A (en) * | 1979-10-30 | 1981-06-04 | Kawasaki Steel Corp | Manufacture of roll for hot leveler |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019055419A (ja) * | 2017-09-22 | 2019-04-11 | 新日鐵住金株式会社 | 冷間圧延用ロール |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH078367B2 (ja) | 1995-02-01 |
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