JPS6123416B2 - - Google Patents

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JPS6123416B2
JPS6123416B2 JP53143188A JP14318878A JPS6123416B2 JP S6123416 B2 JPS6123416 B2 JP S6123416B2 JP 53143188 A JP53143188 A JP 53143188A JP 14318878 A JP14318878 A JP 14318878A JP S6123416 B2 JPS6123416 B2 JP S6123416B2
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JP
Japan
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hydraulic
oil
valve
oil chamber
motor
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JP53143188A
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JPS54134254A (en
Inventor
Noryuki Takahashi
Torao Hatsutori
Tasuku Date
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS54134254A publication Critical patent/JPS54134254A/ja
Publication of JPS6123416B2 publication Critical patent/JPS6123416B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として自動車に用いられる無段変
速機において油圧ポンプと油圧モータとの直結状
態を適時得られるようにした制御装置に関する。
従来、入力軸に連なる定吐出量型油圧ポンプ
と、出力軸に連なる斜板式可変容量型油圧モータ
とを作動油分配機構を介して連通し、油圧モータ
の容量をモータ斜板の傾斜角の変更により調節し
て、入、出力軸間の変速比を無段階に調節できる
ようにした油圧式無段変速機において、モータ斜
板の傾斜角が零なつて変速比が1:1になつたと
き、作動油の漏洩による伝動効率の低下の防止
と、モータ斜板に作用するスラスト荷重による各
部軸受の負荷の軽減とのために、油圧ポンプの吐
出ポートを閉塞して油圧ポンプと油圧モータ間と
を直結できるようにした制御装置は既に提案され
ている(特開昭52−106065号公報参照)。
ところが上記従来のものは、油圧ポンプの吐出
ポートを閉塞するのに、吐出ポート内に栓体を嵌
入して行うもので、その嵌入部は高度の加工精度
が要求され、量産時の品質を安定させることが困
難である。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、上記不
具合を解消することができ、しかも油圧モータと
油圧ポンプ間の確実な直結状態が得られる油圧式
無段変速機の制御装置を提供することを目的とす
る。
そしてかかる目的を達成するために本発明は、
入力軸に連なる定吐出量型油圧ポンプと、出力軸
に連なる斜板式可変容量型油圧モータとを作動油
分配機構を介して連通して、その作動油分配機構
は、前記油圧ポンプの吸入および吐出ポート、並
びに前記油圧モータの複数の連絡ポートを一端面
に開口し前記油圧モータのモータシリンダと共に
回転する分配盤と、その分配盤の一端面に接触し
て前記吐出ポートと高圧側の前記連絡ポート間を
連通する高圧油室、および前記吸入ポートと低圧
側の前記連絡ポート間を連通する低圧油室を形成
する分配環と、前記吐出ポートを任意に遮断する
ための遮断装置とより構成されてなる油圧式無段
変速機において、前記遮断装置は、前記高圧油室
内に収容され前記分配盤に対する当接・離間によ
り前記吐出ポートを閉塞・開放し得る弁体と、こ
の弁体を駆動するサーボモータとより構成され、
そのサーボモータは、前記吐出ポートに対して進
退し得るよう前記高圧油室内に配設され前端には
前記弁体を首振り可能に連結したピストンロツド
と、このピストンロツドの後部に一体に形成さ
れ、前端側と後端側とに該ピストンロツドを囲繞
する前部油室と前記高圧油室の連通する後部油室
とをそれぞれ形成するピストンと、前記後部油室
を貫通して前記ピストンに摺合され、前記前部油
室を後部油室と大気とに選択的に、連通し得るパ
イロツト弁とを備え、前記ピストンの後端受圧面
積を前記ピストンロツドの受圧面積より大きく、
且つ前記弁体の前端受圧面積より小さく設定した
ことを特徴とする。
以下、図面により本発明の一実施例について説
明する。
第1図に示すように本発明装置は、定吐出量型
斜板式油圧ポンプPと可変容量型油圧モータMと
を油圧的に連結して構成される、従来公知の油圧
式無段変速機CVTと、車輛走行用エンジン(図
示ずせず)によつて駆動されるエンジンに駆動ポ
ンプEPと、そのエンジン駆動ポンプEPと同期し
て駆動され、エンジンの回転数に比例した出力油
圧を発生する遠心ガバナCGと、前記エンジンの
絞り弁開度に比例した力と、エンジンの回転数に
比例した力との差を変位に変換し、その変位によ
つて出力制御部材の制御方向を決定するとゝもに
その制御力を増巾するようにした制御弁付主サー
ボモータMSと、車輛の運転者によつて手動操作
され、手動変速位置、自動変速位置およびニユー
トラル位の3つの位置を選定する変速操作装置
CSHと前記無段変速機CVTにおける油圧モータ
Mのモータ斜板11を傾動制御する油圧式チエン
ジサーボモータCHSと、前記無段変速機CVTの
クラツチ操作を行う油圧式クラツチサーボモータ
CLSと、前記制御弁付主サーボモータMS、前記
チエンジおよびクラツチサーボモータCHS,
CLSとを連動させそれらサーボモータCHS,
CLSを単独に、あるいは連動して操作制御する連
動操作装置OPCと、前記クラツチサーボモータ
CLSを強制的に“クラツチオフ”させる強制クラ
ツチオフ装置CLOと、車輛の走行によつて駆動
され、車速に比例した出力油圧を発生する走行駆
動ポンプVPとより構成されている。
先ずはじめ斜板式定吐出量型多プランジヤ油圧
ポンプPと斜板式可変容量型多プランジヤ油圧モ
ータMとよりなる無段変速機CVTの構成につい
て説明する。
尚、この無段変速機CVTは従来既に知られて
いるものであるので、その構成を簡単に説明す
る。前記油圧ポンプPは、入力軸3に貫通される
とゝもにこれにスプライン係合2されたポンプシ
リンダ1と、そのポンプシリンダ1にその回転中
心を囲むように設けられた環状配列の多数のシリ
ンダ孔4,4……にそれぞれ摺合した多数のポン
ププランジヤ5,5……を有し、入力軸3には図
示しないエンジンからの動力がフライホイールを
介して伝達されるようになつている。一方、前記
油圧モータMは、前記ポンプシリンダ1を同心上
で囲繞してそれと相対的に回転できるように配設
されたモータシリンダ8と、そのモータシリンダ
8に、その回転中心を囲むように設けられた環状
配列のシリンダ孔9,9……にそれぞれ摺合した
多数のモータプランジヤ10,10……を有す
る。
油圧ポンプPの各ポンププランジヤ5の内端
は、球面継手7を介して油圧モータMのモータシ
リンダ8内に一定角度で傾斜して固定されたポン
プ斜板6に自在に回動できるように連結されてい
る。したがつてモータシリンダ8に対してポンプ
シリンダ1が回転すると、多数のポンププランジ
ヤ5,5……は、前記ポンプ斜板6により順次に
住復摺動され吐出行程と吸入行程が繰り返され
る。
各モータプランジヤ10の内端は、球面継手1
2を介してモータ斜板11の表面に回転自在に連
結されている。前記モータ斜板11はその中央部
両側に一体のトラニオン軸13が突出されてお
り、それらのトラニオン軸13は、ミツシヨンケ
ースに枢支されていてモータ斜板11は、ミツシ
ヨンケースに対して左右に傾動できるようになつ
ている。
またモータシリンダ8の端部(第1図において
左端部)には、駆動歯車14が一体に形成されて
出力軸15を構成しており、モータシリンダ8、
すなわち出力軸15の回転力は図示しない伝動機
構を介して車輛の駆動車輛に伝達されるようにな
つている。ところでモータシリンダ8が回転すれ
ば、多数のモータプランジヤ10,10……は位
相をずらしてシリンダ孔9,9……内を住復摺動
して膨脹、あるいは収縮行程を繰り返す。この場
合、モータプランジヤ10,10……の摺動スト
ロークは、モータ斜板11が図に実線で示す最大
傾斜位置Smaxのとき最大となり、また図に鎖線
で示す最小傾斜位置Sminのとき最小となる。而
して前記モータ斜板11の傾斜角は後述するチエ
ンジサーボモータCHSによつて無段階に調整制
御される。
油圧ポンプPと油圧モータM間は、作動油分配
機構dsを構成する、後述の分配盤17と分配環
18とに形成される油圧通路を介して連通されて
いる。そしてエンジンの駆動により入力軸3が回
転されると、これにスプライン係合2されるポン
プシリンダ1が回転され、吐出行程中のポンププ
ランジヤ5を収容したシリンダ孔4から吐出され
る高圧の作動油は、後の詳述の作動油分配機構
dsを介して膨脹行程中のモータプランジヤ10
を収容したシリンダ孔9内に給送され、一方収縮
行程中のモータプランジヤ10は収容したシリン
ダ孔9から排出される作動油は後に詳述の作動油
分配機構dsを介して吸入行程中のポンププラン
ジヤ5を収容するシリンダ孔4内に還流される。
このようにして入力軸3の回転中は油圧ポンプP
と油圧モータM間を降圧作動油が循環し、その間
吐出行程中のポンププランジヤ5がポンプ斜板6
を介してモータシリンダ8に与える反動トルクと
膨脹行程中のモータプランジヤがモータ斜板11
からうける反動トルクの和によつてモータシリン
ダ8は回転駆動される。そしてモータ斜板11の
傾斜角を最小傾斜角(垂直位置)Sminから最大
傾斜角Smaxまで傾動制御することにより油圧モ
ータMの容量を零から所定の値まで変えることが
でき、入力軸3と出力軸15間の変速比を1:1
から最大値まで無段階に変えることができる。
次にエンジンによつて駆動される、前記エンジ
ン駆動ポンプEPについて説明すると、これは通
常の歯車ポンプで構成され、その吸込口は油溜T
に連通され、またその吐出口は主給油路20に連
通されている。主給油路20二又はに分岐され、
その一方21は後述する制御弁付主サーボモータ
MSの中央作動油路44に連通され、またその他
方22は後述する開閉弁Vおよび給油路118を
介して同じく後述する強制クラツチオフ装置
CLOの流通ポート117に連通される。また主
給油路20からは補給油路24が分岐されてお
り、この補給油路24は、前記無段変速機CVT
の入力軸3内の油路25を通り、逆止弁26,2
7を介して前記油圧ポンプPと油圧モータMの油
圧閉回路内に連通され、その回路内の作動油が漏
洩したとき、その分を自動的に補給できるように
なつている。尚、28はエンジン駆動ポンプEP
の吐出口直後の主給油路20に介在した逆止弁、
29は主給油路20の前記逆止弁28より下流側
に接続されるリリーフ弁である。
次に前記遠心ガバナCGであるが、これは従来
公知の構造のものであつて、前記エンジン駆動ポ
ンプEPと同期して駆動され、エンジンの回転数
に比例した出力油圧を発生することができるもの
であり、その入力側には、前記主給油路20から
の圧力油が分岐油路30を介して給油され、また
その出力側からの出力油圧は、油路31を介し
て、後述する制御弁付主サーボモータMSに連通
されている。
次にエンジンの絞り弁開度に比例した力とエン
ジンの回転数を比例した力とを入力させ、それら
の力の差を変位に変換し、その変位により出溶制
御部材、すなわち出力ピストン54の制御方法を
決定するとゝもにその制御力を増巾するようにし
た制御弁付主サーボモータMSの構成について説
明すると、制御函33には、その両側面に開口す
る弁孔34が突設され、この弁孔34内には、そ
の中央部にスプール弁35が、その左右端部に
は、左、右入力ピストン36,37がそれぞれ摺
動自在に嵌合されている。前記スプール弁35
は、その中央、および左右にそれぞれランド部γ
およびγ,γを有しており、前記弁孔34
内を第1図において左側より4つの油室a,b,
cおよびdに区画している。前記油室a,d内に
は、それぞれ伝達ばね38,39が縮設され、こ
れらの伝達ばね38,39の弾発力によつて左、
右入力ピストン36,37は制御函33外に突出
している。前記左入力ピストン36の外端面に
は、エンジンの絞り弁(図示せず)に連動する回
転カム40のカム面が当接されており、また前記
右入力ピストン37の外端面には、前記制御函3
3に上端を止着した規制板41の下端が当接され
ている。制御函33の右側面にはストツパ42が
設けられ、このストツパ42は規制板41の左方
への移動を規制している。また規制板41にはバ
イメタル43が沿着されており、寒冷時にその規
制板41の下部を第1図において右方に撓曲され
るようになつていて、寒冷時において、エンジン
を暖機運転する際にフアストアイドルによるアイ
ドル回転数の上昇に起因する、前記スプール弁3
5の移動を修正できるようにしたものであり、す
なわちエンジンのアイドル回転数のばらつきに対
するスプール弁35の動きの補正をなすものであ
る。前記弁孔34の中央部には、前記エンジン駆
動ポンプEPに主給油路20,21を介して連通
する中央作動油路44が開口されており、この中
央作動油路44はスプール弁35の左右動による
油室bあるいはcに選択的に連通し得る。弁孔3
4の油室bと、後述するサーボシリンダ48の左
油室eとは左作動油路45を介して連通され、ま
た弁孔34の油室cと、前記サーボシリンダ48
の右油室fとは右作動油路16を介して連通され
る。尚、右作動油路46には、さらに後述する補
給油路47が連通される。また弁孔34には、そ
の油室a,bあるいはcに連通し得る還流油路4
9が開口されており、そのうち油室a,bと還流
油路49との連通路にはオリフイス51,52が
介在されている。そして前記還流油路49は油溜
Tに連通している。さらに弁孔34には、前記油
室dに連通し得る制御油路53が開口され、この
制御油路53はエンジンの回転数に比例した圧力
油を発生する前記遠心ガバナCGの出力ポートに
出力油路31を介して連通されている。
前記弁孔34の下方において制御函33には、
サーボシリンダ48が形成され、このサーボシリ
ンダ48内には、このシリンダ48内の左油室e
と右油室fとに区画する出力部材、すなわち出力
ピストン54が摺動自在に嵌合されている。また
制御函33には前記サーボシリンダ48の中心を
通る、後述の変速操作杆Lの先端部が摺動自在に
貫通支持されており、前記出力ピストン54に
は、その中心に軸孔56が形成され、その軸孔に
後述する変速操作杆Lの先端部が摺動自在に貫通
されている。また後に詳述するように変速操作杆
Lの先端部には第一大径部l2より段差58を介し
て第一小径部l1が形成されており、この第一小径
部l1に前記出力ピストン54がくると、その軸孔
56と第一小径部l1間に細隙が形成され、この細
隙を介して前記左油室eと右油室fとが連通され
るようになつている。またサーボシリンダ48の
左端壁には、前記変速操作杆Lが左位置、すなわ
ち後述の自動変速位置Dあるいはニユートラル位
置Nに移動したとき、前記第一大径部l2が嵌入し
得る嵌入孔57が穿設されている。
前記出力ピストン54にはピストンロツド55
が一体に形成され、このピストンロツド55は、
制御函33外に延出され、その先端部に後述する
連動操作装置OPCの作動腕132の上端が連結
されており、出力ピストン54の左右動により前
記作動腕132は左右に揺動できるようになつて
いる。
ところでエンジンを加速すべく図示しない絞り
弁を開放していくと、それに連動する回転カム4
0は、第1図において反時計方向に回動して左入
力ピストン36は右に移動し、その左入力ピスト
ン36の変位は伝達ばね38により力に変換され
てスプール弁35に伝達されるので、そのスプー
ル弁35は、図示しないエンジンの絞り弁開度に
比例した変位量だけ右方向に摺動する。これによ
り中央作動油路44は油室b、左作動油路45を
介してサーボシリンダ48の左油室eに連通し、
一方、サーボシリンダ48の右油室fは右作動油
路46、油室cを介して還流油路49に連通する
ので、エンジン駆動ポンプEPからの圧力油は主
給油路20,21、中央作動油路44、油室b、
および左作動油路45を通つて左油室e内に圧入
され、右油室f内の油は、右作動油路46、油室
c、および還流油路49を通つて油溜Tに還流さ
れ、出力ピストン54を第1図において右に移動
することができる。
絞り弁の開度増によりエンジンの回転数が上昇
すると、これに比例して前述のように遠心ガバナ
CGの出力油圧が上昇し、その上昇圧力油は出力
油路31、制御油路53を通つて弁孔34の油室
dに供給されるので、スプール弁35はエンジン
の回転数の上昇に比例した変位量だけ左方向に摺
動する。すると今度は中央作動油路44は油室
c、右作動油路46を介してサーボシリンダ48
の右油室fに連通し、一方、左油室eは左作動油
路45、油室bを介して還流油路49に連通する
ので、エンジン駆動ポンプEPからの圧力油は右
油室fに供給され、左油室e内の油は油溜Tに還
流され、出力ピストン54は左に摺動する。
またエンジンを減速すべく、その絞り弁を閉じ
ていけば、回転カム40は第1図時計方向に回転
して左入力ピストン36は、今度は絞り弁開度に
比例した変位量だけ左方向に摺動し、前述と全く
逆に左油室eが油溜Tに、また右油室fがエンジ
ン駆動ポンプEPの主給油路20,21に連通し
出力ピストン54は左に動かされる。以上により
エンジンの回転数が減少すると、これに比例して
遠心ガバナCGの出力油圧が下降、前記と全く逆
にスプール弁35はエンジンの回転数の下降に比
例した変位量だけに右方向に摺動する。すると再
びエンジン駆動ポンプEPからの圧力油は左油室
eに供給され、右油室fは油溜Tに連通するの
で、出力ピストン54は右に摺動する。
以上のようにスプール弁35は、絞り弁の開度
すなわち回転カム40の回転に基づく外力と、遠
心ガバナCGからの油圧力、、すなわちエンジンの
回転数に比例した制御力とが均衡するところまで
左右に無段階に動かされる。したがつて例えば、
エンジン回転数が比較的低く、かつ絞り弁開度が
比較的大きい条件下ではスプール弁35が右に動
かされ、これに追従して出力ピストン54はサー
ボモータで増巾されて右に動かされ、また反対に
エンジン回転数が比較的高く、かつ絞り弁開度が
比較的小さい条件下ではスプール弁35は左に動
かされ、これに追従して出力ピストン54はサー
ボモータで増巾されて左に動かされる。
尚、前記作動は第1図に示すように補給油路4
7に通じる給油路50が後述の開閉弁Vにより閉
鎖された状態で行われる。
また前記サーボモータの作動において、出力ピ
ストン54が変速操作杆Lの第一小径部l1にある
ときは、その第一小径部l1と出力ピストン54の
軸孔56間の細隙を通して左油室eと右油室fと
が連通するので、それらの室e,f間には油が自
由に流通するようになり、出力ピストン54はそ
の左右の面積差によつて動かされる。而して出力
ピストン54はその左側面積A1が右側面積A2
りも大きいので、変速操作杆Lの第一大径部l2
至るまで左方に動かされる。このことは後に作用
説明の項で詳述するように、前記無段変速機
CVTを「手動操作」する場合に、変速操作杆L
を手動で左右動するとき、これに追従して出力ピ
ストン54を動かすことができるようにしたもの
である。
また弁孔34の油室aと環流油路49間、およ
び油室bと還流油路49間にそれぞれオリフイス
51,52を設けたのは、次の理由による。すな
わち、エンジンの絞り弁を急激に開いて回転カム
40が急激に反時計方向に回転した際、オリフイ
ス51により油室a内の油の急速な排出が妨げら
れ、油室a内は瞬間的に密閉状態となり、左入力
ピストン36の右移動が油圧的にスプール弁35
に伝達されて出力ピストン54の制御力の増加補
正が行われ、後に詳述するように車輛の加速性能
を高めるようにしたものである。また絞り弁を急
速に閉じて回転カム40が急激に時計方向に回転
した際、左入力ピストン36は回転カム40から
釈放されるが、スプール弁35の左移動はオリフ
イス52から排出される油に及ぼす減衰作用によ
り緩徐に行われ、そのため出力ピストン54は緩
やかに左移動して、無段変速機CVTの減速比は
徐徐に減少し、エンジンの急減速時に、減速比の
急減少により一瞬車輛が加速されるような危険を
生じないようにしたものである。
前記変速操作装置CSHは変速操作杆Lを、ミ
ツシヨンケースに形成した軸受部60によつて左
右に摺動できるように案内支持して構成され、変
速操作杆Lの自由端は図示しないハンドルに連動
されており、運転者が手動により左右に摺動操作
できるようになつている。
前記変速操作杆Lは、その内端より外端、すな
わち第1図において左から右へ第一小径部l1、第
一大径部l2、第二小径部l3および第二大径部l4
なり、第一小径部l1と第一大径部l2間に段差58
が形成される。そして第一小形部l1、第一大径部
l2が前述の制御弁付サーボモータMS内に挿入さ
れている。
前記軸受部60と変速操作杆Lとの間には、こ
の変速操作杆Lを第1図に示す手動変速開始位置
Ma、自動変速位置Dおよびニユートラル位置N
の3つの位置に係止するためのクリツクストツパ
61が設けられており、このクリツクストツパ6
1は変速操作杆Lに形成した3個のノツチ62,
63および64と、前記軸受部60に設けられる
係止ボール65と、これを変速操作杆Lに向けて
弾発するばね66とより構成されている。而して
手動変速開始位置Maと自動変速位置D間の範囲
は変速操作杆Lの手動変速範囲Mγになる。而し
て第1図において、手動変速開始位置Ma、手動
変速範囲Mγ、自動変速位置Dおよびニユートラ
ル位置Nは何れもクリツクストツパ61の中心線
を基準にして示されている。
前記変速操作杆Lとミツシヨンケースの軸受部
60とは、それらが協働して本発明の油路の開閉
を司る開閉弁Vを構成している。以下、この開閉
弁Vの構造について説明すると、前記変速操作杆
Lの第二大径部l4には前記エンジン駆動ポンプ
EPと後に詳述する走行駆動ポンプVPに連通する
給油路118と、前記走行駆動ポンプVPのみに
連通する給油路50とが互いに隣接して横切つて
おり、これらの給油路118および50は、変速
操作杆Lが「手動変速範囲Mγ」および「自動変
速位置D」にシフトされたとき、その第二大径部
l4によつて閉じられて遮断されるようになつてい
る。また変速操作杆Lが第1図において左限位
置、すなわち、ニユートラル位置Nにシフトされ
たとき、前記給油路118および50は、何れも
前記第二大径部l4に形成した環状溝67,68を
介して連通されるようになり、エンジン駆動ポン
プEPおよび後述する走行駆動ポンプVPからの圧
力油は、給油路118を通つて後述する強制クラ
ツチオフ装置CLOのシリンダ113の右室i内
に導入され、後述するクラツチサーボモータCLS
を強制的にクラツチオフさせる。
また後述の走行駆動ポンプVPからの圧力油は
給油路50、前記補給油路47および右作動油路
46を通りサーボシリンダ48の右油室fに給油
され、第一大径部l2上にある出力ピストン54を
左限位置、すなわちTOP位置まで移動させ(変
速操作杆Lは左限位置、すなわちニユートラル位
置Nにある)、“ニユートラル位置N”から再び自
動あるいは手動変速位置に戻るとき急激なエンジ
ンブレーキ負荷がかゝらないようになつている。
前記モータ斜板11を第1図鎖線に示す垂直な
TOP位置Sminから第1図実線に示す最大傾斜し
たLOW位置Smaxに傾動操作するための油圧式チ
エンジサーボモータCHSがミツシヨンケース内
に設けられる。次にこのチエンジサーボモータ
CHSの構成について説明すると、これはミツシ
ヨンケースに固定状態に支持されるサーボシリン
ダ70と、その内部を左側油室gと右側油室hと
に区画するサーボピストン71と、前記サーボシ
リンダ70を貫通して先端部が前記のサーボピス
トン71に穿設した弁孔73内に摺合されるパイ
ロツト弁72とから構成され、前記サーボピスト
ン71と一体のピストンロツド74はサーボシリ
ンダ70を貫通してその外部に突出され、前記モ
ータ斜板11にピン連結75されている。サーボ
シリンダ70の左側油室gには、サーボシリンダ
70に形成した通路76を介して高圧油路77に
連通され、この高圧油路77内を流れる高圧油が
作用するようになつている。ところで前記高圧油
路77内には、エンジンの駆動時、油圧ポンプP
からの高圧の作動油がクラツチサーボモータCLS
内を通つて給油されており、またエンジンブレー
キ時には前記エンジン駆動ポンプEPから、前記
高圧の作動油よりも低圧の一定圧力油が同じくク
ラツチサーボモータCLS内を通つて給油されるよ
うになつている。またこの高圧油路77はリリー
フ弁Rを介して主給油路22に連通され、この高
圧油路77内の油圧力が所定値を超えると、前記
リリーフ弁Rが働くようになつている。また前記
弁孔73はその排出路78を通して油溜Tに連通
されている。サーボピストン71には、パイロツ
ト弁72の右動に応じて右側油室hを、弁孔73
を介して油溜Tに開放させる排出路78と、パイ
ロツト弁72の左動に応じて今度は右側油室hを
左側油室gに連通させる供給路79とが穿設され
ている。したがつてサーボピストン71は、パイ
ロツト弁72の左、右動に追従するように高圧油
路77内の圧力油によつて増巾作動され、それに
よつてモータ斜板11を第1図実線に示す最大傾
斜位置、すなわちLOW位置Smaxから第1図鎖線
に示す最小傾斜位置(垂直位置)、すなわちTOP
位置Sminまで無段階にシフトすることができ
る。その場合エンジンの駆動により油圧ポンプP
が稼動されるときは、前述のようにその高圧の作
動油が後述のクラツチサーボモータCLS内を通つ
て高圧油路77に供給されるので、モータ斜板1
1の応答傾動を敏感にすることができ、またエン
ジンブレーキ時には、前述のようにエンジン駆動
ポンプEPからの前記作動油よりも低圧の圧力油
が同じく後述のクラツチサーボモータCLS内を通
つて前記油路77に供給されるので、モータ斜板
11の応答傾動を緩慢にして急激なエンジンブレ
ーキがかゝらないようにすることができる。
前記の無段変速機CVTの右側においてミツシ
ヨンケースの一端壁80には、シリンダ81が固
着され、このシリンダ81は無段変速機CVTの
モータシリンダ8の支軸部82を貫通してその内
部にのびており、このシリンダ81の内端には前
記分配環18が偏心的に支持されて、さらにこの
分配環18の内端面は前記分配盤17の一端面に
油密状態で接触している。分配環18は、モータ
シリンダ8内に画成される密閉状の中空室83を
内側室83inと外側室outとに区画している。一
方分配盤17には吐出ポート84を吸入ポート8
5とが穿設されており、前記吐出ポート84は、
油圧ポンプPの吐出行程側にあるシリンダ孔4と
前記内側室83inとを連通し、また前記吸入ポー
ト85は油圧ポンプPの吸入行程側にあるシリン
ダ孔4と前記外側室83outとを連通し得るよう
になつている。また前記分配盤17には前記吐出
ポート84および吸入ポート85のほかに多数の
連絡ポート86,86……が穿設されていて、こ
れらの連絡ポート86,86……は、前記モータ
シリンダ8と共に回転する分配盤17の回転に伴
つてモータシリンダ8のシリンダ孔9,9……を
前記内側室83inあるいは外側室83outに連通
させることができる。
したがつて入力軸3の回転に伴つてポンプシリ
ンダ1が回転すると、前述のようにポンププラン
ジヤ5の吐出行程により生成された高圧の作動油
は吐出ポート84から内側室83inへ、さらにそ
れと連通状態にある連絡ポート86を経て膨脹行
程のモータプランジヤ10のシリンダ孔9へ流入
し、そのモータプランジヤ10に推力を与え、一
方収縮行程のモータプランジヤ10により排出さ
れる作動油は外側室83uotに連通する連絡ポー
ト86および吸入ポート85を通して吸入行程中
のポンププランジヤ5のシリンダ孔4に還流し、
このような作動油の循環により油圧ポンプPから
油圧モータMへの動力の伝達が行われる。
以上において、吐出ポート84が開口する内側
室83inは本発明の高圧油室を、また吸入ポート
85が開口する外側室83outは本発明の低圧油
室を構成する。
ところで前記シリンダ81内には、 (a) 前記油圧ポンプPの吐出側と吸入側とを短絡
させ、油圧モータMへの高圧作動油の給送を行
わないようにしてその油圧モータMを不作動に
する“クラツチオフ)状態、 (b) 油圧ポンプPから油圧モータMへ高圧作動油
を自由に循環させる“クラツチオン”状態 (c) 前記短絡路の開度を調節して油圧ポンプPか
ら油圧モータMへの作動油の流量を制御する
“半クラツチ”状態 (d) 油圧ポンプPの作動油の流れを完全に遮断し
てポンププランジヤ5を油圧的にロツクしてポ
ンプシリンダ1とモータシリンダ8とを一体的
に回転させる“油圧ポンプ、油圧モータ直結”
状態 の以上の4つの状態を選択的に採り得るようにし
た、油圧式クラツチサーボモータCLSが装備され
ている。
以下、このクラツチサーボモータCLSの構造に
ついて説明すると、前記シリンダ81には、その
中心孔89と、その側壁を貫通する複数個(図示
例では2個)の短絡ポート87,88が穿設され
ており、これらの短絡ポート87,88の内側開
口端は、前記シリンダ81の中心孔89を通して
前記内側室83inに連通され、またこれらのポー
ト87,88外側開口端はシリンダ81の外側に
形成される通油溝90を通して前記外側室83
outに連通されている。前記短絡ポート87,8
8の内側開口端、すなわちシリンダ81の中心孔
89への開口端はシリンダ81の軸方向に若干オ
フセツトしている(図において短絡ポート87が
短絡ポート88に対して若干左にオフセツト)。
前記シリンダ81の中心孔89には、ピストン
96および、その前端面(第1,2図は左端面)
から突出するピストンロツドよりなるクラツチ弁
92が摺動自在に嵌合されており、このクラツチ
弁92が図において左に摺動すると、短絡ポート
87,88は順次に閉じられ、また右に摺動する
と短絡ポート87,88は順次に開くようになつ
ている。また短絡ポート87,88の開放を緩徐
に行い得るように、クラツチ弁92の内端面外周
にはテーパ面93が形成されている。
クラツチ弁92の先端には弁杆94が螺着さ
れ、この弁杆94の球状端部にはポペツト形の弁
体95が首振り可能に連結されている。弁体95
はクラツチ弁92が後述するように“クラツチオ
ン”状態を超えてさらに左に摺動したとき、前記
分配盤17に穿設した吐出ポート84の開口端を
閉塞するように、その一端面に油密に密着し、吐
出ポート84から内側室83inへの油の流れを遮
断することができる。
いまクラツチ弁92が図に示すように右端位置
にある状態では、短絡ポート87,88は開放さ
れ、前記内側室83inとは連通状態にあり、分配
盤17の吐出ポート84から吐出される高圧の作
動油は直ちに油圧ポンプPの吸入ポート85へ短
絡してしまい、油圧モータMへの給送が行われな
い。したがつてこの状態では油圧モータMは作動
されず、所謂“クラツチオン”状態にある。
次にクラツチ弁92が図において左に摺動し、
前記短絡ポート87,88を何れも閉鎖した状態
になると、前記のように油圧ポンプPと油圧モー
タM間に作動油の流れを生じるので、入力軸3と
出力軸15とは油圧的に連結された所謂“クラツ
チオン””状態になる。またクラツチ弁92が前
述の“クラツチオフ”状態から“クラツチオン”
状態へ移る途中の過程では、前記短絡ポート8
7,88の開度は漸次に絞られ吐出ポート84か
らの作動油の一部が油圧モータMの流れ、他の一
部が油圧ポンプPの吸入ポート85へ短絡される
ことになる。この状態が所謂“半クラツチ”状態
である。ところでこの場合、前記短絡ポート8
7,88はシリンダ81の軸方向、すなわちクラ
ツチ弁92の摺動方向にオフセツトしているこ
と、およびクラツチ弁92の内端面外周にテーパ
面93が形成されていることによつて短絡ポート
87,88の開閉が緩徐に行われる。このことは
クラツチの切換を一層スムーズに行うことがで
き、また半クラツチの区域を広くとることがで
き、車輛の発進を一層スムーズにすることができ
る。またクラツチ弁92が前述の“クラツチオ
ン”状態を超えてさらに左に摺動すると、前記弁
体95は分配盤17の端面に密着し、特にその密
着は弁体95の首振り運動により保証され、そこ
に開口した吐出ポート84を確実に閉塞して該吐
出ポート84から内側室83inへの作動油の流れ
を遮断し、前記“油圧ポンプ、油圧モータ直結”
状態となり、ポンププランジヤ5を油圧的にロツ
クしてポンプシリンダ1からポンププランジヤ5
群およびポンプ斜板6を介してモータシチンダ8
を機械的に駆動することができる。したがつてモ
ータプランジヤ10のモータ斜板11に与える推
力が消失し、その推力による軸受等の各部材の負
担を軽減することができる。而してこの“油圧ポ
ンプ、油圧モータ直結”状態は、モータ斜板11
を直立状態にして変速比が1:1になつたとき
に、すなわち“TOP位置Smin”にあるときに行
われるもので、入力軸3から出力軸15への動力
伝達効率を良好にすることができる。
次に前記クラツチ弁92をシリンダ軸81の中
心孔89内において、前述のように左右に住復制
御するための構成について主に第2図を参照して
説明すると、前記ピストン96の前端側と後端側
にクラツチ弁92を囲繞する前部油室97と後述
のパイロツト弁105を囲繞する後部油室101
がそれぞれ形成され、その後部油室101は通常
のクラツチ弁92に形成した油通路102および
前記弁杆94に形成した油通路103を通つて前
記内側室83in内に連通されている。そしてエン
ジン駆動時には、前記油室11内に油圧ポンプP
と油圧モータMを循環する高圧の作動油の一部が
前記内側室83inより前記油通路103,102
を通つて常時供給され、またエンジンブレーキ時
にはエンジン駆動ポンプEPからの圧力油(前記
作動油より低圧)の一部が同じく油通路103,
102を通つて常時供給されるようになつてい
る。また油室101には前述の高圧油路77が連
通されている。
前記クラツチ弁92の基端部には、ピストン9
6の後端部100に開口する行止り孔98が穿設
されている。そしてこの行止り孔98と前記前部
油室97間にはクラツチ弁92に穿設した連通孔
99を介して連通している。
前記クラツチ弁92の基端部に形成される前記
行止り孔98の奥部周面には逃げ溝104が形成
されている。行止り孔98内にはミツシヨンケー
スの一端壁80を貫通したパイロツト弁105が
挿入されている。パイロツト弁105の先端部に
はその行止り孔98内に摺合するランド部106
が形成され、そのランド部106の後方(第2図
において右方)には径小部107が形成されてい
る。また前記パイロツト弁105には、一端が前
記行止り孔98内に開口し、他端が大気圧下の油
溜(図示せず)に連通する油溜連通孔108が穿
設されている。
パイロツト弁105には後述する作動槓杆11
0が連結され、この作動槓杆110の作動で左右
に動かされるようになつている。ところで 弁体95の端面の受圧面積 :A ピストン96の断面積 :B ピストンロツド即ちクラツチ弁92の断面積:C パイロツト弁105の断面積 :D とした場合に、 A>B−D B−D>C の不等式が満足されるように各部の寸法が定めら
れる。
いま“クラツチオン”させるべくパイロツト弁
105を第1,2図で左移動させると、そのパイ
ロツト弁105の径小部107は行止り孔98内
にすべて嵌入されるので、吐出ポート84からの
高圧の作動油は油通路103,102を経て後部
油室101に流入し、ピストン96の後端面10
0に油圧を作用させるとゝもに、作動油はクラツ
チ弁92の左端面にも油圧を作用させる。而して
前記ピストン96後端面の受圧面積はB−Dであ
り、またクラツチ弁92前端面の受圧面積はCで
あるので、前述の不等式B−D>Cによりクラツ
チ弁92は左移動することになる。したがつて
“クラツチオン”すべくパイロツト弁105が左
移動すれば、クラツチ弁92は作動油の油圧力に
より同方向に追従移動してクラツチ弁92は前記
短絡ポート87,88を何れも閉塞するに至り、
前述のように“クラツチオン”状態になる。
また“クラツチオフ”させるべくパイロツト弁
105を右移動させると、そのパイロツト弁10
5の径小部107の一部が行止り孔98から抜け
出ることになるので、高圧の作動油は油圧をピス
トン96後端面100に作用させる一方、クラツ
チ弁92の前端面(左端面)にも作用させるほ
か、行止り孔98、連通孔99を通つて前部油室
97に流入し、ピストン96の前端面にも油圧を
作用させることになり、クラツチ弁92を左移動
させるための受圧面積がB−Dであるのに対し、
クラツチ弁92を右移動させるための受圧面積は
Bとなる。したがつて当然にB>B−Dによりク
ラツチ弁92は右に移動し、第1,2図に示すよ
うに前述の“クラツチオフ”の状態になる。
また前述の“クラツチオン”の状態よりさらに
クラツチ弁92を左に移動して、弁体95を分配
盤17の吐出ポート84が開口する端面に接触さ
せ、前述の“油圧ポンプ、油圧モータ直結”状態
にした場合には、弁体95にはそれの、受圧面積
Aを有する前端面にのみ、吐出ポート84からの
高圧の作動油(前記油室101内の油圧力と等
圧)が作用するようになり、一方、ピストン96
の後端受圧面積B−Dを有する右端部100には
油室101内の高圧の作動油が作用する。従つて
前記不等式A>B−Dによつて弁体95にはこれ
を右へ移動する偏倚力が作用する。ところで弁体
95が若干右へ移動すれば弁体95の上記偏倚力
が解除されるので弁体95は再び分配盤17の端
面に押付けられ、以後同様の作動が小刻みに繰り
返される。従つて前記A,BおよびCの受圧面積
を、前記不等式を満足させて所定の値にすること
により、所謂“油圧フローテイング支持”の状態
を保つことができるから、互いに相対回転する分
配盤17と弁体95の摺接面の摩耗や、その摺接
面間からの作動油の漏洩を最小限に抑えつつ、そ
の間の良好な油密状態を保持することができる。
而して前記弁体95とクラツチサーボモータCLS
とにより、吐出ポート84を任意に遮断するため
の、本発明の遮断装置200が構成される。
前記油圧式クラツチサーボモータCLSの後方に
おいて、ミツシヨンケースには、作動槓杆110
が左右に揺動できるように軸支111されてお
り、この作動槓杆110の上端にクラツチサーボ
モータCLSの前記パイロツト弁105の後端が連
結112されている。
前記作動槓杆110の下端には強制クラツチオ
フ装置CLOが連結121されている。この強制
クラツチオフ装置CLOは、前記変速操作杆Lを
“ニユートラル位置”にシフトしたとき、クラツ
チ装置を後述する連動操作装置OPCとは関係な
く強制的に“クラツチオフ”させるようにしたも
のであつて、以下、この装置CLOの構成につい
て説明すると、前記作動槓杆110の下部右方に
はシリンダ113が配設されており、このシリン
ダ113内には、その内部を左油室iと右油室j
とに区画するピストン114が左右に摺動自在に
嵌合されている。ピストン114と一体のピスト
ンロツド115はシリンダ113の左側端壁を貫
通して外部に突出しており、その先端に前記作動
槓杆110の下端が連結121されている。前記
左油室i内には、圧縮ばね116が縮設されてお
り、この圧縮ばね116は前記ピストン114を
右に摺動するように偏磯するとゝもに前述したよ
うに作動槓杆110を反時計方向に回動するよう
に偏倚させ二様の作動をなすようになつている。
また前記シリンダ113の右端壁には流通ポート
117が穿設されこの流通ポート117に、前記
エンジン駆動ポンプEPあるいは後述する走行駆
動ポンプVPに連なる給油路118が連通されて
おり、後に詳述するように変速操作杆Lがニユー
トラル位置Nにあるとき前記ポンプEPあるいは
VPからの圧力油が、シリンダ113の右油室j
に作用するようになつている。さらにシリンダ1
13の右端内壁には前記流通ポート117に圧接
されるリード弁119が止着されており、このリ
ード弁119には小孔120が穿設されていて、
この小孔120を通して右油室jが流通ポート1
17を介して給油路118に連通されている。し
たがつて前述の変速操作杆Lが“ニユートラル位
置N”にシフトされると、エンジン駆動ポンプ
EPあるいは走行駆動ポンプVPからの圧力油は前
記開閉弁Vを通つて給油路118より、流通ポー
ト117およびリード弁119を介してシリンダ
113の右油室jに入りピストン114を圧縮ば
ね116の弾発力に抗して左に摺動するので、作
動槓杆110は強制的に時計方向に回動され、ク
ラツチサーボモータCLSのパイロツト弁72は、
右方すなわち“クラツチオフ”側に強制移動さ
れ、ニユートラル運転時には強制的に“クラツチ
オフ”させることができるようになつている。ま
た後述する変速操作杆Lがニユートラル位置Nか
ら自動変速位置Dにシフトされ前記開閉弁Vによ
り前記ポンプEPあるいはVPと給油路118との
連通が遮断されゝば、右油室jには圧力油が供給
されなくなるので、ピストン114は圧縮ばね1
16の弾発力で右に摺動することがこの際右油室
j内の圧力油は前記小孔120を通つて絞られつ
つ給油路118を通つて還流油路122に流れる
ので、作動槓杆110は緩慢に反時計方向に回動
してクラツチサーボモータCLSの“クラツチオ
ン”作動は緩衝的に行われる。
前記チエンジサーボモータCHSのパイロツト
弁72およびクラツチサーボモータCLSのパイロ
ツト弁105は、それらを単独に、あるいは連動
させて作動するようにした連動操作装置OPCが
ミツシヨンケース内適所に設けられている。以下
にこの装置OPCの構成について説明すると、前
記チエンジサーボモータCHSの後方においてミ
ツシヨンケースには支持軸130が支承されてお
り、この支持軸130には、操作カム131、作
動腕132および操作腕133が一体的に回転で
きるように支持されており、そのうち作動腕13
2は前述の主サーボモータMSの出力ピストン5
4のピストンロツド55後端に連結141されて
いる。
前記操作カム131は全体形状が略杓子状に形
成され、その基端には、支持軸130の軸心Oを
中心とする短半径γsの円弧面よりなる第一カム
面c1が、またその先端には支持軸130の軸心O
を中心とする長半径γlの円弧面よりなる第二カ
ム面c2が形成され、さらにそれら第一、第二カム
面c1,c2上面端部間に、内側に凹の双曲線よりな
る第三カム面c3が形成されている。操作カム13
1の基端部と、前記チエンジサーボモータCHS
のパイロツト弁72基端間には引張ばね134が
張架されていて、この引張ばね134の引張力は
前記パイロツト弁72の基端面を、操作カム13
1のカム面に圧接するように偏倚させている。
而して第1図に示すように、パイロツト弁72
の基端が第二カム面c2に接しているときは、操作
カム131が回転してもパイロツト弁72は移動
することなくその位置に保持され、モータ斜板1
1は最大傾斜位置Smaxすなわち“LOW位置”に
ある。操作カム131が第1図において反時計方
向に回転されると、パイロツト弁72の基端は双
曲線よりなる第三カム面c3に接触するに至り、操
作カム131の引続く回転に伴つてパイロツト弁
72はその双曲線よりなる第三カム面c3に倣つて
右方に移動する。したがつてモータ斜板11は右
方にTOP側へ傾動する。さらに操作カム131
が反時計方向に回転するとパイロツト弁72の基
端は第一カム面c1に接触するに至り、モータ斜板
11は最小傾斜位置(直立位置)Smin、すなわ
ち“TOP位置”にくる。そして操作カム131
がさらに回転しても最早パイロツト弁72は移動
しない。
前記操作腕133の先端にはクラツチ操作杆1
35の上端が連結されている。クラツチ操作杆1
35はミツシヨンケースに形成した案内孔137
を貫通して垂直にのび、その下端部は、前記クラ
ツチサーボモータCLSの後方に達している。そし
てその下端部の一側には傾斜カム面138が形成
されており、その傾斜カム面138には、前記作
動槓杆110の上半部に軸支されるローラ139
が前記シリンダ113内の圧縮ばね116の弾発
力により圧接されている。作動槓杆110の上端
には前述のように前記クラツチサーボモータCLS
のパイロツト弁105の後端が連結112されて
いる。したがつて前記支持軸130が回転すれ
ば、操作腕133を介してクラツチ操作杆135
は昇降作動される。クラツチ操作杆135が上昇
すると、ローラ139は傾斜カム面138に沿つ
て右に移動するので、作動槓杆110は時計方向
に回動され、パイロツト弁105は右移動、すな
わち“クラツチオフ”側へ移動し、またクラツチ
操作杆135が下降するとローラ139は傾斜カ
ム面138に沿つて左方に移動するので、作動槓
杆110は反時計方向に回動され、パイロツト弁
105は左移動、すなわち、“クラツチオン”側
へ動く。
前記クラツチ操作杆135の下部において、前
記傾斜カム面138と反対側にはバイメタル14
0が沿着されており、このバイメタル140は寒
冷時においてクラツチ操作杆135の下半部を右
方に撓曲するように作用するものであつて、寒冷
時には、パイロツト弁105が若干右に位置する
ように補正して、フアストアイドルによりエンジ
ンのアイドリング回転数が上昇しても、前記クラ
ツチサーボモータCLSが“クラツチオン”側に作
動することがないようにしており、すなわち寒冷
時エンジンのアイドリング回転数の上昇に対する
補正を、その時の温度を感知することによつて行
うようにしている。
次に車輛走行時に車輛等の走行回転部から動力
を得て駆動される走行駆動ポンプVPについて説
明すると、これは通常の歯車ポンプにより構成さ
れ、その吸込側は油溜Tに連通され、またその吐
出側には吐出路150が連通され、この吐出路1
50は第一、第二副給油路151,152に分岐
されており、第一副給油路151は、前記開閉弁
Vを介して、前記制御弁は主サーボモータMSの
補給油路47に連通されており、また第二副給油
路152は、前記エンジン駆動ポンプEPに連な
る主給油路22に連通されている。
而してこの走行駆動ポンプVPは3つの作用を
なすものであつて、すなわち(1)車輛の出力走行時
には、この走行駆動ポンプVPはエンジン駆動ポ
ンプEPと並列して運転されるので、それらの一
方が故障しても、運転に何ら支障を来たすことな
くフエイルセーフになる。(2)車輛の押しかけ走行
時や、ニユートラル惰行走行中のエンスト時等、
エンジン駆動ポンプEPから必要な高圧作動油が
得られないときに走行駆動ポンプVPにより圧力
作動油を必要個所に補給することができる。(3)前
記変速操作杆Lをニユートラル位置Nにシフトし
たとき、サーボシリンダ48の右油室f内に走行
駆動ポンプVPからの圧力油を供給して出力ピス
トン54を左端位置に移動させてモータ斜板11
を強制的にTOP位置に傾動させておくことがで
き、再びドライブ走行する際に過大なエンジンブ
レーキがかゝらないようにしてシヨツクのない円
滑なニユートラル走行からドライブ走行への切換
が可能になる。
次に本発明の“自動ドライブ”“手動ドライ
ブ”および“ニユートラル”の各運転時の作用に
ついて順に説明する。
〔〕 自動ドライブ 変速操作杆Lを第1図において二点鎖線に示
す“自動変速位置D”までシフトする。この位
置Dではクリツクストツパ61の係止ボール6
5はノツチ63に嵌入して変速操作杆Lを係止
する。ところでこの“自動変速位置D”では変
速操作杆Lの第一大径部l2の左端部が嵌入孔5
7内に嵌入し、サーボシリンダ48内では、そ
の全長に亘つて前記第一大径部l2が位置して出
力ピストン54はサーボシリンダ48内のどの
位置にある場合でも第一大径部l2上に摺合され
る。また前記開閉弁Vは閉成位置にあり、強制
クラツチオフ装置CLOへの給油は遮断されて
いるるとゝもに補給油路47への給油も遮断さ
れている。
いまエンジンを加速または減速すべく図示し
ないエンジンの絞り弁を開放または閉鎖してい
くと、それに連動する回転カム40は反時計方
向、あるいは時計方向に回動して入力ピストン
36を右あるいは左に動かし、その左入力ピス
トン36の変位は伝達ばね38により力に変換
されスプール弁35を動かし、これにより前述
のようにエンジン駆動ポンプEPからの作動油
をサーボシリンダ48に供給し、出力ピストン
54に絞り弁開度に応じた右方向の制御力を与
える。一方遠心ガバナCGは、エンジンの回転
数に比例した出力油圧を発生するので、その油
圧に応動してスプール弁35を介して前記作動
油をサーボシリンダ48に供給し、エンジン回
転数に応じた左方向の制御力を出力ピストン5
4に与える。このようにして出力ピストン54
は絞り弁開度に応じた右方向の制御力とエンジ
ンの回転数に応じた左方向の制御力とが均衡す
る点まで左右に無段階に動かされる。
ところで第1図に示す状態では出力ピストン
54は右端位置にあり、操作カム131は最も
右回転され、無段変速機CVTのモータ斜板1
1は最大傾斜位置Smax、すなわちLOW位置に
あり、その減速比は最大の状態である。
いまエンジンが駆動され、その絞り弁開度が
小さくエンジンの回転数が上昇すると、制御弁
付主サーボモータMSの出力ピストン54は左
に移動しはじめ、作動腕132を介して操作カ
ム131を左に回転しはじめるが、出力ピスト
ン54が第1図イ位置からロ位置まで移動する
範囲では操作カム131の左回転によるもチエ
ンジサーボモータCHSのパイロツト弁72は
その第二カム面c2上を滑るだけでチエンジサー
ボモータCHSは作動しないが、一方操作腕1
33は左回転されるのでクラツチ操作杆135
が下降して、クラツチサーボモータCLSのパイ
ロツト弁105は左移動して該サーボモータ
CLSは前述のように“半クラツチ”状態を経て
“クラツチオン”する。これにより無段変速機
CVTの油圧ポンプPと油圧モータMが油圧的
に連結される。
エンジンの回転数がさらに上昇して出力ピス
トン54が第1図ロ位置を超えて左移動する
と、操作カム131はさらに回転して、チエン
ジサーボモータCHSのパイロツト弁72の右
端が操作カム131の双曲線よりなる第三カム
面c3に達すると、チエンジサーボモータCHSは
作動状態に入り、モータ斜板11を傾動操作し
得るようになる。この場合前に詳述したように
出力ピストン54の直線的左右動に対してパイ
ロツト弁72、すなわちモータ斜板11は第三
カム面c3により双曲線的に傾動され、エンジン
の出力特性に合致した変速操作が可能になる。
而して出力ピストン54が第1図ロないしハ
の範囲で左右動されるときは、エンジンが高効
率の運転下で車輛が種々の走行条件に適応して
快適安全に走行できるように自動変速制御がな
されるものであつて、たとえばエンジンの回転
数が比較的低く、かつ絞り弁開度が比較的大き
い条件下では出力ピストン54は前記ロ−ハの
範囲で右方向位置を占め、それに伴いチエンジ
サーボモータCHSはモータ斜板11を自動的
にLOW位置もしくはその近傍位置に傾動して
減速比を増大させる。また反対にエンジン回転
数が比較的高く、かつ絞り弁開度が比較的小さ
い条件下では、出力ピストン54は前記ロ−ハ
の範囲で左方向位置を占め、それに伴いチエン
ジサーボモータCHSはモータ斜板11を自動
的に、TOP位置(垂直位置)、もしくはその近
傍に傾動され減速比は減少する。而して出力ピ
ストン54の前記ロ−ハの移動範囲では、クラ
ツチ操作杆L135は下降されており、クラツ
チサーボモータCLSは“クラツチオン”状態に
あることは勿論である。
またTOP位置、すなわち出力ピストン54
がハ位置からさらに左位置に移動してハ−ニ位
置範囲にくると、チエンジサーボモータCHS
のパイロツト弁72の右端は操作カム131の
第一カム面c1に接触するに至り右端位置に達
し、最早操作カム131が回転してもパイロツ
ト弁72は右端位置を保持したまゝとなりモー
タ斜板11はTOP状態を保持したまゝにな
る。そしてこの状態ではクラツチ操作杆135
は最下降されて作動槓杆110のローラ139
はクラツチ操作杆135の棒状部に接触するに
至り、クラツチサーボモータCLSのパイロツト
弁105は“クラツチオン”位置よりさらに左
に移動して弁体95が分配盤17の吐出ポート
84を閉鎖するに至り、前述のように無段変速
機CVTの油圧ポンプPと油圧モータMとがロ
ツク状態となり、モータ斜板11がTOP位
置、すなわち変速比が1:1になつたとき、無
段変速機CVTを油圧的にロツクして前に詳述
したように入力軸3と出力軸15の動力伝達効
率を高めることができる。
また出力ピストン54が第1図ハ位置より右
動したときは、前記“油圧ポンプ、油圧モータ
直結”状態が解除され再び“クラツチオン”の
状態に戻つた後、モータ斜板11はTOP位置
からLOW側へ傾動するようになることは言う
までもない。
尚、前記制御弁付主サーボモータMSの作動
においてオリフイス51,52およびバイメタ
ル43の存在による利点は既に述べたのでこの
項では省略する。
〔〕 手動ドライブ運転 第1図では変速操作杆Lは、手動変速開始位
置Maが示されており、この位置Maより変速操
作杆Lを左方に手動変速範囲Mγの長さ範囲で
シフトする範囲が手動ドライブの際の変速操作
杆Lの移動範囲である。この手動ドライブ運転
の場合も前記自動ドライブ運転の場合と同じよ
うに開閉弁Vは閉じ状態にある。第1図で明ら
かなようにサーボシリンダ48内には変速操作
杆Lの第一小径部l1および第一大径部l2の一部
が位置している。エンジンが運転されてその回
転数が上昇すると前述のように出力ピストン5
4は左動するが、このときその出力ピストン5
4が第一小径部l1と第一大径部l2の段差58を
超えて左動すると、サーボシリンダ48の左油
室eと右油室fが、出力ピストン54の軸孔5
6を通つて連通するに至る。この場合、出力ピ
ストン54の左受圧面積A1は右受圧面積A2
りも大きいので、出力ピストン54が前記段差
58を超えると直ちに左動されて再び第一大径
部l2に摺合されるようになる。このことは変速
操作杆Lを前記手動変速範囲Mγでシフトする
間は、このシフトに追従して出力ピストン54
を増巾して左右動させることができることにな
る。したがつて変速操作杆Lを前記手動変速範
囲Mγで左右にシフト操作することにより前記
自動ドライブ運転と同じようにチエンジサーボ
モータCHSおよびクラツチサーボモータCLS
を連動操作して無段変速機CVTの変速操作お
よびクラツチ機構クラツチ操作をすることがで
きる。
〔〕 ニユートラル運転 変速操作杆Lを前記“自動変速位置D”を超
えて一点鎖線で示す左端位置、すなわち“ニユ
ートラル位置N”までシフトする。この位置N
ではクリツクストツパ61の係止ボール65は
ノツチ64に嵌入して変速操作杆Lを係止す
る。この“ニユートラル位置N”では“自動変
速位置D”と同じく変速操作杆Lの第一大径部
l2の左端部が嵌入孔57内に嵌入する。一方開
閉特Vは今度は開弁状態となり、エンジン駆動
ポンプEPからの圧力油と、走行駆動ポンプVP
からの圧力油とが合流して環状溝67、給油路
118を通つて強御クラツチオフ装置CLO
の、シリンダ113の右油室jに圧入されるの
で、作動槓杆110が時計方向に回転してクラ
ツチサーボモータCLSのパイロツト弁105を
クラツチ操作杆135の位置に無関係に右に摺
動して該サーボモータCLSをクラツチオフさせ
るので、前述のように無段変速機CVTの作動
状態が断たれ入力軸3の回転は出力軸15に伝
達されなくなり、車輛は惰行走行の状態とな
る。
また走行駆動ポンプVPからの圧力油は第一
副給油路151より制御弁付主サーボモータ
MSの補給油路47を通つてサーボシリンダ4
8の右油室f内に入り、出力ピストン54を左
端位置、すなわちTOP位置まで変速操作杆L
の第一大径部l2上を摺動させる。これによりモ
ータ斜板11はTOP位置(垂直位置)に傾動
される。すなわち変速操作杆Lがニユートラル
位置Nにあるときは、常にモータ斜板11は
TOP位置に保持され爾後変速操作杆Lをドラ
イブ位置にシフトした際に急激なエンジンブレ
ーキがかゝらないようにして車輛にかゝるシヨ
ツクを可及的に軽減できるようにしている。
以上のように本発明によれば、入力軸に連なる
定吐出量型油圧ポンプと、出力軸に連なる斜板式
可変容量型油圧モータとを作動油分配機構を介し
て連通し、その作動油分配機構は、前記油圧ポン
プの吸入および吐出ポート、並びに前記油圧モー
タの複数の連絡ポートを一端面に開口し前記油圧
モータのモータシリンダと共に回転する分配盤
と、その分配盤の一端面に接触して前記吐出ポー
トと高圧側の前記連絡ポート間を連通する高圧油
室、および前記吸入ポートと低圧側の前記連絡ポ
ート間を連通する低圧油室を形成する分配環と、
前記吐出ポートを任意に遮断するための遮断装置
とより構成されてなる油圧式無段変速機におい
て、前記遮断装置は、前記高圧油室内に収容され
前記分配盤に対する当接・離間により前記吐出ポ
ートを閉塞・開放し得る弁体と、この弁体を駆動
するサーボモータとより構成され、そのサーボモ
ータは、前記吐出ポートに対し進退し得るよう前
記高圧油室内に配設され前端には前記弁体を首振
り可能に連結したピストンロツドと、このピスト
ンロツドの後部に一体に形成され、前端側と後端
側とに該ピストンロツドを囲繞する前部油室と前
記高圧油室に連通する後部油室とをそれぞれ形成
するピストンと、前記後部油室を貫通して前記ピ
ストンに摺合され、前記前部油室を後部油室と大
気とに選択的に連通し得るパイロツト弁とを備
え、前記ピストンの後端受圧面積を前記ピストン
ロツドの受圧面積よりも大きく設定したので、パ
イロツト弁の軽快なる操作により、前記弁体を分
配盤に当接・離間させて吐出ポートを閉塞・開放
することができ、その際分配盤と弁体との相対向
面が製作誤差等によりどのような傾きをもつてい
ても弁体の首振り運動によりそれと分配盤との密
着状態は保証され、従つて弁体の加工、組立精度
を特別に高めずとも前記遮断装置の性能、品質を
安定させることができ、コストの低減に寄与し得
る。しかも弁体駆動用のサーボモータのサーボ油
圧として、無段変速機自身の作動油圧をそのまま
利用することができる。
また特にピストンの後端受圧面積は前記弁体の
前端受圧面積よりも小さく設定されるので、弁体
はその閉弁位置において分配盤との接触、離間を
小刻みに繰り返す、所謂“油圧フローテイング支
持”の状態を保つことができ、その結果、互いに
相対回転する分配盤と弁体との摺接面の摩耗や、
その摺接面間からの作動油の漏洩を最少限に抑え
ながら、その間の良好な油密状態、従つて油圧モ
ータと油圧ポンプ間の確実な直結状態を保持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の要部を縦断して示す全体
図、第2図はそれにおけるクラツチサーボモータ
の拡大断面図である。 CVT……無段変速機、CLS……サーボモータ
としてのクラツチサーボモータ、ds……作動油
分配機構、M……油圧モータ、P……油圧ポン
プ、3……入力軸、11……モータ斜板、15…
…出力軸、17……分配盤、18……分配環、8
3in……高圧油室としての内側室、83out……
低圧油室としての外側室、84……吐出ポート、
85……吸入ポート、86……連絡ポート、92
……ピストンロツドとしてのクラツチ弁、95…
…弁体、96……ピストン、97……前部油室、
101……後部油室、105……パイロツト弁、
200……遮断装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 入力軸に連なる定吐出量型油圧ポンプと、出
    力軸に連なる斜板式可変容量型油圧モータとを作
    動油分配機能を介して連通し、その作動油分配機
    構は、前記油圧ポンプの吸入および吐出ポート、
    並びに前記油圧モータの複数の連絡ポートを一端
    面に開口し前記油圧モータのモータシリンダと共
    に回転する分配盤と、その分配盤の一端面に接触
    して前記吐出ポートと高圧側の前記連絡ポート間
    を連通する高圧油室、および前記吸入ポートと低
    圧側の前記連絡ポート間を連通する低圧油室を形
    成する分配環と、前記吐出ポートを任意に遮断す
    るための遮断装置とより構成されてなる油圧式無
    段変速機において、前記遮断装置は、前記高圧油
    室内に収容され前記分配盤に対する当接・離間に
    より前記吐出ポートを閉塞・開放し得る弁体と、
    この弁体を駆動するサーボモータとより構成さ
    れ、そのサーボモータは、前記吐出ポートに対し
    進退し得るよう前記高圧油室内に配設され前端に
    は前記弁体を首振り可能に連結したピストンロツ
    ドと、このピストンロツドの後部に一体に形成さ
    れ、前端側と後端側とに該ピストンロツドを囲繞
    する前部油室と前記高圧油室に連通する後部油室
    とをそれぞれ形成するピストンと、前記後部油室
    を貫通して前記ピストンに摺合され、前記前部油
    室を後部油室と大気とに選択的に連通し得るパイ
    ルロツト弁とを備え、前記ピストンの後端受圧面
    積を前記ピストンロツドの受圧面積よりも大き
    く、且つ前記弁体の前端受圧面積より小さく設定
    した、油圧式無段変速機の制御装置。
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