JPS6126576B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6126576B2 JPS6126576B2 JP53019198A JP1919878A JPS6126576B2 JP S6126576 B2 JPS6126576 B2 JP S6126576B2 JP 53019198 A JP53019198 A JP 53019198A JP 1919878 A JP1919878 A JP 1919878A JP S6126576 B2 JPS6126576 B2 JP S6126576B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon black
- oxidation treatment
- synthetic resin
- black
- blackness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は黒色合成樹脂・カーボンブラツク組成
物に関する。 従来、合成樹脂にチヤンネルブラツクまたはフ
アーネスブラツクなどのカーボンブラツクを添加
して、合成樹脂を黒く着色することが一般に行な
われている。 チヤンネルブラツクは、天然ガスまたはガス状
ないし蒸気状の炭化水素のガス炎を不完全燃焼さ
せながらチヤンネル鋼の背面に接触させ、カーボ
ンブラツクを析出させることにより製造される。 一方、フアーネスブラツクは、天然ガス、炭化
水素油またはこれらの混合物を1300〜1700℃の炉
内で連続的に部分燃焼させるかまたは加熱分解す
ることにより製造される。 合成樹脂を高い黒色度で着色するには、一般
に、着色効果のすぐれたチヤンネルブラツクが使
用されてきた。 ところが、チヤンネル法によりカーボンブラツ
クを製造すると、製造中、多量の煤塵を発生し、
大気を汚染するので、近年、次第にチヤンネルブ
ラツクの製造が中止されてきており、チヤンネル
ブラツクの入手が困難となつてきた。 本発明者らは、容易に入手し得る、通常のカー
ボンブラツクを用いて、高い黒色度で着色した合
成樹脂カーボンブラツク組成物を得るために、研
究した結果、フアーネスブラツクなどの通常入手
し得るカーボンブラツクでも、これに水蒸気酸化
処理または炭酸ガス酸化処理を施すことにより、
合成樹脂に対する黒色度を有効に向上し得ること
を見出して本発明に到達した。 すなわち、本発明の目的は、高い黒色度で着色
された合成樹脂・カーボンブラツク組成物を提供
することであり、この目的は、水蒸気酸化処理ま
たは炭酸ガス酸化処理を施した平均粒子径が15〜
40mμ、比表面積が500〜1800m2/gのフアーネ
スカーボンブラツクを0.05重量%以上、3重量%
未満の含有量となるように合成樹脂に配合して黒
度指数7000以上を有する黒色合成樹脂カーボンブ
ラツク組成物によつて達成される。 次に、本発明を詳細に説明する。 本発明では、水蒸気酸化処理または炭酸ガス酸
化処理を施したカーボンブラツクが用いられる。 水蒸気酸化処理または炭酸ガス酸化処理は、酸
素を断つた水蒸気雰囲気下または炭酸ガス雰囲気
下でカーボンブラツクを800〜1200℃、好ましく
は900〜1100℃に加熱保持することにより行なわ
れる。 この場合、酸素が雰囲気中に存在すると、得ら
れるカーボンブラツクの収量が減少するばかりで
なく、比表面積も増大させることができないの
で、雰囲気中の酸素量は2体積%以下、とくに1
体積%以下とすることが好ましい。 水蒸気または炭酸ガス中に窒素ガス等のカーボ
ンブラツクに対して不活性なガスが混入する場合
は、全くさしつかえない。 また、雰囲気として炭酸ガスと水蒸気の混合ガ
スを用いてもよく、例えば、天然ガスまたはプロ
パン等の燃料を燃焼させた際に発生する燃焼廃ガ
スを用いることもできる。 カーボンブラツクは水蒸気または炭酸ガスと均
一に接触させることが好ましく、このために、本
発明における酸化処理ではたとえば、ロータリー
キルン、ヘレシヨフ型炉、流動床炉等が好適に用
いられる。 本発明における酸化処理においては、水蒸気ま
たは炭酸ガスの分子内酸素がカーボンブラツクの
炭素原子と反応して一酸化炭素が生成し、この結
果、カーボンブラツク粒子の構造が変化し、その
比表面積が増大する。カーボンブラツクに上記酸
化処理を施すことにより、合成樹脂の着色効果を
向上させることができる理由は、明らかではない
が、上記カーボンブラツク粒子の構造変化ないし
は比表面積の増加が関与しているものと考えられ
る。 実際、カーボンブラツクの水蒸気酸化処理また
は炭酸ガス酸化処理を促進させ、その比表面積を
より増加させたものほど、着色効果が大きくな
る。 しかし、比表面積を極端に大きくすることは、
カーボンブラツクの収率が低下することとなる。 従つて、本発明においては、酸化処理を施した
カーボンブラツクの比表面積については低温窒素
吸着法におけるB.E.T.式により求めた値が500〜
1800m2/g、とくに900〜1500m2/gの範囲とな
るようにすることが好ましい。 (なお、上記、比表面積の測定方法については
「吸着」慶伊富長著昭和48年10月10日共立出版発
行を参照) 本発明方法において酸化処理を施すカーボンブ
ラツクとしては種々公知のものを使用することが
でき、例えば、三菱カーボンブラツク#2300、
#1000、MA600、#40、#30、(以上、三菱化成
工業株式会社商標)などのカラー用フアーネスブ
ラツク等が挙げられる。 これらのフアーネスブラツクは、平均粒子径が
電子顕微鏡法で測定して15〜30mμの範囲に、比
表面積が低温窒素吸着法におけるB.E.T.法で測
定して28〜260m2/gの範囲にある。 カーボンブラツクの平均粒子径は、小さいほど
合成樹脂に対する着色効果は高くなるが、逆に、
本発明の酸化処理を施すことによる黒色度の向上
効果は小さくなり、また、平均粒子径の小さいカ
ーボンブラツクを入手することも困難であるの
で、通常、15〜40mμ、特に15〜30mμの平均粒
子径範囲にあるカーボンブラツクが用いられる。
なお、カーボンブラツクの粒子径が大きいほど、
樹脂への分散が向上し、カーボンブラツクの樹脂
への混練が良好となる。 カーボンブラツクの粒子径と黒色度との関係は
次式の黒度指数を用いることにより明確となる。
黒度指数は次式から計算される。 黒度指数=D2×黒色度 Dは電子顕微鏡法によつて得られた平均粒子径
(単位mμ)である。 黒色度は三菱カーボンブラツク#40、三菱カー
ボンブラツク#45、三菱カーボンブラツクMCF
−88(以上、三菱化成工業株式会社商品名)およ
びネオ スペクトラ マーク(Neo Spectra
Mark)(シテイーサービス社商品名)を合成樹
脂に0.1重量%配合したものをそれぞれ0点、10
点、20点および30点とし、これを基準として同一
条件で配合した黒色合成樹脂組成物を肉眼判定法
により1以上の整数で表示される。 なお、二種の組成物の黒色度を肉眼判定する法
において、薄曇りの日の北窓の直射光を光源とし
て用いたときに区別し得る最小の黒色度の差を2
点とし、また、100V,500Wのデイライト(例え
ば東芝フオトリフレクタランプ(東京芝浦電気株
式会社、商品名))を光源として用いたときに区
別し得る最小の黒色度の差を1点とする。(「印刷
インキ工学」(塩治孜著、昭和44年発行)第293頁
〜第294頁参照) 本発明においては、組成物の黒色度および水蒸
気処理または炭酸ガス酸化処理によるカーボンブ
ラツクの着色能力の向上効果を考慮し、黒度指数
が7000以上のカーボンブラツクを用いることが好
ましい。 本発明における酸化処理を施したカーボンブラ
ツクは、処理前のカーボンブラツクの粒子径と同
一であるにもかかわらず、より高い黒色度をもた
らすので、樹脂との混練性の良好な比較的大きな
粒子径のカーボンブラツクを用いて、所望の樹脂
組成物を得ることができる。 本発明における酸化処理を施したカーボンブラ
ツクを配合する合成樹脂としては、特に、限定さ
れることなく、種々公知のものを使用することが
でき、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリロニトリ
ルスチレン樹脂、アクリロニトリルブタジエンス
チレン樹脂、ナイロン6またはナイロン66などの
ポリアミド系樹脂等の熱可塑性樹脂、あるいは、
フエノール樹脂、エポキシ樹脂、アルキツド樹脂
等の熱硬化性樹脂が挙げられる。 また、これらの合成樹脂には、酸化防止剤、無
機充填剤、無機補強剤、あるいは油などの増量材
等の添加物が含有されてもいてもよい。 合成樹脂に配合するカーボンブラツクの含有量
は、少なければ、十分に合成樹脂を着色すること
ができず、逆に多すぎても、着色の効果が飽和す
るので、通常、0.05重量%以上で3重量%未満、
好ましくは0.1〜2.0重量%である。 カーボンブラツクを合成樹脂に配合したのち
は、これを十分混練したのち、適当な形状に成形
する。 カーボンブラツクを合成樹脂に配合するには、
例えば、分子量3000〜8000の低密度ポリエチレン
などの熱可塑性樹脂、1重量部にジオクチルフタ
レートなどの可塑剤2〜3重量部を加えて加熱溶
解し、これにカーボンブラツク1〜3重量部を加
え撹拌して均一に分散させたのち、これを冷却、
粉砕してカーボンブラツクを多量に含むカーボン
ブラツクと樹脂との混合物をつくり、この適当量
を溶融合成樹脂に添加すれば良い。 合成樹脂とカーボンブラツクの混練は、ミキシ
ングロール、インターナルミキサー、バンバリミ
キサーあるいは、押出機型混練機などを用いて行
なうことができる。 以上、詳細に説明したように、本発明によれ
ば、黒色度の高い合成樹脂・カーボンブラツク組
成物を工業的有利に提供することができる。 次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以
下の実施例に限定されるものではない。 実施例1〜9および比較例1〜8 下記表1に示すA〜Cのカーボンブラツク
500gを900〜1000℃に加熱したロータリーキルン
中で水蒸気雰囲気下(水蒸気50体積%、炭酸ガス
7体積%、および窒素43体積%)で酸化処理を施
した。 表1のカーボンブラツクA,BおよびC、酸化
処理を施したものをそれぞれA′,B′およびC′と
する。 A,B,C,D,A′,B′およびC′の各種カー
ボンブラツクの各1重量部をそれぞれ低分子量ポ
リエチレン樹脂溶液((低分子量ポリエチレン(プ
ラスコン(Plaskon)617A 平均分子量 3500
アライドケミカル社商標)1重量部にジオクチル
フタレート3重量部を加え、これを約110℃で溶
解して作つた樹脂溶液))中に混合した。これを常
温に冷却し常温の3本ロールミルで混練したの
ち、さらにフレーク状に粉砕し、カーボンブラツ
クと樹脂の混合物を作つた。 次いで、これらの混合物を所定量採取し下表2
に示す合成樹脂にそれぞれ配合して混練した。 混練後、合成樹脂組成物を130〜160℃で3mm間
隔の2本ロール間に通して、厚さ約3mmのシート
状組成物を得、次いで、これを160〜180℃、150
〜200Kg/cm2の押圧力で成型して、100×100×2
(mm)の平板を製造した。 こうして得られた平板の黒色度を肉眼判定法に
より測定した。 なお、黒色度の肉眼判定法はカーボンブラツク
Dを合成樹脂に0.1重量%配合したもの(比較例
4)を30点、カーボンブラツクBを0.1重量%配
合したもの(比較例2)を20点、カーボンブラツ
クAを0.1重量%配合したものを10点として行つ
た。その結果を下記表3に示す。 カーボンブラツクの比表面積は低温窒素吸着装
置 ソープトマチツク(SORPTOMATIC)1800
(イタリア、カルロエルバ(CARLOERBA)社商
標)を用いて、低温窒素吸着法によりカーボンブ
ラツクの窒素吸着量を測定し、これから、BET
式を用いて多点法により算出した。
物に関する。 従来、合成樹脂にチヤンネルブラツクまたはフ
アーネスブラツクなどのカーボンブラツクを添加
して、合成樹脂を黒く着色することが一般に行な
われている。 チヤンネルブラツクは、天然ガスまたはガス状
ないし蒸気状の炭化水素のガス炎を不完全燃焼さ
せながらチヤンネル鋼の背面に接触させ、カーボ
ンブラツクを析出させることにより製造される。 一方、フアーネスブラツクは、天然ガス、炭化
水素油またはこれらの混合物を1300〜1700℃の炉
内で連続的に部分燃焼させるかまたは加熱分解す
ることにより製造される。 合成樹脂を高い黒色度で着色するには、一般
に、着色効果のすぐれたチヤンネルブラツクが使
用されてきた。 ところが、チヤンネル法によりカーボンブラツ
クを製造すると、製造中、多量の煤塵を発生し、
大気を汚染するので、近年、次第にチヤンネルブ
ラツクの製造が中止されてきており、チヤンネル
ブラツクの入手が困難となつてきた。 本発明者らは、容易に入手し得る、通常のカー
ボンブラツクを用いて、高い黒色度で着色した合
成樹脂カーボンブラツク組成物を得るために、研
究した結果、フアーネスブラツクなどの通常入手
し得るカーボンブラツクでも、これに水蒸気酸化
処理または炭酸ガス酸化処理を施すことにより、
合成樹脂に対する黒色度を有効に向上し得ること
を見出して本発明に到達した。 すなわち、本発明の目的は、高い黒色度で着色
された合成樹脂・カーボンブラツク組成物を提供
することであり、この目的は、水蒸気酸化処理ま
たは炭酸ガス酸化処理を施した平均粒子径が15〜
40mμ、比表面積が500〜1800m2/gのフアーネ
スカーボンブラツクを0.05重量%以上、3重量%
未満の含有量となるように合成樹脂に配合して黒
度指数7000以上を有する黒色合成樹脂カーボンブ
ラツク組成物によつて達成される。 次に、本発明を詳細に説明する。 本発明では、水蒸気酸化処理または炭酸ガス酸
化処理を施したカーボンブラツクが用いられる。 水蒸気酸化処理または炭酸ガス酸化処理は、酸
素を断つた水蒸気雰囲気下または炭酸ガス雰囲気
下でカーボンブラツクを800〜1200℃、好ましく
は900〜1100℃に加熱保持することにより行なわ
れる。 この場合、酸素が雰囲気中に存在すると、得ら
れるカーボンブラツクの収量が減少するばかりで
なく、比表面積も増大させることができないの
で、雰囲気中の酸素量は2体積%以下、とくに1
体積%以下とすることが好ましい。 水蒸気または炭酸ガス中に窒素ガス等のカーボ
ンブラツクに対して不活性なガスが混入する場合
は、全くさしつかえない。 また、雰囲気として炭酸ガスと水蒸気の混合ガ
スを用いてもよく、例えば、天然ガスまたはプロ
パン等の燃料を燃焼させた際に発生する燃焼廃ガ
スを用いることもできる。 カーボンブラツクは水蒸気または炭酸ガスと均
一に接触させることが好ましく、このために、本
発明における酸化処理ではたとえば、ロータリー
キルン、ヘレシヨフ型炉、流動床炉等が好適に用
いられる。 本発明における酸化処理においては、水蒸気ま
たは炭酸ガスの分子内酸素がカーボンブラツクの
炭素原子と反応して一酸化炭素が生成し、この結
果、カーボンブラツク粒子の構造が変化し、その
比表面積が増大する。カーボンブラツクに上記酸
化処理を施すことにより、合成樹脂の着色効果を
向上させることができる理由は、明らかではない
が、上記カーボンブラツク粒子の構造変化ないし
は比表面積の増加が関与しているものと考えられ
る。 実際、カーボンブラツクの水蒸気酸化処理また
は炭酸ガス酸化処理を促進させ、その比表面積を
より増加させたものほど、着色効果が大きくな
る。 しかし、比表面積を極端に大きくすることは、
カーボンブラツクの収率が低下することとなる。 従つて、本発明においては、酸化処理を施した
カーボンブラツクの比表面積については低温窒素
吸着法におけるB.E.T.式により求めた値が500〜
1800m2/g、とくに900〜1500m2/gの範囲とな
るようにすることが好ましい。 (なお、上記、比表面積の測定方法については
「吸着」慶伊富長著昭和48年10月10日共立出版発
行を参照) 本発明方法において酸化処理を施すカーボンブ
ラツクとしては種々公知のものを使用することが
でき、例えば、三菱カーボンブラツク#2300、
#1000、MA600、#40、#30、(以上、三菱化成
工業株式会社商標)などのカラー用フアーネスブ
ラツク等が挙げられる。 これらのフアーネスブラツクは、平均粒子径が
電子顕微鏡法で測定して15〜30mμの範囲に、比
表面積が低温窒素吸着法におけるB.E.T.法で測
定して28〜260m2/gの範囲にある。 カーボンブラツクの平均粒子径は、小さいほど
合成樹脂に対する着色効果は高くなるが、逆に、
本発明の酸化処理を施すことによる黒色度の向上
効果は小さくなり、また、平均粒子径の小さいカ
ーボンブラツクを入手することも困難であるの
で、通常、15〜40mμ、特に15〜30mμの平均粒
子径範囲にあるカーボンブラツクが用いられる。
なお、カーボンブラツクの粒子径が大きいほど、
樹脂への分散が向上し、カーボンブラツクの樹脂
への混練が良好となる。 カーボンブラツクの粒子径と黒色度との関係は
次式の黒度指数を用いることにより明確となる。
黒度指数は次式から計算される。 黒度指数=D2×黒色度 Dは電子顕微鏡法によつて得られた平均粒子径
(単位mμ)である。 黒色度は三菱カーボンブラツク#40、三菱カー
ボンブラツク#45、三菱カーボンブラツクMCF
−88(以上、三菱化成工業株式会社商品名)およ
びネオ スペクトラ マーク(Neo Spectra
Mark)(シテイーサービス社商品名)を合成樹
脂に0.1重量%配合したものをそれぞれ0点、10
点、20点および30点とし、これを基準として同一
条件で配合した黒色合成樹脂組成物を肉眼判定法
により1以上の整数で表示される。 なお、二種の組成物の黒色度を肉眼判定する法
において、薄曇りの日の北窓の直射光を光源とし
て用いたときに区別し得る最小の黒色度の差を2
点とし、また、100V,500Wのデイライト(例え
ば東芝フオトリフレクタランプ(東京芝浦電気株
式会社、商品名))を光源として用いたときに区
別し得る最小の黒色度の差を1点とする。(「印刷
インキ工学」(塩治孜著、昭和44年発行)第293頁
〜第294頁参照) 本発明においては、組成物の黒色度および水蒸
気処理または炭酸ガス酸化処理によるカーボンブ
ラツクの着色能力の向上効果を考慮し、黒度指数
が7000以上のカーボンブラツクを用いることが好
ましい。 本発明における酸化処理を施したカーボンブラ
ツクは、処理前のカーボンブラツクの粒子径と同
一であるにもかかわらず、より高い黒色度をもた
らすので、樹脂との混練性の良好な比較的大きな
粒子径のカーボンブラツクを用いて、所望の樹脂
組成物を得ることができる。 本発明における酸化処理を施したカーボンブラ
ツクを配合する合成樹脂としては、特に、限定さ
れることなく、種々公知のものを使用することが
でき、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリロニトリ
ルスチレン樹脂、アクリロニトリルブタジエンス
チレン樹脂、ナイロン6またはナイロン66などの
ポリアミド系樹脂等の熱可塑性樹脂、あるいは、
フエノール樹脂、エポキシ樹脂、アルキツド樹脂
等の熱硬化性樹脂が挙げられる。 また、これらの合成樹脂には、酸化防止剤、無
機充填剤、無機補強剤、あるいは油などの増量材
等の添加物が含有されてもいてもよい。 合成樹脂に配合するカーボンブラツクの含有量
は、少なければ、十分に合成樹脂を着色すること
ができず、逆に多すぎても、着色の効果が飽和す
るので、通常、0.05重量%以上で3重量%未満、
好ましくは0.1〜2.0重量%である。 カーボンブラツクを合成樹脂に配合したのち
は、これを十分混練したのち、適当な形状に成形
する。 カーボンブラツクを合成樹脂に配合するには、
例えば、分子量3000〜8000の低密度ポリエチレン
などの熱可塑性樹脂、1重量部にジオクチルフタ
レートなどの可塑剤2〜3重量部を加えて加熱溶
解し、これにカーボンブラツク1〜3重量部を加
え撹拌して均一に分散させたのち、これを冷却、
粉砕してカーボンブラツクを多量に含むカーボン
ブラツクと樹脂との混合物をつくり、この適当量
を溶融合成樹脂に添加すれば良い。 合成樹脂とカーボンブラツクの混練は、ミキシ
ングロール、インターナルミキサー、バンバリミ
キサーあるいは、押出機型混練機などを用いて行
なうことができる。 以上、詳細に説明したように、本発明によれ
ば、黒色度の高い合成樹脂・カーボンブラツク組
成物を工業的有利に提供することができる。 次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以
下の実施例に限定されるものではない。 実施例1〜9および比較例1〜8 下記表1に示すA〜Cのカーボンブラツク
500gを900〜1000℃に加熱したロータリーキルン
中で水蒸気雰囲気下(水蒸気50体積%、炭酸ガス
7体積%、および窒素43体積%)で酸化処理を施
した。 表1のカーボンブラツクA,BおよびC、酸化
処理を施したものをそれぞれA′,B′およびC′と
する。 A,B,C,D,A′,B′およびC′の各種カー
ボンブラツクの各1重量部をそれぞれ低分子量ポ
リエチレン樹脂溶液((低分子量ポリエチレン(プ
ラスコン(Plaskon)617A 平均分子量 3500
アライドケミカル社商標)1重量部にジオクチル
フタレート3重量部を加え、これを約110℃で溶
解して作つた樹脂溶液))中に混合した。これを常
温に冷却し常温の3本ロールミルで混練したの
ち、さらにフレーク状に粉砕し、カーボンブラツ
クと樹脂の混合物を作つた。 次いで、これらの混合物を所定量採取し下表2
に示す合成樹脂にそれぞれ配合して混練した。 混練後、合成樹脂組成物を130〜160℃で3mm間
隔の2本ロール間に通して、厚さ約3mmのシート
状組成物を得、次いで、これを160〜180℃、150
〜200Kg/cm2の押圧力で成型して、100×100×2
(mm)の平板を製造した。 こうして得られた平板の黒色度を肉眼判定法に
より測定した。 なお、黒色度の肉眼判定法はカーボンブラツク
Dを合成樹脂に0.1重量%配合したもの(比較例
4)を30点、カーボンブラツクBを0.1重量%配
合したもの(比較例2)を20点、カーボンブラツ
クAを0.1重量%配合したものを10点として行つ
た。その結果を下記表3に示す。 カーボンブラツクの比表面積は低温窒素吸着装
置 ソープトマチツク(SORPTOMATIC)1800
(イタリア、カルロエルバ(CARLOERBA)社商
標)を用いて、低温窒素吸着法によりカーボンブ
ラツクの窒素吸着量を測定し、これから、BET
式を用いて多点法により算出した。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
本発明の酸化処理を施して表面積を増大させた
カーボンブラツクを配合した合成樹脂は、未処理
のカーボンブラツクを配合した合成樹脂に比し、
高い黒色度を有することが、表3より明らかであ
る。
カーボンブラツクを配合した合成樹脂は、未処理
のカーボンブラツクを配合した合成樹脂に比し、
高い黒色度を有することが、表3より明らかであ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 水蒸気酸化処理または炭酸ガス酸化処理を施
した平均粒子径が15〜40mμ、比表面積が500〜
1800m2/gのフアーネスカーボンブラツクを0.05
重量%以上、3重量%未満の含有量となるように
合成樹脂に配合して黒度指数7000以上を有する黒
色合成樹脂カーボンブラツク組成物。 2 特許請求の範囲第1項に記載の組成物におい
て、水蒸気酸化処理または炭酸ガス酸化処理が、
酸素量を2体積%以下とした水蒸気雰囲気下また
は炭酸ガス雰囲気下で、800〜1200℃に加熱保持
することにより行なわれる黒色合成樹脂カーボン
ブラツク組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1919878A JPS54112952A (en) | 1978-02-22 | 1978-02-22 | Synthetic resin and carbon black composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1919878A JPS54112952A (en) | 1978-02-22 | 1978-02-22 | Synthetic resin and carbon black composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54112952A JPS54112952A (en) | 1979-09-04 |
| JPS6126576B2 true JPS6126576B2 (ja) | 1986-06-21 |
Family
ID=11992645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1919878A Granted JPS54112952A (en) | 1978-02-22 | 1978-02-22 | Synthetic resin and carbon black composition |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54112952A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54123157A (en) * | 1978-03-17 | 1979-09-25 | Sumitomo Naugatuck Co Ltd | Platable thermoplastic resin composition |
| JPS6166759A (ja) * | 1984-09-11 | 1986-04-05 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 高導電性カ−ボンブラツク及びその製造方法 |
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Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3959008A (en) * | 1974-06-24 | 1976-05-25 | Cities Service Company | Carbon black |
-
1978
- 1978-02-22 JP JP1919878A patent/JPS54112952A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54112952A (en) | 1979-09-04 |
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