JPS6127936A - 2,3,5−トリメチル−ハイドロキノンの製造方法 - Google Patents
2,3,5−トリメチル−ハイドロキノンの製造方法Info
- Publication number
- JPS6127936A JPS6127936A JP59147320A JP14732084A JPS6127936A JP S6127936 A JPS6127936 A JP S6127936A JP 59147320 A JP59147320 A JP 59147320A JP 14732084 A JP14732084 A JP 14732084A JP S6127936 A JPS6127936 A JP S6127936A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tmbq
- trimethyl
- catalyst
- benzoquinone
- hydrogen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は2,3.5−トリメチル−ハイドロキノン(以
下、TMHQと略称)を製造する方法の改良に関するも
のであって、さらに詳しくはTMHQの前駆体である2
、3.5−)リメチルーパラーペンゾキノン(以下、T
MBQと略称)を、まず接触水素還元が容易な状態に精
製し、しかる後これを安価なラネーニッケル触媒の存在
下に水素還元に供して、高品位のTMHQを製造する方
法に係る。
下、TMHQと略称)を製造する方法の改良に関するも
のであって、さらに詳しくはTMHQの前駆体である2
、3.5−)リメチルーパラーペンゾキノン(以下、T
MBQと略称)を、まず接触水素還元が容易な状態に精
製し、しかる後これを安価なラネーニッケル触媒の存在
下に水素還元に供して、高品位のTMHQを製造する方
法に係る。
ビタミンEの需要増に伴い、その原料の一つであるTM
)IQの重要性が増大して来ている関係で、高品位なT
MHQ ′f:安価に製造できる方法の開発が強く要望
式れている。TMHQはTMBQを還元することで製造
することができるが、その還元方法としては、ハイドロ
サルファイド、成性亜硫酸ソーダなどの還元剤を用いる
方法と、白金、パラジウムなどの貴金属触媒を用いて接
触的に水素還元する方法が知られている。このうち、水
素還元法に着目すると、この方法では使用溶媒が、そし
てまた反応器の材質までもが、還元の難易、触媒の寿命
及び目的生成物たるTMHQの品質などに、影響を及ぼ
すため、これを考慮して従来技術は水素還元法で使用す
る溶媒に関し、数多くの提案を行なっている。
)IQの重要性が増大して来ている関係で、高品位なT
MHQ ′f:安価に製造できる方法の開発が強く要望
式れている。TMHQはTMBQを還元することで製造
することができるが、その還元方法としては、ハイドロ
サルファイド、成性亜硫酸ソーダなどの還元剤を用いる
方法と、白金、パラジウムなどの貴金属触媒を用いて接
触的に水素還元する方法が知られている。このうち、水
素還元法に着目すると、この方法では使用溶媒が、そし
てまた反応器の材質までもが、還元の難易、触媒の寿命
及び目的生成物たるTMHQの品質などに、影響を及ぼ
すため、これを考慮して従来技術は水素還元法で使用す
る溶媒に関し、数多くの提案を行なっている。
例えば、ドイツ公開特許第1940386号では、白金
触媒又はパラジウム触媒を使用し、C8〜、の分枝状脂
肪族アルコールを溶媒とする方法が提案され、特公昭5
1−26425号にはノぐラジウム触媒を使用し、溶媒
として低級脂肪酸低級アルキルエステルを用いる方法が
、さらに特公昭52−42964号tこは溶媒として脂
肪族ケトンを用いる方法が、それぞれ提案されている。
触媒又はパラジウム触媒を使用し、C8〜、の分枝状脂
肪族アルコールを溶媒とする方法が提案され、特公昭5
1−26425号にはノぐラジウム触媒を使用し、溶媒
として低級脂肪酸低級アルキルエステルを用いる方法が
、さらに特公昭52−42964号tこは溶媒として脂
肪族ケトンを用いる方法が、それぞれ提案されている。
また、反応器の材質について言えば、前記のドイツ公開
特許第194086号は、エタノール又はメタノールを
溶媒とし、鉄及びニッケル又はクロムを含有する鋼製反
応器内でTMBQを接触水素還元すると、反応器材の一
部が溶出し、その溶出物の強い酸化触媒作用によってキ
ンヒドロンが副生されるため、目的生成物が暗色になる
不都合を指摘している。
特許第194086号は、エタノール又はメタノールを
溶媒とし、鉄及びニッケル又はクロムを含有する鋼製反
応器内でTMBQを接触水素還元すると、反応器材の一
部が溶出し、その溶出物の強い酸化触媒作用によってキ
ンヒドロンが副生されるため、目的生成物が暗色になる
不都合を指摘している。
上記のように貴金属触媒を使用するTMBQの水素還元
法に於て、様々な反応溶媒が提案されていることは、T
MBQの還元が単純な反応であるにもかかわらず、結晶
の白変、純度、融点、安定性などの各点で、ビタミンE
の原料として満足できるTMHQを得ることが決して容
易でないことを示している。
法に於て、様々な反応溶媒が提案されていることは、T
MBQの還元が単純な反応であるにもかかわらず、結晶
の白変、純度、融点、安定性などの各点で、ビタミンE
の原料として満足できるTMHQを得ることが決して容
易でないことを示している。
水素還元法の別法としては、貴金属触媒に代えて安価な
ラネーニッケル触媒を使用する方法が、特開昭48−4
9732号、特公昭51−26424号、同51−26
425号、同57−20285号などで紹介されている
。しかし、この方法は貴金属触媒を用いる方法に比較し
てラネーニッケルを多量に用いなければならず、例えば
特公昭57−20285号では、ラネーニッケルをTM
BQに対し約10重量%も使用する必要があることを教
えている。さらにまた、特開昭48−49732号の実
施例が教示する方法では、ラネーニッケルの使用量がT
MBQの20重量%にも及んでいる。しかもこの実施例
の方法は、水素還元後、仕込みTMBQに対し40重量
%ものハイドロサルファイドを含む水溶液で、補助還元
を行なうものであるため、真の意味でラネーニッケルに
よる接触水素還元とは言い難い。
ラネーニッケル触媒を使用する方法が、特開昭48−4
9732号、特公昭51−26424号、同51−26
425号、同57−20285号などで紹介されている
。しかし、この方法は貴金属触媒を用いる方法に比較し
てラネーニッケルを多量に用いなければならず、例えば
特公昭57−20285号では、ラネーニッケルをTM
BQに対し約10重量%も使用する必要があることを教
えている。さらにまた、特開昭48−49732号の実
施例が教示する方法では、ラネーニッケルの使用量がT
MBQの20重量%にも及んでいる。しかもこの実施例
の方法は、水素還元後、仕込みTMBQに対し40重量
%ものハイドロサルファイドを含む水溶液で、補助還元
を行なうものであるため、真の意味でラネーニッケルに
よる接触水素還元とは言い難い。
こうした公知事実から、TMBQのラネーニッケルによ
る接触水素還元によって、高品位のTMHQを得ること
は、現実にはかなり難しいことが推察されよう。
る接触水素還元によって、高品位のTMHQを得ること
は、現実にはかなり難しいことが推察されよう。
こうした実情に鑑みて、従来よりも少量のラネーニッケ
ルを用いて容易にTMBQを高品位のTMHQJこ水素
還元することができ、しかも貴金属触媒を使用する従来
法の如く、使用溶媒や反応器の材質などの影響を受ける
ことのない接触水素還元法を開発すべく研究を重ねた結
果、そうした接触水素還元法の成否は、専ら原料TMB
Qの品質に左右される事実を本発明者らは究明した。
ルを用いて容易にTMBQを高品位のTMHQJこ水素
還元することができ、しかも貴金属触媒を使用する従来
法の如く、使用溶媒や反応器の材質などの影響を受ける
ことのない接触水素還元法を開発すべく研究を重ねた結
果、そうした接触水素還元法の成否は、専ら原料TMB
Qの品質に左右される事実を本発明者らは究明した。
この点をさらに詳述すると、先に出願人が提案した特公
昭58−23858号公報記載のTMBQの製法、すな
わち、2,3.6−)リメチルフェノール(以下、TM
Pと略称)を硝酸と塩酸の混酸で酸化する方法によれば
、純度99%以上のTMBQを得ることができるが、と
のTMBQは高純度であるにもかかわらず、ラネー
゛ニッケル触媒を用いた水素還元では、反応の進行
が遅く、比較的多量の触媒を必要とするうえ、得られる
TMHQの品質も不充分である。このことから、前記特
公昭58−23858号公報の方法で得られるTMBQ
には、何か還元反応を阻害する物質が含まれているもの
と推察し、その性状を詳しく検討した。そして前記のT
MBQは見掛は上申性に近いが、これを加熱すると除徐
に酸性物質が放出されること、この酸性物質が如何なる
形でTMBQに存在するかは不明なるも、TMBQの水
素還元はこの酸性物質によって明らかに妨げられること
、従ってTMBQの水素還元に先立って、これに潜在す
る酸性物質を予め除去しておけば、高価な貴金属触媒を
用いなくても、また使用溶媒や反応器の材質などを限定
しなくても、ラネーニッケル触媒を用いた水素還元法に
よって、白皮の優れた高品質のTMHQが容易に得られ
るとの知見金得た。
昭58−23858号公報記載のTMBQの製法、すな
わち、2,3.6−)リメチルフェノール(以下、TM
Pと略称)を硝酸と塩酸の混酸で酸化する方法によれば
、純度99%以上のTMBQを得ることができるが、と
のTMBQは高純度であるにもかかわらず、ラネー
゛ニッケル触媒を用いた水素還元では、反応の進行
が遅く、比較的多量の触媒を必要とするうえ、得られる
TMHQの品質も不充分である。このことから、前記特
公昭58−23858号公報の方法で得られるTMBQ
には、何か還元反応を阻害する物質が含まれているもの
と推察し、その性状を詳しく検討した。そして前記のT
MBQは見掛は上申性に近いが、これを加熱すると除徐
に酸性物質が放出されること、この酸性物質が如何なる
形でTMBQに存在するかは不明なるも、TMBQの水
素還元はこの酸性物質によって明らかに妨げられること
、従ってTMBQの水素還元に先立って、これに潜在す
る酸性物質を予め除去しておけば、高価な貴金属触媒を
用いなくても、また使用溶媒や反応器の材質などを限定
しなくても、ラネーニッケル触媒を用いた水素還元法に
よって、白皮の優れた高品質のTMHQが容易に得られ
るとの知見金得た。
そしてまた、水素還元を阻害する酸性物質の存在は、特
公昭58−23858号公報の方法で得られるTMBQ
に固有なものはなく、類似の方法、例えばTMPを塩素
化後、硝#!あるいは過酸化水素で酸化するドイツ公開
公報第2332704号、同2460361号の方法で
得られるTMBQにも同様に認められることを確認した
。
公昭58−23858号公報の方法で得られるTMBQ
に固有なものはなく、類似の方法、例えばTMPを塩素
化後、硝#!あるいは過酸化水素で酸化するドイツ公開
公報第2332704号、同2460361号の方法で
得られるTMBQにも同様に認められることを確認した
。
而して本発明に係る高品質TMHQの製造方法は、TM
BQを接触水素還元に供するに先立って、TMBQ’(
i−炭酸又は重炭酸のアルカリ金属塩水溶液と混合し、
この混合物を60℃以下の温度に加温しながら撹拌して
そのpHを8〜11の範囲内で安定化させ、しかる後こ
の混合物から分離回収されるTMBQを、有機溶媒中で
ラネーニッケル触媒の存在下に水素還元することを特徴
とする。
BQを接触水素還元に供するに先立って、TMBQ’(
i−炭酸又は重炭酸のアルカリ金属塩水溶液と混合し、
この混合物を60℃以下の温度に加温しながら撹拌して
そのpHを8〜11の範囲内で安定化させ、しかる後こ
の混合物から分離回収されるTMBQを、有機溶媒中で
ラネーニッケル触媒の存在下に水素還元することを特徴
とする。
本発明に於て、TMBQに含まれる酸性物質の除去は、
TMBQを中和する方法で行なわれる。この場合、中和
条件を苛酷にして潜在酸性物質を除くことは容易である
が、TMBQは熱及びアルカリ番ζ対し、とりわけアル
カリに対しては極めて不安定であるので、単純に中和条
件を強めることは、TMBQt−著しく損う不利がある
。しかしながら、本発明で使用する炭酸又は重炭酸のア
ルカリ金属塩、典型的にはナトリウム塩又はカリウム塩
は、これを過剰に用いてもTMBQがひどく損われるこ
とがない。尚、ナトリウム又はカリウムの水酸化物を過
剰番ご用いた場合は、TMBQの殆どがタール化してし
まう不都合がある。
TMBQを中和する方法で行なわれる。この場合、中和
条件を苛酷にして潜在酸性物質を除くことは容易である
が、TMBQは熱及びアルカリ番ζ対し、とりわけアル
カリに対しては極めて不安定であるので、単純に中和条
件を強めることは、TMBQt−著しく損う不利がある
。しかしながら、本発明で使用する炭酸又は重炭酸のア
ルカリ金属塩、典型的にはナトリウム塩又はカリウム塩
は、これを過剰に用いてもTMBQがひどく損われるこ
とがない。尚、ナトリウム又はカリウムの水酸化物を過
剰番ご用いた場合は、TMBQの殆どがタール化してし
まう不都合がある。
炭酸又は重炭酸のアルカリ金属塩水溶液の濃度は、1〜
10重量%が適当であるが、容積効率、水層への溶解に
よるTMBQ損失などを考慮すると、5〜6重量−程度
が特に好ましい。
10重量%が適当であるが、容積効率、水層への溶解に
よるTMBQ損失などを考慮すると、5〜6重量−程度
が特に好ましい。
処理温度は時間さえ充分に与えれば、室温であっても差
支えなく、要は潜在酸性物質を含有する粗TMBQt−
1上記した炭酸塩又は重炭酸塩の水溶液と混合し、この
混合物のpHを8〜11の範囲内で安定させることにあ
り、これによって粗TMBQ@接触水素還元の容易なT
MBQに精製することができるのである。
支えなく、要は潜在酸性物質を含有する粗TMBQt−
1上記した炭酸塩又は重炭酸塩の水溶液と混合し、この
混合物のpHを8〜11の範囲内で安定させることにあ
り、これによって粗TMBQ@接触水素還元の容易なT
MBQに精製することができるのである。
(以下余白)
表−1は粗TMB(1”炭酸ナトリウム水溶液で処理し
て精製し、得られた精TMBQ’にラネーニッケル触媒
の存在下に水素還元した場合の実験結果を示すものであ
るが、これから明らかな通り、温度30°Cでは粗TM
BQの処理に長時間を要し、余り実用的でない。処理温
度が高くなるをこつれて酸性物質の消滅は速くなるが、
TMBQのタール化も増すので、処理温度は50〜60
°Cが適当である。
て精製し、得られた精TMBQ’にラネーニッケル触媒
の存在下に水素還元した場合の実験結果を示すものであ
るが、これから明らかな通り、温度30°Cでは粗TM
BQの処理に長時間を要し、余り実用的でない。処理温
度が高くなるをこつれて酸性物質の消滅は速くなるが、
TMBQのタール化も増すので、処理温度は50〜60
°Cが適当である。
TMBQを炭酸塩又は重炭酸塩の水溶液で処理するに際
しては、TMPの酸化によって得られるTMBQi酸化
反応混合物から単離し、これを炭酸塩又は重炭酸塩の水
溶液に混合することができるが、TMBQが例えばベン
ゼン溶液として取得される場合には、そのベンゼン溶液
′1ii−災酸塩又は重炭酸塩の水溶液に混合すること
で、本発明の処理を行なうことができる。ちなみに、先
に紹介した特公昭58−23858号の方法によれば、
TMBQがベンゼン溶液として得られるが、このベンゼ
ン溶液をそのまま本発明の方法によって処理すること?
こより、これに含まれる粗TMBQを精製することがで
きるのである。
しては、TMPの酸化によって得られるTMBQi酸化
反応混合物から単離し、これを炭酸塩又は重炭酸塩の水
溶液に混合することができるが、TMBQが例えばベン
ゼン溶液として取得される場合には、そのベンゼン溶液
′1ii−災酸塩又は重炭酸塩の水溶液に混合すること
で、本発明の処理を行なうことができる。ちなみに、先
に紹介した特公昭58−23858号の方法によれば、
TMBQがベンゼン溶液として得られるが、このベンゼ
ン溶液をそのまま本発明の方法によって処理すること?
こより、これに含まれる粗TMBQを精製することがで
きるのである。
いずれにしても粗TMBQに炭酸塩又は重炭酸塩の水溶
液を混合し、その混合液のpHを8〜11の範囲内で安
定化させた後は、’I’MBQが熱及びアルカリに不安
定であることを考慮して、好ましくは混合物のpHを中
性に戻し、この混合物にベンゼンが共存している場合は
これを留去後、静置分液して油層を採取し、得られた油
層成分を蒸留に付すことにより精TMBQを回収するこ
とができる。
液を混合し、その混合液のpHを8〜11の範囲内で安
定化させた後は、’I’MBQが熱及びアルカリに不安
定であることを考慮して、好ましくは混合物のpHを中
性に戻し、この混合物にベンゼンが共存している場合は
これを留去後、静置分液して油層を採取し、得られた油
層成分を蒸留に付すことにより精TMBQを回収するこ
とができる。
既述した通り、従来技術ではTMBQの接触水素還元は
厄介であるが、本発明の方法で精製されたTMBQを原
料とする場合は極めて容易であって、白金、パラジウム
などの貴金属触媒を用いる場合は勿論のこと、TMBQ
に対し僅か2重量%のラネーニッケル(展開前の量)を
用いるだけで水素還元反応は短時間で完結する。
厄介であるが、本発明の方法で精製されたTMBQを原
料とする場合は極めて容易であって、白金、パラジウム
などの貴金属触媒を用いる場合は勿論のこと、TMBQ
に対し僅か2重量%のラネーニッケル(展開前の量)を
用いるだけで水素還元反応は短時間で完結する。
しかも2回目からは新たに1重量%(対TMBQ)のラ
ネーニッケルを追加すると、触媒の繰返し利用が永続的
に可能となり、実質的にはTMBQに対し1重量%のラ
ネーニッケルでTMBQを還元することができる。
ネーニッケルを追加すると、触媒の繰返し利用が永続的
に可能となり、実質的にはTMBQに対し1重量%のラ
ネーニッケルでTMBQを還元することができる。
接触水素還元に使用する反応器の材質について言えば、
ステンレス製(8US 304)及び鉄製(SB
42)の各オートクレーブを用いて比較したが、本発明
の方法で精製されたTMBQを原料とする限り、還元速
度や得られるTM、HQの品質において全く差違を認め
なかった。
ステンレス製(8US 304)及び鉄製(SB
42)の各オートクレーブを用いて比較したが、本発明
の方法で精製されたTMBQを原料とする限り、還元速
度や得られるTM、HQの品質において全く差違を認め
なかった。
また、溶媒については、エタノール、t−シタノール、
メチル−イソジチル−カルビノール、ジオキサン、t−
ブチルエーテル、メチル−を−ブチルエーテル、酢酸n
−ゾチル、テトラハイドロフランなどがいずれも本発明
で使用可能である。このうち、エタノール、ジオキサン
、テトラハイドロフランは従来着色大なるTMHl Q
を与える溶媒として不適当でろるとされて来たものであ
るが、本発明の方法による精TMBQを原料とすれば、
これら溶媒を用いた場合でも、白皮の高いTMHQを得
ることができる。
メチル−イソジチル−カルビノール、ジオキサン、t−
ブチルエーテル、メチル−を−ブチルエーテル、酢酸n
−ゾチル、テトラハイドロフランなどがいずれも本発明
で使用可能である。このうち、エタノール、ジオキサン
、テトラハイドロフランは従来着色大なるTMHl Q
を与える溶媒として不適当でろるとされて来たものであ
るが、本発明の方法による精TMBQを原料とすれば、
これら溶媒を用いた場合でも、白皮の高いTMHQを得
ることができる。
本発明の接触水素還元反応での反応圧、反応温度には、
従来同種の反応で採用される圧力及び温度をそのまま採
用することができる。そして還元反応後は反応液を冷却
して触媒を濾別し、濾液に水を加えて溶媒を留去した後
、残液を冷却して濾過し、得られた濾滓を水洗すること
によって白色のTMHQ結晶が取得されるのである。
従来同種の反応で採用される圧力及び温度をそのまま採
用することができる。そして還元反応後は反応液を冷却
して触媒を濾別し、濾液に水を加えて溶媒を留去した後
、残液を冷却して濾過し、得られた濾滓を水洗すること
によって白色のTMHQ結晶が取得されるのである。
以下実施例をもって更に具体的に説明を加える。
実施例1−a
TMP 70g(純度97.3%、0.5モル)を同
量のベンゼンに溶解し、30℃を保って撹拌しながら、
これにHNO330、HCI 10 、H,060%な
る組成の混酸を滴下した。滴下開始と同時にNOxの発
生が始まる。以後NOxの発生が止む迄30″Cを保ち
混酸を滴下した。混酸所要量は134.41 (HNO
,として0.64モル)。反応液は30℃で静置分液し
、酸化油層(上層)142.5gを得た。この油層に対
し、5チ炭酸ナトリウム水溶液71.5gt加え、50
“Cで4時間撹拌してpHを8〜11の範囲に安定化さ
せた。次いで硫酸で中和してpHを7に戻しベンゼンを
留去した。残液は静置分液し、油層を蒸留して精TMB
Q65 gを得た。純度99,6%、理論収率86%(
対仕込T M P )。
量のベンゼンに溶解し、30℃を保って撹拌しながら、
これにHNO330、HCI 10 、H,060%な
る組成の混酸を滴下した。滴下開始と同時にNOxの発
生が始まる。以後NOxの発生が止む迄30″Cを保ち
混酸を滴下した。混酸所要量は134.41 (HNO
,として0.64モル)。反応液は30℃で静置分液し
、酸化油層(上層)142.5gを得た。この油層に対
し、5チ炭酸ナトリウム水溶液71.5gt加え、50
“Cで4時間撹拌してpHを8〜11の範囲に安定化さ
せた。次いで硫酸で中和してpHを7に戻しベンゼンを
留去した。残液は静置分液し、油層を蒸留して精TMB
Q65 gを得た。純度99,6%、理論収率86%(
対仕込T M P )。
実施例1−b
実施例1−aで得られた精TMBQ50g。
メチル−1−ジチルエーテル(MT B E )500
g5展開ラネーニツケル(日揮N 152D )Ig(
展開前の合金換算)ysUs304製オートクレーブに
仕込み、窒素置換後、温度100〜120℃、圧力10
〜16 kt/ cm2で水素還元した。所要時間30
分。還元液は冷却後触媒を濾別し、濾液に水150gを
加えてMT B Eを加熱留去した。MTBE留去後の
残液(TMHQのスラリー液)は冷却し、30℃で濾過
、水洗して白色のTMHQ結晶を得た。乾燥後の重量4
8.6g、理論収率96%(対仕込TMBQ)、アセト
ン溶液(TMHQtg/アセトン10d)(DAPHA
30、UVT、、。90%、U V T、、。
g5展開ラネーニツケル(日揮N 152D )Ig(
展開前の合金換算)ysUs304製オートクレーブに
仕込み、窒素置換後、温度100〜120℃、圧力10
〜16 kt/ cm2で水素還元した。所要時間30
分。還元液は冷却後触媒を濾別し、濾液に水150gを
加えてMT B Eを加熱留去した。MTBE留去後の
残液(TMHQのスラリー液)は冷却し、30℃で濾過
、水洗して白色のTMHQ結晶を得た。乾燥後の重量4
8.6g、理論収率96%(対仕込TMBQ)、アセト
ン溶液(TMHQtg/アセトン10d)(DAPHA
30、UVT、、。90%、U V T、、。
94チ、融点172〜173℃、純度99.7%。
比較例1−a
実施例1−8と全く同じ方法、同じ仕込みで酸化反応を
行って得られた酸化油層に半量の水を加え、激しく撹拌
しながら5チ炭酸ナトリウム水溶液で単にpH7に中和
する。中和液は静置後直ちに分液し癲層を蒸留し、ベン
ゼン留分に引続いて、T M B 、Q留分66.9g
を得た。純度99%、理論収率88.5%。
行って得られた酸化油層に半量の水を加え、激しく撹拌
しながら5チ炭酸ナトリウム水溶液で単にpH7に中和
する。中和液は静置後直ちに分液し癲層を蒸留し、ベン
ゼン留分に引続いて、T M B 、Q留分66.9g
を得た。純度99%、理論収率88.5%。
比較例1−b
比較例1−aで得られたTMBQを実施例1−bと全く
同じ方法、同じ仕込みで水素還元を試みたが、水素の吸
収は殆んどなく、触媒ラネーニッケルを追加した。触媒
量を実施例1−bの4倍迄増した時、始めて水素吸収が
円滑となり、30分で水素吸収が終った。以後実施例1
−すと同じ後処理して得られたTMHQ48.1gは淡
褐色であった。理論収率95チ、アセ)7溶液(TMH
Q 1 g/アセトン10プ)のAPH人450、融点
171.8〜172.5℃、純度99.2チ。
同じ方法、同じ仕込みで水素還元を試みたが、水素の吸
収は殆んどなく、触媒ラネーニッケルを追加した。触媒
量を実施例1−bの4倍迄増した時、始めて水素吸収が
円滑となり、30分で水素吸収が終った。以後実施例1
−すと同じ後処理して得られたTMHQ48.1gは淡
褐色であった。理論収率95チ、アセ)7溶液(TMH
Q 1 g/アセトン10プ)のAPH人450、融点
171.8〜172.5℃、純度99.2チ。
実施例2
実施例1−bにおいてG−4硝子フイルターで濾別し°
た触媒は少量のMTB]lifで素速くオートクレーブ
へ洗い戻した。次いでこのオートクレーブに実施例1−
bと同じく、精TMBQ(実施例1−a)及びMTBB
を仕込み、更に ゛実施例1−bの1/2量の展開ラネ
ーニッケル(対TMBQ1%)を追加し、以下実施例1
−すと同じ要領で反応から後処理を行なった。反応所要
時間は40分で水素吸収は速かであった。
た触媒は少量のMTB]lifで素速くオートクレーブ
へ洗い戻した。次いでこのオートクレーブに実施例1−
bと同じく、精TMBQ(実施例1−a)及びMTBB
を仕込み、更に ゛実施例1−bの1/2量の展開ラネ
ーニッケル(対TMBQ1%)を追加し、以下実施例1
−すと同じ要領で反応から後処理を行なった。反応所要
時間は40分で水素吸収は速かであった。
又得られたTMHQ結晶は高い白変を有し、理論収率9
6チ、アセトン溶液(TMHQl、g/アセトン10−
)のAPHA%UVT3.o、UVT440は実施例1
−bと同じであった。
6チ、アセトン溶液(TMHQl、g/アセトン10−
)のAPHA%UVT3.o、UVT440は実施例1
−bと同じであった。
実施例3
実施例2の要領で触媒の繰返利用を更に4回行なったが
、水素吸収速度の鈍化及び得られるTMHQの品位低下
は全く認められず、本発明“の精製処理を施したTMB
Qは実質的に1%対TMBQの2ネーニツケルで還元可
能なことが確認された。
、水素吸収速度の鈍化及び得られるTMHQの品位低下
は全く認められず、本発明“の精製処理を施したTMB
Qは実質的に1%対TMBQの2ネーニツケルで還元可
能なことが確認された。
実施例4〜lO
実施例1−bの要領で溶媒のみ代えて水素還元を行なっ
た結果を表−2に示す。
た結果を表−2に示す。
(以下余白)
上表中*印溶媒は着色大なるTMHQを与え、TMBQ
の接触水素還元には不適とされている溶媒であるが、何
等不都合はなく、白変良好なTMHQを与えた。
の接触水素還元には不適とされている溶媒であるが、何
等不都合はなく、白変良好なTMHQを与えた。
実施例11
鉄製オートクレーブ(8B42)’4−用いた他は、実
施例1−bと全く同じに反応及び後処理を行なった。還
元速度並びに得られたTMHQの品質は実施例1−bと
全く変らず、反応器材質の影響を認めなかった。
施例1−bと全く同じに反応及び後処理を行なった。還
元速度並びに得られたTMHQの品質は実施例1−bと
全く変らず、反応器材質の影響を認めなかった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、2,3,6−トリメチル−フェノールを酸化して得
られる2,3,5−トリメチル−パラ−ベンゾキノンを
接触水素還元して2,3,5−トリメチル−ハイドロキ
ノンを製造する方法に於て、接触水素還元に先立ち、2
,3,5−トリメチル−パラ−ベンゾキノンを、炭酸又
は重炭酸のアルカリ金属塩水溶液と混合し、この混合物
を60℃以下の温度に加温しながら撹拌してそのpHを
8〜11の範囲内で安定させ、この混合物から分離回収
される2,3,5−トリメチル−パラ−ベンゾキノンを
、有機溶媒中でラネーニツケル触媒の存在下に水素還元
することを特徴とする2,3,5−トリメチル−ハイド
ロキノンの製造方法。 2、炭酸又は重炭酸のアルカリ金属塩が、ナトリウム塩
又はカリウム塩である特許請求の範囲第1項記載の方法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59147320A JPS6127936A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | 2,3,5−トリメチル−ハイドロキノンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59147320A JPS6127936A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | 2,3,5−トリメチル−ハイドロキノンの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6127936A true JPS6127936A (ja) | 1986-02-07 |
| JPH0456811B2 JPH0456811B2 (ja) | 1992-09-09 |
Family
ID=15427515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59147320A Granted JPS6127936A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | 2,3,5−トリメチル−ハイドロキノンの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6127936A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006522106A (ja) * | 2003-04-04 | 2006-09-28 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | ブロモフェノール及びベンゾキノンの混合物からヒドロキノンを製造する方法 |
| CN107185571A (zh) * | 2017-05-18 | 2017-09-22 | 南京工业大学 | 钴催化剂及其制备方法和在催化合成2,3,5‑三甲基苯醌中的应用 |
-
1984
- 1984-07-16 JP JP59147320A patent/JPS6127936A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006522106A (ja) * | 2003-04-04 | 2006-09-28 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | ブロモフェノール及びベンゾキノンの混合物からヒドロキノンを製造する方法 |
| CN107185571A (zh) * | 2017-05-18 | 2017-09-22 | 南京工业大学 | 钴催化剂及其制备方法和在催化合成2,3,5‑三甲基苯醌中的应用 |
| CN107185571B (zh) * | 2017-05-18 | 2019-12-24 | 南京工业大学 | 钴催化剂及其制备方法和在催化合成2,3,5-三甲基苯醌中的应用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0456811B2 (ja) | 1992-09-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2018692C (fr) | Procede de preparation de l'acide ascorbique | |
| BE1008403A4 (fr) | Procede de cristallisation d'iopamidol. | |
| US4992598A (en) | Purification of 1, 1, 1-tris(4'-hydroxyphenyl)ethane | |
| JPH0142271B2 (ja) | ||
| CA1132996A (en) | Process for producing naphthoquinone | |
| CH649555A5 (fr) | Compose chromogene. | |
| JPS6127936A (ja) | 2,3,5−トリメチル−ハイドロキノンの製造方法 | |
| CA2222367C (fr) | Procede de preparation de diacides a partir des eaux de lavage des produits d'oxydation du cyclohexane | |
| US4546201A (en) | Process for the optical resolution of (±)2-(6'methoxy-2'-naphthyl)-propionic acid | |
| KR100392740B1 (ko) | 아디프산의제조방법 | |
| CN112225653B (zh) | 天然苯甲醛的绿色合成方法 | |
| US2898350A (en) | Ozonolysis of coal-tar products | |
| FR2480767A1 (fr) | Procede de preparation de colorants oxaziniques basiques | |
| JPS61281159A (ja) | 橙色色素の製造法 | |
| KR20230007754A (ko) | 2,5-디아미노톨루엔 황산염의 제조방법 | |
| DE68901996T2 (de) | Verfahren zur herstellung von pyruvat. | |
| JPS61134332A (ja) | ジヒドロ−β−ヨノ−ルの製法 | |
| CN118724770B (zh) | 一种银催化氧化制备亚砜的方法 | |
| US3864399A (en) | Catalytic reduction of nitroparaffins to oximes and catalyst therefor | |
| JPS60123461A (ja) | m−アミノフェニル−β−ヒドロキシエチルスルホンの製造方法 | |
| CH314008A (fr) | Procédé de préparation de thréo-1-p-nitrophényl-2-acylamidopropane-1,3-diols | |
| JPH02268176A (ja) | 無水マレイン酸の精製方法 | |
| SU381659A1 (ru) | Способ получения дихлорбензолдикарбоновых | |
| JP3257371B2 (ja) | 5−フタルイミド−4−オキソペンテン酸またはそのピリジン塩の製造方法 | |
| JPH0512344B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |