JPS6128021B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6128021B2 JPS6128021B2 JP57048487A JP4848782A JPS6128021B2 JP S6128021 B2 JPS6128021 B2 JP S6128021B2 JP 57048487 A JP57048487 A JP 57048487A JP 4848782 A JP4848782 A JP 4848782A JP S6128021 B2 JPS6128021 B2 JP S6128021B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- weight
- magnetic
- present
- phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Hard Magnetic Materials (AREA)
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
Description
本発明はFe−Co−Mn−C系合金に関する。
Fe−Co−Mn−C−Si合金は強度な冷間加工が
可能であり、簡単な熱処理で良好な磁気特性を有
し、さらに所望の場所を非磁性化できるという大
きな特徴を有する磁性材料用合金として、すでに
本発明の発明者らによつて提案されている。 Fe−Co−Mn−C−Si合金は上記のように優れ
た性質を有しているものの、耐食性の点で他の磁
性材料用合金、例えば、Fe−Cr−Co系合金と比
べて、やや劣つている。 本発明はFe−Co−Mn−C−Si合金の上記のよ
うな優れた性質を損うことなく、優れた耐食性を
有する磁性材料用合金を提供するものである。 本発明の磁性材料用合金は、Coが30〜55重量
%、Mnが15〜27重量%、Cが0.3〜1.8重量%、Si
が3.3重量%以下、Crが2〜15重量%、そして残
部がFeからなることを特徴とする合金である。
Feは910℃〜1390℃の温度範囲で非磁性の面心立
方構造(以下、γ相という)となるが、室温に急
冷すると、磁性を有する体心立方構造(以下α相
という)となる。FeにMnを添加し、Mnの添加
量を増加すると、γ/(γ+α)境界が低温側へ
向つて移りそして、Cを少量添加すると、高温で
の非磁性のγ相が室温で得られる。 さらにCoの添加は本発明の合金の磁化量を増
加させ、保磁力を大きくする効果がある。Siは
Feに対して高温でγ域を形成して固溶し、Fe−
Co−Mn−C合金の磁気特性を改善する元素であ
る。 また、Crの添加は本発明の合金の大きな特徴
であり、本発明の合金が耐食性を有するために必
要な元素である。 上記の本発明の合金は、熱平衡状態で非磁性の
γ相が得られる温度範囲で熱処理した後、室温に
急冷すると相変態が起ることなくγ相状態であり
冷間圧延、冷間スエージおよび冷間伸線加工を強
度に施しても割れを生じることはなく、しかも非
磁性状態を保持し、良好な加工性を有する合金で
ある。さらに、これらの冷間加工を行なつた後、
熱処理によつて所望の磁気特性を有した本発明の
合金はFe−Cr−Co系合金と同等の耐食性を有し
ていることがわかつた。 次に、本発明の合金について実施例によつて説
明する。まず、試料として次の第1表に示す
No.1〜7までの7種類の組成を選んだ。また、
比較のためNo.8およびNo.9として公知のFe−Co
−Mn−C−Si合金およびFe−Cr−Co−Ti合金を
選んだ。
可能であり、簡単な熱処理で良好な磁気特性を有
し、さらに所望の場所を非磁性化できるという大
きな特徴を有する磁性材料用合金として、すでに
本発明の発明者らによつて提案されている。 Fe−Co−Mn−C−Si合金は上記のように優れ
た性質を有しているものの、耐食性の点で他の磁
性材料用合金、例えば、Fe−Cr−Co系合金と比
べて、やや劣つている。 本発明はFe−Co−Mn−C−Si合金の上記のよ
うな優れた性質を損うことなく、優れた耐食性を
有する磁性材料用合金を提供するものである。 本発明の磁性材料用合金は、Coが30〜55重量
%、Mnが15〜27重量%、Cが0.3〜1.8重量%、Si
が3.3重量%以下、Crが2〜15重量%、そして残
部がFeからなることを特徴とする合金である。
Feは910℃〜1390℃の温度範囲で非磁性の面心立
方構造(以下、γ相という)となるが、室温に急
冷すると、磁性を有する体心立方構造(以下α相
という)となる。FeにMnを添加し、Mnの添加
量を増加すると、γ/(γ+α)境界が低温側へ
向つて移りそして、Cを少量添加すると、高温で
の非磁性のγ相が室温で得られる。 さらにCoの添加は本発明の合金の磁化量を増
加させ、保磁力を大きくする効果がある。Siは
Feに対して高温でγ域を形成して固溶し、Fe−
Co−Mn−C合金の磁気特性を改善する元素であ
る。 また、Crの添加は本発明の合金の大きな特徴
であり、本発明の合金が耐食性を有するために必
要な元素である。 上記の本発明の合金は、熱平衡状態で非磁性の
γ相が得られる温度範囲で熱処理した後、室温に
急冷すると相変態が起ることなくγ相状態であり
冷間圧延、冷間スエージおよび冷間伸線加工を強
度に施しても割れを生じることはなく、しかも非
磁性状態を保持し、良好な加工性を有する合金で
ある。さらに、これらの冷間加工を行なつた後、
熱処理によつて所望の磁気特性を有した本発明の
合金はFe−Cr−Co系合金と同等の耐食性を有し
ていることがわかつた。 次に、本発明の合金について実施例によつて説
明する。まず、試料として次の第1表に示す
No.1〜7までの7種類の組成を選んだ。また、
比較のためNo.8およびNo.9として公知のFe−Co
−Mn−C−Si合金およびFe−Cr−Co−Ti合金を
選んだ。
【表】
まず、第1表のNo.1〜4に示した化学成分組
成の合金インゴツトは、1100℃の温度で1時間、
Ar雰囲気中で溶体化処理した後、10%以下NaOH
水溶液中に浸して急冷した。これらの合金インゴ
ツトから各々小片を切り出し、磁化量を測定する
と、飽和磁束密度(以下Bsという)は、いずれ
も10Gauss程度であつた。 また、X線回折により結晶構造を調べたとこ
ろ、いずれも面方立方構造以外の回折パターンは
観測されずγ相が室温で得られたことを確認し
た。 No.5〜6は本発明の特許請求の範囲から外れ
た化学成分組成の合金インゴツトであるが、
No.1〜4の合金インゴツト同様の処理を施した
ところ、No.5は同様の結果が得られた。しか
し、No.6の合金インゴツトは、Bs=1.1KGauss
となり、非磁性のγ相を室温に導入できなかつ
た。No.7〜8はCrを添加しない従来のFe−Co−
Mn−C−Moの化学成分組成の合金インゴツトで
あり、No.1〜4の合金インゴツトと同様の処理
を施したところ、同様の結果が得られた。No.1
〜5およびNo.7〜8のγ相状態の合金インゴツ
トの表面酸化膜を除去した後、減面率で97%の冷
間伸線加工を施し、その後、Ar雰囲気中で熱処
理を施した。また、第1表のNo.9は、Fe−Cr−
Co系合金の例である。No.9の合金インゴツト
は、1180℃で1時間水素雰囲気中で溶体化処理を
施し、水中に浸して急冷した。その後、減面率70
%の冷間伸線加工を施し、再び、650℃で1時間
水素雰囲気中で熱処理を施し、水中に急冷した
(条件A)。その後、再び625℃から505℃まで18
℃/時間の速度で降しつつ、水素雰囲気中で熱処
理をし、さらに505℃で8時間、水素雰囲気中で
熱処理を施した(条件B)。次に第1表に示した
試料の組成と各種処理条件及び磁気特性との関係
を第2表に示す。
成の合金インゴツトは、1100℃の温度で1時間、
Ar雰囲気中で溶体化処理した後、10%以下NaOH
水溶液中に浸して急冷した。これらの合金インゴ
ツトから各々小片を切り出し、磁化量を測定する
と、飽和磁束密度(以下Bsという)は、いずれ
も10Gauss程度であつた。 また、X線回折により結晶構造を調べたとこ
ろ、いずれも面方立方構造以外の回折パターンは
観測されずγ相が室温で得られたことを確認し
た。 No.5〜6は本発明の特許請求の範囲から外れ
た化学成分組成の合金インゴツトであるが、
No.1〜4の合金インゴツト同様の処理を施した
ところ、No.5は同様の結果が得られた。しか
し、No.6の合金インゴツトは、Bs=1.1KGauss
となり、非磁性のγ相を室温に導入できなかつ
た。No.7〜8はCrを添加しない従来のFe−Co−
Mn−C−Moの化学成分組成の合金インゴツトで
あり、No.1〜4の合金インゴツトと同様の処理
を施したところ、同様の結果が得られた。No.1
〜5およびNo.7〜8のγ相状態の合金インゴツ
トの表面酸化膜を除去した後、減面率で97%の冷
間伸線加工を施し、その後、Ar雰囲気中で熱処
理を施した。また、第1表のNo.9は、Fe−Cr−
Co系合金の例である。No.9の合金インゴツト
は、1180℃で1時間水素雰囲気中で溶体化処理を
施し、水中に浸して急冷した。その後、減面率70
%の冷間伸線加工を施し、再び、650℃で1時間
水素雰囲気中で熱処理を施し、水中に急冷した
(条件A)。その後、再び625℃から505℃まで18
℃/時間の速度で降しつつ、水素雰囲気中で熱処
理をし、さらに505℃で8時間、水素雰囲気中で
熱処理を施した(条件B)。次に第1表に示した
試料の組成と各種処理条件及び磁気特性との関係
を第2表に示す。
【表】
【表】
の条件である。
第2表中の磁気特性から、従来のFe−Co−Mn
−C−Si合金にCrを添加しても、保持力(Hc)、
残留磁束密度(Br)、Br/Bs、最大エネルギー積
(BHmax)等の磁気特性を劣化させないことがわ
かつた。 次に第2表に示した磁気特性を有する試料を温
度50℃、湿度90%の環境で耐食試食を行ない、そ
の結果を第3表に示した。 評価は目視で行ない、さびの有無を判定した。
第2表中の磁気特性から、従来のFe−Co−Mn
−C−Si合金にCrを添加しても、保持力(Hc)、
残留磁束密度(Br)、Br/Bs、最大エネルギー積
(BHmax)等の磁気特性を劣化させないことがわ
かつた。 次に第2表に示した磁気特性を有する試料を温
度50℃、湿度90%の環境で耐食試食を行ない、そ
の結果を第3表に示した。 評価は目視で行ない、さびの有無を判定した。
【表】
とを示す。
第3表中のCrを2重量%以上添加した試料は
Fe−Cr−Co系の試料と同等の耐食性を有してい
ることがわかる。 第2表および第3表の結果から本発明の合金の
組成請求範囲を、次のように限定する。Crが2
重量%を下まわるとCrの耐食性への効果は得ら
れなく、Crが15%を越えて添加されると非磁性
のγ相を室温に導入することができなくなる。 したがつて、Crは2〜15重量%の範囲でなけ
ればならない。Coが30〜55重量%を外れると保
磁力、残留磁束密度、Br/Bs、および最大エネ
ルギー積が劣化した。また、Coが30重量%のと
きMnを27重量%より多く加えると磁化が減少
し、実用的でなくなり、Coが55重量%のときは
Mnを15重量%を下まわつて添加すると磁気的に
硬い合金は得られなかつた。Mnを27重量%添加
した本発明の合金に対しては、Cを0.3重量%を
下まわつて添加するとγ相を室温に導入すること
が不可能あつた。また、Cは1.8重量%まで本発
明の合金のγ相内に固溶させることができた。 Siは3.3重量%を越えて添加するとγ相を室温
に導入することが不可能であつた。したがつて、
Coは30〜55重量%、Mnは15〜27重量%、Cは0.3
〜1.8重量%、Crは2〜15重量%、Siは3.3重量%
に限定した。 以上のように本発明の合金は、強度の冷間加工
が容易で、簡単な熱処理で良好な磁気特性を有し
さらに、所望の部分を非磁性化でき、さらに耐食
性も優れた工業上、多くの分野において有用な磁
性材料である。
第3表中のCrを2重量%以上添加した試料は
Fe−Cr−Co系の試料と同等の耐食性を有してい
ることがわかる。 第2表および第3表の結果から本発明の合金の
組成請求範囲を、次のように限定する。Crが2
重量%を下まわるとCrの耐食性への効果は得ら
れなく、Crが15%を越えて添加されると非磁性
のγ相を室温に導入することができなくなる。 したがつて、Crは2〜15重量%の範囲でなけ
ればならない。Coが30〜55重量%を外れると保
磁力、残留磁束密度、Br/Bs、および最大エネ
ルギー積が劣化した。また、Coが30重量%のと
きMnを27重量%より多く加えると磁化が減少
し、実用的でなくなり、Coが55重量%のときは
Mnを15重量%を下まわつて添加すると磁気的に
硬い合金は得られなかつた。Mnを27重量%添加
した本発明の合金に対しては、Cを0.3重量%を
下まわつて添加するとγ相を室温に導入すること
が不可能あつた。また、Cは1.8重量%まで本発
明の合金のγ相内に固溶させることができた。 Siは3.3重量%を越えて添加するとγ相を室温
に導入することが不可能であつた。したがつて、
Coは30〜55重量%、Mnは15〜27重量%、Cは0.3
〜1.8重量%、Crは2〜15重量%、Siは3.3重量%
に限定した。 以上のように本発明の合金は、強度の冷間加工
が容易で、簡単な熱処理で良好な磁気特性を有し
さらに、所望の部分を非磁性化でき、さらに耐食
性も優れた工業上、多くの分野において有用な磁
性材料である。
Claims (1)
- 1 Co:30〜55重量%、Mn:15〜27重量%、
C:0.3〜1.8重量%、Si:3.3%重量%以下、
Cr:2〜15重量%、および残部Feからなること
を特徴とする磁性材料用Fe−Co−Mn−C系合
金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57048487A JPS58164763A (ja) | 1982-03-25 | 1982-03-25 | 磁性材料用Fe−Co−Mn−C系合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57048487A JPS58164763A (ja) | 1982-03-25 | 1982-03-25 | 磁性材料用Fe−Co−Mn−C系合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58164763A JPS58164763A (ja) | 1983-09-29 |
| JPS6128021B2 true JPS6128021B2 (ja) | 1986-06-28 |
Family
ID=12804737
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57048487A Granted JPS58164763A (ja) | 1982-03-25 | 1982-03-25 | 磁性材料用Fe−Co−Mn−C系合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58164763A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63231224A (ja) * | 1987-03-19 | 1988-09-27 | Chiyoda Chem Eng & Constr Co Ltd | 流体界面測定装置 |
| JPH04285822A (ja) * | 1991-03-14 | 1992-10-09 | Ngk Insulators Ltd | 樹脂界面検出装置 |
-
1982
- 1982-03-25 JP JP57048487A patent/JPS58164763A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63231224A (ja) * | 1987-03-19 | 1988-09-27 | Chiyoda Chem Eng & Constr Co Ltd | 流体界面測定装置 |
| JPH04285822A (ja) * | 1991-03-14 | 1992-10-09 | Ngk Insulators Ltd | 樹脂界面検出装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58164763A (ja) | 1983-09-29 |
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