JPS6128406Y2 - - Google Patents

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JPS6128406Y2
JPS6128406Y2 JP11703079U JP11703079U JPS6128406Y2 JP S6128406 Y2 JPS6128406 Y2 JP S6128406Y2 JP 11703079 U JP11703079 U JP 11703079U JP 11703079 U JP11703079 U JP 11703079U JP S6128406 Y2 JPS6128406 Y2 JP S6128406Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、2出力端から互いに逆位相の出力
を得るバランス形増幅回路の改良に関する。
従来、この種の増幅回路として第1図に示す出
力トランスを用いたもの、あるいは第2図に示す
反転,非反転両増幅器を用いたもの等が知られて
いる。第1図に示す増幅回路は増幅器1の出力を
トランス2の1次巻線に供給し、トランス2の2
次巻線の両端、すなわち出力端子3,4から互に
逆位相の出力信号を得るものである。この場合、
出力端子3,4のいずれか一方を接地端子5に接
続しても増幅回路全体の利得が変化しない利点が
あるが、トランス2を用いることにより低減,高
域の特性が劣化する問題がある。
第2図に示す増幅回路は、オーデイオ回路ある
いはPA(Public Address)機器等にしばしば用
いられる、いわゆるBTL(Balanced
Transformer−Less)増幅回路であり、図に示
すようにバツフアアンプ10の出力が非反転増幅
器11、反転増幅器12によつて互に逆位相で増
幅され、出力端子13,14に各々供給されるよ
うになつている。なおこの場合、図における抵抗
15〜18の値は各々R,R,2R,Rであり、
また各増幅器11,12の利得は各々1,∞であ
る。この増幅回路において、入力端子19および
接地端子20の間に電圧Viなる入力信号が印加
された場合のバツフアアンプ10の出力電圧を
Va(Va=Vi)とし(バツフアアンプ10の利得
を1とする)、また出力端子13,14がいずれ
も接地端子20と平衡状態(すなわち、出力端子
13,14がいずれも接地端子20と短絡されて
いない状態)とすれば、非反転増幅器11の出力
電圧Vbは、 Vb=1/2Va=1/2Vi ……(1) であり、また反転増幅器12の出力電圧Vcは、 Vc=1/2Va=−1/2Vi ……(2) である。すなわち、出力端子13,14には各々
逆位相の出力が得られる。したがつて、出力端子
13,14間に得られる出力電圧Voは、 Vo=Vb−Vc=1/2Vi−(−1/2Vi)=Vi ……(3) となり、入力電圧Viと同一となる。
一方、出力端子13,14が接地端子20に対
して不平衡である場合、例えば出力端子14が接
地端子20と短絡された場合は、 Vo=Vb=1/2Vi ……(4) となり、出力電圧Voのレベルが入力電圧Viの1/2
(6dBダウン)となる。
すなわち、第2図に示す増幅回路は出力端子1
3,14が接地端子20に対して平衡状態にある
か不平衡状態にあるかによつて回路全体の増幅度
が異なる問題があり、さらに出力端子13,14
の一方が接地端子20と短絡された場合、短絡さ
れた出力端子に対応する増幅器が過電流によつて
破損される恐れがあり、このため増幅器11,1
2の各々に過電流保護回路を設ける必要がある。
この考案はこのような事情を考慮してなされた
もので、その目的とするところは反転、非反転両
増幅器を有するバランス形増幅回路において、出
力端子が接地端子と平衡状態にあるか不平衡状態
にあるかにかかわらず回路全体の増幅度が一定で
あり、更に反転,非反転両増幅器に過電流保護回
路を設ける必要のないバランス形増幅回路を提供
することにある。この目的を達成するために、こ
の考案は、入力端および接地間に印加される信号
を増幅し、第1,第2の出力端から互いに逆位相
の増幅出力信号を出力する増幅回路において、利
得が1の第1の増幅器と、利得が略∞の第2の増
幅器と、利得が2の第3の増幅器と、前記入力端
および前記第1の増幅器の入力端子の間に挿入さ
れた値Rの第1抵抗と、前記入力端および前記第
2の増幅器の反転入力端子の間に挿入された値
2Rの第2抵抗と、前記第1の増幅器の入力端お
よび前記第3の増幅器の出力端子の間に挿入され
た値Rの第3抵抗と、前記第3の増幅器の出力端
子と前記第2の増幅器の非反転入力端子の間に挿
入された値2Rの第4抵抗と、前記第2の増幅器
の非反転入力端子および接地間に挿入された値R
の第5抵抗と、前記第2の増幅器の反転入力端子
および同増幅器の出力端子の間に挿入された値R
の第6抵抗と、前記第1の増幅器の出力端子およ
び前記第2の増幅器の入力端子の間に挿入された
第7抵抗と、前記第3の増幅器の入力端子および
前記第2の増幅器の出力端子の間に挿入された、
前記第7抵抗と値が等しい第8抵抗とを具備し、
前記第1の増幅器の出力端子および前記第1の出
力端,前記第2の増幅器の出力端子および前記第
2の出力端を各々接続したものである。
以下、図面を参照しこの考案の実施例について
説明する。
第3図はこの考案による増幅回路の構成を示す
回路図であり、この図において入力端子25は利
得1のバツフアアンプ26の入力端に接続されて
いる。なお、バツフアアンプ26の利得は「1」
に限らず任意の値とすることができる。このバツ
フアアンプ26の出力端は抵抗27(値R)を介
して非反転増幅器28の入力端に接続されると共
に、抵抗29(値2R)を介して反転増幅器30
の反転入力端に接続され、またこの反転増幅器3
0の反転入力端および出力端間に抵抗31(値
R)が介挿されている。上記非反転増幅器28は
利得1の増幅器であり、また反転増幅器30は利
得∞の演算増幅器である。非反転増幅器28、反
転増幅器30の出力端は各々出力端子32,33
に接続され、これら出力端子32,33の間には
直列接続された抵抗34,35(値はいずれも
R)が介挿され、また抵抗34,35の接続点が
利得2(6dB)の増幅器36(検出回路)の入力
端に接続されている。そして、増幅器36の出力
端が抵抗37(値R)を介して非反転増幅器28
の入力端に接続されると共に抵抗38(値2R)
を介して反転増幅器30の非反転入力端に接続さ
れ、また同非反転入力端が抵抗39(値R)を介
して接地端子40に接続されている。
このように構成された増幅回路において、最初
に出力端子32,33が接地端子40と平衡状態
にある場合、すなわち出力端子32,33がいず
れも接地端子40と短絡されていない場合につい
て以下に考察する。まず、入力端子25および接
地端子40の間に電圧Viの入力信号が印加され
た場合のバツフアアンプ26の出力電圧をVa、
非反転増幅器28の出力電圧をVb、反転増幅器
30の出力電圧をVc、また増幅器36の入出力
電圧を各々Vd,Veとすれば、次の各式が成立す
る。
Va=Vi ……(5) Vb=1/2Va+1/2Ve=1/2Vi+1/2Ve……(6
) Vc=−1/2Va+1/2Ve=−1/2Vi+1/2Ve…
…(7) Vd=1/2Vb+1/2Vc ……(8) Ve=2Vd ……(9) したがつて、出力端子32,33間に得られる
出力電圧Voは、上記(6),(7)式から、 Vo=Vb−Vc =(1/2Vi+1/2Ve)−(−1/2Vi+1/2
Ve) =Vi ……(10) として求められる。すなわち、出力端子32,3
3が接地端子40に対して平衡状態にある場合
は、出力電圧Voが入力電圧Viと同一になる(増
幅度1)。
次に、出力端子32が接地端子40と短絡され
た場合(不平衡状態の場合)は、次の各式が成立
する。
Va=Vi ……(11) Vb=0 ………(12) Vc=−1/2Va+1/2Ve=−1/2Vi+1/2Ve…
…(13) Vd=1/2Vc ……(14) Ve=2Vd=2(1/2Vc)=Vc ……(15) 上記(13)式に(15)式を代入すると、 Vc=−1/2Vi+1/2Ve=−1/2Vi+1/2Vc…
…(16) が得られ、この(16)式を整理すると、 Vc=−Vi ……(17) なる関係が得られる。したがつて、出力電圧Vo
は、 Vo=Vb−Vc=0−Vc=Vi ……(18) として求められる。すねたを、この場合も前述し
た平衡状態の場合と同様に出力電圧Voが入力電
圧Viと同一になる(増幅度1)。
ところで、この場合の非反転増幅器28の出力
電圧Vbを入力条件から求めると、 Vb=1/2Va+1/2Ve ……(19) であり、この(19)式を前記(11),(15),(17)
式を用いて変形すると、 Vb=1/2Va+1/2Ve=1/2Vi+1/2Ve =1/2Vi+1/2(−Vi)=0……(20) となる。すなわち、出力端子32と接地端子40
とを短絡すると非反転増幅器28の入力信号は同
増幅器28の出力を0とするような信号となり、
したがつて上記短絡によつて非反転増幅器28に
過電流が流れることはない、換言すれば、従来必
要であつて過電流保護回路を非反転増幅器28に
設ける必要がないことになる。
次に、出力端子33が接地端子40と短絡され
た場合(不平衡状態の場合)は、次の各式が成立
する。
Va=Vi ……(21) Vb=1/2Va+1/2Ve=1/2Vi+1/2Ve……(
22) Vc=0 ……(23) Vd=1/2Vb ……(24) Ve=2Vd=2(1/2Vb)=Vb ……(25) 上記(22)式に(25)式を代入すると、 Vb=1/2Vi+1/2Ve=1/2Vi+1/2Vb……(
26) なる式が得られ、この(26)式を整理すると、 Vb=Vi ……(27) なる関係が得られる。したがつて、出力電圧Vo
は、 Vo=Vb−Vc=Vb−0=Vi ……(28) として求められ、この場合も出力電圧Voが入力
電圧Viと同一になる(増幅度1)。
また、この場合の反転増幅器30の出力電圧
Vcを入力条件から求めると、 Vc=−1/2Va+1/2Ve ……(29) であり、この(29)式を前記(21),(25),(27)
式を用いて変形すると、 Vc=−1/2Va+1/2Ve=−1/2Vi+1/2Vb =−1/2Vi+1/2(Vi)=0 ……(30) となる。すなわち、出力端子33と接地端子40
とを短絡すると、反転増幅器30の入力信号は同
増幅器30の出力を0とするような信号となり、
したがつて上記短絡によつて反転増幅器30に過
電流が流れることはなく、過電流保護回路を設け
る必要もない。
このように、第3図に示す増幅回路は出力端子
32,33が接地端子40に対して平衡,不平衡
のいずれの状態にあつても増幅回路全体の増幅度
が一定(この実施例においては「1」)となり、
更に何ら保護回路を設けなくても、出力端子3
2,33と接地端子との短絡に対し増幅器28,
30を保護することが可能である。
以上説明したように、この考案によれば、2個
の出力が接地に対し平衡であるか否かにかかわら
ず常に一定の増幅度が得られ、更に一方の出力が
接地された場合も自動的に(保護回路を設けるこ
となく)内部の増幅器を保護することが可能であ
る。したがつて、この増幅回路をOTL(Output
Transformer Less)回路として用いた場合、電
気的特性の向上、コストダウン等を図ることがで
き、オーデイオ機器、PA機器等に最適な増幅回
路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図はいずれも従来のバランス形増
幅回路の構成例を示す回路図、第3図はこの考案
の一実施例の構成を示す回路図である。 27……第1抵抗、28……第1の増幅器、2
9……第2抵抗、30……第2の増幅器、31…
…第6抵抗、32……第1の出力端、33……第
2の出力端、34……第7抵抗、35……第8抵
抗、36……第3の増幅器、37……第3抵抗、
38……第4抵抗、39……第5抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力端および接地間に印加される信号を増幅
    し、第1,第2の出力端から互いに逆位相の増幅
    出力信号を出力する増幅回路において、利得が1
    の第1の増幅器と、利得が略∞の第2の増幅器
    と、利得が2の第3の増幅器と、前記入力端およ
    び前記第1の増幅器の入力端子の間に挿入された
    値Rの第1抵抗と、前記入力端および前記第2の
    増幅器の反転入力端子の間に挿入された値2Rの
    第2抵抗と、前記第1の増幅器の入力端および前
    記第3の増幅器の出力端子の間に挿入された値R
    の第3抵抗と、前記第3の増幅器の出力端子と前
    記第2の増幅器の非反転入力端子の間に挿入され
    た値2Rの第4抵抗と、前記第2の増幅器の非反
    転入力端子および接地間に挿入された値Rの第5
    抵抗と、前記第2の増幅器の反転入力端子および
    同増幅器の出力端子の間に挿入された値Rの第6
    抵抗と、前記第1の増幅器の出力端子および前記
    第2の増幅器の入力端子の間に挿入された第7抵
    抗と、前記第3の増幅器の入力端子および前記第
    2の増幅器の出力端子の間に挿入された、前記第
    7抵抗と値が等しい第8抵抗とを具備し、前記第
    1の増幅器の出力端子および前記第1の出力端,
    前記第2の増幅器の出力端子および前記第2の出
    力端を各々接続してなる増幅回路。
JP11703079U 1979-08-25 1979-08-25 Expired JPS6128406Y2 (ja)

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