JPS6142732B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6142732B2 JPS6142732B2 JP53159005A JP15900578A JPS6142732B2 JP S6142732 B2 JPS6142732 B2 JP S6142732B2 JP 53159005 A JP53159005 A JP 53159005A JP 15900578 A JP15900578 A JP 15900578A JP S6142732 B2 JPS6142732 B2 JP S6142732B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- sheet
- molded product
- vinyl chloride
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
本発明は耐候性改良塩化ビニル樹脂成形品の製
造法により、更に詳しくは主として屋根材建築外
装材、デツキ材等に用いる塩化ビニル樹脂成形品
の耐候性を改良するために、該成形品の表面に、
エポキシ樹脂低分子量物と特定の感光性化合物と
を、所定の温度条件の下で塗布し、次いでその塗
膜面に紫外線を照射して、塗膜を硬化せしめるこ
とを特徴とする耐候性改良塩化ビニル樹脂成形品
の製造法に関するものである。従来、建材として
用いられる塩化ビニル樹脂成形品の耐候性を改良
するために、成形時に紫外線吸収剤を塗布した
り、練込んだり或はアクリル系樹脂や飽和ポリエ
ステルフイルム等を用いて塩化ビニル樹脂成形品
の表面に紫外線保護膜を形成せしめる等の方法が
一般に行われている。 しかしながら、上記従来法では、紫外線防止効
果の持続性製造コスト或は保護膜の剥離等の点で
一長一短があり、満足すべきものが得られていな
い。 本発明者らは、塩化ビニル樹脂成形品の耐候性
改良方法について、種々研究の結果、上記従来の
欠点を解決する方法を得るに至つたもので、その
要旨とするところは、塩化ビニル樹脂成形品の表
面に、エポキシ樹脂モノマー及び/又はその低重
合体ポリマーと感光性アリールジアゾニウム化合
物とを、塗布面が60〜140℃の範囲となるように
加熱しながら塗布し、次いで該塗膜面に紫外線を
照射して塗膜を硬化せしめることを特徴とする耐
候性改良塩化ビニル樹脂成形品の製造法に存す
る。 以下本発明を実施例により詳細に説明する。 本発明で用いる塩化ビニル樹脂成形品は、ポリ
塩化ビニル、塩化ビニルとエチレンまたは酢酸ビ
ニルとの共重合体や、必要に応じて耐衝撃性改良
材として塩素化ポリエチレン、ABS(アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)、
MBS(メチルメタクリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合体)等を上記樹脂100重量部に対して1
〜20重量部程度配合してなる原料樹脂を通常のプ
ラスチツク成形法により、板、波板、管、デツキ
材、雨樋等、各種の形状に成形して得られたもの
である。 本発明は、上記成形品、或は成形加工途中の工
程の成形品の表面に、エポキシ樹脂モノマー及
び/又はその低重合体ポリマーと、感光性アリー
ルジアゾニウム化合物とを別々に或は混合して加
熱条件下で塗布し、しかるのち該塗膜面に紫外線
を照射して塗膜を硬化せしめるものである。 本発明で用いる上記エポキシ樹脂モノマーは次
の構造式で表わされるエポキシ環を有するもので
ある。
造法により、更に詳しくは主として屋根材建築外
装材、デツキ材等に用いる塩化ビニル樹脂成形品
の耐候性を改良するために、該成形品の表面に、
エポキシ樹脂低分子量物と特定の感光性化合物と
を、所定の温度条件の下で塗布し、次いでその塗
膜面に紫外線を照射して、塗膜を硬化せしめるこ
とを特徴とする耐候性改良塩化ビニル樹脂成形品
の製造法に関するものである。従来、建材として
用いられる塩化ビニル樹脂成形品の耐候性を改良
するために、成形時に紫外線吸収剤を塗布した
り、練込んだり或はアクリル系樹脂や飽和ポリエ
ステルフイルム等を用いて塩化ビニル樹脂成形品
の表面に紫外線保護膜を形成せしめる等の方法が
一般に行われている。 しかしながら、上記従来法では、紫外線防止効
果の持続性製造コスト或は保護膜の剥離等の点で
一長一短があり、満足すべきものが得られていな
い。 本発明者らは、塩化ビニル樹脂成形品の耐候性
改良方法について、種々研究の結果、上記従来の
欠点を解決する方法を得るに至つたもので、その
要旨とするところは、塩化ビニル樹脂成形品の表
面に、エポキシ樹脂モノマー及び/又はその低重
合体ポリマーと感光性アリールジアゾニウム化合
物とを、塗布面が60〜140℃の範囲となるように
加熱しながら塗布し、次いで該塗膜面に紫外線を
照射して塗膜を硬化せしめることを特徴とする耐
候性改良塩化ビニル樹脂成形品の製造法に存す
る。 以下本発明を実施例により詳細に説明する。 本発明で用いる塩化ビニル樹脂成形品は、ポリ
塩化ビニル、塩化ビニルとエチレンまたは酢酸ビ
ニルとの共重合体や、必要に応じて耐衝撃性改良
材として塩素化ポリエチレン、ABS(アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)、
MBS(メチルメタクリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合体)等を上記樹脂100重量部に対して1
〜20重量部程度配合してなる原料樹脂を通常のプ
ラスチツク成形法により、板、波板、管、デツキ
材、雨樋等、各種の形状に成形して得られたもの
である。 本発明は、上記成形品、或は成形加工途中の工
程の成形品の表面に、エポキシ樹脂モノマー及
び/又はその低重合体ポリマーと、感光性アリー
ルジアゾニウム化合物とを別々に或は混合して加
熱条件下で塗布し、しかるのち該塗膜面に紫外線
を照射して塗膜を硬化せしめるものである。 本発明で用いる上記エポキシ樹脂モノマーは次
の構造式で表わされるエポキシ環を有するもので
ある。
【式】(式中、R1,R2,R3及びR4は、
アルキル、アリール、アルコキシ、アルケニル及
び水素である。) 上記モノマーとしては例えばエチレンオキサイ
ド及びこれらの同族体;グリシジン酸及びグリシ
ジルエステル;グリシジルメタアクリレート、ア
クリレート及びクロトネート;並びにアリルグリ
シジルエーテル等がある。 また、エポキシ樹脂低重合体ポリマーは上記モ
ノマーの低重合物であり、かつ成形品表面を溶解
しうる溶解能を有するものであつて常温で液体の
ものが望ましい。 また、本発明で用いる前記感光性アリールジア
ゾニウム化合物は、次の構造式で表わされる。 (式中MXn+mはヘキサクロロスタンネート
、テトラクロロフエレート、ヘキサフルオロ
アルセネート、ヘキサクロロアンチモネート
、ヘキサフルオロアンチモネート及びビスマ
ス塩化物から選ばれたハロゲンを含有する錯体
アニオンであり;Yはニトロ、ハロゲン、N−モ
ルホリノ、アルキル、アルコキシ、アリール、ア
ミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ及びアリ
ールメルカプト基からなる群から選ばれる。ま
た、mは紫外線照射を受けて生成するルイス酸の
ハロゲン原子の数に相等する。即ち、錯体カチオ
ンの電荷に相等する。) 上記アリールジアゾニウム化合物は、紫外線に
露出されると一般式MXnで示されるルイス酸
(即ち、PF5、Fecl3、AsF5、SbF5、SnCl4及び
Bicl3等)を生成し、該ルイス酸がエポキシ樹脂
モノマー及び/又はその低重合体ポリマーの重合
を開始せしめるものである。 上記アリールジアゾニウム化合物としては、例
えばP−メトキシベンゼンジアゾニウムヘキサフ
ルオロホスフエート、O−ニトロベンゼンジアゾ
ニウムヘキサフルオロホスフエート、2,5−ジ
クロロベンゼンジアゾニウムヘキサフルオロホス
フエート、2,5−ジエトキシ−4−(P−トリ
ル)メルカプトベンゼンジアゾニウムヘキサフル
オロホスフエート等のジアゾニウムヘキサフルオ
ロホスフエートやP−N−モルホリノフエニルジ
アゾニウムヘキサフルオロホスフエート、2,5
−ジメトキシ−4−N−モルホリノベンゼンジア
ゾニウムヘキサフルオロホスフエート、P−N−
モルホリノフエニルジアゾニウムヘキサフルオロ
アンチモネート、P−N−モルホリノフエニルジ
アゾニウムヘキサフルオロアンチモネート等のN
−モルホリノ錯体等がある。 本発明で成形品の表面に塗布するに当りエポキ
シ樹脂モノマー及び/又はその低重合体ポリマー
100重量部に対して、上記アリールジアゾニウム
化合物1〜10重量部を予め混合しておき、これを
塗布するか或は別々に重ね塗りして用いるもので
ある。該コーテイング液を調製するに当り、アセ
トン、アセトニトリル、トルエン、キシレン、メ
チルエチルケトン等の不活性溶媒を用いることは
差支えない。 また、上記コーテイング液中に必要に応じ、予
め紫外線吸収剤または静電防止剤等を添加して使
用することも差支えない。 上記コーテイング液を成形品に塗布するに際し
て、塗布面が60〜140℃範囲内の温度であるよう
に調節することが必要であり、上記60℃より低い
温度では塗布したのち長時間放置しない限り成形
品の表面で塗膜が剥離し、また逆に上記140℃よ
り高い温度では成形品の塩化ビニル樹脂が分解を
起しやすい。 本発明方法においては、上記温度範囲である60
〜140℃範囲の温度となるように成形品及び/又
はコーテイング液を加熱しつゝ塗布すればよい。 次に、上記コーテイング液を上記温度のもとに
バーコーター、ロールコーター、スプレー法及び
浸漬法等により1〜30μの塗布厚みに塗布し、次
いで1秒〜3分後に生成塗膜に紫外線を照射す
る。該紫外線の発生源としては水銀、キセノン、
カーボンアークまたはタングステンフイラメント
ランプ等の紫外線ランプが有効に用いられ、照射
条件はランプの種類、紫外線強度(ワツト/cm)
等により異なるが0.5〜60秒範囲内の照射時間が
選ばれる。 前記の如く、先ず60〜140℃温度範囲の条件下
で成形品表面にコーテイング液を塗布すると、エ
ポキシ樹脂モノマー及び/又はその低重合体ポリ
マーが成形品表面の樹脂を溶解して、成形品の表
層部に拡散層が形成されるので塗膜は成形品表面
に一体的強固に接着する。 上記拡散層は、塗布温度並びに塗布後紫外線照
射までの経過時間により成形品表面への拡散度合
が左右されるので成形品の種類、肉厚に応じて前
記の塗布条件範囲から適宜選定すればよい。次い
で形成された塗膜に前記の如く紫外線を照射する
と同時に上記塗膜中の感光性ジアゾニウム化合物
が分解してルイス酸が生成し、これが重合開始触
媒として作用するのでエポキシ樹脂モノマー及
び/又はその低重合体ポリマーの重合が進行し、
塗膜は完全に硬化する。同時にエポキシ樹脂の重
合は成形品の表面に形成される拡散層にまで及ぶ
ので塗膜は成形品と強固に接着したまゝ硬化す
る。 以上の如く、成形品表面に形成された硬化膜は
耐候性の良好なエポキシ樹脂が主体であるので成
形品の耐候性劣化をカバーすると共に、硬化膜が
成形品の表面で一体的に接着して形成されるので
該硬化膜が経年剥離を起すおそれがなくなる等の
すぐれた効果を奏する。また硬化膜の表面硬度が
大きくなるので本発明で得られたものは外装用建
材、或は屋外で使用する各種部材等に使しても損
傷を受け難い等の効果もある。 以下実施例により更に詳しく説明するが、本発
明はこれに限定されるものでないことはもちろん
である。 なお、下記実施例中に記載の部はすべて重量部
を表わす。 実施例 1 下記配合−1及び配合−2のものをそれぞれ
別々にヘンシエルミキサーで混合し、該混合物を
8吋テストロールで180℃、5分間混練してのち
180℃、10分間プレス成形して2種のシートを得
る。 配合 1(透明配合) ポリ塩化ビニル(重合度:800、ストレートポ
リマー) ……100部 安定剤(ジブチル錫マレート) ……3部 滑剤(Waxop) ……0.3部 配合 2(不透明配合) 塩化ビニル樹脂(塩化ビニル−エチレン共重合
体) ……100部 安耐剤(三塩基性硫酸鉛) ……3部 〃 (二塩基性ステアリン酸鉛) ……1〃 〃 (n・ステアリン酸鉛) ……0.5〃 顔 料(グレー) ……1.0〃 上記2種のシート面に、それぞれエポキシ樹脂
モノマー及びオリゴマーを含む旭電化社製商品
名:ウルトラセツトADX−800 100部に対し、P
−メトキシベンゼンジアゾニウムヘキサフルオロ
ホスフエート(旭電化社製、商品名:PS−33)
を3部混合してなるコーテイング液をバーコータ
ーにより10μ厚みに塗布する。このとき配合−1
のシートには下記表−1に記載の温度に予め加温
したコーテイング液を用いて塗布し、一方配合−
2の場合はシート自体を下記表−1に記載の温度
に設定して塗布した。上記の如く塗布してのち、
1分後に上記各シートの塗布面に東芝社製高圧水
銀ランプH1000Lを使用し、紫外線強度30ワツ
ト/cm、照射時間60秒の条件で紫外線を照射し塗
膜を硬化せしめた。得られた硬化塗膜を形成した
シートとシート自体及びシートにアクリル樹脂塗
膜を形成したもの、飽和ポリエステルフイルムを
積層したものについてれぞれ耐候性試験結果の比
較値を表−1に示す。 なお耐候性試験は、JIS−A1415に準じて行な
いウエザーリング0、500、1000、1500及び2000
時間後のサンプルについて、界面剥離の有無、光
線透過率%(透明配合の配合−1について)並び
に色差△E(不透明配合の配合−2について)に
よる耐候性を比較評価した。
び水素である。) 上記モノマーとしては例えばエチレンオキサイ
ド及びこれらの同族体;グリシジン酸及びグリシ
ジルエステル;グリシジルメタアクリレート、ア
クリレート及びクロトネート;並びにアリルグリ
シジルエーテル等がある。 また、エポキシ樹脂低重合体ポリマーは上記モ
ノマーの低重合物であり、かつ成形品表面を溶解
しうる溶解能を有するものであつて常温で液体の
ものが望ましい。 また、本発明で用いる前記感光性アリールジア
ゾニウム化合物は、次の構造式で表わされる。 (式中MXn+mはヘキサクロロスタンネート
、テトラクロロフエレート、ヘキサフルオロ
アルセネート、ヘキサクロロアンチモネート
、ヘキサフルオロアンチモネート及びビスマ
ス塩化物から選ばれたハロゲンを含有する錯体
アニオンであり;Yはニトロ、ハロゲン、N−モ
ルホリノ、アルキル、アルコキシ、アリール、ア
ミノ、アリールアミノ、アルキルアミノ及びアリ
ールメルカプト基からなる群から選ばれる。ま
た、mは紫外線照射を受けて生成するルイス酸の
ハロゲン原子の数に相等する。即ち、錯体カチオ
ンの電荷に相等する。) 上記アリールジアゾニウム化合物は、紫外線に
露出されると一般式MXnで示されるルイス酸
(即ち、PF5、Fecl3、AsF5、SbF5、SnCl4及び
Bicl3等)を生成し、該ルイス酸がエポキシ樹脂
モノマー及び/又はその低重合体ポリマーの重合
を開始せしめるものである。 上記アリールジアゾニウム化合物としては、例
えばP−メトキシベンゼンジアゾニウムヘキサフ
ルオロホスフエート、O−ニトロベンゼンジアゾ
ニウムヘキサフルオロホスフエート、2,5−ジ
クロロベンゼンジアゾニウムヘキサフルオロホス
フエート、2,5−ジエトキシ−4−(P−トリ
ル)メルカプトベンゼンジアゾニウムヘキサフル
オロホスフエート等のジアゾニウムヘキサフルオ
ロホスフエートやP−N−モルホリノフエニルジ
アゾニウムヘキサフルオロホスフエート、2,5
−ジメトキシ−4−N−モルホリノベンゼンジア
ゾニウムヘキサフルオロホスフエート、P−N−
モルホリノフエニルジアゾニウムヘキサフルオロ
アンチモネート、P−N−モルホリノフエニルジ
アゾニウムヘキサフルオロアンチモネート等のN
−モルホリノ錯体等がある。 本発明で成形品の表面に塗布するに当りエポキ
シ樹脂モノマー及び/又はその低重合体ポリマー
100重量部に対して、上記アリールジアゾニウム
化合物1〜10重量部を予め混合しておき、これを
塗布するか或は別々に重ね塗りして用いるもので
ある。該コーテイング液を調製するに当り、アセ
トン、アセトニトリル、トルエン、キシレン、メ
チルエチルケトン等の不活性溶媒を用いることは
差支えない。 また、上記コーテイング液中に必要に応じ、予
め紫外線吸収剤または静電防止剤等を添加して使
用することも差支えない。 上記コーテイング液を成形品に塗布するに際し
て、塗布面が60〜140℃範囲内の温度であるよう
に調節することが必要であり、上記60℃より低い
温度では塗布したのち長時間放置しない限り成形
品の表面で塗膜が剥離し、また逆に上記140℃よ
り高い温度では成形品の塩化ビニル樹脂が分解を
起しやすい。 本発明方法においては、上記温度範囲である60
〜140℃範囲の温度となるように成形品及び/又
はコーテイング液を加熱しつゝ塗布すればよい。 次に、上記コーテイング液を上記温度のもとに
バーコーター、ロールコーター、スプレー法及び
浸漬法等により1〜30μの塗布厚みに塗布し、次
いで1秒〜3分後に生成塗膜に紫外線を照射す
る。該紫外線の発生源としては水銀、キセノン、
カーボンアークまたはタングステンフイラメント
ランプ等の紫外線ランプが有効に用いられ、照射
条件はランプの種類、紫外線強度(ワツト/cm)
等により異なるが0.5〜60秒範囲内の照射時間が
選ばれる。 前記の如く、先ず60〜140℃温度範囲の条件下
で成形品表面にコーテイング液を塗布すると、エ
ポキシ樹脂モノマー及び/又はその低重合体ポリ
マーが成形品表面の樹脂を溶解して、成形品の表
層部に拡散層が形成されるので塗膜は成形品表面
に一体的強固に接着する。 上記拡散層は、塗布温度並びに塗布後紫外線照
射までの経過時間により成形品表面への拡散度合
が左右されるので成形品の種類、肉厚に応じて前
記の塗布条件範囲から適宜選定すればよい。次い
で形成された塗膜に前記の如く紫外線を照射する
と同時に上記塗膜中の感光性ジアゾニウム化合物
が分解してルイス酸が生成し、これが重合開始触
媒として作用するのでエポキシ樹脂モノマー及
び/又はその低重合体ポリマーの重合が進行し、
塗膜は完全に硬化する。同時にエポキシ樹脂の重
合は成形品の表面に形成される拡散層にまで及ぶ
ので塗膜は成形品と強固に接着したまゝ硬化す
る。 以上の如く、成形品表面に形成された硬化膜は
耐候性の良好なエポキシ樹脂が主体であるので成
形品の耐候性劣化をカバーすると共に、硬化膜が
成形品の表面で一体的に接着して形成されるので
該硬化膜が経年剥離を起すおそれがなくなる等の
すぐれた効果を奏する。また硬化膜の表面硬度が
大きくなるので本発明で得られたものは外装用建
材、或は屋外で使用する各種部材等に使しても損
傷を受け難い等の効果もある。 以下実施例により更に詳しく説明するが、本発
明はこれに限定されるものでないことはもちろん
である。 なお、下記実施例中に記載の部はすべて重量部
を表わす。 実施例 1 下記配合−1及び配合−2のものをそれぞれ
別々にヘンシエルミキサーで混合し、該混合物を
8吋テストロールで180℃、5分間混練してのち
180℃、10分間プレス成形して2種のシートを得
る。 配合 1(透明配合) ポリ塩化ビニル(重合度:800、ストレートポ
リマー) ……100部 安定剤(ジブチル錫マレート) ……3部 滑剤(Waxop) ……0.3部 配合 2(不透明配合) 塩化ビニル樹脂(塩化ビニル−エチレン共重合
体) ……100部 安耐剤(三塩基性硫酸鉛) ……3部 〃 (二塩基性ステアリン酸鉛) ……1〃 〃 (n・ステアリン酸鉛) ……0.5〃 顔 料(グレー) ……1.0〃 上記2種のシート面に、それぞれエポキシ樹脂
モノマー及びオリゴマーを含む旭電化社製商品
名:ウルトラセツトADX−800 100部に対し、P
−メトキシベンゼンジアゾニウムヘキサフルオロ
ホスフエート(旭電化社製、商品名:PS−33)
を3部混合してなるコーテイング液をバーコータ
ーにより10μ厚みに塗布する。このとき配合−1
のシートには下記表−1に記載の温度に予め加温
したコーテイング液を用いて塗布し、一方配合−
2の場合はシート自体を下記表−1に記載の温度
に設定して塗布した。上記の如く塗布してのち、
1分後に上記各シートの塗布面に東芝社製高圧水
銀ランプH1000Lを使用し、紫外線強度30ワツ
ト/cm、照射時間60秒の条件で紫外線を照射し塗
膜を硬化せしめた。得られた硬化塗膜を形成した
シートとシート自体及びシートにアクリル樹脂塗
膜を形成したもの、飽和ポリエステルフイルムを
積層したものについてれぞれ耐候性試験結果の比
較値を表−1に示す。 なお耐候性試験は、JIS−A1415に準じて行な
いウエザーリング0、500、1000、1500及び2000
時間後のサンプルについて、界面剥離の有無、光
線透過率%(透明配合の配合−1について)並び
に色差△E(不透明配合の配合−2について)に
よる耐候性を比較評価した。
【表】
表−1に示す如く本発明のうち配合−1の透明
シートを用い60℃及び100℃の温度で塗布したの
ち紫外線照射して得られたものは耐候性試験2000
時間後においても硬化膜の剥離現象はなく、ま
た、透明度(光線透過率%)もほとんど変つてい
ない。これに対し、常温で塗布した場合は1000時
間後に剥離を起している。 また、一方配合−2の不透明シートを用い80℃
及び140℃の温度で塗布したのち紫外線照射して
得られたものは硬化膜の剥離現象が見られず、ま
た変色(色差△E)は、極めて少ない。これに対
し、常温で塗布した場合は1000時間後に著しい変
色が見られた。 さらに比較試料としてシート自体及び該シート
にアクリル樹脂の塗膜を形成したもの、或いはシ
ートに飽和ポリエステルフイルムを積層被覆した
もの等は何れも本発明により得られたものに比べ
て耐候性が劣ることが明らかである。 実施例 2 実施例1に記載の配合−1のものをヘンシエル
ミキサにより混合し、該混合物をコートハンガー
ダイを取付けたシングルタイプスクリユー押出機
により0.8mm厚みのシートを押出しし、該シート
がポリシングロールを通過して、その表面温度が
140℃のとき実施例1に記載のコーテイング液を
ロールコーターを用いてシート片面に5μ厚みに
塗布した。このように塗布してのち5秒後にシー
トの塗膜面を紫外線強度80ワツト/cmの高圧水銀
ランプにより5秒間照射して塗膜を硬化せしめ、
引続きシート温度120℃のもとで波付けホーマー
に通して透明波板を得た。 得られた波板は、耐候性試験2000時間后におい
ても硬化膜が基材の波板から剥離せず、また透明
性もほとんど損われていなかつた。 実施例 3 実施例1に記載の配合−2のものをヘンシエル
ミキサーで混合し、該混合物を異形ダイを取付け
た同方向2軸押出機により肉厚3mmの断面リツプ
溝形鋼形状のデツキプレートを溶融押出しし、該
成形品形状を維持せしめつつ冷却ホーマーに通
し、成形品の表面温度が80℃のとき、予め60℃に
加温した実施例1同様のコーテイング液を用いて
スプレー法により成形品の上面に10μ厚みに塗布
した。かゝる塗布ののち10秒後に上記異形成形品
上面に形成した塗膜面を紫外線強度80ワツト/cm
の高圧水銀ランプにより3秒間照射して塗膜を硬
化せしめてデツキプレートを得た。 得られたデツキプレートは耐候性試験2000hrs
后においても硬化膜の剥離現象は全く見られず、
しかも、ほとんど変色していなかつた。 実施例 4 実施例1に記載の配合−1のものをヘンシエル
ミキサーで混合し、該混合物をTダイを取付けた
異方向2軸押出機により肉厚5mmのプレートを押
出しつゝ、該プレートをポリシングロール通過后
に放冷して、プレート表面温度が100℃のとき、
エポキシ樹脂モノマー(旭電化社製商品名:ウル
トラセツトM−28 100部に対して実施例1で用い
たP−メトキシベンゼンジアゾニウムヘキサフル
オロホスフエート5部混合してなるコーテイング
液(80℃に加温)中にプレートを浸漬して、プレ
ート両面に20μ厚みの塗膜を形成した。上記の如
く浸漬してのち10秒後にプレート両面の塗膜面を
紫外線強度80ワツト/cmの高圧水銀ランプにより
50秒間照射して塗膜を硬化せしめた。得られた透
明プレートは耐候性試験2000時間後においても硬
化膜の剥離は全く見られず、また透明性も損われ
ていなかつた。
シートを用い60℃及び100℃の温度で塗布したの
ち紫外線照射して得られたものは耐候性試験2000
時間後においても硬化膜の剥離現象はなく、ま
た、透明度(光線透過率%)もほとんど変つてい
ない。これに対し、常温で塗布した場合は1000時
間後に剥離を起している。 また、一方配合−2の不透明シートを用い80℃
及び140℃の温度で塗布したのち紫外線照射して
得られたものは硬化膜の剥離現象が見られず、ま
た変色(色差△E)は、極めて少ない。これに対
し、常温で塗布した場合は1000時間後に著しい変
色が見られた。 さらに比較試料としてシート自体及び該シート
にアクリル樹脂の塗膜を形成したもの、或いはシ
ートに飽和ポリエステルフイルムを積層被覆した
もの等は何れも本発明により得られたものに比べ
て耐候性が劣ることが明らかである。 実施例 2 実施例1に記載の配合−1のものをヘンシエル
ミキサにより混合し、該混合物をコートハンガー
ダイを取付けたシングルタイプスクリユー押出機
により0.8mm厚みのシートを押出しし、該シート
がポリシングロールを通過して、その表面温度が
140℃のとき実施例1に記載のコーテイング液を
ロールコーターを用いてシート片面に5μ厚みに
塗布した。このように塗布してのち5秒後にシー
トの塗膜面を紫外線強度80ワツト/cmの高圧水銀
ランプにより5秒間照射して塗膜を硬化せしめ、
引続きシート温度120℃のもとで波付けホーマー
に通して透明波板を得た。 得られた波板は、耐候性試験2000時間后におい
ても硬化膜が基材の波板から剥離せず、また透明
性もほとんど損われていなかつた。 実施例 3 実施例1に記載の配合−2のものをヘンシエル
ミキサーで混合し、該混合物を異形ダイを取付け
た同方向2軸押出機により肉厚3mmの断面リツプ
溝形鋼形状のデツキプレートを溶融押出しし、該
成形品形状を維持せしめつつ冷却ホーマーに通
し、成形品の表面温度が80℃のとき、予め60℃に
加温した実施例1同様のコーテイング液を用いて
スプレー法により成形品の上面に10μ厚みに塗布
した。かゝる塗布ののち10秒後に上記異形成形品
上面に形成した塗膜面を紫外線強度80ワツト/cm
の高圧水銀ランプにより3秒間照射して塗膜を硬
化せしめてデツキプレートを得た。 得られたデツキプレートは耐候性試験2000hrs
后においても硬化膜の剥離現象は全く見られず、
しかも、ほとんど変色していなかつた。 実施例 4 実施例1に記載の配合−1のものをヘンシエル
ミキサーで混合し、該混合物をTダイを取付けた
異方向2軸押出機により肉厚5mmのプレートを押
出しつゝ、該プレートをポリシングロール通過后
に放冷して、プレート表面温度が100℃のとき、
エポキシ樹脂モノマー(旭電化社製商品名:ウル
トラセツトM−28 100部に対して実施例1で用い
たP−メトキシベンゼンジアゾニウムヘキサフル
オロホスフエート5部混合してなるコーテイング
液(80℃に加温)中にプレートを浸漬して、プレ
ート両面に20μ厚みの塗膜を形成した。上記の如
く浸漬してのち10秒後にプレート両面の塗膜面を
紫外線強度80ワツト/cmの高圧水銀ランプにより
50秒間照射して塗膜を硬化せしめた。得られた透
明プレートは耐候性試験2000時間後においても硬
化膜の剥離は全く見られず、また透明性も損われ
ていなかつた。
Claims (1)
- 1 塩化ビニル樹脂成形品の表面に、エポキシ樹
脂モノマー及び/又はその低重合体ポリマーと感
光性アリールジアゾニウム化合物とを、塗布面が
60〜140℃の範囲となるように加熱しながら塗布
し、次いで該塗膜面に紫外線を照射して塗膜を硬
化せしめることを特徴とする耐候性改良塩化ビニ
ル樹脂成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15900578A JPS5584331A (en) | 1978-12-22 | 1978-12-22 | Preparation of weather resistant improved vinyl chloride resin molded article |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15900578A JPS5584331A (en) | 1978-12-22 | 1978-12-22 | Preparation of weather resistant improved vinyl chloride resin molded article |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5584331A JPS5584331A (en) | 1980-06-25 |
| JPS6142732B2 true JPS6142732B2 (ja) | 1986-09-24 |
Family
ID=15684149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15900578A Granted JPS5584331A (en) | 1978-12-22 | 1978-12-22 | Preparation of weather resistant improved vinyl chloride resin molded article |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5584331A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0252218U (ja) * | 1988-10-11 | 1990-04-16 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5589330A (en) * | 1978-12-27 | 1980-07-05 | Diafoil Co Ltd | Production of polyester |
| JPS57163568A (en) * | 1981-04-01 | 1982-10-07 | Asahi Denka Kogyo Kk | Agricultural film |
| EP0119725B1 (en) * | 1983-02-14 | 1988-04-20 | RAYCHEM CORPORATION (a Delaware corporation) | Laminates with improved adhesion |
| JPH0774282B2 (ja) * | 1992-01-29 | 1995-08-09 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | アクリルコ―トしたポリカ―ボネ―ト物品の製造方法 |
| US8071176B2 (en) * | 2004-09-24 | 2011-12-06 | Arkema Inc. | Process for forming a weatherable polyvinyl chloride or polyolefin article |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4871427A (ja) * | 1971-12-28 | 1973-09-27 |
-
1978
- 1978-12-22 JP JP15900578A patent/JPS5584331A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0252218U (ja) * | 1988-10-11 | 1990-04-16 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5584331A (en) | 1980-06-25 |
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