JPS6144964B2 - - Google Patents
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- JPS6144964B2 JPS6144964B2 JP8249677A JP8249677A JPS6144964B2 JP S6144964 B2 JPS6144964 B2 JP S6144964B2 JP 8249677 A JP8249677 A JP 8249677A JP 8249677 A JP8249677 A JP 8249677A JP S6144964 B2 JPS6144964 B2 JP S6144964B2
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Description
本発明は、ポリカプラミドを主体とするポリア
ミドを高速紡糸して単糸デニール1.5以下のマル
チフイラメントヤーンを製造する方法に関する。 ポリカプラミド,ポリヘキサメチルアシパミド
等の脂肪族ポリアミドを紡糸引取速度2000m/分
以上で高速紡糸して単糸デニール1.5以下の極細
フイラメントからなるポリアミドマルチフイラメ
ントヤーンを製造することは従来公知である。例
えば、特公昭48−17605号公報には、ポリカプラ
ミドを紡糸孔径0.15mmφの紡糸口金から溶融吐出
し3500m/分で引取つた後5%の伸長を与えて巻
取ることにより、70デニール/68フイラメントの
マルチフイラメントヤーンを製造する例が示され
ている。 しかしながら、このように高速紡糸によつて極
細フイラメントからなるマルチフイラメントヤー
ンを製造する場合は、一般に紡糸の安定性が悪く
てドリツプや断糸が生じ易く、更に、得られるマ
ルチフイラメントヤーンの糸斑が著るしいという
問題がある。 本発明者らは、ポリカプラミドマルチフイラメ
ントヤーンについて前記の問題を解決すべく研究
を重ねた結果、紡糸口金からのポリマー吐出線速
度をある値以上に選定すると共に紡糸口金下の一
定区間における雰囲気温度を通常の溶融紡糸の場
合よりも高温の特定温度範囲内に調整することに
よつて、前記の問題を解決し得ることを見出し
た。 本発明は、かかる知見に基づくもので、ポリカ
プラミドを主体とするポリアミドを紡糸引取速度
2000m/分以上で高速紡糸して単糸デニールが
1.5以下のマルチフイラメントヤーンを製造する
方法において、 a 紡糸口金からのポリマー吐出線速度S(m/
分)を構成フイラメント数N及び引取時の単糸
デニールDeに応じて、下記〔〕式 S≧1/15・N/De+16/3……〔〕 を満足する範囲に選定するとともに、 b 紡糸口金下の雰囲気温度T(℃)を紡糸口金
面からの距離X(cm)に応じて、下記式〔〕
〔〕式 0.5≦X≦3の区間 −X+233≧T≧−2X+224 ……〔〕 3<X≦6の区間 −5/3X+235≧T≧−9X+245 ……〔〕 を満足する範囲に調整する、 ことにより、紡糸性及び糸斑の問題を解消したも
のである。 本発明でいう「ポリカプラミドを主体とするポ
リアミド」とは、ポリカプラミド(ナイロン6)
単独重合体を主たる対象とするが、その性質を本
質的に変化させない範囲で少量のヘキサメチレン
アジパミド,ヘキサメチレンテレフタラミド等の
他のアミド形成成分を共重合したコポリアミドや
少量の他種重合体を混合したブレンド体であつて
も差支えない。また、これらのポリアミドには艶
消剤,着色剤,安定剤,改質剤,充填剤等を含有
しても差支えない。ポリアミドの重合度は、ポリ
カプラミド単独重合体の場合、メタクレゾール中
35℃での極限粘度〔η〕にして0.7〜1.2程度のも
のが好ましい。 本発明は、かゝるポリアミドを溶融後紡糸口金
から吐出し、冷却固化したフイラメント束を引取
ローラにて2000m/分以上(好ましくは2500〜
4500m/分)の速度で単糸デニールDeが1.5以下
(好ましくは0.25〜1.0)のマルチフイラメントヤ
ーンとして引取る場合に適用される。紡糸引取速
度が2000m/分未満では極細フイラメントの紡糸
性が不良で、工業的な実施は不可能である。 該マルチフイラメントヤーンの全デニールはそ
の用塗によつても異なるが、一般に織編物用の場
合30〜70deであり、従つて該マルチフイラメン
トヤーンの構成フイラメント数Nは30〜150(特
に40〜100)が適当である。 このように単糸デニールDeが小さいこと及び
構成フイラメント数Nが多いことは、何れも紡糸
性及び糸斑を悪化させる要因となり、通常のポリ
アミドの溶融紡糸条件をそのまゝ採用したのでは
紡糸性が劣るのみならず、製品の品質も劣つたも
のとなる。 本発明では、紡糸口金からのポリマー吐出線速
度S(m/分)及び紡糸口金下の雰囲気温度T
(℃)を前記〔〕〔〕〔〕式で規定される特
定範囲に調整することによつてこの問題を解決し
たものである。 即ち、ポリマー吐出線速度S(m/分)を、 S≧1/15・N/De+16/3……〔〕 (但し、Nはマルチフイラメントヤーンの構成
フイラメント数、Deは引取時の単糸デニール) となし、更に、紡糸口金下の雰囲気温度T(℃)
を、紡糸口金面からの距離X(cm)が0.5〜3cm
の区間では、 −X+233≧T≧−2X+224 ……〔〕 となし、且つ前記距離X(cm)が3〜6cmの区間
では、 −5/3X+235≧T≧−9X+245 ……〔〕 とする。 本発明で言う「ポリマー吐出線速度S(m/
分)」とは、紡糸口金から吐出されるポリマーの
体積速度で表わされる吐出量Q(m3/分)を紡糸
孔断面積の総和Σ(m2)で除した値であり、Σは
円形紡糸孔の場合、紡糸孔径d(m)及び紡糸孔
数Hより、Σ=π/2d2×Hで表わされる。 また、「紡糸口金下の雰囲気温度T(℃)」と
は、紡糸口金から吐出され下方へ走行しつつある
フイラメント束の中央部に熱電対を挿入して測定
される雰囲気温度である。 前記〔〕式を満足する吐出線速度Sの範囲
は、例えば引取時のデニールが40デニール/40フ
イラメントの場合8m/分以上、40デニール/80
フイラメントの場合16m/分以上となるが、この
ような吐出線速度Sはポリアミドの溶融紡糸にお
いて一般に採用されている範囲に比べて高目であ
る。吐出線速度Sを前記〔〕式を満足する範囲
にするには、マルチフイラメントヤーンの銘柄に
応じて、紡糸引取速度及び紡糸口金の孔径等を適
宜選定すれば良い。但し、吐出線速度Sが過大に
なると紡糸性が低下する傾向にあるため、 35≧S≧1/15・N/De+16/3……〔′〕 の範囲内に選定するのが好ましい。 一方、前記〔〕〔〕式を満足する雰囲気温
度T(℃)の範囲は、ポリカプラミドの溶融紡糸
において通常に採用されている範囲に比べて高温
である。このため、本発明を実施するには、紡糸
口金下の保温を強化したり、紡糸口金下にヒート
スリーブ等を設けて雰囲気を加熱するか、あるい
は紡糸口金下にスチーム、窒素等の不活性ガスを
供給する場合はその温度や流量を調整して、雰囲
気温度を前記〔〕〔〕式を満足する範囲に調
整する必要がある。 本発明に従つて、吐出線速度S及び紡糸口金下
の雰囲気温度Tを前記の如く調整することによつ
て、紡糸性が向上し、しかも得られるマルチフイ
ラメントヤーンの糸斑が大幅に改善される。 第1〜3図は、それぞれ高速紡糸により40デニ
ール/40フイラメント、40デニール/56フイラメ
ント、40デニール/80フイラメントのポリカプラ
ミドマルチフイラメントヤーンを製造する場合に
ついて、吐出線速度S及び紡糸口金下の雰囲気温
度とマルチフイラメントヤーンの糸斑U%との関
係を示すグラフである。図中の線Aは本発明で特
定した雰囲気温度に調整した場合を示し、線Bは
通常の雰囲気温度の範囲を示すもので、斜線部分
Aが本発明で特定した雰囲気温度の範囲であり、
梨地部分Bはポリカプラミドの溶融紡糸において
通常に採用されている雰囲気温度の範囲である。 図より明らかな如く、雰囲気温度によつて糸斑
のレベルに差があり、本発明で特定した雰囲気温
度で紡糸したものAは通常の雰囲気温度で紡糸し
たものBに比べ糸斑が格段に少く均一性にすぐれ
ており、また、雰囲気温度が同じ場合では、吐出
線速度Sの増大につれて糸斑が減少し、ある一定
速度を超えると糸斑がほゞ一定となる。ところ
で、ポリアミドマルチフイラメントヤーンにおけ
る各銘柄での糸斑(U%)と織編物の品位に直接
影響する染斑の関係については、単糸デニールが
大きいものほど染斑に対する糸斑の影響が顕著で
あり、実用上問題のない糸斑(U%)の範囲は40
デニール/40フイラメントの場合1.25%以下、40
デニール/56フイラメントの場合1.6%以下、40
デニール/80フイラメントの場合1.8%以下であ
る。従つて、充分な実用性を有する極細フイラメ
ントからなるポリアミドマルチフイラメントヤー
ンは、第1図〜3図より明らかな如く吐出線速度
又は雰囲気温度の何れか一方を調整するだけでは
製造困難で、両者をともに本発明で特定した範囲
内に調整することによつて初めて製造し得るので
ある。即ち、単糸デニールの小さいポリアミドマ
ルチフイラメントヤーンを高速紡糸する場合は、
紡糸口金から溶融吐出される直前直後のポリマー
の流動状態、固化に至るまでの細化過程が不均一
化し易いため糸斑が増大するものと考えられる
が、紡糸口金からのポリマー吐出線速度及び紡糸
口金下方0.5〜6cmの区間の雰囲気温度を前述の
如く調整することに限つて、ポリマーの流動状態
及び細化過程が均一化され、紡糸性及び糸斑が大
幅に改善されるものと考えられる。 なお、紡糸口金面からの距離Xが6cmを超える
区間では、雰囲気温度を任意に選定することが出
来、例えば横吹紡糸筒等を設けて吐出フイラメン
ト束を積極的に冷却するようにしてもよい。 冷却固化したフイラメント束はオイリングロー
ラ等により油剤を付与した後、1対のゴデツトロ
ーラ又は他の引取ローラにより所定の紡糸引取速
度で引取られ、そのままワインダーにて巻取られ
るか、あるいはインターレースを施したり、更に
1.05〜1.50倍の延伸を付与した後、ワインダーに
て巻取られ、ポリアミドマルチフイラメントヤー
ンのパツケージに形成される。 以上の如き本発明によれば、良好な紡糸性にて
糸斑の極めて少ない極細フイラメントからなるポ
リアミドマルチフイラメントヤーンを製造するこ
とができ、該ポリアミドマルチフイラメントヤー
ンは織編物にすると品位のすぐれた製品となる。
なお、該マルチフイラメントヤーンはそのまま織
編物としても良いが、仮撚加工を施したり、他の
ヤーンを混繊したりして使用することも出来る。 次に本発明の実施例を詳述する。例中に示す糸
斑の数値はイブネステスターにより測定したU%
である。 実施例 〔η〕1.0のポリカプラミドを265℃の紡糸温度
下に、通常の溶融紡糸装置を用いて第1〜3表に
示す条件で溶融紡糸した。この際、紡糸筒ヘツド
部のヒータ温度、紡糸口金下に供給するシール用
スチームの温度及び流量、モノマー排気吸引量等
を調整して、紡糸口金面より0.5cm下方乃至6cm
下方の区間を第4図の斜線部分A又は梨地部分B
に示す範囲内に調整した。 それぞれの場合における紡糸性は〇…良好、△
…やや不良、×…不良で判定し、また糸斑はU%
で評価し、第1〜3表に示す。なお、各表中のS
は吐出線速度、雰囲気条件(A又はB)は第4図
の斜線部分A又は梨地部分Bであらわされる条件
である。
ミドを高速紡糸して単糸デニール1.5以下のマル
チフイラメントヤーンを製造する方法に関する。 ポリカプラミド,ポリヘキサメチルアシパミド
等の脂肪族ポリアミドを紡糸引取速度2000m/分
以上で高速紡糸して単糸デニール1.5以下の極細
フイラメントからなるポリアミドマルチフイラメ
ントヤーンを製造することは従来公知である。例
えば、特公昭48−17605号公報には、ポリカプラ
ミドを紡糸孔径0.15mmφの紡糸口金から溶融吐出
し3500m/分で引取つた後5%の伸長を与えて巻
取ることにより、70デニール/68フイラメントの
マルチフイラメントヤーンを製造する例が示され
ている。 しかしながら、このように高速紡糸によつて極
細フイラメントからなるマルチフイラメントヤー
ンを製造する場合は、一般に紡糸の安定性が悪く
てドリツプや断糸が生じ易く、更に、得られるマ
ルチフイラメントヤーンの糸斑が著るしいという
問題がある。 本発明者らは、ポリカプラミドマルチフイラメ
ントヤーンについて前記の問題を解決すべく研究
を重ねた結果、紡糸口金からのポリマー吐出線速
度をある値以上に選定すると共に紡糸口金下の一
定区間における雰囲気温度を通常の溶融紡糸の場
合よりも高温の特定温度範囲内に調整することに
よつて、前記の問題を解決し得ることを見出し
た。 本発明は、かかる知見に基づくもので、ポリカ
プラミドを主体とするポリアミドを紡糸引取速度
2000m/分以上で高速紡糸して単糸デニールが
1.5以下のマルチフイラメントヤーンを製造する
方法において、 a 紡糸口金からのポリマー吐出線速度S(m/
分)を構成フイラメント数N及び引取時の単糸
デニールDeに応じて、下記〔〕式 S≧1/15・N/De+16/3……〔〕 を満足する範囲に選定するとともに、 b 紡糸口金下の雰囲気温度T(℃)を紡糸口金
面からの距離X(cm)に応じて、下記式〔〕
〔〕式 0.5≦X≦3の区間 −X+233≧T≧−2X+224 ……〔〕 3<X≦6の区間 −5/3X+235≧T≧−9X+245 ……〔〕 を満足する範囲に調整する、 ことにより、紡糸性及び糸斑の問題を解消したも
のである。 本発明でいう「ポリカプラミドを主体とするポ
リアミド」とは、ポリカプラミド(ナイロン6)
単独重合体を主たる対象とするが、その性質を本
質的に変化させない範囲で少量のヘキサメチレン
アジパミド,ヘキサメチレンテレフタラミド等の
他のアミド形成成分を共重合したコポリアミドや
少量の他種重合体を混合したブレンド体であつて
も差支えない。また、これらのポリアミドには艶
消剤,着色剤,安定剤,改質剤,充填剤等を含有
しても差支えない。ポリアミドの重合度は、ポリ
カプラミド単独重合体の場合、メタクレゾール中
35℃での極限粘度〔η〕にして0.7〜1.2程度のも
のが好ましい。 本発明は、かゝるポリアミドを溶融後紡糸口金
から吐出し、冷却固化したフイラメント束を引取
ローラにて2000m/分以上(好ましくは2500〜
4500m/分)の速度で単糸デニールDeが1.5以下
(好ましくは0.25〜1.0)のマルチフイラメントヤ
ーンとして引取る場合に適用される。紡糸引取速
度が2000m/分未満では極細フイラメントの紡糸
性が不良で、工業的な実施は不可能である。 該マルチフイラメントヤーンの全デニールはそ
の用塗によつても異なるが、一般に織編物用の場
合30〜70deであり、従つて該マルチフイラメン
トヤーンの構成フイラメント数Nは30〜150(特
に40〜100)が適当である。 このように単糸デニールDeが小さいこと及び
構成フイラメント数Nが多いことは、何れも紡糸
性及び糸斑を悪化させる要因となり、通常のポリ
アミドの溶融紡糸条件をそのまゝ採用したのでは
紡糸性が劣るのみならず、製品の品質も劣つたも
のとなる。 本発明では、紡糸口金からのポリマー吐出線速
度S(m/分)及び紡糸口金下の雰囲気温度T
(℃)を前記〔〕〔〕〔〕式で規定される特
定範囲に調整することによつてこの問題を解決し
たものである。 即ち、ポリマー吐出線速度S(m/分)を、 S≧1/15・N/De+16/3……〔〕 (但し、Nはマルチフイラメントヤーンの構成
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を、紡糸口金面からの距離X(cm)が0.5〜3cm
の区間では、 −X+233≧T≧−2X+224 ……〔〕 となし、且つ前記距離X(cm)が3〜6cmの区間
では、 −5/3X+235≧T≧−9X+245 ……〔〕 とする。 本発明で言う「ポリマー吐出線速度S(m/
分)」とは、紡糸口金から吐出されるポリマーの
体積速度で表わされる吐出量Q(m3/分)を紡糸
孔断面積の総和Σ(m2)で除した値であり、Σは
円形紡糸孔の場合、紡糸孔径d(m)及び紡糸孔
数Hより、Σ=π/2d2×Hで表わされる。 また、「紡糸口金下の雰囲気温度T(℃)」と
は、紡糸口金から吐出され下方へ走行しつつある
フイラメント束の中央部に熱電対を挿入して測定
される雰囲気温度である。 前記〔〕式を満足する吐出線速度Sの範囲
は、例えば引取時のデニールが40デニール/40フ
イラメントの場合8m/分以上、40デニール/80
フイラメントの場合16m/分以上となるが、この
ような吐出線速度Sはポリアミドの溶融紡糸にお
いて一般に採用されている範囲に比べて高目であ
る。吐出線速度Sを前記〔〕式を満足する範囲
にするには、マルチフイラメントヤーンの銘柄に
応じて、紡糸引取速度及び紡糸口金の孔径等を適
宜選定すれば良い。但し、吐出線速度Sが過大に
なると紡糸性が低下する傾向にあるため、 35≧S≧1/15・N/De+16/3……〔′〕 の範囲内に選定するのが好ましい。 一方、前記〔〕〔〕式を満足する雰囲気温
度T(℃)の範囲は、ポリカプラミドの溶融紡糸
において通常に採用されている範囲に比べて高温
である。このため、本発明を実施するには、紡糸
口金下の保温を強化したり、紡糸口金下にヒート
スリーブ等を設けて雰囲気を加熱するか、あるい
は紡糸口金下にスチーム、窒素等の不活性ガスを
供給する場合はその温度や流量を調整して、雰囲
気温度を前記〔〕〔〕式を満足する範囲に調
整する必要がある。 本発明に従つて、吐出線速度S及び紡糸口金下
の雰囲気温度Tを前記の如く調整することによつ
て、紡糸性が向上し、しかも得られるマルチフイ
ラメントヤーンの糸斑が大幅に改善される。 第1〜3図は、それぞれ高速紡糸により40デニ
ール/40フイラメント、40デニール/56フイラメ
ント、40デニール/80フイラメントのポリカプラ
ミドマルチフイラメントヤーンを製造する場合に
ついて、吐出線速度S及び紡糸口金下の雰囲気温
度とマルチフイラメントヤーンの糸斑U%との関
係を示すグラフである。図中の線Aは本発明で特
定した雰囲気温度に調整した場合を示し、線Bは
通常の雰囲気温度の範囲を示すもので、斜線部分
Aが本発明で特定した雰囲気温度の範囲であり、
梨地部分Bはポリカプラミドの溶融紡糸において
通常に採用されている雰囲気温度の範囲である。 図より明らかな如く、雰囲気温度によつて糸斑
のレベルに差があり、本発明で特定した雰囲気温
度で紡糸したものAは通常の雰囲気温度で紡糸し
たものBに比べ糸斑が格段に少く均一性にすぐれ
ており、また、雰囲気温度が同じ場合では、吐出
線速度Sの増大につれて糸斑が減少し、ある一定
速度を超えると糸斑がほゞ一定となる。ところ
で、ポリアミドマルチフイラメントヤーンにおけ
る各銘柄での糸斑(U%)と織編物の品位に直接
影響する染斑の関係については、単糸デニールが
大きいものほど染斑に対する糸斑の影響が顕著で
あり、実用上問題のない糸斑(U%)の範囲は40
デニール/40フイラメントの場合1.25%以下、40
デニール/56フイラメントの場合1.6%以下、40
デニール/80フイラメントの場合1.8%以下であ
る。従つて、充分な実用性を有する極細フイラメ
ントからなるポリアミドマルチフイラメントヤー
ンは、第1図〜3図より明らかな如く吐出線速度
又は雰囲気温度の何れか一方を調整するだけでは
製造困難で、両者をともに本発明で特定した範囲
内に調整することによつて初めて製造し得るので
ある。即ち、単糸デニールの小さいポリアミドマ
ルチフイラメントヤーンを高速紡糸する場合は、
紡糸口金から溶融吐出される直前直後のポリマー
の流動状態、固化に至るまでの細化過程が不均一
化し易いため糸斑が増大するものと考えられる
が、紡糸口金からのポリマー吐出線速度及び紡糸
口金下方0.5〜6cmの区間の雰囲気温度を前述の
如く調整することに限つて、ポリマーの流動状態
及び細化過程が均一化され、紡糸性及び糸斑が大
幅に改善されるものと考えられる。 なお、紡糸口金面からの距離Xが6cmを超える
区間では、雰囲気温度を任意に選定することが出
来、例えば横吹紡糸筒等を設けて吐出フイラメン
ト束を積極的に冷却するようにしてもよい。 冷却固化したフイラメント束はオイリングロー
ラ等により油剤を付与した後、1対のゴデツトロ
ーラ又は他の引取ローラにより所定の紡糸引取速
度で引取られ、そのままワインダーにて巻取られ
るか、あるいはインターレースを施したり、更に
1.05〜1.50倍の延伸を付与した後、ワインダーに
て巻取られ、ポリアミドマルチフイラメントヤー
ンのパツケージに形成される。 以上の如き本発明によれば、良好な紡糸性にて
糸斑の極めて少ない極細フイラメントからなるポ
リアミドマルチフイラメントヤーンを製造するこ
とができ、該ポリアミドマルチフイラメントヤー
ンは織編物にすると品位のすぐれた製品となる。
なお、該マルチフイラメントヤーンはそのまま織
編物としても良いが、仮撚加工を施したり、他の
ヤーンを混繊したりして使用することも出来る。 次に本発明の実施例を詳述する。例中に示す糸
斑の数値はイブネステスターにより測定したU%
である。 実施例 〔η〕1.0のポリカプラミドを265℃の紡糸温度
下に、通常の溶融紡糸装置を用いて第1〜3表に
示す条件で溶融紡糸した。この際、紡糸筒ヘツド
部のヒータ温度、紡糸口金下に供給するシール用
スチームの温度及び流量、モノマー排気吸引量等
を調整して、紡糸口金面より0.5cm下方乃至6cm
下方の区間を第4図の斜線部分A又は梨地部分B
に示す範囲内に調整した。 それぞれの場合における紡糸性は〇…良好、△
…やや不良、×…不良で判定し、また糸斑はU%
で評価し、第1〜3表に示す。なお、各表中のS
は吐出線速度、雰囲気条件(A又はB)は第4図
の斜線部分A又は梨地部分Bであらわされる条件
である。
【表】
【表】
【表】
【表】
第1〜3図は、それぞれ紡糸口金からのポリマ
ー吐出線速度S(m/分)及び紡糸口金下の雰囲
気温度(A,Bの2水準)とポリアミドマルチフ
イラメントヤーンの糸斑(U%)との関係を示す
グラフであり、第4図は本発明で採用する雰囲気
温度の範囲Aとポリカプラミドの溶融紡糸におい
て従来採用されている雰囲気温度の範囲Bを示す
グラフである。
ー吐出線速度S(m/分)及び紡糸口金下の雰囲
気温度(A,Bの2水準)とポリアミドマルチフ
イラメントヤーンの糸斑(U%)との関係を示す
グラフであり、第4図は本発明で採用する雰囲気
温度の範囲Aとポリカプラミドの溶融紡糸におい
て従来採用されている雰囲気温度の範囲Bを示す
グラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリカプラミドを主体とするポリアミドを
2000m/分以上の紡糸引取速度にて高速紡糸し単
糸デニールが1.5以下のマルチフイラメントヤー
ンを製造するに際し、 a 紡糸口金からのポリマー吐出線速度S(m/
分)を構成フイラメント数N及び引取時の単糸
デニールDeに応じて、下記〔〕式を満足す
る範囲に選定すると共に、 S≧1/15・N/De+16/3 b 紡糸口金下の雰囲気温度T(℃)を紡糸口金
面からの距離X(cm)に応じて、〔〕〔〕式
を満足する範囲に調整する、 0.5≦X≦3の区間 −X+233≧T≧−2X+224 ……〔〕 3<X≦6の区間 −5/3X+235≧T≧−9X+245 ……〔〕 ことを特徴とするポリアミドマルチフイラメント
ヤーンの製造法。 2 構成フイラメント数Nが30〜150である特許
請求の範囲第1項記載の製造法。 3 引取時の単糸デニールDeが、0.25〜1.0であ
る特許請求の範囲第1項記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8249677A JPS5418921A (en) | 1977-07-12 | 1977-07-12 | Production of polyamide multifilament yarn |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8249677A JPS5418921A (en) | 1977-07-12 | 1977-07-12 | Production of polyamide multifilament yarn |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5418921A JPS5418921A (en) | 1979-02-13 |
| JPS6144964B2 true JPS6144964B2 (ja) | 1986-10-06 |
Family
ID=13776090
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8249677A Granted JPS5418921A (en) | 1977-07-12 | 1977-07-12 | Production of polyamide multifilament yarn |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5418921A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5567007A (en) * | 1978-11-10 | 1980-05-20 | Unitika Ltd | Production of ultra-fine polyamide fiber |
| JPS6022085B2 (ja) * | 1982-07-01 | 1985-05-31 | 東レ株式会社 | ナイロン−6繊維の溶融紡糸方法 |
-
1977
- 1977-07-12 JP JP8249677A patent/JPS5418921A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5418921A (en) | 1979-02-13 |
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