JPS6147329B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6147329B2 JPS6147329B2 JP53068856A JP6885678A JPS6147329B2 JP S6147329 B2 JPS6147329 B2 JP S6147329B2 JP 53068856 A JP53068856 A JP 53068856A JP 6885678 A JP6885678 A JP 6885678A JP S6147329 B2 JPS6147329 B2 JP S6147329B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- clutch
- rear clutch
- way valve
- automatic transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
本発明は、変速動作用クラツチ内の作動油を除
去するための装置を備えた自動変速機に関するも
のである。 本発明による装置の説明を始める前に、従来の
装置とその欠点とについて説明する。 自動車用自動変速機は、エンジンの出力を、一
般にトルクコンバータ及び遊星歯車列によつて所
望の変速比に変換して、推進軸に伝達するための
装置であるが、遊星歯車列の係合状態を適当に選
択するために、クラツチ、ブレーキ、一方向クラ
ツチ等を適切に組合わせて作動させる。第1図は
公知の前進3速、後進1速の自動変速機の構成を
骨組図によつて上側半分のみを概略的に示すもの
である。二つのクラツチ(フロントクラツチ1、
リヤクラツチ2)、二つの遊星歯車3,4、バン
ドブレーキ5、ブレーキ6及び一方向クラツチ7
から成つており、これらの作用によつて入力軸8
から出力軸9へ動力を伝達するものである。下表
に示すように各要素を作用させることによつて所
定の前進3速、後進1速の変速比が得られるが、
これらの構成及び作用の詳細については、公知で
あり本発明の目的とは直接の関係を有しないので
説明を省略する。
去するための装置を備えた自動変速機に関するも
のである。 本発明による装置の説明を始める前に、従来の
装置とその欠点とについて説明する。 自動車用自動変速機は、エンジンの出力を、一
般にトルクコンバータ及び遊星歯車列によつて所
望の変速比に変換して、推進軸に伝達するための
装置であるが、遊星歯車列の係合状態を適当に選
択するために、クラツチ、ブレーキ、一方向クラ
ツチ等を適切に組合わせて作動させる。第1図は
公知の前進3速、後進1速の自動変速機の構成を
骨組図によつて上側半分のみを概略的に示すもの
である。二つのクラツチ(フロントクラツチ1、
リヤクラツチ2)、二つの遊星歯車3,4、バン
ドブレーキ5、ブレーキ6及び一方向クラツチ7
から成つており、これらの作用によつて入力軸8
から出力軸9へ動力を伝達するものである。下表
に示すように各要素を作用させることによつて所
定の前進3速、後進1速の変速比が得られるが、
これらの構成及び作用の詳細については、公知で
あり本発明の目的とは直接の関係を有しないので
説明を省略する。
【表】
上表(〇印が作動していることを示す)に示す
ように、中立位置においては、すべてのクラツ
チ、ブレーキ要素に油圧は作用せず解放状態とな
つて、入力軸8から出力軸9へ回転力は伝達され
ない。この場合に、エンジンからの回転力を受け
る入力軸8は常に回転しており、これに結合され
たリヤクラツチ2のドラム10も回転している。
この回転によつて後述のような不具合を生ずるの
であるが、これについては第2及び3図に基づい
て説明する。 第2図は、第1図に概略的に示す自動変速機の
主としてフロントクラツチ1及びリヤクラツチ2
の部分を示す断面図である。オイルポンプカバー
11及びオイルポンプハウジング12を有するオ
イルポンプ13がケース14にボルト15によつ
て固着されている。オイルポンプカバー11の内
径部において回転可能に支持された入力軸8は、
左端部において図示していないトルクコンバータ
に連結され、右端部においてリアクラツチ2のド
ラム10にスプラインによつて結合され、これと
一緒に回転できるようにしてある。リアクラツチ
ドラム10のシリンダ部にはもどしばね17によ
つて底部に押し付けられたピストン18が配置さ
れ、その右側にこのピストン18が油圧によつて
作動されたとき締結するように複数のドリブンプ
レート19及び複数のドライブプレート20が配
置されている。ドリブンプレート19はその外周
部においてリアクラツチドラム10の内径部にお
いて軸方向にしゆう動可能にスプライン結合され
ており、一方、ドライブプレート20はその内径
部に設けられたスプラインによつて部材21と軸
方向にしゆう動可能に係合している。オイルポン
プ13とリアクラツチ2との間には、ドラム2
2、ピストン18′、もどしばね17′、ドリブン
プレート19′及びドライブプレート20′を有す
る、リアクラツチ2とほぼ同様のフロントクラツ
チ1がオイルポンプカバー11上を回転可能に設
けられている。フロントクラツチ1のドライブプ
レート20′はその内径部のスプラインによつて
リアクラツチドラム10と軸方向にしゆう動可能
に係合し、また、フロントクラツチドラム22は
その先端部においてスプラインによつて部材23
と結合され、更に、フロントクラツチドラム22
の外周にわずかなすきまを与えてバンドブレーキ
5が設けられている。 上記のリアクラツチ2、フロントクラツチ1の
作動は、オイルパン24の油中に設けられたコン
トロールバルブ装置25によつて行なわれ、作動
油圧はオイルポンプ13内に設けられた油路(第
2図にはリアクラツチ2への油路26だけを示
す)を介してコントロールバルブ装置25から各
クラツチに供給される。 運転者が中立位置を選択した場合には、コント
ロールバルブ装置25内の手動弁25は第3図に
示す位置とされ、オイルポンプ13によつて発生
した圧力を所定の圧力に調整した油圧(ライン
圧)が作用する油路27は手動弁26の隆起部2
8によつて閉鎖され、リアクラツチ2に連通する
油路26へ接続された油路29へは、ライン圧は
作用せず、油路29は油路30によつてオイルパ
ン24内に開放されている。したがつて、中立位
置においてはリアクラツチ2のピストン18に油
圧が作用することはないはずである。しかしなが
ら、前述のように中立位置においてもリアクラツ
チドラム10は入力軸8を介してエンジンの回転
力によつて回転されており、リアクラツチドラム
10とピストン18との間に残された油にはこの
回転によつて遠心力が作用し、これによつてピス
トン18に油圧が作用する。回転数が小さい間は
この油圧は小さいので、もどしばね17の力に抗
してピストン18を右に押すことはないが、例え
ばエンジンを空吹かしたような場合に回転がく
なると遠心力による油圧も大きくなり、もどしば
ね17の力に抗してピストン18を右側に押圧す
る。したがつて、ドライブプレート20とドリブ
ンプレート19とが締結を開始しようとするが、
十分に大きな油圧による力ではないので完全な締
結はできず、ドライブプレート20とドリブンプ
レート19とはゆるく接触したまま相対回転する
こととなり、両プレートが焼損するという不具合
を生じることとなる。これを防止するために、一
般にリアクラツチドラム10又はピストン18に
排圧装置を設ける。第2図の場合は、鋼球を用い
た排圧装置31がピストン18に設けてある。す
なわち、この装置31は、内側に円すい座面を有
するシリンダと、その中にしゆう動自在に配置さ
れた剛球とから成り立つており、クラツチ回路内
に作動油圧が加えられると、この油圧力により剛
球が円すい座面に押し付けられて閉じるが、油圧
力がある値以下となると、剛球は重力により円す
い座面から離れるので、円すい座面と剛球との間
にすきまを生じ、クラツチ内の油を排出すること
ができるようになつている。しかしながら、従来
のこのような排出装置によつては、次に述べるよ
うな理由によつて上記不具合を完全に解消するこ
とはできなかつた。すなわち、リアクラツチドラ
ム10への油路26の始点はオイルパン24内の
作動油中に浸されたコントロールバルブ装置25
内にあり、この始点からリアクラツチドラム10
まで油路26は油圧が漏れないように密封されて
いるので、リアクラツチドラム10とピストン1
8との間の油が排出装置31によつて排出される
と、油路26内は負圧になり、オイルパン24内
の油が油路26内に吸い上げられる。したがつ
て、リアクラツチドラム10内の油は完全に排出
されず、常に吸い上げられた油が存在することと
なり、前述のように遠心力による油圧を生じ、ド
ライブプレート20とドリブンプレート19との
摩擦面を焼損し、正常な機能を発揮することがで
きないことになる。 したがつて、本発明は、手動弁の中立位置にお
いてエンジンを高速回転した場合において多板ク
ラツチの摩擦面を焼損することのないようにドラ
ム内の油を排出することのできる油圧除去装置を
備えた自動変速機を得ることを、その目的とする
ものである。 以下、本発明をその実施例を示す添附図面の第
4−8図に基づいて説明する。 第4図は本発明による油圧除去装置を使用した
自動変速機の第2図と同様の部分断面図である
が、油路26の途中に一方向弁32を設けた部分
以外は、第2図に示すものと同様であるので構成
の詳細な説明は省略する。また、第2図に示す部
材と同一の部材には同一の参照符号を使用してあ
る。一方向弁32は、コントロールバルブ装置2
5からリアクラツチドラム10へ到る油路26の
中間であつて作動油に浸されていない部分に、油
路26が負圧になると油路26の外部の空気を吸
い込むように開き且つ油路26に作動油圧が作用
すると油圧が漏出しないように閉じるように配置
した一方向弁である。一方向弁32の構成を第5
図に示す。この一方向弁32は、オイルポンプカ
バー11に設けたボス部33に油路26側から段
付穴34を設け、小径穴を閉鎖するのに適切な直
径を有する鋼球35を大径穴に装入し、ブラグ3
6を打ち込むことによつて鋼球35が抜け出すこ
とを防止するようにしたものである。なお、一方
向弁32は上記の例に限定されるものではなく、
一方向機能を備えた弁であればどのような形式の
ものであつてもよい。例えば、第6図に示す例
は、第5図に示す一方向弁とほぼ同様であるが、
鋼球35の抜け出しを、オイルポンプカバー11
に対向するオイルポンプハウジング12に突起部
37を設けることによつて防止するようにしたも
のである。第7図に示す例は、空気の通る穴38
と鋼球の抜け出しを防ぐ爪部39とを有するシリ
ンダ40内に鋼球35を装入した一方向弁組立体
41をオイルポンプカバー11に圧入したもので
ある。第8図に示す例は、オイルポンプカバー1
1に設けた穴42と、これを閉鎖するようにリベ
ツト43によつて固着した板ばね44とから成る
一方向弁である。 以上説明したように、コントロール弁装置25
からリアクラツチドラム10に至る油路26の途
中に、一方向弁32を設けることによつて、油路
26に負圧を生じても一方向弁32を介して空気
が吸入されるだけであり、オイルパン24内の作
動油を吸い上げることはない。したがつて、リア
クラツチドラム10内の油は完全に排出される。
リアクラツチドラム10内に油が存在しないの
で、リアクラツチドラム10がどのような速度
において回転したとしても、遠心力による油圧を
発生することはない。したがつて、ピストン18
はもどしばね17の力によつて常に押し戻された
位置にあり、ドライブプレート20及びドリブン
プレート19を押圧することはない。 このようにして、従来の自動変速機における前
述のクラツチ摩擦面の焼損という不具合を、完全
に防止することができる。 なお、上記効果に加えて、本発明によると次の
ような効果も得られる。すなわち、リアクラツチ
ドラム10内の油が排出されて内部は空気によつ
て充満されているので、手動弁26を中立位置か
ら前進位置に切換えたときに、作動油は空気を排
除して進入しなければならず、このクツシヨン効
果によつて油圧の立上りはゆるやかになり、手動
弁26の切換えに伴うシヨツクが軽減されるとい
う効果がある。 上記例は、リアクラツチ2に至る油路に一方向
弁を設けた実施例について説明したが、フロント
クラツチ1についても、コントロール弁装置25
からフロントクラツチドラム22への径路の途中
の作動油に浸されていない部分に一方向弁を設け
ることによつて、リアクラツチの場合と同様の効
果が得られることは明らかである。フロントクラ
ツチ1及びリアクラツチ2への両油路に一方向弁
を設けることができることも明らかである。 以上の説明は、前進3速後進1速の自動変速機
について行なつたが、他のどのような形式の自動
変速機であつても、コントロールバルブ置から任
意のクラツチ、ブレーキ等の油路の、作動油に浸
されていない任意の部位に、一方向弁を設けるこ
とは、本発明の範囲から逸脱するものではない。
また、本発明を自動車用以外の変速機に適用する
ことができることも明らかである。
ように、中立位置においては、すべてのクラツ
チ、ブレーキ要素に油圧は作用せず解放状態とな
つて、入力軸8から出力軸9へ回転力は伝達され
ない。この場合に、エンジンからの回転力を受け
る入力軸8は常に回転しており、これに結合され
たリヤクラツチ2のドラム10も回転している。
この回転によつて後述のような不具合を生ずるの
であるが、これについては第2及び3図に基づい
て説明する。 第2図は、第1図に概略的に示す自動変速機の
主としてフロントクラツチ1及びリヤクラツチ2
の部分を示す断面図である。オイルポンプカバー
11及びオイルポンプハウジング12を有するオ
イルポンプ13がケース14にボルト15によつ
て固着されている。オイルポンプカバー11の内
径部において回転可能に支持された入力軸8は、
左端部において図示していないトルクコンバータ
に連結され、右端部においてリアクラツチ2のド
ラム10にスプラインによつて結合され、これと
一緒に回転できるようにしてある。リアクラツチ
ドラム10のシリンダ部にはもどしばね17によ
つて底部に押し付けられたピストン18が配置さ
れ、その右側にこのピストン18が油圧によつて
作動されたとき締結するように複数のドリブンプ
レート19及び複数のドライブプレート20が配
置されている。ドリブンプレート19はその外周
部においてリアクラツチドラム10の内径部にお
いて軸方向にしゆう動可能にスプライン結合され
ており、一方、ドライブプレート20はその内径
部に設けられたスプラインによつて部材21と軸
方向にしゆう動可能に係合している。オイルポン
プ13とリアクラツチ2との間には、ドラム2
2、ピストン18′、もどしばね17′、ドリブン
プレート19′及びドライブプレート20′を有す
る、リアクラツチ2とほぼ同様のフロントクラツ
チ1がオイルポンプカバー11上を回転可能に設
けられている。フロントクラツチ1のドライブプ
レート20′はその内径部のスプラインによつて
リアクラツチドラム10と軸方向にしゆう動可能
に係合し、また、フロントクラツチドラム22は
その先端部においてスプラインによつて部材23
と結合され、更に、フロントクラツチドラム22
の外周にわずかなすきまを与えてバンドブレーキ
5が設けられている。 上記のリアクラツチ2、フロントクラツチ1の
作動は、オイルパン24の油中に設けられたコン
トロールバルブ装置25によつて行なわれ、作動
油圧はオイルポンプ13内に設けられた油路(第
2図にはリアクラツチ2への油路26だけを示
す)を介してコントロールバルブ装置25から各
クラツチに供給される。 運転者が中立位置を選択した場合には、コント
ロールバルブ装置25内の手動弁25は第3図に
示す位置とされ、オイルポンプ13によつて発生
した圧力を所定の圧力に調整した油圧(ライン
圧)が作用する油路27は手動弁26の隆起部2
8によつて閉鎖され、リアクラツチ2に連通する
油路26へ接続された油路29へは、ライン圧は
作用せず、油路29は油路30によつてオイルパ
ン24内に開放されている。したがつて、中立位
置においてはリアクラツチ2のピストン18に油
圧が作用することはないはずである。しかしなが
ら、前述のように中立位置においてもリアクラツ
チドラム10は入力軸8を介してエンジンの回転
力によつて回転されており、リアクラツチドラム
10とピストン18との間に残された油にはこの
回転によつて遠心力が作用し、これによつてピス
トン18に油圧が作用する。回転数が小さい間は
この油圧は小さいので、もどしばね17の力に抗
してピストン18を右に押すことはないが、例え
ばエンジンを空吹かしたような場合に回転がく
なると遠心力による油圧も大きくなり、もどしば
ね17の力に抗してピストン18を右側に押圧す
る。したがつて、ドライブプレート20とドリブ
ンプレート19とが締結を開始しようとするが、
十分に大きな油圧による力ではないので完全な締
結はできず、ドライブプレート20とドリブンプ
レート19とはゆるく接触したまま相対回転する
こととなり、両プレートが焼損するという不具合
を生じることとなる。これを防止するために、一
般にリアクラツチドラム10又はピストン18に
排圧装置を設ける。第2図の場合は、鋼球を用い
た排圧装置31がピストン18に設けてある。す
なわち、この装置31は、内側に円すい座面を有
するシリンダと、その中にしゆう動自在に配置さ
れた剛球とから成り立つており、クラツチ回路内
に作動油圧が加えられると、この油圧力により剛
球が円すい座面に押し付けられて閉じるが、油圧
力がある値以下となると、剛球は重力により円す
い座面から離れるので、円すい座面と剛球との間
にすきまを生じ、クラツチ内の油を排出すること
ができるようになつている。しかしながら、従来
のこのような排出装置によつては、次に述べるよ
うな理由によつて上記不具合を完全に解消するこ
とはできなかつた。すなわち、リアクラツチドラ
ム10への油路26の始点はオイルパン24内の
作動油中に浸されたコントロールバルブ装置25
内にあり、この始点からリアクラツチドラム10
まで油路26は油圧が漏れないように密封されて
いるので、リアクラツチドラム10とピストン1
8との間の油が排出装置31によつて排出される
と、油路26内は負圧になり、オイルパン24内
の油が油路26内に吸い上げられる。したがつ
て、リアクラツチドラム10内の油は完全に排出
されず、常に吸い上げられた油が存在することと
なり、前述のように遠心力による油圧を生じ、ド
ライブプレート20とドリブンプレート19との
摩擦面を焼損し、正常な機能を発揮することがで
きないことになる。 したがつて、本発明は、手動弁の中立位置にお
いてエンジンを高速回転した場合において多板ク
ラツチの摩擦面を焼損することのないようにドラ
ム内の油を排出することのできる油圧除去装置を
備えた自動変速機を得ることを、その目的とする
ものである。 以下、本発明をその実施例を示す添附図面の第
4−8図に基づいて説明する。 第4図は本発明による油圧除去装置を使用した
自動変速機の第2図と同様の部分断面図である
が、油路26の途中に一方向弁32を設けた部分
以外は、第2図に示すものと同様であるので構成
の詳細な説明は省略する。また、第2図に示す部
材と同一の部材には同一の参照符号を使用してあ
る。一方向弁32は、コントロールバルブ装置2
5からリアクラツチドラム10へ到る油路26の
中間であつて作動油に浸されていない部分に、油
路26が負圧になると油路26の外部の空気を吸
い込むように開き且つ油路26に作動油圧が作用
すると油圧が漏出しないように閉じるように配置
した一方向弁である。一方向弁32の構成を第5
図に示す。この一方向弁32は、オイルポンプカ
バー11に設けたボス部33に油路26側から段
付穴34を設け、小径穴を閉鎖するのに適切な直
径を有する鋼球35を大径穴に装入し、ブラグ3
6を打ち込むことによつて鋼球35が抜け出すこ
とを防止するようにしたものである。なお、一方
向弁32は上記の例に限定されるものではなく、
一方向機能を備えた弁であればどのような形式の
ものであつてもよい。例えば、第6図に示す例
は、第5図に示す一方向弁とほぼ同様であるが、
鋼球35の抜け出しを、オイルポンプカバー11
に対向するオイルポンプハウジング12に突起部
37を設けることによつて防止するようにしたも
のである。第7図に示す例は、空気の通る穴38
と鋼球の抜け出しを防ぐ爪部39とを有するシリ
ンダ40内に鋼球35を装入した一方向弁組立体
41をオイルポンプカバー11に圧入したもので
ある。第8図に示す例は、オイルポンプカバー1
1に設けた穴42と、これを閉鎖するようにリベ
ツト43によつて固着した板ばね44とから成る
一方向弁である。 以上説明したように、コントロール弁装置25
からリアクラツチドラム10に至る油路26の途
中に、一方向弁32を設けることによつて、油路
26に負圧を生じても一方向弁32を介して空気
が吸入されるだけであり、オイルパン24内の作
動油を吸い上げることはない。したがつて、リア
クラツチドラム10内の油は完全に排出される。
リアクラツチドラム10内に油が存在しないの
で、リアクラツチドラム10がどのような速度
において回転したとしても、遠心力による油圧を
発生することはない。したがつて、ピストン18
はもどしばね17の力によつて常に押し戻された
位置にあり、ドライブプレート20及びドリブン
プレート19を押圧することはない。 このようにして、従来の自動変速機における前
述のクラツチ摩擦面の焼損という不具合を、完全
に防止することができる。 なお、上記効果に加えて、本発明によると次の
ような効果も得られる。すなわち、リアクラツチ
ドラム10内の油が排出されて内部は空気によつ
て充満されているので、手動弁26を中立位置か
ら前進位置に切換えたときに、作動油は空気を排
除して進入しなければならず、このクツシヨン効
果によつて油圧の立上りはゆるやかになり、手動
弁26の切換えに伴うシヨツクが軽減されるとい
う効果がある。 上記例は、リアクラツチ2に至る油路に一方向
弁を設けた実施例について説明したが、フロント
クラツチ1についても、コントロール弁装置25
からフロントクラツチドラム22への径路の途中
の作動油に浸されていない部分に一方向弁を設け
ることによつて、リアクラツチの場合と同様の効
果が得られることは明らかである。フロントクラ
ツチ1及びリアクラツチ2への両油路に一方向弁
を設けることができることも明らかである。 以上の説明は、前進3速後進1速の自動変速機
について行なつたが、他のどのような形式の自動
変速機であつても、コントロールバルブ置から任
意のクラツチ、ブレーキ等の油路の、作動油に浸
されていない任意の部位に、一方向弁を設けるこ
とは、本発明の範囲から逸脱するものではない。
また、本発明を自動車用以外の変速機に適用する
ことができることも明らかである。
第1図は本発明を適用する自動変速機の構造の
骨組図を示す概略図、第2図は従来の自動変速機
の部分断面正面図、第3図は手動弁を示す概略
図、第4図は本発明による自動変速機を示す部分
断面正面図、第5図は一方向弁を示す断面図、第
6,7及び8図はそれぞれ別の一方向弁を示す断
面図である。 1……フロントクラツチ、2……リアクラツ
チ、25……コントロールバルブ装置、26……
油路、32……一方向弁。
骨組図を示す概略図、第2図は従来の自動変速機
の部分断面正面図、第3図は手動弁を示す概略
図、第4図は本発明による自動変速機を示す部分
断面正面図、第5図は一方向弁を示す断面図、第
6,7及び8図はそれぞれ別の一方向弁を示す断
面図である。 1……フロントクラツチ、2……リアクラツ
チ、25……コントロールバルブ装置、26……
油路、32……一方向弁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 油圧によつて作動されるフロント及びリヤク
ラツチを備え、コントロールバルブ装置から各油
路を介して各クラツチへ作動油を供給するように
し、リヤクラツチへの油路内には排圧装置が設け
られている自動変速機において、作動油中のコン
トロールバルブ装置からクラツチへの油路の作動
油に浸されていない部分に、油路内から油路外へ
の流れは阻止するが、油路外から油路内への流れ
は許すように一方向弁を設けたことを特徴とする
クラツチ内油圧除去装置を備えた自動変速機。 2 フロントクラツチへの油路に一方向弁を設け
た特許請求の範囲第1項記載のクラツチ内油圧除
去装置を備えた自動変速機。 3 リヤクラツチへの油路に一方向弁を設けた特
許請求の範囲第2項記載のクラツチ内油圧除去装
置を備えた自動変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6885678A JPS54160946A (en) | 1978-06-09 | 1978-06-09 | Automatic transmission with removing device of oil pressure in clutch |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6885678A JPS54160946A (en) | 1978-06-09 | 1978-06-09 | Automatic transmission with removing device of oil pressure in clutch |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54160946A JPS54160946A (en) | 1979-12-20 |
| JPS6147329B2 true JPS6147329B2 (ja) | 1986-10-18 |
Family
ID=13385723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6885678A Granted JPS54160946A (en) | 1978-06-09 | 1978-06-09 | Automatic transmission with removing device of oil pressure in clutch |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54160946A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6019826U (ja) * | 1983-07-18 | 1985-02-12 | 日産自動車株式会社 | クラツチ装置 |
| JPS6141057A (ja) * | 1984-08-02 | 1986-02-27 | Aisin Warner Ltd | 動力伝達装置のクラツチ機構 |
| JPS63246557A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-13 | Nissan Motor Co Ltd | 自動変速機のオイルポンプ |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2670828A (en) * | 1950-08-11 | 1954-03-02 | Packard Motor Car Co | Fluid exhaust means for hydraulically operated clutches |
| US3164034A (en) * | 1954-05-24 | 1965-01-05 | Gen Motors Corp | Multiple stage torque converter drive |
| JPS4724430U (ja) * | 1971-04-12 | 1972-11-18 | ||
| FR2214353A5 (ja) * | 1973-01-11 | 1974-08-09 | Peugeot & Renault |
-
1978
- 1978-06-09 JP JP6885678A patent/JPS54160946A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54160946A (en) | 1979-12-20 |
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